JP2561877Y2 - 空圧回路用電磁弁 - Google Patents

空圧回路用電磁弁

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JP2561877Y2 JP1992025681U JP2568192U JP2561877Y2 JP 2561877 Y2 JP2561877 Y2 JP 2561877Y2 JP 1992025681 U JP1992025681 U JP 1992025681U JP 2568192 U JP2568192 U JP 2568192U JP 2561877 Y2 JP2561877 Y2 JP 2561877Y2
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    • B60TVEHICLE BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF; BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF, IN GENERAL; ARRANGEMENT OF BRAKING ELEMENTS ON VEHICLES IN GENERAL; PORTABLE DEVICES FOR PREVENTING UNWANTED MOVEMENT OF VEHICLES; VEHICLE MODIFICATIONS TO FACILITATE COOLING OF BRAKES
    • B60T8/00Arrangements for adjusting wheel-braking force to meet varying vehicular or ground-surface conditions, e.g. limiting or varying distribution of braking force
    • B60T8/32Arrangements for adjusting wheel-braking force to meet varying vehicular or ground-surface conditions, e.g. limiting or varying distribution of braking force responsive to a speed condition, e.g. acceleration or deceleration
    • B60T8/34Arrangements for adjusting wheel-braking force to meet varying vehicular or ground-surface conditions, e.g. limiting or varying distribution of braking force responsive to a speed condition, e.g. acceleration or deceleration having a fluid pressure regulator responsive to a speed condition
    • B60T8/36Arrangements for adjusting wheel-braking force to meet varying vehicular or ground-surface conditions, e.g. limiting or varying distribution of braking force responsive to a speed condition, e.g. acceleration or deceleration having a fluid pressure regulator responsive to a speed condition including a pilot valve responding to an electromagnetic force
    • B60T8/3605Arrangements for adjusting wheel-braking force to meet varying vehicular or ground-surface conditions, e.g. limiting or varying distribution of braking force responsive to a speed condition, e.g. acceleration or deceleration having a fluid pressure regulator responsive to a speed condition including a pilot valve responding to an electromagnetic force wherein the pilot valve is mounted in a circuit controlling the working fluid system

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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、例えば圧縮空気の空気
圧により車両の制動を行う車両制動装置におけるアンチ
スキッドブレーキ制御回路等の空圧回路に関し、特に圧
縮空気の給排を制御するために用いられている空圧回路
用電磁弁に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば車両の制動装置においては、従来
から圧縮空気の空気圧を用いて車両の制動を行う車両制
動装置が種々提案されているが、このような圧縮空気を
用いた制動装置には、大別するとエアタンク内に収容さ
れている圧縮空気の空気圧をブレーキブースタに供給す
ることにより、このブレーキブースタが制動油圧を発生
し、その制動油圧を車輪のブレーキシリンダに導入する
ことにより、車両の制動を行うようにした制動方式と、
エアタンク内に収容されている圧縮空気をエアブレーキ
チャンバーに導入し、その空気圧により車両の制動を行
うようにした制動方式とがある。
【0003】一方、車両の制動時に制動車輪がロックし
て操縦が不安定になるとともに制動距離が長くなってし
まうことがあり、このために、従来から制動車輪のロッ
ク時にアンチスキッドブレーキ制御を行うアンチスキッ
ドブレーキ制御装置が種々提案されている。このアンチ
スキッドブレーキ制御は、制動時に車輪がロック傾向と
なったことを検出したとき、その車輪のブレーキ力を弱
めてロック傾向を解消し、その後再びブレーキ力を大き
くすることにより、車両の操縦を安定させると共に、制
動距離ができるだけ短くなるようにブレーキ制御を行う
ものである。
【0004】このようなアンチスキッドブレーキ制御を
前述の空気圧による車両制動装置に適用したアンチスキ
ッドブレーキ制御装置を備えた車両制動装置が、例えば
特開昭50ー96773号公報等により提案されてい
る。図4はこの種の従来のアンチスキッドブレーキ制御
装置を備えた車両制動装置の一般的な例を概略的に示す
図である。
【0005】図4に示すように、車両制動装置1は、圧
縮空気を収容するエアタンク2、このエアタンク2内の
圧縮空気の給排を制御するブレーキバルブ3、このブレ
ーキバルブ3を制御するブレーキペダル4、ブレーキバ
ルブ3を通して送られてくる圧縮空気の空気圧により制
動油圧を発生し、本考案のアクチュエータを構成するブ
レーキブースタ5、このブレーキブースタ5によって変
換された油圧が導入されて車輪の制動を行うブレーキシ
リンダ6、アンチスキッドブレーキ制御を行うコントロ
ーラ7、車輪速度を検出してコントローラ7に送る車輪
速センサ8、コントローラ7からの制御信号に基づいて
作動してブレーキブースタ5に対する圧縮空気の給排、
保持等を行うことにより、ブレーキブースタ5に導入さ
れる空気圧を調整するモジュレータ9を備えている。
【0006】モジュレータ9は、一例として、例えば図
5に示すようにブレーキバルブ3に接続される入口室2
1、ブレーキブースタ5に空気流通孔9bを介して接続
される出口室22、大気に連通する排気室23、入口室
21と出口室22間の連通、遮断を行う保持用開閉弁2
4、出口室22と排気室23間の連通、遮断を行う排気
用開閉弁25、保持用開閉弁24の指示圧室28と入口
室21または大気との連通の切り換えを行う保持用電磁
弁26、排気用開閉弁25の指示圧室29と入口室21
または排気室23との連通切り換えを行う排気用電磁弁
27とを備えている。保持用電磁弁26と排気用電磁弁
27との各ソレノイドはともにコントローラ7に接続さ
れている。
【0007】また、保持用電磁弁26はコントローラ7
からの制御信号により指示圧室28と入口室21間の連
通、遮断を行う弁26aと指示圧室28と大気に連通す
る室30間の連通、遮断を行う弁26bを備えており、
非作動時は弁26aは閉、弁26bは開となっており、
指示圧室28が大気と連通している。
【0008】一方、排気用電磁弁27は、コントローラ
7からの制御信号により指示圧室29と排気室23間の
連通、遮断を行う弁27aと指示圧室29と入口室21
に連通している室31間の連通、遮断を行う弁27bを
備えており、非作動時は弁27aは閉、弁27bは開と
なっており、指示圧室29が入口室21に連通してい
る。
【0009】制動時、ブレーキペダル4を踏み込んでブ
レーキバルブ3を作動させることにより、ブレーキバル
ブ3の出力圧が入口室21に供給される。すると、指示
圧室28が大気と連通しているので、供給された圧力に
より、保持用開閉弁24は開となり、入口室21に供給
されたブレーキバルブ3の出力圧は出口室22および空
気流通孔9bを通ってブレーキブースタ5に供給され、
ブレーキブースタ5は制動油圧を発生する。このとき、
指示圧室29が入口室21と連通しているので、指示圧
室29には入口室21の圧力が導入され、排気用開閉弁
25は閉のままである。ブレーキブースタ5で発生した
制動油圧は、ブレーキシリンダ6に導入され、ブレーキ
シリンダ6がブレーキを作動する。
【0010】制動中に、コントローラ7が車輪速センサ
8からの車輪速信号に基づいて、車輪がロック傾向にあ
ると判断すると、コントローラ7はロック傾向にある車
輪に対応するモジュレータ9の保持用電磁弁26を作動
させる。
【0011】これにより、弁26bは閉となり、弁26
aが開となる。すると、指示圧室28に入口室21の圧
力が導入され、保持用開閉弁24は閉となり、ブレーキ
保持状態となる。しかし、まだロック傾向が解消されな
いと、次に排気用電磁弁27が作動される。これによ
り、弁27bは閉となり、弁27aが開となる。する
と、指示圧室29は排気室23と連通し、指示圧室29
の圧力が排気され、排気用開閉弁25が開となる。する
と、ブレーキブースタ5に供給される圧力は排気室23
を通って排気され、ブレーキ減圧状態となる。
【0012】これにより、車輪のロック傾向が解消され
ると、保持用電磁弁26と排気用電磁弁27とが非作動
状態に戻される。すると、弁27aは閉、弁27bは開
となり、指示圧室29に入口室21の圧力が導入されて
排気用開閉弁25が閉となり、また弁26aは閉、弁2
6bは開となり、指示圧室28の圧力は大気に排出され
て保持用開閉弁24が開となる。これにより、ブレーキ
増圧状態となる。
【0013】このように、保持用電磁弁26、排気用電
磁弁27はコントローラ7からの制御信号に応じて作動
し、ブレーキブースタ5の供給空気圧に対して、減圧、
保持あるいは増圧の制御が適宜繰り返し行われ、その車
輪のロック傾向を解消するようにアンチスキッドブレー
キ制御が行われる。
【0014】ところで、このような圧縮空気を用いた制
動装置におけるアンチスキッドブレーキ制御装置におい
ては、前述のように圧縮空気の給排を制御するために、
保持用電磁弁26および排気用電磁弁27の電磁弁が用
いられているが、これらの電磁弁はそれぞれ一対の弁2
6a,26b;27a,27bを備えている。これらの一
対の弁26a,26b;27a,27bは互いに構造が同
じであるので、以後一対の弁26a,26bについて説
明する。
【0015】図6に示すように、一対の弁26a,26
bはディスク状のゴムから形成されており、それぞれプ
ランジャ26cの両端に配設されている。具体的には、
一方の弁26aはプランジャ26cの一端部に形成され
た凹部26d内に嵌入されているとともに、プランジャ
26cの一端に形成されたフランジ26eによって抜け
止めされている。その場合、弁26aと凹部26dの底
部との間にディスク状のスペーサ26fが介設されてい
る。
【0016】また、他方の弁26bはバルブハウジング
26hに形成されている凹部26iに嵌入固定されてい
る。このバルブハウジング26hは、プランジャ26c
に形成されている軸方向に貫通する孔26gに摺動可能
に嵌合されている。この弁26bもプランジャ26cの
他端に形成されたフランジ26jによって抜け止めされ
ている。軸方向の孔26g内には、スペーサ26fとバ
ルブハウジング26hとの間に位置してコイルスプリン
グ26kが縮設されており、したがって弁26bは通常
時はフランジ26jに当接している。
【0017】このような構造の保持用電磁弁26におい
ては、電磁ソレノイド26sの電磁力によりプランジャ
26cが移動して弁26bが弁座26tに着座したと
き、弁26bに電磁力が加えられるようになる。このた
め、ゴム製の弁26bはこの電磁力により「へたり」を
生じるようになり、その結果弁26bの耐久性が損なわ
れてしまう。そこで、弁26bを摺動可能に設けるとと
もにコイルスプリング26kを設けることにより、弁2
6bの弁座への着座時にはコイルスプリング26kのば
ね力のみがかかるようにして、弁26bのへたりをでき
るだけ抑制するようにしている。
【0018】一方、図7に示すように弁26aの形状
は、型割り位置の関係で方向性を有するようになる。す
なわち、弁26aの形状は、一般に一側のエッジが丸み
を帯びたRエッジに形成されるとともに、他側のエッジ
がシャープエッジに形成されている。
【0019】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うに弁26aの一側がRエッジとなって、弁26aの形
状が方向性を有すると、例えば図8に示すように弁26
aをプランジャ26cの凹部26dに誤ってそのRエッ
ジ側が外側に向くようにして組み込んだとき、プランジ
ャ26cのフランジ26eには弁26aの弁面26mが
当接しないで、そのRエッジ部が当接するようになる。
このため、弁26aはその弁面26mが外方に突出して
組み込まれてしまう。すなわち、図8において弁26a
の弁面26mは正規の弁面26nよりもcだけ外方に
(図では上方に)突出した位置となる。その結果、弁2
6aが開いたとき、その弁面26mと弁座26uとの間
の間隙がbとなって正規の間隙aよりも小さくなるの
で、制動時、圧縮空気のブレーキシリンダ3への供給が
迅速に行われなくなって、ブレーキの応答性が悪くなっ
てしまう。
【0020】また、弁26aとプランジャ26cの凹部
26dの底との間に介設されたスペーサ26fはフラン
ジ26eの内周を通って凹部26dに組み込まれるが、
このためスペーサ26fの外径は凹部の内径よりも小さ
く設定されるので、スペーサ26fと凹部26dの内壁
との間に、ガタが生じる。その結果、スペーサ26fの
径方向の位置決めが難しく、スペーサ26fの径方向の
位置が不安定となってしまう。
【0021】更に、コイルスプリング26kのプランジ
ャ26cに対する同心を出すことが難しく、バルブハウ
ジング26hが孔26g内を摺動するとき、コイルスプ
リング26kが孔26gの内壁に擦るおそれが生じる。
このため、弁26bの耐久性が低下してしまう。
【0022】本考案は、このような問題に鑑みてなされ
たものであって、その目的は、弁の方向性に対する誤組
付を確実に防止することができるとともに、弁を付勢す
るコイルスプリングの擦りを確実に防止できる空圧回路
用電磁弁を提供することである。
【0023】
【課題を解決するための手段】前述の課題を解決するた
めに、請求項1の考案は、電磁ソレノイドと、この電磁
ソレノイドにより移動されるプランジャと、このプラン
ジャの一端に形成された凹部と、この凹部内に嵌入され
るとともに前記プランジャの一端に形成されたフランジ
により抜け止めされたゴム等の弾性部材からなる第1弁
と、この第1弁が着座する第1弁座と、前記第1弁と前
記凹部の底との間に介設されたスペーサと、前記プラン
ジャに形成され、このプランジャの他端と前記凹部との
間を貫通する軸方向の孔と、この軸方向の孔内に摺動可
能に嵌挿されたバルブハウジングと、このバルブハウジ
ングに収容保持されているとともに前記プランジャの他
端に形成されたフランジにより抜け止めされたゴム等の
弾性部材からなる第2弁と、この第2弁が着座する第2
弁座と、前記軸方向の孔内に配設され、前記スペーサと
前記バルブハウジングとの間に縮設されたコイルスプリ
ングとからなり、前記第1弁が前記第1弁座に離座また
は着座することにより、また前記第2弁が前記第2弁座
に離座または着座することにより、それぞれ圧縮空気の
流通を制御する空圧回路用電磁弁において、前記第1弁
の丸く形成されたエッジ側の面の中心に突起が形成され
ており、前記スペーサの一面の中心に前記第1弁の突起
が嵌入する凹部が形成されているとともに前記スペーサ
の他面の中心に突起が形成されており、前記第1弁はそ
の突起が内方へ向くようにして組み込まれているととも
に、前記コイルスプリングはその内径部内に前記スペー
サの突起が突入するようにして配設されていることを特
徴としている。
【0024】また請求項2の考案は、前記スペーサの他
面側に形成された突起が、一面側に形成された前記凹部
を他面側に膨出させることにより形成されていることを
特徴としている。
【0025】
【作用】このように構成された本考案にかかる空圧回路
用電磁弁においては、第1弁がその突起を内方へ向けて
組み込まれるので、第1弁の丸くなっているエッジ(R
エッジ)側が必ず内方に向くようになる。すなわち、突
起がRエッジ側の目印となるので、第1弁のRエッジ側
が外方に向いた状態で、第1弁が誤って組み込まれるこ
とは確実に防止される。したがって、第1弁が外方へ突
出することがなくなり、ブレーキの応答性が低下するこ
とを確実に防止できる。
【0026】また、第1弁がプランジャの凹部内に組み
込まれた状態では、突起は軸方向の孔の径方向のほぼ中
心位置に位置決めされる。このため、スペーサも、その
凹部が第1弁の突起に嵌合されているので、軸方向の孔
の径方向のほぼ中心位置に位置決めされる。これによ
り、スペーサの凹部と反対側に位置して形成されている
突起も、軸方向の孔の径方向のほぼ中心位置に位置する
ようになる。したがって、スペーサの突起がコイルスプ
リングの内径部をガイドするので、コイルスプリングが
軸方向の孔の内壁の方へ擦ることが防止される。したが
って、第2弁の耐久性が低下することを確実に防止でき
るようになる。
【0027】
【実施例】以下、図面を用いて本考案の実施例について
説明する。図1は、本考案にかかる空圧回路用電磁弁に
用いられる弁の一実施例を示す断面図、図2はこの実施
例に用いられるスペーサを示す断面図である。なお、前
述の従来の電磁弁と同じ構成要素には同じ符号を付すこ
とにより、その詳細な説明は省略する。
【0028】図1に示すように、この実施例における弁
26aはRエッジ側の面の中心部に、ほぼ半球状の突起
26pが形成されている。また、図2に示すようにスペ
ーサ26fの一面側の中心部には、弁26aの突起26
pが嵌入されて整合するほぼ半球状の凹部26qが形成
されているとともに、この凹部26qが他面側に膨出す
ることにより他面側の中心部にほぼ半球状の突起26r
が形成されている。
【0029】このように構成された弁26aおよびスペ
ーサ26fは、図3に示すようにそれぞれプランジャ2
6cの凹部26d内に組み込まれる。その場合、弁26
aはその突起26pが内方へ向くようにして組み込まれ
るとともに、スペーサ26fはその凹部26qがこの突
起26pに嵌合されて組み込まれる。
【0030】弁26aおよびスペーサ26fがプランジ
ャ26cの凹部26d内に組み込まれた状態では、弁2
6aのシャープエッジ側が必ず外方に向くようになる。
すなわち、突起26pがRエッジ側の目印となるので、
弁26aのRエッジ側が外方に向いた状態で、弁26a
が誤って組み込まれることは確実に防止される。したが
って、弁26aが外方へ突出することがなくなり、ブレ
ーキの応答性が低下することを確実に防止できるように
なる。
【0031】また、弁26aが凹部26d内に組み込ま
れた状態では、突起26pは軸方向の孔26gの径方向
のほぼ中心位置に位置決めされるようになる。このた
め、スペーサ26fも、その凹部26qが突起26pに
嵌合されているので、孔26gの径方向のほぼ中心位置
に位置決めされる。これにより、スペーサ26fの凹部
26qと反対側に位置して形成されている突起26r
も、孔26gの径方向のほぼ中心位置に位置している。
【0032】したがって、図3に示すようにコイルスプ
リング26kは、スペーサ26fの突起26rがコイル
スプリング26kの内径部内に突入するようにして配設
されている。この状態ではスペーサ26fの突起26r
がコイルスプリング26kの内径部をガイドするので、
コイルスプリング26kが孔26gの内壁に擦ることが
防止される。したがって、弁26bの耐久性が低下する
ことを確実に防止できるようになる。
【0033】なお、前述の実施例では、弁26aの突
起、スペーサ26fの凹部26qおよび突起26rをほ
ぼ半球状に形成するものとしているが、これらの形状は
これに限定されるものではなく、円柱状、円錐状等の適
宜の形状に形成することができる。
【0034】また、前述の実施例では、本考案を圧縮空
気による制動装置のアンチスキッドブレーキ制御装置に
用いられる電磁弁に適用した場合について説明している
が、本考案は必ずしもこれに限定されるものではなく、
圧縮空気を用いた制御回路に用いられる電磁弁であれ
ば、どのような電磁弁にも適用することができる。
【0035】
【考案の効果】以上の説明から明らかなように、本考案
の空圧回路用電磁弁によれば、弁の方向性に対する誤組
付を防止できるので、弁の誤組付によるブレーキの応答
性が低下することを確実に防止できる。また、弁を付勢
するコイルスプリングの擦りを防止できるので、弁の耐
久性が低下することを確実に防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案にかかる空圧回路用電磁弁に用いられ
る弁の一実施例を示す断面図である。
【図2】 この実施例に用いられるスペーサを示す断面
図である。
【図3】 この実施例の電磁弁における弁およびプラン
ジャの組立断面図である。
【図4】 従来の圧縮空気による制動装置のアンチスキ
ッドブレーキ制御装置の一例を示す回路図である。
【図5】 この従来のアンチスキッドブレーキ制御装置
に用いられている従来のモジュレータの断面図である。
【図6】 この従来の電磁弁における弁およびプランジ
ャの組立断面図である。
【図7】 この従来のモジュレータにおける弁の断面図
である。
【図8】 この従来の弁の問題点を説明する図である。
【符号の説明】
1…車両制動装置、2…エアタンク、3…ブレーキバル
ブ、4…ブレーキペダル5…ブレーキブースタ、6…ブ
レーキシリンダ、7…コントローラ、8…車輪速セン
サ、9…モジュレータ、26…保持用電磁弁、26a,
26b…弁、26c…プランジャ、26d,26i…凹
部、26e,26j…フランジ、26f…スペーサ、2
6g…軸方向の孔、26h…バルブハウジング、26k
…コイルスプリング、26m…弁面、26n…正規の弁
面、26p,26r…突起、26q…凹部、26s…電
磁ソレノイド、26t,26u…弁座、27…排気用電
磁弁

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電磁ソレノイドと、この電磁ソレノイド
    により移動されるプランジャと、このプランジャの一端
    に形成された凹部と、この凹部内に嵌入されるとともに
    前記プランジャの一端に形成されたフランジにより抜け
    止めされたゴム等の弾性部材からなる第1弁と、この第
    1弁が着座する第1弁座と、前記第1弁と前記凹部の底
    との間に介設されたスペーサと、前記プランジャに形成
    され、このプランジャの他端と前記凹部との間を貫通す
    る軸方向の孔と、この軸方向の孔内に摺動可能に嵌挿さ
    れたバルブハウジングと、このバルブハウジングに収容
    保持されているとともに前記プランジャの他端に形成さ
    れたフランジにより抜け止めされたゴム等の弾性部材か
    らなる第2弁と、この第2弁が着座する第2弁座と、前
    記軸方向の孔内に配設され、前記スペーサと前記バルブ
    ハウジングとの間に縮設されたコイルスプリングとから
    なり、前記第1弁が前記第1弁座に離座または着座する
    ことにより、また前記第2弁が前記第2弁座に離座また
    は着座することにより、それぞれ圧縮空気の流通を制御
    する空圧回路用電磁弁において、 前記第1弁の丸く形成されたエッジ側の面の中心に突起
    が形成されており、前記スペーサの一面の中心に前記第
    1弁の突起が嵌入する凹部が形成されているとともに前
    記スペーサの他面の中心に突起が形成されており、前記
    第1弁はその突起が内方へ向くようにして組み込まれて
    いるとともに、前記コイルスプリングはその内径部内に
    前記スペーサの突起が突入するようにして配設されてい
    ることを特徴とする空圧回路用電磁弁。
  2. 【請求項2】 前記スペーサの他面側に形成された突起
    は、一面側に形成された前記凹部を他面側に膨出させる
    ことにより形成されていることを特徴とする請求項1記
    載の空圧回路用電磁弁。
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