JPH1132557A - コンバインの刈取駆動構造 - Google Patents

コンバインの刈取駆動構造

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JPH1132557A
JPH1132557A JP19107597A JP19107597A JPH1132557A JP H1132557 A JPH1132557 A JP H1132557A JP 19107597 A JP19107597 A JP 19107597A JP 19107597 A JP19107597 A JP 19107597A JP H1132557 A JPH1132557 A JP H1132557A
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transmission
speed
turning
gear
lever
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JP19107597A
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Nobuo Yuki
宣夫 幸
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Kubota Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 刈取部への伝動系の構造の簡素化及びコスト
ダウンを図る。 【解決手段】 走行装置への伝動系に連動した刈取部へ
の伝動系に、刈取部への伝動を断続する刈取クラッチ6
1を介装してあるコンバインの刈取駆動構造であって、
前記刈取部への伝動系に、前記刈取クラッチ61を兼用
するギヤ式の刈取変速装置62を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、走行装置への伝動
系に連動した刈取部への伝動系に、刈取部への伝動を断
続する刈取クラッチを介装してあるコンバインの刈取駆
動構造に関する。
【0002】
【従来の技術】この種のコンバインの刈取駆動構造で
は、走行装置の作動速度、つまり、走行速度と刈取部の
作動速度、つまり、刈取速度とが連動(同調)している
ので、刈取条件が一律であれば、植立穀稈の引起し不良
や掻き込み不良などの刈取不良を招来することがなく、
所期の刈取を良好に行える。しかし、植立穀稈が大きく
倒伏していたり、植立穀稈のボリュームが非常に多い場
合などがあり、刈取条件は種種雑多であり、刈取条件が
相違するも、走行速度と刈取速度との連動比が同じであ
れば、前述したような刈取不良を招来し易い。
【0003】そこで、従来では、刈取部への伝動系に刈
取変速装置を介装して、刈取条件に適した連動比とする
ようにしていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の技
術によるときは、刈取部への伝動系に、刈取クラッチと
刈取変速装置との二つの伝動装置が介在するため、伝動
系が構造複雑、高価なものになっていた。
【0005】本発明の目的は、刈取部への伝動系の構造
の簡素化及びコストダウンを図る点にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る本第1発
明の特徴、作用、効果は次の通りである。
【0007】〔特徴〕走行装置への伝動系に連動した刈
取部への伝動系に、刈取部への伝動を断続する刈取クラ
ッチを介装してあるコンバインの刈取駆動構造であっ
て、前記刈取部への伝動系に、前記刈取クラッチを兼用
するギヤ式の刈取変速装置を設けてある点にある。
【0008】〔作用〕ギヤ式の変速装置では、入力動力
を出力軸に伝達しない中立状態がある。
【0009】上記の点に着目して、本第1発明によると
きは、刈取部への伝動系にギヤ式の刈取変速装置を設け
て、この刈取変速装置を中立状態にすることにより、刈
取部への伝動を断つようにして、刈取変速装置で刈取ク
ラッチを兼用させてあるから、刈取部への伝動の断続及
び刈取変速を行えながらも、刈取部への伝動系に設ける
伝動装置が刈取変速装置の一つで済む。
【0010】〔効果〕従って、本第1発明によれば、刈
取部への伝動の断続及び刈取変速を行えながらも、刈取
部への伝動系の構造の簡素化及びコストダウンを達成で
きるようになった。
【0011】請求項2に係る本第2発明の特徴、作用、
効果は次の通りである。
【0012】〔特徴〕上記本第1発明の特徴において、
前記刈取変速装置を構成するに、入力軸に装着した第1
変速伝動ギヤに常時噛み合い連動する第1変速受動ギヤ
と、入力軸に装着した第2変速伝動ギヤに常時噛み合い
連動する第2変速受動ギヤとを出力軸に回転のみ自在に
装着し、前記出力軸にスプライン嵌合して軸芯方向にス
ライドすることにより、第1変速受動ギヤにのみ連動す
る第1変速位置と、第2変速受動ギヤにのみ連動する第
2変速位置と、第1変速受動ギヤ及び第2変速受動ギヤ
に対してともに連動しない非伝動位置とに切り換え操作
自在なシフト部材を設けてある点にある。
【0013】〔作用〕本第2発明によるときは、シフト
部材を第1変速位置に操作することにより第1変速状態
を現出し、シフト部材を第2変速位置に操作することに
より第2変速状態を現出し、シフト部材を非伝達位置に
操作することにより非伝動状態を現出するようにしてあ
るから、第1変速伝動ギヤから第1変速受動ギヤへの伝
動比と、第2変速伝動ギヤから第2変速受動ギヤへの伝
動比を変えておくことにより、刈取変速を行える。
【0014】〔効果〕従って、本第2発明によれば、刈
取部への伝動の断続を行えながらも刈取変速を行えるよ
うになった。
【0015】
【発明の実施の形態】コンバインは、図1に示すよう
に、左右一対のクローラ式の走行装置1を備えた自走機
体に脱穀装置2と操縦部3を搭載し、自走機体の前部に
刈取部4を昇降操作自在に連結して構成されている。前
記刈取部4は、植立穀稈を引き起こす引起し装置5、引
き起こされた植立穀稈の株元を切断するバリカン型の切
断装置6、刈取穀稈を前記脱穀装置2のフィードチェー
ン2Aに搬送供給する供給装置7を備えている。
【0016】前記自走機体に搭載したエンジン8から左
右の走行装置1への伝動系は、図2に示すように、可変
容量型の油圧ポンプ9Pとそれにより発生される圧油で
駆動される油圧モータ9Mとからなる前後進切り換え自
在な走行変速用の静油圧式の無段変速装置9と、同様に
可変容量型の油圧ポンプ10Pとそれにより発生される
圧油で駆動される油圧モータ10Mとからなる前後進切
り換え自在な旋回用の静油圧式の無段変速装置10と
を、両油圧ポンプ9P,10Pがエンジン8によりベル
ト伝動装置11を介して駆動される状態に設け、前記走
行装置1の車軸1Aを軸支するミッションケース12内
に、走行変速用の油圧モータ9Mに連動する高低2段切
り換え自在なギヤ式の副変速装置13と、この副変速装
置13に常時連動するセンターギヤ14と、前記旋回用
の油圧モータ10Mに中継ギヤ15L,15Rそれぞれ
を介して常時連動する左右一対のサイドギヤ16L,1
6Rと、前記左右の車軸1Aのそれぞれに常時ギヤ連動
する左右一対のシフト部材17L,17Rとを設け、シ
フト部材17L,17Rをセンターギヤ14側のセンタ
ー位置にシフトさせることでシフト部材17L,17R
をセンターギヤ14に連動させる左右一対の爪クラッチ
18L,18Rと、シフト部材17L,17Rを対応す
るサイドギヤ16L,16R側のサイド位置にシフトさ
せることでシフト部材17L,17Rを対応するサイド
ギヤ16L,16Rに連動させる左右一対の摩擦クラッ
チ19L,19Rを設けて構成されている。
【0017】前記副変速装置13は、走行変速用の油圧
モータ9Mの出力軸9Aにギヤ20,21対を介して連
動するカウンター軸22に小径の低速伝動ギヤ23Lと
大径の高速伝動ギヤ23Hとを回転のみ自在に装着し、
前記中継ギヤ15L,15Rの軸24に回転のみ自在に
装着したスリーブ25に、前記低速伝動ギヤ23Lに常
時連動する大径の低速受動ギヤ26Lと高速伝動ギヤ2
3Hに常時連動する小径の高速受動ギヤ26Hとを一体
回転する状態に装着し、前記カウンター軸22に、低速
伝動ギヤ23Lにのみ連動する低速位置と高速伝動ギヤ
23Hにのみ連動する高速位置とにシフト操作自在なシ
フト部材27をスプライン嵌合させて構成されている。
つまり、シフト部材27を低速伝動ギヤ23Lに連動さ
せることによりカウンター軸22からスリーブ25に低
速伝動し、シフト部材27を高速伝動ギヤ23Hに連動
させることによりカウンター軸22からスリーブ25に
高速伝動するようになっている。
【0018】そして、前記センターギヤ14を低速受動
ギヤ26Lに噛み合わせることにより副変速装置13に
センターギヤ14を連動させている。
【0019】前記摩擦クラッチ19L,19Rは、スプ
リング28L,28Rにより切り付勢されており、シフ
ト部材17L,17Rがセンター位置に位置するときに
は、爪クラッチ18L,18Rのみが入り作動し、シフ
ト部材17L,17Rがサイド位置に位置しているとき
には、摩擦クラッチ19L,19Rのみが入り作動する
ようになっている。
【0020】なお、前記スリーブ25には、駐車ブレー
キ29の軸29Aに装着のギヤ30に連動する駐車用ギ
ヤ31が一体回転する状態に装着されている。
【0021】前記シフト部材17L,17Rは、図16
に示すように、油圧アクチュエータ32の左右のピスト
ン32L,32Rにより各別に駆動されるシフター33
L,33Rでシフト操作されるものである。
【0022】前記両無段変速装置9,10及び副変速装
置13に対する操作装置は、図3に示すように、主変速
レバー34と左右揺動自在な旋回レバー35と副変速レ
バー36とを設け、これら走行変速レバー34と旋回レ
バー35の操作に基づいて両無段変速装置9,10を操
作するとともに、副変速レバー36の操作に基づいて副
変速装置13及び旋回用の無段変速装置10を操作する
連係操作手段を設けて構成されている。
【0023】前記連係操作手段は、主変速レバー34の
操作に連動して走行変速用の油圧ポンプ9Pにおける容
量変更用のトラニオン軸(以下、変速用トラニオン軸と
称する。)9aを作動させる主変速用プッシュプルワイ
ヤ37を設け、前記旋回レバー35に旋回用レリーズワ
イヤ38を介して連動するとともに同調ロッド39を介
して前記変速用トラニオン軸9aに連動しかつ旋回用プ
ッシュプルワイヤ41を介して旋回用の油圧ポンプ10
Pにおける容量変更用のトラニオン軸(以下旋回用トラ
ニオン軸と称する。)10aに連動していて、前記旋回
レバー35が「直進」の位置にある状態において両無段
変速装置9,10を同調させる同調手段40を設け、こ
の同調手段40から旋回用プッシュプルワイヤ41を介
して旋回用トラニオン軸10aに伝達される操作量を補
正ワイヤ42を介して伝達される副変速装置13の変速
状態で補正して、副変速装置13が低速伝動状態にある
とき及び高速伝動状態にあるときのいずれにおいても旋
回レバー35が「直進」の位置にあるとセンターギヤ1
4とサイドギヤ16L,16Rとを等速にするように同
調状態を補正する補正手段43を設けて構成されてい
る。
【0024】前記同調手段40は、旋回レバー35が
「直進」の位置にありかつ副変速装置13が高速伝動状
態にあるときにセンターギヤ14とサイドギヤ16L,
16Rとが同方向に同回転数で回転するように両無段変
速装置9,10の同調関係を設定し、かつ、副変速装置
13が高速伝動状態にあるときの旋回レバー35の最大
操作位置への旋回操作の伴うサイドギヤ16L,16R
のセンターギヤ14とは逆方向への回転数がセンターギ
ヤ14の回転数となるように両無段変速装置9,10を
関連付ける手段である。具体的には、図4〜図14に示
すように、同調ロッド39の作動に連動して第1軸芯P
1周りに揺動する揺動アーム44を設け、この揺動アー
ム44の揺動に連動して直線径路に沿って往復移動する
棒状のスライド部材45を設け、このスライド部材45
に、先端に前記旋回用プッシュプルワイヤ41を止着す
るとともにガイドローラ47を回転自在に支持した揺動
レバー46を第1軸芯P1と平行な第2軸芯P2周りに
揺動自在に取付け、前記ガイドローラ47を移動案内す
るガイドレール48を固定部に第2軸芯P2と平行な第
3軸芯P3周りに揺動自在に取付け、このガイドレール
48に旋回用レリーズワイヤ38により引き操作されて
ガイドレール48を揺動させる引き操作アーム49を固
着して構成されている。
【0025】そして、変速用トラニオン軸9aが変速中
立位置Nにあると、図8に示すように、ガイドローラ4
7がガイドレール48のうち第3軸芯P3に位置し、変
速用トラニオン軸9aが前進域Fにあると、図7に示す
ように、ガイドローラ47がガイドレール48のうち第
3軸芯P3の一方側の部分に位置し、変速用トラニオン
軸9aが後進域Rにあると、図9に示すように、ガイド
ローラ47がガイドレール48のうち第3軸芯P3の他
方側の部分に位置するようにスライド部材45とガイド
レール48との位置関係が設定されている。
【0026】かつ、前記ガイドレール48は、第3軸芯
P3周りに揺動することにより、ガイドローラ47、つ
まりは、揺動レバー46を揺動させて旋回用プッシュプ
ルワイヤ41を作動させることにより旋回用トラニオン
軸10aを操作するものであって、旋回用レリーズワイ
ヤ38による引き操作により、スライド部材45と平行
な姿勢よりも一方側端を一側に位置させる第1傾斜姿勢
から平行な姿勢よりも一方側端を他側に位置させる第2
傾斜姿勢にまでスプリング50による付勢力に抗して揺
動操作されるようになっており、平行な姿勢が揺動レバ
ー46を変速中立姿勢に位置させて旋回用トラニオン軸
10aを変速中立位置Nに位置させる位置に設定されて
いる。詳述すると、図7,図10,図11に示すよう
に、ガイドローラ47が一方側に位置する状態で第1傾
斜姿勢と平行な姿勢とのあいだの姿勢に位置することに
より揺動レバー46を前進姿勢に位置させ、平行な姿勢
に位置することにより揺動レバー46を変速中立姿勢に
位置させ、平行な姿勢と第2傾斜姿勢とのあいだの姿勢
に位置することにより揺動レバー46を後進姿勢に位置
させる一方、図9,図12,図13に示すように、ガイ
ドローラ47が他方側に位置する状態で第1傾斜姿勢と
平行な姿勢とのあいだの姿勢に位置することにより揺動
レバー46を後進姿勢に位置させ、平行な姿勢に位置す
ることにより揺動レバー46を変速中立姿勢に位置さ
せ、平行な姿勢と第2傾斜姿勢とのあいだの姿勢に位置
することにより揺動レバー46を前進姿勢に位置させる
ものである。
【0027】従って、今、主変速レバー34が変速中立
位置Nに位置し、旋回レバー35が「直進」の位置に位
置していると、図8に示すように、変速用トラニオン軸
9aが変速中立位置Nに位置して走行変速用の油圧モー
タ9Mが停止しているとともに、ガイドレール48が第
1傾斜姿勢にあるものの、ガイドローラ47が第3軸芯
P3位置にあって揺動レバー46が変速中立姿勢に位置
していることで旋回トラニオン軸10aが変速中立位置
Nに位置して旋回用の油圧モータ10Mも停止してい
る。この状態で主変速レバー34を前進域Fに操作する
と、図7に示すように、変速用トラニオン軸9aがその
主変速レバー34の操作位置に相当する前進域Fの変速
位置に操作されて走行変速用の油圧モータ9Mが主変速
レバー34の操作位置に応じた回転数で前進回転すると
ともに、ガイドローラ47がガイドレール48の一方側
の部分に移動することで揺動レバー46が前進側に揺動
操作されることにより旋回用トラニオン軸10aが主変
速レバー34の操作位置に相当する前進域Fの変速位置
に操作されて旋回用の油圧モータ10Mが主変速レバー
34の操作位置に応じた、つまり、走行変速用の油圧モ
ータ9Mの回転数に比例した回転数で前進回転する。他
方、前記の状態で主変速レバー34を後進域Rに操作す
ると、図9に示すように、変速用トラニオン軸9aがそ
の主変速レバー34の操作位置に相当する後進域Rの変
速位置に操作されて走行変速用の油圧モータ9Mが主変
速レバー34の操作位置に応じた回転数で後進回転する
とともに、ガイドローラ47がガイドレール48の他方
側の部分に移動することで揺動レバー46が後進側に揺
動操作されることにより旋回用トラニオン軸10aが主
変速レバー34の操作位置に相当する後進域Rの変速位
置に操作されて旋回用の油圧モータ10Mが操作位置に
応じた、つまり、走行変速用の油圧モータ9Mの回転数
に比例した回転数で後進回転する。また、主変速レバー
34が変速中立位置Nに位置している状態で旋回レバー
35を「左」や「右」に倒す、つまり、旋回操作する
と、図14の(イ)(ロ)(ハ)に示すように、ガイド
レール48が揺動操作されるものの、ガイドローラ37
が第3軸芯P3にあって移動しないことにより揺動レバ
ー46が変速中立姿勢に維持されて、旋回操作にかかわ
らず、旋回用トラニオン軸10aは変速中立位置に維持
され旋回用の油圧モータ10Mは停止維持される。そし
て、主変速レバー34が前進域Fに操作された前進走行
状態で旋回レバー35を「左」や「右」に旋回操作する
と、図7,図10,図11に示すように、ガイドレール
48が引き揺動操作され、このガイドレール48の引き
揺動操作により、揺動レバー46が変速中立姿勢に操作
されるまでは、旋回トラニオン軸10aが前進域Fで減
速側に操作されることにより旋回用の油圧モータ10M
が無段階に減速されて旋回レバー35の操作位置に応じ
た回転数で前進回転し、揺動レバー46が変速中立姿勢
に操作されると、旋回用トラニオン軸10aが変速中立
位置Nに操作されることにより旋回用の油圧モータ10
Mが停止し、揺動レバー46が変速中立姿勢を越えて操
作されると、旋回用トラニオン軸10aが後進域Rで増
速側に操作されることにより旋回用の油圧モータ10M
が無段階に増速されて旋回レバー35の操作位置に応じ
た回転数で後進回転する。そして、旋回レバー35を
「直進」の位置に戻すと、ガイドレール48が第1傾斜
姿勢に復帰して、旋回用の油圧モータ10Mが元の回転
数で前進回転することになる。他方、主変速レバー34
が後進域Rに操作された後進走行状態で旋回レバー35
を「左」や「右」に旋回操作すると、図9,図12,図
13に示すように、ガイドレール48が引き揺動操作さ
れ、このガイドレール48の引き揺動操作により、揺動
レバー46が変速中立姿勢に操作されるまでは、旋回ト
ラニオン軸10aが後進域Rで減速側に操作されること
により旋回用の油圧モータ10Mが無段階に減速されて
旋回レバー35の操作位置に応じた回転数で後進回転
し、揺動レバー46が変速中立姿勢に操作されると、旋
回用トラニオン軸10aが変速中立位置Nに操作される
ことにより旋回用の油圧モータ10Mが停止し、揺動レ
バー46が変速中立姿勢を越えて操作されると、旋回用
トラニオン軸10aが前進域Fで増速側に操作されるこ
とにより旋回用の油圧モータ10Mが無段階に増速され
て旋回レバー35の操作位置に応じた回転数で前進回転
する。そして、旋回レバー35を「直進」の位置に戻す
と、ガイドレール48が第1傾斜姿勢に復帰して、旋回
用の油圧モータ10Mが元の回転数で後進回転すること
になる。
【0028】旋回用の油圧モータ10Mの走行変速用の
油圧モータ9Mに比例した回転数は、旋回レバー35が
「直進」の位置に位置し、かつ、前記副変速装置13が
高速伝動状態にあるときに、センターギヤ14の回転数
とサイドギヤ16L,16Rの回転数とを同じにさせる
回転数に設定されている。
【0029】前記旋回レバー35の旋回操作で旋回用レ
リーズワイヤ38を介してガイドレール48を引き操作
する手段は、図15の(イ)(ロ)(ハ)に示すよう
に、旋回レバー35を揺動自在に支持するブラケット5
1に二本の操作アーム52L,52Rを旋回レバー35
の揺動軸芯P4周りに各別に揺動自在に取付け、前記旋
回レバー35の下部に、旋回レバー35の「左」への揺
動に伴い左の操作アーム52Lを中立位置から左回り揺
動させるとともに旋回レバー35の「右」への揺動に伴
い右の操作アーム52Rを中立位置から右回り揺動させ
る操作ピン53を付設し、前記ブラケット51に、左の
操作アーム52Lの中立位置からの右回り揺動及び右の
操作アーム52Rの中立位置からの左回り揺動を規制す
る位置決めピン54を取付け、両操作アーム52L,5
2Rにわたり両操作アーム52L,52Rを中立位置に
揺動付勢するスプリング55を設け、旋回用レリーズワ
イヤ38のインナーワイヤ38aの端部を左の操作アー
ム52Lに止着し、旋回用レリーズワイヤ38のアウタ
ーワイヤ38bの端部を右の操作アーム52Rに止着し
て構成されている。すなわち、旋回レバー35は前記ス
プリング55により「直進」の位置に揺動付勢されてお
り、旋回レバー35を「左」に倒し揺動操作することに
より、左の操作アーム52Lをスプリング55の付勢力
に抗して左回り揺動させることでインナーワイヤ38a
を引き操作してレリーズワイヤ38を引き作動させるこ
とでガイドレール48を揺動させ、旋回レバー35を
「右」に倒し揺動操作することにより、右の操作アーム
52Rをスプリング55の付勢力に抗して右回り揺動さ
せることでアウターワイヤ38bの端部をインナーワイ
ヤ38aの端部から遠ざけてレリーズワイヤ38を引き
作動させることでガイドレール48を揺動させるように
なっている。
【0030】前記補正手段43は、図17の(イ)
(ロ),図18に示すように、前記副変速装置13の変
速状態に応じて旋回用トラニオン軸10aの作動レバー
10bへの旋回用プッシュプルワイヤ41の取付け位置
を作動レバー10bの長手方向で変更することにより、
走行変速用の油圧モータ9Mの回転数が同じであっても
副変速装置13による変速でセンターギヤ14の回転数
が変わってサイドギヤ16L,16Rの回転数と異なる
ことを防止する手段であって、副変速レバー36により
副変速操作ワイヤ56を介して操作される副変速装置1
3の操作レバー36aの低位置Lから高位置Hへの揺動
で前記旋回用プッシュプルワイヤ41の作動レバー10
bへの取付けピン41aを旋回用トラニオン軸10aか
ら遠い第1位置PLから近い第2位置PHにスプリング
57による付勢力に抗して引っ張り移動させるように補
正ワイヤ42を設けて構成されている。前記第1位置P
Lは、旋回レバー35が「直進」の位置にある状態で副
変速装置13が低速伝動状態に切り換えられていると
き、センターギヤ14の回転数とサイドギヤ16L,1
6Rの回転数とを等しくさせるように作動レバー10b
に旋回用プッシュプルワイヤ41を連係させる位置であ
り、第2位置PHは、旋回レバーが「直進」の位置にあ
る状態で副変速装置13が高速伝動状態に切り換えられ
ているとき、センターギヤ14の回転数とサイドギヤ1
6L,16Rの回転数とを等しくさせるように作動レバ
ー10bに旋回用プッシュプルワイヤ41を連係させる
位置である。つまり、旋回レバー35が「直進」の位置
にある状態で主変速レバー34を操作した際、副変速装
置13が高速伝動状態にあると、その主変速レバー34
の操作量に対する作動レバー10bの揺動量を多くして
旋回用の油圧モータ10Mの回転数を多くすることでセ
ンターギヤ14の回転数とサイドギヤ16L,16Rの
回転数とを等しくさせ、副変速装置13が低速伝動状態
にあると、主変速レバー34の操作量に対する作動レバ
ー10bの揺動量を少なくして旋回用の油圧モータ10
Mの回転数を少なくすることでセンターギヤ14の回転
数とサイドギヤ16L,16Rの回転数とを等しくさせ
るようになっている。
【0031】そして、図19,図20に示すように、セ
ンターギヤ14の前進最大回転数と後進最大回転数とは
等しい回転数に設定されており、副変速装置13が高速
伝動状態にあるときのサイドギヤ16L,16Rの前進
最大回転数及び後進最大回転数のそれぞれは、副変速装
置13が高速伝動状態にあるときのセンターギヤ14の
前進最大回転数及び後進最大回転数と等しい回転数に設
定され、副変速装置13が低速伝動状態にあるときのサ
イドギヤ16L,16Rの前進最大回転数及び後進最大
回転数のそれぞれは、副変速装置13が低速伝動状態に
あるときのセンターギヤ14の前進最大回転数及び後進
最大回転数と等しい回転数に設定されている。
【0032】前記油圧アクチュエータ32は、図16に
示すように、シフト部材17L,17Rをセンター位置
に位置させる姿勢に両シフタ33L,33Rを位置させ
る直進作動状態と、左のシフト部材17Lのみをサイド
位置に位置させる姿勢に左のシフタ33Lを位置させる
左旋回作動状態と、右のシフト部材17Rのみをサイド
位置に位置させる姿勢に右のシフタ33Rを位置させる
右旋回作動状態とに操作弁58を介して切り換え操作さ
れるものであって、操作弁58は、制御装置59によ
り、旋回スイッチ60で旋回レバー35が「直進」の位
置に位置することが検出されているときには油圧アクチ
ュエータ32を直進作動状態にさせる「直進」の位置に
あり、旋回スイッチ60で旋回レバー35が「左」旋回
位置に位置することが検出されているときには油圧アク
チュエータ35を左旋回作動状態にさせる「左旋回」位
置にあり、旋回スイッチ60で旋回レバー35が「右」
旋回位置に位置することが検出されているときには油圧
アクチュエータ35を右旋回作動状態にさせる「右旋
回」位置にあるように操作される。つまり、操作弁58
は旋回レバー35の操作状態に応じて操作される。前記
旋回スイッチ60は、図15,図21に示すように、旋
回レバー35の「左」旋回位置への旋回操作に伴い旋回
レバー35に連設の操作アーム60aにより押圧されて
左旋回スイッチ部をオンさせ、旋回レバーの「右」旋回
位置への旋回操作に伴い前記操作アーム60aにより押
圧されて右旋回スイッチ部をオンさせるものである。
【0033】従って、旋回レバー35を「直進」の位置
に操作してシフト部材17L,17Rをともにセンター
位置に位置させることにより、センターギヤ14、爪ク
ラッチ18L,18R、シフト部材17L,17Rを介
して走行変速用の無段変速装置9で左右の走行装置1を
駆動することになり、これにより、左右の走行装置1を
同方向に等速作動させての直進走行状態を得ることがで
き、この状態で走行変速用の無段変速装置9を主変速レ
バー34で操作することにより、直進前進走行状態での
無段変速及び中立停止、直進後進走行状態での無段変速
を行え、副変速装置13を副変速レバー36で操作する
ことにより、走行速度の高低二段切り換えを行えるので
ある。
【0034】そして、図19,図20中の太い実線a,
bで示すように、副変速装置13を高速伝動状態に切り
換えての移動用の直進前進高速走行状態や副変速装置1
3を低速伝動状態に切り換えての作業用の直進前進低速
走行状態において、旋回レバー35を「左」に旋回操作
すると、左のシフト部材17Lがサイド位置に位置し
て、右の走行装置1は前記のように走行変速用の無段変
速装置9で前進駆動される一方、左の中継ギヤ15L、
左のサイドギヤ16L、左の摩擦クラッチ19L、左の
シフト部材17Lを介して旋回用の無段変速装置10で
左の走行装置1が駆動されることになり、旋回レバー3
5の「左」への操作量を増大させるに伴って旋回用の無
段変速装置10による前進駆動速度が次第に減速され、
これに伴う左右の走行装置1の速度差で左を旋回内側と
する前進緩旋回を行えるのであり、旋回レバー35の
「左」への操作量をなおも増大させて旋回用の無段変速
装置10を変速中立状態にすることにより、左の走行装
置1を停止させて左を旋回内側とする前進左信地旋回
(前進左ピボットターン)を行えるのであり、旋回レバ
ー35を「左」の最大操作位置にまで操作すると、旋回
用の無段変速装置10による後進駆動速度が増速される
ことで左の走行装置1を前進走行する右の走行装置1と
等しい速さで後進走行させての左超信地旋回(左スピン
ターン)を行えるのである。なお、図19中の太い実線
cは、前進高速走行する右の走行装置1の走行速度を示
し、図20中の太い実線dは、前進低速走行する右の走
行装置1の走行速度を示す。
【0035】また、図19,図20中の太い実線e,f
で示すように、前記の移動用の直進前進高速走行状態や
作業用の直進前進低速走行状態において、旋回レバー3
5を「右」に旋回操作すると、右のシフト部材17Rが
サイド位置に位置して、左の走行装置1は前記のように
走行変速用の無段変速装置9で前進駆動される一方、右
の中継ギヤ15R、右のサイドギヤ16R、右の摩擦ク
ラッチ19R、右のシフト部材17Rを介して旋回用の
無段変速装置10で右の走行装置1が駆動されることに
なり、旋回レバー35の「右」への操作量を増大させる
に伴って旋回用の無段変速装置10による前進駆動速度
が次第に減速され、これに伴う左右の走行装置1の速度
差で右を旋回内側とする前進緩旋回を行えるのであり、
旋回レバー35の「右」への操作量をなおも増大させて
旋回用の無段変速装置10を変速中立状態にすることに
より、右の走行装置1を停止させて右を旋回内側とする
前進右信地旋回(前進右ピボットターン)を行えるので
あり、旋回レバー35を「右」の最大操作位置にまで操
作すると、旋回用の無段変速装置10による後進駆動速
度が増速されることで右の走行装置1を前進走行する左
の走行装置1と等しい速さで後進走行させての右超信地
旋回(右スピンターン)を行えるのである。なお、図1
9中の太い実線gは、前進高速走行する左の走行装置1
の走行速度を示し、図20中の太い実線hは、前進低速
走行する左の走行装置1の走行速度を示す。
【0036】他方、図19,図20中の太い破線i,j
で示すように、副変速装置13を高速伝動状態に切り換
えての移動用の直進後進高速走行状態や副変速装置13
を低速伝動状態に切り換えての作業用の直進後進低速走
行状態において、旋回レバー35を「左」に旋回操作す
ると、左のシフト部材17Lがサイド位置に位置して、
右の走行装置1は前記のように走行変速用の無段変速装
置9で後進駆動される一方、左の中継ギヤ15L、左の
サイドギヤ16L、左の摩擦クラッチ19L、左のシフ
ト部材17Lを介して旋回用の無段変速装置10で左の
走行装置1が駆動されることになり、旋回レバー35の
「左」への操作量を増大させるに伴って旋回用の無段変
速装置10による後進駆動速度が次第に減速され、これ
に伴う左右の走行装置1の速度差で左を旋回内側とする
後進緩旋回を行えるのであり、旋回レバー35の「左」
への操作量をなおも増大させて旋回用の無段変速装置1
0を変速中立状態にすることにより、左の走行装置1を
停止させて左を旋回内側とする後進左信地旋回(後進左
ピボットターン)を行えるのであり、旋回レバー35を
「左」の最大操作位置にまで操作すると、旋回用の無段
変速装置10による前進駆動速度が増速されることで左
の走行装置1を後進走行する右の走行装置1と等しい速
さで前進走行させての左超信地旋回(左スピンターン)
を行えるのである。なお、図19中の太い破線kは、後
進高速走行する右の走行装置1の走行速度を示し、図2
0中の太い破線mは、後進低速走行する右の走行装置1
の走行速度を示す。
【0037】また、図19,図20中の太い破線n,p
で示すように、前記の移動用の直進後進高速走行状態や
作業用の直進後進低速走行状態において、旋回レバー3
5を「右」に旋回操作すると、右のシフト部材17Rが
サイド位置に位置して、左の走行装置1は前記のように
走行変速用の無段変速装置9で後進駆動される一方、右
の中継ギヤ15R、右のサイドギヤ16R、右の摩擦ク
ラッチ19R、右のシフト部材17Rを介して旋回用の
無段変速装置10で右の走行装置1が駆動されることに
なり、旋回レバー35の「右」への操作量を増大させる
に伴って旋回用の無段変速装置10による後進駆動速度
が次第に減速され、これに伴う左右の走行装置1の速度
差で右を旋回内側とする後進緩旋回を行えるのであり、
旋回レバー35の「右」への操作量をなおも増大させて
旋回用の無段変速装置10を変速中立状態にすることに
より、右の走行装置1を停止させて右を旋回内側とする
後進右信地旋回(後進右ピボットターン)を行えるので
あり、旋回レバー35を「右」の最大操作位置にまで操
作すると、旋回用の無段変速装置10による前進駆動速
度が増速されることで右の走行装置1を後進走行する左
の走行装置1と等しい速さで前進走行させての右超信地
旋回(右スピンターン)を行えるのである。なお、図1
9中の太い実線qは、後進高速走行する左の走行装置1
の走行速度を示し、図20中の太い実線rは、後進低速
走行する左の走行装置1の走行速度を示す。
【0038】かつ、前記連係操作手段は、図14の
(イ)(ロ)(ハ)に示すように、前記旋回レバー35
の旋回操作のうち正転減速操作(前進走行時における前
進速度減速操作及び後進走行時における後進速度減速操
作)に伴い旋回用の無段変速装置10が変速中立状態に
なったときに引き操作アーム49に連動するシャフト7
0に付設の押し具71に接当して操作抵抗を増大させる
とともに、引き続く旋回レバー35の逆転増速操作(前
進走行時における後進速度増速操作及び後進走行時にお
ける前進速度増速操作)に伴い引き操作アーム49で押
されて圧縮されることによりその操作量の増大に伴い操
作抵抗を増大させる圧縮スプリング72を備えている。
前記シャフト70は、圧縮スプリング72に挿通して圧
縮スプリング72の変形ガイドを兼用するものである。
【0039】そして、前記走行装置1への伝動系に連動
した、つまり、走行変速用の油圧モータ9Mの出力軸9
Aから分岐させた前記刈取部4への伝動系には、刈取部
4への伝動を断続する刈取クラッチ61と刈取変速装置
62とが介装されている。
【0040】前記刈取クラッチ61は刈取変速装置62
をもって兼用構成されており、刈取変速装置62は、図
22に詳しく示すように、前記走行変速用の油圧モータ
9Mの出力軸9Aを入力軸63とするものであって、入
力軸63に装着した低速伝動用の第1変速伝動ギヤ65
Aに常時噛み合い連動する第1変速受動ギヤ66Aと、
入力軸63に装着した高速伝動用の第2変速伝動ギヤ6
5Bに常時噛み合い連動する第2変速受動ギヤ66Bと
を出力軸64に回転のみ自在に装着し、前記出力軸64
にスプライン嵌合して軸芯方向にスライドすることによ
り、第1変速受動ギヤ66Aにのみ第1爪クラッチ67
Aを介して連動する第1変速位置p1と、第2変速受動
ギヤ66Bにのみ第2爪クラッチ67Bを介して連動す
る第2変速位置p2と、第1変速受動ギヤ66A及び第
2変速受動ギヤ66Bに対してともに連動しない非伝動
位置pnとに切り換え操作自在なシフト部材68を設け
て構成されている。前記第1変速伝動ギヤ65Aはギヤ
20をもって兼用構成されており、前記シフト部材68
は、刈取変速レバー69でシフト操作されるものであっ
て、刈取変速レバー69は、シフト部材68を非伝動位
置pnに位置させる操作位置においてデテント機構を介
して弾性的に位置保持されるようになっており、この刈
取変速レバー69の位置保持によりシフト部材68を非
伝動位置pn、つまり、クラッチ切り位置に保持するよ
うになっている。Wは走行変速用の無段変速装置9の前
進動力のみを刈取部4に伝える一方向クラッチである。
【0041】〔別実施形態〕上記実施の形態では、刈取
変速レバー69に作用するデテント機構を設けて、シフ
ト部材68を非伝動位置pnに保持するようにしたが、
刈取変速レバー69の操作案内溝をクランク形状に形成
することにより、操作案内溝の一端位置を第1変速位置
p1とし、他端位置を第2変速位置p2とし、屈折位置
を非伝動位置として、屈折非伝動位置での刈取変速レバ
ー69の角部への接当により刈取変速レバー69を位置
保持してシフト部材68を非伝動位置に保持するように
しても良い。また、シフト部材68に作用するデテント
機構を設けて、シフト部材68を非伝動位置に弾性的に
位置保持するようにしても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】コンバインの側面図
【図2】伝動系統図
【図3】操作連係機構の系統図
【図4】同調手段の横断平面図
【図5】同調手段の斜視図
【図6】同調手段の縦断正面図
【図7】走行変速用の無段変速装置を前進に切り換えた
状態の同調手段の縦断側面図
【図8】走行変速用の無段変速装置を中立に切り換えた
状態の同調手段の縦断側面図
【図9】走行変速用の無段変速装置を後進に切り換えた
状態の同調手段の縦断側面図
【図10】走行変速用の無段変速装置を前進にかつ旋回
用の無段変速装置を中立に切り換えた状態の同調手段の
縦断側面図
【図11】走行変速用の無段変速装置を前進にかつ旋回
用の無段変速装置を後進に切り換えた状態の同調手段の
縦断側面図
【図12】走行変速用の無段変速装置を後進にかつ旋回
用の無段変速装置を中立に切り換えた状態の同調手段の
縦断側面図
【図13】走行変速用の無段変速装置を後進にかつ旋回
用の無段変速装置を後進に切り換えた状態の同調手段の
縦断側面図
【図14】引き操作アームの作動説明図
【図15】引き操作手段の作動説明図
【図16】シフト部材の操作系統図
【図17】補正手段の作動説明図
【図18】補正手段の縦断面図
【図19】高速走行状態での旋回操作量と旋回内側の走
行装置の速度との関係を示す説明図
【図20】低速走行状態での旋回操作量と旋回内側の走
行装置の速度との関係を示す説明図
【図21】旋回スイッチの正面図
【図22】刈取変速装置の縦断面図
【符号の説明】
1 走行装置 4 刈取部 61 刈取クラッチ 62 刈取変速装置 63 入力軸 64 出力軸 65A 第1変速伝動ギヤ 65B 第2変速伝動ギヤ 66A 第1変速受動ギヤ 66B 第2変速受動ギヤ 68 シフト部材

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行装置への伝動系に連動した刈取部へ
    の伝動系に、刈取部への伝動を断続する刈取クラッチを
    介装してあるコンバインの刈取駆動構造であって、前記
    刈取部への伝動系に、前記刈取クラッチを兼用するギヤ
    式の刈取変速装置を設けてあるコンバインの刈取駆動構
    造。
  2. 【請求項2】 前記刈取変速装置を構成するに、入力軸
    に装着した第1変速伝動ギヤに常時噛み合い連動する第
    1変速受動ギヤと、入力軸に装着した第2変速伝動ギヤ
    に常時噛み合い連動する第2変速受動ギヤとを出力軸に
    回転のみ自在に装着し、前記出力軸にスプライン嵌合し
    て軸芯方向にスライドすることにより、第1変速受動ギ
    ヤにのみ連動する第1変速位置と、第2変速受動ギヤに
    のみ連動する第2変速位置と、第1変速受動ギヤ及び第
    2変速受動ギヤに対してともに連動しない非伝動位置と
    に切り換え操作自在なシフト部材を設けてある請求項1
    記載のコンバインの刈取駆動構造。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006312151A (ja) * 2005-05-09 2006-11-16 Satake Corp 脱ぷ機における脱ぷロール駆動装置
JP2009178044A (ja) * 2008-01-29 2009-08-13 Iseki & Co Ltd コンバインの刈取変速伝動装置
JP2010158221A (ja) * 2009-01-09 2010-07-22 Kubota Corp 刈取収穫機
KR20160089320A (ko) 2008-09-26 2016-07-27 가부시끼 가이샤 구보다 크롤러 주행 장치
JP2022100473A (ja) * 2020-12-24 2022-07-06 井関農機株式会社 コンバイン

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