JPS6039316Y2 - ブレ−キ液圧制御装置 - Google Patents

ブレ−キ液圧制御装置

Info

Publication number
JPS6039316Y2
JPS6039316Y2 JP14361280U JP14361280U JPS6039316Y2 JP S6039316 Y2 JPS6039316 Y2 JP S6039316Y2 JP 14361280 U JP14361280 U JP 14361280U JP 14361280 U JP14361280 U JP 14361280U JP S6039316 Y2 JPS6039316 Y2 JP S6039316Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hydraulic pressure
wheel cylinder
rear wheel
master cylinder
valve
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP14361280U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5765158U (ja
Inventor
英敏 志水
誠 浅原
Original Assignee
トヨタ自動車株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by トヨタ自動車株式会社 filed Critical トヨタ自動車株式会社
Priority to JP14361280U priority Critical patent/JPS6039316Y2/ja
Publication of JPS5765158U publication Critical patent/JPS5765158U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS6039316Y2 publication Critical patent/JPS6039316Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Hydraulic Control Valves For Brake Systems (AREA)
  • Transmission Of Braking Force In Braking Systems (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、ブレーキ液圧制御装置に関するもので、そ
の目的とするところは、当該車両の重量積載時のみなら
す空車時においても、マスターシリンダ液圧及びリヤホ
イールシリンダ液圧の比を理想液圧配分比に出来るだけ
近づけ得て、これによってリアロックを防止し得るブレ
ーキ液圧制御装置を提供しようとするものである。
以下に、その一実施例を図面に基づいて説明すると、符
号10はブレーキペダル13の踏み込み作用により作動
する公知のタンデム式マスターシリンダを示し、付号1
4はリヤホイールシリンダを示す。
また符号15はマスターシリンダ10のフロント系油室
11に導管16により直接連結したフロントホイールシ
リンダを示しており、マスターシリンダ10のリヤ系油
室12とリヤホイールシリンダ14を連結するリヤ系管
路中には本考案によるブレーキ液圧制御装置が介装され
ている。
ブレーキ液圧制御装置は荷重応答型制動液圧制御バルブ
(以下制御バルブという)20と、カットバルブ30か
らなり、制御バルブ20はハウジング21と、このハウ
ジング21内に組み込んだ差動ピストン22と、この差
動ピストン22と一体的に形成した弁部22a及びコイ
ルスプリング23を具備している。
ハウジング21は、当該車両の後方に位置するバネ上部
材24に固着されており、流入口21a及び流出口21
bを有している。
また、このハウジング21の内部には、流入口21aが
開口する大径内孔21cと、流出口21bが開口する小
径内孔21dからなる段付内孔が設けられており、その
段部21eには環状の弁座25が固着され、大径内孔2
1cの下端には差動ピストン22を液密的、かつ軸方向
へ摺動可能に支承するプラグ26が螺着されている。
差動ピストン22は脚部22cがプラグ26に設けた貫
通孔26a内を貫通し、下端にて一端をバネ上部材24
に枢着し他端をバネ下部材(図示しない)に枢着した棒
状バネ部材27に係合していて、棒状バネ部材27によ
り上方へ付勢されると共にコイルスプリング23によっ
ても上方へ付勢されている。
この差動ピストン22においては、通常時その弁部22
aが弁座25から離れていて流入口21a及び流出口2
1bが連通しており、作動時(下方移動時)は弁部22
aが弁座25に着座して段付内孔内に第1油室R1と第
2油室R2を形威する。
カットバルブ30は、ハウジング31と、このハウジン
グ31内に組み込んだ弁体32及びコイルスプリング3
3を具備している。
ハウジング31は制御バルブ20と同じく車両の後方に
位置するバネ上部材24に固着されており、制御バルブ
20の流入口21aに連通ずる流出口31aと、同じく
制御バルブ20の流出口21bに連通ずる流入口31b
及びリヤホイールシリンダに連通ずる流出孔31cを有
している。
また、このハウジング31の内部には流出口31a及び
流入口31bが開口する大径内孔31dと、流出口31
cが開口する小径内孔31eからなる段付内孔が設けら
れており、大径内孔31dの下端にはプラグ35が液密
的に螺着されている。
弁体32は、その大径部32bにてハウジング31の大
径内孔31dにシール部材S1を介して摺動可能に嵌挿
され、流出口31aと連通ずる第3油室R3及び流入口
31bと連通ずる第4油室R1を形威し、一端が段付内
孔の段部31fに、他端が弁体32の大径部32bに係
止されたコイルスプリング33により常に図示下方に付
勢されている。
また弁体32の小径部32cはハウジング31の小径内
孔31eに所定の間隙をもって嵌挿され、その先端部に
設けた凹所32dには弁座31gとにより遮断弁を構成
するカップ状のシール部材34が嵌着されていてハウジ
ング31の流入口31bと流出口31cとの連通を遮断
する。
プラグ35は、マスターシリンダ10に連通ずる流入口
35aと、この流入口35aを第3油室R3に連通させ
る孔35b及び溝35dを有していて第3油室R3がリ
ヤ系油室12に常時連通している。
次に、上記のように構成した本実施例の作動を説明する
当該車両の空車時において、ブレーキペダル13を踏み
込めばマスターシリンダ10の両油室11,12内に油
圧が生じ、フロント系油室11内の油圧が導管16を通
して直接フロントホイールシリンダ15に付与されると
共に、リヤ系油室12内の油圧が導管を通してカットバ
ルブ30の流入口35aに付与される。
この流入口35aに付与されたマスターシリンダ液[E
EPmは第3油室R3を通して流出口31a、制御バル
ブ20の流入口21a、第1油室R1t第2油室R2゜
流出口21b、カットバルブ30の流入口31b、第4
油室R1流出口31cを経てリヤホイールシリンダ14
に付与されて当該車両が制御される。
この場合、第2図のごとく、マスターシリンダ液IEP
mがゼロからa点に上昇する過程においては、第3油室
R3,第1油室R1,第2油室R2,第4油室R1が連
通していて、第3油室R3の液圧と第4油室R1との差
圧がほとんどなく、弁体32はリターンスプリング33
の付勢力によって下方へ押された状態のままであるもの
の、差動ピストン22はマスターシリンダ液圧Pmの上
昇に伴なって下動し始める。
そしてマスターシリンダ液圧Pmがa点に至ったとき差
動ピストン22の弁部22aが弁座25に着座して第1
油室R8と第2油室R2の連通を遮断する。
さらにマスターシリンダ液圧pmがa点以上に上昇する
と、弁部22aを一時的に上方へ押し上げるため第1油
室R3と第2油室R2が一時的に連通ずる。
この差動ピストン22の上下動はマスターシリンダ液圧
Pmの上昇に伴って繰り返され、この結果、マスターシ
リンダ液圧Pmが第2図のabのごとく減圧され、第3
油室R3及び第1油室R1の液圧と第2油室R2及び第
4油室R1の液圧との差圧が増大していき、コイルスプ
リング33の付勢力に抗して弁体32が上方へ押動され
る。
かくして、マスターシリンダ液圧Pmがb点に達し、上
記差圧が所定値に達すると、弁体32の上方に嵌着され
たカップ状のシール部材34がハウジング31の弁座3
1gに着座して第4油室R1とりャホイールシリンダ1
4との連通が遮断され、リヤホイールシリンダ14に付
与される液圧Pw (リヤホイールシリンダ液圧)はそ
れ以上上昇しなくなる。
よって第2図にて示すようにその特性線はa、 b、
cの如くなり空車時のマスターシリンダ液圧”Pmと
リヤホイールシリンダ液IEPWの理想液圧配分比曲線
Aに近づく。
また、当該車両の重量積載時においては、バネ上部材2
4がバネ下部材に近づくことにより、差動ピストン22
に付与される棒状バネ部材27の弾発力が空車時に比し
て増大する。
このため、差動ピストン22の下動に伴って弁部22a
が弁座25に最初に着座する時期が空車時のa点に対応
してa点になる(第2図参照)。
その他の作動は上述した空車時の作動と実質的に同じで
あって、その特性線はa、 b、 cに対応してa/
、 b/ 、 c/になり、積載時のマスターシリンダ
液圧Pmとリヤホイールシリンダ液IEPWの理想液圧
配分比曲線Bに近づく。
第3図は本考案の他の実施例を示していて、この実施例
においては、上記実施例の制御バルブ20に代えて制御
バルブ200が採用されている。
この制御バルブ200においては、差動ピストン220
の外周に段付スリーブ280が設けられている。
段付スリーブ280は、その大径部がプラグ260内に
シール部材S2を介して嵌挿され、その小径部がハウジ
ング210の内孔210c!:シール部材S3を介して
嵌挿されていて、軸方向に摺動可能となっている。
しかして、この役付スリーブ280の外周段部には、ハ
ウジング210に設けたボート210f及び導管16か
ら分岐した導管17を通してマスターシリンダ10のフ
ロント系油室11内の液圧が付与される構成となってい
る。
なお、この制御バルブ200においては、差動ピストン
220の大径部220bが2つ割りに形成されていて、
その間隙Hが通路となっている。
また差動ピストン220の大径部220bと段付スリー
ブ280間に圧縮コイルスプリング230が介装されて
いる。
この制御バルブ200のその他の構成は上記実施例の制
御バルブ20の構成と実質的に同じであるため類以符号
を付してその説明を省略する。
かかる構成の制御バルブ200においては、フロント系
液圧回路が破損したとき、役付スリーブ280の外周段
部にフロント系油室11内の液圧が付与されなくなって
、段付スリーブ280がその上下両端面に作用する第1
油室R1゜内の液圧による押圧力の差によって上動し、
差動ピストン220の下動を規制する。
したがって、このときには、制御バルブ200による減
圧作用が無効とされ、マスターシリンダ10のリヤ系油
室12内の液圧は減圧されることなくリヤホイールシリ
ンダ14に付与される。
このときにはカットバルブ30が作動しないことは勿論
のことである。
なお、フロント系液圧回路が破損しない正常時において
は、段付スリーブ280の外周段部にフロント系油室1
1内の液圧が付与されることにより段付スリーブ280
は動かず図示位置(プラグ260に当接した位置)に保
持されるため、この実施例においても上記実施例と同じ
く作動が得られる。
なお、上記各実施例においては、個別に構成した制御バ
ルブ20又は200とカットバルブ30によってブレー
キ液圧制御装置を構成した例を示したが、本考案の実施
に際してはカットバルブ30を制御バルブ20又は20
0と一体にしてもよい。
以上要するに、本考案においては、マスターシリンダと
ホイールシリンダ間に設けられ、積載荷重に応じてマス
ターシリンダから付与されるマスターシリンダ液圧をリ
ヤホイールシリンダに付与するりャホイールシリンダ液
圧に制御する荷重応答型制動液圧制御バルブに、一側に
てマスターシリンダ液圧を受けかつ他側にてリヤホイー
ルシリンダ液圧を受ける弁体を有してマスターシリンダ
液圧とりャホイールシリンダ液圧の差圧が所定値以上に
なったとき、弁体が制動液圧制御バルブとりャホイール
シリンダとの連通路を遮断するカットバルブを付設した
ことにその構成上の特徴があり、これによりマスターシ
リンダ液圧とりャホイールシリンダ液圧の液圧配分比を
当該車両の重量積載時のみならず空車時においても、そ
の理想配分比に出来る限り近づけ得ることができてリア
ロックを防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るブレーキ液圧制御装置の一実施例
を示す縦断面図、第2図はマスターシリンダ液圧とホイ
ールシリンダ液圧の関係を示したグラフ、第3図は本考
案における他の実施例を示す縦断面図である。 符号の説明、10・・・・・・マスターシリンダ、15
・・・・・・リヤホイールシリンダ、20・・・・・・
制御バルブ、30・・・・・・カットバルブ、32・・
・・・・弁体。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. マスターシリンダとりャホイールシリンダ間に設けられ
    積載荷重に応じてマスターシリンダから付与されるマス
    ターシリンダ液圧をリヤホイールシリンダに付与するり
    ャホイールシリンダ液圧に制御する荷重応答型制動液圧
    制御バルブに、一側にて前記マスターシリンダ液圧を受
    けかつ他側にて前記リヤホイールシリンダ液圧を受ける
    弁体を有して前記マスターシリンダ液圧とりャホイール
    シリンダ液圧の差圧が所定値以上になったとき前記弁体
    が前記制動液圧制御バルブとりャホイールシリンダとの
    連通路を遮断するカットバルブを付設してなるブレーキ
    液圧制御装置。
JP14361280U 1980-10-07 1980-10-07 ブレ−キ液圧制御装置 Expired JPS6039316Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14361280U JPS6039316Y2 (ja) 1980-10-07 1980-10-07 ブレ−キ液圧制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14361280U JPS6039316Y2 (ja) 1980-10-07 1980-10-07 ブレ−キ液圧制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5765158U JPS5765158U (ja) 1982-04-19
JPS6039316Y2 true JPS6039316Y2 (ja) 1985-11-25

Family

ID=29503352

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14361280U Expired JPS6039316Y2 (ja) 1980-10-07 1980-10-07 ブレ−キ液圧制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6039316Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59172665U (ja) * 1983-05-07 1984-11-17 トヨタ自動車株式会社 車両用液圧ブレ−キ装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5765158U (ja) 1982-04-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0710982Y2 (ja) スリップコントロール付油圧ブレーキシステムの作動装置
US4281585A (en) Hydraulic brake booster and valve member
JPS6039316Y2 (ja) ブレ−キ液圧制御装置
US4372117A (en) Brake master cylinder for motor vehicles
GB1574780A (en) Vehicular hydraulic brake apparatus
JPS5848214Y2 (ja) ブレ−キ液圧制御弁
US4255932A (en) Tandem master cylinder
JPH0234813B2 (ja)
JPH0365300B2 (ja)
JPS5858262B2 (ja) 制動油圧制御装置のためのチエツクバルブ機構
US4180294A (en) Fluid pressure control valve for vehicle braking systems
JPS6140578B2 (ja)
JPS583851B2 (ja) 液圧制御弁付タンデムマスタ−シリンダ
JPH06156227A (ja) ブレーキ調整装置
JPS624048Y2 (ja)
JPS593293B2 (ja) 減速度感知式制動油圧制御装置
JPH0517336Y2 (ja)
JPS59277Y2 (ja) 制動油圧制御装置
JPH068960Y2 (ja) 液圧ブレーキ装置
JP2519375Y2 (ja) マスタシリンダ
JPS5929452B2 (ja) 制動油圧制御装置
JPH0229011Y2 (ja)
JPH0143339Y2 (ja)
JPS5919653Y2 (ja) 液量補償弁装置
GB1559774A (en) Vehicle braking systems