JPH06337725A - 室内結露防止システム - Google Patents

室内結露防止システム

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Publication number
JPH06337725A
JPH06337725A JP5151031A JP15103193A JPH06337725A JP H06337725 A JPH06337725 A JP H06337725A JP 5151031 A JP5151031 A JP 5151031A JP 15103193 A JP15103193 A JP 15103193A JP H06337725 A JPH06337725 A JP H06337725A
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JP
Japan
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dew condensation
louver
air
air conditioner
signal
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Pending
Application number
JP5151031A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuyo Takasaki
和世 高崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ibiden Co Ltd
Original Assignee
Ibiden Co Ltd
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Filing date
Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 室内の窓等の結露容易発生箇所の結露発生を
防止する。 【構成】 エアコンフィショナKのルーバの上下左右角
度を窓に向けるために、予めリモコン入力装置による上
下回動信号及び左右回動信号を結露制御装置30に入力
し、ルーバ上下駆動モータ及び左右駆動モータ13,1
4によりルーバの移動位置をきめ、空調機制御装置20
に記憶させる。温度センサ41と湿度センサ42により
得られる窓近傍の水蒸気量Hと飽和水蒸気量H0を比較
し、両者の差が一定量ΔHより小さく結露が生じ易いと
きには、記憶された位置にルーバを移動させ、空調部1
0の運転を除湿運転にさせる。これにより乾燥した空気
が窓に当たり、窓への結露を防止することができる。一
定量ΔHより大きく結露が生じないときには、ルーバを
元の位置に戻し、空調部10の運転を通常運転にさせ
る。これにより乾燥した空気の室内への過剰な供給を防
止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、室内の結露容易発生箇
所における結露を防止する結露防止システムに関する。
【0002】
【従来の技術】室内において外気との境界の例えば窓ガ
ラス等においては、特に外気温度と室内温度の差の大き
な冬季において結露が生じ易かった。このような結露に
より、例えば窓に設けたカーテン等が汚れたり痛んだ
り、また窓ガラス周辺の老朽化や建物の老朽化を促進さ
せるという問題がある。このような結露を防止するため
には、結露の原因となる室内の水蒸気量を減少させるこ
と即ち湿度を低くすることが考えられる。例えば、空調
用エアコンディショナの運転を除湿運転にする等の処置
が一方法として用いられていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記方法によ
れば、室内の湿度が低下し過ぎることにより居住性が悪
化し、在室者の喉等を傷めるという健康上の問題もあ
る。また、単に空調用エアコンディショナの運転を除湿
運転にするのみでは、結露容易発生個所が例えばカーテ
ン等の遮蔽物で被覆されている場合には、結露防止の実
効が上がらないという問題もある。本発明は、上記した
問題を解決しようとするもので、室内の湿度を低下させ
過ぎることなく、かつ窓ガラス等への結露の発生を有効
に防止することのできる結露防止システムを提供するこ
とを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、上記請求項1に係る発明の構成上の特徴は、室内の
所定位置に設けられ、空気吹き出し口の先に設けたルー
バの角度を変化させるルーバ回動手段と所定状態に調整
した空気を同空気吹き出し口から室内に供給する空調部
とを有するエアコンディショナと、ルーバの角度を検出
するルーバ角度検出手段と、ルーバの所定の角度を指定
するルーバ角度指定手段と、指定された角度値を記憶す
る指定角度値記憶手段と、室内の結露容易発生箇所の近
傍の温度を検出する温度センサと、結露容易発生箇所の
近傍の湿度を検出する湿度センサと、温度センサの検出
結果から室内の飽和水蒸気量を算出する飽和水蒸気量算
出手段と、温度センサによる検出温度値及び湿度センサ
による検出湿度値から室内の水蒸気量を算出する水蒸気
量算出手段と、算出飽和水蒸気量と算出水蒸気量とを比
較しその差が一定値より小さいときに結露防止信号を出
力し、一方同算出飽和水蒸気量と同算出水蒸気量とを比
較しその差が一定値より大きいときに結露防止解除信号
を出力する信号出力手段と、信号出力手段からの結露防
止信号を受けてルーバ回動手段を駆動させてルーバを指
定角度値にまで回動させ、一方同信号出力手段からの結
露防止解除信号を受けて同ルーバ回動手段を駆動させて
同ルーバを元の角度に戻すルーバ回動制御手段と、結露
信号出力手段からの結露防止信号を受けて空調部の運転
を除湿運転にさせ、一方同信号出力手段からの結露防止
解除信号を受けて同空調部の運転を通常運転に戻す空調
部運転制御手段とを設けたことにある。
【0005】また、上記請求項2に係る発明の構成上の
特徴は、空気を所定状態に調整する空調部と、同空調部
からの空気を外部に吹き出す空気吹き出し口とを備えた
エアコンディショナと、エアコンディショナ内に設けら
れ、空調部からの空気をパイプを通して前面が遮蔽物で
被覆された結露容易発生箇所に供給する第2空気吹き出
し口と、空気吹き出し口と第2空気吹き出し口のいずれ
か一方を空調部に接続させるための切り換えを行う吹き
出し口切り換え手段と、結露容易発生箇所の近傍の温度
を検出する温度センサと、結露容易発生箇所の近傍の湿
度を検出する湿度センサと、温度センサの検出結果から
室内の飽和水蒸気量を算出する飽和水蒸気量算出手段
と、温度センサによる検出温度値及び湿度センサによる
検出湿度値から室内の水蒸気量を算出する水蒸気量算出
手段と、算出飽和水蒸気量と算出水蒸気量とを比較しそ
の差が一定値より小さいときに結露防止信号を出力する
と共に、同算出飽和水蒸気量と同算出水蒸気量とを比較
しその差が一定値より大きいときに結露防止解除信号を
出力する信号出力手段と、信号出力手段からの結露防止
信号を受けて吹き出し口切り換え手段により空調部への
接続を第2空気吹きだし口に切り換えさせ、一方同信号
出力手段からの結露防止解除信号を受けて吹き出し口切
り換え手段により空調部への接続を空気吹きだし口に切
り換えさせる吹き出し口切り換え制御手段と、信号出力
手段からの結露防止信号を受けて空調部の運転を除湿運
転にさせ、一方同結露信号出力手段からの結露防止解除
信号を受けて同空調部の運転を通常運転にさせる空調部
運転制御手段とを設けたことにある。
【0006】また、上記請求項3に係る発明の構成上の
特徴は、前記請求項1または請求項2に記載の結露防止
システムにおいて、温度センサの代わりに、室外の結露
容易発生箇所の近傍位置に配置した室外温度センサと、
室内の温度を検出する室内温度センサとを設けると共
に、同室外温度センサ及び室内気温センサの検出温度か
ら結露発生容易箇所の温度を求める温度値算出手段を設
けたことにある。
【0007】
【発明の作用・効果】上記のように構成した請求項1に
係る発明においては、室内の窓等の結露容易発生箇所に
おける水蒸気量と飽和水蒸気量との差が一定値より小さ
くなると、信号出力手段により結露防止信号が出力され
る。この結露防止信号を受けてルーバ回動制御手段の制
御下にてルーバ回動手段が回動して、ルーバをその向き
が室内の結露容易発生箇所に向くような予めルーバ角度
指定手段により指定され指定角度記憶手段により記憶さ
れた指定角度にさせる。同時に、空調部運転制御手段の
制御下にて空調部の運転状態が除湿運転に移行する。こ
のため、除湿運転により乾燥した空気が結露容易発生箇
所に直接当たるため、同箇所における結露の発生が未然
に防止される。また、かかる結露防止運転により結露容
易発生箇所における水蒸気量と飽和水蒸気量との差が一
定値より大きくなると、信号出力手段により結露防止解
除信号が出力される。この結露防止解除信号を受けてル
ーバ回動制御手段の制御下にてルーバ回動手段が回動し
て、ルーバを元の状態に戻させる。同時に、空調部運転
制御手段の制御下にて空調部の運転状態が除湿運転から
通常の運転に移行する。このため、除湿運転による乾燥
した空気がいつまでも室内に供給されることがないの
で、同室内の乾燥過剰状態の発生も未然に防止される。
その結果、結露による例えば窓に設けたカーテン等の汚
れや痛みまた窓ガラス周辺の老朽化や建物の老朽化とい
った問題を回避することができる。また、室内の湿度が
低下し過ぎることによる居住性の悪化、ひいては在室者
の喉等を傷めるという健康上の問題も解消させることが
できる。
【0008】また、上記のように構成した請求項2に係
る発明においては、室内の窓等の結露容易発生箇所にお
ける水蒸気量と飽和水蒸気量との差が一定値より小さく
なると、信号出力手段により結露防止信号が出力され
る。この結露防止信号を受けて吹き出し口切り換え制御
手段の制御下にて吹き出し口切り換え手段が空調部との
接続を空気吹き出し口から第2空気吹き出し口に切り換
える。同時に、空調部運転制御手段の制御下にて空調部
の運転状態が除湿運転に移行する。このため、除湿運転
により乾燥した空気が第2空気吹き出し口からパイプを
通って結露容易発生箇所と遮蔽物の間に流入するため、
遮蔽物に妨害されることなく同箇所における結露の発生
が未然に防止される。また、かかる結露防止運転により
結露容易発生箇所における水蒸気量と飽和水蒸気量との
差が一定値より大きくなると、信号出力手段により結露
防止解除信号が出力される。この結露防止解除信号を受
けて吹き出し口切り換え制御手段の制御下にて吹き出し
口切り換え手段が空調部との接続を第2空気吹き出し口
から空気吹き出し口に切り換える。同時に、空調部運転
制御手段の制御下にて空調部の運転状態が除湿運転から
通常の運転に移行する。このため、除湿運転による乾燥
した空気がいつまでも室内に供給されることがないの
で、同室内の乾燥過剰状態の発生も未然に防止される。
その結果、カーテン等の遮蔽物によって被覆された結露
容易発生箇所の結露の発生を効果的に防止することがで
き、かかる結露による例えば窓に設けたカーテン等の汚
れや痛みまた窓ガラス周辺の老朽化や建物の老朽化とい
った問題を回避することができる。また、室内の湿度が
低下し過ぎることによる居住性の悪化、ひいては在室者
の喉等を傷めるという健康上の問題も解消させることが
できる。
【0009】また、上記のように構成した請求項3に係
る発明においては、室外の結露容易発生箇所の近傍に室
外温度センサを設けると共に室内の平均的気温を測定す
る室内温度センサを設け、検出温度値補正手段が両温度
センサの測定結果から所定の補正データに基づいて結露
容易発生個所の温度を得るようにしている。その結果、
室内の配置の都合等により、温度センサを室内の結露容
易発生箇所の近傍に設けることができないような場合に
おいても、結露防止システムを適正に作動させることが
でき、結露容易発生箇所における結露の発生を有効に防
止することができる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面により説明す
る。図1及び図2は、第1実施例に係る室内結露防止シ
ステムを概略的に示したものである。室内結露防止シス
テムは、エアコンディショナKと、室内の結露容易発生
箇所の一例である窓の近傍に設けた温度センサ41と、
湿度センサ42と、図3に示すリモコン入力装置45を
備えている。リモコン入力装置45は、図3に示すよう
に、後述するエアコンディショナKのルーバ12の上下
方向への回動を指令する信号を出力する上下回動スイッ
チ46と、ルーバ12の左右方向への回動を指令する信
号を出力する左右回動スイッチ47と、ルーバの所望の
上下角度を設定する上下角度設定スイッチ48とルーバ
の所望の左右角度を設定する左右角度設定スイッチ49
とを備えている。
【0011】エアコンディショナKは、図1に概略的に
示すように、公知の空気の温度及び湿度をコントロール
して底部に設けた空気吹き出し口11から室内に供給す
る空調部10と、空気吹き出し口11に設けられ室内に
供給する空気の上下及び左右の吹き出し角度を規定する
ルーバ12と、ルーバ12の角度を調節するルーバ上下
駆動モータ13(以下、上下駆動モータと記す)とルー
バ左右駆動モータ14(以下、上下駆動モータと記す)
と、これらの作動を制御する空調機制御装置20及び空
調モードを入力する入力パネル21とを設けている。ま
た、エアコンディショナKは、本発明の要部である結露
制御装置30を設けている。
【0012】ルーバ12は、上下方向用と左右方向用の
2種類からなり(以下、まとめてルーバと記す)、それ
ぞれの回転軸はそれぞれ上下駆動モータ13と左右駆動
モータ14の回転軸に直結されており、各駆動モータ1
3,14の駆動により上下方向及び左右方向に回動す
る。そして、両駆動モータ13,14の回転軸には、図
2に示すように、ルーバ12の上下方向及び左右方向の
角度を検出する上下回転角度検出装置15及び左右回転
角度検出装置16が設けられている。上下回転角度検出
装置15は、図2に示すように、外周部に等間隔に複数
のスリット15a1を設けた円板15aと、円板15a
のスリット位置を挟んで設けたホトカプラ15bとを設
けている。左右回転角度検出装置16も、上下回転角度
検出装置15と同一形式のものである。空調機制御装置
20は、マイクロコンピュータ等を備えてなり、図5〜
7に示すフローチャートに対応したコンピュータプログ
ラムを実行するものである。空調機制御装置20は、出
力側に上下駆動モータ13,左右駆動モータ14及び空
調部10を接続しており、入力側は入力パネル21及び
結露制御装置30に接続されている。結露制御装置30
は、マイクロコンピュータ等を備えてなり、図9〜11
に示すフローチャートに対応したメインプログラム及び
インターラプトプログラムをを実行するものである。結
露制御装置30は、入力側に備えたAD変換器を介して
ルーバ上下信号検出器31,ルーバ左右信号検出器3
2,ルーバ上下角度設定信号検出器33,ルーバ左右角
度設定信号検出器34,温度センサ41及び湿度センサ
42が接続されている。
【0013】ルーバ上下信号検出器31とルーバ左右信
号検出器32は、リモコン入力装置45の上下回動スイ
ッチ46及び左右回動スイッチ47をオンさせることに
より発生される信号を検出するものである。ルーバ上下
角度設定信号検出器33とルーバ左右角度設定信号検出
器34は、リモコン入力装置45の上下角度設定スイッ
チ48及び左右角度設定スイッチ49をオンさせること
により発生される設定信号を検出するものである。温度
センサ41は、例えばNTCサーミスタであり、窓近傍
に設けられ窓近傍の気温を検出して同気温を表す検出信
号に変換して出力する。ただし、NTCサーミスタの代
わりにPTCサーミスタ,SAWセンサ等の他の形式の
センサを用いてもよい。湿度センサ42は、例えば検出
湿度に応じた検出部の抵抗変化等を電気信号に変換して
出力する形式のセラミックセンサであり、窓近傍に設け
られ窓近傍の室内湿度を検出して同湿度を表す検出信号
を出力する。ただし、空気の誘電率変化から湿度を求め
る形式等の湿度センサを用いてもよい。
【0014】次に、上記実施例の動作について説明す
る。電源スイッチ(図示しない)が投入されると、空調
機制御装置20は図5に示すメインプログラムの実行を
ステップ50にて開始する。ステップ51にて初期化が
行われ、ステップ52にて入力パネル21から指定され
た空調モードにより通常の空調運転ルーチンが実行さ
れ、さらにステップ53にて上下及び左右回転角度検出
装置15,16からのルーバの初期角度θiとφiが記
憶される。また、結露制御装置30も図9に示すメイン
プログラムの実行をステップ100にて開始する。
【0015】ここで、リモコン入力装置45による結露
容易発生箇所である窓43に対するルーバ12の角度を
設定する設定処理が行われると、結露制御装置30は、
図10に示すルーバ上下設定インタラプトプログラムの
割り込み実行をステップ120aにて開始する。そし
て、ステップ121aにて上下回転角度検出装置15か
らの上下角度θが入力され、ステップ122aにて上下
回動スイッチ46がオンされたと判定されると、ステッ
プ123aにてルーバ12の上下方向駆動信号が出力さ
れる。この上下方向駆動信号は空調機制御装置20を通
してルーバ上下駆動モータ13に出力され、ルーバ12
が回動する。そして、ルーバ12が、図4(a)に示す
ように、窓43の方向を向くように、垂直からの角度が
θoになる位置に移動すると、上下回動スイッチ46が
オフにされる。すると、結露制御装置30はステップ1
24aにて「YES」との判定のもとにプログラムをス
テップ125aに移行させて上下方向駆動信号を停止さ
せる。さらに、ステップ126aにて上下角度設定スイ
ッチ48がオンされたか即ち設定信号が入力されたか否
かが判定される。設定信号が未だ入力されていないとき
は、まだ設定が不十分と判定され、プログラムはステッ
プ122aに戻され、以下ステップ122a〜126a
の実行が繰り返される。そして、設定信号が入力された
ときは、結露制御装置30はステップ126aにて「Y
ES」との判定の下にプログラムをステップ127aに
移行させ、ステップ127aにて設定角度θoを示す信
号を空調機制御装置20に出力し、更にステップ128
aにてプログラムの実行を終了する。つぎに、リモコン
入力装置45の左右回動スイッチ47の操作に応じて、
結露制御装置30はルーバ12の左右角度の設定を図1
1に示すルーバ左右設定インタラプトプログラムのステ
ップ120b〜128bに従って上下角度設定と同様の
手順により行う。その結果、ルーバ12が、図4(b)
に示すように、窓43の方向を向いて、垂直からの角度
がφoになる位置になるように設定される。
【0016】一方、上記ルーバ上下設定インタラプトプ
ログラム及びルーバ左右設定インタラプトプログラムの
実行に対して、空調機制御装置20は、図8に示すルー
バ角度記憶インタラプトプログラムの割り込み実行を行
っている。即ち、ステップ90にてプログラムの実行を
開始し、ステップ91にて上下設定角度θoを示す信号
が入力されたか否かが判定される。信号が入力されない
ときは、「NO」との判定のもとに、プログラムはステ
ップ93に移行され、以下の処理が行われる。また、信
号が入力されると、空調機制御装置20はステップ91
にて「YES」との判定のもとにプログラムをステップ
92に移行させて上下設定角度θoを記憶する。さら
に、ステップ93にて左右設定角度φoを示す信号が入
力されたか否かが判定される。信号が入力されると、空
調機制御装置20はステップ93にて「YES」との判
定のもとにプログラムをステップ94に移行させて上下
設定角度φoを記憶し、ステップ95にてプログラムの
実行を終了する。
【0017】結露制御装置30は、図9のメインルーチ
ンのステップ101にて初期化処理を行い、ステップ1
02にて温度センサ41からの検出信号を入力し、さら
にステップ103にてこの検出信号値と予めマイクロコ
ンピュータに記憶された気温と飽和水蒸気量H0との関
係を示すデータに基づいて、飽和水蒸気量H0を算出す
る。次に、結露制御装置30はステップ104にて湿度
センサ42からの湿度検出信号を入力し、さらに、ステ
ップ105にてこの湿度検出信号値と上記温度検出信号
値とに基づき予めマイクロコンピュータに記憶された温
度をパラメータとした湿度と水蒸気量との関係を示すデ
ータに基づいて、水蒸気量Hを算出する。そして、結露
制御装置30はステップ106にて飽和水蒸気量H0と
水蒸気量Hとの差が一定値ΔHより小さいか、即ち水蒸
気量Hが飽和水蒸気量H0に非常に近く、窓43に結露
が発生しやすい状態にあるか否かを判定する。いまだ結
露しそうな状態にないときは、結露制御装置30は「N
O」との判定のもとにステップ106の判定処理を繰り
返し実行する。そして、窓43近傍が結露しそうな状態
になったときは、結露制御装置30はステップ106に
て「YES」との判定のもとに、プログラムをステップ
107に移行させ、ステップ107にて結露防止信号を
空調機制御装置20に出力する。
【0018】この結露防止信号を受けた空調機制御装置
20は、空調部メインルーチンのステップ54にて「Y
ES」と判定して、ステップ55にて結露防止ルーチン
の処理を行う。これによりルーバ12の角度が窓43の
方向を向くように調節されかつ空調部10の運転モード
が除湿運転にされるため、窓43に向けて乾燥した空気
が送風されて窓43への結露が防止される。即ち、空調
機制御装置20は図6に示す結露防止ルーチンの実行を
ステップ60にて開始し、ステップ61にて除湿信号を
空調部10に出力し、空調部10はこれに応じて除湿運
転を開始する。また、空調機制御装置20はステップ6
2にてルーバ上下駆動信号をルーバ上下駆動モータ13
に出力し、ルーバ上下駆動モータ13はルーバ12を上
方に向けて回動させる。そして、ステップ63にて上下
回転角度検出器15からのルーバ12の上下角度θを示
す信号が入力される。空調機制御装置20は、ステップ
64にて上下角度θが窓43の方向を示す予め記憶され
た設定値θoと一致するか否かを判定する。そして、上
下角度θが設定値θoと一致したとき、ステップ64に
て「YES」との判定のもとにプログラムはステップ6
5に移行され、ステップ65にてルーバ上下駆動モータ
13の回動が停止される。さらに、空調機制御装置20
はステップ66にてルーバ左右駆動信号をルーバ左右駆
動モータ14に出力し、ルーバ左右駆動モータ14はル
ーバ12を右方に向けて回動させる。そして、ステップ
67にて左右回転角度検出器16からのルーバ12の左
右角度φを示す信号が入力される。空調機制御装置20
はステップ68にて左右角度φが窓43の方向を示す予
め記憶された設定値φoと一致するか否かを判定する。
そして、左右角度φが設定値φoと一致したとき、空調
機制御装置20はステップ68にて「YES」との判定
のもとにプログラムをステップ69に移行して、ステッ
プ69にてルーバ左右駆動モータ14の回動を停止さ
せ、更にテップ70にてプログラムの実行を終了する。
【0019】上記空調機制御装置20による結露防止処
理中においても、結露制御装置30はメインルーチンの
実行を継続しており、図9に示すステップ108にて飽
和水蒸気量H0と水蒸気量Hとの差が一定値ΔHより大
きいか、即ち水蒸気量Hが飽和水蒸気量H0よりかなり
小さくて、窓43に結露が発生しやすい状態ではなくな
ったか否かを判定する。いまだ、結露しそうな状態にあ
るときは、結露制御装置30は「NO」との判定のもと
にステップ108の判定処理を繰り返し実行し、結露防
止信号を空調機制御装置20に出力し続ける。そして、
窓43近傍が結露しそうな状態ではなくなったときは、
結露制御装置30はステップ108にて「YES」との
判定のもとに、プログラムをステップ109に移行さ
せ、ステップ109にて結露防止信号の空調機制御装置
20への出力を停止する。そして、結露制御装置30
は、プログラムをステップ102に戻して、以下ステッ
プ102〜109からなる循環処理を繰り返し実行す
る。
【0020】上記結露防止信号の停止に応じて、空調機
制御装置20は図5に示す空調機メインルーチンのステ
ップ56にて「YES」との判定の下にプログラムをス
テップ57に移行させて、図7に示す結露防止解除ルー
チンの処理をステップ80にて開始する。空調機制御装
置20は、ステップ81にて除湿信号の空調部10への
出力を停止し、空調部10はこれに応じて除湿運転を停
止する。また、空調機制御装置20はステップ82にて
ルーバ上下駆動信号をルーバ上下駆動モータ13に出力
し、ルーバ上下駆動モータ13はルーバ12を下方に向
けて回動させる。そして、ステップ83にて上下回転角
度検出器15からのルーバ12の上下角度θを示す信号
が入力される。空調機制御装置20は、ステップ84に
て上下角度θが最初の運転時の初期角度θiと一致する
か否かを判定する。そして、上下角度θが初期角度θi
と一致したとき、ステップ84にて「YES」との判定
のもとにプログラムはステップ85に移行され、ステッ
プ85にてルーバ上下駆動モータ13の回動が停止され
る。さらに、空調機制御装置20はステップ86にてル
ーバ左右駆動信号をルーバ左右駆動モータ14へ出力
し、ルーバ左右駆動モータ14はルーバ12を左方にお
けて回動させる。そして、ステップ87にて左右回転角
度検出器16からのルーバ12の左右角度φを示す信号
が入力される。空調機制御装置20はステップ88にて
左右角度φが最初の運転時の初期角度φiと一致するか
否かを判定する。そして、左右角度φが初期角度φiと
一致したとき、空調機制御装置20はステップ88にて
「YES」との判定のもとにプログラムをステップ89
に移行して、ステップ89にてルーバ左右駆動モータ1
4の回動を停止させる。そして、ステップ89aにてプ
ログラムは空調器メインルーチンのステップ52に戻さ
れ、以下ステップ52〜57からなる循環処理が繰り返
し実行される。
【0021】以上に説明したように、上記第1実施例に
おいては、室内の窓等の結露容易発生箇所における水蒸
気量Hと飽和水蒸気量H0との差が一定値ΔHより小さ
くなり窓に結露し易くなると、上下及び左右ルーバ回動
モータによりルーバの向きを窓の方向に向けさせると共
に空調部の運転状態を除湿運転に移行させるようにし
た。このため、除湿運転により乾燥した空気が結露しそ
うな状態にある結露容易発生箇所に直接当たるため、同
箇所における結露の発生を未然に防止することができ
る。また、かかる結露防止運転により結露容易発生箇所
における水蒸気量と飽和水蒸気量との差が一定値より大
きくなると、上下及び左右ルーバ回動モータによりルー
バの向きを最初の設定位置に戻すと共に、空調部の運転
状態を除湿運転から通常の運転に移行させる。このた
め、除湿運転による乾燥した空気がいつまでも室内に供
給されることがないので、同室内の乾燥過剰状態の発生
も未然に防止される。その結果、結露による例えば窓に
設けたカーテン等の汚れや痛みまた窓ガラス周辺の老朽
化や建物の老朽化といった問題を回避することができる
と共に、室内の湿度が低下し過ぎることによる居住性の
悪化、ひいては在室者の喉等を傷めるという健康上の問
題も解消させることができる。
【0022】つぎに、上記第1実施例の変形例について
図12により説明する。本変形例は、上記第1実施例に
示した室内結露防止システムを、室内に付設した物置あ
るいは押入れM等の結露が容易に発生しやすい空間に対
して適用しようとするものである。即ち、図12に示す
ように、第1実施例において用いたエアコンディショナ
K及び温度センサ41,湿度センサ42とを用い、温度
センサ41及び湿度センサ42を押入れMの適所に設置
するようにしたものである。このような構成によって、
上記第1実施例において説明したように、押入れM内の
結露を適正に防止することができ、カビ等の発生を未然
に防止することもできる。ただし、この場合には、押入
れ等の扉を開放した状態にすることが必要である。
【0023】つぎに、本発明の第2実施例について図面
により説明する。図13は、第2実施例に係る室内結露
防止システムをブロック図により概略的に示したもので
ある。室内結露防止システムは、エアコンディショナL
と、室内の結露容易発生箇所の一例である窓の近傍に設
けた温度センサ41と、湿度センサ42と、エアコンデ
ィショナLの空気を結露容易発生個所である窓43とこ
れを室内空間から遮蔽するカーテン44との隙間Sに供
給するパイプPとを備えている。
【0024】エアコンディショナLは、図13に概略的
に示すように、第1実施例に示したと同様の空調部10
を設けており、空調部10の空気供給管P1には空気の
吹き出しを切り換える空気吹き出し口切り換え装置17
が取り付けられている。空気吹き出し口切り換え装置1
7は、空気供給管P1を分岐する2本の供給管P2,P
3と各供給管に介装された2個の開閉弁(図示しない)
を備えている。各供給管P2,P3は、後述する空調機
制御装置の制御により一方が開放状態にある時は他方が
閉鎖状態になるように制御される。供給管P2は、空調
部10からの空気を室内に導く第1空気吹き出し口18
に連結され、また供給管P3は、空調部10からの空気
を結露容易発生箇所の隙間Sに導く第2空気吹き出し口
19に接続されている。第2空気吹き出し口には、隙間
Sに延出されたパイプPが取り付けられている。また、
エアコンディショナLは、第1実施例に示した空調機制
御装置20と、空調モードを入力する入力パネル21及
び結露制御装置30を設けている。
【0025】空調機制御装置20は、マイクロコンピュ
ータ等を備えてなり、図15に示すフローチャートに対
応したコンピュータプログラムを実行するものである。
空調機制御装置20は、出力側が空調部10及び空気吹
き出し口切り換え装置17に接続されており、入力側は
結露制御装置30の出力側に接続されている。結露制御
装置30は、上記第1実施例に示した構成と同様であ
り、入力側に備えたAD変換器を介して上記温度センサ
41及び湿度センサ42が接続されている。
【0026】次に、上記実施例の動作について説明す
る。電源スイッチ(図示しない)が投入されると、空調
機制御装置20は図15に示すメインプログラムの実行
をステップ130にて開始する。ステップ131にて初
期化が行われ、ステップ132にて入力パネル21から
指定された空調モードにより通常の空調運転ルーチンが
実行される。このとき、空調部10は第1空気吹き出し
口18につながっている。また、結露制御装置30も図
9に示すメインプログラムの実行をステップ100にて
開始し、以下ステップ109に至るプログラムの実行を
上記第1実施例に示したように行う。そして、温度セン
サ41及び湿度センサ42からの信号により、窓が結露
しそうな状態になったときは、第1実施例に示したよう
に、結露制御装置30から結露防止信号が空調機制御装
置20に出力される。
【0027】この結露防止信号を受けた空調機制御装置
20は、図15の空調機メインルーチンのステップ13
3にて「YES」と判定して、ステップ134にて除湿
信号を出力する。これにより、空調部10は除湿運転を
開始する。さらに、ステップ135にて空気吹き出し口
切り換え装置17に切り換え信号が出力され、これによ
り、空気吹き出し口18が閉鎖され、第2空気吹き出し
口19が開放される。そして、第2空気吹き出し口19
からパイプPを通った乾燥した空気が窓43とカーテン
44の隙間Sに吹き込み、窓43への結露が未然に防止
される。
【0028】上記空調機制御装置20による結露防止運
転により、窓43近傍が結露しそうな状態ではなくなっ
たときは、結露制御装置30は第1実施例に示したよう
に結露防止信号の空調機制御装置20への出力を停止す
る。上記結露防止信号の停止に応じて、空調機制御装置
20は、ステップ136にて「YES」との判定の下に
プログラムをステップ137に移行させて、除湿信号の
出力を停止し、さらにステップ138にて空気吹き出し
口切り換え信号を出力する。これにより、第2空気吹き
出し口19が閉鎖され第1空気吹き出し口18が開放さ
れる。そして、プログラムはステップ132に戻され
て、空調部に通常運転を行わせる。そして、空調機制御
装置20は、プログラムをステップ132に戻し、以下
ステップ132〜138からなる処理を繰り返し実行す
る。
【0029】以上に説明したように、第2実施例によれ
ば、カーテン,ドア等の遮蔽物で覆われて、エアコンデ
ィショナの風が直接当たらず、結露を防止し難い箇所の
結露の発生を的確に防止することが出来る。その結果、
結露による例えば窓に設けたカーテン等の汚れや痛みま
た窓ガラス周辺の老朽化や建物の老朽化といった問題を
回避することができると共に、室内の湿度が低下し過ぎ
ることによる居住性の悪化、ひいては在室者の喉等を傷
めるという健康上の問題も解消させることができる。ま
た、本実施例に係る室内結露防止システムよれば、パイ
プを用いて乾燥した空気を結露容易発生箇所に送るよう
にしているので、エアコンディショナを設けた室内と同
一室内に限らず離れた場所の結露防止にも有効に活用す
ることができる。
【0030】なお、上記各実施例及び変形例において、
室内の配置によって温度センサを室内に設け難いとき
に、室外の窓の近傍のエアコンディショナの動力源の近
傍等の適所に設けることが便利であることが生じる。こ
の場合は、室外に温度センサを設け、予め室外温度セン
サの検出値と室内の温度センサ例えばエアコン備え付け
の温度センサの検出値とから、予め結露容易発生箇所の
温度を得るための校正データを作成し、これを制御装置
に入力しておくことができる。これにより、室外に温度
センサを設けても、適正に結露を防止することが出来
る。即ち、図9に示す結露制御装置により実行されるメ
インプログラムの一部を、図16に示すように、ステッ
プ102とステップ103の間にステップ102aとし
て「温度入力の補正」を挿入すればよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係るエアコンディショナ
の概略構成を示すブロック図である。
【図2】ルーバとルーバ回動モータの回転軸に取りつけ
られた回転角度検出装置を示す斜視図である。
【図3】ルーバの上下方向及び左右方向の結露防止角度
を設定するためのリモコン装置を示す斜視図である。
【図4】同エアコンディショナのルーバ角度と結露防止
箇所である窓との関係を示す説明図である。
【図5】図1の空調機制御装置にて実行される空調機メ
インプログラムのフローチャートである。
【図6】図5の結露防止ルーチンのフローチャートであ
る。
【図7】図5の結露防止解除ルーチンのフローチャート
である。
【図8】ルーバ角度記憶インタラプトプログラムのフロ
ーチャートである。
【図9】図1の結露制御装置にて実行される結露防止メ
インプログラムのフローチャートである。
【図10】ルーバ上下角度設定インタラプトプログラム
のフローチャートである。
【図11】ルーバ左右角度設定インタラプトプログラム
のフローチャートである。
【図12】変形例に係る物置の結露防止を示す説明図で
ある。
【図13】第2実施例に係るエアコンディショナの概略
構成を示すブロック図である。
【図14】第2実施例に係る結露容易発生箇所である窓
とカーテンの間にエアコンディショナからのパイプを設
けた状態を説明する説明図である。
【図15】第2実施例に係る空調機制御装置にて実行さ
れる空調機メインプログラムのフローチャートである。
【図16】図9の結露防止メインプログラムの追加部分
を示すフローチャートである。
【符号の説明】
10;空調部、12;ルーバ、13;ルーバ上下駆動モ
ータ、14;ルーバ左右駆動モータ、15;上下回転角
度検出装置、16;左右回転角度検出装置、17;空気
吹き出し口切り換え装置、18;空気吹き出し口、1
9;第2空気吹き出し口、20;空調機制御装置、2
1;空調モード入力パネル、30;結露制御装置、3
1;ルーバ上下信号検出器、32;ルーバ左右信号検出
器、33;ルーバ上下角度設定信号検出器、34;ルー
バ左右角度設定信号検出器、41;温度センサ、42;
湿度センサ、43;窓、44;カーテン、45;リモコ
ン入力装置、46;上下回動スイッチ、47;左右回動
スイッチ、48;上下角度設定スイッチ、49;左右角
度設定スイッチ、S;隙間、P;パイプ、M;押入れ、
K,L;エアコンディショナ。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 室内の所定位置に設けられ、空気吹き出
    し口の先に設けたルーバの角度を変化させるルーバ回動
    手段と所定状態に調整した空気を同空気吹き出し口から
    室内に供給する空調部とを有するエアコンディショナ
    と、 前記ルーバの角度を検出するルーバ角度検出手段と、 前記ルーバの所定の角度を指定するルーバ角度指定手段
    と、 前記指定された角度値を記憶する指定角度値記憶手段
    と、 室内の結露容易発生箇所の近傍の温度を検出する温度セ
    ンサと、 同結露容易発生箇所の近傍の湿度を検出する湿度センサ
    と、 前記温度センサの検出結果から室内の飽和水蒸気量を算
    出する飽和水蒸気量算出手段と、 前記温度センサによる検出温度値及び前記湿度センサに
    よる検出湿度値から室内の水蒸気量を算出する水蒸気量
    算出手段と、 前記算出飽和水蒸気量と前記算出水蒸気量とを比較しそ
    の差が一定値より小さいときに結露防止信号を出力し、
    一方同算出飽和水蒸気量と同算出水蒸気量とを比較しそ
    の差が一定値より大きいときに結露防止解除信号を出力
    する信号出力手段と、 同信号出力手段からの結露防止信号を受けて前記ルーバ
    回動手段を駆動させて前記ルーバを前記指定角度値にま
    で回動させ、一方同信号出力手段からの結露防止解除信
    号を受けて同ルーバ回動手段を駆動させて同ルーバを元
    の角度に戻すルーバ回動制御手段と、 前記信号出力手段からの結露防止信号を受けて前記空調
    部の運転を除湿運転にさせ、一方同信号出力手段からの
    結露防止解除信号を受けて同空調部の運転を通常運転に
    戻す空調部運転制御手段とを設けたことを特徴とする室
    内結露防止システム。
  2. 【請求項2】 空気を所定状態に調整する空調部と、同
    空調部からの空気を外部に吹き出す空気吹き出し口とを
    備えたエアコンディショナと、 同エアコンディショナ内に設けられ、空調部からの空気
    をパイプを通して前面が遮蔽物で被覆された結露容易発
    生箇所に供給する第2空気吹き出し口と、 前記空気吹き出し口と前記第2空気吹き出し口のいずれ
    か一方を前記空調部に接続させるための切り換えを行う
    吹き出し口切り換え手段と、 前記結露容易発生箇所の近傍の温度を検出する温度セン
    サと、 同結露容易発生箇所の近傍の湿度を検出する湿度センサ
    と、 前記温度センサの検出結果から室内の飽和水蒸気量を算
    出する飽和水蒸気量算出手段と、 前記温度センサによる検出温度値及び前記湿度センサに
    よる検出湿度値から室内の水蒸気量を算出する水蒸気量
    算出手段と、 前記算出飽和水蒸気量と前記算出水蒸気量とを比較しそ
    の差が一定値より小さいときに結露防止信号を出力する
    と共に、同算出飽和水蒸気量と同算出水蒸気量とを比較
    しその差が一定値より大きいときに結露防止解除信号を
    出力する信号出力手段と、 前記信号出力手段からの結露防止信号を受けて前記吹き
    出し口切り換え手段により前記空調部への接続を前記第
    2空気吹きだし口に切り換えさせ、一方同信号出力手段
    からの結露防止解除信号を受けて前記吹き出し口切り換
    え手段により前記空調部への接続を前記空気吹きだし口
    に切り換えさせる吹き出し口切り換え制御手段と、 前記信号出力手段からの結露防止信号を受けて前記空調
    部の運転を除湿運転にさせ、一方同結露信号出力手段か
    らの結露防止解除信号を受けて同空調部の運転を通常運
    転にさせる空調部運転制御手段とを設けたことを特徴と
    する室内結露防止システム。
  3. 【請求項3】 前記請求項1または請求項2に記載の結
    露防止システムにおいて、前記温度センサの代わりに、 室外の前記結露容易発生箇所の近傍位置に配置した室外
    温度センサと、室内の温度を検出する室内温度センサと
    を設けると共に、同室外温度センサ及び室内気温センサ
    の検出温度から前記結露発生容易箇所の温度を求める温
    度値算出手段を設けたことを特徴とする室内結露防止シ
    ステム。
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WO2020183716A1 (ja) * 2019-03-14 2020-09-17 三菱電機株式会社 空気調和機
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