JP2004246664A - 画像処理システム - Google Patents

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JP2004246664A JP2003036489A JP2003036489A JP2004246664A JP 2004246664 A JP2004246664 A JP 2004246664A JP 2003036489 A JP2003036489 A JP 2003036489A JP 2003036489 A JP2003036489 A JP 2003036489A JP 2004246664 A JP2004246664 A JP 2004246664A
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Shin Fukuda
慎 福田
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    • Y02DCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES [ICT], I.E. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES AIMING AT THE REDUCTION OF THEIR OWN ENERGY USE
    • Y02D10/00Energy efficient computing, e.g. low power processors, power management or thermal management

Abstract

【課題】高速のプリント機能を備えていても、現在電力節電モード状態でプリント可能な状態に復帰するまでに要する時間を考慮して、最終的にプリント処理時間が最短となる最適な画像処理装置を確実に選択して、読み取られた画像データを短時間で効率よく出力することである。
【解決手段】読取り機能とプリント機能とを備える複数の画像処理装置と通信して画像処理状態を管理可能な汎用コンピュータ100の制御手段101が、各画像処理装置の画像処理を制御する場合に、状態取得手段102が状態を監視して状態情報を管理し、該取得した状態情報に基づいて、画像形成装置選択手段103が読み取った画像データを印刷するための画像形成装置を自動選択する構成を特徴とする。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、読取り機能とプリント機能とを備える複数の画像処理装置と通信して画像処理状態を管理可能な汎用コンピュータと、該汎用コンピュータと通信可能なデータ処理装置とを含む画像処理システムの画像処理に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、デジタル複写機は、主に画像読取装置、画像形成装置、液晶パネル、操作ボタンなどから構成され、それぞれは周知のSCSIやVIDEO I/Fなどの通信I/Fにおいて通信回線で接続されている。
【0003】
この構成を備えるデジタル複写機におけるコピー処理は、まず画像読取装置で読み取った原稿情報を通信回線を通じて画像形成装置に送り、画像形成装置は送られてきた原稿情報をトナー像に変換し記録紙にそのトナー像を記録して印刷結果を得るものであった。このとき画像読取装置、画像形成装置の制御はそれぞれ(もしくはどちらか)に内蔵されたコントローラ装置が連携して行う。
【0004】
また、上記液晶パネルではデジタル複写機の状態を表示したり、操作ボタンによってユーザが設定した内容を確認することなどができる。また、それ自体がタッチパネルとなっていて、ユーザが画像読取、プリンタの設定を行えるようになっているものもある。
【0005】
しかし近年、画像読取装置、画像形成装置のほかに汎用PC(パーソナルコンピュータ)および汎用ディスプレイ(表示装置)を備えた構成のデジタル複写機が開発されている。
【0006】
ここで以後、1台の汎用PCおよび1台の汎用ディスプレイからなる装置を汎用コンピュータシステムと呼ぶことにする。
【0007】
この汎用コンピュータシステムは、従来のデジタル複写機における画像読取装置、画像形成装置のコントローラ装置の機能を持ち、汎用ディスプレイにおいては従来のデジタル複写機に存在した液晶パネルと同様の機能をもち、汎用PCには例えばマイクロソフト社のWindows(登録商標)やLinuxなどといった一般に広く利用されているオペレーティングシステム(OS)が搭載されている。
【0008】
このような構成にする利点としては、▲1▼通常汎用PCに搭載されるCPUは従来のデジタル複写機、プリンタに搭載されるコントローラに使用されるCPUに比べ高速なものが多い。そのためコントローラ機能を汎用PC上で実現することでデジタル複写機をプリンタとして使用するときの処理速度が向上する。
【0009】
▲2▼汎用PCに搭載されるOSは、従来のデジタル複写機、プリンタに搭載されるコントローラに使用される組み込みOSと異なり、さまざまなアプリケーションが開発されており、そういったアプリケーション資源を活用することによって開発効率を大幅に向上させることができる。
【0010】
▲3▼汎用PCで使用される最新のデバイス機器(外部記憶装置、リムーバブルメディアなど)を利用することが容易となる。
【0011】
▲4▼汎用ディスプレイにて機器のオペレーションが可能なため、従来の液晶パネルに比べ表示画面が広く、多くの情報が表示できるほか、さまざまなアプリケーションと連携したオペレーション操作が可能となる等が挙げられる。
【0012】
既にコンビニエンスストアにおいては、汎用PC上で動作するさまざまなアプリケーションと連携したサービスを提供するものが導入されている。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
このように従来の上記デジタル複写機は汎用コンピュータシステムと画像読取装置、画像形成装置がそれぞれ1台ずつの構成であったが、同様に汎用コンピュータを用いたデジタル複写機システムとして、1台の汎用コンピュータシステムに複数台の画像読取装置、画像形成装置を接続した構成からなるデジタル複写機システムが考えられる。
【0014】
このような構成の場合も同様に汎用コンピュータシステムは、複数台の画像読取装置、画像形成装置の制御機能を持つほか、汎用ディスプレイを用いて複数台の画像読取装置および画像形成装置の状態を表示したり、設定を行うことができる。
【0015】
また、この構成のデジタル複写機においては、汎用コンピュータシステムの制御によって、複数台の画像読取装置のうちのある1台の画像読取装置で読み取った原稿情報を、複数台の画像形成装置のうちのある1台の画像形成装置に送り印刷するといった動作が可能となる。
【0016】
ところで、画像形成装置には通常、印刷待ち受けモードと休止モード(スリープモード、省電力モードとも呼ばれる)の2つのモードが存在する。印刷待ち受けモードでは、印刷命令が発行されるとすぐに、トナー像を形成し記録紙に印刷できるようにスタンバイされている。
【0017】
一方、休止モードではプリンタエンジン部に供給する電力を低下させて消費電力を抑えている。そのため休止モードに入った画像形成装置に印刷命令が発行された場合には、画像形成装置はプリンタエンジン部の加熱処理(トナーと記録紙に定着させるため装置の加熱)やエンジンキャリブレーション処理等が必要となり、印刷待ち受けモードの場合に比べ印刷に要する時間が非常に長くなってしまう。
【0018】
一部の画像形成装置では消費電力の抑え方によって段階的に数種類の休止モードを備えているものもあるが、ここではそれらをまとめて休止モードと呼ぶ。
【0019】
通常、画像形成装置は起動時に印刷待ち受け状態になり、その後一定時間以上印刷命令がない場合には、消費電力抑制のため休止モードに入る。
【0020】
上記したような1台の汎用コンピュータシステムに、複数台の画像形成装置が接続されているデジタル複写機において、ある画像読取装置で読み取った原稿情報をある画像形成装置で印刷しようとしたときに、その画像形成装置が一定時間以上使用されておらず休止モードであった場合には、画像形成装置はプリンタエンジン部の加熱処理やキャリブレーション処理が必要となりそのため印刷に要する時間が長くなってしまう等のシステム上の問題点があった。
【0021】
本発明は、上記の問題点を解決するためになされたもので、本発明の目的は、読取り機能とプリント機能とを備える複数の画像処理装置と通信して画像処理状態を管理可能な汎用コンピュータと、該汎用コンピュータと通信可能なデータ処理装置とを含む画像処理システムにおいて、各画像処理装置のプリント機能の状態の変動とその処理能力を一元管理でき、高速のプリント機能を備えていても、現在電力節電モード状態でプリント可能な状態に復帰するまでに要する時間を考慮して、最終的にプリント処理時間が最短となる最適な画像処理装置を確実に選択して、読み取られた画像データを短時間で効率よく出力できる利便性に優れた画像処理環境を自在に構築すること、並びにユーザにプリント機能を実行させるべき画像処理装置の選択操作に負担を強いることなく複写機能処理を実現できる画像処理システムを提供することである。
【0022】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成する本発明の画像処理システムは以下に示す構成を備える。
【0023】
本発明は、読取り機能とプリント機能とを備える複数の画像処理装置と通信して画像処理状態を管理可能な汎用コンピュータと、該汎用コンピュータと通信可能なデータ処理装置とを含む画像処理システムであって、前記汎用コンピュータの汎用ディスプレイ(例えば図1に示す汎用ディスプレイ120)に表示される操作画面を介して読取り機能とプリント機能とを備える複数の画像処理装置の画像処理を制御する制御手段(例えば図1に示す制御手段101)と、各画像処理装置の状態を監視して状態情報を管理する状態取得手段(例えば図1に示す状態取得手段102)と、前記状態取得手段によって取得した状態情報に基づいて、前記読取り機能で読み取った画像データを印刷するための画像処理装置を自動選択する選択手段(例えば図1に示す画像形成装置選択手段103)とを有することを特徴とする。
【0024】
【発明の実施の形態】
〔第1実施形態〕
図1は、本発明の第1実施形態を示す画像処理システムの概略構成を示すブロック図である。
【0025】
図1に示すように、本実施形態における画像処理システムは、汎用PC100と、汎用ディスプレイ120および複数の画像読取装置201〜203と複数の画像形成装置301〜305から構成される。
【0026】
汎用PC100と画像読取装置201〜203、および画像形成装置301〜305は通信回線110で接続されており、互いにデータのやり取りが可能となっている。
【0027】
通常この通信回線110はIEEE1394規格など、高速な通信速度を実現する通信回線によって構成される。さらに汎用PC100はネットワーク150を介して、ホストコンピュータ160などと接続されている。
【0028】
以下、画像読取装置201〜203および画像形成装置301〜305の概略構成を図2、3を参照し説明する。
【0029】
図2は、本発明に係る画像処理システムにおける画像読取装置の概略構成を示すブロック図である。
【0030】
図2において、画像読取装置(画像入力装置)200は、原稿を読み取るための機能を持つ画像読取ユニット(スキャナユニット)210と、原稿用紙を搬送するための機能を持つ原稿給紙ユニット250と、外部と情報をやり取りするためのインタフェースとなる画像読取装置インタフェース230によって構成される。画像読取装置は原稿画像を光学的に読み取り、画像データに変換する。画像読取装置インタフェース230は汎用PC100に変換した画像データを送ったり、汎用PC100から送られてくる制御信号を受け取ったりする。
【0031】
図3は、本発明に係る画像処理システムにおける画像形成装置の概略構成を示すブロック図である。
【0032】
図3において、画像形成装置(画像出力装置)300は、複数種類の記録紙カセットを持つ給紙ユニット310と、画像データを記録紙に転写して定着させる機能を持つマーキングユニット320と、印刷された記録紙をソートおよびステイプルして機外へ出力する機能を持つ排紙ユニット330と、外部と情報をやり取りするためのインタフェースとなる画像形成装置インタフェース340とによって構成され、記録紙を搬送し、その上に画像データを可視画像として印刷して装置外に排紙する。画像形成装置インタフェース340は画像形成装置の状態を表す情報を汎用PC100に送ったり、汎用PC100から送られてくる制御信号、画像データを受け取ったりする。
【0033】
図4は、本発明に係る画像処理装置の構成を説明する概略断面図であり、図2に示した画像読取装置200および図3に示した画像形成装置300から成る例である。
【0034】
図4に示すように、画像読取装置200の原稿給紙ユニット250は、原稿を先頭順に1枚ずつプラテンガラス211上へ給送し、原稿の読み取り動作終了後、プラテンガラス211上の原稿を排出するものである。原稿がプラテンガラス211上に搬送されると、ランプ212を点灯し、そして光学ユニット213の移動を開始させて、原稿を露光走査する。
【0035】
このときの原稿からの反射光は、ミラー214、215、216、およびレンズ217によってCCDイメージセンサ(以下、「CCD」という)218へ導かれる。このように、走査された原稿の画像は、CCD218によって読み取られる。
【0036】
CCD218から出力される画像データは、所定の処理が施された後、汎用PC100へ転送される。
【0037】
画像形成装置300のレーザドライバ321は、レーザ発光部322を駆動するものであり、汎用PC100から出力された画像データに応じたレーザ光をレーザ発光部322に発光させる。このレーザ光は、感光ドラム323に照射され、感光ドラム323には、レーザ光に応じた潜像が形成される。この感光ドラム323の潜像の部分には、現像器324によって現像剤が付着される。
【0038】
そして、レーザ光の照射開始と同期したタイミングで、カセット311またはカセット312のいずれかから記録紙を給紙して転写部325へ搬送し、感光ドラム323に付着された現像剤を記録紙に転写する。
【0039】
そして、現像剤の乗った記録紙は定着部326に搬送され、定着部326の熱と圧力により現像剤は記録紙に定着される。定着部326を通過した記録紙は、排出ローラ327によって排出され、排紙ユニット330は、排出された記録紙を束ねて記録紙の仕分けをしたり、仕分けされた記録紙のステイプルを行う。
【0040】
また、両面記録が設定されている場合は、排出ローラ327のところまで記録紙を搬送した後、排出ローラ327の回転方向を逆転させ、フラッパ328によって再給紙搬送路329へ導く。再給紙搬送路329へ導かれた記録紙は、上述したタイミングで転写部325へ給紙される。
【0041】
汎用PC100は、画像読取装置200を制御して、原稿画像を工学的に読み取り、画像データに変換し、その画像データを画像形成装置に送り、次に画像形成装置を制御して記録用紙に印刷してコピー機能を提供する。
【0042】
また、画像読取装置201〜203から読み取った画像データを、コードデータに変換し、ネットワーク150を介してホストコンピュータ160へ送信する画像読取機能、ホストコンピュータ160からネットワーク150を介して受信したプリントデータを解析して画像データに変換し、画像形成装置301〜305に出力するプリンタ機能等を提供する。
【0043】
その他、画像読取装置201〜203および画像形成装置301〜305を制御する制御手段101、画像形成装置301〜305の状態を取得する状態取得手段102、前記状態取得手段102で取得した情報を元に印刷に使用する画像形成装置を選択する画像形成装置選択手段103を有する。
【0044】
汎用ディスプレイ120は、汎用PC100に接続され、液晶タッチパネルで構成され、画像処理システムを操作するためのユーザインターフェース(I/F)を提供する。
【0045】
本実施形態における画像処理システムにおいて、ユーザがコピー機能を使用したときのシステムの動作を図5を参照して説明する。
【0046】
図5は、本発明に係る画像処理装置における第1のデータ処理手順の一例を示すフローチャートであり、ユーザが画像読取装置201〜203のいずれかに原稿をセットし、コピー開始命令を発行したときの汎用PC100の動作を説明する処理手順に対応する。なお、(S501)〜(S505)は各ステップを示す。
【0047】
まず、画像読取装置にセットされた原稿の画像情報を読み取る(S501)。次に接続されている全ての画像形成装置の状態を状態取得手段102を用いて調べる(S502)。
【0048】
次に、画像形成装置選択手段103を用いて、最も早く印刷結果が得られる画像形成装置を決定し、印刷処理装置として選択する(S503)。この画像形成装置選択手段103は、画像形成装置を選択する判断材料として、画像形成装置が休止状態ではないか、印刷処理中ではないか、用紙切れなどで印刷不可能状態になっていないか、といった条件のほか画像形成装置の印刷処理能力も考慮に入れている。
【0049】
次に、ユーザにどの画像形成装置を出力装置として選択したかを汎用ディスプレイに表示し(S504)、先ほど選択した画像形成装置に先ほど読み取った原稿の画像情報を送り、印刷処理を行い(S505)、処理を終了する。
【0050】
次に、図4に示した画像処理装置における画像処理動作について説明する。なお、画像処理装置の構成は、図1〜4と同様の構成であるため、その説明を省略する。
【0051】
また、本実施形態における画像処理システムにおいて、ユーザがコピー機能を使用したときの画像形成装置選択手段103における動作を、図6〜11を参照して説明する。
【0052】
図6は、本発明に係る画像処理装置における第2のデータ処理手順の一例を示すフローチャートであり、ユーザが画像読取装置201〜203のいずれかに原稿をセットし、コピー開始命令を発行したときの汎用PC100の動作手順に対応する。なお、(S601)〜(S611)は各ステップを示す。
【0053】
まず、画像読取装置200にセットされた原稿の画像情報を読み取る(S601)。次に、接続されている全ての画像形成装置300の状態を図1に示した状態取得手段102を用いて調べる(S602)。本実施形態の場合は画像形成装置301〜305それぞれが印刷不可能か、印刷待ち受け状態か、休止状態か、印刷処理中かといった情報のほか、印刷速度など画像形成装置の処理能力情報も取得する。
【0054】
次に、先ほど取得した情報を参照して、印刷処理が可能な画像形成装置があるかを判定する(S603)。
【0055】
なお、本実施形態において、印刷可能状態とはトナー切れや、用紙切れや、ジャム発生などが原因で印刷が不可能な状態に陥っていない状態を指す。
【0056】
ここで、全ての画像形成装置が印刷可能かどうかを判断して、不可能と判断した場合(S603−NO)は、汎用ディスプレイにエラー表示しいずれかの画像形成装置が復旧するまで待機し(S604)、復旧した場合には、もう一度画像形成装置300の情報取得のためにステップ(S602)に立ち返り、順次処理を続行する。
【0057】
一方、ステップ(S603)で、印刷可能な画像形成装置があったと判断した場合(S603−YES)には、それらのうち印刷待ち受け状態のものがあるかを判定して(S605)、ここで全ての印刷可能な画像形成装置が印刷待ち受け状態ではないと判断した場合(S605−NO)には、次にそれらがすべて印刷処理中かどうか判定して(S606)、印刷可能な画像形成装置が全て印刷処理中であったと判断した場合(S606−YES)には、印刷処理中の画像形成装置のうち最も印刷速度の速い画像形成装置を選択して(S607)、ステップ(610)へ進む。
【0058】
一方、ステップ(S606)において、印刷可能な画像形成装置全てが印刷処理中ではなかったと判断した(S606−NO)場合、すなわち休止状態の画像形成装置が存在する場合には、休止状態である画像形成装置のうち最も印刷速度の速い画像形成装置を選択して(S608)、ステップ(610)へ進む。
【0059】
一方、ステップS605において、印刷待ち受け状態の画像形成装置があれば、それらのうち最も印刷速度の速い画像形成装置を選択する(S609)。
【0060】
その後、どの画像形成装置を印刷処理装置として選択したかをユーザに認識させるため汎用ディスプレイなどに表示し(S610)、選択した画像形成装置に前記原稿情報である画像データを送り、印刷して(S611)、処理を終了する。
【0061】
図7〜図11は、図1に示した状態取得手段102が取得した画像形成装置状態テーブルの一例を示す図である。
【0062】
以下、具体的にどの画像形成装置が選択されるかの例を、具体例1〜5にあげて説明する。
【0063】
〔具体例1〕
状態取得手段102で各画像形成装置の状態を調べた結果、図7のような状態であった場合、画像形成装置301、画像形成装置304は休止モードとなっており、画像形成装置303は印刷処理中であるため選択候補から除外する。次に残った画像形成装置302、画像形成装置305の印刷速度を比較し、より高速に印刷処理を行うことが可能な画像形成装置302が印刷処理装置として選択されることになる。
【0064】
〔具体例2〕
状態取得手段102で各画像形成装置の状態を調べた結果、図8のような状態であった場合、画像形成装置301〜305のうち印刷待ち受け状態のものはなく、また印刷可能な画像形成装置が全て印刷処理中でもないため、休止状態の画像形成装置302,304,305が選択候補となる。次に印刷速度を比較し、より高速に印刷処理を行うことが可能な画像形成装置302が印刷処理装置として選択されることになる。
【0065】
〔具体例3〕
状態取得手段102で各画像形成装置の状態を調べた結果、図9のような状態であった場合、画像形成装置301〜305のうち印刷待ち受け状態のものはなく、また印刷可能な画像形成装置が全て印刷処理中であるため、画像形成装置301〜305の印刷速度を比較し、より高速に印刷処理を行うことが可能な画像形成装置303が印刷処理装置として選択されることになる。
【0066】
〔具体例4〕
状態取得手段102で各画像形成装置の状態を調べた結果、図10のような状態であった場合、画像形成装置301、305は紙づまり状態、画像形成装置302は電源OFF、画像形成装置303は記録用紙切れ、画像形成装置304はトナー切れのため、いずれの画像形成装置も印刷不可能である。この場合は印刷不可能であることを汎用ディスプレイ120に表示し画像形成装置が印刷可能になるまで待機する。
【0067】
〔具体例5〕
状態取得手段102で各画像形成装置の状態を調べた結果、図11のような状態であった場合、画像形成装置301、305は紙づまり状態で印刷不可能状態である。残る画像形成装置302、303、304のうち印刷待ち受け中のものはなく、また全て印刷処理中では無いため、休止状態の画像形成装置302、304が選択候補となる。次に印刷速度を比較し、より高速に印刷処理を行うことが可能な画像形成装置302が印刷処理装置として選択されることになる。
【0068】
〔第2実施形態〕
上記第1実施形態では、印刷処理装置は自動的に選択される場合について説明したが、選択できる候補となる画像形成装置をユーザに表示し、ユーザが印刷処理装置を選択するように構成してもよい。以下、その実施形態について説明する。
【0069】
図12は、本発明の第2実施形態を示す画像処理システムの概略構成を表すブロック図であり、図1と同一のものには同一の符号を付してある。なお、第1実施形態と構成の差違は、汎用PC100にリスト表示手段104を追加した点である。また、本実施形態における画像読取装置、画像形成装置の構成は、図2〜4と同様の構成であるため、その説明を省略する。
【0070】
本実施形態における画像処理システムにおいてユーザが印刷処理を行う画像形成装置を選択する際のシステムの動作を図13を参照して説明する。
【0071】
図13は、本発明に係る画像処理システムにおける第3のデータ処理手順の一例を示すフローチャートであり、図1に示した画像形成装置選択手段103の動作手順に対応する。なお、(S1301)〜(S1309)は各ステップを示す。
【0072】
画像形成装置選択手段103は、ユーザが印刷処理を行う画像形成装置を選択する際に動作し、まず接続されている全ての画像形成装置の状態を状態取得手段102を用いて調べる(S1301)。本実施形態の場合は画像形成装置301〜305それぞれが印刷不可能か、印刷待ち受け状態か、休止状態か、印刷処理中かといった情報のほか、印刷速度などの情報も取得する。
【0073】
次に、先ほど取得した情報を参照して、印刷処理が不可能な画像形成装置があるかどうかを判定して(S1302)、印刷不可能状態とはトナー切れや、用紙切れや、ジャム発生などが原因で印刷が不可能な状態に陥っている状態等により、印刷不可能な画像形成装置が存在すると判断した(S1302−YES)場合は、次に全ての画像形成装置が印刷不可能であるか調べ(S1303)、全ての画像形成装置が印刷不可能であったと判断した(S1303−YES)場合は、汎用ディスプレイ120にエラー表示しいずれかの画像形成装置が復旧するまで待機し(S1304)、復旧した場合には、もう一度画像形成装置の情報取得のためにステップ(S1301)立ち返り、順次処理を続行する。
【0074】
一方、全ての画像形成装置が印刷不可能ではなかったと判断した(S1303−NO)場合は、汎用ディスプレイ120に印刷不可能な画像形成装置名を表示して(S1305)、ステップS1306へ進む。その後、印刷可能な画像形成装置をその状態別に分類する(S1306)。
【0075】
一方、ステップS1302において、印刷不可能な画像形成装置が無かった場合も同様に印刷可能な画像形成装置をその状態別に分類する(S1306)。
【0076】
次に、リスト表示手段104によって、先ほど分類した状態ごとに、画像形成装置を印刷速度順に並べて汎用ディスプレイ120にリスト表示する(S1307)。汎用ディスプレイに表示される画面例については後述する。
【0077】
次に、ユーザから画像形成装置の指定があるかどうかを判断して(S1308)、画像形成装置の指定があると判断した(S1308−YES)場合は、指定された画像形成装置を印刷処理装置として選択して表示して(S1309)、処理を終了する。
【0078】
一方、ステップS1308で、画像形成装置の指定が無いと判断した(S1308−NO)場合は、ステップS1301に戻り、再び画像形成装置の状態を状態取得手段102を用いて調べることによって常に最新の状態情報を表示することが可能となる。
【0079】
以上のような処理によりユーザが、最も効率よく印刷可能な画像形成装置を選択することが容易となる。
【0080】
画像処理システムはこの後、画像読取装置から読み取った原稿情報を画像形成装置選択手段103によって選択された画像形成装置に送り印刷処理を行う。
【0081】
次に、汎用ディスプレイ120に表示される画面について図14を参照して説明する。
【0082】
図14〜図16は、本発明に係る画像処理システムにおける印刷装置選択画面の一例を示す図であり、リスト表示手段104によって処理され、汎用PC100の汎用ディスプレイ120に表示される画面例に対応する。
【0083】
図14〜図16において、印刷可能リスト1401には印刷可能な画像形成装置が表示され、印刷不可能リスト1402には印刷不可能な画像形成装置が表示される。印刷不可能リスト1402には画像形成装置とそのステータスが表示される。図14に示す例では、画像形成装置3がトナー切れで印刷不可能として表示されている。
【0084】
印刷可能リスト1401に表示される画像形成装置のうち、印刷待ち受け状態であるものは印刷可能リスト1403に、休止状態であるものは印刷可能リスト1404に、印刷処理中のものは印刷可能リスト1405に表示される。
【0085】
図14に示す例では画像形成装置1が印刷待ち受け状態として印刷可能リスト1403に、画像形成装置2および画像形成装置5が休止中として印刷可能リスト1404に、画像形成装置4が印刷処理中として印刷可能リスト1405に表示されている。
【0086】
さらに、印刷可能リスト1401には画像形成装置の名称以外にも印刷速度やメモリ量、オプション構成といった情報も表示されている。これらの情報は状態取得手段102によって取得できる情報である。この他にも画像形成装置の設置位置情報などの情報も表示することも可能である。ユーザはこれらの情報から最も早く出力結果が得られる画像形成装置を選択することが容易となる。
【0087】
また、この例では休止中の画像形成装置が2台あるため、選択可能リスト1404には印刷速度の速いものから順に上から下へ表示している。この例では画像形成装置2と画像形成装置5の印刷速度は共に30PPM(Page Per Minutes)であるため、次にメモリ量の大小を判断材料として、画像形成装置2を上に、画像形成装置5を下に表示している。
【0088】
また、選択可能リスト1401に表示された画像形成装置には、それぞれその画像形成装置が選択できるような選択ボタン1406〜1409が付随する。
【0089】
その他、画像形成装置の選択を決定するボタン1410、画像形成装置の選択をとりやめ別の設定に移行するボタン1411が表示されている。この例では、最も速く印刷結果を得るためには、画像形成装置1を選択するのが最も適当であることが容易に判断できる。ここで、画像形成装置1の選択ボタン1406を押した場合には図15の選択可能リスト1412のように画像形成装置1の表示が反転することによって画像形成装置1が選択状態になったことを明示する。もちろん最も高速に印刷処理が可能である画像形成装置が最初から選択状態にされていてもよい。
【0090】
また、図13のフローチャートを用いて説明したように、本実施形態ではユーザから画像形成装置の指示が無ければ、再度画像形成装置の状態を取得するようになっている。ここでユーザからの画像形成装置の選択指示が確定するのは、決定ボタン1410が押されたときであるとする。これは常に最新の情報をユーザに提示するための処理であり、あらかじめ定められた一定時間毎に画像形成装置の状態を取得するようにしても良い。
【0091】
例えば図14に示した状態から、次に状態を取得したときには、画像形成装置1が休止状態になり、画像形成装置3がトナー補給され印刷待ち受け状態になっていたとすると、表示は図16のようになる。
【0092】
図16では、印刷可能リスト1403に印刷待ち受け状態の画像形成装置3が、印刷可能リスト1404に休止状態の画像形成装置1が移動している他、選択可能リスト1401に印刷可能状態の総数が「5」に、印刷不可能リスト1402に印刷不可能状態の総数が「0」に変更されている。
【0093】
また、印刷可能リスト1404の休止状態に表示される画像形成装置はその速度順に並び替えられるため、画像形成装置1が一番上に表示されている。
【0094】
〔他の実施形態〕
上記実施形態では、画像形成装置の状態、印刷速度、メモリ量などから最も早く印刷出力の得られる画像形成装置を選択していたが、印刷速度があまりにも遅い画像形成装置しか印刷待ち受け状態になっていなかった場合には逆に、休止状態または印刷処理中であった他の画像形成装置で印刷した場合に比べ、印刷に要する時間が長くなってしまう恐れがあるため選択候補から除外するようにしても良い。特にカラー画像形成装置の場合は休止状態からの復帰時間が長いため、白黒データの印刷時には白黒画像形成装置を優先して選択するようにしても良い。
【0095】
また、画像形成装置の設置場所を考慮して、ユーザが操作している場所からあまりにも離れた場所に設置された画像形成装置は選択候補から除外するようにしても良い。
【0096】
その他、色ズレなどが発生し画質が低い画像形成装置を選択候補から除外するなどしても良い。
【0097】
以下、図17に示すメモリマップを参照して本発明に係る情報処理装置で読み取り可能なデータ処理プログラムの構成について説明する。
【0098】
図17は、本発明に係る情報処理装置で読み取り可能な各種データ処理プログラムを格納する記憶媒体のメモリマップを説明する図である。
【0099】
なお、特に図示しないが、記憶媒体に記憶されるプログラム群を管理する情報、例えばバージョン情報,作成者等も記憶され、かつ、プログラム読み出し側のOS等に依存する情報、例えばプログラムを識別表示するアイコン等も記憶される場合もある。
【0100】
さらに、各種プログラムに従属するデータも上記ディレクトリに管理されている。また、各種プログラムをコンピュータにインストールするためのプログラムや、インストールするプログラムが圧縮されている場合に、解凍するプログラム等も記憶される場合もある。
【0101】
本実施形態における図5,図6,図13に示す機能が外部からインストールされるプログラムによって、ホストコンピュータにより遂行されていてもよい。そして、その場合、CD−ROMやフラッシュメモリやFD等の記憶媒体により、あるいはネットワークを介して外部の記憶媒体から、プログラムを含む情報群を出力装置に供給される場合でも本発明は適用されるものである。
【0102】
以上のように、前述した実施形態の機能を実現するソフトウエアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読出し実行することによっても、本発明の目的が達成されることは言うまでもない。
【0103】
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が本発明の新規な機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
【0104】
プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フレキシブルディスク,ハードディスク,光ディスク,光磁気ディスク,CD−ROM,CD−R,磁気テープ,不揮発性のメモリカード,ROM,EEPROM等を用いることができる。
【0105】
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレーティングシステム)等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0106】
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0107】
本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づき種々の変形(各実施形態の有機的な組合せを含む)が可能であり、それらを本発明の範囲から排除するものではない。
【0108】
本発明の様々な例と実施形態を示して説明したが、当業者であれば、本発明の趣旨と範囲は、本明細書内の特定の説明に限定されるのではなく、以下の実施態様も含まれることはいうまでもない。以下、その実施態様1〜26について説明する。
【0109】
〔実施態様1〕
読取り機能とプリント機能とを備える複数の画像処理装置と通信して画像処理状態を管理可能な汎用コンピュータと、該汎用コンピュータと通信可能なデータ処理装置とを含む画像処理システムであって、前記汎用コンピュータの汎用ディスプレイに表示される操作画面を介して読取り機能とプリント機能とを備える複数の画像処理装置の画像処理を制御する制御手段(例えば図1に示す制御手段101)と、各画像処理装置の状態を監視して状態情報を管理する状態取得手段(例えば図1に示す状態取得手段102)と、前記状態取得手段によって取得した状態情報に基づいて、前記読取り機能で読み取った画像データを印刷するための画像処理装置を自動選択する選択手段(例えば図1に示す画像形成装置選択手段103)と、を有することを特徴とする画像処理システム。
【0110】
〔実施態様2〕
読取り機能とプリント機能とを備える複数の画像処理装置と通信して画像処理状態を管理可能な汎用ディスプレイが接続可能なコンピュータと、該汎用コンピュータと通信可能なデータ処理装置とを含む画像処理システムであって、読取り機能とプリント機能とを備える複数の画像処理装置の画像処理を制御する制御手段(例えば図12に示す制御手段101)と、各画像形成装置の状態を監視して状態情報を管理する状態取得手段(例えば図12に示す状態取得手段102)と、前記状態取得手段によって取得した情報に基づいて、各画像処理装置の動作状態を前記汎用ディスプレイにリスト表示するリスト表示手段(例えば図12に示すリスト表示手段104)と、前記リスト表示手段によりリスト表示されるプリント機能を備える画像処理装置中から選択する選択手段(例えば図12に示す画像形成装置選択手段103)と、を有することを特徴とする画像処理システム。
【0111】
〔実施態様3〕
前記選択手段は、前記画像処理装置のうち最も早く印刷出力が得られる画像処理装置を選択することを特徴とする実施態様1記載の画像処理システム。
【0112】
〔実施態様4〕
前記状態取得手段は、少なくとも画像処理装置のプリンタ機能の状態が印刷不可能、印刷待ち受け状態、休止状態、印刷処理中のどれであるかの情報と、印刷速度とを取得可能とすることを特徴とする実施態様1または2記載の画像処理システム。
【0113】
〔実施態様5〕
前記選択手段は、複数の画像処理装置のうち印刷待ち受け状態の画像処理装置を選択し、印刷待ち受け状態の画像形成装置が複数存在した場合にはそれらのうち最も印刷速度の速い画像処理装置を選択することを特徴とする実施態様3記載の画像処理システム。
【0114】
〔実施態様6〕
前記選択手段は、印刷速度が同じ画像処理装置が2以上存在した場合に、メモリ量、記憶装置容量、設置位置などを考慮して、より高速に印刷可能な画像処理装置を選択することを特徴とする実施態様4記載の画像処理システム。
【0115】
〔実施態様7〕
前記選択手段は、印刷可能な画像処理装置すべてが印刷処理中であった場合には、印刷処理中の画像処理装置のうち最も高速に印刷可能な画像処理装置を選択することを特徴とする実施態様1〜3,5,6のいずれかに記載の画像処理システム。
【0116】
〔実施態様8〕
前記選択手段は、印刷可能な画像処理装置が全て印刷処理中ではなく、印刷処理中もしくは休止状態のいずれかであった場合には、休止状態である画像処理装置のうち最も高速に印刷可能な画像処理装置を選択することを特徴とする実施態様1〜3,5,6,7のいずれかに記載の画像処理システム。
【0117】
〔実施態様9〕
前記リスト表示手段は、前記画像処理装置のうち最も早く印刷出力が得られる画像処理装置を優先してリスト表示することを特徴とする実施態様2記載の画像処理システム。
【0118】
〔実施態様10〕
前記リスト表示手段は、印刷速度が同じ画像処理装置が存在した場合に、メモリ量、記憶装置容量、設置位置などを考慮して、より高速に印刷可能な画像形成装置を優先してリスト表示することを特徴とする実施態様2記載の画像処理システム。
【0119】
〔実施態様11〕
前記選択手段によって画像処理装置が選択指示されるまで随時、前記状態取得手段によって画像処理装置の状態情報を取得し、前記リスト表示手段は前記状態取得手段によって得られた情報に随時更新して表示することを特徴とする実施態様2記載の画像処理システム。
【0120】
〔実施態様12〕
前記状態取得手段によって状態を取得した結果、全ての画像処理装置が印刷不可能な状態であった場合には、それらのうちいずれかが復旧するまで待機し、復旧した後に前記状態取得手段によって得られた情報を、前記リスト表示手段によってリスト表示することを特徴とする実施態様1,2,4のいずれかに記載の画像処理システム。
【0121】
〔実施態様13〕
読取り機能とプリント機能とを備える複数の画像処理装置と通信して画像処理状態を管理可能な汎用コンピュータと、該汎用コンピュータと通信可能なデータ処理装置とを含む画像処理システムにおける画像処理方法であって、読取り機能とプリント機能とを備える複数の画像処理装置の画像処理を制御する制御ステップ(図6に示すステップ(S601),(S611))と、各画像処理装置の状態を監視して状態情報を管理する状態取得ステップ(図6に示すステップ(S602))と、前記状態取得ステップによって取得した状態情報に基づいて、前記読取り機能で読み取った画像データを印刷するための画像処理装置を自動選択する選択ステップ(図6に示すステップ(S603)〜(S609))と、を有することを特徴とする画像処理方法。
【0122】
〔実施態様14〕
読取り機能とプリント機能とを備える複数の画像処理装置と通信して画像処理状態を管理可能な汎用ディスプレイが接続可能なコンピュータと、該汎用コンピュータと通信可能なデータ処理装置とを含む画像処理システムにおける画像処理方法であって、読取り機能とプリント機能とを備える複数の画像処理装置の画像処理を制御する制御ステップ(図6に示すステップ(S601),(S611))と、各画像形成装置の状態を監視して状態情報を管理する状態取得ステップ(図13に示すステップ(S1302))と、前記状態取得ステップによって取得した情報に基づいて、各画像処理装置の動作状態を前記汎用ディスプレイにリスト表示するリスト表示ステップ(図13に示すステップ(S1307))と、前記リスト表示ステップによりリスト表示されるプリント機能を備える画像処理装置中から選択する選択ステップ(図13に示すステップ(S1308))と、を有することを特徴とする画像処理方法。
【0123】
〔実施態様15〕
前記選択ステップは、前記画像処理装置のうち最も早く印刷出力が得られる画像処理装置を選択することを特徴とする実施態様13記載の画像処理方法。
【0124】
〔実施態様16〕
前記状態取得ステップは、少なくとも画像処理装置のプリンタ機能の状態が印刷不可能、印刷待ち受け状態、休止状態、印刷処理中のどれであるかの情報と、印刷速度とを取得可能とすることを特徴とする実施態様13または14記載の画像処理方法。
【0125】
〔実施態様17〕
前記選択ステップは、複数の画像処理装置のうち印刷待ち受け状態の画像処理装置を選択し、印刷待ち受け状態の画像処理装置が複数存在した場合にはそれらのうち最も印刷速度の速い画像処理装置を選択することを特徴とする実施態様15記載の画像処理方法。
【0126】
〔実施態様18〕
前記選択ステップは、印刷速度が同じ画像装置装置が2以上存在した場合に、メモリ量、記憶装置容量、設置位置などを考慮して、より高速に印刷可能な画像処理装置を選択することを特徴とする実施態様13または14記載の画像処理方法。
【0127】
〔実施態様19〕
前記選択ステップは、印刷可能な画像処理装置すべてが印刷処理中であった場合には、印刷処理中の画像処理装置のうち最も高速に印刷可能な画像処理装置を選択することを特徴とする実施態様13記載の画像処理方法。
【0128】
〔実施態様20〕
前記選択ステップは、印刷可能な画像処理装置が全て印刷処理中ではなく、印刷処理中もしくは休止状態のいずれかであった場合には、休止状態である画像処理装置のうち最も高速に印刷可能な画像処理装置を選択することを特徴とする実施態様13または12記載の画像処理方法。
【0129】
〔実施態様21〕
前記リスト表示ステップは、前記画像処理装置のうち最も早く印刷出力が得られる画像処理装置を優先してリスト表示することを特徴とする実施態様14記載の画像処理方法。
【0130】
〔実施態様22〕
前記リスト表示ステップは、印刷速度が同じ画像処理装置が存在した場合に、メモリ量、記憶装置容量、設置位置などを考慮して、より高速に印刷可能な画像処理装置を優先してリスト表示することを特徴とする実施態様14記載の画像処理方法。
【0131】
〔実施態様23〕
前記選択ステップによって画像処理装置が選択指示されるまで随時、前記状態取得ステップによって画像処理装置の状態情報を取得し、前記リスト表示ステップは前記状態取得ステップによって得られた情報に随時更新して表示することを特徴とする実施態様14記載の画像処理方法。
【0132】
〔実施態様24〕
前記状態取得ステップによって状態を取得した結果、全ての画像処理装置が印刷不可能な状態であった場合には、それらのうちいずれかが復旧するまで待機し、復旧した後に前記状態取得ステップによって得られた情報を、前記リスト表示ステップによってリスト表示することを特徴とする実施態様13,14,16のいずれかに記載の画像処理方法。
【0133】
〔実施態様25〕
実施態様13〜24のいずれかに記載の画像処理方法を実現するプログラムを記憶したことを特徴とするコンピュータが読み取り可能な記憶媒体。
【0134】
〔実施態様26〕
実施態様13〜24のいずれかに記載の画像処理方法を実現することを特徴とするプログラム。
【0135】
上記実施形態および実施態様によれば、1台以上の画像読取装置と、それらに接続された複数の画像形成装置と、それらに接続された汎用パーソナルコンピュータ及び汎用ディスプレイからなり、前記汎用パーソナルコンピュータは前記画像読取装置および前記画像形成装置の制御を行う構成の画像処理システムにおいて、前記画像形成装置のうち最適な画像形成装置を自動的に選択することで印刷に要する時間を減らし、ユーザのストレスを軽減することが可能な画像処理システムを提供することが可能となる。
【0136】
また、1台以上の画像読取装置と、それらに接続された複数の画像形成装置と、それらに接続された汎用パーソナルコンピュータ及び汎用ディスプレイからなり、前記汎用パーソナルコンピュータは前記画像読取装置および前記画像形成装置の制御を行う構成の画像処理システムにおいて、前記画像形成装置のうち印刷に要する時間の少ないものから優先してリスト表示することで、ユーザが画像形成装置を選択する負荷を軽減することが可能な画像処理システムを提供することが可能となる。
【0137】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、読取り機能とプリント機能とを備える複数の画像処理装置と通信して画像処理状態を管理可能な汎用コンピュータと、該汎用コンピュータと通信可能なデータ処理装置とを含む画像処理システムにおいて、各画像処理装置のプリント機能の状態の変動とその処理能力を一元管理でき、高速のプリント機能を備えていても、現在電力節電モード状態でプリント可能な状態に復帰するまでに要する時間を考慮して、最終的にプリント処理時間が最短となる最適な画像処理装置を確実に選択して、読み取られた画像データを短時間で効率よく出力できる利便性に優れた画像処理環境を自在に構築すること、並びにユーザにプリント機能を実行させるべき画像処理装置の選択操作に負担を強いることなく複写機能処理を実現できるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態を示す画像処理システムの概略構成を示すブロック図である。
【図2】本発明に係る画像処理システムにおける画像読取装置の概略構成を示すブロック図である。
【図3】本発明に係る画像処理システムにおける画像形成装置の概略構成を示すブロック図である。
【図4】本発明に係る画像処理装置の構成を説明する概略断面図である。
【図5】本発明に係る画像処理装置における第1のデータ処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図6】本発明に係る画像処理装置における第2のデータ処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図7】図1に示した状態取得手段が取得した画像形成装置状態テーブルの一例を示す図である。
【図8】図1に示した状態取得手段が取得した画像形成装置状態テーブルの一例を示す図である。
【図9】図1に示した状態取得手段が取得した画像形成装置状態テーブルの一例を示す図である。
【図10】図1に示した状態取得手段が取得した画像形成装置状態テーブルの一例を示す図である。
【図11】図1に示した状態取得手段が取得した画像形成装置状態テーブルの一例を示す図である。
【図12】本発明の第2実施形態を示す画像処理システムの概略構成を表すブロック図である。
【図13】本発明に係る画像処理システムにおける第3のデータ処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図14】本発明に係る画像処理システムにおける印刷装置選択画面の一例を示す図である。
【図15】本発明に係る画像処理システムにおける印刷装置選択画面の一例を示す図である。
【図16】本発明に係る画像処理システムにおける印刷装置選択画面の一例を示す図である。
【図17】本発明に係る情報処理装置で読み出し可能な各種データ処理プログラムを格納する記憶媒体のメモリマップを説明する図である。
【符号の説明】
100 汎用PC
101 制御手段
102 状態取得手段
103 画像形成装置選択手段

Claims (1)

  1. 読取り機能とプリント機能とを備える複数の画像処理装置と通信して画像処理状態を管理可能な汎用コンピュータと、該汎用コンピュータと通信可能なデータ処理装置とを含む画像処理システムであって、
    前記汎用コンピュータの汎用ディスプレイに表示される操作画面を介して読取り機能とプリント機能とを備える複数の画像処理装置の画像処理を制御する制御手段と、
    各画像処理装置の状態を監視して状態情報を管理する状態取得手段と、
    前記状態取得手段によって取得した状態情報に基づいて、前記読取り機能で読み取った画像データを印刷するための画像処理装置を自動選択する選択手段と、を有することを特徴とする画像処理システム。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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