JPH11331219A - 遠隔監視制御システム - Google Patents

遠隔監視制御システム

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Publication number
JPH11331219A
JPH11331219A JP10138962A JP13896298A JPH11331219A JP H11331219 A JPH11331219 A JP H11331219A JP 10138962 A JP10138962 A JP 10138962A JP 13896298 A JP13896298 A JP 13896298A JP H11331219 A JPH11331219 A JP H11331219A
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JP
Japan
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address
control
terminal
transmission
transmission signal
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Application number
JP10138962A
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English (en)
Inventor
Yoshiharu Ito
義治 伊藤
Shinji Sakasegawa
伸二 酒瀬川
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】グループ制御の対象となる複数の負荷を時間差
なく同時に動作させることを可能にする。 【解決手段】制御端末器32が、それぞれ固有な個別ア
ドレスを設定する個別アドレス設定部12と、複数台の
制御端末器32で共通な一斉制御アドレスを設定する一
斉制御アドレス設定部13とを備える。グループ制御の
対象となる制御端末器32は一斉制御アドレスが共通に
設定され、伝送制御装置30から一斉制御アドレスを含
む伝送信号が信号線Lsに送出されると、各制御端末器
32がほぼ同時にその伝送信号を受け取って照明負荷を
制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、信号線に分岐接続
した端末器間で時分割多重伝送方式により伝送信号を伝
送し、この伝送信号を用いることにより端末器に設けた
スイッチの操作に対応付けて他の端末器に設けた負荷を
制御する遠隔監視制御システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、図7に示す構成の遠隔監視制
御システムが知られている。この遠隔監視制御システム
では、伝送制御装置30に接続された2線式の信号線L
sに複数台ずつの操作端末器31および制御端末器32
が分岐接続(マルチドロップ接続)される。図示例では
操作端末器31と制御端末器32とが1台ずつ示されて
いるが、実際には複数台ずつ設けられる。また、図示例
では制御端末器32に照明負荷を含む照明器具33が接
続され、照明負荷の光出力は制御端末器32から指示さ
れる。ここにおいて、照明負荷への供給電力を制御する
調光器は、制御端末器32に内蔵していても、また照明
器具33に内蔵していてもよい。通常は、照明負荷が白
熱灯であるときには制御端末器32に調光器を内蔵し、
照明負荷が蛍光灯のような放電灯であるときには照明器
具33に調光器を内蔵する。
【0003】制御端末器32では照明負荷の光出力を増
加させるか減少させるかの変化の向きの指示と変化開始
の指示とを受けると、指示された変化の向きに光出力を
変化させる。また、制御端末器32が変化終了の指示を
受けると、その時点での光出力を維持する。このように
光出力の変化開始時点と変化終了時点との2点だけを指
示し、その間には制御端末器32が光出力を自動的に変
化させるから、この種の制御端末器32を自走式の調光
端末器と称している。
【0004】操作端末器31は押操作される3個のスイ
ッチSa〜Scを備える。スイッチSaは照明負荷の点
灯消灯を指示し、スイッチSbは光出力の増加と変化開
始および変化終了とを指示し、スイッチScは光出力の
減少と変化開始および変化終了とを指示する。ここに、
スイッチSb,Scは押操作の開始で変化開始、押操作
の終了で変化の終了を指示する。
【0005】ところで、各操作端末器31および各制御
端末器32には、それぞれ個別のアドレスが設定され、
伝送制御装置30はそれらのアドレスを用いて操作端末
器31および制御端末器32を個別に認識する。
【0006】伝送制御装置30は信号線Lsに対して、
図8(a)に示すフォーマットの伝送信号Vsを送出す
る。すなわち、信号送出開始を示す同期信号SY、伝送
信号Vsのモードを示すモードデータMD、操作端末器
31や制御端末器32を各別に呼び出すためのアドレス
データAD、負荷Lを制御する制御データCD、伝送誤
りを検出するためのチェックサムデータCS、操作端末
器31や制御端末器32からの返送信号(監視データ)
を受信するタイムスロットである信号返送期間WTより
なる双極性(±24V)の時分割多重信号であり、パル
ス幅変調によってデータが伝送されるようになっている
(図8(b))。各操作端末器31および各制御端末器
32では、信号線Lsを介して受信した伝送信号Vsに
より伝送されたアドレスデータADがあらかじめ設定さ
れているアドレスに一致すると、伝送信号Vsから制御
データCDを取り込むとともに、伝送信号Vsの信号返
送期間WTに監視データを電流モード信号(信号線Ls
を適当な低インピーダンスを介して短絡することにより
送出される信号)として返送する。
【0007】伝送制御装置30から所望の操作端末器3
1や制御端末器32にデータを伝送する場合には、モー
ドデータMDを制御モードとし、操作端末器31または
制御端末器32のアドレスをアドレスデータADとする
伝送信号Vsを送出し、この伝送信号Vsを信号線Ls
に送出すれば、アドレスデータADに一致する操作端末
器31または制御端末器32が制御データCDを受け取
り、信号返送期間WTに監視データを返送する。伝送制
御装置30では送出した制御データCDと信号返送期間
WTに受信した監視データとの関係によって制御データ
CDが所望の操作端末器31または制御端末器32に伝
送されたことを確認する。制御端末器32は受け取った
制御データCDに従って負荷Lを制御するための負荷制
御信号を出力し、操作端末器31では受け取った制御デ
ータCDに従って負荷Lの動作確認表示を行なうための
監視信号を出力する。
【0008】一方、伝送制御装置30は通常時にはモー
ドデータMDをダミーモードとした伝送信号Vsを一定
時間間隔で送出しており(常時ポーリングという)、操
作端末器31が伝送制御装置30に対して何らかの情報
を伝送しようとするときには、ダミーモードの伝送信号
Vsの同期信号SYに同期させて図8(c)のような割
込信号を発生させる。このとき、操作端末器31は割込
フラグを設定して伝送制御装置30との以後の情報授受
に備える。伝送制御装置30では割込信号を受信する
と、モードデータMDを割込ポーリングモードとしかつ
アドレスデータADの上位の半数のビット(アドレスデ
ータADを8ビットとすれば上位4ビット)を順次増加
させながら伝送信号を送出し、割込信号を発生した操作
端末器31では、割込ポーリングモードの伝送信号のア
ドレスデータADの上位4ビットが操作端末器31に設
定されているアドレスの上位4ビットに一致するとき
に、信号返送期間WTにアドレスの下位4ビットを伝送
制御装置30に返送する。このように、伝送制御装置3
0は割込信号を発生した操作端末器31を16個ずつま
とめて探すので、比較的短い時間で操作端末器31を発
見することができる。
【0009】伝送制御装置30が割込信号を発生した操
作端末器31のアドレスを獲得すると、モードデータM
Dを監視モードとし、獲得したアドレスデータADを持
つ伝送信号を信号線Lsに送出するのであって、この伝
送信号に対して操作端末器31は伝送しようとする情報
を信号返送期間WTに返送するのである。最後に、伝送
制御装置30は割込信号を発生した操作端末器31に対
して割込リセットを指示する信号を送出し、操作端末器
31の割込フラグを解除する。以上のようにして、操作
端末器31から伝送制御装置30への情報伝送は、伝送
制御装置30から操作端末器31への4回の信号伝送
(ダミーモード、割込ポーリングモード、監視モード、
割込リセット)によって完了する。伝送制御装置30が
所望の制御端末器32の動作状態を知ろうとするときに
は、モードデータMDを監視データとした伝送信号を送
出するだけでよい。
【0010】しかして、スイッチSa〜Scの操作によ
り操作データが発生すると、操作端末器31から操作デ
ータを伝送制御装置30に返送し、この操作データに基
づいて生成した制御データCDを含む伝送信号を伝送制
御装置30が制御端末器32に伝送すると、制御端末器
32は照明負荷を制御する。ここで、制御端末器32は
監視データを伝送制御装置30に返送し、返送された監
視データを操作端末器31に伝送する。この伝送信号に
よって操作端末器31では監視信号を出力する。監視信
号は通常は確認灯の点灯・消灯に用いられる。図7に示
す操作端末器31は照明負荷の光出力を指示する調光用
のものであって、スイッチSb,Scの押操作の開始時
点と終了時点とに伝送制御装置30に対して操作情報を
伝送するものであるから、たとえばスイッチSbを押操
作すれば図9に示すように、照明負荷の光出力の増加開
始を指示する操作信号OP1が伝送制御装置30に伝送
され、この操作信号OP1に対応した制御信号CN1が
制御端末器32に伝送される。また、スイッチSbの押
操作を終了すれば、光出力の変化を停止させる操作信号
OP2が伝送制御装置30に伝送されて、操作信号OP
2に対応した制御信号CN2が制御端末器32に伝送さ
れる。ここに、操作信号OP1,OP2、制御信号CN
1,CN2は伝送信号により伝送される。
【0011】ところで、この種の遠隔監視制御システム
では、操作端末器31のアドレスと制御端末器32のア
ドレスとの対応関係を伝送制御装置30で管理してお
り、1台の操作端末器31のアドレスを1台の制御端末
器32のアドレスに対応付けるだけでなく、1台の操作
端末器31のアドレスを複数台の制御端末器32のアド
レスに対応付けることも可能であって、後者のようにア
ドレスを設定すれば、1回路のスイッチSa〜Scによ
って複数回路の照明負荷を一括して制御することが可能
になる。この種の制御を一括制御と呼んでおり、とく
に、複数の照明負荷を同じ制御状態に制御する一括制御
をグループ制御と呼び、複数の照明負荷をあらかじめ個
々に設定した制御状態に制御する一括制御をパターン制
御と呼んでいる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】一方、個々の照明負荷
の光出力は各照明負荷に対応したスイッチSa〜Scを
操作すれば調節することができる。その一方、各照明負
荷の光出力の比率は変えずに、照明空間の全体の光出力
(照度)を少しだけ増減させたいという要望がある。こ
の種の要望を満たすには、複数の照明負荷についてグル
ープ制御を行なえばよい。
【0013】操作端末器31および制御端末器32には
それぞれ個別のアドレスが設定されているから、グルー
プ制御を行なう場合には、1台の操作端末器31のアド
レスに複数台の制御端末器32のアドレスを対応付けれ
ばよい。つまり、図10に示すように、制御端末器32
に対して一対一に対応付けられた操作端末器31aと、
複数個の制御端末器32に対応付けられた操作端末器3
1bとを設けておき、操作端末器31bにおいてスイッ
チSa〜Scを操作したときに操作信号OP1,OP2
が伝送制御装置30に伝送されると、伝送制御装置30
では、各操作信号OP1,OP2に対応させてそれぞれ
複数個の制御信号CN11〜CN13,CN21〜CN
23を順次発生させてグループ制御の対象となる各制御
端末器32に順に伝送するのである。この手順によっ
て、グループ制御の対象となる制御端末器32に接続さ
れた複数の照明負荷を1つのスイッチSa〜Scの操作
により一括して制御することができる。
【0014】しかしながら、グループ制御の対象となる
各制御端末器32ごとにスイッチSa〜Scの操作情報
を順次伝送するものであるから、制御端末器32ごとに
スイッチSa〜Scの操作情報を受け取るタイミングが
異なることになる。とくに、グループ制御の対象となる
制御端末器32の台数が多いと、スイッチSa〜Scの
操作情報を受け取るタイミングが大幅にずれることにな
る。たとえば、照明負荷の光出力を増加させるようにス
イッチSbを押操作するとすれば、一部の制御端末器3
2に接続された照明器具ではスイッチSbの押操作の開
始から光出力の増加が開始されるが、別の制御端末器3
2に接続された照明器具ではスイッチSbの押操作の開
始から遅れて光出力の増加が開始されることになり、タ
イミングのずれによる違和感が生じることになる。
【0015】これに対して、図11に示すように、1台
の制御端末器32に複数個の照明器具33を並列的に接
続することによって、1回路に複数個の照明負荷を設
け、1回路のスイッチSa〜Scにより複数の照明負荷
を一括して制御することが考えられる。この構成を採用
すれば、複数の照明負荷を1つのスイッチSa〜Scに
より一括して制御することが可能であるが、この構成を
採用すると、個々の照明負荷の明るさを調節することは
できなくなる。
【0016】本発明は上記事由に鑑みて為されたもので
あり、その目的は、グループ制御の対象となる複数の負
荷を時間差なく同時に動作させることを可能とした遠隔
監視制御システムを提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、それ
ぞれアドレスを備える複数台の端末器が信号線に分岐接
続され、信号線に接続された伝送制御装置と前記各端末
器との間で時分割多重伝送方式により伝送信号を授受す
るとともに、伝送制御装置に設定したアドレスの対応関
係を用いることにより、端末器に設けたスイッチの操作
に応じたデータを含む伝送信号を前記対応関係で規定さ
れた他の端末器に伝送することにより前記他の端末器に
接続した負荷を制御する遠隔監視制御システムであっ
て、前記対応関係は、1つのスイッチに1回路の負荷を
対応付ける個別制御関係と、1つのスイッチに複数回路
の負荷を対応付ける一括制御関係とがあり、前記各端末
器は、各端末器ごとに固有なアドレスである個別アドレ
スを設定する個別アドレス設定部と、複数個の端末器に
共通に設定されるアドレスである一斉制御アドレスを設
定する一斉制御アドレス設定部とを備え、各端末器に設
けた端末処理部は、前記伝送信号により個別アドレスの
使用が指示されかつ伝送信号に含まれるアドレスデータ
が個別アドレス設定部に設定された個別アドレスに一致
するか、または前記伝送信号により一斉制御アドレスの
使用が指示されかつ伝送信号に含まれるアドレスデータ
が一斉制御アドレス設定部に設定された一斉制御アドレ
スに一致するときに、負荷を制御するものである。
【0018】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、前記負荷が照明負荷であって、照明負荷が接続され
た端末器は照明負荷を調光制御し、照明負荷が伝送信号
により指示される調光状態になるように調光量を制御す
るものである。
【0019】請求項3の発明は、請求項2の発明におい
て、照明負荷が接続された端末器が、照明負荷の光出力
の変化開始および増減の向きが伝送信号により指示され
ると照明負荷の光出力を時間経過とともに変化させ、光
出力の変化終了が伝送信号により指示されると以後は変
化の終了時点の光出力を維持するものである。
【0020】請求項4の発明は、請求項1ないし請求項
3の発明において、前記一斉制御アドレス設定部を、一
斉制御アドレスを複数個設定可能としたものである。
【0021】請求項5の発明は、請求項1ないし請求項
4の発明において、前記一斉制御アドレス設定部が不揮
発性メモリよりなり、前記伝送信号により一斉制御アド
レスの設定が指示されかつ伝送信号に含まれるアドレス
データが個別アドレス設定部に設定された個別アドレス
に一致するときに一斉制御アドレス設定部に一斉制御ア
ドレスが設定されるものである。
【0022】請求項6の発明は、請求項1ないし請求項
4の発明において、前記一斉制御アドレス設定部が不揮
発性メモリよりなり、信号線とは別の伝送路を通して各
端末器に伝送される一斉制御アドレスが一斉制御アドレ
ス設定部に設定されるものである。
【0023】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態を図1に示す。
図1には伝送制御装置30と制御端末器32とを示して
いる。
【0024】伝送制御装置30は、マイクロプロセッサ
よりなる伝送処理部20を備え、伝送処理部20は伝送
ドライバ回路21を介して信号線Lsに接続される。伝
送処理部20の動作は、ROMよりなるプログラムメモ
リ22に格納されたプログラムにより規定されている。
また、各端末器間の対応関係は書換可能なデータメモリ
23にテーブル形式で格納される。データメモリ23に
はEEPROMのような不揮発性メモリを用いるのが望
ましい。さらに、伝送制御装置30の動作中に端末器と
の間で授受するデータなどの格納にはRAMよりなる作
業用メモリ24が用いられる。
【0025】制御端末器32は調光用であって、照明器
具33(図2参照)を接続することにより照明器具33
に設けた照明負荷の光出力を制御することができるもの
である。したがって、以下では、本実施形態で示す制御
端末器32を調光端末器と呼ぶ。なお、調光端末器32
は、照明負荷が白熱灯であるときにはトライアックを用
いた調光器を内蔵し、照明負荷が蛍光灯であるときには
調光データを出力することにより照明器具に設けた調光
器を調光データにより制御する。すなわち、図1に示す
調光制御部14は、白熱灯用であれば調光器を含み、蛍
光灯用であれば調光データを生成する機能を持つ。
【0026】しかして、調光端末器32は、従来の技術
として説明したように、2線式の信号線Lsを介して伝
送制御装置30に接続され、伝送制御装置30との間で
伝送信号を時分割多重伝送方式で伝送する。調光端末器
32はマイコンよりなる端末処理部10を備え、端末処
理部10は送受信回路11を介して信号線Lsに接続さ
れる。送受信回路11では信号線Lsを伝送される双極
性の伝送信号を無極性化(つまり全波整流)して受信
し、受信した信号を端末処理部10に与える。また、信
号線Lsを伝送される伝送信号から調光端末器32の内
部電源を得る電源回路も備えている。一方、端末処理部
10から伝送制御装置30に返送される信号は送受信回
路11において電流モード信号に変換されて信号線Ls
に送出される。
【0027】ところで、調光端末器32には、個別アド
レス設定部12と一斉制御アドレス設定部13とが設け
られる。一斉制御アドレス設定部13はEEPROMの
ような不揮発性メモリよりなり、個別アドレス設定部1
2はディップスイッチもしくは不揮発性メモリよりな
る。個別アドレス設定部12に設定される個別アドレス
は、各調光端末器32に固有であって、1本の信号線L
sに接続される調光端末器32では同じ個別アドレスが
重複することのないように設定される。一方、一斉制御
アドレス設定部13に設定される一斉制御アドレスは、
1本の信号線Lsに接続される調光端末器32の複数台
で同じ一斉制御アドレスが重複して設定される。しか
も、個別アドレス設定部12には1個の個別アドレスの
みが設定されるが、一斉制御アドレス設定部13には複
数個の一斉制御アドレスが設定可能になっている。
【0028】端末器処理部10では、信号線Lsを伝送
された伝送信号に含まれるモードデータに基づいて、調
光端末器32のアドレスとして個別アドレスを用いるか
一斉制御アドレスを用いるかを選択する。つまり、モー
ドデータが個別モードであれば、伝送信号に含まれるア
ドレスデータと個別アドレス設定部12に設定されてい
る個別アドレスとが一致するときに、調光制御部14を
通して照明負荷を制御し、モードデータがグループ制御
モードであれば、伝送信号に含まれるアドレスデータと
一斉制御アドレスとが一致するときに、調光制御部14
を通して照明負荷を制御する。
【0029】上述のように調光端末器32が個別アドレ
スと一斉制御アドレスとの2種類のアドレスを持つか
ら、グループ制御の際には一斉制御アドレスを用いて調
光を指示すれば、同じ一斉制御アドレスを持つ複数台の
調光端末器32がほぼ同時に調光の指示を受け取ること
になり、照明負荷の制御を時間差なく行なうことができ
る。つまり、本実施形態では、一斉制御アドレスを用い
ることにより1つの伝送信号を複数台の調光端末器32
で受信可能としており、従来構成における一括制御のよ
うにグループ制御の対象である調光端末器32に個別に
伝送信号を伝送するものとは手順が異なるから、この意
味で一斉制御と呼ぶことにする。
【0030】いま、図2に示すように、伝送制御装置3
0に信号線Lsを介して複数台(図では3台)の調光端
末器32が分岐接続され、調光端末器32により調光制
御される1回路の照明負荷(上述のように、照明器具3
3は照明負荷を含む)に一対一に対応付けられた操作端
末器31aと、複数回路の照明負荷に対応付けられた操
作端末器31bとが信号線Lsに接続されているものと
する。以下では、1回路の照明負荷に対応付けられた操
作端末器31aを個別調光スイッチと呼び、複数回路の
照明負荷に対応付けられた操作端末器31bをグループ
調光スイッチと呼ぶ。
【0031】個別調光スイッチ31aに設けたスイッチ
Sa〜Scを操作すると、伝送制御装置30はあらかじ
め設定されている対応関係で規定された1台の調光端末
器32にスイッチSa〜Scの操作情報を伝送する。ス
イッチSaは照明負荷のオンオフを指示し、照明負荷が
オン状態であるときに、スイッチSb,Scを操作すれ
ば照明負荷の光出力が調節される。たとえば、スイッチ
Scを押操作すれば、押操作した時点で光出力の減少方
向への変化の開始が調光端末器32に指示され、押操作
を解除した時点で変化の終了が調光端末器32に指示さ
れる。
【0032】つまり、スイッチSb,Scは押操作の開
始と終了との2時点で伝送信号を用いて調光端末器32
に指示を与える。一方、スイッチSb,Scの押操作に
伴う伝送信号を受けた調光端末器32は、変化開始から
変化終了までの間に照明負荷の光出力を時間経過に伴っ
て所定量ずつ変化させる。照明負荷の光出力の変化は実
際には段階的に行なわれるが、視覚的にはほぼ連続的な
変化に見えるように光出力の1段階の変化量および時間
当たりの変化率が設定されている。
【0033】グループ調光スイッチ31bのスイッチS
a〜Scを操作したときには、図3に示すような手順で
グループ内の各調光端末器32に伝送信号が伝送され
る。ここで、図3の構成では、調光端末器(2)32に
2個の一斉制御アドレスが設定され、その一方は調光端
末器(1)32と同じに設定され、他方は調光端末器
(3)32と同じに設定されている。また、グループ調
光スイッチ31bが2台設けられ、一方のグループ調光
スイッチ(A)31b は調光端末器(1)32と調光端
末器(2)32とに設定された一斉制御アドレスに対応
付けられ、他方のグループ調光スイッチ(B)31bは
調光端末器(2)32と調光端末器(3)32とに設定
された一斉制御アドレスに対応付けられている。
【0034】いま、グループ調光スイッチ(A)31b
のスイッチSbを押操作すると、押操作の開始時点で照
明負荷の光出力を増加開始を指示する操作信号OP1が
伝送制御装置30に伝送され、伝送制御装置30では操
作信号OP1に対応した制御信号CN1を調光端末器
(1)32と調光端末器(2)32とに伝送する。つま
り、伝送制御装置30はグループ制御モードで一斉制御
アドレス(A)の伝送信号を信号線Lsに送出するので
あって、この一斉制御アドレス(A)が設定されている
調光端末器(1)32および調光端末器(2)32で制
御信号CN1が同時に受信されることになる。その結
果、調光端末器(1)32および調光端末器(2)32
は照明負荷の光出力の増加開始を同時に行なうことにな
る。一方、グループ調光スイッチ(A)31bのスイッ
チSbの押操作を解除すれば、光出力の変化停止を指示
する操作信号OP2が伝送制御装置30に伝送され、伝
送制御装置30からは操作信号OP2に対応した制御信
号CN2が調光端末器(1)32および調光端末器
(2)32に伝送されることになる。このような手順に
よって、グループ制御の対象となる調光端末器32が何
台あっても、グループ調光スイッチ31bの操作情報が
各調光端末器32に対して時間差なくほぼ同時に伝送さ
れ、個々の照明負荷の制御に時間差がほとんど生じない
のである。ここに、スイッチSbに対応する操作のみを
説明しているが、スイッチSa,Scについても同様で
ある。
【0035】また、図3の下部にはグループ調光スイッ
チ(B)31bについてスイッチSbを操作したときの
伝送手順を示してある。つまり、グループ調光スイッチ
(B)31bは照明負荷の光出力の増加開始を指示する
操作信号OP3が伝送制御装置30に伝送され、伝送制
御装置30はその操作信号OP3に対応した制御信号C
N3を信号線Lsに送出する。ここで、制御信号CN3
のアドレスデータは一斉制御アドレス(B)としてお
り、したがって、この制御信号CN3は調光端末器
(2)32および調光端末器(3)32が受け取ること
になる。同様にしてグループ調光スイッチ(B)31b
においてスイッチSbの押操作を終了すると、照明負荷
の光出力の変化の停止を指示する操作信号OP4が伝送
制御装置30に伝送され、伝送制御装置30からは操作
信号OP4に対応した制御信号CN4が送出される。な
お、上述した操作信号OP1〜OP4および制御信号C
N1〜CN4は伝送信号である。
【0036】上述したように、1台の調光端末器32で
複数個の一斉制御アドレスを持つことが可能になってい
るから、1台の調光端末器32を異なるグループに所属
させることが可能になる。たとえば、会議室やプレゼン
テーションルームなどにおいて、全体を1室としてしよ
うしたり、間仕切りを用いて複数室に分けて使用したり
することがあり、このような場合には、グループ制御の
対象となる照明負荷の範囲を変更することになるから、
同じ照明負荷を異なるグループに所属させる必要があ
る。1台の調光端末器32に1つの一斉制御アドレスし
か持たせることができなければ、同じ照明負荷を異なる
グループに所属させることができないが、本実施形態の
構成によってこれが可能になるのである。つまり、複数
のグループに重複して登録されても何ら問題が生じない
から、グループ制御の設定を動的かつ容易に行なうこと
ができる。
【0037】ところで、各調光端末器32に一斉制御ア
ドレスを登録する際には、信号線Lsを通して一斉制御
アドレスを伝送する方法と、信号線Lsとは別の伝送路
を用いて一斉制御アドレスを伝送する方法とのいずれか
が採用される。別の伝送路を用いる方法としては、遠隔
監視制御システムとは別に設けた設定器で一斉制御アド
レスを作成し、光ワイヤレス信号あるいは調光端末器3
2に接続される接続線を用いて一斉制御アドレスを調光
端末器32に伝送することになる。一方、信号線Lsを
経由して調光端末器32に一斉制御アドレスを設定する
には、図4に示すように、信号線Lsに接続したグルー
プデータ管理装置34から一斉制御アドレスを調光端末
器32に伝送する。
【0038】グループデータ管理装置34は、グループ
制御の対象となる調光端末器32を設定ないし変更する
際に、現状で使用されている一斉制御アドレスを検出し
て使用可能な一斉制御アドレスを各調光端末器32に割
り当てるとともに、その一斉制御アドレスを伝送制御装
置30における対応関係に用いるように指示する。つま
り、遠隔監視制御システムをグループ制御の設定が可能
な状態とし(グループ設定モードで動作させ)、どのグ
ループ調光スイッチ31bと、どの照明負荷(調光端末
器32)とを対応付けるかを指示すれば、グループデー
タ管理装置34が使用可能な一斉制御アドレスを自動的
に生成して、各調光端末器34にその一斉制御アドレス
をアドレス設定信号AS1〜AS3により伝送して登録
させ、またその一斉制御アドレスを伝送制御装置30で
の対応関係に用いるように指示する。ここで、グループ
データ管理装置34の機能は伝送制御装置30に持たせ
るようにしてもよい。
【0039】上述のようなグループデータ管理装置3
4、あるいはグループデータ管理装置34の機能を有し
た伝送制御装置30を用いることによって、使用可能な
一斉制御アドレスが自動的に選択されて調光端末器32
に登録されるから、グループデータ管理装置34を用い
れば一斉制御アドレスを意識することなくグループ制御
の設定を行なうことができる。また、一斉制御アドレス
を設定すべき調光端末器32を選択しておくだけで、各
調光端末器32に一斉制御アドレスを設定する作業はグ
ループデータ管理装置34(あるいは、グループデータ
管理装置34の機能を有した伝送制御装置30)が行な
うから、各調光端末器32ごとに一斉制御アドレスを設
定する場合に比較すると設定作業が容易になる。
【0040】ところで、調光スイッチ31aとグループ
調光スイッチ31bとは同様の外観を有しており、図5
に示すように一般の配線器具と同様の外観形状に形成さ
れる。図示例では、JIS規格において規格化されてい
る連接用埋込型配線器具である大角形の配線器具の単位
寸法(以下では1個モジュール寸法という)の3個分
(3個モジュール寸法という)に相当する寸法の器体4
0を有しており、この器体40は1個モジュール寸法の
配線器具を3個並べて取り付けることのできる取付枠6
0に着脱自在に取り付けられる。
【0041】器体40の前面には、3個のスイッチSa
〜Scの操作部と、6個の発光ダイオードを列設したレ
ベル表示部DLと、照明負荷のオンオフを表示するため
の発光ダイオードよりなるオン表示ランプLNおよびオ
フ表示ランプLFと、別途に設けた設定器との間でワイ
ヤレス信号を授受する送受窓RSとが設けられる。調光
スイッチ31aやグループ調光スイッチ31bは、内部
にEEPROMよりなるアドレス設定部およびメモリス
イッチを備え、設定器との間でワイヤレス信号を用いる
ことで、その内容の設定、確認、変更が可能になってい
る。ここに、メモリスイッチは調光スイッチ31aやグ
ループ調光スイッチ31bの機能を選択指示するために
設けられている。ただし、この点については本件出願人
によりすでに開示されている周知技術であるから、ここ
では説明を省略する。
【0042】取付枠60は、図5に示すように開口窓6
1を囲む両側片62a, 62bに、それぞれ器体40の
側縁に突設された係止爪40aが係合する保持孔63を
有し、一方の側片62bには側片62aとの距離を変え
るように撓むことができる操作片64が形成される。取
付枠60に器体40を取り付けるときには、取付枠60
の後方から器体40を取付枠60に押し付けるようにす
れば、操作片64が撓んで器体40を取付枠60に嵌着
でき、このとき、器体40の前部が開口窓61から突出
する。一方、取付枠60から器体40を外すには、操作
片64を側片62bから引き離すようにドライバ等でこ
じればよい。開口窓61を囲み側片62a, 62bに直
交する連結片65a, 65bには、スイッチボックスに
取付枠60を結合するためのボックスねじを挿入する長
孔66や取付枠60の前面を覆う化粧プレート69(図
6参照)を取り付けるプレートねじが螺合するねじ孔6
7などが設けられる。さらに、連結片65a,65bに
は、長孔66を通して挿入されるねじに螺合し、壁パネ
ル等に形成された取付孔の周部を取付枠60との間で挟
持する挟み金具の一端部が挿入される挟み金具取付孔6
8も形成される。
【0043】本実施形態の調光スイッチ31aやグルー
プ調光スイッチ31bに用いることができる器体50に
は、図6に示す形状のものもある。図6に示すものと図
5に示すものとは、スイッチSa〜Scの構造が相違し
ている。つまり、器体50は3個モジュール寸法に形成
されており、前面にハンドルユニット51が覆着され
る。
【0044】ハンドルユニット51は、器体50の一側
縁に沿った固定バー52と、固定バー52に対してヒン
ジ部(図示せず)を介して前後方向に揺動自在となるよ
うに枢着されたハンドル体53とを備える形状に合成樹
脂によって一体に形成されている。このハンドルユニッ
ト51は、器体50の一側縁に対して固定バー52を溶
着ないし接着することによって結合される。また、ハン
ドル体53にはヒンジ部に結合した端部とは反対側の端
部に器体50に向かって移動規制爪(図示せず)が突設
され、移動規制爪の先端部が器体50の他側縁に設けた
係止爪(図示せず)に噛合することによって、ハンドル
体53の前方への移動範囲が規制されるようになってい
る。また、ハンドル体53には後面側に突出するばね片
(図示せず)が一体に形成されており、ばね片の先端部
が器体50に設けた突台(図示せず)に当接することに
よって、ハンドル体53が前方に付勢されている。ハン
ドル体53の後面にはプリント基板に実装されたタクト
スイッチ(ストロークの小さい小型の押釦スイッチ)を
押すための押突起(図示せず)も突設されている。ここ
において、タクトスイッチはスイッチSa〜Scに対応
して3個設けられており、したがってハンドル体53も
3個設けられている。
【0045】ハンドル体53の前面には、スイッチSa
〜Scの機能名や照明負荷の場所名などを記入するため
のネームカードが取り付けられ、ネームカードの前面に
は透明な合成樹脂の成形品であるネームカバー54が覆
着される。固定バー52にはレベル表示部DL、送受窓
度RS、オン表示ランプLN、オフ表示ランプLFが長
手方向に沿って配列される。
【0046】しかして、ハンドル体53を押し操作する
ことで各スイッチSa〜Scがピアノハンドル式に操作
できるものであり、良好な操作感が得られるのである。
【0047】
【発明の効果】請求項1の発明は、それぞれアドレスを
備える複数台の端末器が信号線に分岐接続され、信号線
に接続された伝送制御装置と各端末器との間で時分割多
重伝送方式により伝送信号を授受するとともに、伝送制
御装置に設定したアドレスの対応関係を用いることによ
り、端末器に設けたスイッチの操作に応じたデータを含
む伝送信号を対応関係で規定された他の端末器に伝送す
ることにより他の端末器に接続した負荷を制御する遠隔
監視制御システムであって、対応関係は、1つのスイッ
チに1回路の負荷を対応付ける個別制御関係と、1つの
スイッチに複数回路の負荷を対応付ける一括制御関係と
があり、各端末器は、各端末器ごとに固有なアドレスで
ある個別アドレスを設定する個別アドレス設定部と、複
数個の端末器に共通に設定されるアドレスである一斉制
御アドレスを設定する一斉制御アドレス設定部とを備
え、各端末器に設けた端末処理部は、伝送信号により個
別アドレスの使用が指示されかつ伝送信号に含まれるア
ドレスデータが個別アドレス設定部に設定された個別ア
ドレスに一致するか、または伝送信号により一斉制御ア
ドレスの使用が指示されかつ伝送信号に含まれるアドレ
スデータが一斉制御アドレス設定部に設定された一斉制
御アドレスに一致するときに、負荷を制御するものであ
り、この構成によれば、各端末器が個別アドレスとは別
に一斉制御アドレスを持ち、かつ一斉制御アドレスは複
数台の端末器で共通に設定されるから、同じ一斉制御ア
ドレスが設定されている端末器はほぼ同時に同じ伝送信
号を受信することになり、ほぼ同じタイミングで負荷を
制御することが可能になるのであって、グループ化され
た複数の負荷を時間差なく動作させることが可能になる
という利点がある。また、個別アドレスを用いれば負荷
を個別に制御することができるから、個々の負荷を制御
しながらもグループ化したときには同時に制御して違和
感を生じさせることがないのである。
【0048】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、負荷が照明負荷であって、照明負荷が接続された端
末器は照明負荷を調光制御し、照明負荷が伝送信号によ
り指示される調光状態になるように調光量を制御するも
のであり、グループ制御を行なうに際して複数の照明負
荷の調光をほぼ同時に行なうことができるから、各照明
負荷の光出力の変化に時間のずれがなく、違和感が生じ
ないという利点がある。
【0049】請求項3の発明は、請求項2の発明におい
て、照明負荷が接続された端末器が、照明負荷の光出力
の変化開始および増減の向きが伝送信号により指示され
ると照明負荷の光出力を時間経過とともに変化させ、光
出力の変化終了が伝送信号により指示されると以後は変
化の終了時点の光出力を維持するものであり、この構成
によれば、変化開始と増減の向きおよび変化終了との2
回の指示を行なうだけで照明負荷の調光制御が可能であ
るから、信号線のトラフィックを増加させることがな
い。とくに、一斉制御アドレスを用いると、1つの伝送
信号で複数台の端末器に調光の指示を与えることができ
るから、結果的に2つの伝送信号のみで複数台の端末器
に調光の指示を与えることが可能になり、従来構成に比
較するとトラフィックを大幅に低減することが可能にな
る。
【0050】請求項4の発明は、請求項1ないし請求項
3の発明において、一斉制御アドレス設定部を、一斉制
御アドレスを複数個設定可能としたものであり、一つの
照明負荷を複数のグループに共通して所属させることが
可能になる。たとえば、多数の照明器具を配置した室内
において間仕切りを用いるか否かに応じてグループ制御
の対象とする照明器具を変更するような場合に、一つの
照明器具が間仕切りを用いる場合のグループと間仕切り
を用いない場合のグループとに属することになるが、こ
のようなグループ化にも容易に対応することが可能にな
る。
【0051】請求項5の発明は、請求項1ないし請求項
4の発明において、一斉制御アドレス設定部が不揮発性
メモリよりなり、伝送信号により一斉制御アドレスの設
定が指示されかつ伝送信号に含まれるアドレスデータが
個別アドレス設定部に設定された個別アドレスに一致す
るときに一斉制御アドレス設定部に一斉制御アドレスが
設定されるものであり、各端末器の一斉制御アドレスを
信号線を用いて設定することが可能になるから、各端末
器に一斉制御アドレスを設定する際に各端末器の設置場
所まで行く必要がなく、一斉制御アドレスの設定作業が
容易になる。
【0052】請求項6の発明は、請求項1ないし請求項
4の発明において、一斉制御アドレス設定部が不揮発性
メモリよりなり、信号線とは別の伝送路を通して各端末
器に伝送される一斉制御アドレスが一斉制御アドレス設
定部に設定されるものであり、この構成によれば、グル
ープ制御の対象である端末器がすでに決まっている状態
で同じグループに端末器を追加する場合に、各端末器ご
とに個別に一斉制御アドレスを設定することができ、グ
ループ制御の対象となる端末器の追加や削除の作業が容
易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を示す要部ブロック図であ
る。
【図2】同上の使用例を示す概略構成図である。
【図3】同上における制御手順を示す動作説明図であ
る。
【図4】同上における一斉制御アドレスの設定手順を示
す動作説明図である。
【図5】同上の調光スイッチを示し、(a)は正面図、
(b)は側面図である。
【図6】同上の他の調光スイッチを示し、(a)は正面
図、(b)は側面図である。
【図7】従来の遠隔監視制御システムの概略構成図であ
る。
【図8】同上の動作説明図である。
【図9】同上における制御手順を示す動作説明図であ
る。
【図10】同上におけるグループ制御の手順を示す動作
説明図である。
【図11】同上における他の構成例を示す概略構成図で
ある。
【符号の説明】
30 伝送制御装置 31 操作端末器 31a 個別調光スイッチ 31b グループ調光スイッチ 32 制御端末器(調光端末器) 12 個別アドレス設定部 13 一斉制御アドレス設定部 Ls 信号線

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 それぞれアドレスを備える複数台の端末
    器が信号線に分岐接続され、信号線に接続された伝送制
    御装置と前記各端末器との間で時分割多重伝送方式によ
    り伝送信号を授受するとともに、伝送制御装置に設定し
    たアドレスの対応関係を用いることにより、端末器に設
    けたスイッチの操作に応じたデータを含む伝送信号を前
    記対応関係で規定された他の端末器に伝送することによ
    り前記他の端末器に接続した負荷を制御する遠隔監視制
    御システムであって、前記対応関係は、1つのスイッチ
    に1回路の負荷を対応付ける個別制御関係と、1つのス
    イッチに複数回路の負荷を対応付ける一括制御関係とが
    あり、前記各端末器は、各端末器ごとに固有なアドレス
    である個別アドレスを設定する個別アドレス設定部と、
    複数個の端末器に共通に設定されるアドレスである一斉
    制御アドレスを設定する一斉制御アドレス設定部とを備
    え、各端末器に設けた端末処理部は、前記伝送信号によ
    り個別アドレスの使用が指示されかつ伝送信号に含まれ
    るアドレスデータが個別アドレス設定部に設定された個
    別アドレスに一致するか、または前記伝送信号により一
    斉制御アドレスの使用が指示されかつ伝送信号に含まれ
    るアドレスデータが一斉制御アドレス設定部に設定され
    た一斉制御アドレスに一致するときに、負荷を制御する
    ことを特徴とする遠隔監視制御システム。
  2. 【請求項2】 前記負荷は照明負荷であって、照明負荷
    が接続された端末器は照明負荷を調光制御し、照明負荷
    が伝送信号により指示される調光状態になるように調光
    量を制御することを特徴とする請求項1記載の遠隔監視
    制御システム。
  3. 【請求項3】 照明負荷が接続された端末器は、照明負
    荷の光出力の変化開始および増減の向きが伝送信号によ
    り指示されると照明負荷の光出力を時間経過とともに変
    化させ、光出力の変化終了が伝送信号により指示される
    と以後は変化の終了時点の光出力を維持することを特徴
    とする請求項2記載の遠隔監視制御システム。
  4. 【請求項4】 前記一斉制御アドレス設定部は、一斉制
    御アドレスを複数個設定可能であることを特徴とする請
    求項1ないし請求項3記載のいずれかに記載の遠隔監視
    制御システム。
  5. 【請求項5】 前記一斉制御アドレス設定部は不揮発性
    メモリよりなり、前記伝送信号により一斉制御アドレス
    の設定が指示されかつ伝送信号に含まれるアドレスデー
    タが個別アドレス設定部に設定された個別アドレスに一
    致するときに一斉制御アドレス設定部に一斉制御アドレ
    スが設定されることを特徴とする請求項1ないし請求項
    4記載の遠隔監視制御システム。
  6. 【請求項6】 前記一斉制御アドレス設定部は不揮発性
    メモリよりなり、信号線とは別の伝送路を通して各端末
    器に伝送される一斉制御アドレスが一斉制御アドレス設
    定部に設定されることを特徴とする請求項1ないし請求
    項4記載の遠隔監視制御システム。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003068479A (ja) * 2001-08-27 2003-03-07 Matsushita Electric Works Ltd 照明制御装置、照明制御システム
JP2011508371A (ja) * 2007-12-20 2011-03-10 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ 2つの照明グループに対するシーン設定制御
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