JP2001120390A - 滑止め機能付き複合メッシュ構造シート - Google Patents

滑止め機能付き複合メッシュ構造シート

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JP2001120390A
JP2001120390A JP30377699A JP30377699A JP2001120390A JP 2001120390 A JP2001120390 A JP 2001120390A JP 30377699 A JP30377699 A JP 30377699A JP 30377699 A JP30377699 A JP 30377699A JP 2001120390 A JP2001120390 A JP 2001120390A
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JP
Japan
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sheet
antislipping
function
composite mesh
slip
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JP30377699A
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English (en)
Inventor
Takeo Hiyoshi
武夫 日吉
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BONOORU KK
Original Assignee
BONOORU KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 滑止め機能を有するにもかかわらず、身体の
横の動きが吸収されるために、触感を覚えるような擦れ
が減少され、しかも、クッション性も良好となる滑止め
機能付き複合メッシュ構造シートを提供する。 【解決手段】 上下両面メッシュの間に、その両方の編
成糸を結ぶ無数の繊維のパネル層を介在させてなる複合
メッシュ構造シートにおいて、下面に通気性を有する柔
軟な滑止めシートを合わせ、その滑止め機能について
は、裏面にゴム発泡体を形成した滑止め機能付きとし
た。 【効果】 滑止め機能が有効に発揮されることはもちろ
ん、その機能を有するにもかかわらず、身体の横の動き
が吸収されるために、触感を覚えるような擦れが減少さ
れ、しかも、クッション性が良好であるため、通気性、
圧力分散性とも相俟って、ベッドマットや座マット等と
して快適に使用できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、合成樹脂を素材
とする複数のメッシュ層を重ね状に一体化した滑止め機
能付き複合メッシュ構造シートに関する。
【0002】
【従来の技術】複合メッシュ構造シートとしては、図4
に示すように、両面メッシュ20、20の間にパイル層
22を介在させ、これにより一体化した三層構造の織物
構造物であって、ユニチカ株式会社の製品として販売さ
れている。
【0003】この構造をさらに具体的に説明すると、両
メッシュ20、20は、ポリエステル繊維を縒った糸を
溶着させてハニカム状のメッシュとして構成し、上部の
メッシュ20の糸と下部のメッシュ20の糸との間に極
細い繊維状の無数のナイロン製パイルを連結材として形
成したものである。従って、パイル層22も両メッシュ
20、20と同じメッシュ構造の配列に形成される。な
お、このメッシュ構造は、ハニカムに限られることはな
く矩形等の場合もある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のような複合化メ
ッシュ構造シートによれば、メッシュ構造として多数の
穴により上下の通気がなされるばかりでなく、パイル層
において横の通気がなされるために、例えば、身体の下
に敷くマット等として使用しても、空気の停滞がなく、
外気との通気性が確保されるため、ムレがなく常にクー
ルな感触で使用できる。しかも、身体から受ける圧力で
ナイロンパイルがアーチ形に弾性変形するために、クッ
ション性が良好であるが、両面メッシュ20、20の剛
性からパイル層22の弾性変形が分散的に周囲へ及ぶこ
とから、身体が落ち込む食い込んだ不快感が他のマット
から比べると軽減される。しかし、このメッシュ20の
剛性に伴う摩擦係数との関係で滑りやすく、マットとし
て使用した場合には乱雑にずれる不都合があった。
【0005】従来、滑止め機能を付与するために、シー
トの裏面に発泡ゴムを点着する手法が多用され、その手
法を用いて上記複合化メッシュ構造シートの裏面に滑止
めを施こすことは可能である。しかし、この場合である
と、滑りがないことによって、剛性のメッシュ20に身
体が横の動きで擦れるときに、痛みのような不快感を覚
えるという使用上不都合な問題が発生する。
【0006】この発明は、上記のような実情から、滑止
め機能を有するにもかかわらず、身体の横の動きが吸収
されるために、触感を覚えるような擦れが減少され、し
かも、クッション性も良好となる滑止め機能付き複合メ
ッシュ構造シートを提供することを目的とした。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、この発明は、上下両面メッシュの間に、その両方
の編成糸を結ぶ無数の繊維のパネル層を介在させてなる
複合メッシュ構造シートにおいて、下面に通気性を有す
る柔軟な滑止めシートを合わせ、その滑止め機能につい
ては、裏面にゴム発泡体を形成した滑止め機能付き複合
メッシュ構造シートを構成した。
【0008】上記の構成によれば、下面のゴム発泡体に
よって滑止めがなされることはもちろん、身体が上面の
メッシュに擦れたとしても、その時の横の動きが下面の
メッシュと滑止めシートとの間のずれとして吸収される
ため、身体の擦れが減少され、擦れに伴う不快感が緩和
される。
【0009】また、身体の動きがこのずれとして吸収さ
れるために、例えば、寝床面や座面等に対するずれがこ
の点で防止され、滑止め機能が有効に発揮される。しか
も、滑止めシートの複合化によりクッション性も向上す
る。
【0010】
【発明の実施の形態】この発明において、複合メッシュ
構造シート1のメッシュ5の構造については、ハニカム
に限られることはなく、矩形等であっても良い。また、
滑止めシート2については、柔軟で通気性を有するもの
であれば、メッシュに限定されなく、織布、不織布、編
布等であっても良い。しかし、メッシュであれば(請求
項2)、通気性、クッション性に優れるので使用上好ま
しい・
【0011】さらに、複合メッシュ構造シート1と滑止
めシート2との一体化については、その間にずれが発生
しやすい点で、周囲の縁取3によることが最も好ましい
が、接着等による部分結合であっても良い。また、取替
え可能な手段を採ることもできる。
【0012】ゴム発泡体15の形成については、滑止め
シート15の素材に塗布や含浸させること等によってな
し得る。また、ゴム発泡体15の材質については、例え
ばスチレンーブダジエン共重合体ゴム、ポリウレタンゴ
ムまたは天然ゴムの発泡体を適当なものとして挙げられ
る。
【0013】滑止め機能付き複合メッシュ構造シートの
用途については、例えば、寝具寝装用としての敷マッ
ト、ベッドマット、枕等の表皮材をはじめ、自動車の座
席用や椅子用の座マットM、靴の底敷等が挙げられる。
【0014】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の滑止め
機能付き複合メッシュ構造シートによれば、滑止め機能
が有効に発揮されることはもちろん、その機能を有する
にもかかわらず、身体の横の動きが吸収されるために、
触感を覚えるような擦れが減少され、しかも、クッショ
ン性が良好であるため、通気性、圧力分散性とも相俟っ
て、ベッドマットや座マット等として快適に使用できる
という優れた効果がある。
【0015】
【実施例】次に、この発明の実施例を図面に基づいて説
明する。
【0016】図1ないし図3は、自動車の座席等に敷く
座マットMとして実施した例を示したもので、その座マ
ットMは、複合メッシュ構造シート1の下に滑止めシー
ト2を合わせ、周囲の縁取3により一体化して構成され
る。
【0017】構造シート1は、ハニカム構造の上下両面
メッシュ5、5の間にパイル層7を介在させたもので、
前記したように、両面メッシュ5は、ポリエステルの繊
維からなる糸9により編成され、上下糸9、9の間をナ
イロン繊維11で連結することによりパイル層7が形成
される。
【0018】滑止めシート2は、これには菱形構造のメ
ッシュが使用され、これを合成綿の糸13で編成し、そ
の際に発泡ゴム液を含浸させておくために、糸13の絡
み交差箇所にゴム発泡体15が浸出することにより膨出
形成される。したがって、糸13自体にも滑止め機能を
有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の滑止め機能付き複合メッシュ構造シ
ートの一部を示す断面斜視図である。
【図2】同シートの一部断面図である。
【図3】同シートの使用例としてのマットを破断して示
す裏面図である。
【図4】従来例を示す断面斜視図である。
【符号の説明】
M 滑止め機能付き複合メッシュ構造シートの使用例と
してのマット 1 複合メッシュ構造シート 2 滑止めシート 5 メッシュ 7 パイル層 9 糸 11 繊維 15 ゴム発泡体

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上下両面メッシュの間に、その両方の編
    成糸を結ぶ無数の繊維のパネル層を介在させてなる複合
    メッシュ構造シートにおいて、下面に通気性を有する柔
    軟な滑止めシートを合わせ、その滑止め機能について
    は、裏面にゴム発泡体を形成したことを特徴とする滑止
    め機能付き複合メッシュ構造シート。
  2. 【請求項2】 滑止めシートがメッシュ構造であって、
    その編成糸の交差箇所においてゴム発泡体の膨出形成が
    なされていることを特徴とする請求項1記載の滑止め機
    能付き複合メッシュ構造シート。
JP30377699A 1999-10-26 1999-10-26 滑止め機能付き複合メッシュ構造シート Pending JP2001120390A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009106380A (ja) * 2007-10-26 2009-05-21 Taiyo Kogyo Corp 敷きマット
JP2009106379A (ja) * 2007-10-26 2009-05-21 Taiyo Kogyo Corp 敷きマット
KR200447040Y1 (ko) * 2008-01-17 2009-12-21 문형상 방석
CN102188147A (zh) * 2010-03-19 2011-09-21 圣州企业股份有限公司 透气缓冲脚踏垫
JP2015010283A (ja) * 2013-06-26 2015-01-19 望月編織工業株式会社 透き間模様を設けた起毛布地

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