JPH0744157Y2 - 圧電形電気音響変換器 - Google Patents

圧電形電気音響変換器

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JPH0744157Y2
JPH0744157Y2 JP4145291U JP4145291U JPH0744157Y2 JP H0744157 Y2 JPH0744157 Y2 JP H0744157Y2 JP 4145291 U JP4145291 U JP 4145291U JP 4145291 U JP4145291 U JP 4145291U JP H0744157 Y2 JPH0744157 Y2 JP H0744157Y2
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JP
Japan
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coil
piezoelectric
metal
piezoelectric material
coil bobbin
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JP4145291U
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JPH04126496U (ja
Inventor
裕 大槻
幹男 榎本
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Iwatsu Electric Co Ltd
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Iwatsu Electric Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、圧電材を貼りつけた振
動板を用いる圧電形電気音響変換器の構造に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】近年、補聴器使用者の為に、電話機の受
話器に音声信号の磁束を発生させるコイルを添えたもの
がある。このコイルは補聴器内に設けられたピックアッ
プコイルと磁気結合し、音声信号を誘導させるために用
いられている。従来、電話機の受話器として一部に圧電
形受話器が用いられているのは周知の通りであるが、圧
電形受話器においては、漏洩磁束を発生させる機構がな
いため、磁気結合をさせることができなかった。
【0003】この欠点を解消するために本願考案者は図
4に示すごとき実願平2−11053号「圧電形電気音
響変換器」を提案した。図4では両面に対をなす圧電材
2の一方の電極3−1を金属振動板1に貼り付けた圧電
振動子と、前記対をなす電極にそれぞれ接続された2つ
の外部端子18−1,18−2を有する端子板17とを
備え、コイル22が捲回されたコイルボビン21が前記
金属振動板1を取り囲むように配設されている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】かかる構造にあって
は、前記金属振動板1の大きさは前記コイルボビン21
の内径に律則され、そのため音響特性上特に低域の感度
を十分保つためには、受話器外径が結果として大きくな
らざるを得なかった。
【0005】本考案の目的は、これらの欠点を解決し
て、小形でかつ音響特性のすぐれた圧電形音響変換器を
提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本考案による圧電形電気音響変換器は、金属振動板
をコイルに対し、偏心させて配置させ、コイルからの電
極を、同一個所に設け、端子板の導電部によって圧電振
動子およびコイルの電極を接続した構成を有している。
【0007】
【実施例】以下本考案の実施例につき詳細に説明する。
図1は本考案の一実施例の断面図を示す。圧電振動板は
従来例の図4と同じものであり、また従来例と同様に、
フロントカバ16でかしめ構造を採用して固定してあ
る。
【0008】図2は、実施例の端子板17であり、4つ
の導電パターン17−1,17−2,17−3が配置さ
れると共に、中心に音響漏洩孔9が設けられ、その表面
にダンパ材10が備えられている。端子板17の2つの
導電パターン17−1と17−4はそれぞれその端部に
おいて、端子18−1と18−2に導通している。更に
19は、前記導電パターン17−1が振動板1と電気接
続が起こらないように設けられた絶縁層である。
【0009】図3は実施例におけるコイルボビン21に
金属振動板1を嵌合した構造を示すもので、この上に、
前記端子板17が配設されることによって、電気的導通
を取るようにしたものである。22−1,22−2はコ
イル22の両端のリード線(図示はしていない)がコイ
ルボビン21の平面上に設けられたコイル電極である。
【0010】かかる構造にあって、電気的な接続は、前
記端子18−1から前記導電パターン17−1を通って
コイル電極22−1に達し、コイル電極の他端22−2
から、導電パターン17−2,17−3を通って金属振
動板1から、圧電材2の電極3−1に達する。圧電材2
の他方の電極3−2から導電部材5を通って、前記導電
パターン17−4から前記端子18−2に達することに
なる。従って2つの端子18−1,18−2相互間に音
声信号を印加すれば、圧電材2およびコイル22に音声
信号が流れ、これによりコイル22には音声信号に応じ
た漏洩磁束が発生することとなる。
【0011】一方、かかる構造にあっては、前記コイル
電極22−1,22−2と、金属振動板1とは接触しな
いことが必要であるが、前記金属振動板1を前記コイル
ボビン22に対し、偏心させて配置しているため、実願
平2−11053号に示す構造よりも大きな圧電振動板
を搭載することが可能となった。そのため小形で音響特
性の良好な圧電形電気音響変換器を供することができ
た。
【0012】前記コイル電極22−1,22−2はコイ
ルボビン21を樹脂材料でモールド成形する際に、金属
片をインサート成形するか、後付けで金属片をコイルボ
ビン21の平面上に備えてコイル電極22−1,22−
2を形成しても良い。またこのコイル電極22−1,2
2−2は金属片に限定されるものではなく、例えば導電
性接着剤や導電性ゴム等の導電性物質から成るもので構
成しても良い。
【0013】
【考案の効果】以上説明したように、本考案によれば、
振動板の配置をコイルボビンに対し、偏心させることで
小形でかつ、音響特性の優れた圧電形電気音響変換器を
実現する利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の断面図である。
【図2】本考案の実施例に用いる端子板の一例を示す平
面図である。
【図3】本考案の実施例に用いるコイルボビンと金属振
動板の嵌合状態を示す平面図である。
【図4】従来の圧電形音響変換器の一例を示す断面図で
ある。
【符号の説明】
1 金属振動板 2 圧電材 3−1,3−2 電極 4 絶縁層 5 導電部材 9 音響漏洩孔 10 ダンパ材 16 フロントカバ 17 端子板 17−1,17−2,17−3 導電パターン 18−1,18−2 外部端子 19 絶縁層 21 コイルボビン 22 コイル 22−1,22−2 コイル電極

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中央部分の凹陥部に圧電材が貼りつけら
    れた金属振動板の前記圧電材が貼りつけられた部分以外
    の少なくとも一部分の面に絶縁層が施されると共に、該
    圧電材の一方の電極から前記絶縁層まで導電層が施さ
    れ、前記金属板に対し偏心して取り囲むように配置され
    たコイルボビンに、コイルが捲回され、該コイルの両端
    には前記コイルボビンの一端の近傍に配置された一対の
    コイル電極が接続され、前記金属振動板と、前記導電層
    と、前記一対のコイル電極とを一面側で積み重ねること
    により、接触接続されるような導電パターンを有した少
    なくとも一部分に絶縁層が施された端子板を備え、金属
    カバーにてこれらを積み重ねた状態で接触接続されて前
    記コイルから外部に印加信号による漏洩磁束が発生する
    ように構成されたことを特徴とする圧電形電気音響変換
    器。
JP4145291U 1991-05-09 1991-05-09 圧電形電気音響変換器 Expired - Lifetime JPH0744157Y2 (ja)

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JPH04126496U JPH04126496U (ja) 1992-11-18
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