JPH11333897A - 型締装置におけるボ−ルねじの防音装置及びグリ−スミストの飛散防止装置 - Google Patents
型締装置におけるボ−ルねじの防音装置及びグリ−スミストの飛散防止装置Info
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- JPH11333897A JPH11333897A JP14929298A JP14929298A JPH11333897A JP H11333897 A JPH11333897 A JP H11333897A JP 14929298 A JP14929298 A JP 14929298A JP 14929298 A JP14929298 A JP 14929298A JP H11333897 A JPH11333897 A JP H11333897A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 型締装置におけるボ−ルねじの騒音を防止す
ることができ、かつ、グリ−スミストが射出成形機の周
囲へ飛散することを防止する。 【解決手段】 電動式型締装置において、トグルサポ−
ト41の前端面に固定され、ボ−ルナット51を覆うプ
レ−ト70を備え、プレ−ト70の中央部にはボ−ルね
じ軸63の外径よりやや径大の内径の穴72が穿設さ
れ、ボ−ルねじ軸63は穴72を貫通して進退される。
また、プレ−ト70に吸気穴73を穿設し、吸気穴73
に配管チュ−ブ81を接続して吸引装置82でボ−ルナ
ット51から発生するグリ−スミストを吸引する。
ることができ、かつ、グリ−スミストが射出成形機の周
囲へ飛散することを防止する。 【解決手段】 電動式型締装置において、トグルサポ−
ト41の前端面に固定され、ボ−ルナット51を覆うプ
レ−ト70を備え、プレ−ト70の中央部にはボ−ルね
じ軸63の外径よりやや径大の内径の穴72が穿設さ
れ、ボ−ルねじ軸63は穴72を貫通して進退される。
また、プレ−ト70に吸気穴73を穿設し、吸気穴73
に配管チュ−ブ81を接続して吸引装置82でボ−ルナ
ット51から発生するグリ−スミストを吸引する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、型締装置における
ボ−ルねじの防音装置及びグリ−スミストの飛散防止装
置に関するものである。
ボ−ルねじの防音装置及びグリ−スミストの飛散防止装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、射出成形機においては、加熱シリ
ンダ内において加熱され溶融させられた樹脂を高圧で金
型装置のキャビティ空間に充填し、該キャビティ空間内
において樹脂を冷却し、固化させることによって成形品
を成形するようにしている。
ンダ内において加熱され溶融させられた樹脂を高圧で金
型装置のキャビティ空間に充填し、該キャビティ空間内
において樹脂を冷却し、固化させることによって成形品
を成形するようにしている。
【0003】そのために、前記金型装置は固定金型及び
可動金型からなり、トグル機構により前記可動金型を進
退させ、前記固定金型に対して接離させることによっ
て、型閉じ、型締め及び型開きを行うことができるよう
になっている。そして、前記トグル機構は、油圧シリン
ダ、電動モ−タ等によって作動させられる。
可動金型からなり、トグル機構により前記可動金型を進
退させ、前記固定金型に対して接離させることによっ
て、型閉じ、型締め及び型開きを行うことができるよう
になっている。そして、前記トグル機構は、油圧シリン
ダ、電動モ−タ等によって作動させられる。
【0004】図1は従来の電動式型締装置の概略図、図
2は従来の電動式型締装置の側面図である。図におい
て、25は可動プラテンであり、該可動プラテン25の
前端(図1における右側)には図示しない可動金型が取
り付けられる。前記可動プラテン25は、後述するトグ
ル機構によって、図示しない固定プラテンとトグルサポ
−ト18との間に架設されたタイバ−24に沿って進退
させられる。また、前記可動プラテン25の後端(図1
における左端)にはエジェクタピン送り装置16が配設
される。
2は従来の電動式型締装置の側面図である。図におい
て、25は可動プラテンであり、該可動プラテン25の
前端(図1における右側)には図示しない可動金型が取
り付けられる。前記可動プラテン25は、後述するトグ
ル機構によって、図示しない固定プラテンとトグルサポ
−ト18との間に架設されたタイバ−24に沿って進退
させられる。また、前記可動プラテン25の後端(図1
における左端)にはエジェクタピン送り装置16が配設
される。
【0005】そして、前記トグルサポ−ト18と可動プ
ラテン25との間には、トグル機構が配設され、クロス
ヘッド17をトグルサポ−ト18側と可動プラテン25
側との間で進退させることによって、トグル倍率を乗じ
た型締力を発生させ、該型締力によって前記可動プラテ
ン25を前進(図1における右方に移動)させ、型締め
を行うことができるようになっている。
ラテン25との間には、トグル機構が配設され、クロス
ヘッド17をトグルサポ−ト18側と可動プラテン25
側との間で進退させることによって、トグル倍率を乗じ
た型締力を発生させ、該型締力によって前記可動プラテ
ン25を前進(図1における右方に移動)させ、型締め
を行うことができるようになっている。
【0006】そのために、前記トグル機構は、前記クロ
スヘッド17に対して揺動自在に支持されたトグルレバ
−19、前記トグルサポ−ト18に対して揺動自在に支
持されたトグルレバ−20、前記可動プラテン25に対
して揺動自在に支持されたトグルア−ム21から成り、
前記両トグルレバ−19、20間、及びトグルレバ−2
0とトグルア−ム21との間がそれぞれリンク結合され
る。
スヘッド17に対して揺動自在に支持されたトグルレバ
−19、前記トグルサポ−ト18に対して揺動自在に支
持されたトグルレバ−20、前記可動プラテン25に対
して揺動自在に支持されたトグルア−ム21から成り、
前記両トグルレバ−19、20間、及びトグルレバ−2
0とトグルア−ム21との間がそれぞれリンク結合され
る。
【0007】また、ボ−ルねじ軸15が、ベアリング1
5aを介して前記トグルサポ−ト18に対して回転自在
に支持され、前記ボ−ルねじ軸15と前記クロスヘッド
17の内側に配設された図示しないボ−ルナットとが螺
合させられる。そして、前記ボ−ルねじ軸15を回転さ
せるために、前記トグルサポ−トを18の側面にサ−ボ
モ−タ11が取り付けられる。そして、該サ−ボモ−タ
11のプ−リ13aと、前記ボ−ルねじ軸15の先端に
取り付けられたプ−リ13bとの間にベルト12が張設
される。
5aを介して前記トグルサポ−ト18に対して回転自在
に支持され、前記ボ−ルねじ軸15と前記クロスヘッド
17の内側に配設された図示しないボ−ルナットとが螺
合させられる。そして、前記ボ−ルねじ軸15を回転さ
せるために、前記トグルサポ−トを18の側面にサ−ボ
モ−タ11が取り付けられる。そして、該サ−ボモ−タ
11のプ−リ13aと、前記ボ−ルねじ軸15の先端に
取り付けられたプ−リ13bとの間にベルト12が張設
される。
【0008】したがって、前記サ−ボモ−タ11を駆動
して前記ボ−ルねじ軸15を矢印A方向に回転させる
と、ボ−ルねじ軸15の回転運動が前記ボ−ルナットの
直線運動に変換させられ、前記クロスヘッド17は矢印
B方向に進退させられる。すなわち、前記クロスヘッド
17を図1の上半分のように前進させると、トグル機構
が伸展して可動プラテン25が前進させられ、型閉じ及
び型締めが行われ、前記クロスヘッド17を図1の下半
分のように後退させると、トグル機構が屈曲して可動プ
ラテン25が後退させられ、型開きが行われる。
して前記ボ−ルねじ軸15を矢印A方向に回転させる
と、ボ−ルねじ軸15の回転運動が前記ボ−ルナットの
直線運動に変換させられ、前記クロスヘッド17は矢印
B方向に進退させられる。すなわち、前記クロスヘッド
17を図1の上半分のように前進させると、トグル機構
が伸展して可動プラテン25が前進させられ、型閉じ及
び型締めが行われ、前記クロスヘッド17を図1の下半
分のように後退させると、トグル機構が屈曲して可動プ
ラテン25が後退させられ、型開きが行われる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の型締装置においては、成形を行うために可動プラテ
ン25を繰り返し進退させるが、このときクロスヘッド
17の内側に配設されたボ−ルナットはトグルサポ−ト
18側と可動プラテン25側との間で繰り返し進退させ
られるので、ボ−ルナットの部分から騒音が発生してし
まう。
来の型締装置においては、成形を行うために可動プラテ
ン25を繰り返し進退させるが、このときクロスヘッド
17の内側に配設されたボ−ルナットはトグルサポ−ト
18側と可動プラテン25側との間で繰り返し進退させ
られるので、ボ−ルナットの部分から騒音が発生してし
まう。
【0010】また、ボ−ルねじ軸の潤滑のためのグリ−
スが少なくなり、ボ−ルと溝間の油膜が切れると、ボ−
ルナットの部分からグリ−スミストが飛散してしまい、
クリ−ンル−ム内での電動式射出成形機の使用を困難な
ものとしている。
スが少なくなり、ボ−ルと溝間の油膜が切れると、ボ−
ルナットの部分からグリ−スミストが飛散してしまい、
クリ−ンル−ム内での電動式射出成形機の使用を困難な
ものとしている。
【0011】本発明は、前記従来の電動式型締装置の問
題点を解決して、型締装置におけるボ−ルねじの騒音を
防止することができ、かつ、グリ−スミストが射出成形
機の周囲へ飛散することを防止することができるように
することを課題とする。
題点を解決して、型締装置におけるボ−ルねじの騒音を
防止することができ、かつ、グリ−スミストが射出成形
機の周囲へ飛散することを防止することができるように
することを課題とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】そのために、本発明の型
締装置におけるボ−ルねじの防音装置においては、(a)
固定プラテンと、(b)トグルサポ−トと、(c)前記固定
プラテンと対向させてタイバ−に沿って進退自在に配設
された可動プラテンと、(d)該可動プラテンとトグルサ
ポ−トとの間に配設され、可動プラテンを進退させるト
グル機構と、(e)前記トグルサポ−トの後端面に配設さ
れたサ−ボモ−タと、(f)該サ−ボモ−タのロ−タに固
定された中空の出力軸と、(g)該出力軸に固定されたボ
−ルナットと、(h)該ボ−ルナットと螺合し、ボ−ルナ
ットの回転に伴って前記出力軸内を進退させられるボ−
ルねじ軸と、(i)該ボ−ルねじ軸に固定され、前記トグ
ル機構と連結されたクロスヘッドとを有する電動式型締
装置において、前記トグルサポ−トの前端面に固定さ
れ、前記ボ−ルナットを覆うプレ−トを備え、該プレ−
トの中央部には前記ボ−ルねじ軸の外径よりやや径大の
内径の穴が穿設され、前記ボ−ルねじ軸は該穴を貫通し
て進退されるようにした。また、ボ−ルねじの防音装置
において、前記プレ−トに吸気穴を穿設し、該吸気穴に
配管チュ−ブを接続して吸引装置でボ−ルナットから発
生するグリ−スミストを吸引するようにしたグリ−スミ
ストの飛散防止装置を備えることが望ましい。
締装置におけるボ−ルねじの防音装置においては、(a)
固定プラテンと、(b)トグルサポ−トと、(c)前記固定
プラテンと対向させてタイバ−に沿って進退自在に配設
された可動プラテンと、(d)該可動プラテンとトグルサ
ポ−トとの間に配設され、可動プラテンを進退させるト
グル機構と、(e)前記トグルサポ−トの後端面に配設さ
れたサ−ボモ−タと、(f)該サ−ボモ−タのロ−タに固
定された中空の出力軸と、(g)該出力軸に固定されたボ
−ルナットと、(h)該ボ−ルナットと螺合し、ボ−ルナ
ットの回転に伴って前記出力軸内を進退させられるボ−
ルねじ軸と、(i)該ボ−ルねじ軸に固定され、前記トグ
ル機構と連結されたクロスヘッドとを有する電動式型締
装置において、前記トグルサポ−トの前端面に固定さ
れ、前記ボ−ルナットを覆うプレ−トを備え、該プレ−
トの中央部には前記ボ−ルねじ軸の外径よりやや径大の
内径の穴が穿設され、前記ボ−ルねじ軸は該穴を貫通し
て進退されるようにした。また、ボ−ルねじの防音装置
において、前記プレ−トに吸気穴を穿設し、該吸気穴に
配管チュ−ブを接続して吸引装置でボ−ルナットから発
生するグリ−スミストを吸引するようにしたグリ−スミ
ストの飛散防止装置を備えることが望ましい。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しながら詳細に説明する。図3は本発明に
係る防音装置及びグリ−スミストの飛散防止装置が適用
される電動式型締装置の外観図、図4は本発明の実施の
形態におけるサ−ボモ−タの断面図である。
て図面を参照しながら詳細に説明する。図3は本発明に
係る防音装置及びグリ−スミストの飛散防止装置が適用
される電動式型締装置の外観図、図4は本発明の実施の
形態におけるサ−ボモ−タの断面図である。
【0014】図において、36は固定プラテン、41は
トグルサポ−ト、34は前記固定プラテン36とトグル
サポ−ト41との間に架設されたタイバ−、35は前記
固定プラテン36と対向させて配設され、前記タイバ−
34に沿って進退自在に配設された可動プラテンであ
り、前記固定プラテン36における可動プラテン35と
対向する面に図示しない固定金型が、前記可動プラテン
35における前記固定プラテン36と対向する面に図示
しない可動金型が取り付けられる。
トグルサポ−ト、34は前記固定プラテン36とトグル
サポ−ト41との間に架設されたタイバ−、35は前記
固定プラテン36と対向させて配設され、前記タイバ−
34に沿って進退自在に配設された可動プラテンであ
り、前記固定プラテン36における可動プラテン35と
対向する面に図示しない固定金型が、前記可動プラテン
35における前記固定プラテン36と対向する面に図示
しない可動金型が取り付けられる。
【0015】また、前記可動プラテン35の後端(図3
における左端)には、離型時に図示しないエジェクタピ
ンを突き出すためのエジェクタピン送り装置26が配設
される。該エジェクタピン送り装置26においては、エ
ジェクタ用のサ−ボモ−タ32によってエジェクタロッ
ド27をストロ−クSaだけ進退させるようになってい
る。
における左端)には、離型時に図示しないエジェクタピ
ンを突き出すためのエジェクタピン送り装置26が配設
される。該エジェクタピン送り装置26においては、エ
ジェクタ用のサ−ボモ−タ32によってエジェクタロッ
ド27をストロ−クSaだけ進退させるようになってい
る。
【0016】そして、前記可動プラテン35とトグルサ
ポ−ト41との間には、後述するトグル機構が配設さ
れ、型締め用のサ−ボモ−タ31を駆動し、クロスヘッ
ド38を進退させることによって、トグル倍率を乗じた
型締力を発生させ、該型締力によって前記可動プラテン
35を前進(図3における右方に移動)させ、型締めを
行うことができるようになっている。
ポ−ト41との間には、後述するトグル機構が配設さ
れ、型締め用のサ−ボモ−タ31を駆動し、クロスヘッ
ド38を進退させることによって、トグル倍率を乗じた
型締力を発生させ、該型締力によって前記可動プラテン
35を前進(図3における右方に移動)させ、型締めを
行うことができるようになっている。
【0017】そのために、前記トグル機構は、前記クロ
スヘッド38に対して揺動自在に支持されたトグルレバ
−39、前記トグルサポ−ト41に対して揺動自在に支
持されたトグルレバ−40、前記可動プラテン35に対
して揺動自在に支持されたトグルア−ム33から成り、
前記両トグルレバ−39、40間、及びトグルレバ−4
0とトグルア−ム33との間がそれぞれリンク結合され
る。
スヘッド38に対して揺動自在に支持されたトグルレバ
−39、前記トグルサポ−ト41に対して揺動自在に支
持されたトグルレバ−40、前記可動プラテン35に対
して揺動自在に支持されたトグルア−ム33から成り、
前記両トグルレバ−39、40間、及びトグルレバ−4
0とトグルア−ム33との間がそれぞれリンク結合され
る。
【0018】次に、前記サ−ボモ−タ31について説明
する。該サ−ボモ−タ31は、前記トグルサポ−ト41
に取り付けるための皿状の第1フランジ54、該第1フ
ランジ54と所定の距離を置いて配設された皿状の第2
フランジ55、及び前記第1フランジ54と第2フラン
ジ55との間に配設された筒状のフレ−ム62から成る
モ−タケ−スを備え、該モ−タケ−スに対して中空の出
力軸50が回転自在に支持される。
する。該サ−ボモ−タ31は、前記トグルサポ−ト41
に取り付けるための皿状の第1フランジ54、該第1フ
ランジ54と所定の距離を置いて配設された皿状の第2
フランジ55、及び前記第1フランジ54と第2フラン
ジ55との間に配設された筒状のフレ−ム62から成る
モ−タケ−スを備え、該モ−タケ−スに対して中空の出
力軸50が回転自在に支持される。
【0019】そのために、該出力軸50の後端(図4に
おける左端)がスラストベアリング57によって、前端
(図4における右端)がスラストベアリング58によっ
てスラスト方向及びラジアル方向に回転自在に支持され
る。そして、前記出力軸50を回転させるために、前記
フレ−ム62にステ−タ61が、前記出力軸50にロ−
タ60がそれぞれ固定され、また、前記ステ−タ61に
コイル45が配設される。なお、前記第1フランジ54
と第2フランジ55との間にボルト59が配設され、該
ボルト59を締め付けることによって、前記ステ−タ6
1を第1フランジ54と第2フランジ55とによって挟
むことができる。
おける左端)がスラストベアリング57によって、前端
(図4における右端)がスラストベアリング58によっ
てスラスト方向及びラジアル方向に回転自在に支持され
る。そして、前記出力軸50を回転させるために、前記
フレ−ム62にステ−タ61が、前記出力軸50にロ−
タ60がそれぞれ固定され、また、前記ステ−タ61に
コイル45が配設される。なお、前記第1フランジ54
と第2フランジ55との間にボルト59が配設され、該
ボルト59を締め付けることによって、前記ステ−タ6
1を第1フランジ54と第2フランジ55とによって挟
むことができる。
【0020】また、前記出力軸50の後端には固定用ナ
ット46が螺合され、出力軸50の前端にはボ−ルナッ
ト51がボルト53によって固定される。したがって、
固定ナット46を締め付けることによって、両スラスト
ベアリング57,58に予圧を与えながら、挟んで固定
することができる。そして、前記ボ−ルナット51と螺
合させ、前記出力軸50を貫通させてボ−ルねじ軸63
が配設され、該ボ−ルねじ軸63の先端に前記クロスヘ
ッド38が固定される。なお、該クロスヘッド38は回
り止めされる。
ット46が螺合され、出力軸50の前端にはボ−ルナッ
ト51がボルト53によって固定される。したがって、
固定ナット46を締め付けることによって、両スラスト
ベアリング57,58に予圧を与えながら、挟んで固定
することができる。そして、前記ボ−ルナット51と螺
合させ、前記出力軸50を貫通させてボ−ルねじ軸63
が配設され、該ボ−ルねじ軸63の先端に前記クロスヘ
ッド38が固定される。なお、該クロスヘッド38は回
り止めされる。
【0021】したがって、前記コイル45に電流を供給
すると、ロ−タ60に回転が発生させられ、その回転が
出力軸50を介してボ−ルナット51に伝達される。そ
の結果、ボ−ルナット51とボ−ルねじ軸63との螺合
によって、ボ−ルナット51の矢印A方向の回転運動が
ボ−ルねじ軸63の矢印B方向の直線運動に変換され、
ボ−ルねじ軸63及びクロスヘッド38がストロ−クS
bだけ進退させられる。すなわち、前記クロスヘッド3
8を前進させると、トグル機構が伸展して可動プラテン
35が前進させられ、型閉じ及び開締めが行われ、前記
クロスヘッド38を後退させると、トグル機構が屈曲し
て可動プラテン35が後退させられ、型開きが行われ
る。
すると、ロ−タ60に回転が発生させられ、その回転が
出力軸50を介してボ−ルナット51に伝達される。そ
の結果、ボ−ルナット51とボ−ルねじ軸63との螺合
によって、ボ−ルナット51の矢印A方向の回転運動が
ボ−ルねじ軸63の矢印B方向の直線運動に変換され、
ボ−ルねじ軸63及びクロスヘッド38がストロ−クS
bだけ進退させられる。すなわち、前記クロスヘッド3
8を前進させると、トグル機構が伸展して可動プラテン
35が前進させられ、型閉じ及び開締めが行われ、前記
クロスヘッド38を後退させると、トグル機構が屈曲し
て可動プラテン35が後退させられ、型開きが行われ
る。
【0022】次に、防音装置について説明する。防音装
置は、前記トグルサポ−ト41のサ−ボモ−タ31を取
り付ける面(後端面)とは反対側の面(前端面)に配設さ
れ、前記ボ−ルナット51を覆うプレ−ト70を備え、
該プレ−ト70は端部に複数のボルト71を締め付ける
ことによって、トグルサポ−ト41の前端面に固定され
る。プレ−ト70の中央部には穴72が穿設され、前記
ボ−ルねじ軸63はこの穴72を貫通して矢印B方向に
進退させられる。なお、穴72の内径はボ−ルねじ軸6
3の外径よりやや径大にして、第1フランジ54、トグ
ルサポ−ト41及びプレ−ト70によって包囲された空
間Rはほぼ密閉された状態にあるので、出力軸50に固
定され矢印A方向に回転運動を行うボ−ルナット51か
ら発生する騒音が型締装置の外部にもれるのを防止する
ことができる。
置は、前記トグルサポ−ト41のサ−ボモ−タ31を取
り付ける面(後端面)とは反対側の面(前端面)に配設さ
れ、前記ボ−ルナット51を覆うプレ−ト70を備え、
該プレ−ト70は端部に複数のボルト71を締め付ける
ことによって、トグルサポ−ト41の前端面に固定され
る。プレ−ト70の中央部には穴72が穿設され、前記
ボ−ルねじ軸63はこの穴72を貫通して矢印B方向に
進退させられる。なお、穴72の内径はボ−ルねじ軸6
3の外径よりやや径大にして、第1フランジ54、トグ
ルサポ−ト41及びプレ−ト70によって包囲された空
間Rはほぼ密閉された状態にあるので、出力軸50に固
定され矢印A方向に回転運動を行うボ−ルナット51か
ら発生する騒音が型締装置の外部にもれるのを防止する
ことができる。
【0023】また、前記プレ−ト70に吸気穴73を追
加的に形成し、該吸気穴73にワンタッチ式の管継手8
0を装着して、この管継手80に配管チュ−ブ81を接
続し、ブロア等の吸引装置82で前記空間R内で発生し
たグリ−スミストを強制的に吸引するグリ−スミストの
飛散防止装置を型締装置に取り付けるこさらに効果的で
ある。この装置により前記空間R内に固定されているボ
−ルナット51から発生するグリ−スミストが型締装置
の外部に飛散するのを防止することができる。
加的に形成し、該吸気穴73にワンタッチ式の管継手8
0を装着して、この管継手80に配管チュ−ブ81を接
続し、ブロア等の吸引装置82で前記空間R内で発生し
たグリ−スミストを強制的に吸引するグリ−スミストの
飛散防止装置を型締装置に取り付けるこさらに効果的で
ある。この装置により前記空間R内に固定されているボ
−ルナット51から発生するグリ−スミストが型締装置
の外部に飛散するのを防止することができる。
【0024】なお、本発明は前記実施の形態に限定され
るものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々変形させ
ることが可能であり、それらを本発明の範囲から排除す
るものではない。
るものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々変形させ
ることが可能であり、それらを本発明の範囲から排除す
るものではない。
【0025】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明に
よれば、電動式型締装置において、前記トグルサポ−ト
の前端面に固定され、前記ボ−ルナットを覆うプレ−ト
を備え、該プレ−トの中央部には前記ボ−ルねじ軸の外
径よりやや径大の内径の穴が穿設され、前記ボ−ルねじ
軸は該穴を貫通して進退されるようにしたことを特徴と
する型締装置におけるボ−ルねじの防音装置を設けたの
で、ボ−ルねじから発生する騒音を防止することができ
る。また、上記ボ−ルねじの防音装置において、前記プ
レ−トに吸気穴を穿設し、該吸気穴に配管チュ−ブを接
続して吸引装置でボ−ルナットから発生するグリ−スミ
ストを吸引するようにしたことを特徴とする型締装置に
おけるボ−ルねじのグリ−スミストの飛散防止装置を設
置すれば、グリ−スミストの低減に効果が大であり、食
品用の容器、光ディスク、及び医療用シリンジ等の成形
を行うクリ−ンル−ム内において、射出成形機の使用が
可能となる。
よれば、電動式型締装置において、前記トグルサポ−ト
の前端面に固定され、前記ボ−ルナットを覆うプレ−ト
を備え、該プレ−トの中央部には前記ボ−ルねじ軸の外
径よりやや径大の内径の穴が穿設され、前記ボ−ルねじ
軸は該穴を貫通して進退されるようにしたことを特徴と
する型締装置におけるボ−ルねじの防音装置を設けたの
で、ボ−ルねじから発生する騒音を防止することができ
る。また、上記ボ−ルねじの防音装置において、前記プ
レ−トに吸気穴を穿設し、該吸気穴に配管チュ−ブを接
続して吸引装置でボ−ルナットから発生するグリ−スミ
ストを吸引するようにしたことを特徴とする型締装置に
おけるボ−ルねじのグリ−スミストの飛散防止装置を設
置すれば、グリ−スミストの低減に効果が大であり、食
品用の容器、光ディスク、及び医療用シリンジ等の成形
を行うクリ−ンル−ム内において、射出成形機の使用が
可能となる。
【図1】従来の電動式型締装置の概略図。
【図2】従来の電動式型締装置の側面図。
【図3】本発明に係る防音装置及びグリ−ンミストの飛
散防止装置が適用される電動式型締装置の外観図。
散防止装置が適用される電動式型締装置の外観図。
【図4】本発明の実施の形態におけるサ−ボモ−タの断
面図。
面図。
41 トグルサポ−ト 51 ボ−ルナット 63 ボ−ルねじ軸 70 プレ−ト 72 穴 73 吸気穴 81 配管チュ−ブ 82 吸引装置
Claims (2)
- 【請求項1】 (a)固定プラテンと、(b)トグルサポ−
トと、(c)前記固定プラテンと対向させてタイバ−に沿
って進退自在に配設された可動プラテンと、(d)該可動
プラテンとトグルサポ−トとの間に配設され、可動プラ
テンを進退させるトグル機構と、(e)前記トグルサポ−
トの後端面に配設されたサ−ボモ−タと、(f)該サ−ボ
モ−タのロ−タに固定された中空の出力軸と、(g)該出
力軸に固定されたボ−ルナットと、(h)該ボ−ルナット
と螺合し、ボ−ルナットの回転に伴って前記出力軸内を
進退させられるボ−ルねじ軸と、(i)該ボ−ルねじ軸に
固定され、前記トグル機構と連結されたクロスヘッドと
を有する電動式型締装置において、 前記トグルサポ−トの前端面に固定され、前記ボ−ルナ
ットを覆うプレ−トを備え、該プレ−トの中央部には前
記ボ−ルねじ軸の外径よりやや径大の内径の穴が穿設さ
れ、前記ボ−ルねじ軸は該穴を貫通して進退されるよう
にしたことを特徴とする型締装置におけるボ−ルねじの
防音装置。 - 【請求項2】 請求項1記載のボ−ルねじの防音装置に
おいて、前記プレ−トに吸気穴を穿設し、該吸気穴に配
管チュ−ブを接続して吸引装置でボ−ルナットから発生
するグリ−スミストを吸引するようにしたことを特徴と
する型締装置におけるボ−ルねじのグリ−スミストの飛
散防止装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14929298A JP3199363B2 (ja) | 1998-05-29 | 1998-05-29 | 型締装置におけるボ−ルねじの防音装置及びグリ−スミストの飛散防止装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14929298A JP3199363B2 (ja) | 1998-05-29 | 1998-05-29 | 型締装置におけるボ−ルねじの防音装置及びグリ−スミストの飛散防止装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11333897A true JPH11333897A (ja) | 1999-12-07 |
JP3199363B2 JP3199363B2 (ja) | 2001-08-20 |
Family
ID=15471999
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14929298A Expired - Fee Related JP3199363B2 (ja) | 1998-05-29 | 1998-05-29 | 型締装置におけるボ−ルねじの防音装置及びグリ−スミストの飛散防止装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3199363B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006021338A (ja) * | 2004-07-06 | 2006-01-26 | Toyo Mach & Metal Co Ltd | 射出成形機 |
EP2607048A1 (de) * | 2011-12-19 | 2013-06-26 | Arburg GmbH + Co. KG | Spritzgießmaschine zur Verarbeitung von Kunststoffen |
CN107775914A (zh) * | 2016-08-26 | 2018-03-09 | 住友重机械工业株式会社 | 注射成型机 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7223084B2 (en) | 2003-06-30 | 2007-05-29 | Nissei Plastic Industrial Co., Ltd. | Electric motor driven toggle mold clamping device |
-
1998
- 1998-05-29 JP JP14929298A patent/JP3199363B2/ja not_active Expired - Fee Related
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EP2607048A1 (de) * | 2011-12-19 | 2013-06-26 | Arburg GmbH + Co. KG | Spritzgießmaschine zur Verarbeitung von Kunststoffen |
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JP3199363B2 (ja) | 2001-08-20 |
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