JPH11334562A - 荷重応動型ブレーキ液圧制御弁 - Google Patents

荷重応動型ブレーキ液圧制御弁

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JPH11334562A
JPH11334562A JP13948598A JP13948598A JPH11334562A JP H11334562 A JPH11334562 A JP H11334562A JP 13948598 A JP13948598 A JP 13948598A JP 13948598 A JP13948598 A JP 13948598A JP H11334562 A JPH11334562 A JP H11334562A
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JP
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link arm
control valve
pressure control
load
hydraulic pressure
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Toshihiro Shimazawa
利宏 島沢
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 液圧制御弁の車両取付時の作業性を向上させ
る。 【解決手段】 液圧制御弁2の車両取付時の車両のバネ
上とバネ下の相対位置関係において、少なくともセンサ
ースプリング23を自由長の状態にするまでリンクアー
ム部材16が回動できるプランジャ6のバルブリフト量
を設定するとともに、センサースプリング23が自由長
の状態とする所定の位置にリンクアーム部材16を位置
決めできるリンクアーム係止部材28を着脱自在に設け
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液圧制御弁の車両
取付時の作業性を向上させることができる荷重応動型ブ
レーキ液圧制御弁に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の荷重応動型ブレーキ液圧制御弁と
しては、例えば図11に示すようなものが知られてい
る。図11において、101は車両のバネ上に取り付け
られるハウジングであり、ハウジング101内にはプラ
ンジャ102が摺動自在に収納される。ハウジング10
1内には支点Aを中心として回動するリンクアーム10
3が取り付けられ、リンクアーム103にはプッシュロ
ッド104が一体的に取り付けられている。
【0003】プッシュロッド104とハウジング101
の間にはリターンスプリング105が介装され、プッシ
ュロッド104とプランジャ102との間にはシート部
材106を介してプロポーショニングスプリング107
が介装される。車両のバネ下に取り付けられるブラケッ
ト108とリンクアーム103との間にはセンサースプ
リング109が介装され、車両のバネ上とバネ下の相対
的変位をセンサースプリング109により荷重に変換
し、リンクアーム103、プッシュロッド104および
シート部材106を介してプランジャ102を押圧す
る。制動時に入力ポート110Aから入力するマスタシ
リンダ液圧(PM )が所定値を超えると、プランジャ1
02がリフトして液流路111を開閉するように作動す
ることによって、出力ポート110Bへのリヤブレーキ
液圧(PR )を減圧制御する。
【0004】車両のバネ上〜バネ下の相対位置に関す
る、車両製造のバラツキの液圧制御特性への影響を排除
するために、液圧制御弁を車両に取り付ける際には、セ
ンサースプリング長が所定の長さになるように調整して
いる。センサースプリング109のスプリング長の調整
方法は、図12に示すような所定のスプリング長相当の
取付治具112を、車両バネ上側取付部材であるハウジ
ング101に対して位置決めしたリンクアーム103と
車両バネ下側取付部材のブラケット108に取り付ける
ことにより、センサースプリング109のスプリング長
を決めて、ブラケット108を固定する。この場合、車
両取付時の所定のセンサースプリング長は、センサース
プリング109の自由長より長いため、センサースプリ
ング109は、取付治具112で引っ張って(スプリン
グ荷重>0)取り付けている。
【0005】すなわち、まずハウジング101に対して
リンクアーム103とストッパ部材113が当接した状
態にリンクアーム103を位置決めする。図13に示す
ように、リンクアーム103の長孔114に対して、ス
トッパ部材113の頭部115が当接するように、リン
クアーム103を位置決めし、リンクアーム103がこ
れ以上右回り方向に回動しないようにストッパ部材11
3で規制する。
【0006】そして、リンクアーム103に形成した丸
孔116に取付治具112の突起部117を挿入し、図
14に示すブラケット108に挿入した軸118を取付
治具112の挿入孔119に挿入し、スプリング長を決
めて、ブラケット108を固定する。ブラケット108
にはセンサースプリング109のセンサースプリング長
を調整して取り付けられるように、取付け用の孔として
丸孔120と長孔121がそれぞれ形成され、長孔12
1の範囲で取付時にセンサースプリング長の増減調整が
可能となっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の荷重応動型ブレーキ液圧制御弁にあっては、
センサースプリングを引っ張って取付治具をブラケット
とリンクアームに取り付けるようになっているため、ス
プリング荷重に抗して取付作業を行うので、取付作業性
が悪化するという問題があった。また、取付治具も大型
化し、取り扱いも簡単でないという問題もあった。
【0008】本発明は、このような従来の問題点に鑑み
てなされたものであって、取付作業性を向上させること
ができ、取付治具も小型化することができ、取り扱いも
簡単な荷重応動型ブレーキ液圧制御弁を提供することを
目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明は、次のように構成する。請求項1の発明
は、回動可能なリンクアーム部材がセンサースプリング
で検知した車両のバネ上とバネ下の相対的変位に応じて
ハウジング内のプランジャを押圧し、制動時ブレーキ液
圧を減圧制御する荷重応動型ブレーキ液圧制御弁におい
て、前記液圧制御弁の車両取付時の車両のバネ上とバネ
下の相対位置関係において、少なくとも前記センサース
プリングを自由長の状態にするまで前記リンクアーム部
材が回動できる前記プランジャのバルブリフト量を設定
するとともに、前記センサースプリングが自由長の状態
で、車両取付時の車両のバネ上とバネ下の相対位置関係
になる所定の位置に前記リンクアーム部材を位置決めで
きるリンクアーム係止部材を着脱自在に設けた。
【0010】請求項2の発明は、請求項1記載の荷重応
動型ブレーキ液圧制御弁において、前記リンクアーム部
材の回動量を規制するストッパ部材と前記リンクアーム
部材の間に前記リンクアーム係止部材を設けた。請求項
3の発明は、請求項1,2記載の荷重応動型ブレーキ液
圧制御弁において、前記リンクアーム係止部材を弾性変
形可能な材料で形成し、該リンクアーム係止部材に弾性
変形範囲内の締め代を設けた。
【0011】請求項4の発明は、請求項1〜3記載の荷
重応動型ブレーキ液圧制御弁において、前記リンクアー
ム係止部材に、前記液圧制御弁の車両取付後に、取り外
しのための引き抜き部を設けた。請求項5の発明は、請
求項1記載の荷重応動型ブレーキ液圧制御弁において、
前記リンクアーム係止部材を、前記リンクアーム部材を
前記所定の位置に係止でき、その後係止を解除できるピ
ン部材で構成した。
【0012】このような構成を備えた本発明によれば、
液圧制御弁の車両取付時の車両のバネ上とバネ下の相対
位置関係において、少なくともセンサースプリングを自
由長の状態にするまでリンクアーム部材が回動できるプ
ランジャのバルブリフト量を設定するとともに、センサ
ースプリングを自由長の状態とする所定の位置にリンク
アーム部材を位置決めできるリンクアーム係止部材を着
脱自在に設けたので、センサースプリングを引っ張って
取付治具を取り付けなくても良くなり、取付作業性を向
上させることができる。
【0013】また、リンクアーム部材の回動量を規制す
るストッパ部材とリンクアーム部材の間にリンクアーム
係止部材を設けたので、取付治具の小型化を図ることが
でき、取り扱いも簡単になる。また、リンクアーム係止
部材を弾性変形可能な材料で形成し、リンクアーム係止
部材に弾性変形範囲内の締め代を設けたので、リンクア
ーム係止部材が抜けるのを防止することができる。
【0014】また、リンクアーム係止部材に、液圧制御
弁の車両取付後に、取り外しのための引き抜き部を設け
たので、リンクアーム係止部材の取り外しが簡単にな
る。さらに、リンクアーム係止部材を、リンクアーム部
材を所定の位置に係止でき、その後係止を解除できるピ
ン部材で構成したので、リンクアーム係止部材の形状に
限定されず、他の形態のものを用いることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】図1は本発明の第1の実施形態を
示す図である。図1において、1は荷重応動型ブレーキ
液圧制御弁2のハウジングであり、ハウジング1にはマ
スタシリンダからの液圧が入力する入力ポート3と、ブ
レーキユニットにブレーキ液圧を出力する出力ポート4
が形成されている。また、前輪に供給されるブレーキ液
圧が入力する入力ポート5も形成されている。
【0016】6は入力ポート3と出力ポート4間のシリ
ンダ孔7に摺動自在に収容され且つ、カップシール8お
よびバックアップリング9によってシールされたプラン
ジャであり、バックアップリング9の外への抜止めがス
ナップリング10により成され、シリンダ孔7の大径部
と小径部との間の段部およびプランジャ6との間にシー
ル11が介在している。
【0017】12はプランジャ7に相対向するように設
けられたシート部材であり、スナップリング10から所
定の距離に設けられた段部13とスナップリング14間
でのみ軸方向に移動可能となっている。15はプッシュ
ロッドであり、一端がリンクアーム部材としてのリンク
アーム16の穴に嵌合され、他端が内部に弾性部材17
を入れた金属製のカップ18を介してシート部材12に
対向するように配置されている。そして、プッシュロッ
ド15とスナップリング14との間にリターンスプリン
グ19、カップ18とシート部材12との間にプロポー
ショニングスプリング20がそれぞれ縮設されている。
21はハウジング1とプッシュロッド15間に介在する
防塵用のブーツである。
【0018】リンクアーム16は、一端が支点Aを中心
として回動するように支持されるとともに、他端に形成
されたスプリングガイド22にセンサースプリング23
が係着し、センサースプリング23の他端が車両のバネ
下に固定されるブラケット24の軸部25にスプリング
ガイド26を介して係着している。そして、車両荷重に
応じたバネ上とバネ下の相対的変位をセンサースプリン
グ23によって荷重に変換し、リンクアーム16、プッ
シュロッド15およびシート部材12を介して荷重に比
例してプランジャ6を押圧する。この状態で制動操作を
行い、入力ポート3から入力する液圧が車両バネ上とバ
ネ下の相対的変位に応じたプランジャ6への押圧力で設
定される圧力(スプリットポイント)を超えると、プラ
ンジャ6がシート部材12を移動させ、シール11によ
って液流路を閉鎖し、この閉鎖によって液圧のバランス
が変化すると液流路を再び開放にして、この開閉動作を
繰り返すことにより液圧は減圧制御されて出力ポート4
へ供給される。このようにして、車両荷重に応じたプラ
ンジャ6への押圧力に従ってスプリットポイントが変化
することにより、車両荷重の軽重に応じた制動力を設定
することができる。
【0019】なお、入力ポート5には前輪に供給される
フロントブレーキ液圧が入力し、このフロントブレーキ
液圧はプランジャ6の他端に作用する。前輪側ブレーキ
ユニットが失陥すると、フロントブレーキ液圧はプラン
ジャ6に作用しなくなり、プランジャ6は開弁状態とな
り、減圧制御は行われなくなる。26はエア抜き用のブ
リーダである。
【0020】ここで、センサースプリング13が自由長
に近づく方向、矢印で示すF方向のリンクアーム16の
回動量は、非作動状態(マスタシリンダからの入力液圧
が0の初期状態)のプランジャ6のプランジャ位置によ
り規制される。すなわち、図2(A)に示すように、シ
ール11とプランジャ6が離れている液流路27が開放
されている非作動状態のプランジャ6のプランジャ位置
によりリンクアーム16の回動量は規制される。
【0021】また、プランジャ6の作動状態におけるリ
ンクアーム16の位置で決まるセンサースプリング23
のセンサースプリング長で発生するセンサースプリング
荷重により所定の液圧特性を出力する。すなわち、図2
(B)に示す、シール11とプランジャ6が当接して液
流路27が閉じるプランジャ6の作動状態のリンクアー
ム16の位置によって決まるセンサースプリング長で所
定の液圧特性を出力する。
【0022】したがって、図2(A),(B)で示すよ
うな、プランジャ6の非作動(初期)位置から作動位置
までの距離(初期位置から弁を閉じるまでの距離で示さ
れるバルブリフト量B)を、大きくすれば、作動状態の
リンクアーム16の位置に対するF方向のリンクアーム
16の可動範囲を大きくすることができる。このよう
に、リンクアーム16の可動範囲を大きくするために、
図2(A),(B)に示すように、液圧制御弁の車両取
付時の車両のバネ上〜バネ下の相対位置関係において、
少なくともセンサースプリング23を自由長の状態にす
るまでリンクアーム16を回動できるようなバルブリフ
ト量Bを予め設定しておく。
【0023】次に、図1において、所定の位置、すなわ
ち、センサースプリング23が自由長の状態で、車両取
付時の車両のバネ上〜バネ下の相対位置関係になる位置
に、リンクアーム16を位置決めできるリンクアーム係
止部材28を着脱自在に設ける。リンクアーム16はハ
ウジング1の支点Aを中心に回動自在にハウジング1に
取り付けられており、リンクアーム16の右回り方向の
回動量を規制するストッパ部材29がハウジング1に取
り付けられている。ストッパ部材29の頭部30とリン
クアーム16との間には、前述した所定の位置にリンク
アーム16を位置決めできるリンクアーム係止部材28
を設ける。
【0024】リンクアーム係止部材28は、図3に示す
ように、ストッパ部材29の軸部31の外周の半分に当
接するように設けられ、開口部32の径は、軸部31の
直径と同じ寸法になるよう形成されている。こうして、
リンクアーム係止部材28はストッパ部材29とリンク
アーム16との間に着脱自在に設けられる。したがっ
て、液圧制御弁2の納入時にリンクアーム係止部材28
を取り付けておけば、車両組立時には各所取り付け後に
リンクアーム係止部材28を取り外すのみで良い。この
リンクアーム係止部材28を取り外すと、プロポーショ
ニングスプリング20及びリターンスプリング19がプ
ッシュロッド15を介してリンクアーム16に作用して
いるので、このプロポーショニングスプリング20及び
リターンスプリング19の弾発力とつり合うまでセンサ
ースプリング23は自由長の状態から伸長することにな
る。
【0025】このように、液圧制御弁2の車両取付時の
車両のバネ上〜バネ下の相対位置関係において、少なく
ともセンサースプリング23を自由長の状態にするまで
リンクアーム16が回動できるようなバルブリフト量B
を設定しておき、設定後、ハウジング1を車両バネ上に
取り付け、センサースプリング23が自由長の状態で車
両取付時の車両のバネ上〜バネ下の相対位置関係になる
所定の位置にリンクアーム16を位置決めできるリンク
アーム係止部材28をリンクアーム16とストッパ部材
29の間に着脱自在に取り付け、センサースプリング2
3が自由長の状態で車両のバネ下にブラケット24を固
定する。組立後に、リンクアーム係止部材28を取り外
す。
【0026】また、ハウジング1を車両バネ上に取り付
ける前に、リンクアーム係止部材28を着脱自在に取り
付けておいても良い。したがって、センサースプリング
23を引っ張って取付治具を取り付けなくても良いの
で、取付作業性を向上させることができる。また、従来
のような大型の取付治具が不要となり、小型のリンクア
ーム係止部材28を用いるので、取り扱いも簡単にな
る。
【0027】図4は本発明の第2の実施形態を示す要部
説明図である。図4において、所定の位置にリンクアー
ム16を位置決めできるリンクアーム係止部材として樹
脂などの弾性変形可能な材料で形成したリンクアーム係
止部材28Aを用いた。図5に示すように、ストッパ部
材29の軸部31に係着するリンクアーム係止部材28
Aには開口部32Aが形成され、開口部32Aを軸部3
1の直径よりも小さくすることで弾性変形範囲内の締め
代33を設けている。リンクアーム係止部材28Aは、
軸部31の外周の半分以上に係着することになるので、
軸部31からの不用意な抜けを防止することができる。
なお、本実施形態においても前記実施形態と同様な効果
が得られる。
【0028】図6は本発明の第3の実施形態を示す要部
説明図である。図6において、所定の位置にリンクアー
ム16を位置決めできるリンクアーム係止部材として図
4のリンクアーム係止部材28Aに取り外し用の引き抜
き部34を一体に形成したリンクアーム係止部材28B
を用いた。引き抜き部34は、本体部に一体に形成され
るとともにL字形状に形成される。この引き抜き部34
を引っ張ることにより、簡単にリンクアーム係止部材2
8Bをストッパ部材29の軸部31から取り外すことが
できる。
【0029】図7に示すように、引き抜き部34は、肉
薄部34Aと小円柱部34Bとにより構成され、手でつ
まんで簡単に引き抜きができるようになっている。ま
た、図4のものと同様に締め代33も形成され、抜けの
防止も図っている。なお、本実施形態においても前記実
施形態と同様な効果が得られる。図8は本発明の第4の
実施形態を示す要部説明図である。
【0030】図8において、所定の位置にリンクアーム
16を位置決めできるリンクアーム係止部材としてピン
状のリンクアーム係止部材28Cを用いた。図9に示す
ように、リンクアーム16に挿入孔35を形成し、ハウ
ジング1にも挿入孔36(図10、参照)を形成し、挿
入孔35,36にピン状のリンクアーム係止部材28C
を挿入して、ハウジング1に対して所定の位置にリンク
アーム16を位置決めして取り付ける。
【0031】すなわち、図10に示すように、リンクア
ーム16の一方の挿入孔35、ハウジング1の挿入孔3
6、およびリンクアーム16の他方の挿入孔37にピン
状のリンクアーム係止部材28Cを挿入して、リンクア
ーム16をハウジング1に対して所定の位置に位置決め
して取り付ける。液圧制御弁2の車両取付後にピン状の
リンクアーム部材28Cを取り外す。この場合には、ス
トッパ部材29がなくても所定の位置にリンクアーム1
6を位置決めすることができる。このように、リンクア
ーム係止部材28Cはピン状のものでも良く、形状は限
定されない。なお、本実施形態においても前記実施形態
と同様な効果が得られる。また、液圧制御弁は、図1に
示すようなものに限定されるものではなく、他の荷重応
動型のものでも良い。
【0032】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明によれ
ば、液圧制御弁の車両取付時の車両のバネ上とバネ下の
相対位置関係において、少なくともセンサースプリング
を自由長の状態にするまでリンクアーム部材が回動でき
るプランジャのバルブリフト量を設定するとともに、セ
ンサースプリングを自由長の状態とする所定の位置にリ
ンクアーム部材を位置決めできるリンクアーム係止部材
を着脱自在に設けたため、センサースプリングを引っ張
って取付治具を取り付けなくても良いので、取付作業性
を向上させることができる。
【0033】また、リンクアーム部材の回動量を規制す
るストッパ部材とリンクアーム部材の間にリンクアーム
係止部材を設けたため、取付治具の小型化を図ることが
でき、取り扱いも簡単になる。また、リンクアーム係止
部材を弾性変形可能な材料で形成し、リンクアーム係止
部材に弾性変形範囲内の締め代を設けたため、リンクア
ーム係止部材が抜けるのを防止することができる。
【0034】また、リンクアーム係止部材に、液圧制御
弁の車両取付後に、取り外しのための引き抜き部を設け
たため、リンクアーム係止部材の取り外しが簡単にな
る。さらに、リンクアーム係止部材を、リンクアーム部
材を、所定の位置に係止でき、その後係止を解除できる
ピン部材で構成したため、リンクアーム係止部材の形状
に限定されず、他の形態のものを用いることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態を示す全体図
【図2】バルブリフト量の説明図
【図3】図1のA−A断面図
【図4】本発明の第2の実施形態を示す要部説明図
【図5】図4のB−B断面図
【図6】本発明の第3の実施形態を示す要部説明図
【図7】図6のC−C断面図
【図8】本発明の第4の実施形態を示す要部説明図
【図9】図8の裏面図
【図10】図9のD−D断面図
【図11】従来例を示す図
【図12】従来の取付治具を示す図
【図13】図11のストッパ部材の取付けを示す図
【図14】図11のブラケットの軸を示す図
【符号の説明】
1:ハウジング 2:液圧制御弁 3,5:入力ポート 4:出力ポート 6:プランジャ 7:シリンダ孔 8:カップシール 9:バックアップリング 10,14:スナップリング 11:シール 12:シート部材 13:段部 15:プッシュロッド 16:リンクアーム(リンクアーム部材) 17:弾性部材 18:カップ 19:リターンスプリング 20:プロポーショニングスプリング 21:ブーツ 22,26:スプリングガイド 23:センサースプリング 24:ブラケット 25:軸部 26:ブリーダ 27:液流路 28,28A,28B:リンクアーム係止部材 29:ストッパ部材 30:頭部 31:軸部 32,32A:開口部 33:締め代 34:引き抜き部 34A:肉薄部 34B:小円柱部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】回動可能なリンクアーム部材がセンサース
    プリングで検知した車両のバネ上とバネ下の相対的変位
    に応じてハウジング内のプランジャを押圧し、制動時ブ
    レーキ液圧を減圧制御する荷重応動型ブレーキ液圧制御
    弁において、 前記液圧制御弁の車両取付時の車両のバネ上とバネ下の
    相対位置関係において、少なくとも前記センサースプリ
    ングを自由長の状態にするまで前記リンクアーム部材が
    回動できる前記プランジャのバルブリフト量を設定する
    とともに、 前記センサースプリングが自由長の状態で、車両取付時
    の車両のバネ上とバネ下の相対位置関係になる所定の位
    置に前記リンクアーム部材を位置決めできるリンクアー
    ム係止部材を着脱自在に設けたことを特徴とする荷重応
    動型ブレーキ液圧制御弁。
  2. 【請求項2】請求項1記載の荷重応動型ブレーキ液圧制
    御弁において、 前記リンクアーム部材の回動量を規制するストッパ部材
    と前記リンクアーム部材の間に前記リンクアーム係止部
    材を設けたことを特徴とする荷重応動型ブレーキ液圧制
    御弁。
  3. 【請求項3】請求項1,2記載の荷重応動型ブレーキ液
    圧制御弁において、 前記リンクアーム係止部材を弾性変形可能な材料で形成
    し、該リンクアーム係止部材に弾性変形範囲内の締め代
    を設けたことを特徴とする荷重応動型ブレーキ液圧制御
    弁。
  4. 【請求項4】請求項1〜3記載の荷重応動型ブレーキ液
    圧制御弁において、 前記リンクアーム係止部材に、前記液圧制御弁の車両取
    付後に、取り外しのための引き抜き部を設けたことを特
    徴とする荷重応動型ブレーキ液圧制御弁。
  5. 【請求項5】請求項1記載の荷重応動型ブレーキ液圧制
    御弁において、 前記リンクアーム係止部材を、前記リンクアーム部材を
    前記所定の位置に係止でき、その後係止を解除できるピ
    ン部材で構成したことを特徴とする荷重応動型ブレーキ
    液圧制御弁。
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