JPH11329847A - リニアリティコイル - Google Patents

リニアリティコイル

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Publication number
JPH11329847A
JPH11329847A JP12725498A JP12725498A JPH11329847A JP H11329847 A JPH11329847 A JP H11329847A JP 12725498 A JP12725498 A JP 12725498A JP 12725498 A JP12725498 A JP 12725498A JP H11329847 A JPH11329847 A JP H11329847A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coil
air
winding
linearity
core
Prior art date
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Pending
Application number
JP12725498A
Other languages
English (en)
Inventor
Yuji Ida
祐二 井田
Akihiro Fujii
明寛 藤井
Akira Sato
晃 佐藤
Yutaka Ikeda
豊 池田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
FDK Corp
Original Assignee
FDK Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by FDK Corp filed Critical FDK Corp
Priority to JP12725498A priority Critical patent/JPH11329847A/ja
Publication of JPH11329847A publication Critical patent/JPH11329847A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Coils Or Transformers For Communication (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 テレビやディスプレイモニタ等の画面直線性
を補正するために使用されるリニアリティコイルにおい
て、鋸歯状電流に起因する異音の発生を抑制する。 【解決手段】 ベース2の上側に空芯コイル4を載置
し、この空芯コイル4の上側に磁石3を載置する。この
磁石3の上側に補正コイル5を載置する。ここで、空芯
コイル4の巻線4bの巻き方向を補正コイル5の巻線5
bの巻き方向に対して逆向きとする。これにより、フレ
ミングの左手の法則に則って補正コイル5の巻線5bお
よび空芯コイル4の巻線4bにそれぞれ作用する力が互
いに逆向きとなる。そのため、鋸歯状電流を流した場
合、磁気ひずみ現象による補正コイル5の振動と空芯コ
イル4の振動は打ち消し合い、全体としての振動が低減
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、テレビやディスプ
レイモニタ等の画面直線性を補正するために使用される
リニアリティコイルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】図2は従来のリニアリティコイルの一例
を示す正面図である。
【0003】従来この種のリニアリティコイル1として
は、図2に示すように、合成樹脂製のベース2の上側に
磁石3を載置し、その上側に補正コイル5を載置したも
のが多用されていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このリニアリ
ティコイル1に鋸歯状電流を流した場合、磁気ひずみ現
象によって補正コイル5が振動し、そのため異音が発生
するという不都合があった。
【0005】本発明は、上記事情に鑑み、鋸歯状電流に
起因する異音の発生を抑制しうるリニアリティコイルを
提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】すなわち本発明は、ベー
ス(2)の上側に空芯コイル(4)を載置し、この空芯
コイルの上側に磁石(3)を載置し、この磁石の上側に
補正コイル(5)を載置したリニアリティコイル(1)
であって、前記空芯コイルの巻線(4b)の巻き方向を
前記補正コイルの巻線(5b)の巻き方向に対して逆向
きとして構成される。
【0007】なお、括弧内の番号等は図面において対応
する要素を表わす便宜的なものであり、従って、本発明
は図面上の記載に限定拘束されるものではない。このこ
とは「特許請求の範囲」の欄についても同様である。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。
【0009】図1は本発明に係るリニアリティコイルの
一実施形態を示す正面図である。
【0010】本発明に係るリニアリティコイル1は、図
1に示すように、合成樹脂製のベース2を有しており、
ベース2には2本のリード端子6が下向きに挿設されて
いる。ベース2の上側には空芯コイル4が載置されてお
り、空芯コイル4の上側には磁石3が載置されている。
さらに、磁石3の上側には補正コイル5が載置されてい
る。なお、空芯コイル4は合成樹脂製の非磁性胴体4a
に巻線4bを巻装したものであり、補正コイル5はフェ
ライトコア等の磁性コア5aに巻線5bを巻装したもの
である。そして、空芯コイル4の巻線4bと補正コイル
5の巻線5bは直列に接続され、その両端は2本のリー
ド端子6に絡げられて半田付けされている。ここで、空
芯コイル4の巻線4bと補正コイル5の巻線5bとは、
互いに逆向きに巻回されている。
【0011】本発明に係るリニアリティコイル1は以上
のような構成を有するので、このリニアリティコイル1
に鋸歯状電流を流すと、磁気ひずみ現象によって補正コ
イル5および空芯コイル4が同時に振動するが、空芯コ
イル4の巻線4bと補正コイル5の巻線5bとは、上述
したように、その巻き方向が互いに逆向きであるため、
フレミングの左手の法則に則って補正コイル5の巻線5
bおよび空芯コイル4の巻線4bにそれぞれ作用する力
は互いに逆向きとなる。その結果、補正コイル5の振動
と空芯コイル4の振動は打ち消し合い、全体としての振
動は低減することから、鋸歯状電流に起因する異音の発
生は抑制される。
【0012】上述した効果を確認するため、本発明品と
従来品について周波数0〜50kHzの範囲内で鋸歯状
電流を流したところ、周波数15kHzでの振動ピーク
レベルは、従来品が85dBであったのに対し、本発明
品は75dB(すなわち、従来品の約88%の数値)で
あった。また、周波数45kHzで両者の振動ピークレ
ベルを比較すると、従来品が37dBであったのに対
し、本発明品は24dB(すなわち、従来品の約65%
の数値)であった。
【0013】なお、補正コイル5のほかに空芯コイル4
を設けたことによってリニアリティコイル1のコイル特
性(インダクタンス等)が変化する恐れがあるが、補正
コイル5では磁性コア5aを用いているのに対して、空
芯コイル4では非磁性胴体4aを採用しているので、空
芯コイル4を付加したことによるコイル特性への影響は
小さい。
【0014】なお、上述の実施形態においては、空芯コ
イル4の巻線4bと補正コイル5の巻線5bを直列に接
続した場合について説明したが、これらを並列に接続す
ることも可能である。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ベ
ース2の上側に空芯コイル4を載置し、この空芯コイル
4の上側に磁石3を載置し、この磁石3の上側に補正コ
イル5を載置したリニアリティコイル1であって、前記
空芯コイル4の巻線4bの巻き方向を前記補正コイル5
の巻線5bの巻き方向に対して逆向きとして構成したの
で、空芯コイル4の巻線4bの巻き方向と補正コイル5
の巻線5bの巻き方向、ひいてはフレミングの左手の法
則に則って補正コイル5の巻線5bおよび空芯コイル4
の巻線4bにそれぞれ作用する力が互いに逆向きとなる
ため、鋸歯状電流を流した場合、磁気ひずみ現象による
補正コイル5の振動と空芯コイル4の振動は打ち消し合
い、全体としての振動が低減することから、コイル特性
に大きな影響を及ぼすことなく、鋸歯状電流に起因する
異音の発生を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るリニアリティコイルの一実施形態
を示す正面図である。
【図2】従来のリニアリティコイルの一例を示す正面図
である。
【符号の説明】
1……リニアリティコイル 2……ベース 3……磁石 4……空芯コイル 4b……巻線 5……補正コイル 5b……巻線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 池田 豊 東京都港区新橋5丁目36番11号 富士電気 化学株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベース(2)の上側に空芯コイル(4)
    を載置し、 この空芯コイルの上側に磁石(3)を載置し、 この磁石の上側に補正コイル(5)を載置したリニアリ
    ティコイル(1)であって、 前記空芯コイルの巻線(4b)の巻き方向を前記補正コ
    イルの巻線(5b)の巻き方向に対して逆向きとしたこ
    とを特徴とするリニアリティコイル。
JP12725498A 1998-05-11 1998-05-11 リニアリティコイル Pending JPH11329847A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12725498A JPH11329847A (ja) 1998-05-11 1998-05-11 リニアリティコイル

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12725498A JPH11329847A (ja) 1998-05-11 1998-05-11 リニアリティコイル

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Publication Number Publication Date
JPH11329847A true JPH11329847A (ja) 1999-11-30

Family

ID=14955506

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12725498A Pending JPH11329847A (ja) 1998-05-11 1998-05-11 リニアリティコイル

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