JP3476216B2 - 偏向ヨーク - Google Patents

偏向ヨーク

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JP3476216B2
JP3476216B2 JP17864093A JP17864093A JP3476216B2 JP 3476216 B2 JP3476216 B2 JP 3476216B2 JP 17864093 A JP17864093 A JP 17864093A JP 17864093 A JP17864093 A JP 17864093A JP 3476216 B2 JP3476216 B2 JP 3476216B2
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coil
magnetic field
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deflection yoke
deflection
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政司 石隈
伸一郎 福宿
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Panasonic Holdings Corp
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Panasonic Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、テレビジョン受像機等
に用いられる偏向ヨークに関する。 【0002】 【従来の技術】近年、偏向ヨークにおける上下歪補正に
はマグネットが使用されている。以下従来の偏向ヨーク
の構成について図4および図5を参照しながら説明す
る。図4は、従来の偏向ヨークのHコイル部を開口部か
らみた平面図である。図中の1は水平枠、2は水平コイ
ルを示している。図5は歪補正を行なうためのマグネッ
トを用いた偏向ヨークを表している。図中の7は小カバ
ー、8はコア、9は大カバー、10はマグネットであ
る。 【0003】以上の各構成要素よりなる偏向ヨークにつ
いて、以下その動作について説明する。図6に示すよう
にマグネット10が作る磁界による力11の上下方向の
成分12により、上下歪の補正が可能となる。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら前記の従
来の構成では、マグネット10の着磁によって磁界分布
が違なったり力11の左右方向の力13があるので、歪
のバラツキが生じたり、マグネット10の影響によって
H (コンバーゼンス)などのバラツキが生じる。 【0005】本発明は前記従来の問題点を解決するもの
で、前記問題のあるマグネットを使用せずに歪補正を行
なうことができる偏向ヨークを提供することを目的とし
ている。 【0006】 【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の偏向ヨークは、陰極線管の電子ビームを偏向
するための偏向磁界を発生させる水平偏向コイル、垂直
偏向コイル、フェライトコアと、ネック部と開口部とを
有する前記水平偏向コイルの一部により形成された補助
コイルを有する偏向ヨークであって、前記補助コイルは
導線が交差することなく、前記ネック部を起点とし、前
記ネック部から前記開口部までの間の2/3までをまっ
すぐ巻線し、残り1/3で円弧部の電流が前記水平偏
向コイルの電流と逆向きに流れるように扇形に巻線し、
再度前記ネック部まで前記まっすぐな導線に平行に巻線
して形成され、前記補助コイルにおいて、前記補助コイ
ルのまっすぐに巻線した部分は2本の導線によって作ら
れる磁界がキャンセルされ、前記水平偏向コイルの電流
と逆向きに電流が流れる扇形の円弧部分の両端部をガル
歪のピーク点に対応するように配置することにより、前
記補助コイルによって作られる磁界がガル歪のふくらみ
をおさえるように作用し、上下歪補正をすることを特
徴とする。 【0007】 【作用】本発明は上記構成によって、補助コイルによっ
て作られる磁界がガル歪のふくらみ部に力を加えるよう
に作用し、ガル歪のふくらみ部を改善することとなる。 【0008】 【実施例】以下、本発明の一実施例について図1〜図3
を参照しながら説明する。図1は本発明の一実施例の偏
向ヨークの水平コイル部の平面図である。図2にはガル
歪を示し、そのC,Dは歪のピーク点である。この歪ピ
ーク点C,Dのふくらみ部のビームをおさえるために
は、上部では下向き、下部では上向きの力が必要とな
る。この力を得るために本実施例では図1に示す補助コ
イル3を用いる。なお、図中の1は水平枠、2は水平コ
イルである。 【0009】この補助コイル3の原理を図3に示す。図
1に示すように補助コイル3に電流を流すことにより磁
界5が得られる。よってガル歪のふくらみ部をおさえる
ための力6を得ることができる。ここで前記補助コイル
3の巻線は、図1に示すように偏向ヨークにおけるネッ
ク部イから開口部ロまでの2/3までを2本の導線によ
って作られる磁界がキャンセルするように平行に巻線す
る。また残り1/3では扇形に巻線され、その両外側点
A,Bがガル歪4のピーク点C,Dにくるように配置す
る。 【0010】このように本実施例の偏向ヨークは補助コ
イル3によってガル歪を補正でき、すなわち、問題を生
じるマグネットを使用せずに、所期の目的を達成でき
る。 【0011】 【発明の効果】以上の実施例の説明より明らかなよう
に、本発明は水平枠に補正コイルを設け、この補正コイ
ルによって作られる磁界により、ガル歪のふくらみ部を
おさえる力を加えるので、ガル歪が補正された優れた偏
向ヨークを提供できる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の一実施例の偏向ヨークのHコイル部の
平面断面図 【図2】ガル歪の説明図 【図3】補助コイルによる磁界と力の向きの説明図 【図4】従来の偏向ヨークのHコイル部の平面断面図 【図5】マグネットを用いた従来の偏向ヨークの斜視図 【図6】同偏向ヨークにおけるマグネットによる磁界と
力の向きの説明図 【符号の説明】 1 水平枠 2 水平コイル 3 補助コイル 4 ガル歪 5 補助コイルによって作られる磁界 6 補助コイルによって得られる力
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01J 29/76

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 陰極線管の電子ビームを偏向するための
    偏向磁界を発生させる水平偏向コイル、垂直偏向コイ
    ル、フェライトコアと、ネック部と開口部とを有する
    記水平偏向コイルの一部により形成された補助コイルを
    有する偏向ヨークであって、 前記補助コイルは導線が交差することなく、前記ネック
    を起点とし、前記ネック部から前記開口部までの間の
    2/3までをまっすぐ巻線し、残り1/3で円弧部の
    電流が前記水平偏向コイルの電流と逆向きに流れるよう
    に扇形に巻線し、再度前記ネック部まで前記まっすぐな
    導線に平行に巻線して形成され、 前記補助コイルにおいて、前記補助コイルのまっすぐに
    巻線した部分は2本の導線によって作られる磁界がキャ
    ンセルされ、前記水平偏向コイルの電流と逆向きに電流
    が流れる扇形の円弧部分の両端部をガル歪のピーク点に
    対応するように配置することにより、前記補助コイルに
    よって作られる磁界がガル歪のふくらみ部をおさえる
    うに作用し、上下歪補正をすることを特徴とする偏向ヨ
    ーク。
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