JPH11333751A - タングレスコイルスレッド用工具 - Google Patents
タングレスコイルスレッド用工具Info
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- JPH11333751A JPH11333751A JP14193698A JP14193698A JPH11333751A JP H11333751 A JPH11333751 A JP H11333751A JP 14193698 A JP14193698 A JP 14193698A JP 14193698 A JP14193698 A JP 14193698A JP H11333751 A JPH11333751 A JP H11333751A
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Abstract
た、マンドルの加工工数を減らしてコストを下げて安価
とし、また、マンドルの強度の高いタングレスコイルス
レッド挿入用工具の提供を課題とする。 【解決手段】 マンドル35に、その軸線に沿って該マ
ンドル35の側面側が開口する溝45が形成され、該溝
45内にフック部47を有するパウル49がピン37b
を介して回動自在に取り付けられると共に、常態におい
てフック部47を溝45の開口部64から突出するよう
に付勢する付勢部材37が配置され、溝45は、少なく
ともピン37bの位置する部位から先端部41に到る間
がマンドル35の軸線に沿って直線的に連続するフック
部47の出没する開口部64を含む開口部65とされて
いることを特徴とする。
Description
スレッド挿入体(ワイヤ・コイル状のねじ挿入体)を他
部材のタップ穴に取付け・取外しするためのタングレス
コイルスレッド用工具に関するものである。
ルスレッド挿入体(以下、挿入体という)は、外周面と
内周面にそれぞれ外側ねじと内側ねじを形成するコイル
であり、その内側ねじの前後部両端末には切欠が形成さ
れたものである。タングレスコイルスレッド用工具(以
下、工具という)は、前記挿入体の切欠に駆動力を付与
して該挿入体を他部材のタップ穴に取付け・取外しをす
るものであり、硬度の不足する部材に雌ねじを形成する
場合に広く利用されているものである。この種の従来の
工具について下記に説明する。
ルと、該マンドル1の内部にピン3により回動自在に装
着されたパウル2と、該パウル2に当接された状態で、
後述される装着穴15に装着されたばね4と、マンドル
1の外周に取り付けられた管状体5と、該管状体5と並
んでマンドル1の外周に装着されたロックナット6と、
管状体5の一端に取り付けられたガード7とからなって
いる。
て以下に説明する。マンドル1には、該マンドル1の軸
線に沿って該マンドル1の側面側が開口する長尺溝14
が形成されている。さらに、マンドル1の軸線を介して
この長尺溝14の反対側側面にも、短尺溝16が形成さ
れている。これら長尺溝14と短尺溝16は、マンドル
1の内部にて通じており、別々の加工行程により形成さ
れた後、両者間に生じた段差をさらに別の研削加工によ
って取り除いて仕上げられたものである。また、長尺溝
14内には、前記ばね4の装着のための装着穴15が形
成されている。
が形成された側の端部側が、挿入体装着部7bとされて
おり、前記挿入体の内側ねじに螺合して該挿入体を装着
するための雄ねじ10が形成されている。また、マンド
ル1の長手方向中央部分には、このマンドル1を前記管
状体5内に螺合して挿入するための、雄ねじ11、12
が形成されている。これら雄ねじ11、12の間には、
前記ピン3を装着するための貫通孔25が形成されてい
る。そして、挿入体装着部7bに対して、マンドル1の
軸線方向反対側の端部は、図示されないクランクハンド
ルもしくは原動機の回転駆動力を付与するための把持部
9となっている。
板であり、その一端にフック部21が、そしてその他端
にレリース部22が形成されている。そしてこれら両端
の略中央に、ピン3を通すための貫通孔62が形成され
ている。このパウル2は、フック部21の形状によって
インサート用パウル19とリムーバル用パウル20の二
種類があり、取付け・取外しの用途によって、どちらか
一方が前記マンドル1内に装着された製品とされる。
19の係合状態を、マンドル1軸線方向において、挿入
体装着部7bから把持部9に向かう方向に見たときを示
す図である。図14に示すように、挿入体Bの端部に
は、係合面60a、60bとからなる切欠60が形成さ
れている。一方、フック部21には、係合面61a、6
1b、61cが形成されており、係合面61aが係合面
60aに当接して係合が得られるようになっている。
20の係合状態を示す。この図は、マンドル1の軸線方
向において、把持部9から挿入体装着部7bに向かう方
向へと見た図である。挿入体Bには、図14で説明した
切欠60と同じものが、図14に示す端部の反対側の端
部にも形成されており、リムーバル用パウル20のフッ
ク部21と係合するようになっている。
開口された管形状を有し、その内側空洞部には、前記マ
ンドル2の雄ねじ11、12と螺合するための雌ねじ2
6が形成されている。この管状体5の先端には、前記ガ
ード7装着用のはめ込み部27が形成されている。図9
に示されるロックナット6は、管状体5と同様にマンド
ル1の雄ねじ12に螺合されており、また、ガード7
は、はめ込み部27に固定されている。なお、ガード7
には貫通孔33が形成されており、マンドル1がこの貫
通孔33内部に挿通されるようになっている。
を図示されない部材のタップ穴に取り付ける作業につい
て以下に説明する。この場合、インサート用パウル19
が装着された工具Aを使用する。図9において、まずロ
ックナット6および管状体5を回転して紙面右側に移動
させ、挿入体装着部7bの外出長さLを調整する。
着部7bに装着した後、挿入体Bを前記タップ穴に当接
させ、把持部9を手動もしくは電動機の回転駆動力によ
って同図の矢印Rの方向に回転させる。すると、挿入体
Bは前記タップ穴内に螺旋回転しながら進入されてい
く。所用深さまで挿入体Bを到らせた後、工具Aを逆回
転させると図14の係合状態が解かれる。このとき、フ
ック部21が切欠60より外れにくくなっている場合に
は、レリース部22を押して強制的に外す。そして、工
具Aを挿入体Bから引き抜いて作業が完了する。
体Bを取り外す場合は、リムーバル用パウル20が装着
された工具Aを使用し、図15に示すように、挿入体B
を挿入体装着部7bに装着した後、工具Aを同図の矢印
Lの方向に回転させる。すると、挿入体Bは螺旋回転し
ながらタップ穴より抜け出て作業が完了する。
グレスコイルスレッド用工具は、マンドル1に関し、下
記の問題を有していた。すなわち、長尺溝14と短尺溝
16は、別々の機械加工によって形成されるため、両溝
の境界部に段差を生じた場合、これを上手く取り除けな
いとパウル2が回動不良を起こすという問題である。ま
た、パウル2の回動不良を防ぐため、長尺溝14と短尺
溝16の機械加工の後には、必ず前記境界部の段差を取
り除くための研削加工が必要となり、加工工数が増える
のでコストが高くなるという問題も有していた。また、
マンドル1の挿入体装着部7bの部分においては、長尺
溝14と短尺溝16の二つの溝があけられる関係上、マ
ンドル1の強度が十分に取れない問題も有った。
のであって、パウルの回動不良が阻止されたタングレス
コイルスレッド用工具を提供することを目的とする。ま
た、本発明の別の目的としては、マンドルの加工工数を
減らしてコストを下げて安価とすることも目的とする。
本発明のさらに別の目的としては、マンドルの強度を上
げるという目的もある。
ルスレッド用工具は、上記課題を解決するために以下の
手段を採用した。すなわち、請求項1記載のタングレス
コイルスレッド用工具は、コイル端部の内側ねじに切欠
が形成されたタングレスコイルスレッド挿入体の操作用
工具であって、管状体内に、その先端部が該管状体から
突出するように、かつその突出寸法が調整可能となるよ
うにマンドルが挿入配置され、前記マンドルに、該マン
ドルの軸線に沿って該マンドルの側面側が開口する溝が
形成されると共に、該溝内に先端部にフック部を有する
長尺のパウルが挿入配置され、該パウルが、その中間部
がピンを介して前記マンドルに回動自在、かつ回動した
ときに前記フック部が前記マンドルの先端部にて前記溝
の開口部から出没自在となるように取り付けられ、前記
溝内には、常態において前記フック部を前記溝の開口部
から突出するように付勢する付勢部材が配置され、前記
溝は、少なくとも前記ピンの位置する部位から前記先端
部に到る間が前記マンドルの軸線に沿って直線的に連続
する前記フック部の出没する開口部を含む開口部とされ
ていることを特徴とする。
用工具によれば、パウルが挿入配置される溝とフック部
の出没する開口部は、一回の機械加工によって形成され
る。
用工具は、請求項1記載のタングレスコイルスレッド用
工具において、前記パウルの後端部にはレリース部が形
成され、前記マンドルには、前記溝の開口部と反対側の
側面から前記溝の底面との間を貫通し、前記レリース部
を操作するための操作孔が形成されていることを特徴と
する。請求項2記載のタングレスコイルスレッド用工具
によれば、操作孔内を通ってレリース部を押すことで、
パウルをマンドル内で回動させる。
用工具は、請求項2記載のタングレスコイルスレッド用
工具において、前記レリース部は、前記操作孔内に延在
するよう形成されていることを特徴とする。請求項3記
載のタングレスコイルスレッド用工具によれば、レリー
ス部を押すことで、パウルをマンドル内で回動させる。
について説明する。なお、これらの図において、従来の
技術で示した図8〜15と共通する部分には同一符号を
付し、その説明を省略する。
用のものである。工具Dは、符号35のマンドルと、該
マンドル35の内部にピン37bにより回動自在に装着
されたパウル49と、該パウル49に当接された状態
で、後述される装着穴63に装着されたばね37と、マ
ンドル35の外周に取り付けられた管状体5と、該管状
体5と並んでマンドル35の外周に装着されたロックナ
ット6と、管状体5の一端に取り付けられたガード7と
からなっている。本発明では、マンドル35およびパウ
ル49の形状と、パウル49に対するばね37の付勢場
所が従来と特に異なっている。
は、パウル49を挿入配置させるための溝45が、該マ
ンドル35の軸線に沿ってその側面側が開口するように
形成されている。この溝45は、後述されるレリース部
48の配置箇所から、後述される挿入体装着部41の先
端まで直線的に連続した開口部65を有しており、この
開口部65は、後述されるフック部47が出没する開口
部64を含んでいる。
される装着穴63と、後述されるレリース部48を操作
するための操作孔52が形成されている。この操作孔5
2は、前記開口部65の反対側の側面から、溝45の底
面との間を貫通して形成されたものである。装着穴63
と操作孔52との間には、ピン37bを装着するための
貫通孔66が、マンドル35の軸心と交差する方向で形
成されている。
64側には、挿入体Bを装着するための雄ねじ38が形
成された挿入体装着部41とされており、また、軸線方
向他端は、図示されないクランクハンドルもしくは原動
機の回転駆動力を付与する箇所である把持部40となっ
ている。図1、2に示す突出寸法Lは、管状体5とロッ
クナット6の移動によって調整されるようになってい
る。
材であり、その両端にフック部47と、レリース部48
が形成され、かつその略中央部にはピン37bを通すた
めの貫通孔51が形成されている。このパウル49は、
その貫通孔51とマンドル35の貫通孔66とが一致し
た状態で、ピン37bをこれら貫通孔51、66に通す
ことで、回動自在に取り付けられるものである。
5内に組み込まれた状態において、ピン37bを中心と
して回動することで、開口部64より出没自在となって
いる。図1に示すように、レリース部48は、パウル4
9がマンドル35に装着された際、管状体5とロックナ
ット6の移動の妨げにならぬよう、該マンドル35内か
ら外部に突出しないようになっている。そしてこのレリ
ース部48は、操作孔52を通して力を加えられる位置
に配されている。
7bとを結ぶ直線間で、かつフック部47を開口部64
より外部へ突出するよう付勢した状態で、装着穴63内
に装着されている。
を図示されない部材へ取り付ける方法については、従来
例での説明に同じである。
加工する際に、その内部に段差が生じることがないので
パウル49の回動不良が阻止される。また、従来必要と
されていた、溝45内の段差を取り除く研削加工が不要
となって加工工数が減るので、コストを下げて安価とす
ることが可能となる。また、開口部65は、開口部64
を含んだ単一の開口部であるので、従来に比較してマン
ドルの強度を上げることが可能となる。
て下記に説明する。本実施の形態において、第1の実施
の形態と同一の構成要素には同一符号を付し、その説明
を省略する。なお、本実施の形態が上述した第1の実施
の形態と異なる点は、挿入体Bの取外し用の工具である
ことである。この工具は、図7に示すパウル50を図1
のパウル49の代わりに装着したものである。パウル5
0は長尺の板材であり、その両端にフック部70と、レ
リース部71が形成され、かつその略中央部にはピン3
7bを通すための貫通孔72が形成されている。そして
レリース部71には、操作棒53が形成されている。こ
の操作棒53は、パウル50がマンドル35に装着され
た際に、操作孔52内に延在し、かつ一部が外方へ突出
した状態となるものである。
入体Bを取り外す方法については、従来例で示した説明
に同じである。ただし、この工具から挿入体Bを取り外
す際には、操作棒53を押してパウル50をピン37b
を中心として回動させ、挿入体Bとフック部70との係
合状態を解くことで行う。この実施の形態においても、
第1の実施の形態と同様の効果が得られる。
の開口部は、パウルのフック部が突出する開口部を含ん
でいるので、この溝を機械加工する際に、内部に段差が
生じることがなく、パウルが回動不良を起こすことが阻
止される。また、従来必要とされていた、溝加工部の段
差を取り除く研削加工が不要となり、加工工数が減るの
でコストを下げて安価とすることが可能となる。また、
開口部の数が従来に比較して少なくて済むので、マンド
ルの強度を上げることが可能となる。
タングレスコイルスレッド用工具の断面図である。
ある。
の断面図である。
の側面図である。
の側面図である。
側面図である。
タングレスコイルスレッド用工具のリムーバル用パウル
の側面図である。
図である。
ある。
ルの断面図である。
ルの側面図である。
ルのC−C視図である。
の側面図である。
と挿入体との係合を示す説明図である。
バル用パウルと挿入体との係合を示す説明図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 コイル端部の内側ねじに切欠が形成され
たタングレスコイルスレッド挿入体の操作用工具であっ
て、 管状体内に、その先端部が該管状体から突出するよう
に、かつその突出寸法が調整可能となるようにマンドル
が挿入配置され、前記マンドルに、該マンドルの軸線に
沿って該マンドルの側面側が開口する溝が形成されると
共に、該溝内に先端部にフック部を有する長尺のパウル
が挿入配置され、 該パウルは、その中間部がピンを介して前記マンドルに
回動自在、かつ回動したときに前記フック部が前記マン
ドルの先端部にて前記溝の開口部から出没自在となるよ
うに取り付けられ、 前記溝内には、常態において前記フック部を前記溝の開
口部から突出するように付勢する付勢部材が配置され、 前記溝は、少なくとも前記ピンの位置する部位から前記
先端部に到る間が前記マンドルの軸線に沿って直線的に
連続する前記フック部の出没する開口部を含む開口部と
されていることを特徴とするタングレスコイルスレッド
用工具。 - 【請求項2】 請求項1記載のタングレスコイルスレッ
ド用工具において、 前記パウルの後端部にはレリース部が形成され、前記マ
ンドルには、前記溝の開口部と反対側の側面から前記溝
の底面との間を貫通し、前記レリース部を操作するため
の操作孔が形成されていることを特徴とするタングレス
コイルスレッド用工具。 - 【請求項3】 請求項2記載のタングレスコイルスレッ
ド用工具において、 前記レリース部は、前記操作孔内に延在するよう形成さ
れていることを特徴とするタングレスコイルスレッド用
工具。
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JP14193698A JP3983379B2 (ja) | 1998-05-22 | 1998-05-22 | タングレスコイルスレッド用工具 |
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ID=15303598
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Country Status (1)
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1998
- 1998-05-22 JP JP14193698A patent/JP3983379B2/ja not_active Expired - Fee Related
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