JPH11332698A - エアーマット、その製造方法及びエアーマット入り敷布団 - Google Patents

エアーマット、その製造方法及びエアーマット入り敷布団

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JPH11332698A
JPH11332698A JP10158554A JP15855498A JPH11332698A JP H11332698 A JPH11332698 A JP H11332698A JP 10158554 A JP10158554 A JP 10158554A JP 15855498 A JP15855498 A JP 15855498A JP H11332698 A JPH11332698 A JP H11332698A
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air
sheets
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勝志 山本
Hiroshi Kodaira
博志 小平
Norio Wazaki
則夫 和崎
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 エアーマットの耐久性を向上させる。 【解決手段】 ゴム引布製の上・下シート1,2の外周
縁部同士が接着されることで、上・下シート1,2間
に、エアー室5が形成され、上・下シート1,2の対応
する多数箇所が、軟質の弾性材料から成る介装部材3を
介して、接着されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はエアーマット、その
製造方法及びエアーマット入り敷布団に関する。
【0002】
【従来の技術】エアーマットは、通常、上下2枚のシー
トの外周縁部を全周にわたって溶着、又は、接着して、
両シート間にエアー室を形成することで、構成されてい
る。ところで、従来においては、シートを塩化ビニール
製としたものが多いが、これは、強度的に弱く、孔が開
きやすい。そこで、エアーマットの強度を向上するため
に、シートをゴム製とすることが考えられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、単に、シート
をゴム製としたのでは、シートが弾性変形して、伸び易
いため、エアーマットを所定形状とすることが困難であ
ると共に、強度的にも十分ではないとの問題があった。
【0004】本発明は上記問題を解決するためゴム引布
を用いたエアーマット、その製造方法及びエアーマット
入り敷布団を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のエアーマットの特徴とするところは、ゴム
引布製の上・下シートの外周縁部同士が接着されること
で、上・下シート間に、エアー室が形成され、上・下シ
ートの対応する多数箇所が、軟質の弾性材料から成る介
装部材を介して、接着された点にある。尚、介装部材が
上・下シート間に種々に配設されることもある。又、介
装部材に貫通孔が上下方向に形成され、上・下シートに
おける、貫通孔と対応する部分に、連通孔が上下方向に
貫通形成されることもある。更に、介装部材が上下シー
ト間に種々のパターンで配設され、上・下シートの外周
の接着部と隣接する部分における、介装部材の配設予定
位置で、上・下シートが、直接、接着されることもあ
る。又、上・下シート間に、密着防止のために、ステア
リン酸亜鉛、又は、タルク等の離型剤が使用されること
もある。更に、上・下シート間における、接着される外
周縁部及び介装部材の配設箇所を除く部分に、不織布が
介装されることもある。又、本発明のエアーマットの製
造方法の特徴とするところは、上・下モールド間に、未
加硫のゴム引布製の上・下シートと介装部材をセットし
て、上・下モールドを型締めし、上・下シートを加硫し
て、上・下シートの接着予定箇所を接着すると共に、上
・下シートと介装部材を接着する点にある。更に、本発
明のエアーマット入り敷布団の特徴とするところは、敷
布団本体と、エアーマットを有し、エアーマットが布団
本体に備えられた点にある。尚、エアーマットが敷布団
本体内に対して出し入れ自在とされることもある。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明のエアーマットの実
施の形態の第1例を図1〜図5の図面に基づき説明する
と、図1〜図4はエアーマットMを示し、その厚さは、
通常、10〜150mmが適当である。エアーマットM
の厚さが10mm以下であると、クッション性が悪く、
硬すぎて、心地良さの点で問題がある。又、エアーマッ
トMの厚さが150mm以上であると、クッション性が
良すぎる(柔らか過ぎる)ため、エアーマットM上に人
体が乗った際に、エアーマットMが大きく沈み込んで、
安定性がないとの問題がある。エアーマットMは、上・
下シート1,2と、介装部材3から成る。
【0007】上・下シート1,2の外周縁部が、全周に
わたって相互に接着(加硫接着)された外周接着部1
A,2Aとされることで、両シート1,2間には、外周
接着部1A,2Aにより囲繞される単一(又は、複数)
のエアー室5が形成されると共に、上・下シート1,2
の外周接着部1A,2A間には、エアー室5にエアーを
充填するためのエアーバルブ6が備えられている。尚、
エアーマットMには、エアー充填用のエアーポンプが備
えられることもある。上・下シート1,2は、(実質的
に)伸びの(極めて)小さいゴム引布製とされており、
ゴム引布は、基布の片面又は両面にゴム組成物をコーテ
ィングすることで構成されている。
【0008】基布には、編織布(織物、編物、組み物、
撚り物、網地)又は不織布等が使用され、その使用繊維
糸には、ナイロン、ポリエステル、ビニロン等の合成繊
維糸及び木綿等の天然繊維糸が使用される。使用繊維糸
の太さは、通常、20〜400デニールとされる。とこ
ろで、エアーマットM上に人体が乗った際には、上・下
シート1,2には大きな圧力が作用するが、使用繊維糸
の太さが20デニール以下になると、上記圧力に対する
上・下シート1,2の強度が十分でなくなると共に、エ
アーマットMの耐久性の面でも問題がある。逆に、使用
繊維糸の太さが400デニール以上になると、エアーマ
ットMの風合及び軽量化の面で問題がある。
【0009】基布の強度は、通常、15〜150kg/
3cm幅とされる。基布の強度が15kg/3cm幅以
下になると、エアーマットMに人体が乗った際の圧力に
対する上・下シート1,2の強度が十分でなくなると共
に、エアーマットMの耐久性の面でも問題がある。逆
に、基布の強度が150kg/3cm幅以上になると、
上・下シート1,2の剛性が高くなり過ぎて、エアーマ
ットMの風合が損なわれ、好ましくない。
【0010】基布のJISによる伸度は、通常、5〜5
0%とされる。基布の伸度が5%以下であると、エアー
室5内の圧力を上昇させた際に、上・下シート1,2が
殆ど伸びないため、エアーマットMを所定形状にできな
い。又、逆に、基布の伸度が50%以上であると、エア
ー室5内の圧力を上昇させた際に、上・下シート1,2
が伸び過ぎて、エアーマットMを所定形状にできない。
【0011】基布のエンズ数(エンド数)は、通常、1
5〜150本/インチとされる。基布のエンズ数が15
本/インチ以下になると、エアーマットMに人体が乗っ
た際の圧力に対する上・下シート1,2の強度が十分で
なくなると共に、エアーマットMの耐久性の面でも問題
がある。逆に、基布のエンズ数が150本/インチ以上
になると、エアーマットMの風合及び軽量化の面で問題
がある。
【0012】基布にコーティングされるゴム組成物に
は、天然ゴム(NR)、スチレンブタジエンゴム(SB
R)、ブタジエンゴム(BR)、クロロプレンゴム(C
R)、ニトリルゴム(NBR)、エピクロルヒドリンゴ
ム(ECO)、クロロスルホン化ポリエチレン(CS
M)、ウレタンゴム(ポリウレタン)、アクリルゴム
(ACM)等を主成分とするゴム組成物が使用される。
【0013】基布にコーティングされるゴム組成物単独
の強度は、通常、50〜250kg/cm2 とされる。
ゴム組成物の強度が50kg/cm2 以下になると、エ
アーマットMに人体が乗った際の圧力に対する上・下シ
ート1,2の強度が十分でなくなると共に、エアーマッ
トMの耐久性の面でも問題がある。逆に、ゴム組成物の
強度が250kg/cm2 以上になると、上・下シート
1,2の剛性が高くなり過ぎて、ごわごわした感じがし
たり、或いは、エアーマットM上で寝た場合において、
動いた際に、音がして、寝心地が悪いとの問題があり、
好ましくない。
【0014】ゴム組成物の(破断)伸び(永久伸び)
は、通常、200〜800%とされる。ゴム組成物の破
断伸びが200%以下であると、エアーマットMの風合
及び耐久性の面で問題がある。逆に、ゴム組成物の破断
伸びが800%以上であると、ゴム物性が小さくなり過
ぎて、エアーマットMの耐久性が悪くなる。
【0015】ゴム組成物の硬度(JIS−A)は、通
常、25〜70とされる。ゴム組成物の硬度が25以下
であると、上・下シート1,2の表面の粘着性が大とな
り過ぎて、上・下各シート1,2の表面同士が密着し易
くなり、加工及び使用上で問題がある。逆に、ゴム組成
物の硬度が70以上であると、エアーマットMの風合が
損なわれ、好ましくない。
【0016】介装部材(介装ゴム、(ゴム)支持体、支
持ゴム)3は、エアーマットMのエアー室5にエアーを
充填した際に、エアーマットMの歪みを吸収するもの
で、円盤状とされている。介装部材3は、上・下シート
1,2間に(例えば、(略)均一、又は、(略)一定の
パターンで)配設され、上下面が上・下シート1,2に
接着(加硫接着)される。介装部材3の配置間隔を大と
すれば、エアーマットMの高さが高くなり、その弾力性
も上がる。従って、エアーマットMの用途により、介装
部材3の配置パターンが種々のパターンに適宜変更され
る。図例では、介装部材3は、例えば、下記のように配
設されている。
【0017】即ち、図1に示すように、上・下シート
1,2の平面視において、左上がりの等間隔の平行線1
0と、右上がりの等間隔の平行線11を仮想し、これら
の交点に介装部材3を配設している。尚、平行線10,
11の間隔と、平行線10,11の幅方向又は長手方向
に対する角度(傾斜角度)は、それぞれ、(略)同一と
されている。尚、上・下シート1,2の外周接着部1
A,2Aと隣接する区域における、介装部材3の配設
(予定)位置では、介装部材3が配設されず、上・下シ
ート1,2が、直接、接着された付加接着部(補助接着
部)1B,2Bとされて、外周接着部1A,2Aに連設
されている。
【0018】上記のようにした理由は、 円形の介装
部材3を配設したのでは、介装部材3が、上・下シート
1,2における、接着される外周接着部1A,2Aに掛
かる問題があると共に(尚、介装部材3を半円状とすれ
ば、上記問題を解決できるが、部品の種類が増えて、好
ましくない。)、 付加接着部1B,2Bを形成しな
いと、エアーマットMにおいて、上記付加接着部1B,
2Bとこれに隣接する3個の介装部材3により囲繞され
る部分が、上方又は下方に膨らみ過ぎるからである。
【0019】隣接する介装部材3の間隔は、通常、7〜
200mmとされる。介装部材3の間隔が7mm以下に
なると、エアーマットM内へのエアー充填量が減って、
クッション性が悪くなり、エアーマットM本来の機能が
低下する。逆に、介装部材3の間隔が200mm以上に
なると、エアーマットMにおける、介装部材3で囲繞さ
れた部分が膨らみ過ぎて、エアーマットMの安定性が無
くなる。
【0020】介装部材3の厚さは、通常、2〜100m
mとされる。介装部材3の厚さが2mm以下になると、
エアーマットMの歪みを十分に吸収できないと共に、介
装部材3の強度が低下して、エアーマットMに人体が乗
った際に作用する外力に対する、介装部材3の強度が十
分でなくなる。逆に、介装部材3の厚さが100mm以
上になると、エアーマットMが重くなり過ぎて、軽量化
の面で問題がある。尚、エアーマットMの厚さは、隣接
する介装部材3の間隔の内の最も短い間隔Sと、介装部
材3の厚さの和に近い値となる。尚、Lは、隣接する介
装部材3の間隔の内の最も長い間隔である。
【0021】介装部材3は、軟質の弾性材料、例えば、
発泡ゴム(例えば、スポンジ等)や軟質ゴムから形成さ
れる。上記ゴムとしては、天然ゴム(NR)、スチレン
ブタジエンゴム(SBR)、ブタジエンゴム(BR)、
クロロプレンゴム(CR)、ニトリルゴム(NBR)、
ポリウレタン(ウレタンゴム)等が使用される。
【0022】上記発泡ゴムの硬度を発泡ゴム硬度計で計
測した場合には、その硬度(TYPE−C)は、通常、
15〜80とされる。又、上記軟質ゴムの硬度(JIS
−A)は、通常、15〜65とされる。上記発泡ゴムや
軟質ゴムの硬度が、上記下限値以下であると、エアーマ
ットMの歪みを十分に吸収できず、エアーマットMを所
定形状とできない。逆に、発泡ゴムや軟質ゴムの硬度
が、高いと、エアーマットM内の圧力が低下した場合
に、介装部材3により、エアーマットM上の人体に対し
て、指圧効果がある。しかし、発泡ゴムや軟質ゴムの硬
度が上記上限値以上になると、エアーマットM内の圧力
が低下した場合に、介装部材3がエアーマットM上の人
体を強く押し過ぎる問題が生じる。
【0023】ところで、人体が発生する汗の量はかなり
多く、例えば、一般に、就寝時に、人体が発生する汗の
量は約180ccと言われている。従って、人体が乗る
エアーマットMには、良好な透湿性が要求される。とこ
ろが、ゴム引布製の上・下シート1,2自体は透湿性を
有さない。このため、エアーマットMの上方に溜まった
湿気はエアーマットMの長さ方向や幅方向に分散され
て、逃げるが、エアーマットMの下方には逃がすことが
できない。そのため、透湿性が要求されるものについて
は、本発明では、介装部材3をエアー不透過性材料によ
り形成した場合には、介装部材3の中央部に、通気性及
び透湿性等の目的で、貫通孔8が上下方向に形成される
と共に、上・下シート1,2における、貫通孔8と対応
する部分に、それぞれ、貫通孔8と連通する連通孔1
C,2Cが形成される。これにより、本発明では、エア
ーマットMの透湿性を良好にできる。
【0024】ところで、上・下シート1,2の加硫時の
密着を防止するために、通常は、上・下シート1,2間
における、外周接着部1A,2Aと介装部材3の配設箇
所を除く部分に、ステアリン酸亜鉛、タルク等の離型剤
を使用することが好ましい。
【0025】尚、上記図例では、上・下シート1,2を
別個としたが、単一のシートを折り重ねることで、上・
下シート1,2を構成することもある。又、エアーマッ
トMの上・下シート1,2がゴム引布製であることと、
介装部材3が、通常、発泡ゴム及び軟質ゴムから形成さ
れることから、エアーマットMのゴムの臭いは比較的強
いものとなる場合がある。このような場合には、必要に
応じて、何らかの消臭対策(手段)を取ることもある。
又、エアーマットMにおける、人体の頭部が載置される
箇所に、頭部が嵌まり込むような凹部を形成することも
ある。
【0026】上記構成例によれば、エアーマットMを主
構成する上・下シート1,2を塩化ビニール製ではな
く、ゴム引布製としたので、上・下シート1,2の強度
を従来よりも向上できて、上・下シート1,2が損傷し
にくく、エアーマットMの耐久性を向上できて、エアー
マットMをアウトドア等の過酷な条件下で十分に使用で
きる。
【0027】又、上・下シート1,2を外周接着部1
A,2Aのみで接着したのでは、中央部が大きく盛り上
がって、エアーマットMとしての機能を果たさないた
め、上・下シート1,2の対応する多数箇所を介装部材
3を介して接着している。これにより、エアーマットM
の上下面には、部分的に見れば、多数の凹凸が形成され
ることになるが、エアーマットM全体として見れば、略
平坦な所定形状と見做せるようにようにしている。
【0028】ところで、上・下シート1,2を、上記の
ように、ゴム引布製としたので、上・下シート1,2
は、塩化ビニール製の場合に比較して、あまり伸びな
い。このため、例えば、上・下シート1,2の対応する
多数箇所を介装部材3を介さずに接着した場合には、エ
アーマットMのエアー室5内にエアーを充填して、エア
ーマットMを膨張させた際に、上記接着箇所で、エアー
マットMの膨張が阻害され、そのため、本来ならば、エ
アーマットMが大きく歪んで、例えば、波打った状態と
なり、全体として平坦な所定形状にならない問題が生じ
る。
【0029】しかしながら、本発明では、上・下シート
1,2の上記接着箇所で、上・下シート1,2間に、弾
性材料から成る介装部材3を介装したので、エアーマッ
トMを膨張させた際に、介装部材3が弾性変形しながら
伸長等することで、エアーマットMの膨張時の歪みを吸
収でき、エアーマットMを略平坦な所定形状とできて
(略平坦化できて)、エアーマットMが波打ったりする
ことを防止できる。
【0030】又、介装部材3を軟質材料としたので、エ
アーマットM上の人体が介装部材3に上シートを介して
当接しても、違和感を感じることはない。
【0031】ところで、上記エアーマットMを製造する
際には、例えば、 未加硫の上・下シート1,2を加
硫した後、 上・下シート1,2間に介装部材3を介
装して(必要に応じて、離型剤も使用される)、上・下
シート1,2の外周接着部1A,2Aや付加接着部1
B,2B等の接着予定箇所を接着すると共に、上・下シ
ート1,2と介装部材3を接着することで、エアーマッ
トMを製造することが考えられる。しかし、上記製造方
法は、上記の2工程でエアーマットMを製造するた
め、製造能率が悪いとの問題がある。
【0032】そこで、本発明では、エアーマットMを下
記のように製造している(図6参照)。即ち、未加硫の
上・下シート1,2の内面における、接着予定箇所及
び、介装部材3を接着する部分に接着剤を塗布すると共
に、介装部材3の上下面に接着剤を塗布した後(尚、介
装部材3の上下面及び、上・下シート1,2における、
介装部材3を接着する箇所の一方にのみ、接着剤を塗布
することもある。)、介装部材3を上・下シート1,2
間に介装して(必要に応じて、離型剤も使用される)、
これを、型開きした上・下モールド(金型)13,14
間にセットする。尚、下モールド14の上面は平坦面と
されているが、上モールド13の外周部を除く部分は、
上方に凹設された凹設部13Aとされている。
【0033】次に、図5に示すように、上・下モールド
13,14を型締めして、上・下モールド13,14の
外周部により、上・下シート1,2の接着予定箇所を押
圧すると共に、上モールド13の凹設部13Aの上面に
より、上・下シート1,2と介装部材を下モールド14
に対して押圧し、この状態で、加熱等することで、上・
下シート1,2を加硫して、上・下シート1,2の外周
接着部1A,2Aや付加接着部1B,2B等の接着予定
箇所を接着(加硫接着)すると共に、上・下シート1,
2と介装部材3を接着(加硫接着)する。
【0034】上記のように、本発明では、 上・下シ
ート1,2の加硫と、 上・下シート1,2の外周接
着部1A,2Aや付加接着部1B,2B等の接着予定箇
所の接着と、 上・下シート1,2と介装部材3の接
着の3つの作業を同時に行うようにしたので、上記の
作業をの作業とは別個に行う場合と比較して、エア
ーマットMを容易に能率良く製造できる。
【0035】図6は本発明のエアーマットの実施の形態
の第2例を示すもので、介装部材3がエアー不透過性材
料により形成されているが、介装部材3の上記貫通孔
や、上・下シート1,2の上記連通孔は形成されていな
い。尚、介装部材3に貫通孔を形成する場合もある。
【0036】尚、介装部材3を発泡ゴム(例えば、スポ
ンジ)等のエアー透過性材料から形成した場合にも、上
・下シート1,2に第1例のように連通孔を形成する
と、エアーマットM内部のエアー室5のエアーが連通孔
から漏れる惧れがある。そのため、この場合には、図6
に示すように、上・下シート1,2の連通孔は勿論のこ
と、介装部材3の貫通孔も形成されない。尚、介装部材
3のみに貫通孔を形成する場合もある。
【0037】尚、上・下シート1,2の加硫時の密着を
防止するために、上・下シート1,2間に離型剤を使用
すると、作業性、生産性で若干問題がある。この問題を
解決したのが、図7及び図8に示すエアーマットMの実
施の形態の第3例であって、本例では、不織布4(密着
防止布)を使用することで、作業性、生産性を向上させ
ている。
【0038】即ち、不織布4は、上・下シート1,2間
における、外周接着部1A,2Aと介装部材3の配設箇
所を除く部分に介装されて、上・下シートの密着を防止
するもので、不織布4には、介装部材3が挿通される孔
4Aが形成されている。尚、介装部材3と孔4Aの内周
間には、隙間が形成される場合と、隙間が形成されない
場合がある。後者の場合には、エアーマットMの製造時
に、介装部材3が孔4Aに圧入されて、介装部材3が不
織布4に位置決め保持され、この状態で、上・下シート
1,2間に介装される。尚、このように介装すれば、介
装部材3の上・下シート1,2間への介装や位置決めを
容易に行える。
【0039】不織布4は、ポリエステル、ナイロン等の
合成繊維糸、又は、天然繊維糸から成り、その厚さは、
0.05〜0.25mmが好ましい。不織布4の厚さが
0.05mm以下であると、離型機能(上・下シート
1,2の密着防止機能)がなく、又、厚さが0.25m
m以上になると、エアーマットMがごわごわして、好ま
しくない。
【0040】図9は本発明のエアーマットの実施の形態
の第4例を示すもので、第3例の変形例であって、介装
部材3には貫通孔8が形成されているが、上・下シート
1,2には、連通孔が形成されていない。尚、介装部材
3に貫通孔を形成しない場合もある。
【0041】ところで、上記エアーマットMは、室内又
は室外(アウトドア)において、単体でも十分に使用で
きるが、例えば、他のものと組み合わせて、使用するこ
とにより、下記のような問題も解決できる。即ち、従
来、敷布団では、クッション性(柔らかさ)と保温性等
を十分に確保するためには、敷布団をかなり厚くする必
要があり、これが、敷布団を重くして、その押入れ等に
対する出し入れ(収納・取出)を面倒なものにするとの
問題点がある。
【0042】本発明のエアーマット入り敷布団は、上記
問題を解決できるもので、図10に示すように、上記敷
布団16は、敷布団本体17と上記エアーマットMを有
する。
【0043】敷布団本体17は、上・中・下敷布(側
地)19,20,21と、充填物22を有する。上・中
・下敷布19,20,21は、セルロース系繊維やエス
テル等の単一の合成繊維、又は、複数の合成繊維からな
る編織物よりなる。上・中・下敷布19,20,21に
は、吸水拡散加工、撥水加工、抗菌防臭加工、制菌加
工、防ダニ加工、防炎加工等、使用用途に応じた加工が
施される。充填物22は、エステル、綿、レーヨン、
藁、パンヤ等、吸水、吸湿性に優れるセルロース系繊維
及びそれらの組み合わせからなる。
【0044】上・中敷布19,20間には、上記充填物
が充填される充填物用収納部23が形成されている。
又、中・下敷布20,21間には、上記エアーマットM
が収納されるエアーマット用収納部24が形成されると
共に、中・下敷布20,21の一側部同士は、連結体
(連結具)25により、分離可能に連結されて、収納部
24は、側方に対して開閉可能とされており、収納部2
4を側方に対して開放することにより、収納部24に対
する、エアーマットMの出し入れ(収納・取出、着脱)
が可能とされている。連結体25としては、チャック、
又は、雄・雌用連結片から成る面ファスナー等が使用さ
れる。
【0045】上記構成例によれば、エアーマットM内部
には、熱遮断機能を有するエアーが充填されているの
で、エアーマットMは保温性を有するが、このような保
温性とクッション性(柔らかさ)を有する軽量のエアー
マットMを、敷布団本体17に備えたので、 敷布団
16のクッション性(柔らかさ)と保温性等を十分に確
保しながら、 充填物22の厚さを薄くすることで、
敷布団16を軽量化でき、敷布団16の押入れ等に対す
る出し入れ(収納・取出)を容易に行える。特に、エア
ーマットMからエアーを抜くか、エアーマットMを敷布
団本体17から取り出すことにより、敷布団16をコン
パクトにでき、敷布団16の押入れ等に対する出し入れ
をより一層容易に行える。
【0046】図11はエアーマット入り敷布団の他例を
示し、敷布団本体17のエアーマット用収納部24内に
長手方向に関して複数個(図例では、3個)のエアーマ
ットMが配設されている。このように、エアーマットM
を単一ではなく、複数個とすれば、エアーマットMから
エアーを抜かずとも、敷布団本体17のエアーマット用
収納部24に対する、エアーマットMの出し入れ(収納
・取出)を容易に行える。
【0047】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
下記の効果を奏する。 エアーマットを主構成する上・下シートを塩化ビニ
ール製ではなく、ゴム引布製としたので、上・下シート
の強度を従来よりも向上できて、エアーマットの耐久性
を向上できる。 例えば、上・下シートの対応する多数箇所を介装部
材を介さずに接着した場合には、エアーマットを膨張さ
せた際に、上記接着箇所で、エアーマットの膨張が阻害
され、そのため、本来ならば、エアーマットが大きく歪
んで、所定形状とならない問題が生じる。しかしなが
ら、上・下シートの上記接着箇所で、上・下シート間
に、弾性材料から成る介装部材を介装したので、エアー
マットを膨張させた際に、介装部材が弾性変形すること
で、エアーマットの膨張時の歪みを吸収でき、エアーマ
ットを所定形状にできる。 介装部材を軟質材料としたので、エアーマット上の
人体が介装部材に上シートを介して当接しても、違和感
を感じることはない。
【0048】 請求項3によれば、エアーマットの透
湿性を良好にできる。 請求項4によれば、エアーマットが局部的に膨らみ
過ぎることを防止できる。 請求項5によれば、上・下シートの加硫時の密着を
防止できる。 請求項6によれば、上・下シートの加硫時に、離型
剤を使用することなく、上・下シートの密着を防止で
き、作業性、生産性を向上できる。 請求項7によれば、α.上・下シートの加硫と、
β.上・下シートの接着予定箇所の接着と、γ.上・下
シートと介装部材の接着の3つの作業を同時に行うよう
にしたので、上記αの作業をβ,γの作業とは別個に行
う場合と比較して、エアーマットを容易に能率良く製造
できる。 請求項8によれば、α.敷布団のクッション性(柔
らかさ)と保温性等を十分に確保しながら、β.敷布団
を軽量化でき、敷布団の押入れ等に対する出し入れを容
易に行える。特に、エアーマットからエアーを抜くこと
等により、敷布団をコンパクトにでき、敷布団の押入れ
等に対する出し入れをより一層容易に行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のエアーマットの実施の形態の第1例を
示す平面図である。
【図2】図1の一部斜視図である。
【図3】図2のA−A線矢視断面図である。
【図4】図2のB−B線矢視断面図である。
【図5】図1のエアーマットの製造方法を示す説明図で
ある。
【図6】本発明のエアーマットの実施の形態の第2例を
示す断面図である。
【図7】本発明のエアーマットの実施の形態の第3例を
示す断面図である。
【図8】図7のエアーマットの製造方法を示す説明図で
ある。
【図9】本発明のエアーマットの実施の形態の第4例を
示す断面図である。
【図10】本発明のエアーマット入り敷布団の実施の形
態の一例を示す断面説明図である。
【図11】本発明のエアーマット入り敷布団の実施の形
態の他例を示す断面説明図である。
【符号の説明】
1,2 上・下シート 1A,2A 外周接着部 1B,2B 付加接着部 1C,2C 連通孔 3 介装部材 4 不織布 5 エアー室 8 貫通孔 13,14 上・下モールド 16 敷布団 17 敷布団本体 M エアーマット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 和崎 則夫 大阪府吹田市山田南45−B−506

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ゴム引布製の上・下シートの外周縁部同
    士が接着されることで、上・下シート間に、エアー室が
    形成され、 上・下シートの対応する多数箇所が、軟質の弾性材料か
    ら成る介装部材を介して、接着されたエアーマット。
  2. 【請求項2】 介装部材が上・下シート間に種々に配設
    された請求項1記載のエアーマット。
  3. 【請求項3】 介装部材に貫通孔が上下方向に形成さ
    れ、 上・下シートにおける、貫通孔と対応する部分に、連通
    孔が上下方向に貫通形成された請求項1又は2記載のエ
    アーマット。
  4. 【請求項4】 介装部材が上下シート間に種々のパター
    ンで配設され、 上・下シートの外周の接着部と隣接する部分における、
    介装部材の配設予定位置で、上・下シートが、直接、接
    着された請求項1〜3の何れかに記載のエアーマット。
  5. 【請求項5】 上・下シート間に、密着防止のために、
    ステアリン酸亜鉛、又は、タルク等の離型剤が使用され
    た請求項1〜4の何れかに記載のエアーマット。
  6. 【請求項6】 上・下シート間における、接着される外
    周縁部及び介装部材の配設箇所を除く部分に、不織布が
    介装された請求項1〜4の何れかに記載のエアーマッ
    ト。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6の何れかに記載のエアーマ
    ットの製造方法であって、 上・下モールド間に、未加硫のゴム引布製の上・下シー
    トと介装部材をセットして、 上・下モールドを型締めし、 上・下シートを加硫して、 上・下シートの接着予定箇所を接着すると共に、 上・下シートと介装部材を接着するエアーマットの製造
    方法。
  8. 【請求項8】 敷布団本体と、請求項1〜6の何れかに
    記載のエアーマットを有し、 エアーマットが敷布団本体に備えられたエアーマット入
    り敷布団。
  9. 【請求項9】 エアーマットが敷布団本体内に対して出
    し入れ自在とされた請求項8記載のエアーマット入り敷
    布団。
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