JPS5919653Y2 - 液量補償弁装置 - Google Patents

液量補償弁装置

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JPS5919653Y2
JPS5919653Y2 JP13410580U JP13410580U JPS5919653Y2 JP S5919653 Y2 JPS5919653 Y2 JP S5919653Y2 JP 13410580 U JP13410580 U JP 13410580U JP 13410580 U JP13410580 U JP 13410580U JP S5919653 Y2 JPS5919653 Y2 JP S5919653Y2
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JP
Japan
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cylinder
hydraulic circuit
brake
valve device
hydraulic
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Expired
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JP13410580U
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English (en)
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JPS5759748U (ja
Inventor
孝二 西川
Original Assignee
トヨタ自動車株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、自動車等車両の液圧ブレーキ系に組込まれて
、制動初期においてマスターシリンダとホイールシリン
ダ間の液圧回路にブレーキ液を給送し、液圧回路内の液
量を補償する液量補償弁装置に関する。
車両の液圧ブレーキ系において、所謂ブレーキの引きず
り現象を解消する有効な手段として、摩擦材と被制動部
材間のクリアランスを非制動時において大きく確保する
手段がある。
かかる手段を採用した場合には、制動初期に多量のブレ
ーキ液をホイールシリンダに給送する必要がある(ディ
スクブレーキにおいてはホイールシリンダのサイズが大
きいため、特に多量のブレーキ液を給送する必要がある
)。
これに対処する方法の一つとして、マスターシリンダの
サイズを大きくする方法があるものの、単に大きくする
のみでは、ブレーキの効き及びフィーリングの悪化を招
くため、この方法においては、ブレーキブースタのサイ
ズをも大きくする必要があり、コストアップ及びスペー
ス確保から制約を受ける。
また最近になってマスターシリンダのシリンダ径を2段
にして、低圧時(制動初期)にはシリンダ径の大きいと
ころを使い、高圧時(制動中・後期)にはシリンダ径の
小さいところを使う段付マスターシリンダが提案されて
いるが、この段付マスターシリンダは、加工が複数であ
ってコスト高であり、またサイズが大きくなって従来マ
スターシリンダに付設されていたリザーバタンタを別置
きする必要が生じ、スペース確保に苦慮している。
本考案はかかる問題に対処すべくなされたもので、以下
にその一実施例を図面に基づいて説明する。
第1図は本考案を自動車のフロント液圧ブレーキ系に実
施した例を概略的に示しており、周知のマスターシリン
ダ10とフロントディスクブレーキ20.20のシリン
ダ(ホイールシリンダ)21゜21を接続する液圧回路
30中には本考案に係る液量補償弁装置100が介装さ
れている。
液量補償弁装置100は、液圧回路30に接続したポー
ト111.112を有する本体110と、この本体、1
10に組付けたソレノイド120、ピストン130及び
開閉弁140を主構成部材としており、本体110には
両ポー) 111.112に連通ずる内孔113、この
内(1113に連通し内孔113と同軸的な第2内孔1
14、及びこの第2内孔114に連通するシリンダ11
5が形成されている。
ソレノイド120は、クリップ116により本体110
に保持され、かつブレーキペダル40により0N−OF
Fされるスイッチ121及びヒユーズ122を介してバ
ッテリ123に結線されており、ブレーキペダル40の
踏込みに応答して励磁される。
ピストン130は、ソレノイド120を貫通して本体1
10のシリンダ115内に液密的かつ軸方向へ摺動可能
に嵌挿されており、リターンスプリング131により下
方へ付勢されて本体110に取付けたダストカバー11
7に当接し、ダストカバー117により下方への移動を
規制されている。
このピストン130は、ソレノイド120の励磁により
上方へ移動してシリンダ115内のブレーキ液を液圧回
路30に給送する。
開閉弁140は、本体110の内孔113内に収容した
ポペット弁体141と、ポペット弁体141が着座する
弁座142と、本体110の第2内孔114内に液密的
かつ軸方向へ摺動可能に嵌挿したスプール143と、本
体110に液密的に螺着したプラグ118に係止してポ
ペット弁体141を下方へ付勢する弾撥力の小なるスプ
リング144と、本体110に螺着したプラグ119に
係止してスプール143を上方へ付勢する弾撥力の大な
るスプリング145からなり、ポペット弁体141の下
端はスプール143の上面に当接している。
この開閉弁140は、図示した非制動時には開いていて
液圧回路30とシリンダ115を連通させており、制動
時において液圧回路30内の液圧が所定値(ディスクブ
レーキ20のパッド22.22とディスクロータ23間
のクリアランスがゼロとなるに足る値)以上になったと
き閉じて液圧回路30とシリンダ115間の連通を遮断
する。
なお、この液量補償弁装置100においては、ソレノイ
ド120の下方に形成された空室R1が本体110とダ
ストカバー117間のスキマを通して常時大気に連通し
、またスプール143の下方に形成された空室R2がプ
ラグ119に穿設した連通孔119aを通して常時大気
に連通している。
このように構成した本実施例において、ブレーキペダル
40を踏み込むと、その初期において、ブレーキブース
タ50を介してマスターシリンダ10の第1ピストン1
1が図の左方へ移動し、リザーバタンク12との通路1
3がピストンカップ14により閉じられ、液圧回路30
が封じられると同時に、ブレーキペダル40の踏込みに
応答してスイッチ121がONになり、ソレノイド12
0が励磁されてピストン130が上動し、シリンダ11
5内のブレーキ液が開状態にある開閉弁140を通って
液圧回路30内に給送されて、ディスクブレーキ20の
パッド22.22とディスクロータ23間のクリアラン
スがゼロとされる(第2図参照)。
しかる後、ブレーキペダル踏力の増大に伴ない液圧回路
30内の液圧が増大すると、スプール143がその上面
に作用する液圧によってスプリング145の作用力に抗
して下動し、液圧回路30内の液圧が所定値に達するポ
ペット弁体141が弁座142に着座し、その後の高い
液圧は、ピストン130及びスプール143に付与され
ることなく、両ディスクブレーキ20.20のシリンダ
21.21に付与されて制動力が得られる(第3図参照
)。
またブレーキペダル踏力を解除すると、液圧回路30内
の液圧が低下し、所定値以下になるとポペット弁体14
1が弁座142から離れて上動し、同時にスプール14
3がポペット弁体141と当接した状態にて第1図の元
位置に向けて上動する。
かかる後、ブレーキペダル40が第1図の元位置に復帰
すると、スイッチ121がOFFとなり、ソレノイド1
20が消磁してピストン130が第1図の元位置に向け
て下動する。
なお、上記作動において、通路13が閉じられた後にス
イッチ121がONになることが好ましいが、スイッチ
121が先にONになっても、通常の制動時においては
、通路13にてのブレーキ液の流動抵抗が大きく、また
通路13の閉鎖が続いて瞬時に行なわれるため、何ら問
題はない。
したがって、本実施例においては、ディスクブレーキ2
0のパッド22.22とテ゛イスクホイール23間の非
制動時におけるクリアランスを大きく確保して、所謂ブ
レーキの引きずり防止を図ってあっても、ブレーキの効
き及びフィーリングの悪化を招くことはなく、また基本
的には一般的な液圧ブレーキ系を踏襲するため、容易に
しかも安価に実施することができる。
更に、液量補償弁装置100は液圧回路30のいずれの
箇所に介装しても実質的に同じ作動が期待できるため、
装置100の車両への取付けの自由度は高く、しかも開
閉弁140の作用により装置100の大部分の部位に高
圧が作用せず、当該装置100の小型軽量化が図れる。
以上の説明は本考案の一実施例に基づくものであり、本
考案は上記実施例に限らず、自動車等車両の種々な液圧
ブレーキ系に適宜変更して実施し得るものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る液量補償弁装置を含む液圧ブレー
キ系の非制動時における概略構成図、第2図は第1図に
示した液量補償弁装置の制動初期における断面図、第3
図は第1図に示した液量補償弁装置の制動中・後期にお
ける断面図である。 符号の説明、10・・・・・・マスターシリンダ、20
・・・・・・ディスクブレーキ、21・・・・・・シリ
ンダ(ホイールシノンダ)、30・・・・・・液圧回路
、40・・・・・・ブレーキペダル、100・・・・・
・液量補償弁装置、110・・・・・・本体、115・
・・・・・シリンダ、120・・・・・・ソレノイド、
130・・・・・・ピストン、140・・・・・・開閉
弁。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. マスターシリンダとホイールシリンダ間の液圧回路中に
    介装され、ブレーキペダルの踏込みに応答して励磁する
    ソレノイドと、このソレノイドの励磁により移動して前
    記液圧回路に連通ずるシリンダ内のブレーキ液を前記液
    圧回路に給送するピストンと、前記液圧回路とシリンダ
    間に介装されて前記液圧回路内の液圧が所定値以上にな
    ったとき前記液圧回路とシリンダ間の連通を遮断する開
    閉弁とを備えた液量補償弁装置。
JP13410580U 1980-09-19 1980-09-19 液量補償弁装置 Expired JPS5919653Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP13410580U JPS5919653Y2 (ja) 1980-09-19 1980-09-19 液量補償弁装置

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JP13410580U JPS5919653Y2 (ja) 1980-09-19 1980-09-19 液量補償弁装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5759748U JPS5759748U (ja) 1982-04-08
JPS5919653Y2 true JPS5919653Y2 (ja) 1984-06-07

Family

ID=29494319

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