JPH0744016B2 - 偏向ヨーク - Google Patents
偏向ヨークInfo
- Publication number
- JPH0744016B2 JPH0744016B2 JP1002567A JP256789A JPH0744016B2 JP H0744016 B2 JPH0744016 B2 JP H0744016B2 JP 1002567 A JP1002567 A JP 1002567A JP 256789 A JP256789 A JP 256789A JP H0744016 B2 JPH0744016 B2 JP H0744016B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- deflection yoke
- deflection
- magnetic field
- misconvergence
- coil
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) インライン型電子銃搭載のカラー陰極線管用電磁偏向ヨ
ークに係り、詳しくは局部的な偏向歪みであるシーガル
パターンとミスコンバーゼンスを改善した偏向ヨークに
関する。
ークに係り、詳しくは局部的な偏向歪みであるシーガル
パターンとミスコンバーゼンスを改善した偏向ヨークに
関する。
(従来の技術) インライン型電子銃搭載のカラー陰極線管用偏向ヨーク
は、主に電子ビームを水平方向に偏向する水平偏向コイ
ルと、垂直方向に偏向する垂直偏向コイルと、これらの
コイルをセパレートし、位置決めするためのプラスチッ
ク樹脂を成型したセパレータと、朝顔状のフェライトコ
アとで構成されていることは周知のことである。そして
水平偏向コイルはピンクッション型磁界分布に形成し、
垂直偏向コイルはバレル型磁界分布に形成し、コンバー
ゼンス補正回路の不要なセルフコンバーゼンスを実現し
て、テレビセットあるいはディスプレイ装置のコスト低
減を図っている。
は、主に電子ビームを水平方向に偏向する水平偏向コイ
ルと、垂直方向に偏向する垂直偏向コイルと、これらの
コイルをセパレートし、位置決めするためのプラスチッ
ク樹脂を成型したセパレータと、朝顔状のフェライトコ
アとで構成されていることは周知のことである。そして
水平偏向コイルはピンクッション型磁界分布に形成し、
垂直偏向コイルはバレル型磁界分布に形成し、コンバー
ゼンス補正回路の不要なセルフコンバーゼンスを実現し
て、テレビセットあるいはディスプレイ装置のコスト低
減を図っている。
しかしながらこのような磁界分布に設計しても、画面全
域に亘ってミスコンバーゼンスを皆無にすることは難し
い。そのため従来、特公昭57−54897号公報に開示され
ているように鞍型コイルの一部に空間を設けて局部的に
磁界分布を変化させたり、あるいは本願発明者が既に提
案した特開昭56−91275号公報及び特開昭56−111650号
公報に開示されているように、可飽和リアクターを用い
て水平偏向磁界を垂直偏向周期で動的に変化させミスコ
ンバーゼンスを補正する方法がある。
域に亘ってミスコンバーゼンスを皆無にすることは難し
い。そのため従来、特公昭57−54897号公報に開示され
ているように鞍型コイルの一部に空間を設けて局部的に
磁界分布を変化させたり、あるいは本願発明者が既に提
案した特開昭56−91275号公報及び特開昭56−111650号
公報に開示されているように、可飽和リアクターを用い
て水平偏向磁界を垂直偏向周期で動的に変化させミスコ
ンバーゼンスを補正する方法がある。
(発明が解決しようとする課題) ところで、近年特に陰極線管に表示される画像や文字の
高精細化が要求され、それに伴ない、偏向歪みや、コン
バーゼンス品位の向上が厳しく要求されている。そのた
め従来あまり問題とされなかった第4図に示すような局
部的な偏向歪みであるガルウィングパターンやミスコン
バーゼンスである画面中間部のたて線の横ズレ等が問題
視され始め、前述した従来技術を用いてもこのような極
局部的な偏向歪みやミスコンバーゼンスを補正すること
は困難であった。
高精細化が要求され、それに伴ない、偏向歪みや、コン
バーゼンス品位の向上が厳しく要求されている。そのた
め従来あまり問題とされなかった第4図に示すような局
部的な偏向歪みであるガルウィングパターンやミスコン
バーゼンスである画面中間部のたて線の横ズレ等が問題
視され始め、前述した従来技術を用いてもこのような極
局部的な偏向歪みやミスコンバーゼンスを補正すること
は困難であった。
(課題を解決するための手段) 上記問題点を解決するため、本発明はインライン配列の
カラー陰極線管に用いられる偏向ヨークにおいて、偏向
ヨークの大径側のY軸から約20°〜30°の角度位置に、
偏向ヨーク開口部の接線方向に磁極を有し、その磁界が
電子ビームを偏向ヨークの中心側に偏向する永久磁石を
それぞれ4個配設したことを特徴とする偏向ヨークを提
供するものである。
カラー陰極線管に用いられる偏向ヨークにおいて、偏向
ヨークの大径側のY軸から約20°〜30°の角度位置に、
偏向ヨーク開口部の接線方向に磁極を有し、その磁界が
電子ビームを偏向ヨークの中心側に偏向する永久磁石を
それぞれ4個配設したことを特徴とする偏向ヨークを提
供するものである。
(作用) 本発明は、上述した構成により、各図に示すように4ケ
所に配設された永久磁石の磁気力により、偏向歪みと、
ミスコンバーゼンスを改善するものである。
所に配設された永久磁石の磁気力により、偏向歪みと、
ミスコンバーゼンスを改善するものである。
(実施例) 本発明の一実施例を第1図〜第3図を用いて詳細に説明
する。
する。
各図において、水平偏向コイル5は鞍型状に形成され、
X軸を境に上下2分割されているが、これらのコイルは
セパレータ2によって位置決めされている。このセパレ
ータ2の外面には垂直偏向コイル1が水平偏向コイル5
と同様鞍型状に形成されY軸を境に2分割されており、
これらのコイルは共に上記セパレータ2によって位置決
めされている。この垂直偏向コイル1を覆うように朝顔
形状のフェライトコア3が取り付けられ偏向ヨーク7を
構成している。更に本発明による偏向ヨーク7は、偏向
ヨークの大径側にY軸から約20°〜30°の角度位置に、
偏向ヨーク開口部の接線方向に磁極を有し、図に示すよ
うな極性で第I〜第IV象限に各1個の永久磁石41〜44が
配設されている。
X軸を境に上下2分割されているが、これらのコイルは
セパレータ2によって位置決めされている。このセパレ
ータ2の外面には垂直偏向コイル1が水平偏向コイル5
と同様鞍型状に形成されY軸を境に2分割されており、
これらのコイルは共に上記セパレータ2によって位置決
めされている。この垂直偏向コイル1を覆うように朝顔
形状のフェライトコア3が取り付けられ偏向ヨーク7を
構成している。更に本発明による偏向ヨーク7は、偏向
ヨークの大径側にY軸から約20°〜30°の角度位置に、
偏向ヨーク開口部の接線方向に磁極を有し、図に示すよ
うな極性で第I〜第IV象限に各1個の永久磁石41〜44が
配設されている。
次にこの永久磁石の作用について説明する。各永久磁石
41〜44からは、第3図に示すように、磁力線61〜64が発
生する。この磁力線により第I象限は太矢印に示すよう
に赤ビーム(R)は右下方向、縁ビーム(G)は略下方
向、青ビーム(B)は左下方向に偏向力を受ける。即
ち、第I象限においてR,G,Bの3ビームは下方向の力を
受けると同時にRは右方向Bは左方向の力を受け第4図
に示すような右上中間部の偏向歪みとミスコンバーゼン
スを補正することが出来る。第II象限においても第I象
限と同様に赤ビーム(R)は右下方向、縁ビーム(G)
は略下方向、青ビーム(B)は左下方向に偏向力を受
け、第4図に示すような左上中間部の偏向歪みとミスコ
ンバーゼンスを補正することが出来る。さらに、第III
象限、第IV象限も同様に考えることにより第4図に示す
左下中間部及び右下中間部の偏向歪みとミスコンバーゼ
ンスを補正することが出来る。なお、永久磁石の着磁量
は補正量に応じて適宜選択すればよく、また取付位置も
補正する位置に応じてY軸から約20°〜30°の角度範囲
で適宜選べばよい。
41〜44からは、第3図に示すように、磁力線61〜64が発
生する。この磁力線により第I象限は太矢印に示すよう
に赤ビーム(R)は右下方向、縁ビーム(G)は略下方
向、青ビーム(B)は左下方向に偏向力を受ける。即
ち、第I象限においてR,G,Bの3ビームは下方向の力を
受けると同時にRは右方向Bは左方向の力を受け第4図
に示すような右上中間部の偏向歪みとミスコンバーゼン
スを補正することが出来る。第II象限においても第I象
限と同様に赤ビーム(R)は右下方向、縁ビーム(G)
は略下方向、青ビーム(B)は左下方向に偏向力を受
け、第4図に示すような左上中間部の偏向歪みとミスコ
ンバーゼンスを補正することが出来る。さらに、第III
象限、第IV象限も同様に考えることにより第4図に示す
左下中間部及び右下中間部の偏向歪みとミスコンバーゼ
ンスを補正することが出来る。なお、永久磁石の着磁量
は補正量に応じて適宜選択すればよく、また取付位置も
補正する位置に応じてY軸から約20°〜30°の角度範囲
で適宜選べばよい。
なお、本実施例においては水平及び垂直偏向コイルが鞍
型コイルの場合について述べたが、本発明はこれに限定
されることなくトロイダル型偏向コイルでも、あるいは
鞍型コイルとトロイダル型コイルの組み合せのセミトロ
イダル型偏向ヨークにも適用出来る。
型コイルの場合について述べたが、本発明はこれに限定
されることなくトロイダル型偏向コイルでも、あるいは
鞍型コイルとトロイダル型コイルの組み合せのセミトロ
イダル型偏向ヨークにも適用出来る。
(発明の効果) 本発明によれば、永久磁石を4個設ける簡単な構成で、
局部的な偏向歪みであるガルウイングパターンやミスコ
ンバーゼンスである画面中間部のたて線の横ずれとを同
時に修正することが出来、画像の性能向上に大きな効果
を発揮し、高精細でかつ工業的価値が大なる特長を有す
るものである。
局部的な偏向歪みであるガルウイングパターンやミスコ
ンバーゼンスである画面中間部のたて線の横ずれとを同
時に修正することが出来、画像の性能向上に大きな効果
を発揮し、高精細でかつ工業的価値が大なる特長を有す
るものである。
第1図は本発明になる偏向ヨークの側面図、第2図は本
発明になる偏向ヨークの正面図、第3図は永久磁石の作
用説明図、第4図は偏向歪み(ガルウィング)とミスコ
ンバーゼンスの説明図。 1……垂直偏向コイル、2……セパレータ、3……フェ
ライトコア、41〜44……永久磁石、61〜64……磁力線。
発明になる偏向ヨークの正面図、第3図は永久磁石の作
用説明図、第4図は偏向歪み(ガルウィング)とミスコ
ンバーゼンスの説明図。 1……垂直偏向コイル、2……セパレータ、3……フェ
ライトコア、41〜44……永久磁石、61〜64……磁力線。
Claims (1)
- 【請求項1】インライン配列のカラー陰極線管に用いら
れる偏向ヨークにおいて、偏向ヨークの大径側のY軸か
ら約20°〜30°の角度位置に、偏向ヨーク開口部の接線
方向に磁極を有し、その磁界が電子ビームを偏向ヨーク
の中心側に偏向する永久磁石をそれぞれ4個配設したこ
とを特徴とする偏向ヨーク。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1002567A JPH0744016B2 (ja) | 1989-01-09 | 1989-01-09 | 偏向ヨーク |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1002567A JPH0744016B2 (ja) | 1989-01-09 | 1989-01-09 | 偏向ヨーク |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02183947A JPH02183947A (ja) | 1990-07-18 |
JPH0744016B2 true JPH0744016B2 (ja) | 1995-05-15 |
Family
ID=11532947
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1002567A Expired - Lifetime JPH0744016B2 (ja) | 1989-01-09 | 1989-01-09 | 偏向ヨーク |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0744016B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH04370629A (ja) * | 1991-06-19 | 1992-12-24 | Toshiba Corp | 偏向ヨーク装置 |
EP1353515A1 (de) * | 2002-04-12 | 2003-10-15 | Matsushita Display Devices (Germany) GmbH | Farbbildröhre und Ablenksystem für Farbbildröhren mit verbesserter Konvergenz |
-
1989
- 1989-01-09 JP JP1002567A patent/JPH0744016B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02183947A (ja) | 1990-07-18 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090515 Year of fee payment: 14 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term | ||
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090515 Year of fee payment: 14 |