JP2987666B2 - リニアリティ・コイル - Google Patents
リニアリティ・コイルInfo
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- JP2987666B2 JP2987666B2 JP27431092A JP27431092A JP2987666B2 JP 2987666 B2 JP2987666 B2 JP 2987666B2 JP 27431092 A JP27431092 A JP 27431092A JP 27431092 A JP27431092 A JP 27431092A JP 2987666 B2 JP2987666 B2 JP 2987666B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- magnet
- magnetic core
- drum
- flange
- linearity coil
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
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- Details Of Television Scanning (AREA)
- Coils Or Transformers For Communication (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばテレビジョン受
像機の水平偏向回路に使用するリニアリティ・コイルに
関する。
像機の水平偏向回路に使用するリニアリティ・コイルに
関する。
【0002】
【従来の技術】従来のリニアリティ・コイルは、図3又
は図4に示すように、柱状部の両端にフランジを有する
ドラム形磁性コアaに巻線bが巻装され、上方のフラン
ジc1又は下方のフランジc2にフェライト・マグネット
dが固着され、磁性コアa又はマグネットdの下方に樹
脂製ベースeが固着され、該ベースeに植設されたリー
ド線fの付け根に前記巻線bの端末がからげられ半田付
けされて構成されており、前記マグネットdは、テレビ
ジョン受像機等の機種に応じた所定のバイアス磁界をド
ラム形磁性コアaに与え、水平偏向の直線性を得るよう
にしている。尚、図3及び図4において、gは外装剤で
ある。
は図4に示すように、柱状部の両端にフランジを有する
ドラム形磁性コアaに巻線bが巻装され、上方のフラン
ジc1又は下方のフランジc2にフェライト・マグネット
dが固着され、磁性コアa又はマグネットdの下方に樹
脂製ベースeが固着され、該ベースeに植設されたリー
ド線fの付け根に前記巻線bの端末がからげられ半田付
けされて構成されており、前記マグネットdは、テレビ
ジョン受像機等の機種に応じた所定のバイアス磁界をド
ラム形磁性コアaに与え、水平偏向の直線性を得るよう
にしている。尚、図3及び図4において、gは外装剤で
ある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】リニアリティ・コイル
には、15〜63KHz程度の鋸歯状波電流が流れるた
め磁性コアの磁歪現象により聴感上不快なうなり音を発
生する。このうなり音は、画面の大きなブラウン管を用
い、リニアリティ・コイルに大きな電流を流すほど大き
くなり、不快感を増大する。
には、15〜63KHz程度の鋸歯状波電流が流れるた
め磁性コアの磁歪現象により聴感上不快なうなり音を発
生する。このうなり音は、画面の大きなブラウン管を用
い、リニアリティ・コイルに大きな電流を流すほど大き
くなり、不快感を増大する。
【0004】本発明は、従来のこのような課題を解決す
るためになされたもので、うなり音の小さいリニアリテ
ィ・コイルを提供することを目的とするものである。
るためになされたもので、うなり音の小さいリニアリテ
ィ・コイルを提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、柱状部の両端にフランジを有するドラム
形磁性コアの少なくとも上フランジにマグネットを固着
すると共に前記柱状部に巻線を巻装し、マグネットを固
着した前記磁性コアを絶縁ベースに載置して成るリニア
リティ・コイルにおいて、前記磁性コアの上及び下フラ
ンジの外方主面の中央部に、フランジの厚さより浅い深
さの凹部をそれぞれ形成したことを特徴とする。
成するために、柱状部の両端にフランジを有するドラム
形磁性コアの少なくとも上フランジにマグネットを固着
すると共に前記柱状部に巻線を巻装し、マグネットを固
着した前記磁性コアを絶縁ベースに載置して成るリニア
リティ・コイルにおいて、前記磁性コアの上及び下フラ
ンジの外方主面の中央部に、フランジの厚さより浅い深
さの凹部をそれぞれ形成したことを特徴とする。
【0006】
【作用】巻線に電流を流すと、ドラム形磁心は磁歪現象
によりその中心軸方向に伸縮し、この振動は、ドラム形
磁性コアの上及び下フランジと接触する絶縁性ベース及
びマグネット又はマグネット及びマグネットに伝達され
てうなり音を発生するが、本発明では、前記磁性コアの
上及び下フランジの前記絶縁性ベースおよびマグネット
と又はマグネット及びマグネットと接触する外方主面の
中央部に、フランジの厚さより浅い深さの凹部がそれぞ
れ形成されているので、磁性コアの振動は該凹部のとこ
ろで遮断され、上及び下フランジに固着した絶縁性ベー
ス及びマグネット又はマグネット及びマグネットへの伝
達が抑制され、その結果、聴感上不快なうなり音の発生
が軽減される。
によりその中心軸方向に伸縮し、この振動は、ドラム形
磁性コアの上及び下フランジと接触する絶縁性ベース及
びマグネット又はマグネット及びマグネットに伝達され
てうなり音を発生するが、本発明では、前記磁性コアの
上及び下フランジの前記絶縁性ベースおよびマグネット
と又はマグネット及びマグネットと接触する外方主面の
中央部に、フランジの厚さより浅い深さの凹部がそれぞ
れ形成されているので、磁性コアの振動は該凹部のとこ
ろで遮断され、上及び下フランジに固着した絶縁性ベー
ス及びマグネット又はマグネット及びマグネットへの伝
達が抑制され、その結果、聴感上不快なうなり音の発生
が軽減される。
【0007】
【実施例】以下本発明の実施例を図面につき説明する。
図1及び図2は本発明の一実施例を示す。同図におい
て、1は柱状部の両端にフランジ2、2を有する例えば
フェライト製のドラム形磁性コア、3は例えばフェライ
ト製の円柱状マグネット、4は下面にリード端子5、5
が植設された樹脂製ベースで、該リード端子5、5の付
け根には、磁性コア1の柱状部に巻装された巻線6の端
末が絡げられて半田付けされている。
図1及び図2は本発明の一実施例を示す。同図におい
て、1は柱状部の両端にフランジ2、2を有する例えば
フェライト製のドラム形磁性コア、3は例えばフェライ
ト製の円柱状マグネット、4は下面にリード端子5、5
が植設された樹脂製ベースで、該リード端子5、5の付
け根には、磁性コア1の柱状部に巻装された巻線6の端
末が絡げられて半田付けされている。
【0008】前記ドラム形磁性コア1の上下のフランジ
2、2の外方主面の中央には、円錐台形の凹部7が形成
されている。1具体例を示すと、磁性コア1の上下フラ
ンジ2、2の外主面間の長さが13mm、柱状部の径が
5mm、フランジ2の径が15mmのとき、凹部7の小
径及び大径が5mm、6mm、深さが0.5mmであ
る。またマグネット3の径は16mm、高さは6mmで
あり、巻線6の巻数は50ターンである。15.75K
Hzの周波数の3角波発生電源を用い、巻線に6App
の電流を流し、リニアリティ・コイルに15mm離した
マイクロホンで音圧を測定した結果、凹部7のないもの
に比べて音圧の差は約13dBであった。
2、2の外方主面の中央には、円錐台形の凹部7が形成
されている。1具体例を示すと、磁性コア1の上下フラ
ンジ2、2の外主面間の長さが13mm、柱状部の径が
5mm、フランジ2の径が15mmのとき、凹部7の小
径及び大径が5mm、6mm、深さが0.5mmであ
る。またマグネット3の径は16mm、高さは6mmで
あり、巻線6の巻数は50ターンである。15.75K
Hzの周波数の3角波発生電源を用い、巻線に6App
の電流を流し、リニアリティ・コイルに15mm離した
マイクロホンで音圧を測定した結果、凹部7のないもの
に比べて音圧の差は約13dBであった。
【0009】前記凹部7の代りに、図2(A)に示すよ
うに、柱状部の径に比して大きな円形の凹部7a、ある
いは、図2(B)に示すように、円錐状の凹部7b、あ
るいは図2(C)に示すように、半球状の凹部7cでも
よい。本発明は、図1に示すものにおいて、磁性コア1
の下方フランジ2にもマグネット3を固着して樹脂製ベ
ース4に載置したものにも適用できる。
うに、柱状部の径に比して大きな円形の凹部7a、ある
いは、図2(B)に示すように、円錐状の凹部7b、あ
るいは図2(C)に示すように、半球状の凹部7cでも
よい。本発明は、図1に示すものにおいて、磁性コア1
の下方フランジ2にもマグネット3を固着して樹脂製ベ
ース4に載置したものにも適用できる。
【0010】
【発明の効果】本発明は、上述のように、マグネット及
び絶縁性ベース又はマグネット及びマグネットに固着す
るドラム形磁性コアのフランジの外方主面にうなり音抑
制用凹部を形成したので、磁歪現象によるドラム形磁性
コアの振動がマグネット及び絶縁性ベース又はマグネッ
ト及びマグネットに伝達されず、そのためうなり音の発
生が軽減されるという効果を有する。
び絶縁性ベース又はマグネット及びマグネットに固着す
るドラム形磁性コアのフランジの外方主面にうなり音抑
制用凹部を形成したので、磁歪現象によるドラム形磁性
コアの振動がマグネット及び絶縁性ベース又はマグネッ
ト及びマグネットに伝達されず、そのためうなり音の発
生が軽減されるという効果を有する。
【図1】 (A)及び(B)は本発明の一実施例の斜視
図及び断面図
図及び断面図
【図2】 (A)(B)及び(C)はいずれも上記実施
例のドラム形磁性コアの変形例を示す断面図
例のドラム形磁性コアの変形例を示す断面図
【図3】 従来のリニアリティ・コイルの断面図
【図4】 従来の他のリニアリティ・コイルの断面図
1 ドラム形磁性コア 2 フランジ 3 円柱状マグネット 4 樹脂製ベ
ース 6 巻線 7、7a、7b、7c 凹部
ース 6 巻線 7、7a、7b、7c 凹部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−170010(JP,A) 実開 平4−25209(JP,U) 実開 平3−124613(JP,U) 実開 平1−161310(JP,U) 実開 昭56−16910(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01F 17/04,27/06,27/24 H01F 30/00,37/00,41/02 H04N 3/23
Claims (1)
- 【請求項1】 柱状部の両端にフランジを有するドラム
形磁性コアの少なくとも上フランジにマグネットを固着
すると共に前記柱状部に巻線を巻装し、マグネットを固
着した前記磁性コアを絶縁ベースに載置して成るリニア
リティ・コイルにおいて、 前記磁性コアの上及び下フランジの外方主面の中央部
に、フランジの厚さより浅い深さの凹部をそれぞれ形成
したことを特徴とする。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27431092A JP2987666B2 (ja) | 1992-10-13 | 1992-10-13 | リニアリティ・コイル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27431092A JP2987666B2 (ja) | 1992-10-13 | 1992-10-13 | リニアリティ・コイル |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06125475A JPH06125475A (ja) | 1994-05-06 |
JP2987666B2 true JP2987666B2 (ja) | 1999-12-06 |
Family
ID=17539868
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27431092A Expired - Fee Related JP2987666B2 (ja) | 1992-10-13 | 1992-10-13 | リニアリティ・コイル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2987666B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2008156145A1 (ja) * | 2007-06-19 | 2008-12-24 | Sumida Corporation | 磁性素子および磁性素子を用いたアンテナ装置 |
-
1992
- 1992-10-13 JP JP27431092A patent/JP2987666B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06125475A (ja) | 1994-05-06 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19990810 |
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R250 | Receipt of annual fees |
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