JPH067702Y2 - エアーマット - Google Patents

エアーマット

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JPH067702Y2
JPH067702Y2 JP1986107730U JP10773086U JPH067702Y2 JP H067702 Y2 JPH067702 Y2 JP H067702Y2 JP 1986107730 U JP1986107730 U JP 1986107730U JP 10773086 U JP10773086 U JP 10773086U JP H067702 Y2 JPH067702 Y2 JP H067702Y2
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JP
Japan
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air
fabric
mat
mat body
synthetic resin
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JP1986107730U
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JPS6315854U (ja
Inventor
明義 菊永
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Panasonic Electric Works Co Ltd
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Matsushita Electric Works Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 [技術分野] 本考案は、エアーマットに関し、詳しくは吸汗性及び寝
心地性を向上させようとする技術に関する。
[背景技術] 従来、例えば、床擦れ防止用や車椅子等に使用されるエ
アーマットにおいては、夏場等において汗がエアーマッ
トの谷部等に溜まり、特に多汗症の使用者には不快感が
高いものである。またエアーマット自体は合成樹脂製で
あり、寝心地なども良好とは言えないものである。
例えば、平織の布地は伸縮性が殆どないものであり、合
成樹脂製シートから構成されたマット本体の表面に、張
り付けて取着した場合に、マット本体の拡張を抑えるよ
うに作用して、ごわごわして肌に硬さの感じを与える。
また、合成樹脂製シートのエアーマットの表面に単繊維
性の植毛を設けたものは、空気圧力によって合成樹脂製
シートが伸びることになり、或る一定限度以上の圧力が
加わると、この伸びを抑えることができず、マット本体
全体が破壊することがある。
さらに、エアーマット上に人が載る場合は、寝る状態だ
けではなく、立つ状態もある。このようにエアーマット
上に人が立った状態では、エアーマットの表面に局部的
に或る限度以上の圧力が加わることがあり、このような
状態が反復して繰り返されると、エアーマットの耐久性
を損なう虞がある、など色々な問題がある。
[考案の目的] 本考案に係るエアーマットはこれらの問題に鑑み考案さ
れたもので、その目的とするところは、マット本体全体
に耐久性を付与するとともに、吸汗性及び寝心地性を向
上させて、快適に使用することにある。
[考案の開示] 本考案に係るエアーマットは、合成樹脂製シートから成
るもので、複数個の空気室5,6,7を平面的に連接し
て構成されたマット本体1の表面に、パイル地2aやニ
ット地2bのように柔軟性があり、かつ吸湿性を有する
布地2を張り付けて取着して成るもので、このように構
成することによって、上記目的を構成したものである。
換言すれば、複数個の空気室5,6,7を平面的に連接
して具備する合成樹脂製シートから構成されたマット本
体1の表面には、パイル地2aやニット地2bのような
柔軟性があり、かつ吸湿性がある布地2が張り付けられ
取着されていて、この柔軟性により、合成樹脂製シート
から構成されたマット本体1の過大な伸びが阻止されて
耐久性が付与されており、また吸湿性により吸汗性が付
与されている。
合成樹脂製シートから構成されたマット本体1は、その
耐久性を付与されているとともに、パイル地2aやニッ
ト地2bのような織物による布地2は柔軟性を備えてい
るから、マット本体1の表面に、例えば平織の布地を張
り付けた場合に比較して、布地2は柔軟性のために合成
樹脂製シートから構成されたマット本体1の拡張に対応
して、或る程度追随することになる。
例えば、平織の布地は、伸縮性が殆どないものであり、
合成樹脂製シートから構成されたマット本体の表面に、
平織の布地を張り付けて取着した場合には、マット本体
の拡張を抑えるように作用することになり、ごわごわし
て肌に硬い感じを与えるのである。
つまり、本考案に係るエアーマットは、平織の布地を張
り付けた場合のようにマット本体1の拡張を、ある限度
までは抑えるようなことがなく、パイル地2aやニット
地2bの布地2は、マット本体1の拡張にある程度追随
することになり、複数個の空気室5,6,7を平面的に
連接して具備していることと相まって、エアーマットA
全体としてごわごわした硬さを肌に感じることを回避す
ることにより、柔軟な感じを付与して使用感を高めるの
である。
しかも、平織の布地は、保水性及び吸湿性に乏しいもの
であるが、パイル地2aやニット地2bのような布地2
は、布地2の厚さ方向に織糸が存在しているから、布地
2内に微細な空間が存在することになり、保水性及び吸
湿性が高めて、なお一層の使用感を高めることになる。
なお、パイル地2aやニット地2bのような布地は、幅
1mの布幅に対して2〜3mの長さの糸になるが、平織
の布地は、幅1mの布幅に対して1.1〜1.2mの長さの糸
になり、この差が、パイル地2aやニット地2bの布地
と平織の布地との柔軟性及び保水性機能の差になると考
えられている。
以下本考案に係るエアーマットの実施例を図面に基づい
て詳述する。第1図は本考案に係るエアーマットの第1
実施例を示したものの断面図、第2図は同上の一部拡大
断面図、第3図はエアーマットに空気を封入・排気する
要領を示す外観斜視図である。
エアーマットAのマット本体1は合成樹脂製シートで作
成されており、独立した3個の空気室を平面的に連接し
て具備している。そして3個のうち2個の空気室5,6
は、膨張・収縮を繰り返す膨張収縮用のものであり、残
りの1個の空気室7は、複数個のエアー噴出孔3…を具
備している。
膨張・収縮用の空気室5,6には、電磁弁(図示せず)
を介してエアーポンプ4を接続し、コントローラ(図示
せず)からの制御信号により、エアーポンプ4を作動さ
せるとともに電磁弁を交互に開閉して、2個の空気室
5,6は交互に膨張・収縮を繰り返すようにしている。
エアー噴出孔3を有する空気室7には、自動バルブ(図
示せず)を介してエアーポンプ4を接続し、コントロー
ラ(図示せず)からの制御信号により自動開閉及びその
開き度を変更・調整して、エアー噴出孔3からのエアー
の噴出量を変更・調整することができるようにしてあ
る。このようなマット本体1を含めたエアーマットA全
体の構成は、種々設計変更可能である。
そして合成樹脂シートから構成されたマット本体1の表
面に、パイル地2aのように柔軟性かあり、かつ吸湿性
のある布地2を溶着や接着剤を介して張り付けてラミネ
ートして取着してある。
第4図は本考案に係るエアーマットの第2実施例を示し
たものの外観斜視図、第2図は同上の一部拡大断面図で
ある。この第2実施例の布地2は第1実施例のパイル地
2aに代わりに、ニット地2bを使用した布地2であ
り、このニット地2bの布地2も、パイル地2aの布地
2と同様に、柔軟性があり、かつ吸湿性を有している。
上記したパイル地2aやニット地2bの布地2は、糸の
より合わせにより、糸が伸縮するだけの余裕のある織り
方の織物地であり、或る程度の伸縮性(弾性)を具備し
ている。
第3図はよりエアーマットに空気を封入・排気する要領
を説明する。
エアーポンプ4を作動させて空気室5,6,7内に空気
を封入すると、空気室5,6,7内に圧力が加わって膨
張し、合成樹脂製のマット本体1の表皮は次第に拡張す
ることになり、そのマット本体1の表皮の拡張に従っ
て、パイル地2aやニット地2bの布地2の表面も拡張
する。
空気室5,6,7内の空気圧が或る限度の圧力を超える
と、合成樹脂製シートのマット本体1の表面の布地2は
拡張しきってしまって弾性がなくなる。合成樹脂製のマ
ット本体1の表皮は或る限度以上には拡張することがな
く、その限度まで拡張しきると、マット本体1は破損す
る虞がなくなり、空気室5,6,7の膨張・収縮が繰り
返されてもマット本体1の耐久性を保持しているのであ
る。
このように、合成樹脂製のマット本体1の表面に、パイ
ル地2aやニット地2bのような柔軟で吸湿性のある布
地2を張り付けて取着することによって、使用者の汗を
吸い取りながら、複数個の空気室5,6,7を平面的に
連接して具備していることと相まって、エアーマットA
全体に柔軟性を付与してごわごわした感じがなく、寝心
地性を高めると共に、耐久性も付与して長期使用に耐え
ることができる。
[考案の効果] 本考案に係るエアーマットは前記のように構成して成る
もので、以下のような効果がある。
即ち、合成樹脂製シートで構成されたマット本体の表面
には、パイル地やニット地のような柔軟性があり、かつ
吸湿性がある布地が張り付けられて取着されているか
ら、布地の或る限度までの拡張により、マット本体の表
皮が過大に拡張することを阻止することになり、エアマ
ット全体の耐久性を高めている。
しかも、パイル地やニット地の織物の布地は、その具備
している柔軟性のために、合成樹脂製シートから構成さ
れたマット本体のある限度までの拡張に追随することに
なり、複数個の空気室を平面的に連接して具備している
ことと相まって、エアーマット全体にごわごわして肌に
硬さを感じることを回避して、柔軟な感じの使用感を付
与しているのである。
さらに、パイル地やニット地の布地は、その厚さ方向に
織糸が存在しているために、布地内に微細な空間が存在
することになって保水性及び吸湿性が高くなり、使用者
の汗を吸い取りながら、ごわごわした感じもなく柔軟性
があり、寝心地性を高めることができ、なお一層の使用
感を高めることができる、などの利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るエアーマットの断面図、第2図は
同上の一部拡大断面図、第3図はエアーマットに空気を
封入・排気する要領を示す外観斜視図、第4図は同上の
他の実施例のマット本体の斜視図、第5図は同上の拡大
断面図である。 1はマット本体、2は布地、2aはパイル地、2bはニ
ット地、5,6,7は空気室である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】合成樹脂製シートから成るもので、複数個
    の空気室を平面的に連接して構成されたマット本体の表
    面に、パイル地やニット地のように柔軟性があり、かつ
    吸湿性を有する布地を張り付けて取着して成るエアーマ
    ット。
JP1986107730U 1986-07-14 1986-07-14 エアーマット Expired - Lifetime JPH067702Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1986107730U JPH067702Y2 (ja) 1986-07-14 1986-07-14 エアーマット

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JP1986107730U JPH067702Y2 (ja) 1986-07-14 1986-07-14 エアーマット

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JPS6315854U JPS6315854U (ja) 1988-02-02
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JPS5073628U (ja) * 1973-11-12 1975-06-27
JPS59162059U (ja) * 1983-04-13 1984-10-30 八代洗機株式会社 安眠布団

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