JPS6140578B2 - - Google Patents
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- JPS6140578B2 JPS6140578B2 JP52032491A JP3249177A JPS6140578B2 JP S6140578 B2 JPS6140578 B2 JP S6140578B2 JP 52032491 A JP52032491 A JP 52032491A JP 3249177 A JP3249177 A JP 3249177A JP S6140578 B2 JPS6140578 B2 JP S6140578B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hydraulic pressure
- piston
- valve
- rear wheel
- braking system
- Prior art date
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Links
- 230000007246 mechanism Effects 0.000 claims description 20
- 230000006835 compression Effects 0.000 claims description 9
- 238000007906 compression Methods 0.000 claims description 9
- 230000008901 benefit Effects 0.000 description 2
- 230000004044 response Effects 0.000 description 2
- 230000007613 environmental effect Effects 0.000 description 1
- 230000006872 improvement Effects 0.000 description 1
- 230000002452 interceptive effect Effects 0.000 description 1
- 230000001105 regulatory effect Effects 0.000 description 1
- 238000007789 sealing Methods 0.000 description 1
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60T—VEHICLE BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF; BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF, IN GENERAL; ARRANGEMENT OF BRAKING ELEMENTS ON VEHICLES IN GENERAL; PORTABLE DEVICES FOR PREVENTING UNWANTED MOVEMENT OF VEHICLES; VEHICLE MODIFICATIONS TO FACILITATE COOLING OF BRAKES
- B60T8/00—Arrangements for adjusting wheel-braking force to meet varying vehicular or ground-surface conditions, e.g. limiting or varying distribution of braking force
- B60T8/18—Arrangements for adjusting wheel-braking force to meet varying vehicular or ground-surface conditions, e.g. limiting or varying distribution of braking force responsive to vehicle weight or load, e.g. load distribution
- B60T8/1837—Arrangements for adjusting wheel-braking force to meet varying vehicular or ground-surface conditions, e.g. limiting or varying distribution of braking force responsive to vehicle weight or load, e.g. load distribution characterised by the load-detecting arrangements
- B60T8/185—Arrangements for detecting vehicle level
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60T—VEHICLE BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF; BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF, IN GENERAL; ARRANGEMENT OF BRAKING ELEMENTS ON VEHICLES IN GENERAL; PORTABLE DEVICES FOR PREVENTING UNWANTED MOVEMENT OF VEHICLES; VEHICLE MODIFICATIONS TO FACILITATE COOLING OF BRAKES
- B60T8/00—Arrangements for adjusting wheel-braking force to meet varying vehicular or ground-surface conditions, e.g. limiting or varying distribution of braking force
- B60T8/18—Arrangements for adjusting wheel-braking force to meet varying vehicular or ground-surface conditions, e.g. limiting or varying distribution of braking force responsive to vehicle weight or load, e.g. load distribution
- B60T8/1812—Arrangements for adjusting wheel-braking force to meet varying vehicular or ground-surface conditions, e.g. limiting or varying distribution of braking force responsive to vehicle weight or load, e.g. load distribution characterised by the means for pressure reduction
- B60T8/1831—Arrangements for adjusting wheel-braking force to meet varying vehicular or ground-surface conditions, e.g. limiting or varying distribution of braking force responsive to vehicle weight or load, e.g. load distribution characterised by the means for pressure reduction pressure reducing or limiting valves
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Transportation (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Hydraulic Control Valves For Brake Systems (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は自動車等に使用される液圧制動装置に
おいて、積載荷重に応じて前後輪への液圧配分を
制動する手段の改良に関するものであつて、更に
詳しくは、前後輪への液圧供給が互いに独立して
なされる２系統制動装置において、正常時は積載
荷重に応じて前述の液圧分配を制御して理想的な
制動作業を行わしめると共に、前車輪系への液圧
供給が遮断されても後車輪系への液圧供給により
前記遮断による制動力の不足を補填するような荷
重応答液圧制御弁に関する。
おいて、積載荷重に応じて前後輪への液圧配分を
制動する手段の改良に関するものであつて、更に
詳しくは、前後輪への液圧供給が互いに独立して
なされる２系統制動装置において、正常時は積載
荷重に応じて前述の液圧分配を制御して理想的な
制動作業を行わしめると共に、前車輪系への液圧
供給が遮断されても後車輪系への液圧供給により
前記遮断による制動力の不足を補填するような荷
重応答液圧制御弁に関する。
従来のこの種の荷重応答液圧制御弁として、特
公昭52−5672号公報に記載されたものがある。こ
の荷重応答液圧制御弁は、２系統制動系統の一方
系統、例えば後輪制動系統のマスタシリンダと後
輪ホイルシリンダとの間に配置される弁ハウジン
グと、この弁ハウジング内に設けられてマスタシ
リンダから後輪ホイルシリンダへの液圧供給を断
続する弁機構と、弁ハウジング内で弁機構と作動
的に連結し且つ弁ハウジングとの間に前輪制動系
統液圧（他方系統のマスタシリンダ液圧）が供給
される環状の液圧室を形成する大径部及び中径部
と弁ハウジング外へ突出する小径部とを有してい
て両系統正常時には後輪制動系統の液圧により弁
機構の閉鎖方向に付勢されるピストンと、積載荷
重を検知して積載荷重に応答した力でピストンを
弁機構の開放方向に付勢する付勢装置とを備えて
いる。このものにおいては、前輪制動系統が破損
して前輪ホイルシリンダへの液圧供給が遮断する
と、後輪制動系統の液圧がピストンに対しこれを
弁機構の閉鎖方向へ付勢するように働く面積が両
系統正常時に比べて環状液圧室の断面積分だけ減
少する結果、後輪ホイルシリンダの液圧は両系統
正常時に比べて高いものとなり、これなよつて前
輪制動系統の破損による制動力不足が補填され
る。
公昭52−5672号公報に記載されたものがある。こ
の荷重応答液圧制御弁は、２系統制動系統の一方
系統、例えば後輪制動系統のマスタシリンダと後
輪ホイルシリンダとの間に配置される弁ハウジン
グと、この弁ハウジング内に設けられてマスタシ
リンダから後輪ホイルシリンダへの液圧供給を断
続する弁機構と、弁ハウジング内で弁機構と作動
的に連結し且つ弁ハウジングとの間に前輪制動系
統液圧（他方系統のマスタシリンダ液圧）が供給
される環状の液圧室を形成する大径部及び中径部
と弁ハウジング外へ突出する小径部とを有してい
て両系統正常時には後輪制動系統の液圧により弁
機構の閉鎖方向に付勢されるピストンと、積載荷
重を検知して積載荷重に応答した力でピストンを
弁機構の開放方向に付勢する付勢装置とを備えて
いる。このものにおいては、前輪制動系統が破損
して前輪ホイルシリンダへの液圧供給が遮断する
と、後輪制動系統の液圧がピストンに対しこれを
弁機構の閉鎖方向へ付勢するように働く面積が両
系統正常時に比べて環状液圧室の断面積分だけ減
少する結果、後輪ホイルシリンダの液圧は両系統
正常時に比べて高いものとなり、これなよつて前
輪制動系統の破損による制動力不足が補填され
る。
しかしながら、上述の如き従来の荷重応答液圧
制御弁においては、ピストンの大径部、中径部及
び小径部の各々と弁ハウジングとの摺動部位３箇
所にシール部材を設置する必要がある。このシー
ル部材は両系統正常時においてピストンに摺動抵
抗を与えるものであるから、３箇所のシール部材
はピストンの摺動抵抗を大なるものとする。その
上、シール部材がピストンに与える摺動抵抗は、
各シール部材間でばらつくものであるとともに、
温度等環境変化によつて変動するものである。従
つて、従来の荷重応答液圧制御弁では、ピストン
の摺動抵抗が大きいとともにそのばらつきが大き
いことにより、両系統正常時の液圧制御性能のば
らつきが大きいことになる。
制御弁においては、ピストンの大径部、中径部及
び小径部の各々と弁ハウジングとの摺動部位３箇
所にシール部材を設置する必要がある。このシー
ル部材は両系統正常時においてピストンに摺動抵
抗を与えるものであるから、３箇所のシール部材
はピストンの摺動抵抗を大なるものとする。その
上、シール部材がピストンに与える摺動抵抗は、
各シール部材間でばらつくものであるとともに、
温度等環境変化によつて変動するものである。従
つて、従来の荷重応答液圧制御弁では、ピストン
の摺動抵抗が大きいとともにそのばらつきが大き
いことにより、両系統正常時の液圧制御性能のば
らつきが大きいことになる。
本発明の目的は、両系統正常時においてピスト
ンに摺動抵抗を与えるシール部材の数を従来のも
のよりも減少させて両系統正常時の液圧制御性能
のばらつきを従来のものよりも少なくすることに
ある。
ンに摺動抵抗を与えるシール部材の数を従来のも
のよりも減少させて両系統正常時の液圧制御性能
のばらつきを従来のものよりも少なくすることに
ある。
上記の目的を達成するため、本発明においては
前輪制動系統のマスタシリンダ液圧を供給する環
状の液圧室を、弁ハウジング内でピストンの一部
をピストンから離れて取り巻いて位置するように
設け且つ外径の異なる両端に後輪制動系統マスタ
シリンダ液圧を受けさせて環状の液圧室の液圧が
後輪制動系統のマスタシリンダ液圧よりも低い時
には弁機構の側へ摺動するスリーブにより形成さ
せる。そして、ピストンにはスリーブの上記摺動
によつてスリーブが当接係合するストツパー肩部
を形成し、スリーブとピストン間には両系統の液
圧が共に正常時にスリーブをピストンが後輪ホイ
ルシリンダの液圧とバネ手段の力との対抗関係に
応じて摺動し弁機構を開閉させることを妨げるこ
とのない通常位置に保持する圧縮スプリングを張
設し、後輪制動系統の液圧が正常で且つ前輪制動
系統が破損しその液圧が異常低下した時にはスリ
ーブがスプリングに抗して摺動してピストンのス
トツパー肩部に当接係合し、ピストンの摺動を規
制するとともに弁機構を開放状態に保持するよう
にし、スリーブの小径部外周及び大径部外周に
は、弁ハウジングとの間をシールする２つのシー
ル部材を備えさせる。
前輪制動系統のマスタシリンダ液圧を供給する環
状の液圧室を、弁ハウジング内でピストンの一部
をピストンから離れて取り巻いて位置するように
設け且つ外径の異なる両端に後輪制動系統マスタ
シリンダ液圧を受けさせて環状の液圧室の液圧が
後輪制動系統のマスタシリンダ液圧よりも低い時
には弁機構の側へ摺動するスリーブにより形成さ
せる。そして、ピストンにはスリーブの上記摺動
によつてスリーブが当接係合するストツパー肩部
を形成し、スリーブとピストン間には両系統の液
圧が共に正常時にスリーブをピストンが後輪ホイ
ルシリンダの液圧とバネ手段の力との対抗関係に
応じて摺動し弁機構を開閉させることを妨げるこ
とのない通常位置に保持する圧縮スプリングを張
設し、後輪制動系統の液圧が正常で且つ前輪制動
系統が破損しその液圧が異常低下した時にはスリ
ーブがスプリングに抗して摺動してピストンのス
トツパー肩部に当接係合し、ピストンの摺動を規
制するとともに弁機構を開放状態に保持するよう
にし、スリーブの小径部外周及び大径部外周に
は、弁ハウジングとの間をシールする２つのシー
ル部材を備えさせる。
このような構成においては、両系統の液圧が共
に正常時には、従来のもののピストン大径部に相
当するスリーブがピストンと一緒に摺動しないの
で、ピストンに摺動抵抗を与えるシール部材の数
が従来のものよりも減少し、従つて液圧制御性能
のばらつきが従来のものよりも少なくなる。
に正常時には、従来のもののピストン大径部に相
当するスリーブがピストンと一緒に摺動しないの
で、ピストンに摺動抵抗を与えるシール部材の数
が従来のものよりも減少し、従つて液圧制御性能
のばらつきが従来のものよりも少なくなる。
その上、スリーブとピストン間に張設された圧
縮スプリングによつてピストンが弁機構の開放方
向に付勢されることになるので、荷重応答付勢手
段としてのバネ手段が折損しても後輪制動系統の
後輪ホイルシリンダには従来のものよりも高い液
圧が供給され、制動力不足の程度が従来のものよ
りも軽い利点があるとともに、ピストンを弁機構
の開放方向に付勢する力が圧縮スプリングとバネ
手段の各々の設計によつて調整できるので、要求
される様々な液圧制御性能に対応する上でバネ手
段に無理が生じない利点がある。
縮スプリングによつてピストンが弁機構の開放方
向に付勢されることになるので、荷重応答付勢手
段としてのバネ手段が折損しても後輪制動系統の
後輪ホイルシリンダには従来のものよりも高い液
圧が供給され、制動力不足の程度が従来のものよ
りも軽い利点があるとともに、ピストンを弁機構
の開放方向に付勢する力が圧縮スプリングとバネ
手段の各々の設計によつて調整できるので、要求
される様々な液圧制御性能に対応する上でバネ手
段に無理が生じない利点がある。
以下、添付図面に基づき本発明の好ましい実施
例を説明する。図面において、１１０は荷重応答
液圧制御弁で、弁ハウジング１１１を有する。こ
の弁ハウジング１１１は、前輪制動系統のマスタ
シリンダから液圧供給をうけるポート１１２、後
輪制動系統のマスタシリンダから液圧供給を受け
るポート１１３及び後輪ホイルシリンダへ液圧供
給をなすポート１１４を有すると共に、中央孔１
１５を有する。該中央孔１１５内にはピストン１
１６が図において上下方向へ摺動可能に嵌入され
ており、このピストン１１６の下端１１７は弁ハ
ウジング１１１外へ突出している。弁ハウジング
１１１内において、ピストン１１６の上端部には
弁体１２０が一体形成され、この弁体１２０に対
応する環状の弁座１２１が弁体１２０の下側に設
置されている。この弁体１２０と弁座１２１はポ
ート１１３からポート１１４への液圧供給を断続
する弁機構を構成し、ピストン１１６はポート１
１３，１１４の液圧により弁体１２０が弁座１２
１に着座する方向、すなわち下方へ付勢される。
ピストン１１６の下端１１７は、自動車のバネ上
部分、バネ下部分に夫々両端を枢支されたバネ１
１８に当接可能である。このバネ１１８は積載荷
重に応答した力をピストン１１６に対して上向き
に加える。
例を説明する。図面において、１１０は荷重応答
液圧制御弁で、弁ハウジング１１１を有する。こ
の弁ハウジング１１１は、前輪制動系統のマスタ
シリンダから液圧供給をうけるポート１１２、後
輪制動系統のマスタシリンダから液圧供給を受け
るポート１１３及び後輪ホイルシリンダへ液圧供
給をなすポート１１４を有すると共に、中央孔１
１５を有する。該中央孔１１５内にはピストン１
１６が図において上下方向へ摺動可能に嵌入され
ており、このピストン１１６の下端１１７は弁ハ
ウジング１１１外へ突出している。弁ハウジング
１１１内において、ピストン１１６の上端部には
弁体１２０が一体形成され、この弁体１２０に対
応する環状の弁座１２１が弁体１２０の下側に設
置されている。この弁体１２０と弁座１２１はポ
ート１１３からポート１１４への液圧供給を断続
する弁機構を構成し、ピストン１１６はポート１
１３，１１４の液圧により弁体１２０が弁座１２
１に着座する方向、すなわち下方へ付勢される。
ピストン１１６の下端１１７は、自動車のバネ上
部分、バネ下部分に夫々両端を枢支されたバネ１
１８に当接可能である。このバネ１１８は積載荷
重に応答した力をピストン１１６に対して上向き
に加える。
ピストン１１６の中央部をピストン１１６から
離れて取り巻くスリーブ１２２が弁ハウジング１
１１の中央孔１１５に摺動可能に嵌合されてい
る。このスリーブ１２２は上方の小径部と下方の
大径とを有し、ポート１１２と連通する環状の液
圧室１２６を弁ハウジング１１１との間に形成
し、またポート１１３と連通する液圧室１２４を
中央孔１１５内に弁座１２１との間に形成し、液
圧室１２４は下方の大径部に連通しそれによりそ
の上下両端面にはポート１１３の液圧を受ける。
他方、ピストン１１６にはスリーブ１２２が上方
へ摺動することによりスリーブ１２２が当接係合
するストツパー肩部１３６が形成されている。ス
リーブ１２２とピストン１１６のフランジ１１９
との間に張設された圧縮スプリング１２８は両系
統正常時においてスリーブ１２２をプラグ１２３
に当接した通常位置に保持するとともにピストン
１１６を上方へ付勢する。スリーブ１２２が通常
位置を占める場合、スリーブ１２２とピストン１
１６のストツパー肩部１３６とは当接しない。
離れて取り巻くスリーブ１２２が弁ハウジング１
１１の中央孔１１５に摺動可能に嵌合されてい
る。このスリーブ１２２は上方の小径部と下方の
大径とを有し、ポート１１２と連通する環状の液
圧室１２６を弁ハウジング１１１との間に形成
し、またポート１１３と連通する液圧室１２４を
中央孔１１５内に弁座１２１との間に形成し、液
圧室１２４は下方の大径部に連通しそれによりそ
の上下両端面にはポート１１３の液圧を受ける。
他方、ピストン１１６にはスリーブ１２２が上方
へ摺動することによりスリーブ１２２が当接係合
するストツパー肩部１３６が形成されている。ス
リーブ１２２とピストン１１６のフランジ１１９
との間に張設された圧縮スプリング１２８は両系
統正常時においてスリーブ１２２をプラグ１２３
に当接した通常位置に保持するとともにピストン
１１６を上方へ付勢する。スリーブ１２２が通常
位置を占める場合、スリーブ１２２とピストン１
１６のストツパー肩部１３６とは当接しない。
図中、１３０，１３１，１３２はシール部材で
ある。
ある。
以上の如き構成で、前輪制動系統及び後輪制動
系統の液圧が共に正常な場合の作用を説明する。
非制動時にはポート１１２，１１３に液圧が供給
されないので、ピストン１１６はバネ１１８、圧
縮スプリング１２８の力により図の最上位置に保
持され、弁体１２０が弁座１２１から離脱し、ポ
ート１１３と１１４は連通している。プレーキペ
ダルが踏まれた制動時、両系統のマスタシリンダ
液圧がポート１１２，１１３に供給される。ポー
ト１１３に供給された液圧はポート１１４から後
輪ホイルシリンダに供給され、ピストン１１６は
ポート１１３，１１４の液圧によつて下方向へ付
勢される。また、ポート１１３の供給された液圧
はスリーブ１２２を上方へ付勢するが、ポート１
１２に供給された液圧（ポート１１３の液圧とほ
ぼ等しい）がスリーブ１２２を下方向へ付勢する
ため摺動しない。而して、ポート１１３，１１４
の液圧によりピストン１１６に働く付勢力がバネ
１１８、圧縮スプリング１２８の力に打ち勝つた
時、ピストン１１６が下方向へ摺動して弁体１２
０が弁座１２１に着座し後輪ホイルシリンダへの
液圧供給を一時遮断するが、この後ポート１１３
の液圧が更に上昇されることによつてピストン１
１６が上方へ摺動し、弁体１２０が弁座１２１か
ら離脱する。このような作用の繰返しによつて後
輪ホイルシリンダはマスタシリンダの液圧上昇割
合に比べて減少した割合で液圧上昇される。
系統の液圧が共に正常な場合の作用を説明する。
非制動時にはポート１１２，１１３に液圧が供給
されないので、ピストン１１６はバネ１１８、圧
縮スプリング１２８の力により図の最上位置に保
持され、弁体１２０が弁座１２１から離脱し、ポ
ート１１３と１１４は連通している。プレーキペ
ダルが踏まれた制動時、両系統のマスタシリンダ
液圧がポート１１２，１１３に供給される。ポー
ト１１３に供給された液圧はポート１１４から後
輪ホイルシリンダに供給され、ピストン１１６は
ポート１１３，１１４の液圧によつて下方向へ付
勢される。また、ポート１１３の供給された液圧
はスリーブ１２２を上方へ付勢するが、ポート１
１２に供給された液圧（ポート１１３の液圧とほ
ぼ等しい）がスリーブ１２２を下方向へ付勢する
ため摺動しない。而して、ポート１１３，１１４
の液圧によりピストン１１６に働く付勢力がバネ
１１８、圧縮スプリング１２８の力に打ち勝つた
時、ピストン１１６が下方向へ摺動して弁体１２
０が弁座１２１に着座し後輪ホイルシリンダへの
液圧供給を一時遮断するが、この後ポート１１３
の液圧が更に上昇されることによつてピストン１
１６が上方へ摺動し、弁体１２０が弁座１２１か
ら離脱する。このような作用の繰返しによつて後
輪ホイルシリンダはマスタシリンダの液圧上昇割
合に比べて減少した割合で液圧上昇される。
次に、前輪制動系統破損した場合にはポート１
１２には正常な液圧が供給されず、従つてスリー
ブ１２２はポート１１３に供給される液圧で圧縮
スプリングの力に抗して上方へ摺動してピストン
１１６のストツパー肩部１３６に当接し、ピスト
ン１１６の下方向摺動を規制し、ピストン１１６
を介して弁体１２０を弁体１２１から離脱した位
置に保持する。従つて、後輪制動系統のマスタシ
リンダ液圧は常にそのまま後輪ホイルシリンダに
供給され、前輪制動系統の破損による制動力不足
を補填する。
１２には正常な液圧が供給されず、従つてスリー
ブ１２２はポート１１３に供給される液圧で圧縮
スプリングの力に抗して上方へ摺動してピストン
１１６のストツパー肩部１３６に当接し、ピスト
ン１１６の下方向摺動を規制し、ピストン１１６
を介して弁体１２０を弁体１２１から離脱した位
置に保持する。従つて、後輪制動系統のマスタシ
リンダ液圧は常にそのまま後輪ホイルシリンダに
供給され、前輪制動系統の破損による制動力不足
を補填する。
図面は本発明の一実施例の中央縦断面図であ
る。 １１０……荷重応答液圧制御弁、１１１……弁
ハウジング、１１６……ピストン、１１８……バ
ネ、１２０……弁体、１２１……弁座、１２２…
…スリーブ、１２６……環状液圧室、１２８……
圧縮スプリング、１３１，１３２……シール部
材。
る。 １１０……荷重応答液圧制御弁、１１１……弁
ハウジング、１１６……ピストン、１１８……バ
ネ、１２０……弁体、１２１……弁座、１２２…
…スリーブ、１２６……環状液圧室、１２８……
圧縮スプリング、１３１，１３２……シール部
材。
Claims (1)
- １ ２系統制動装置の後輪制動系統のマスタシリ
ンダと後輪ホイルシリンダとの間に配設される荷
重応答液圧制御弁において、弁ハウジングと、こ
の弁ハウジング内に設けられて前記マスタシリン
ダから前記後輪ホイルシリンダへの液圧供給を断
続する弁機構と、前記弁ハウジング内で前記弁機
構と作動的に連結し且つ前記後輪ホイルシリンダ
の液圧により前記弁機構の閉鎖方向へ付勢される
ピストンと、積載荷重を検知して積載荷重に応答
した力で前記ピストンを前記弁機構の開放方向へ
付勢するバネ手段と、前記弁ハウジング内で前記
ピストンの一部をピストンから離れて取り巻いて
位置するように設けられていて小径部の端面及び
大径部の端面に前記マスタシリンダの液圧を受け
るとともに前記２系統制動装置の前輪制動系統の
マスタシリンダ液圧が供給される環状の液圧室を
前記弁ハウジングとの間に形成し、前記後輪制動
系統の液圧と前記前輪制動系統の液圧が共に正常
である時には前記ピストンとの間に張設された圧
縮スプリングによつて、前記ピストンが前記後輪
ホイルシリンダの液圧と前記バネ手段の力との対
抗関係に応じて摺動し前記弁機構を開閉させるこ
とを妨げない通常位置に保持されているが、前記
後輪制動系統の液圧が正常で且つ前記前輪制動系
統の液圧が異常低下した時には前記スプリングに
抗して摺動し前記ピストンのストツパー肩部に当
接係合なして前記ピストンの摺動を規制し前記弁
機構を開放状態に保持するスリーブと、前記スリ
ーブの小径部外周及び大径部外周と前記弁ハウジ
ングとの間をシールする２つのシール部材を備え
て成る車両用２系統制動装置における荷重応答液
圧制御弁。
Priority Applications (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3249177A JPS53118673A (en) | 1977-03-24 | 1977-03-24 | Load-responsive hydraulic control valve in dual-circuitry brake system for vehicle |
| GB11090/78A GB1598582A (en) | 1977-03-24 | 1978-03-21 | Vehicle braking |
| US05/889,214 US4180295A (en) | 1977-03-24 | 1978-03-23 | Brake proportioning means |
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| JP3249177A JPS53118673A (en) | 1977-03-24 | 1977-03-24 | Load-responsive hydraulic control valve in dual-circuitry brake system for vehicle |
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Family
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Family Applications (1)
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Citations (1)
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| DE2261341C3 (de) * | 1972-12-15 | 1980-01-03 | Alfred Teves Gmbh, 6000 Frankfurt | Bremsdrucksteuerventil für eine Kraftfahrzeug-Zweikreisbremsanlage |
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- 1978-03-23 US US05/889,214 patent/US4180295A/en not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
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