JP3312111B2 - 作業機の旋回操作装置 - Google Patents

作業機の旋回操作装置

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JP3312111B2 JP19107897A JP19107897A JP3312111B2 JP 3312111 B2 JP3312111 B2 JP 3312111B2 JP 19107897 A JP19107897 A JP 19107897A JP 19107897 A JP19107897 A JP 19107897A JP 3312111 B2 JP3312111 B2 JP 3312111B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、旋回操作具の旋回
操作に基づいて左右の走行装置のうち減速作動させるも
のを選択する選択手段を設け、この選択手段で選択され
た側の走行装置を一方向への作動により減速作動させる
操作具を設け、前記旋回操作具の左旋回操作に伴い操作
具を前記一方向に作動させるとともに旋回操作具の右旋
回操作に伴い操作具を前記一方向に作動させるように旋
回操作具と操作具とを連係させる連係手段を設けてある
コンバインなど作業機の旋回操作装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の作業機の旋回操作装置では、旋
回操作具で選択された走行装置をその旋回操作具の操作
で操作具を介して減速作動させることにより、その選択
されて減速作動した走行装置を旋回内側とした旋回を行
うのである。
【0003】そのような旋回操作装置としては、例え
ば、図21に示すように、旋回操作具として左右に揺動
操作自在な旋回レバー35を設け、連係手段を構成する
に、操作具49を一方向とは反対方向、つまり、走行装
置を増速作動させる側に作動付勢するスプリング100
を設け、前記操作具49を付勢力に抗して一方向に引っ
張り作動させるレリーズワイヤ101を設け、前記旋回
レバー35の直進位置からの左又は右への揺動に伴いこ
の旋回レバー35に付設の連係ピン102で押圧されて
旋回レバー35の揺動軸芯Pa周りに揺動することによ
り前記レリーズワイヤ101のインナーワイヤ101a
を引き操作することでレリーズワイヤ101を引き作動
させる第1レバー103と、旋回レバー35の直進位置
からの右又は左への揺動に伴い前記連係ピン102で押
圧されて前記の揺動軸芯Pb周りに揺動することにより
レリーズワイヤ101のアウターワイヤ101bを押し
操作することでレリーズワイヤ101を引き作動させる
第2レバー104とを設けていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の技
術によるときは、旋回レバーの左及び右へのいずれの揺
動操作によっても、操作具を一方向に引き操作して、選
択された側の走行装置、つまり、旋回レバーが操作され
た側の走行装置を減速作動させて、旋回を行えるのであ
るが、連係手段が、スプリング、レリーズワイヤ、第1
レバー、第2レバーに加えて、第1レバーにインナーワ
イヤを連結するための金具、第2レバーにアウターワイ
ヤを連結するための金具が必要で、構成部材点数が多く
なって、構造が複雑なものになっていた。
【0005】本発明の目的は、連係手段の構造の簡素化
を図る点にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る本第1発
明の特徴、作用、効果は次の通りである。
【0007】〔特徴〕 旋回操作具の旋回操作に基づい
て左右の走行装置のうち減速作動させるものを選択する
選択手段を設け、この選択手段で選択された側の走行装
置を一方向への作動により減速作動させる操作具を設
け、前記旋回操作具の予め設定された基準位置からの
旋回操作に伴い操作具を前記一方向に作動させるととも
に旋回操作具の前記基準位置からの右旋回操作に伴い操
作具を前記一方向に作動させるように旋回操作具と操作
具とを連係させる連係手段を設けてある作業機の旋回操
作装置であって、前記旋回操作具としてステアリング軸
を備えたものを設け、前記連係手段を構成するに、操作
具を前記一方向に引き又は押し操作する連係具を設け、
前記ステアリング軸に、ステアリング軸の直進位置から
の左回転及び右回転の何れの場合にも、連係具を同じ引
き方向又は押し方向に操作するように位置設定して操作
レバーを設け、この操作レバーと前記連係具は、ステア
リング軸の直進位置が前記基準位置となるように、ステ
アリング軸及び減速用の前記操作具に対する取付位置を
設定されている点にある。
【0008】〔作用〕 本第1発明によるときは、ステ
アリング軸に、ステアリング軸の直進位置からの左回転
及び右回転の何れの場合にも、連係具を同じ引き方向又
は押し方向に操作するように位置設定した操作レバーを
設けて、ステアリング軸を左に回転操作すると、連係具
を介して操作具を一方向に引き又は押し操作する一方、
ステアリング軸を右に回転操作すると、連係具を介して
操作具を同じ一方向に引き又は押し操作するようにして
あるから、連係手段を構成する部材が、連係具、操作レ
バー、連係具を操作レバー連結させる一つの金具などで
済む。
【0009】〔効果〕従って、本第1発明によれば、左
旋回操作、右旋回操作のいずれの場合であっても、操作
具を一方向に引き又は押し操作して旋回内側の走行装置
を減速作動させての旋回を行えながらも、連係手段の構
造の簡素化を図ることができるようになった。
【0010】請求項2に係る本第2発明の特徴、作用、
効果は次の通りである。
【0011】〔特徴〕上記本第1発明の特徴において、
左右の走行装置のうち旋回内側のものを減速作動させる
手段が、旋回内側の走行装置を走行変速用の無段変速装
置による駆動状態から旋回用の無段変速装置による駆動
状態に切り換えて、その旋回用の無段変速装置を減速作
動させる手段である点にある。
【0012】〔作用〕本第2発明によるときは、左右の
走行装置をともに走行変速用の無段変速装置で駆動する
ことにより直進走行を行い、旋回内側の走行装置を旋回
用の無段変速装置で駆動して減速作動させることにより
旋回を行うようにしてあるから、直進走行時、左右の走
行装置を等速駆動できて直進性を優れたものにできる。
つまり、例えば、左右の走行装置のそれぞれを無段変速
装置で駆動するようにし、左右の無段変速装置を同じ変
速状態に操作することにより直進走行を行い、旋回内側
の無段変速装置を減速作動することにより旋回を行うよ
うにすることも考えられるが、これによる場合は、左右
の走行装置を等速駆動するように左右の無段変速装置を
同調させる必要があり、これには、回転センサやこれに
基づいて無段変速装置を制御する制御装置などが必要と
なって、構造の複雑化及びコストアップを招来する。
【0013】〔効果〕従って、本第2発明によれば、所
期の旋回を行えながらも、構造簡単、かつ、ローコスト
で直進走行性を優れたものにできるようになった。
【0014】請求項3に係る本第3発明の特徴、作用、
効果は次の通りである。
【0015】〔特徴〕上記本第2発明の特徴において、
前記旋回用の無段変速装置が、左右の走行装置をともに
走行変速用の無段変速装置で駆動している直進走行状態
においてその走行変速用の無段変速装置と同調するよう
に走行変速用の無段変速装置に対する変速操作具により
操作されるものである点にある。
【0016】〔作用〕本第3発明によるときは、直進走
行時、走行変速用の無段変速装置と旋回用の無段変速装
置とを同調させるようにしてあるから、旋回内側の走行
装置を旋回用の無段変速装置で駆動しての旋回開始時に
おける左右の走行装置の速度差をなくすことができて直
進走行から旋回への急激な移行を防止できるとともに、
旋回終了時における左右の走行装置の速度差をなくすこ
とができて旋回から直進走行への急激な移行を防止でき
る。
【0017】〔効果〕従って、本第3発明によれば、直
進走行から旋回への移行及び旋回から直進走行への移行
を円滑に行えるようになった。
【0018】
【発明の実施の形態】コンバインは、図1に示すよう
に、左右一対のクローラ式の走行装置1を備えた自走機
体に脱穀装置2と操縦部3を搭載し、自走機体の前部に
刈取部4を昇降操作自在に連結して構成されている。前
記刈取部4は、植立穀稈を引き起こす引起し装置5、引
き起こされた植立穀稈の株元を切断するバリカン型の切
断装置6、刈取穀稈を前記脱穀装置2のフィードチェー
ン2Aに搬送供給する供給装置7を備えている。
【0019】前記自走機体に搭載したエンジン8から左
右の走行装置1への伝動系は、図2に示すように、可変
容量型の油圧ポンプ9Pとそれにより発生される圧油で
駆動される油圧モータ9Mとからなる前後進切り換え自
在な走行変速用の静油圧式の無段変速装置9と、同様に
可変容量型の油圧ポンプ10Pとそれにより発生される
圧油で駆動される油圧モータ10Mとからなる前後進切
り換え自在な旋回用の静油圧式の無段変速装置10と
を、両油圧ポンプ9P,10Pがエンジン8によりベル
ト伝動装置11を介して駆動される状態に設け、前記走
行装置1の車軸1Aを軸支するミッションケース12内
に、走行変速用の油圧モータ9Mに連動する高低2段切
り換え自在なギヤ式の副変速装置13と、この副変速装
置13に常時連動するセンターギヤ14と、前記旋回用
の油圧モータ10Mに中継ギヤ15L,15Rそれぞれ
を介して常時連動する左右一対のサイドギヤ16L,1
6Rと、前記左右の車軸1Aのそれぞれに常時ギヤ連動
する左右一対のシフト部材17L,17Rとを設け、シ
フト部材17L,17Rをセンターギヤ14側のセンタ
ー位置にシフトさせることでシフト部材17L,17R
をセンターギヤ14に連動させる左右一対の爪クラッチ
18L,18Rと、シフト部材17L,17Rを対応す
るサイドギヤ16L,16R側のサイド位置にシフトさ
せることでシフト部材17L,17Rを対応するサイド
ギヤ16L,16Rに連動させる左右一対の摩擦クラッ
チ19L,19Rを設けて構成されている。
【0020】前記副変速装置13は、走行変速用の油圧
モータ9Mの出力軸9Aにギヤ20,21対を介して連
動するカウンター軸22に小径の低速伝動ギヤ23Lと
大径の高速伝動ギヤ23Hとを回転のみ自在に装着し、
前記中継ギヤ15L,15Rの軸24に回転のみ自在に
装着したスリーブ25に、前記低速伝動ギヤ23Lに常
時連動する大径の低速受動ギヤ26Lと高速伝動ギヤ2
3Hに常時連動する小径の高速受動ギヤ26Hとを一体
回転する状態に装着し、前記カウンター軸22に、低速
伝動ギヤ23Lにのみ連動する低速位置と高速伝動ギヤ
23Hにのみ連動する高速位置とにシフト操作自在なシ
フト部材27をスプライン嵌合させて構成されている。
つまり、シフト部材27を低速伝動ギヤ23Lに連動さ
せることによりカウンター軸22からスリーブ25に低
速伝動し、シフト部材27を高速伝動ギヤ23Hに連動
させることによりカウンター軸22からスリーブ25に
高速伝動するようになっている。
【0021】そして、前記センターギヤ14を低速受動
ギヤ26Lに噛み合わせることにより副変速装置13に
センターギヤ14を連動させている。
【0022】前記摩擦クラッチ19L,19Rは、スプ
リング28L,28Rにより切り付勢されており、シフ
ト部材17L,17Rがセンター位置に位置するときに
は、爪クラッチ18L,18Rのみが入り作動し、シフ
ト部材17L,17Rがサイド位置に位置しているとき
には、摩擦クラッチ19L,19Rのみが入り作動する
ようになっている。
【0023】なお、前記スリーブ25には、駐車ブレー
キ29の軸29Aに装着のギヤ30に連動する駐車用ギ
ヤ31が一体回転する状態に装着されている。
【0024】前記シフト部材17L,17Rは、図16
に示すように、油圧アクチュエータ32の左右のピスト
ン32L,32Rにより各別に駆動されるシフター33
L,33Rでシフト操作されるものである。
【0025】前記両無段変速装置9,10及び副変速装
置13に対する操作装置は、図3に示すように、主変速
レバー34と旋回操作具35と副変速レバー36とを設
け、これら主変速レバー34と旋回操作具35の操作に
基づいて両無段変速装置9,10を操作するとともに、
副変速レバー36の操作に基づいて副変速装置13及び
旋回用の無段変速装置10を操作する連係操作手段を設
けて構成されている。
【0026】前記連係操作手段は、主変速レバー34の
操作に連動して走行変速用の油圧ポンプ9Pにおける容
量変更用のトラニオン軸(以下、変速用トラニオン軸と
称する。)9aを作動させる主変速用プッシュプルワイ
ヤ37を設け、前記旋回操作具35に旋回用レリーズワ
イヤ38を介して連動するとともに同調ロッド39を介
して前記変速用トラニオン軸9aに連動しかつ旋回用プ
ッシュプルワイヤ41を介して旋回用の油圧ポンプ10
Pにおける容量変更用のトラニオン軸(以下旋回用トラ
ニオン軸と称する。)10aに連動していて、前記旋回
操作具35が「直進」の位置にある状態において両無段
変速装置9,10を同調させる同調手段40を設け、こ
の同調手段40から旋回用プッシュプルワイヤ41を介
して旋回用トラニオン軸10aに伝達される操作量を補
正ワイヤ42を介して伝達される副変速装置13の変速
状態で補正して、副変速装置13が低速伝動状態にある
とき及び高速伝動状態にあるときのいずれにおいても旋
回操作具35が「直進」位置にあるとセンターギヤ14
とサイドギヤ16L,16Rとを等速にするように同調
状態を補正する補正手段43を設けて構成されている。
【0027】前記同調手段40は、旋回操作具35が
「直進」の位置にありかつ副変速装置13が高速伝動状
態にあるときにセンターギヤ14とサイドギヤ16L,
16Rとが同方向に同回転数で回転するように両無段変
速装置9,10の同調関係を設定し、かつ、副変速装置
13が高速伝動状態にあるときの旋回操作具35の最大
操作位置への旋回操作の伴うサイドギヤ16L,16R
のセンターギヤ14とは逆方向への回転数がセンターギ
ヤ14の回転数となるように両無段変速装置9,10を
関連付ける手段である。具体的には、図4〜図14に示
すように、同調ロッド39の作動に連動して第1軸芯P
1周りに揺動する揺動アーム44を設け、この揺動アー
ム44の揺動に連動して直線径路に沿って往復移動する
棒状のスライド部材45を設け、このスライド部材45
に、先端に前記旋回用プッシュプルワイヤ41を止着す
るとともにガイドローラ47を回転自在に支持した揺動
レバー46を第1軸芯P1と平行な第2軸芯P2周りに
揺動自在に取付け、前記ガイドローラ47を移動案内す
るガイドレール48を固定部に第2軸芯P2と平行な第
3軸芯P3周りに揺動自在に取付け、このガイドレール
48に旋回用レリーズワイヤ38により引き操作されて
ガイドレール48を揺動させる引き操作アーム49を固
着して構成されている。
【0028】そして、変速用トラニオン軸9aが変速中
立位置Nにあると、図8に示すように、ガイドローラ4
7がガイドレール48のうち第3軸芯P3に位置し、変
速用トラニオン軸9aが前進域Fにあると、図7に示す
ように、ガイドローラ47がガイドレール48のうち第
3軸芯P3の一方側の部分に位置し、変速用トラニオン
軸9aが後進域Rにあると、図9に示すように、ガイド
ローラ47がガイドレール48のうち第3軸芯P3の他
方側の部分に位置するようにスライド部材45とガイド
レール48との位置関係が設定されている。
【0029】かつ、前記ガイドレール48は、第3軸芯
P3周りに揺動することにより、ガイドローラ47、つ
まりは、揺動レバー46を揺動させて旋回用プッシュプ
ルワイヤ41を作動させることにより旋回用トラニオン
軸10aを操作するものであって、旋回用レリーズワイ
ヤ38による引き操作により、スライド部材45と平行
な姿勢よりも一方側端を一側に位置させる第1傾斜姿勢
から平行な姿勢よりも一方側端を他側に位置させる第2
傾斜姿勢にまでスプリング50による付勢力に抗して揺
動操作されるようになっており、平行な姿勢が揺動レバ
ー46を変速中立姿勢に位置させて旋回用トラニオン軸
10aを変速中立位置Nに位置させる位置に設定されて
いる。詳述すると、図7,図10,図11に示すよう
に、ガイドローラ47が一方側に位置する状態で第1傾
斜姿勢と平行な姿勢とのあいだの姿勢に位置することに
より揺動レバー46を前進姿勢に位置させ、平行な姿勢
に位置することにより揺動レバー46を変速中立姿勢に
位置させ、平行な姿勢と第2傾斜姿勢とのあいだの姿勢
に位置することにより揺動レバー46を後進姿勢に位置
させる一方、図9,図12,図13に示すように、ガイ
ドローラ47が他方側に位置する状態で第1傾斜姿勢と
平行な姿勢とのあいだの姿勢に位置することにより揺動
レバー46を後進姿勢に位置させ、平行な姿勢に位置す
ることにより揺動レバー46を変速中立姿勢に位置さ
せ、平行な姿勢と第2傾斜姿勢とのあいだの姿勢に位置
することにより揺動レバー46を前進姿勢に位置させる
ものである。
【0030】従って、今、主変速レバー34が変速中立
位置Nに位置し、旋回操作具35が「直進」位置に位置
していると、図8に示すように、変速用トラニオン軸9
aが変速中立位置Nに位置して走行変速用の油圧モータ
9Mが停止しているとともに、ガイドレール48が第1
傾斜姿勢にあるものの、ガイドローラ47が第3軸芯P
3位置にあって揺動レバー46が変速中立姿勢に位置し
ていることで旋回トラニオン軸10aが変速中立位置N
に位置して旋回用の油圧モータ10Mも停止している。
この状態で主変速レバー34を前進域Fに操作すると、
図7に示すように、変速用トラニオン軸9aがその主変
速レバー34の操作位置に相当する前進域Fの変速位置
に操作されて走行変速用の油圧モータ9Mが主変速レバ
ー34の操作位置に応じた回転数で前進回転するととも
に、ガイドローラ47がガイドレール48の一方側の部
分に移動することで揺動レバー46が前進側に揺動操作
されることにより旋回用トラニオン軸10aが主変速レ
バー34の操作位置に相当する前進域Fの変速位置に操
作されて旋回用の油圧モータ10Mが主変速レバー34
の操作位置に応じた、つまり、走行変速用の油圧モータ
9Mの回転数に比例した回転数で前進回転する。他方、
前記の状態で主変速レバー34を後進域Rに操作する
と、図9に示すように、変速用トラニオン軸9aがその
主変速レバー34の操作位置に相当する後進域Rの変速
位置に操作されて走行変速用の油圧モータ9Mが主変速
レバー34の操作位置に応じた回転数で後進回転すると
ともに、ガイドローラ47がガイドレール48の他方側
の部分に移動することで揺動レバー46が後進側に揺動
操作されることにより旋回用トラニオン軸10aが主変
速レバー34の操作位置に相当する後進域Rの変速位置
に操作されて旋回用の油圧モータ10Mが操作位置に応
じた、つまり、走行変速用の油圧モータ9Mの回転数に
比例した回転数で後進回転する。また、主変速レバー3
4が変速中立位置Nに位置している状態で旋回操作具3
5を「左」や「右」に旋回操作すると、図14の(イ)
(ロ)(ハ)に示すように、ガイドレール48が揺動操
作されるものの、ガイドローラ37が第3軸芯P3にあ
って移動しないことにより揺動レバー46が変速中立姿
勢に維持されて、旋回操作にかかわらず、旋回用トラニ
オン軸10aは変速中立位置に維持され旋回用の油圧モ
ータ10Mは停止維持される。そして、主変速レバー3
4が前進域Fに操作された前進走行状態で旋回操作具3
5を「左」や「右」に旋回操作すると、図7,図10,
図11に示すように、ガイドレール48が引き揺動操作
され、このガイドレール48の引き揺動操作により、揺
動レバー46が変速中立姿勢に操作されるまでは、旋回
トラニオン軸10aが前進域Fで減速側に操作されるこ
とにより旋回用の油圧モータ10Mが無段階に減速され
て旋回操作具35の操作位置に応じた回転数で前進回転
し、揺動レバー46が変速中立姿勢に操作されると、旋
回用トラニオン軸10aが変速中立位置Nに操作される
ことにより旋回用の油圧モータ10Mが停止し、揺動レ
バー46が変速中立姿勢を越えて操作されると、旋回用
トラニオン軸10aが後進域Rで増速側に操作されるこ
とにより旋回用の油圧モータ10Mが無段階に増速され
て旋回操作具35の操作位置に応じた回転数で後進回転
する。そして、旋回操作具35を「直進」に戻すと、ガ
イドレール48が第1傾斜姿勢に復帰して、旋回用の油
圧モータ10Mが元の回転数で前進回転することにな
る。他方、主変速レバー34が後進域Rに操作された後
進走行状態で旋回操作具35を「左」や「右」に旋回操
作すると、図9,図12,図13に示すように、ガイド
レール48が引き揺動操作され、このガイドレール48
の引き揺動操作により、揺動レバー46が変速中立姿勢
に操作されるまでは、旋回トラニオン軸10aが後進域
Rで減速側に操作されることにより旋回用の油圧モータ
10Mが無段階に減速されて旋回操作具35の操作位置
に応じた回転数で後進回転し、揺動レバー46が変速中
立姿勢に操作されると、旋回用トラニオン軸10aが変
速中立位置Nに操作されることにより旋回用の油圧モー
タ10Mが停止し、揺動レバー46が変速中立姿勢を越
えて操作されると、旋回用トラニオン軸10aが前進域
Fで増速側に操作されることにより旋回用の油圧モータ
10Mが無段階に増速されて旋回操作具35の操作位置
に応じた回転数で前進回転する。そして、旋回操作具3
5を「直進」に戻すと、ガイドレール48が第1傾斜姿
勢に復帰して、旋回用の油圧モータ10Mが元の回転数
で後進回転することになる。
【0031】旋回用の油圧モータ10Mの走行変速用の
油圧モータ9Mに比例した回転数は、旋回操作具35が
「直進」位置に位置し、かつ、前記副変速装置13が高
速状態にあるときに、センターギヤ14の回転数とサイ
ドギヤ16L,16Rの回転数とを同じにさせる回転数
に設定されている。
【0032】前記旋回操作具35は、図3,図15の
(イ)(ロ),図16で示すように、ステアリング軸3
5Aをステアリングホイール35で回転操作するステア
リングハンドルであって、この旋回操作具35を旋回用
レリーズワイヤ38を介して引き操作アーム49に連係
させる手段は、ステアリング軸35Aに、ステアリング
軸35Aの「直進」位置からの左回転に伴い旋回用レリ
ーズワイヤ38を引き操作するとともにステアリング軸
35Aの「直進」位置からの右回転に伴い旋回用レリー
ズワイヤ38を引き操作する操作レバー35aを設けて
構成されている。
【0033】前記補正手段43は、図17の(イ)
(ロ),図18に示すように、前記副変速装置13の変
速状態に応じて旋回用トラニオン軸10aの作動レバー
10bへの旋回用プッシュプルワイヤ41の取付け位置
を作動レバー10bの長手方向で変更することにより、
走行変速用の油圧モータ9Mの回転数が同じであっても
副変速装置13による変速でセンターギヤ14の回転数
が変わってサイドギヤ16L,16Rの回転数と異なる
ことを防止する手段であって、副変速レバー36により
副変速操作ワイヤ56を介して操作される副変速装置1
3の操作レバー36aの低位置Lから高位置Hへの揺動
で前記旋回用プッシュプルワイヤ41の作動レバー10
bへの取付けピン41aを旋回用トラニオン軸10aか
ら遠い第1位置PLから近い第2位置PHにスプリング
57による付勢力に抗して引っ張り移動させるように補
正ワイヤ42を設けて構成されている。前記第1位置P
Lは、旋回操作具35が「直進」の位置にある状態で副
変速装置13が低速伝動状態に切り換えられていると
き、センターギヤ14の回転数とサイドギヤ16L,1
6Rの回転数とを等しくさせるように作動レバー10b
に旋回用プッシュプルワイヤ41を連係させる位置であ
り、第2位置PHは、旋回操作具が「直進」の位置にあ
る状態で副変速装置13が高速伝動状態に切り換えられ
ているとき、センターギヤ14の回転数とサイドギヤ1
6L,16Rの回転数とを等しくさせるように作動レバ
ー10bに旋回用プッシュプルワイヤ41を連係させる
位置である。つまり、旋回操作具35が「直進」の位置
にある状態で主変速レバー34を操作した際、副変速装
置13が高速伝動状態にあると、その主変速レバー34
の操作量に対する作動レバー10bの揺動量を多くして
旋回用の油圧モータ10Mの回転数を多くすることでセ
ンターギヤ14の回転数とサイドギヤ16L,16Rの
回転数とを等しくさせ、副変速装置13が低速伝動状態
にあると、主変速レバー34の操作量に対する作動レバ
ー10bの揺動量を少なくして旋回用の油圧モータ10
Mの回転数を少なくすることでセンターギヤ14の回転
数とサイドギヤ16L,16Rの回転数とを等しくさせ
るようになっている。
【0034】そして、図19,図20に示すように、セ
ンターギヤ14の前進最大回転数と後進最大回転数とは
等しい回転数に設定されており、副変速装置13が高速
伝動状態にあるときのサイドギヤ16L,16Rの前進
最大回転数及び後進最大回転数のそれぞれは、副変速装
置13が高速伝動状態にあるときのセンターギヤ14の
前進最大回転数及び後進最大回転数と等しい回転数に設
定され、副変速装置13が低速伝動状態にあるときのサ
イドギヤ16L,16Rの前進最大回転数及び後進最大
回転数のそれぞれは、副変速装置13が低速伝動状態に
あるときのセンターギヤ14の前進最大回転数及び後進
最大回転数と等しい回転数に設定されている。
【0035】前記油圧アクチュエータ32は、図16に
示すように、シフト部材17L,17Rをセンター位置
に位置させる姿勢に両シフタ33L,33Rを位置させ
る直進作動状態と、左のシフト部材17Lのみをサイド
位置に位置させる姿勢に左のシフタ33Lを位置させる
左旋回作動状態と、右のシフト部材17Rのみをサイド
位置に位置させる姿勢に右のシフタ33Rを位置させる
右旋回作動状態とに操作弁58を介して切り換え操作さ
れるものであって、操作弁58は、制御装置59によ
り、ポテンショメータ利用の旋回センサ60で旋回操作
具35が「直進」位置に位置することが検出されている
ときには油圧アクチュエータ32を直進作動状態にさせ
る「直進」位置にあり、旋回センサ60で旋回操作具3
5が「左」旋回位置に位置することが検出されていると
きには油圧アクチュエータ35を左旋回作動状態にさせ
る「左旋回」位置にあり、旋回センサ60で旋回操作具
35が「右」旋回位置に位置することが検出されている
ときには油圧アクチュエータ35を右旋回作動状態にさ
せる「右旋回」位置にあるように操作される。つまり、
操作弁58は旋回操作具35の操作状態に応じて操作さ
れる。そして、旋回センサ60及びシフト部材17L,
17R、摩擦クラッチ19L,19R、油圧アクチュエ
ータ32、シフター33L,33R、操作弁58、制御
装置59から、旋回操作具35の旋回操作に基づいて左
右の走行装置1のうち減速作動させるものを選択する選
択手段が構成されている。前記旋回センサ60は、ステ
アリング軸35Aの回転を対象として検出するものであ
る。
【0036】従って、旋回操作具35を「直進」の位置
に回転操作してシフト部材17L,17Rをともにセン
ター位置に位置させることにより、センターギヤ14、
爪クラッチ18L,18R、シフト部材17L,17R
を介して走行変速用の無段変速装置9で左右の走行装置
1を駆動することになり、これにより、左右の走行装置
1を同方向に等速作動させての直進走行状態を得ること
ができ、この状態で走行変速用の無段変速装置9を主変
速レバー34で操作することにより、直進前進走行状態
での無段変速及び中立停止、直進後進走行状態での無段
変速を行え、副変速装置13を副変速レバー36で操作
することにより、走行速度の高低二段切り換えを行える
のである。
【0037】そして、図19,図20中の太い実線a,
bで示すように、副変速装置13を高速伝動状態に切り
換えての移動用の直進前進高速走行状態や副変速装置1
3を低速伝動状態に切り換えての作業用の直進前進低速
走行状態において、旋回操作具35を「左」に旋回操作
すると、左のシフト部材17Lがサイド位置に位置し
て、右の走行装置1は前記のように走行変速用の無段変
速装置9で前進駆動される一方、左の中継ギヤ15L、
左のサイドギヤ16L、左の摩擦クラッチ19L、左の
シフト部材17Lを介して旋回用の無段変速装置10で
左の走行装置1が駆動されることになり、旋回操作具3
5の「左」への操作量を増大させるに伴って旋回用の無
段変速装置10による前進駆動速度が次第に減速され、
これに伴う左右の走行装置1の速度差で左を旋回内側と
する前進緩旋回を行えるのであり、旋回操作具35の
「左」への操作量をなおも増大させて旋回用の無段変速
装置10を変速中立状態にすることにより、左の走行装
置1を停止させて左を旋回内側とする前進左信地旋回
(前進左ピボットターン)を行えるのであり、旋回操作
具35を「左」の最大操作位置にまで操作すると、旋回
用の無段変速装置10による後進駆動速度が増速される
ことで左の走行装置1を前進走行する右の走行装置1と
等しい速さで後進走行させての左超信地旋回(左スピン
ターン)を行えるのである。なお、図19中の太い実線
cは、前進高速走行する右の走行装置1の走行速度を示
し、図20中の太い実線dは、前進低速走行する右の走
行装置1の走行速度を示す。
【0038】また、図19,図20中の太い実線e,f
で示すように、前記の移動用の直進前進高速走行状態や
作業用の直進前進低速走行状態において、旋回操作具3
5を「右」に旋回操作すると、右のシフト部材17Rが
サイド位置に位置して、左の走行装置1は前記のように
走行変速用の無段変速装置9で前進駆動される一方、右
の中継ギヤ15R、右のサイドギヤ16R、右の摩擦ク
ラッチ19R、右のシフト部材17Rを介して旋回用の
無段変速装置10で右の走行装置1が駆動されることに
なり、旋回操作具35の「右」への操作量を増大させる
に伴って旋回用の無段変速装置10による前進駆動速度
が次第に減速され、これに伴う左右の走行装置1の速度
差で右を旋回内側とする前進緩旋回を行えるのであり、
旋回操作具35の「右」への操作量をなおも増大させて
旋回用の無段変速装置10を変速中立状態にすることに
より、右の走行装置1を停止させて右を旋回内側とする
前進右信地旋回(前進右ピボットターン)を行えるので
あり、旋回操作具35を「右」の最大操作位置にまで操
作すると、旋回用の無段変速装置10による後進駆動速
度が増速されることで右の走行装置1を前進走行する左
の走行装置1と等しい速さで後進走行させての右超信地
旋回(右スピンターン)を行えるのである。なお、図1
9中の太い実線gは、前進高速走行する左の走行装置1
の走行速度を示し、図20中の太い実線hは、前進低速
走行する左の走行装置1の走行速度を示す。
【0039】他方、図19,図20中の太い破線i,j
で示すように、副変速装置13を高速伝動状態に切り換
えての移動用の直進後進高速走行状態や副変速装置13
を低速伝動状態に切り換えての作業用の直進後進低速走
行状態において、旋回操作具35を「左」に旋回操作す
ると、左のシフト部材17Lがサイド位置に位置して、
右の走行装置1は前記のように走行変速用の無段変速装
置9で後進駆動される一方、左の中継ギヤ15L、左の
サイドギヤ16L、左の摩擦クラッチ19L、左のシフ
ト部材17Lを介して旋回用の無段変速装置10で左の
走行装置1が駆動されることになり、旋回操作具35の
「左」への操作量を増大させるに伴って旋回用の無段変
速装置10による後進駆動速度が次第に減速され、これ
に伴う左右の走行装置1の速度差で左を旋回内側とする
後進緩旋回を行えるのであり、旋回操作具35の「左」
への操作量をなおも増大させて旋回用の無段変速装置1
0を変速中立状態にすることにより、左の走行装置1を
停止させて左を旋回内側とする後進左信地旋回(後進左
ピボットターン)を行えるのであり、旋回操作具35を
「左」の最大操作位置にまで操作すると、旋回用の無段
変速装置10による前進駆動速度が増速されることで左
の走行装置1を後進走行する右の走行装置1と等しい速
さで前進走行させての左超信地旋回(左スピンターン)
を行えるのである。なお、図19中の太い破線kは、後
進高速走行する右の走行装置1の走行速度を示し、図2
0中の太い破線mは、後進低速走行する右の走行装置1
の走行速度を示す。
【0040】また、図19,図20中の太い破線n,p
で示すように、前記の移動用の直進後進高速走行状態や
作業用の直進後進低速走行状態において、旋回操作具3
5を「右」に旋回操作すると、右のシフト部材17Rが
サイド位置に位置して、左の走行装置1は前記のように
走行変速用の無段変速装置9で後進駆動される一方、右
の中継ギヤ15R、右のサイドギヤ16R、右の摩擦ク
ラッチ19R、右のシフト部材17Rを介して旋回用の
無段変速装置10で右の走行装置1が駆動されることに
なり、旋回操作具35の「右」への操作量を増大させる
に伴って旋回用の無段変速装置10による後進駆動速度
が次第に減速され、これに伴う左右の走行装置1の速度
差で右を旋回内側とする後進緩旋回を行えるのであり、
旋回操作具35の「右」への操作量をなおも増大させて
旋回用の無段変速装置10を変速中立状態にすることに
より、右の走行装置1を停止させて右を旋回内側とする
後進右信地旋回(後進右ピボットターン)を行えるので
あり、旋回操作具35を「右」の最大操作位置にまで操
作すると、旋回用の無段変速装置10による前進駆動速
度が増速されることで右の走行装置1を後進走行する左
の走行装置1と等しい速さで前進走行させての右超信地
旋回(右スピンターン)を行えるのである。なお、図1
9中の太い実線qは、後進高速走行する左の走行装置1
の走行速度を示し、図20中の太い実線rは、後進低速
走行する左の走行装置1の走行速度を示す。
【0041】かつ、前記連係操作手段は、図14の
(イ)(ロ)(ハ)に示すように、前記旋回レバー35
の旋回操作のうち正転減速操作(前進走行時における前
進速度減速操作及び後進走行時における後進速度減速操
作)に伴い旋回用の無段変速装置10が変速中立状態に
なったときに引き操作アーム49に連動するシャフト7
0に付設の押し具71に接当して操作抵抗を増大させる
とともに、引き続く旋回レバー35の逆転増速操作(前
進走行時における後進速度増速操作及び後進走行時にお
ける前進速度増速操作)に伴い引き操作アーム49で押
されて圧縮されることによりその操作量の増大に伴い操
作抵抗を増大させる圧縮スプリング72を備えている。
前記シャフト70は、圧縮スプリング72に挿通して圧
縮スプリング72の変形ガイドを兼用するものである。
【0042】そして、前記走行装置1への伝動系に連動
した、つまり、走行変速用の油圧モータ9Mの出力軸9
Aから分岐させた前記刈取部4への伝動系には、刈取部
4への伝動を断続する刈取クラッチ61と刈取変速装置
62とが介装されている。
【0043】前記刈取クラッチ61は刈取変速装置62
をもって兼用構成されている。つまり、刈取変速装置6
2が非伝動状態にあることでクラッチ切りを現出し、刈
取変速装置62が変速伝動状態にあることでクラッチ入
りを現出するように構成されている。
【0044】〔別実施形態〕上記実施の形態では、走行
変速用の無段変速装置9と旋回用の無段変速装置10と
を設けて、旋回内側の走行装置1を旋回用の無段変速装
置10で駆動するとともにその無段変速装置10を減速
作動させることにより、旋回するように構成したが、各
走行装置1を駆動する無段変速装置を設けて、旋回内側
の走行装置1に対する無段変速装置を減速作動させるこ
とにより旋回するように構成しても良い。
【0045】上記実施の形態では、操作具49として引
き操作アームを示したが、操作具49は押し操作される
ものであっても良い。
【0046】上記実施の形態では、作業機としてコンバ
インを示したが、本発明は各種の作業機に適用すること
ができる。
【0047】上記実施の形態では、走行装置1として、
クローラ式のものを示したが、走行装置1としては、三
つ以上の車輪を備えた多輪式のものであっても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】コンバインの側面図
【図2】伝動系統図
【図3】操作連係機構の系統図
【図4】同調手段の横断平面図
【図5】同調手段の斜視図
【図6】同調手段の縦断正面図
【図7】走行変速用の無段変速装置を前進に切り換えた
状態の同調手段の縦断側面図
【図8】走行変速用の無段変速装置を中立に切り換えた
状態の同調手段の縦断側面図
【図9】走行変速用の無段変速装置を後進に切り換えた
状態の同調手段の縦断側面図
【図10】走行変速用の無段変速装置を前進にかつ旋回
用の無段変速装置を中立に切り換えた状態の同調手段の
縦断側面図
【図11】走行変速用の無段変速装置を前進にかつ旋回
用の無段変速装置を後進に切り換えた状態の同調手段の
縦断側面図
【図12】走行変速用の無段変速装置を後進にかつ旋回
用の無段変速装置を中立に切り換えた状態の同調手段の
縦断側面図
【図13】走行変速用の無段変速装置を後進にかつ旋回
用の無段変速装置を後進に切り換えた状態の同調手段の
縦断側面図
【図14】引き操作アームの作動説明図
【図15】連係手段の作動説明図
【図16】シフト部材の操作系統図
【図17】補正手段の作動説明図
【図18】補正手段の縦断面図
【図19】高速走行状態での旋回操作量と旋回内側の走
行装置の速度との関係を示す説明図
【図20】低速走行状態での旋回操作量と旋回内側の走
行装置の速度との関係を示す説明図
【図21】従来技術を示す連係手段の構成図
【符号の説明】
1 走行装置 9 走行変速用の無段変速装置 10 旋回用の無段変速装置 34 変速操作具 35 旋回操作具 35A ステアリング軸 35a 操作レバー 38 連係具 49 操作具
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B62D 11/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 旋回操作具の旋回操作に基づいて左右の
    走行装置のうち減速作動させるものを選択する選択手段
    を設け、この選択手段で選択された側の走行装置を一方
    向への作動により減速作動させる操作具を設け、前記旋
    回操作具の予め設定された基準位置からの左旋回操作に
    伴い操作具を前記一方向に作動させるとともに旋回操作
    具の前記基準位置からの右旋回操作に伴い操作具を前記
    一方向に作動させるように旋回操作具と操作具とを連係
    させる連係手段を設けてある作業機の旋回操作装置であ
    って、 前記旋回操作具としてステアリング軸を備えたものを設
    け、 前記連係手段を構成するに、操作具を前記一方向に引き
    又は押し操作する連係具を設け、 前記ステアリング軸に、ステアリング軸の直進位置から
    の左回転及び右回転の何れの場合にも、連係具を同じ引
    き方向又は押し方向に操作するように位置設定して操作
    レバーを設け、 この操作レバーと前記連係具は、ステアリング軸の直進
    位置が前記基準位置となるように、ステアリング軸及び
    減速用の前記操作具に対する取付位置を設定されている
    作業機の旋回操作装置。
  2. 【請求項2】 左右の走行装置のうち旋回内側のものを
    減速作動させる手段が、旋回内側の走行装置を走行変速
    用の無段変速装置による駆動状態から旋回用の無段変速
    装置による駆動状態に切り換えて、その旋回用の無段変
    速装置を減速作動させる手段である請求項1記載の作業
    機の旋回操作装置。
  3. 【請求項3】 前記旋回用の無段変速装置が、左右の走
    行装置をともに走行変速用の無段変速装置で駆動してい
    る直進走行状態においてその走行変速用の無段変速装置
    と同調するように走行変速用の無段変速装置に対する変
    速操作具により操作されるものである請求項2記載の作
    業機の旋回操作装置。
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