JPH11327835A - 出力制御装置および出力制御装置のデータ処理方法およびコンピュータが読み出し可能なプログラムを格納した記憶媒体 - Google Patents

出力制御装置および出力制御装置のデータ処理方法およびコンピュータが読み出し可能なプログラムを格納した記憶媒体

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JPH11327835A
JPH11327835A JP10130085A JP13008598A JPH11327835A JP H11327835 A JPH11327835 A JP H11327835A JP 10130085 A JP10130085 A JP 10130085A JP 13008598 A JP13008598 A JP 13008598A JP H11327835 A JPH11327835 A JP H11327835A
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JP10130085A
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Tetsuya Yokoyama
哲也 横山
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Canon Inc
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  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 資源がそれぞれ異なる複数の機器に対するユ
ーザによる出力モードの設定負担が軽減され、かつ、ユ
ーザが設定した出力モードに従うように各機器に適切な
出力モードを自動設定することである。 【解決手段】 ユーザにより複写装置41の入力装置2
4から設定された出力モードと取得される各複写装置4
2,43の資源情報から同一結果を得るために必要な個
別的な出力モードを各複写装置42,43に対して自動
設定しながら個別的にジョブを転送する構成を特徴とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、所定の通信媒体を
介して複数の機器に転送するジョブを処理する出力制御
装置および出力制御装置のデータ処理方法およびコンピ
ュータが読み出し可能なプログラムを格納した記憶媒体
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えばネットワークを介してデー
タ源から処理能力が異なる、例えば両面機能あるいはス
テープル機能の有無により処理能力が異なり、かような
処理能力が異なる複数の機器(例えばプリンタ,デジタ
ル複写装置等を含む)に同時にデータを出力する場合に
は、各出力先に対してそれぞれに対応した出力方法の設
定を行う必要がある。また、一度の設定で複数の機器に
出力する場合には最も能力の低い機器に設定を合わせる
必要があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】また、処理能力が異な
る複数の機器に同時にデータを出力する場合に、各出力
先の全てに対して同様の設定を個別的に行わなければな
らずネットワーク環境においては、その設定のための時
間と手間が非常にかかるとともに、設定ミスが生じる可
能性もある。
【0004】さらに、この際の設定で最も能力の低い機
器に設定を合わせた場合には、能力の高い機器の機能を
使うことができず、作業効率の低下を招いてしまう等の
問題点があった。
【0005】本発明は、上記の問題点を解消するために
なされたもので、本発明の目的は、ユーザにより設定さ
れた出力モードと取得される各機器の資源情報から同一
結果を得るために必要な個別的な出力モードを各機器に
対して自動設定しながらジョブを転送することにより、
資源がそれぞれ異なる複数の機器に対するユーザによる
出力モードの設定負担が軽減され、かつ、ユーザが設定
した出力モードに従うように各機器に適切な出力モード
を自動設定して、略同一の出力結果を得ることができる
出力処理環境を自在に整備できる出力制御装置および出
力制御装置のデータ処理方法およびコンピュータが読み
出し可能なプログラムを格納した記憶媒体を提供するこ
とである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係る第1の発明
は、所定の通信媒体を介して複数の機器に転送するジョ
ブを処理する出力制御装置であって、前記複数の機器に
対して転送する前記ジョブの出力モードを設定する第1
の設定手段と、前記複数の機器から資源情報をそれぞれ
取得する取得手段と、前記取得手段により取得される各
機器の資源情報と前記第1の設定手段により設定された
出力モードとに基づいて各機器で同一の出力結果となる
ための固有出力モードを自動設定する第2の設定手段
と、前記第2の設定手段により設定された固有の出力モ
ードに基づく各ジョブを各機器に順次転送する制御手段
とを有するものである。
【0007】本発明に係る第2の発明は、前記ジョブの
転送状態を監視して異常発生を検出する検出手段を有
し、前記制御手段は、前記検出手段により前記異常発生
を検出した場合に、転送中のジョブの転送を中断し、該
異常が回復した後、該中断したジョブの転送を再開する
ものである。
【0008】本発明に係る第3の発明は、前記制御手段
は、前記第2の設定手段により設定された固有の出力モ
ードに基づく各ジョブを同一の機器に複数回転送を繰り
返すものである。
【0009】本発明に係る第4の発明は、各機器は、受
信するジョブに基づいて記録媒体に画像を出力する出力
手段を有するものである。
【0010】本発明に係る第5の発明は、いずれかの機
器は、前記出力手段から排紙される記録媒体に対して仕
分け処理を行うシート処理手段を接続可能とするもので
ある。
【0011】本発明に係る第6の発明は、いずれかの機
器は、前記出力手段から排紙される記録媒体に対して仕
分け用紙を排紙するものである。
【0012】本発明に係る第7の発明は、所定の通信媒
体を介して複数の機器に転送するジョブを処理する出力
制御装置のデータ処理方法であって、前記複数の機器に
対して転送する前記ジョブの出力モードを設定する第1
の設定工程と、前記複数の機器から資源情報をそれぞれ
取得する取得工程と、前記取得工程により取得される各
機器の資源情報と前記第1の設定工程により設定された
出力モードとに基づいて各機器で同一の出力結果となる
ための固有出力モードを自動設定する第2の設定工程
と、前記第2の設定工程により設定された固有の出力モ
ードに基づく各ジョブを各機器に順次転送する転送工程
とを有するものである。
【0013】本発明に係る第8の発明は、前記ジョブの
転送状態を監視して異常発生を検出する検出工程を有
し、前記転送工程は、前記検出工程により前記異常発生
を検出した場合に、転送中のジョブの転送を中断し、該
異常が回復した後、該中断したジョブの転送を再開する
ものである。
【0014】本発明に係る第9の発明は、前記転送工程
は、前記第2の設定工程により設定された固有の出力モ
ードに基づく各ジョブを同一の機器に複数回転送を繰り
返すものである。
【0015】本発明に係る第10の発明は、所定の通信
媒体を介して複数の機器に転送するジョブを処理する出
力装置を制御するコンピュータが読み出し可能なプログ
ラムを格納した記憶媒体であって、前記複数の機器に対
して転送する前記ジョブの出力モードを設定する第1の
設定工程と、前記複数の機器から資源情報をそれぞれ取
得する取得工程と、前記取得工程により取得される各機
器の資源情報と前記第1の設定工程により設定された出
力モードとに基づいて各機器で同一の出力結果となるた
めの固有出力モードを自動設定する第2の設定工程と、
前記第2の設定工程により設定された固有の出力モード
に基づく各ジョブを各機器に順次転送する転送工程とを
有するものである。
【0016】本発明に係る第11の発明は、前記ジョブ
の転送状態を監視して異常発生を検出する検出工程を有
し、前記転送工程は、前記検出工程により前記異常発生
を検出した場合に、転送中のジョブの転送を中断し、該
異常が回復した後、該中断したジョブの転送を再開する
ものである。
【0017】本発明に係る第12の発明は、前記転送工
程は、前記第2の設定工程により設定された固有の出力
モードに基づく各ジョブを同一の機器に複数回転送を繰
り返すものである。
【0018】
【発明の実施の形態】〔第1実施形態〕図1は、本発明
の第1実施形態を示す出力制御装置の一例を示すブロッ
ク図であり、図示しないシステムバス,インタフェー
ス,ネットワーク等を介して通信可能な複数の機器を含
む情報処理システムの場合に対応する。
【0019】図において、21は中央処理装置で、外部
記憶装置25から主記憶装置22にロードされる各種の
制御プログラムに基づいて、表示装置23、入力装置2
4、印刷装置26、画像読み取り装置27、ネットワー
ク装置28、電子メール装置29、及びファクシミリ装
置30を制御し、また四則演算、論理演算を受け持って
いる。なお、主記憶装置22は、オプションメモリ等に
より拡張可能に構成されている。
【0020】主記憶装置22は、この情報処理システム
が情報処理を行なう上で必要な情報を記憶し、必要に応
じて取り出すことができる。表示装置23は図形や文字
等の処理した結果を表示するものでCRTや液晶、タッ
チパネル等がある。
【0021】入力装置24は中央処理装置21への種々
の入力を行なうもので、キーボードやマウス、カードリ
ーダ、タッチパネル等がある。外部記憶装置25は、各
種情報および中央処理装置21が実行可能な制御プログ
ラム等を記憶するもので、磁気記憶装置(ハードディス
ク)や光磁気記憶装置(MO)等がある。印刷装置26
は、図形や文字等の処理した結果を印刷するもので、レ
ーザプリンタ,LEDプリンタ,インクジェットプリン
タ等で構成される。
【0022】画像読み取り装置27は、図示しないイメ
ージセンサを有し、搬送されるあるいは載置される原稿
上の画像を読み取り、画像信号として中央処理装置21
に出力する。なお、中央処理装置21は、設定された画
像処理条件に基づいて種々の画像処理(画像圧縮,OC
R,画像ファイル処理,ガンマ変換処理,拡大,縮小,
回転,鏡像処理,中間調処理等)を行う。
【0023】ネットワーク装置28は、コンピュータネ
ットワークと本ハードウェアを接続するもので、図示し
ない通信媒体(イーサネット)を介してクライアント,
サーバと通信可能に構成されている。
【0024】電子メール装置29はコンピュータネット
ワークを通じて外部とのメールの送受信を受け持つ。フ
ァクシミリ装置30は外部とのファクシミリの送受信を
受け持つ。
【0025】図2は、図1に示した印刷装置の構成を説
明する概略図である。
【0026】図において、31は印刷部で、シート後処
理を行う複数の排紙ビン32を備えるソータ部とからそ
の主要部が構成されており、印刷部31は紙に図形や文
字等のデータをカセット等の給紙部に収容された記録媒
体(用紙)に印刷し、排紙ビン32は印刷された用紙を
各部毎にソートすることが可能である。また、排紙ビン
32は必須の機能ではなく、印刷装置のオプションとし
て排紙ビン32が接続されるものとする。
【0027】図3は、本発明に係る出力制御装置と通信
可能な複写装置との接続状態を示す図であり、例えば図
2に示した印刷装置26と画像読み取り装置27とを備
える3台の複写装置がネットワーク上に接続された場合
に対応する。
【0028】図において、41は送信側の複写装置で、
画像データの読み取りを行い、読み取ったデータを受信
側にコンピュータネットワークを通して送信する。
【0029】また、42,43は受信側の複写装置で、
送信側からコンピュータネットワークを通して送信され
てきた画像データを印刷する。なお、複写装置42は、
図2に示したような排紙ビンが接続されており、部毎に
ソートして排紙処理が行えるように構成されている。ま
た、複写装置43には、排紙ビンが接続されておらず、
用紙のソートは行えない。
【0030】図4は、図1に示した複写装置41〜43
の操作パネルの一例を示す図である。
【0031】図において、B1はスタートボタンで、画
像読み取り開始を指示する。B2はストップボタンで、
開始した複写画像処理の中断を指示する。B3はテンキ
ーで、複写枚数,ID情報等を入力する。DSPはLC
Dディスプレイで、現在等倍、オート用紙給紙、1枚を
複写する状態を示す「100% オート用紙 1枚」が
表示されている状態に対応する。
【0032】F1は濃度機能キーで、AEあるいは手動
で濃度の薄くあるいは濃くを指示する。F2はHi−F
i機能キー、F3は文字強調機能キーで、読み込んだ画
像に対して所定の文字強調画像処理を施す際に指示され
る。F4は用紙選択機能キーで、図示しない給紙部から
給紙する用紙サイズを選択する際に指示する。
【0033】F5は等倍機能キーで、画像形成サイズと
して等倍を指定する際に指示される。F6は縮小機能キ
ーで、画像形成サイズとして縮小倍率(定形縮小倍率)
を指定する際に指示される。F7は拡大機能キーで、画
像形成サイズとして拡大倍率(定形拡大倍率)を指定す
る際に指示される。F8はズーム機能キーで、画像形成
サイズとして縮小倍率(64%〜99%)から拡大倍率
(101%〜200%)を指定する際に指示される。
【0034】以下、本実施形態の特徴的構成について図
1,図3,図4等を参照しながら説明する。
【0035】上記のように構成された所定の通信媒体を
介して複数の機器に転送するジョブを処理する出力制御
装置(複写装置41)であって、前記複数の機器(複写
装置42,43)に対して転送する前記ジョブの出力モ
ードを設定する第1の設定手段(入力装置24)と、前
記複数の機器から資源情報をそれぞれ取得する取得手段
と、前記取得手段により取得される各機器の資源情報と
前記第1の設定手段により設定された出力モードとに基
づいて各機器で同一の出力結果となるための固有出力モ
ードを自動設定する第2の設定手段(中央処理装置21
が外部記憶装置25に記憶された制御プログラムあるい
はネットワーク装置28を介してダウンロードした制御
プログラム等に基づいて各機器で同一の出力結果となる
ための固有出力モードを自動設定)と、前記第2の設定
手段により設定された固有の出力モードに基づく各ジョ
ブを各機器に順次転送する制御手段とを有するので、各
機器の仕様が異なる場合でも、ユーザが設定した出力モ
ードに従って各機器に対して固有の出力モードを自動設
定でき、ユーザによる各機器に対する個別的な出力モー
ドの設定負担を大幅に軽減することができる。
【0036】また、前記ジョブの転送状態を監視して異
常発生を検出する検出手段(中央処理装置21が外部記
憶装置25に記憶された制御プログラムあるいはネット
ワーク装置28を介してダウンロードした制御プログラ
ム等に基づいて画像読み取り装置27の原稿ジャムセン
サからの出力やネットワーク装置28の転送エラー等を
検出処理する)を有し、前記制御手段は、前記検出手段
により前記異常発生を検出した場合に、転送中のジョブ
の転送を中断し、該異常が回復した後、該中断したジョ
ブの転送を再開するので、ジョブの転送途中に転送に支
障をきたす異常が発生しても、異常の検出に伴い中断さ
れたジョブの途中からジョブの転送を再開でき、ジョブ
を再送する処理を回避して、同一ジョブの出力無駄や転
送無駄を確実に省くことができる。
【0037】さらに、前記制御手段は、前記第2の設定
手段により設定された固有の出力モードに基づく各ジョ
ブを同一の機器に複数回転送を繰り返すので、いずれか
の機器で部単位の出力処理が実行不能な場合でも、部単
位の出力処理が可能な機器と同一のジョブを支障なく部
数分得ることができる。
【0038】また、各機器は、受信するジョブに基づい
て記録媒体に画像を出力する出力手段を有し、同一ジョ
ブに基づく略同一の出力結果を複数の機器で分散して出
力することができる。
【0039】さらに、いずれかの機器は、前記出力手段
から排紙される記録媒体に対して仕分け処理を行うシー
ト処理手段(排紙ビン32を備えるソータ)を接続可能
とするので、同一ジョブに基づく出力結果を出力部数分
連続して出力することができる。
【0040】また、いずれかの機器は、前記出力手段か
ら排紙される記録媒体に対して仕分け用紙を排紙するの
で、部単位の出力処理が実行不能な場合でも、部単位の
出力処理が可能な機器と同一のジョブを支障なく、かつ
各部の区切りを識別可能に得ることができる。
【0041】図5は、本発明に係る出力制御装置におけ
る第1のデータ処理手順の一例を示すフローチャートで
ある。なお、(1)〜(12)は各ステップを示す。
【0042】まず、ユーザが図3に示した複写装置の読
み取り装置に原稿を置き、図4に示した操作パネル上で
ジョブの設定を行う(l)。なお、ジョブの設定は図4
に示した操作パネルで、ジョブの設定として、出力先、
印刷部数、用紙選択、ソートの有無等があり、本実施形
態では複写装置42及び複写装置43にn部の複写を行
い、ソートするように設定する。
【0043】次に、原稿を読み取って受信側にデータの
送信を行うように指示する(2)。なお、データの送信
の指示は、入力装置のスタートボタン(図4に示したボ
タンB1)を押すことによって行う。次に、読み取り装
置の原稿を全て読み取り、図1に示したような外部記憶
装置25に保存する(3)。そして、ユーザによって出
力先に指定された各複写装置に対して外部記憶装置25
に保存したデータを送信する。
【0044】この時、まず出力先の機器の能力(資源情
報)を取得する(4)。次に、その機器が排紙ビンがつ
いていてソートが可能かどうかを判断し(5)、ソート
が可能と判断した場合(複写装置42の場合)には印刷
部数をn部に、その他の設定はユーザが設定したものを
使用して受信側の機器を設定し(6)、外部記憶装置2
5に保存したデータを送信する(7)。
【0045】そして、次に、まだ出力していない機器が
あるかどうかを判断し(8)、出力していない機器があ
ると判断された場合には、ステップ(4)へ戻り、次に
送信する機器の能力(資源情報)の取得を行う。
【0046】一方、ステップ(8)で、出力していない
機器がないと判断された場合には、処理を終了する。
【0047】一方、ステップ(5)で、排紙ビンが接続
されておらずソートができないと判断した場合には、印
刷部数を1部に、その他の設定はユーザが設定したもの
を使用して受信側の機器を設定する(9)。そして、デ
ータを当該機器に送信し(10)、全てのデータを送信
し終わったら、各部の仕切りとして仕切り紙を排紙する
(ll)。本実施形態では仕切紙としてデータを印刷し
たものとは違う色の紙を使用する。次に、n回送信した
かどうかを判断し(12)、まだn回送信していないと
判断した場合には、ステップ(9)へ戻り、再度機器を
設定してデータの送信を行う。
【0048】一方、ステップ(12)で、同一のデータ
をn回送信したと判断した場合にはその機器に対する送
信は終了し、ステップ(8)へ進み、まだ出力していな
い機器があるかどうかを判断する。
【0049】〔第2実施形態〕上記第1実施形態では、
全ての原稿を読み込んでからデータの送信を行っていた
が、原稿を1枚ずつ読み込むことにより、より高速にデ
ータの出力を行うことができる場合もある。以下、原稿
を1枚ずつ読み込んで送信する第2実施形態について説
明する。
【0050】図6は、本発明に係る出力制御装置におけ
る第2のデータ処理手順の一例を示すフローチャートで
ある。なお、(1)〜(15)は各ステップを示す。
【0051】まず、ユーザが複写装置の読み取り装置に
原稿を置いてジョブの設定を行う(1)。ジョブの設定
は、図4に示した操作パネルから行う。また、ジョブの
設定には出力先、印刷部数、用紙選択、ソートの有無等
があり、本実施形態では複写装置42及び複写装置43
にn部の複写を行い、ソートするように設定する。
【0052】次に、原稿を読み取って受信側にデータの
送信を行うように指示する(2)。そして、出力先の機
器の能力(資源情報)を取得する(3)。次に、その機
器が排紙ビンがついていてソートが可能かどうかを判断
し(4)、ソートが可能と判断された場合には、その機
器に対して印刷部数としてn部を設定する(5)。
【0053】一方、ステップ(4)で、ソートができな
いと判断された場合には、印刷部数として1部を設定す
る(6)。そして、まだ印刷部数等の設定を行っていな
い機器があるかどうかを判断し(7)、設定を行ってい
ない機器があると判断した場合には、ステップ(3)に
戻り、同様の処理を繰り返す。
【0054】一方、ステップ(7)で、全ての出力先の
機器に対して設定を行ったと判断した場合には、まず原
稿を一枚読み込み外部記憶装置25に保存する(8)。
そして読み込んだデータを出力先に送信する(9)。
【0055】次に、出力していない機器があるかどうか
を判断し(10)、出力していない機器があると判断し
た場合は、ステップ(9)へ戻り、出力していない機器
がなくなるまで各出力先にデータを送信する。
【0056】一方、ステップ(10)で、全ての出力先
にデータを送信したと判断した場合は、読み込んでいな
い原稿があるかどうかを判断し(11)、読み込んでい
ない原稿があると判断した場合には、ステップ(9)へ
戻り、同様の処理を読み込んでいない原稿がなくなるま
で繰り返す。
【0057】一方、ステップ(11)で、読み込んでい
ない原稿がなくなったと判断した場合には、次にソート
ができない機器で、n回データを送信していない機器が
あるかどうかを判断し(12)、n回データを送信して
いない機器があると判断した場合には、まずその機器に
対して仕切り紙の排紙を行う(13)。そして、既に全
て読み込んである原稿のデータを送信する(14)。そ
して、その機器に対してn−1回送信したかどうかを判
断し(15)、n−1回送信していないと判断した場合
には、ステップ(13)へ戻り、同様の処理をn−1回
送信するまで繰り返す。
【0058】一方、ステップ(15)で、n−1回送信
したと判断した場合には、ステップ(12)へ戻る。
【0059】一方、ステップ(12)で、ソートができ
ない機器でn回データを送信していない機器がないと判
断した場合には、処理を終了する。
【0060】〔第3実施形態〕上記実施形態では、ジョ
ブ実行に際し、何ら中断するような事態が発生しない場
合について説明したが、ジョブ実行中にジョブが中断し
た場合には、ジョブの中断をユーザに通知して、さら
に、該通知処理終了後、データ送信の再開を通知して、
中断したジョブを支障なく再開できるように構成しても
良い。以下、その実施形態について説明する。
【0061】図7は、本発明に係る出力制御装置におけ
る第3のデータ処理手順の一例を示すフローチャートで
あり、複写装置41側、すなわち、データ送信側の処理
手順に対応する。なお、(1)〜(11)は各ステップ
を示す。
【0062】まず、ユーザが複写装置の読み取り装置に
原稿を置き、ジョブの設定を行う(l)。なお、ジョブ
の設定は図4に示した操作パネル等の入力装置から行
う。また、この際におけるジョブの設定には、印刷部
数、用紙選択、片面印刷か両面印刷か、ステープルの有
無等がある。
【0063】次に、その原稿を読み取って受信側にデー
タの送信を行うように指示する(2)。本実施形態で
は、送信側の複写装置として複写装置41を、受信側の
複写装置として複写装置42を用いる。データの送信の
指示は、入力装置のスタートボタンB1を押すことによ
って行う。
【0064】次に、受信側に対して本ジョブの設定を受
信側の複写装置42に対して送信し、ジョブハンドルの
発行の要求を行う(3)。そして、受信側の複写装置4
2で発行されたジョブハンドルを受信したら(4)、読
み取り装置の原稿を1枚ずつ読み取りながら、発行され
たジョブハンドルに基づいて受信側に対してデータの送
信を行う(5)。
【0065】この際、複写装置41における原稿の読み
取り及び複写装置41から複写装置42に対するデータ
の送信中に何らかの障害,例えばADF等の原稿給送装
置を介して原稿読取を実行している際に、原稿給送ジャ
ム等が発生する等の障害が検出されたかどうかを判断し
(6)、障害が検出されないと判断した場合には、読み
取り装置上にまだ読み取っていない原稿があるかどうか
を判断し(7)、読み取っていない原稿がないと判断さ
れた場合には、受信側の複写装置42に対してデータ送
信終了の通知を行い(8)、処理を終了する。
【0066】一方、ステップ(7)で、読み取っていな
い原稿があると判断された場合には、ステップ(5)に
戻り、一連の処理を繰り返す。
【0067】一方、ステップ(6)で、障害が検出され
たと判断した場合には、複写装置41側でデータの送信
を中止する旨を受信側の複写装置42に対して通知し、
データ送信を中断する(9)。
【0068】その後、表示装置、例えば図4に示す操作
パネルの表示装置DSPを通してユーザに障害の発生を
通知する(10)。そして、当該障害発生の通知後、送
信側の複写装置41が障害から復帰したときに、現在処
理中のジョブハンドルとデータ送信の再開を受信側の複
写装置42に対して通知する(ll)。そして、データ
送信を再開し(5)、送信すべきデータがなくなった
ら、データ処理を終了する。 図8は、本発明に係る出
力制御装置における第4のデータ処理手順の一例を示す
フローチャートであり、複写装置42側、すなわち、デ
ータ受信側の処理手順に対応する。なお、(1)〜(1
2)は各ステップを示す。
【0069】まず、受信側の複写装置42が送信側の複
写装置41からジョブ開始またはジョブ再開の通知を受
信する(1)。そして、その通知が新規ジョブの開始か
中断されていたジョブの再開かどうかを判断し(2)、
新規ジョブであると判断された場合には、このジョブに
対してジョブハンドルを発行する(3)。
【0070】この時、外部記憶装置25のジョブハンド
ルとジョブの設定の対応を保持するデータベースにジョ
ブハンドルとジョブの設定を保存する(4)。そして、
データの受信を行う(6)。
【0071】次に、受信したデータがデータの区切り
(本実施形態でのデータの区切りは、片面印刷の場合に
1ページ単位、両面印刷の場合は2ページ単位とする)
かどうかを判断し(7)、データの区切りであると判断
された場合には、受信したデータを印刷装置から印刷す
る(8)。
【0072】そして、データ送信の終了かどうかを判断
し(9)、データ送信の終了ではないと判断された場合
には、ステップ(6)へ戻り、引き続きデータの受信を
行う。
【0073】一方、ステップ(9)で、データ送信の終
了と判断された場合には、ジョブを終了しジョブハンド
ルとジョブの設定の対応を保持するデータベース(図9
参照)から該当するジョブのエントリを削除して(1
0)、処理を終了する。
【0074】なお、図9に示すように、データベースに
は、ジョブハンドル,印刷部数,選択用紙,両面/片
面,ステープルに対する情報がジョブ単位にエントリさ
れる構成となっている。
【0075】一方、ステップ(7)で、データの区切り
ではないと判断された場合には、次に、データ送信の中
断かどうかを判断し(11)、データ送信の中断である
と判断された場合には、これまで排紙した紙の上にデー
タ送信の中断をユーザに示す用紙を排紙し(12)、ジ
ョブを中断するため、ステップ(1)へ戻る。なお、本
実施形態では中断を示す紙として指定された用紙とは違
う色の紙を排紙し、ステープル設定時を考慮し、ステー
プル箇所からずらした位置に排紙するものとする。
【0076】一方、ステップ(11)で、データ送信の
中断でもなかったと判断された場合は、ステップ(6)
へ戻り、引き続き次のデータを受信する。
【0077】一方、ステップ(2)において、中断され
ていたジョブの再開と判断された場合には、ジョブハン
ドルとジョブの設定の対応を保持するデータベースを参
照しジョブの設定を再度行い(5)、ステップ(6)へ
進み、データの受信を再開する。
【0078】〔第4実施形態〕上記第3実施形態では、
ジョブの中断を示すものとして色違いの紙をステープル
個所からずらした位置に排紙していたが、ロック機構付
きの排紙ビンを用いることもできる。以下、第4実施形
態として、ロック機構付きの排紙ビンを用いた場合の受
信側の動作の説明を行う。
【0079】図10は、本発明に係る出力制御装置にお
ける第5のデータ処理手順の一例を示すフローチャート
であり、複写装置42側、すなわち、データ受信側の処
理手順に対応する。なお、(1)〜(13)は各ステッ
プを示す。
【0080】まず、受信側の複写装置42が送信側から
ジョブ開始またはジョブ再開の通知を受信する(1)。
そして、その通知が新規ジョブの開始か中断されていた
ジョブの再開かを判断し(2)、新規ジョブであると判
断された場合には、このジョブに対してジョブハンドル
を発行する(3)。このとき、外部記憶装置のジョブハ
ンドルとジョブの設定の対応を保持するデータベース
(図9参照)にジョブハンドルとジョブの設定を保存す
る(4)。
【0081】そして、複写装置41からのデータの受信
を行い(5)、受信したデータがデータの区切り(本実
施形態でのデータの区切りは、片面印刷の場合に1ペー
ジ単位、両面印刷の場合は2ページ単位とする)かどう
かを判断し(6)、データの区切りであると判断した場
合には、受信したデータを印刷装置から印刷する
(7)。
【0082】そして、データ送信の終了かどうかを判断
し(8)、データ送信の終了ではないと判断された場合
には、ステップ(5)へ戻り、引き続きデータの受信を
行う。
【0083】一方、ステップ(8)で、データ送信の終
了であると判断された場合には、ジョブを終了しジョブ
ハンドルとジョブの設定の対応を保持するデータベース
から該当するジョブのエントリを削除して(9)、処理
を終了する。
【0084】一方、ステップ(6)で、データの区切り
ではないと判断された場合には、次に、データ送信の中
断かどうかを判断し(10)、データ送信の中断である
と判断された場合には、当該ジョブを中断しジョブで使
用する排紙ビンをロックして、該排紙された紙を取り出
せないようにセットして(11)、ステップ(1)へ戻
る。
【0085】一方、ステップ(10)で、データ送信の
中断でもなかったと判断された場合は、ステップ(5)
へ戻り、引き続き次のデータを受信する。
【0086】一方、ステップ(2)で、中断されていた
ジョブと判断された場合には、ジョブハンドルとジョブ
の設定の対応を保持するデータベースを参照し、ジョブ
の設定を再度行い(12)、ステップ(11)でロック
されている排紙ビンのロックを解除して(13)、ステ
ップ(5)へ進み、データの受信を再開する。
【0087】以下、各実施形態の特徴的構成について図
5,図6,図8,図10のフローチャートを参照して説
明する。
【0088】上記のように構成された所定の通信媒体を
介して複数の機器に転送するジョブを処理する出力制御
装置のデータ処理方法であって、前記複数の機器(複写
装置42,43)に対して転送する前記ジョブの出力モ
ードを設定する第1の設定工程(図5〜図7のステップ
(1))と、前記複数の機器から資源情報をそれぞれ取
得する取得工程(図5,図6のステップ(4))と、前
記取得工程により取得される各機器の資源情報と前記第
1の設定工程により設定された出力モードとに基づいて
各機器で同一の出力結果となるための固有出力モードを
自動設定する第2の設定工程(図5のステップ(6),
(9)あるいは図6のステップ(5),(6))と、前
記第2の設定工程により設定された固有の出力モードに
基づく各ジョブを各機器に順次転送する転送工程(図5
のステップ(7),(10),図6のステップ(9),
(14))とを有するので、、各機器の仕様が異なる場
合でも、ユーザが設定した出力モードに従って各機器に
対して固有の出力モードを自動設定でき、ユーザによる
各機器に対する個別的な出力モードの設定負担を大幅に
軽減することができる。
【0089】また、前記ジョブの転送状態を監視して異
常発生を検出する検出工程(図7のステップ(6))を
有し、前記転送工程は、前記検出工程により前記異常発
生を検出した場合に、転送中のジョブの転送を中断し、
該異常が回復した後、該中断したジョブの転送を再開す
るので、ジョブの転送途中に転送に支障をきたす異常が
発生しても、異常の検出に伴い中断されたジョブの途中
からジョブの転送を再開でき、ジョブを再送する処理を
回避して、同一ジョブの出力無駄や転送無駄を確実に省
くことができる。
【0090】さらに、前記転送工程(図5のステップ
(9)〜(12),図6のステップ(13)〜(1
5))は、前記第2の設定工程により設定された固有の
出力モードに基づく各ジョブを同一の機器に複数回転送
を繰り返すので、いずれかの機器で部単位の出力処理が
実行不能な場合でも、部単位の出力処理が可能な機器と
同一のジョブを支障なく部数分得ることができる。
【0091】以下、図11に示すメモリマップを参照し
て本発明に係る出力制御装置で読み出し可能なデータ処
理プログラムの構成について説明する。
【0092】図11は、本発明に係る出力制御装置で読
み出し可能な各種データ処理プログラムを格納する記憶
媒体のメモリマップを説明する図である。
【0093】なお、特に図示しないが、記憶媒体に記憶
されるプログラム群を管理する情報、例えばバージョン
情報,作成者等も記憶され、かつ、プログラム読み出し
側のOS等に依存する情報、例えばプログラムを識別表
示するアイコン等も記憶される場合もある。
【0094】さらに、各種プログラムに従属するデータ
も上記ディレクトリに管理されている。また、各種プロ
グラムをコンピュータにインストールするためのプログ
ラムや、インストールするプログラムが圧縮されている
場合に、解凍するプログラム等も記憶される場合もあ
る。
【0095】本実施形態における図5,図6,図7,図
8,図10に示す機能が外部からインストールされるプ
ログラムによって、ホストコンピュータにより遂行され
ていてもよい。そして、その場合、CD−ROMやフラ
ッシュメモリやFD等の記憶媒体により、あるいはネッ
トワークを介して外部の記憶媒体から、プログラムを含
む情報群を出力装置に供給される場合でも本発明は適用
されるものである。
【0096】以上のように、前述した実施形態の機能を
実現するソフトウエアのプログラムコードを記録した記
憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そのシステ
ムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMP
U)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読出し
実行することによっても、本発明の目的が達成されるこ
とは言うまでもない。
【0097】この場合、記憶媒体から読み出されたプロ
グラムコード自体が本発明の新規な機能を実現すること
になり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本
発明を構成することになる。
【0098】プログラムコードを供給するための記憶媒
体としては、例えば、フロッピーディスク,ハードディ
スク,光ディスク,光磁気ディスク,CD−ROM,C
D−R,磁気テープ,不揮発性のメモリカード,RO
M,EEPROM等を用いることができる。
【0099】また、コンピュータが読み出したプログラ
ムコードを実行することにより、前述した実施形態の機
能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指
示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペ
レーティングシステム)等が実際の処理の一部または全
部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が
実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0100】さらに、記憶媒体から読み出されたプログ
ラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボー
ドやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わ
るメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指
示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに
備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、
その処理によって前述した実施形態の機能が実現される
場合も含まれることは言うまでもない。
【0101】上記実施形態によれば、複数の能力の違う
機器に同時にデータを出力する場合にも一度の設定で済
み、各出力先の全てに対して同様の設定を行う必要がな
くなるため時間と手間が省ける。また、設定ミスが生じ
る可能性もなくなる。また、一度の設定で最も能力の高
い機器に設定を合わせることができるため能力の高い機
器の機能を生かすことができる。そのため作業効率の向
上をはかることができる。
【0102】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る第1
の発明によれば、所定の通信媒体を介して複数の機器に
転送するジョブを処理する出力制御装置であって、前記
複数の機器に対して転送する前記ジョブの出力モードを
設定する第1の設定手段と、前記複数の機器から資源情
報をそれぞれ取得する取得手段と、前記取得手段により
取得される各機器の資源情報と前記第1の設定手段によ
り設定された出力モードとに基づいて各機器で同一の出
力結果となるための固有出力モードを自動設定する第2
の設定手段と、前記第2の設定手段により設定された固
有の出力モードに基づく各ジョブを各機器に順次転送す
る制御手段とを有するので、各機器の仕様が異なる場合
でも、ユーザが設定した出力モードに従って各機器に対
して固有の出力モードを自動設定でき、ユーザによる各
機器に対する個別的な出力モードの設定負担を大幅に軽
減することができる。
【0103】第2の発明によれば、前記ジョブの転送状
態を監視して異常発生を検出する検出手段を有し、前記
制御手段は、前記検出手段により前記異常発生を検出し
た場合に、転送中のジョブの転送を中断し、該異常が回
復した後、該中断したジョブの転送を再開するので、ジ
ョブの転送途中に転送に支障をきたす異常が発生して
も、異常の検出に伴い中断されたジョブの途中からジョ
ブの転送を再開でき、ジョブを再送する処理を回避し
て、同一ジョブの出力無駄や転送無駄を確実に省くこと
ができる。
【0104】第3の発明によれば、前記制御手段は、前
記第2の設定手段により設定された固有の出力モードに
基づく各ジョブを同一の機器に複数回転送を繰り返すの
で、いずれかの機器で部単位の出力処理が実行不能な場
合でも、部単位の出力処理が可能な機器と同一のジョブ
を支障なく部数分得ることができる。
【0105】第4の発明によれば、各機器は、受信する
ジョブに基づいて記録媒体に画像を出力する出力手段を
有し、同一ジョブに基づく略同一の出力結果を複数の機
器で分散して出力することができる。
【0106】第5の発明によれば、いずれかの機器は、
前記出力手段から排紙される記録媒体に対して仕分け処
理を行うシート処理手段を接続可能とするので、同一ジ
ョブに基づく出力結果を出力部数分連続して出力するこ
とができる。
【0107】第6の発明によれば、いずれかの機器は、
前記出力手段から排紙される記録媒体に対して仕分け用
紙を排紙するので、部単位の出力処理が実行不能な場合
でも、部単位の出力処理が可能な機器と同一のジョブを
支障なく、かつ各部の区切りを識別可能に得ることがで
きる。
【0108】第7,第10の発明によれば、所定の通信
媒体を介して複数の機器に転送するジョブを処理する出
力制御装置のデータ処理方法であって、前記複数の機器
に対して転送する前記ジョブの出力モードを設定する第
1の設定工程と、前記複数の機器から資源情報をそれぞ
れ取得する取得工程と、前記取得工程により取得される
各機器の資源情報と前記第1の設定工程により設定され
た出力モードとに基づいて各機器で同一の出力結果とな
るための固有出力モードを自動設定する第2の設定工程
と、前記第2の設定工程により設定された固有の出力モ
ードに基づく各ジョブを各機器に順次転送する転送工程
とを有するので、各機器の仕様が異なる場合でも、ユー
ザが設定した出力モードに従って各機器に対して固有の
出力モードを自動設定でき、ユーザによる各機器に対す
る個別的な出力モードの設定負担を大幅に軽減すること
ができる。
【0109】第8,第11の発明によれば、前記ジョブ
の転送状態を監視して異常発生を検出する検出工程を有
し、前記転送工程は、前記検出工程により前記異常発生
を検出した場合に、転送中のジョブの転送を中断し、該
異常が回復した後、該中断したジョブの転送を再開する
ので、ジョブの転送途中に転送に支障をきたす異常が発
生しても、異常の検出に伴い中断されたジョブの途中か
らジョブの転送を再開でき、ジョブを再送する処理を回
避して、同一ジョブの出力無駄や転送無駄を確実に省く
ことができる。
【0110】第9,第12の発明によれば、前記転送工
程は、前記第2の設定工程により設定された固有の出力
モードに基づく各ジョブを同一の機器に複数回転送を繰
り返すので、いずれかの機器で部単位の出力処理が実行
不能な場合でも、部単位の出力処理が可能な機器と同一
のジョブを支障なく部数分得ることができる。
【0111】従って、資源がそれぞれ異なる複数の機器
に対するユーザによる出力モードの設定負担が軽減さ
れ、かつ、ユーザが設定した出力モードに従うように各
機器に適切な出力モードを自動設定して、略同一の出力
結果を得ることができる出力処理環境を自在に整備でき
る等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態を示す出力制御装置の一
例を示すブロック図である。
【図2】図1に示した印刷装置の構成を説明する概略図
である。
【図3】本発明に係る出力制御装置と通信可能な複写装
置との接続状態を示す図である。
【図4】図1に示した複写装置の操作パネルの一例を示
す図である。
【図5】本発明に係る出力制御装置における第1のデー
タ処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図6】本発明に係る出力制御装置における第2のデー
タ処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図7】本発明に係る出力制御装置における第3のデー
タ処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図8】本発明に係る出力制御装置における第4のデー
タ処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図9】本発明に係る出力制御装置におけるジョブ管理
データベースの一例を示す図である。
【図10】本発明に係る出力制御装置における第5のデ
ータ処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図11】本発明に係る出力制御装置で読み出し可能な
各種データ処理プログラムを格納する記憶媒体のメモリ
マップを説明する図である。
【符号の説明】
21 中央処理装置 22 主記憶装置 23 表示装置 24 入力装置 25 外部記憶装置 26 印刷装置 27 画像読み取り装置 28 ネットワーク装置 29 電子メール装置 30 ファクシミリ装置

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の通信媒体を介して複数の機器に転
    送するジョブを処理する出力制御装置であって、 前記複数の機器に対して転送する前記ジョブの出力モー
    ドを設定する第1の設定手段と、 前記複数の機器から資源情報をそれぞれ取得する取得手
    段と、 前記取得手段により取得される各機器の資源情報と前記
    第1の設定手段により設定された出力モードとに基づい
    て各機器で同一の出力結果となるための固有出力モード
    を自動設定する第2の設定手段と、 前記第2の設定手段により設定された固有の出力モード
    に基づく各ジョブを各機器に順次転送する制御手段と、
    を有することを特徴とする出力制御装置。
  2. 【請求項2】 前記ジョブの転送状態を監視して異常発
    生を検出する検出手段を有し、 前記制御手段は、前記検出手段により前記異常発生を検
    出した場合に、転送中のジョブの転送を中断し、該異常
    が回復した後、該中断したジョブの転送を再開すること
    を特徴とする請求項1記載の出力制御装置。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は、前記第2の設定手段に
    より設定された固有の出力モードに基づく各ジョブを同
    一の機器に複数回転送を繰り返すことを特徴とする請求
    項1記載の出力制御装置。
  4. 【請求項4】 各機器は、受信するジョブに基づいて記
    録媒体に画像を出力する出力手段を有することを特徴と
    する請求項1記載の出力制御装置。
  5. 【請求項5】 いずれかの機器は、前記出力手段から排
    紙される記録媒体に対して仕分け処理を行うシート処理
    手段を接続可能とすることを特徴とする請求項1記載の
    出力制御装置。
  6. 【請求項6】 いずれかの機器は、前記出力手段から排
    紙される記録媒体に対して仕分け用紙を排紙することを
    特徴とする請求項1記載の出力制御装置。
  7. 【請求項7】 所定の通信媒体を介して複数の機器に転
    送するジョブを処理する出力制御装置のデータ処理方法
    であって、 前記複数の機器に対して転送する前記ジョブの出力モー
    ドを設定する第1の設定工程と、 前記複数の機器から資源情報をそれぞれ取得する取得工
    程と、 前記取得工程により取得される各機器の資源情報と前記
    第1の設定工程により設定された出力モードとに基づい
    て各機器で同一の出力結果となるための固有出力モード
    を自動設定する第2の設定工程と、 前記第2の設定工程により設定された固有の出力モード
    に基づく各ジョブを各機器に順次転送する転送工程と、
    を有することを特徴とする出力制御装置のデータ処理方
    法。
  8. 【請求項8】 前記ジョブの転送状態を監視して異常発
    生を検出する検出工程を有し、 前記転送工程は、前記検出工程により前記異常発生を検
    出した場合に、転送中のジョブの転送を中断し、該異常
    が回復した後、該中断したジョブの転送を再開すること
    を特徴とする請求項7記載の出力制御装置のデータ処理
    方法。
  9. 【請求項9】 前記転送工程は、前記第2の設定工程に
    より設定された固有の出力モードに基づく各ジョブを同
    一の機器に複数回転送を繰り返すことを特徴とする請求
    項7記載の出力制御装置のデータ処理方法。
  10. 【請求項10】 所定の通信媒体を介して複数の機器に
    転送するジョブを処理する出力装置を制御するコンピュ
    ータが読み出し可能なプログラムを格納した記憶媒体で
    あって、 前記複数の機器に対して転送する前記ジョブの出力モー
    ドを設定する第1の設定工程と、 前記複数の機器から資源情報をそれぞれ取得する取得工
    程と、 前記取得工程により取得される各機器の資源情報と前記
    第1の設定工程により設定された出力モードとに基づい
    て各機器で同一の出力結果となるための固有出力モード
    を自動設定する第2の設定工程と、 前記第2の設定工程により設定された固有の出力モード
    に基づく各ジョブを各機器に順次転送する転送工程と、 を有することを特徴とするコンピュータが読み出し可能
    なプログラムを格納した記憶媒体。
  11. 【請求項11】 前記ジョブの転送状態を監視して異常
    発生を検出する検出工程を有し、 前記転送工程は、前記検出工程により前記異常発生を検
    出した場合に、転送中のジョブの転送を中断し、該異常
    が回復した後、該中断したジョブの転送を再開すること
    を特徴とする請求項10記載のコンピュータが読み出し
    可能なプログラムを格納した記憶媒体。
  12. 【請求項12】 前記転送工程は、前記第2の設定工程
    により設定された固有の出力モードに基づく各ジョブを
    同一の機器に複数回転送を繰り返すことを特徴とする請
    求項10記載のコンピュータが読み出し可能なプログラ
    ムを格納した記憶媒体。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7058215B2 (en) 2001-01-18 2006-06-06 Canon Kabushiki Kaisha Data processing system, maintenance apparatus and image processing apparatus
JP2008197800A (ja) * 2007-02-09 2008-08-28 Brother Ind Ltd 印刷システム及び印刷装置
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