JPH11325525A - 通風装置 - Google Patents

通風装置

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JPH11325525A
JPH11325525A JP10136854A JP13685498A JPH11325525A JP H11325525 A JPH11325525 A JP H11325525A JP 10136854 A JP10136854 A JP 10136854A JP 13685498 A JP13685498 A JP 13685498A JP H11325525 A JPH11325525 A JP H11325525A
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air
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Hiroshi Usami
浩 宇佐美
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 差圧センサの周囲温度による影響および経年
変化による影響を抑え、通風路内の風量を正確に検出す
ること。 【解決手段】 換気装置の通風路内には差圧センサが配
設されており、差圧センサは通風路内の風量に応じた電
圧レベルの差圧信号「V」を出力する。この構成の場
合、ファンモータがオフされ且つ通風路が閉塞された状
態での差圧信号「V」をEEPROMに記憶し(ステッ
プS7)、通風路の開放時の差圧信号「V」から閉塞時
の差圧信号「V」を減算する(ステップS13)。そし
て、差圧信号「V」の減算結果に基づいてファンモータ
を速度制御し(ステップS15,S17〜S19)、通
風路内の風量を調節する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、本体枠内を流通す
る風量を検出する風量検出手段を備えた通風装置に関す
る。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】例えば換気扇には、本
体枠内にファン機構を配設し、室内の空気を本体枠の内
部を通して屋外へ排出する構成のものがある。この構成
の場合、本体枠内の風量を差圧センサ等の風量検出手段
により検出し、風量検出手段の出力信号に基づいてファ
ン機構の回転速度を制御することに伴い排気量を調節し
ている。
【0003】上記換気扇の場合、風量検出手段が周囲温
度の影響を受け、風量検出手段の出力信号に誤差が生じ
る。このため、温度センサの出力信号に基づいて風量検
出手段の出力信号を補正しているが、温度センサの特性
にばらつきがあるので、風量検出手段の出力信号が正確
に補正されない虞れがある。しかも、風量検出手段が経
年変化した場合には、風量検出手段の出力信号を補正で
きない。
【0004】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、その目的は、風量検出手段の周囲温度および経年
変化による影響を抑え、風量を正確に検出できる通風装
置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の通風装置
は、本体枠と、前記本体枠内を流通する風量に応じた信
号を出力する風量検出手段と、前記風量検出手段に対す
る通風状態を制御する通風制御機構と、前記風量検出手
段の通風状態での出力信号を非通風状態での出力信号に
基づいて補正する補正手段と、前記補正手段の補正結果
に基づいて前記本体枠内を流通する風量を制御する風量
制御機構とを備えたところに特徴を有している。上記手
段によれば、風量検出手段の非通風状態での出力信号を
ゼロ点として通風状態での出力信号を補正できる。この
ため、風量検出手段の出力信号が周囲温度の影響および
経年変化の影響でドリフトしても、本体枠内の風量が正
確に検出される。
【0006】請求項2記載の通風装置は、補正手段が風
量検出手段の非通風状態での出力信号を所定時間毎に更
新するところに特徴を有している。上記手段によれば、
非通風状態での最新の出力信号に基づいて通風状態での
出力信号を補正できるので、本体枠内の風量が一層正確
に検出される。
【0007】請求項3記載の通風装置は、補正手段が風
量検出手段の通風状態での出力信号が所定値以下である
場合に非通風状態での出力信号を更新するところに特徴
を有している。上記手段によれば、風量検出手段の通風
状態での出力信号が大きく、風量検出手段に非通風状態
で風が流れる虞れがある(非通風状態での出力信号に誤
差が生じる虞れがある)場合には、非通風状態での出力
信号が更新されない。このため、誤差を含んだ出力信号
が補正に用いられることが防止されるので、本体枠内の
風量が一層正確に検出される。
【0008】請求項4記載の通風装置は、補正手段が風
量検出手段の非通風状態での出力信号を所定時間毎に更
新すると共に、風量検出手段の通風状態での出力信号が
所定値以上である場合に非通風状態での出力信号を更新
しないところに特徴を有している。上記手段によれば、
通風状態での出力信号が大きく、非通風状態での出力信
号に上述の誤差が生じる虞れがある場合には、非通風状
態での出力信号が更新されない。しかも、非通風状態で
の誤差を含まない最新の出力信号に基づいて通風状態で
の出力信号を補正できるので、本体枠内の風量が一層正
確に検出される。
【0009】請求項5記載の通風装置は、風量検出手段
の非通風状態での初期出力信号が記憶された記憶手段を
備え、補正手段が風量検出手段の非通風状態での出力信
号と記憶手段の初期出力信号との差に基づいて非通風状
態での出力信号を無効化するところに特徴を有してい
る。上記手段によれば、風量検出手段の非通風状態での
出力信号に上述の誤差が含まれている場合には、風量検
出手段の出力信号と記憶手段の記憶信号との差が所定値
以上になり、風量検出手段の出力信号が無効化される。
このため、誤差を含んだ出力信号が補正に用いられるこ
とが防止されるので、本体枠内の風量が一層正確に検出
される。
【0010】請求項6記載の通風装置は、補正手段が風
量検出手段の通風状態での出力信号と非通風状態での出
力信号との差に基づいて異常を検出するころに特徴を有
している。上記手段によれば、例えば風量検出手段の非
通風状態での出力信号と通風状態での出力信号との差が
小さいことに基づいて、通風制御機構の動作不良を検出
できる。
【0011】請求項7記載の通風装置は、室内に通じる
吸気口と屋外に通じる排気口とが本体枠に設けられ、風
量制御機構が室内の空気を吸気口から吸込んで排気口か
ら排出するファン機構と、吸気口から排気口に至る通風
路を開閉するダンパ機構とを備えているところに特徴を
有している。上記手段によれば、例えば本体枠内の風量
が多い場合には、ファン機構を停止させ且つダンパ機構
を開放し、室内の空気を自然排気できる。このため、フ
ァン機構を常時作動させる必要がなくなるので、電力消
費量が低減される。
【0012】請求項8記載の通風装置は、補正手段が風
量検出手段の通風状態での出力信号と非通風状態での出
力信号との差に基づいて異常を検出すると共に、通風状
態での出力信号をファン機構の作動時に検出するところ
に特徴を有している。上記手段によれば、例えば風量検
出手段の非通風状態での出力信号と通風状態での出力信
号との差が小さいことに基づいて、通風制御機構の動作
不良を検出できる。しかも、通風状態での出力信号をフ
ァン機構の作動時に検出するので、通風状態での出力信
号と非通風状態での出力信号との差が大きくなり、通風
制御機構の動作不良を判別し易くなる。
【0013】請求項9記載の通風装置は、補正出手段が
異常を検出することに基づいて異常報知を行う報知手段
を備えたところに特徴を有している。上記手段によれ
ば、例えば通風制御機構の異常を使用者に知らせること
ができるので、使用者が通風制御機構を交換したり、修
理したりする等の異常処置を行うことができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1実施例を図1
ないし図6に基づいて説明する。まず、図6において、
家屋1には左室2,ホール3,右室4が設けられてお
り、天井板5には、図2に示すように、ホール3の上方
に位置して開口部5aが形成され、開口部5a内にはホ
ール3側から本体枠6が挿着さている。この本体枠6は
筒状をなすものであり、本体枠6の下面には孔状の主吸
気口6aが設けられ、上面には孔状の排気口6bが形成
されている。
【0015】本体枠6の下端部には化粧パネル7が着脱
可能に装着されている。この化粧パネル7は本体枠6の
主吸気口6aをホール3側から覆うものであり、化粧パ
ネル7の周縁部には矩形枠孔状の吸気用開口部7aが形
成されている。尚、符号8は、本体枠6が配設された天
井裏を示すものである。
【0016】本体枠6内には仕切板9が配設されてい
る。この仕切板9は本体枠6内をファン収納室10およ
び吸気室11に区画するものであり、仕切板9の略中央
部には筒状の通風路9aが一体形成され、通風路9a内
にはダンパ12が軸12aを中心に回動可能に収納され
ている。
【0017】通風路9aの外面にはダンパモータ13が
固定されている。このダンパモータ13の回転軸(図示
せず)にはダンパ12の軸12aが連結されており、ダ
ンパモータ13が作動すると、ダンパ12が軸12aを
中心に回動する。尚、符号14はダンパ12およびダン
パモータ13から構成されたダンパ機構(通風制御機構
に相当する)を示している。
【0018】本体枠6の下端部には孔状の補助吸気口6
c,6cが形成されている。これら各補助吸気口6cの
周縁部には筒状の吸気口体15が固定されており、各吸
気口体15の外周面には吸気ダクト16の一端部が接続
されている。また、天井板5には2個の開口部5bが形
成されている。このうち一方の開口部5bは左室2の上
方に位置し、他方の開口部5bは右室4の上方に位置し
ており、各吸気ダクト16の他端部は開口部5b内に挿
入されている。尚、各吸気ダクト16はフレキシブルダ
クトから構成されたものである。
【0019】天井板5には、左室2内および右室4内に
位置して吸気グリル17が着脱可能に装着されている。
これら各吸気グリル17は周縁部に矩形枠孔状の吸気用
開口部17aを有するものであり、一方の吸気グリル1
7は一方の吸気ダクト16を左室2側から覆い、他方の
吸気グリル17は他方の吸気ダクト16を右室4側から
覆っている。
【0020】ファン収納室10内にはモータ取付台18
bが配設されており、モータ取付台18bにはファンモ
ータ18が固定されている。このファンモータ18の回
転軸18aにはシロッコファン19が固定されており、
ファンモータ18が作動すると、シロッコファン19が
回転する。尚、符号20はファンモータ18およびシロ
ッコファン19から構成されたファン機構(風量制御機
構に相当する)を示している。
【0021】ファン収納室10内には、ファン19を囲
うファンケーシング21が配設されており、通風路9a
の開放状態でファン19が回転すると、ホール3内の空
気が化粧パネル7の吸気用開口部7aから本体枠6の主
吸気口6aを通して吸気室11内,通風路9a内,ファ
ンケーシング21内に吸引される。これと共に、左室2
内の空気および右室4内の空気が吸気グリル17の吸気
用開口部17aから吸気ダクト16,本体枠6の補助吸
気口6cを通して吸気室11内,通風路9a内,ファン
ケーシング21内に吸引される。
【0022】本体枠6の上面には、排気口6bの周縁部
に位置して筒状の排気口体22が固定されている。この
排気口体22の外周面には排気ダクト23の下端部が接
続されており、排気ダクト23の上端部には、図6に示
すように、排気搭24が装着されている。この排気ダク
ト23はフレキシブルダクトからなるものであり、ファ
ンケーシング21内に吸引された空気は、本体枠6の排
気口6bから排気ダクト23および排気搭24を通して
屋外へ排出される。尚、図6の矢印は風の流れを示して
いる。
【0023】仕切板9には、図3に示すように、第1の
差込口9bが一体形成されている。この差込口9bは筒
状をなすものであり、差込口9bの下端部は吸気室11
内に位置し、上端部はファン収納室10内に位置してい
る。また、通風路9aには第2の差込口9cが一体形成
されている。この差込口9cは筒状をなすものであり、
差込口9cの左端部は通風路9a内に位置し、右端部は
ファン収納室10内に位置している。
【0024】第1の差込口9bの上端部には第1のエア
チューブ25の下端部が接続され、第2の差込口9cの
右端部には第2のエアチューブ26の左端部が接続され
ている。また、ファン収納室10内には差圧センサ27
が配設されている。この差圧センサ27は風量検出手段
に相当するものであり、第1のエアチューブ25の上端
部および第2のエアチューブ26の右端部は共に差圧セ
ンサ27に接続されている。
【0025】差圧センサ27は、図4に示すように、第
1の圧力センサ27a,第2の圧力センサ27b,演算
回路27cを主体に構成されたものであり、第1の圧力
センサ27aは吸気室11の内圧を第1のエアチューブ
25を通して検出し、検出圧力に応じた電圧レベルの圧
力信号を出力する。また、第2の圧力センサ27bは通
風路9aの内圧を第2のエアチューブ26を通して検出
し、検出圧力に応じた電圧レベルの圧力信号を出力す
る。
【0026】演算回路27cは第1の圧力センサ27a
および第2の圧力センサ27bの出力側に電気的に接続
されたものであり、第1の圧力センサ27aからの圧力
信号と第2の圧力センサ27bからの圧力信号との差に
応じた電圧レベルの差圧信号「V」を出力する。尚、第
1の差圧センサ27aおよび第2の差圧センサ27bは
半導体圧力センサからなるものである。
【0027】ファン収納室10内には、図2に示すよう
に、回路ボックス28が配設されており、回路ボックス
28内には、図4に示すように、補正手段に相当する制
御装置29が収納されている。この制御装置29はCP
U29a,記憶手段に相当するROM29b,記憶手段
に相当するEEPROM29c,RAM29d,入力イ
ンターフェース29e,出力インターフェース29f等
を備えたものであり(マイクロコンピュータを主体に構
成されたものであり)、通風路9aの内圧と吸気室11
の内圧との差圧「P」を差圧センサ27の差圧信号
「V」に基づいて演算する。
【0028】ダンパモータ13はダンパモータ駆動回路
30を介して制御装置29の出力インターフェース29
fに接続されており、制御装置29は、ダンパモータ駆
動回路30を通してダンパモータ13を位置制御するこ
とに伴い、ダンパ12を図3に実線で示す全開位置(9
0°の回動位置)および二点鎖線で示す全閉位置(0°
の回動位置)間で回動させ、通風路9aを開閉する。
【0029】ファンモータ18は、図4に示すように、
ファンモータ駆動回路31を介して制御装置29の出力
インターフェース29fに接続されており、制御装置2
9は、ファンモータ駆動回路31を通してファンモータ
18を駆動制御することに伴い、ファン19の回転速度
を「強」,「中」,「弱」の3段階で調節する。
【0030】制御装置29の入力インターフェース29
eにはテストスイッチ32が接続されており、制御装置
29は、テストスイッチ32の操作を検出することに基
づいてテストモードを設定し、ダンパ機構14が正常に
動作しているかをテストする。また、制御装置29の出
力インターフェース29fにはLED駆動回路33を介
してLED34が接続されている。このLED34は報
知手段に相当するものであり、制御装置29は、ダンパ
機構14のテスト結果が異常である場合にLED34を
点灯させ、使用者に異常を報知する。
【0031】次に上記構成の作用について説明する。
尚、下記動作は、制御装置29がROM29bに予め記
憶された運転制御プログラムに基づいて実行するもので
あり、EEPROM29cは差圧センサ27のゼロ点デ
ータの保管場所として機能し、RAM29dはワークエ
リアとして機能する。
【0032】制御装置29は、電源が投入されると、図
1のステップS1へ移行し、ROM29bから初期差圧
信号「Va」を読出してRAM29dに書込む。そし
て、ステップS2へ移行し、ROM29bから傾きデー
タ「k」を読出してRAM29dに書込む。これら初期
差圧信号「Va」および傾きデータ「k」はROM29
bに予め記憶されたものであり、初期差圧信号「Va」
は、温度の影響や経年変化の影響を受けていない初期に
差圧センサ27から出力されるものである。
【0033】傾きデータ「k」は、図5に示すように、
「差圧センサ27の差圧信号V/通風路9aの内圧およ
び吸気室11の内圧間の差圧P(単位はmmH2 O)」
を実験的に求めたものであり、制御装置29は、傾きデ
ータ「k」を読込むと、図1のステップS3へ移行す
る。
【0034】制御装置29は、ステップS3へ移行する
と、ファンモータ18をオフしてステップS4へ移行す
る。そして、ダンパモータ13を駆動制御し、図3に二
点鎖線で示すように、ダンパ12を全閉状態にした後、
図1のステップS5へ移行する。
【0035】制御装置29は、ステップS5へ移行する
と、差圧センサ27の差圧信号「V」を検出してRAM
29dに書込む。そして、ステップS6へ移行し、ステ
ップS5で検出した差圧信号「V」を「Va+ΔVa」
と比較する。尚、「ΔVa」はROM29bに予め記憶
されたものであり、初期差圧信号「Va」の許容値を示
している。
【0036】制御装置29は、ステップS6で「V≦V
a+ΔVa」を検出すると、ステップS7へ移行する。
そして、「差圧信号V→V0 」を実行してEEPROM
29cに書込んだ後、ステップS8へ移行する。また、
ステップS6で「V>Va+ΔVa」を検出すると、ス
テップS9へ移行し、「初期差圧信号Va→V0 」を実
行してEEPROM29cに書込んだ後、ステップS8
へ移行する。
【0037】制御装置29は、ステップS8へ移行する
と、ダンパモータ13を駆動制御し、図3に実線で示す
ように、ダンパ12を全開状態に回動させる。そして、
図1のステップS10へ移行し、ファンモータ18に電
源を与え、ファン19を速度「中」で回転させる。する
と、左室2,ホール3,右室4内の空気が通風路9aか
ら排気ダクト24を通して屋外へ排出され、強制換気運
転が開始される。
【0038】制御装置29は、強制換気運転を開始する
と、ステップS11へ移行して差圧センサ27の差圧信
号「V」を検出する。そして、ステップS12へ移行
し、「差圧信号V→V1 」を実行する。この後、ステッ
プS13へ移行して「V1 −V0 →V2 」を実行し、ス
テップS14へ移行する。ここで、「k×V2 →P(m
mH2 O)」を演算することに伴い、電圧上昇量「V2
」を圧力上昇量「P」に換算し、ステップS15へ移
行する。
【0039】制御装置29は、ステップS15へ移行す
ると、「Pc−ΔPc≦P≦Pc+ΔPc」を判断す
る。この「Pc」はROM29bに予め記憶された圧力
目標値、「ΔPc」は圧力目標値の許容量であり、制御
装置29は、ステップS15で「Pc−ΔPc≦P≦P
c+ΔPc」を検出すると、排気風量が適切値であると
判断し、ステップ16へ移行する。
【0040】制御装置29は、ステップS15で「N
O」と判断すると、ステップS17へ移行する。ここ
で、「Pc−ΔPc>P」を検出すると、ステップS1
8へ移行し、ファンモータ18の回転速度を「早」に切
換える。そして、排気風量を増やした後、ステップS1
6へ移行する。また、ステップS17で「NO」と判断
すると、ステップS19へ移行する。そして、ファンモ
ータ18の回転速度を「遅」に切換え、排気量を減らし
た後、ステップ16へ移行する。
【0041】制御装置29は、ステップS16へ移行す
ると、ステップS10でファンモータ18をオンしてか
ら時間「T(例えば4時間)」が経過したかを判断す
る。この時間「T」はROM28bに予め記憶されたも
のであり、制御装置29は、時間「T」が経過していな
いと判断すると、ステップS20へ移行し、テストモー
ドが設定されているかを判断する。
【0042】テストモードは、制御装置29が割込みル
ーチンでテストスイッチ32の操作を検出することに基
づいて設定するものであり、制御装置29は、ステップ
S20でテストモードが設定されていないと判断する
と、ステップS11に復帰し、ステップS11〜S20
を繰返す。そして、差圧センサ27の差圧信号「V」に
基づいて差圧「P」を検出し、差圧「P」と目標値「P
c」との比較結果に応じてファンモータ18を駆動制御
する。
【0043】制御装置29は、ステップS20でテスト
モードの設定を検出すると、ステップS21へ移行して
ダンパ12を全閉状態に回動させる。そして、ステップ
S22へ移行し、差圧センサ27の差圧信号「V」を検
出し、ステップS23へ移行する。ここで、「差圧信号
V→Vt」を実行した後、ステップS24へ移行し、
「V1 −Vt>V3 」を判断する。尚、「V3 」はRO
M28bに予め記憶された判定値である。
【0044】制御装置29は、ステップS24で「V1
−Vt>V3 」を検出すると、ダンパ12の開閉が正常
に行われていると判断し、ステップS25へ移行する。
そして、テストモードの設定を解除し、ステップS11
に復帰する。また、ステップS24で「V1 −Vt≦V
3 」を検出すると、ダンパ12の開閉が正常に行われて
いないと判断し、ステップS26へ移行する。ここで、
テストモードの設定を解除して異常モードを設定した
後、ステップS27へ移行してLED34を点灯させ、
ステップS11に復帰する。
【0045】制御装置29は、ステップS16で時間
「T」が経過したことを検出すると、ステップS28へ
移行し、「P>Pd」を判断する。この「Pd」はRO
M28bに予め記憶された判定値であり、制御装置29
は、「P>Pd」を検出すると、ステップS20へ移行
し、テストモードが設定されているかを検出する。ここ
で「YES」と判断すると、ステップS21〜S24を
実行し、異常を検出すると、ステップS27でLED3
4を点灯させる。
【0046】制御装置29は、ステップS28で「P≦
Pd」を検出すると、ステップS3に復帰してファンモ
ータ18をオフし、ステップS4へ移行してダンパ12
を全閉状態に回動させる。この後、ステップS5に移行
して差圧センサ27の差圧信号「V」を検出し、ステッ
プS6の比較結果に応じてステップS7の「差圧信号V
→V0 」を選択的に実行する。
【0047】図5のαは初期の差圧信号「V」の変化,
βおよびγは差圧センサ27が経年変化したり、周囲温
度の影響を受けたときの差圧信号「V」の変化を実験的
に示すものであり、差圧信号「V」は経年変化等の影響
でV軸に沿って平行移動する。これに対して上記実施例
では、差圧センサ27の通風状態での差圧信号「V」か
ら非通風状態での「V」を減算し、通風状態での差圧信
号「V」を補正したので(ステップS13)、差圧セン
サ27の周囲温度および経年変化に影響されることな
く、通風路9a内の風量(差圧「P」)が正確に検出さ
れる。
【0048】尚、差圧センサ27の通風状態での差圧信
号「V」は、ダンパ12の全開時に差圧センサ27から
出力される差圧信号「V」を称している。また、差圧セ
ンサ27の非通風状態での差圧信号「V」はダンパ12
の全閉時に差圧センサ27から出力される差圧信号
「V」を称している。
【0049】また、差圧センサ27の非通風状態での差
圧信号「V」を検出する際にファン19を非回転状態に
した(ステップS3)。このため、強制排気流を含んだ
差圧信号「V」が補正に用いられることが防止されるの
で、通風路9a内の風量が一層正確に検出される。
【0050】また、差圧センサ27の非通風状態での差
圧信号「V」を所定時間「T」毎に更新した。このた
め、非通風状態での最新の差圧信号「V」に基づいて通
風状態での差圧信号「V」を補正できるので、この点か
らも、通風路9a内の風量が一層正確に検出される。
【0051】また、左室2,ホール3,右室4の内外の
圧力差が大きく、通風路9aの開放時の差圧「P」が所
定値を上回る場合には、ファン19が回転停止し且つダ
ンパ12が閉塞されていても通風路9aの内周面とダン
パ12との間から空気漏れが生じる虞れがある。これに
対して上記実施例では、差圧センサ27の通風状態での
差圧「P」が所定値「Pd」以下である場合にのみ(ス
テップS28)、非通風状態での差圧信号「V」を更新
した。このため、上述の空気漏れを含んだ差圧信号
「V」が補正に用いられることが防止されるので、この
点からも、通風路9a内の風量が一層正確に検出され
る。
【0052】また、差圧センサ27の非通風状態での差
圧信号「V」とROM29bの初期出力信号「Va」と
の差が所定値以上である場合に非通風状態での差圧信号
「V」を無効化した(ステップS6およびS9)。この
ため、上述の空気漏れが差圧信号「V」に含まれている
場合には差圧信号「V」と初期出力信号「Va」との差
が所定値以上になり、差圧信号「V」が補正に用いられ
ることが防止されるので、この点からも、通風路9a内
の風量が一層正確に検出される。
【0053】また、差圧センサ27の非通風状態での差
圧信号「V」と通風状態での差圧信号「V」とを比較し
たので(ステップS24)、両者の差が小さいことに基
づいてダンパ機構14の動作不良を検出できる。しか
も、強制換気状態での差圧信号「V」をダンパ機構14
の動作不良検出に使用した。このため、通風状態での差
圧信号「V」と非通風状態での差圧信号「V」との差が
大きくなるので、ダンパ機構14の動作不良および正常
動作を判別し易くなる。
【0054】また、LED34を点灯させることに基づ
いてダンパ機構14の動作不良を報知したので、使用者
がダンパ機構14を交換したり、修理したりする等の異
常処置を行うことができる。
【0055】尚、上記第1実施例においては、差圧セン
サ27の非通風状態での差圧信号「V」をROM29b
の初期出力信号「Va」と比較したが、これに限定され
るものではなく、例えば非通風状態での差圧信号「V」
を前回の非通風状態での差圧信号「V」と比較しても良
い。この場合、両差圧信号「V」の差が所定値以上であ
ることが1回あるいは複数回続いたときには、最新の差
圧信号「V」に基づくゼロ点の書換え(「差圧信号V→
V0 」)を行わないようにすると良い。
【0056】また、上記第1実施例においては、差圧セ
ンサ27の初期出力信号「Va」を予めROM29bに
記憶しておく構成としたが、これに限定されるものでは
なく、例えばEEPROM29cに予め記憶しておく構
成としても良い。
【0057】次に本発明の第2実施例を図7に基づいて
説明する。制御装置29は、電源が投入されると、ステ
ップS31へ移行し、ダンパ12を全閉状態に回動さ
せ、通風路9aを閉塞する。そして、ステップS32へ
移行して差圧センサ27の差圧信号「V」を検出した
後、ステップS33へ移行し、「差圧信号V→V0 」を
実行してEEPROM29cに書込み、ステップS34
へ移行する。
【0058】制御装置29は、ステップS34へ移行す
ると、ダンパ12を全開位置に回動させ、ステップS3
5へ移行する。すると、左室2,ホール3,右室4内の
空気が内外の圧力差で通風路9a内,ファンケーシング
21内,排気ダクト23を通して屋外へ排出され、自然
換気運転が開始される。
【0059】制御装置29は、ステップS35へ移行す
ると、差圧センサ27の差圧信号「V」を検出してステ
ップS36へ移行し、「差圧信号V→V1 」を実行した
後、ステップS37へ移行する。ここで、「V1 −V0
→V2 」を実行してステップS38へ移行し、「Vd−
ΔVd≦V2 ≦Vd+ΔVd」を判断する。この「V
d」はROM28bに予め記憶された目標値、「ΔV
d」は「Vd」の許容値であり、制御装置29は、ステ
ップS38で「Vd−ΔVd≦V2 ≦Vd+ΔVd」を
検出すると、自然排気量が適切値であると判断してステ
ップ39へ移行する。
【0060】制御装置29は、ステップS38で「N
O」と判断すると、ステップS40へ移行する。ここ
で、「Vd−ΔVd>V2 」を検出すると、ステップS
41へ移行してファンモータ18に電源を与える。そし
て、ファン19を回転させ、左室2,ホール3,右室4
内の空気を強制的に排出し、排気風量を増やす。また、
ステップS40で「Vd+ΔVd<V2 」を検出する
と、「NO」と判断してステップS42へ移行する。こ
こで、ダンパ12を所定量(例えば15°)回動させ、
通風路9aの開口量を減少させる。そして、排気風量を
減らした後、ステップS39へ移行する。
【0061】制御装置29は、ステップS39へ移行す
ると、ステップS34でダンパ12を全開してから時間
「T」が経過したかを判断する。ここで、「NO」と判
断すると、ステップS34に復帰し、ステップS34〜
S42を繰返す。そして、差圧センサ27の差圧信号
「V」と目標値「Vd」との比較結果に応じて風量を調
節する。
【0062】制御装置29は、ステップS39で時間
「T」の経過を検出すると、ステップS43へ移行し、
ダンパ12を全閉状態に回動させる。そして、ステップ
S44へ移行して差圧センサ27の差圧信号「V」を検
出し、ステップS45へ移行する。
【0063】制御装置29は、ステップS45へ移行す
ると、「差圧信号V→Vz」を実行してEEPRM29
cに書込んだ後、ステップS46へ移行し、「V2 −V
z<Vf」を判断する。この「Vf」はROM29bに
予め記憶された判定値であり、制御装置29は、ステッ
プS46で「V2 −Vz≧Vf」を検出すると、ダンパ
12の開閉が正常に行われていると判断し、ステップS
34に復帰する。また、ステップS46で「V2 −Vz
<Vf」を検出すると、ステップS47へ移行する。
【0064】制御装置29は、ステップS47へ移行す
ると、「V2 >Ve」を判断する。この「Ve」はRO
M29bに予め記憶された判定値であり、制御装置29
は、「V2 ≦Ve」を検出すると、ステップS34に復
帰する。また、ステップS47で「V2 >Ve」を検出
すると、ステップS48へ移行してLED34を点灯さ
せ、ダンパ12の開閉が正常に行われていないことを報
知し、ステップS34に復帰する。
【0065】上記実施例によれば、差圧センサ27の通
風状態での差圧信号「V」と判定値「Ve」とを比較し
た(ステップS47)。このため、通風状態での風量が
微小で非通風状態での差圧信号「V」と通風状態での差
圧信号「V」との差が小さい場合に、ダンパ機構14の
動作不良がステップS46で誤検出されることが防止さ
れる。
【0066】また、通風路9a内の風量が多い場合に
は、ファン機構20を停止させ且つダンパ機構14を開
放し、室内の空気を自然排気した。このため、ファン機
構20を常時作動させる必要がなくなるので、電力消費
量が低減される。尚、図1の符号36は、ダンパ機構1
およびファン機構20から構成された風量制御機構を示
している。
【0067】次に本発明の第3実施例を図8に基づいて
説明する。通風路9aの内周面には突板状のストッパ9
dが一体形成されており、ダンパ12は、ストッパ9d
に接触することに基づいて全閉状態に保持される。この
ため、通風路9aおよびダンパ12の加工精度に注意を
払うことなく、差圧センサ27のゼロ点の更新に支障を
来すような空気漏れが通風路9aおよびダンパ12間か
ら生じることが防止される。
【0068】次に本発明の第4実施例を図9に基づいて
説明する。通風路9a内には仕切板9eが配設されてい
る。この仕切板9eは、通風路9a内に別の通風路9f
を区画形成するものであり、通風路9f内にはダンパ1
2が軸12aを中心に回動可能に収納され、ダンパ12
の軸12aはダンパモータ13の回転軸に連結されてい
る。
【0069】制御装置29は、差圧センサ27の差圧信
号「V」に基づいて図1の運転制御プログラムを実行す
る。この差圧信号「V」は通風路9fの内圧と吸気室1
1の内圧との差を示すものであり、左室2,ホール3,
右室4内の空気は通風路9aを通して屋外へ強制的に排
出される。
【0070】次に本発明の第5実施例を図10に基づい
て説明する。通風路9aの周壁には風量センサに相当す
るサーミスタ風速センサ35が固定されている。この風
速センサ35は通風路9a内の風量に応じて表面の放熱
量が変化するサーミスタの特性を利用したものであり、
通風路9a内の風量に応じた電圧レベルの風量信号
「V」を出力する。
【0071】上記実施例によれば、制御装置29は、風
速センサ35の風量信号「V」を用いて図1の運転制御
プログラムあるいは図2の運転制御プログラムを実行
し、左室2,ホール3,右室4内の空気を通風路9aか
ら強制排気したり、自然排気する。
【0072】尚、上記第1〜第5実施例においては、ダ
ンパ機構14の異常検出に伴いLED34を点灯させた
が、これに限定されるものではなく、例えば表示装置に
異常メッセージを表示したり、ブザーを鳴動させても良
い。また、上記第1〜第5実施例においては、内気を屋
外へ排出する換気装置に本発明を適用したが、これに限
定されるものではなく、例えば、室内の空気を別の室内
へ送風する送風装置や外気を室内に吸引する吸気装置に
本発明を適用しても良い。
【0073】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の通風装置は次の効果を奏する。請求項1記載の手段に
よれば、風量検出手段の通風状態での出力信号を非通風
状態での出力信号に基づいて補正したので、風量検出手
段の出力信号が周囲温度の影響および経年変化の影響で
ドリフトしても、風量が正確に検出される。
【0074】請求項2記載の手段によれば、風量検出手
段の非通風状態での出力信号を所定時間毎に更新した。
このため、非通風状態での最新の出力信号に基づいて通
風状態での出力信号を補正できるので、風量が一層正確
に検出される。請求項3記載の手段によれば、風量検出
手段の通風状態での出力信号が所定値以下である場合に
非通風状態での出力信号を更新した。このため、空気漏
れを含んだ出力信号が補正に用いられることが防止され
るので、風量が一層正確に検出される。
【0075】請求項4記載の手段によれば、風量検出手
段の非通風状態での出力信号を所定時間毎に更新すると
共に、風量検出手段の通風状態での出力信号が所定値以
上である場合に非通風状態での出力信号を更新しないよ
うにした。このため、空気漏れを含まない最新の非通風
状態での出力信号に基づいて通風状態での出力信号を補
正できるので、風量が一層正確に検出される。請求項5
記載の手段によれば、風量検出手段の非通風状態での出
力信号と初期出力信号との差に基づいて非通風状態での
出力信号を無効化した。このため、空気漏れを含んだ出
力信号が補正に用いられることが防止されるので、風量
が一層正確に検出される。
【0076】請求項6記載の手段によれば、風量検出手
段の非通風状態での出力信号と通風状態での出力信号と
を比較したので、通風制御機構の動作不良を検出でき
る。請求項7記載の手段によれば、風量の検出結果に基
づいてファン機構およびダンパ機構を駆動制御したの
で、風量が多い場合にはファン機構を停止させ且つダン
パ機構を開放し、室内の空気を自然排気できる。このた
め、ファン機構を常時作動させる必要がなくなるので、
電力消費量が低減される。。
【0077】請求項8記載の手段によれば、風量検出手
段の非通風状態での出力信号と通風状態での出力信号と
を比較したので、通風制御機構の動作不良を検出でき
る。しかも、強制通風時の出力信号を用いたので、通風
状態での出力信号と非通風状態での出力信号との差が大
きくなり、通風制御機構の動作不良を判別し易くなる。
請求項9記載の手段によれば、通風制御機構の異常を報
知したので、使用者が通風制御機構を交換したり、修理
する等の異常処置を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す図(制御装置の制御
内容を示すフローチャート)
【図2】全体構成を示す断面図
【図3】通風路部分を拡大して示す断面図
【図4】電気的構成を概略的に示すブロック図
【図5】差圧センサからの出力信号を示す図
【図6】換気装置の設置状態を示す図
【図7】本発明の第2実施例を示す図(制御装置の制御
内容を示すフローチャート)
【図8】本発明の第3実施例を示す図(通風路部分を拡
大して示す断面図)
【図9】本発明の第4実施例を示す図(通風路部分を拡
大して示す断面図)
【図10】本発明の第5実施例を示す図(通風路部分を
拡大して示す断面図)
【符号の説明】
6は本体枠、6aは主吸気口(吸気口)、6bは排気
口、6cは補助吸気口(吸気口)、9aは通風路、14
はダンパ機構(通風制御機構)、20はファン機構(風
量制御機構)、27は差圧センサ(風量検出手段)、2
9は制御装置(補正手段)、29bはROM(記憶手
段)、29cはEEPROM(記憶手段)、34はLE
D(報知手段)、35はサーミスタ風速センサ(風量検
出手段)、36は風量制御機構を示す。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体枠と、 前記本体枠内を流通する風量に応じた信号を出力する風
    量検出手段と、 前記風量検出手段に対する通風状態を制御する通風制御
    機構と、 前記風量検出手段の通風状態での出力信号を非通風状態
    での出力信号に基づいて補正する補正手段と、 前記補正手段の補正結果に基づいて前記本体枠内を流通
    する風量を制御する風量制御機構とを備えたことを特徴
    とする通風装置。
  2. 【請求項2】 補正手段は、風量検出手段の非通風状態
    での出力信号を所定時間毎に更新することを特徴とする
    請求項1記載の通風装置。
  3. 【請求項3】 補正手段は、風量検出手段の通風状態で
    の出力信号が所定値以下である場合に非通風状態での出
    力信号を更新することを特徴とする請求項1記載の通風
    装置。
  4. 【請求項4】 補正手段は、風量検出手段の非通風状態
    での出力信号を所定時間毎に更新すると共に、風量検出
    手段の通風状態での出力信号が所定値以上である場合に
    非通風状態での出力信号を更新しないことを特徴とする
    請求項1記載の通風装置。
  5. 【請求項5】 風量検出手段の非通風状態での初期出力
    信号が記憶された記憶手段を備え、 補正手段は、風量検出手段の非通風状態での出力信号と
    記憶手段の初期出力信号との差に基づいて非通風状態で
    の出力信号を無効化することを特徴とする請求項1記載
    の通風装置。
  6. 【請求項6】 補正手段は、風量検出手段の通風状態で
    の出力信号と非通風状態での出力信号との差に基づいて
    異常を検出することを特徴とする請求項1記載の通風装
    置。
  7. 【請求項7】 本体枠には、室内に通じる吸気口と屋外
    に通じる排気口とが設けられ、 風量制御機構は、室内の空気を吸気口から吸込んで排気
    口から排出するファン機構と、吸気口から排気口に至る
    通風路を開閉するダンパ機構とを備えていることを特徴
    とする請求項1ないし6のいずれかに記載の通風装置。
  8. 【請求項8】 補正手段は、風量検出手段の通風状態で
    の出力信号と非通風状態での出力信号との差に基づいて
    異常を検出すると共に、通風状態での出力信号をファン
    機構の作動時に検出することを特徴とする請求項7記載
    の通風装置。
  9. 【請求項9】 補正出手段が異常を検出することに基づ
    いて異常報知を行う報知手段を備えたことを特徴とする
    請求項6または8記載の通風装置。
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