JPH11325711A - 冷蔵庫 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】引き出し扉及び支持部材の仮固定状態を安定化
することが可能であり、組み立て作業時などにおける安
全性を容易に確保できる構成とされた冷蔵庫を提供す
る。 【解決手段】本発明にかかる冷蔵庫は、支持部材５が貯
蔵室２の前方側へと移動しきった際における固定ローラ
１０、つまり、貯蔵室２の内側面上における案内部材９
よりも前方側位置に取着されて内向きに軸支された固定
ローラ１０が、支持部材５の後端側位置に取着されて外
向きに軸支された可動ローラ７と支持部材５のレール部
５ａとの間に存在しており、かつ、少なくともいずれか
一方、例えば、可動ローラ７のローラ面と他方である固
定ローラ１０の軸体１１とが当接しあって係合する位置
関係を有していることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は冷蔵庫にかかり、詳
しくは、貯蔵室が引き出し構造とされた冷蔵庫に関す
る。

【０００２】

【従来の技術】最近では引き出し構造とされた貯蔵室を
有する冷蔵庫、例えば、図５で全体外観を示すような冷
蔵庫が一般的となってきつつあり、ここでの引き出し構
造は、特開平９−１１９７７２号公報で開示され、か
つ、図６でも示しているように、冷蔵庫本体１の前後方
向に沿って移動可能でありながら貯蔵室２の開口面を閉
塞する引き出し扉３と、引き出し扉３の内面上に前端部
が取着されたうえで貯蔵室２の前後方向に沿って配設さ
れており、上向き開口した収納ケース４の両側部、いわ
ゆるフランジ部４ａを下側から支持する左右一対の支持
部材５とから構成されている。そして、この際における
支持部材５の各々は、収納ケース４のフランジ部４ａを
支持する上側折り曲げ部分がレール部５ａとされたう
え、貯蔵室２の内奥側に位置する自由端部、つまり、後
端部同士が補助部材６を介して互いに連結されたもので
あり、各支持部材５の後端側位置には外向きに軸支され
た可動ローラ７、すなわち、貯蔵室２の内側面へと向か
って突出した軸体８でもって回動自在に支持され、か
つ、支持部材５をスムーズに前後移動させる可動ローラ
７が設けられている。なお、支持部材５同士を連結する
補助部材６は、支持部材５上を収納ケース４が摺動して
変位することを防止する機能も果たしている。また、図
６中の符号５ｂはストッパ部であり、各支持部材５のレ
ール部５ａに設けられたストッパ部５ｂによっては食品
収納時及び食品取り出し時における収納ケース４、実体
的には、引き出し扉３の移動可能な範囲が規制されてい
る。

【０００３】さらにまた、貯蔵室２には、その内側面上
に取着されたうえで貯蔵室２の前後方向に沿って配設さ
れ、かつ、支持部材５に設けられた可動ローラ７を受け
止め支持しながら支持部材５の移動動作を規制しつつ案
内する案内部材９と、貯蔵室２の内側面上における案内
部材９よりも前方側位置に取着されて内向きに軸支され
た固定ローラ１０、つまり、支持部材５側へと向かって
突出した軸体１１でもって回動自在として支持された固
定ローラ１０が設けられている。そして、これらの固定
ローラ１０によっては支持部材５のレール部５ａが下側
から受け止め支持されており、レール部５ａが固定ロー
ラ１０でもって支持された支持部材５は貯蔵室２の前後
方向に沿って移動し得ることとなっている。ところで、
このような構成とされた冷蔵庫の組み立て作業や収納ケ
ース４の取り付け及び取り外し作業では、引き出し扉３
と一体化された支持部材５をまずもって貯蔵室２に対し
て組み付けたうえで収納ケース４を取り付けたり取り外
したりすることが行われることになっており、この際に
は、図７で示すように、貯蔵室２の内側面上に設けられ
た固定ローラ１０のそれぞれを各支持部材５のレール部
５ａと可動ローラ７とでもって挟み込んだ状態で仮固定
するのが一般的となっている。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来構成とされた冷蔵庫の組み立て作業時などには、図７
中のＹ−Ｙ線に沿って見た構成を示す図８で示すよう
に、可動ローラ７と固定ローラ１０とのローラ面同士が
互いに当接しあって係合しており、かつ、引き出し扉３
及び支持部材５の重量が可動ローラ７及び固定ローラ１
０のローラ面に対して作用するため、引き出し扉３及び
支持部材５の仮固定状態が不安定化することになる。そ
して、このような仮固定状態であると、引き出し扉３及
び支持部材５の位置がふらついて収納ケース４を取着し
難くなったり、可動ローラ７及び固定ローラ１０の相対
回転に伴って引き出し扉３及び支持部材５が冷蔵庫本体
１の前方側へと反転してずり落ちたりすることが起こり
かねないため、組み立て作業時などの安全性を確保する
のが困難となっていた。

【０００５】本発明は、このような不都合に鑑みて創案
されたものであって、引き出し扉及び支持部材の仮固定
状態を安定化することが可能であり、組み立て作業時な
どにおける安全性を容易に確保できる構成とされた冷蔵
庫の提供を目的としている。

【０００６】

【課題を解決するための手段】本発明の請求項１にかか
る冷蔵庫は、冷蔵庫本体の前後方向に沿って移動可能で
貯蔵室の開口面を閉塞する引き出し扉と、引き出し扉の
内面上に前端部が取着されたうえで貯蔵室の前後方向に
沿って配設され、かつ、固定ローラでもって支持される
レール部を有していると共に、上向き開口した収納ケー
スの両側部を支持する支持部材と、各支持部材の後端側
位置に取着されて外向きに軸支された可動ローラと、貯
蔵室の内側面上に取着されたうえで貯蔵室の前後方向に
沿って配設され、かつ、可動ローラを支持して支持部材
を案内する案内部材と、貯蔵室の内側面上における案内
部材よりも前方側位置に取着されて内向きに軸支された
固定ローラとを備えてなるものであって、可動ローラと
固定ローラとは、支持部材が貯蔵室の前方側へと移動し
きった際の固定ローラが可動ローラと支持部材のレール
部との間に存在しており、かつ、少なくともいずれか一
方のローラ面と他方の軸体とが当接しあって係合する位
置関係を有していることを特徴とする。そして、このよ
うな構成であれば、固定ローラは可動ローラと支持部材
のレール部との間に存在しており、かつ、固定ローラの
軸体とローラ面が係合した可動ローラは貯蔵室の内側面
と固定ローラとの間に存在しているので、引き出し扉と
一体化された支持部材の自由端部、つまり、後端部が貯
蔵室の内方へと移動してずり落ちることはなくなる。ま
た、可動ローラと固定ローラとのローラ面同士が係合し
ていないので、相対回転が生じ難くなる結果、引き出し
扉及び支持部材が冷蔵庫本体の前方側へと反転してずり
落ちることも起こり難くなる。

【０００７】請求項２にかかる冷蔵庫は請求項１に記載
したものであり、可動ローラと固定ローラとは、少なく
ともいずれか一方のローラ面と他方の軸体とが当接しあ
って係合した際に、可動ローラの軸体中心が固定ローラ
の軸体中心よりも下側位置となる位置関係を有している
ことを特徴とする。この構成によると、貯蔵室に対する
引き出し扉及び支持部材の仮固定位置が重心の関係から
より一層安定化しているため、冷蔵庫の組み立て作業時
などにおける安全性をより容易に確保することが可能に
なる。請求項３にかかる冷蔵庫は請求項１または請求項
２に記載したものであって、支持部材及び収納ケースの
うちのいずれか一方には係止部が設けられており、か
つ、他方には係止部と係合しあう被係止部が設けられて
いることを特徴とする。そして、この構成によれば、収
納ケースが取着される支持部材相互の位置関係が収納ケ
ースでもって確保されるので、従来の形態では不可欠で
あった補助部材を設けなくても済むこととなる結果、部
材点数を削減しながら引き出し構造の簡素化を図ること
が可能となる。

【０００８】

【発明の実施の形態】図１は本実施の形態にかかる冷蔵
庫の引き出し構造を簡略化して示す分解斜視図、図２は
本実施の形態にかかる可動ローラと固定ローラとの相対
位置関係を簡略化して示す説明図、図３は図２中のＸ−
Ｘ線に沿って見た構成を簡略化して示す説明図であり、
図４は本実施の形態にかかる収納ケースのフランジ部を
下側から見た構成を簡略化して示す説明図である。な
お、本実施の形態にかかる冷蔵庫の引き出し構造は従来
の形態と基本的に異ならないので、図１ないし図４にお
いて図５ないし図８と互いに同一もしくは相当する部
品、部分には同一符号を付しており、ここでの詳しい説
明は省略する。

【０００９】本実施の形態にかかる冷蔵庫は、図５で示
した従来の形態と同様形状の全体外観を有するものであ
り、その引き出し構造は、図１で示すように、冷蔵庫本
体１の前後方向に沿って移動可能でありながら貯蔵室２
の開口面を閉塞する引き出し扉３と、引き出し扉３の内
面上に前端部が取着されたうえで貯蔵室２の前後方向に
沿って配設され、かつ、上向き開口した収納ケース４の
両側部、いわゆるフランジ部４ａを下側から支持する左
右一対の支持部材５とから構成されている。そして、こ
こでの支持部材５それぞれは、収納ケース４のフランジ
部４ａを支持する上側折り曲げ部分がレール部５ａとさ
れたものであり、貯蔵室２の内奥側に位置する各支持部
材５の後端側位置には外向きとして軸支された可動ロー
ラ７、つまり、貯蔵室２の内側面へと向かって突出した
軸体８でもって回動自在に支持されており、支持部材５
をスムーズに前後移動させるための可動ローラ７が設け
られている。なお、この際におけるレール部５ａは後述
する固定ローラ１０でもって支持されることになるが、
これらのレール部５ａが支持部材５の上側折り曲げ部分
でもって兼用されている必然性があるわけではなく、上
側折り曲げ部分とは別体とされたレール部５ａを貯蔵室
２の前後方向に沿うようにしながら支持部材５の所定高
さ位置に設けておくことも可能である。

【００１０】ところで、本実施の形態にかかる可動ロー
ラ７の取着位置は従来の形態と相違しており、図１及び
図２で示すように、可動ローラ７の各々を支持している
軸体８のそれぞれは従来の形態よりもレール部５ａへと
近付いた下側位置に対して取着されている。また、各支
持部材５のレール部５ａには、上向きに突出した係止部
２１が切り起こし加工などでもって形成されており、こ
れら係止部２１のそれぞれは支持部材５の長手方向に沿
った中間位置に設けられている。さらにまた、図１中の
符号５ｂはストッパ部を示しており、各支持部材５のレ
ール部５ａに設けられたストッパ部５ｂによっては引き
出し扉３及び収納ケース４の移動可能な範囲が規制され
ることになっている。

【００１１】一方、この際における貯蔵室２には、その
内側面上に取着されたうえで貯蔵室２の前後方向に沿っ
て配設され、かつ、支持部材５に設けられた可動ローラ
７を受け止め支持しながら支持部材５の移動動作を案内
するための案内部材９と、貯蔵室２の内側面上における
案内部材９よりも前方側位置に取着されて内向きに軸支
された固定ローラ１０、つまり、支持部材５側へと向か
って突出した軸体１１でもって回動自在として支持され
た固定ローラ１０が設けられている。そして、これらの
固定ローラ１０によっては支持部材５のレール部５ａが
下側から受け止め支持されており、レール部５ａが固定
ローラ１０でもって支持された支持部材５は貯蔵室２の
前後方向に沿って移動し得ることとなっている。なお、
この際における固定ローラ１０の取着位置は従来の形態
と同様であるが、可動ローラ７を受け止め支持する案内
部材９の取着位置は貯蔵室２のより下方へと可動ローラ
７に合わせて位置変更されている。

【００１２】すなわち、本実施の形態にかかる冷蔵庫で
は、図２及び図３で示すように、支持部材５が貯蔵室２
の前方側へと移動しきった際における固定ローラ１０が
可動ローラ７と支持部材５のレール部５ａ、つまり、レ
ール部５ａの平面部位との間に存在し、かつ、いずれか
一方、例えば、可動ローラ７のローラ面と他方である固
定ローラ１０の軸体１１とが互いに当接しあって係合す
る位置関係を有する構成が採用されており、具体的にい
えば、支持部材５に取着されて可動ローラ７を支持する
軸体８は従来の形態よりもレール部５ａへと近付いた下
側位置を選定したうえで取着されたものである一方、固
定ローラ１０はそのローラ面が可動ローラ７を支持する
軸体８と当接することになる位置を予め選定したうえで
取着されたものとなっている。そして、このような構成
であるため、固定ローラ１０の軸体１１とローラ面が係
合した可動ローラ７は貯蔵室２の内側面と固定ローラ１
０との間に存在し、かつ、固定ローラ１０は可動ローラ
７と支持部材５のレール部５ａとの間に存在しているこ
とになる結果、引き出し扉３と一体化された支持部材５
の後端部が貯蔵室２の内方へと移動したり、可動ローラ
７と固定ローラ１０との相対回転によって引き出し扉３
及び支持部材５が冷蔵庫本体１の前方側へと反転したり
することは起こり難くなる。また、この際においては、
固定ローラ１０のローラ面がレール部５ａの平面と当接
することになっており、レール部５ａの端面と当接する
ことはないので、レール部５ａの端面と当接する場合の
ように固定ローラ１０のローラ面が傷付いたり変形した
りすることは起こり得ず、固定ローラ１０の滑動性が損
なわれる恐れもないという利点が確保される。

【００１３】ところで、図２及び図３においては、係合
しあった際の可動ローラ７を支持する軸体８の軸体中心
が固定ローラ１０を支持する軸体１１の軸体中心よりも
下側位置となる構成が採用されているが、このような構
成である場合には、貯蔵室２に対する引き出し扉３及び
支持部材５の仮固定位置が重心の関係からより一層安定
化し、これらが冷蔵庫本体１の前方側へと反転し難くな
るため、冷蔵庫の組み立て作業時などにおける安全性の
確保が容易になる。しかしながら、必ずしも可動ローラ
７の軸体中心が固定ローラ１０の軸体中心よりも下側位
置でなくてもよく、可動ローラ７の軸体中心が固定ロー
ラ１０の軸体中心より若干上側に位置していても、固定
ローラ１０が可動ローラ７と支持部材５のレール部５ａ
との間に存在し、かつ、可動ローラ７のローラ面と他方
である固定ローラ１０の軸体１１とが当接しあって係合
する位置関係を有している限りは、同様の作用が確保さ
れることが発明者によって確認されている。なお、ここ
では可動ローラ７のローラ面と固定ローラ１０の軸体１
１とが係合しているが、このような構成に限定されるこ
とはなく、固定ローラ１０のローラ面が可動ローラ７の
軸体８に当接したうえで係合していてもよく、また、可
動ローラ７のローラ面が軸体１１に当接して係合すると
同時に、固定ローラ１０のローラ面が軸体８と係合して
いてもよいことは勿論である。

【００１４】さらに、本実施の形態にかかる冷蔵庫で
は、引き出し扉３と一体化された支持部材５それぞれの
レール部５ａに対し、上向きに突出した係止部２１が設
けられているが、これら支持部材５の上側から装入され
たうえでフランジ部４ａが支持部材５のレール部５ａで
もって支持される収納ケース４の両側に設けられたフラ
ンジ部材４ａの下面側には、図４（ａ）で示すように、
係止部２１と互いに係合しあうことになる被係止部２２
が設けられている。すなわち、これらの被係止部２２
は、係止部２２の位置を考慮しながら位置決めされたう
え、支持部材５の係止部２１と係合しあうことによって
収納ケース４が支持部材５上を前後方向に摺動して変位
することを防止すべく設けられたものであり、フランジ
部４ａの補強リブとしても機能することになる。

【００１５】そこで、本実施の形態にかかる冷蔵庫が具
備する支持部材５では、図１からも明らかなように、後
端部同士を連結する補助部材６が設けられていないにも
拘わらず、支持部材５相互の位置関係が収納ケース４で
もって確保されていることになる。なお、このような構
成を採用した際において補助部材６が存在していても差
し障りがあるわけではなく、また、被係止部２２の配置
や形状が図４（ａ）に限られず、図４（ｂ）のようにな
っていてもよいことは勿論である。ところで、本実施の
形態においては、引き出し扉３と一体化された支持部材
５それぞれのレール部５ａに係止部２１を設け、かつ、
収納ケース４のフランジ部材４ａに対して被係止部２２
を設けるとしているが、このような構成である必然性が
あるはずもなく、図示省略しているが、突出した形状の
係止部を収納ケース４に設けておくる一方、窪んだ形状
を有し、かつ、収納ケース４の係止部と係合する被係止
部を支持部材５に対して設けてもよいことは勿論であ
る。

【００１６】

【発明の効果】本発明の請求項１にかかる冷蔵庫によれ
ば、固定ローラは可動ローラと支持部材のレール部との
間に存在しており、固定ローラの軸体とローラ面が係合
した可動ローラは貯蔵室の内側面と固定ローラとの間に
存在しているので、引き出し扉と一体化された支持部材
の後端部が貯蔵室の内方へと移動してずり落ちることは
なくなるという効果が得られる。また、可動ローラと固
定ローラとが相対回転することもないので、引き出し扉
及び支持部材が冷蔵庫本体の前方側へと反転してずり落
ちることも起こらない。

【００１７】請求項２にかかる冷蔵庫によれば、貯蔵室
に対する引き出し扉及び支持部材の仮固定位置が重心の
関係からより一層安定化するため、冷蔵庫の組み立て作
業時などにおける安全性を確保することが可能になる。
請求項３にかかる冷蔵庫によれば、従来の形態では不可
欠であった補助部材を設けておかなくても済むこととな
る結果、部材点数を削減しながら引き出し構造の簡素化
を図ることが可能となるという効果が得られる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本実施の形態にかかる冷蔵庫の引き出し構造を
簡略化して示す分解斜視図である。

【図２】本実施の形態にかかる可動ローラと固定ローラ
との相対位置関係を簡略化して示す説明図である。

【図３】図２中のＸ−Ｘ線に沿って見た構成を簡略化し
て示す説明図である。

【図４】本実施の形態にかかる収納ケースのフランジ部
を下側から見た構成を簡略化して示す説明図である。

【図５】本実施の形態及び従来の形態にかかる冷蔵庫の
全体外観を簡略化して示す斜視図である。

【図６】従来の形態にかかる引き出し構造を簡略化して
示す分解斜視図である。

【図７】従来の形態にかかる可動ローラと固定ローラと
の相対位置関係を簡略化して示す説明図である。

【図８】図７中のＹ−Ｙ線に沿って見た構成を簡略化し
て示す説明図である。

【符号の説明】

１ 冷蔵庫本体 ２ 貯蔵室 ３ 引き出し扉 ５ 支持部材 ５ａ レール部 ７ 可動ローラ ８ 軸体 ９ 案内部材 １０ 固定ローラ １１ 軸体

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】冷蔵庫本体の前後方向に沿って移動可能で
   貯蔵室の開口面を閉塞する引き出し扉と、引き出し扉の
   内面上に前端部が取着されたうえで貯蔵室の前後方向に
   沿って配設され、かつ、固定ローラでもって支持される
   レール部を有していると共に、上向き開口した収納ケー
   スの両側部を支持する支持部材と、各支持部材の後端側
   位置に取着されて外向きに軸支された可動ローラと、貯
   蔵室の内側面上に取着されたうえで貯蔵室の前後方向に
   沿って配設され、かつ、可動ローラを支持して支持部材
   を案内する案内部材と、貯蔵室の内側面上における案内
   部材よりも前方側位置に取着されて内向きに軸支された
   固定ローラとを備えてなる冷蔵庫であって、 可動ローラと固定ローラとは、支持部材が貯蔵室の前方
   側へと移動しきった際の固定ローラが可動ローラと支持
   部材のレール部との間に存在しており、かつ、少なくと
   もいずれか一方のローラ面と他方の軸体とが当接しあっ
   て係合する位置関係を有していることを特徴とする冷蔵
   庫。
2. 【請求項２】請求項１に記載した冷蔵庫であって、 可動ローラと固定ローラとは、少なくともいずれか一方
   のローラ面と他方の軸体とが当接しあって係合した際
   に、可動ローラの軸体中心が固定ローラの軸体中心より
   も下側位置となる位置関係を有していることを特徴とす
   る冷蔵庫。
3. 【請求項３】請求項１または請求項２に記載した冷蔵庫
   であって、 支持部材及び収納ケースのうちのいずれか一方には係止
   部が設けられており、かつ、他方には係止部と係合しあ
   う被係止部が設けられていることを特徴とする冷蔵庫。