JPH05149579A - 一体形空気調和機 - Google Patents

一体形空気調和機

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JPH05149579A
JPH05149579A JP4019836A JP1983692A JPH05149579A JP H05149579 A JPH05149579 A JP H05149579A JP 4019836 A JP4019836 A JP 4019836A JP 1983692 A JP1983692 A JP 1983692A JP H05149579 A JPH05149579 A JP H05149579A
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JP
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outdoor
ventilation
indoor
air conditioner
fan
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Application number
JP4019836A
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English (en)
Inventor
Hideyuki Ogata
英行 尾形
Toshiaki Yoshikawa
利彰 吉川
Haruyuki Kodama
晴之 児玉
So Hiraoka
宗 平岡
Tetsuji Okada
哲治 岡田
Akira Yamauchi
明 山内
Hiroyuki Fukazawa
宏之 深沢
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 冷暖房運転を行いながら換気(排気)をする
ことができる一体形空気調和機を得ることを目的とす
る。 【構成】 内外セパレータ12に換気ダンパー13を設
け、内外ファン6、11のバランスとして、室内ファン
6よりも吸引力の大きい室外ファン11設け、室外ファ
ン11の作動中のみ換気ダンパー13の開動作信号を出
力し、室外ファン11の停止時には室外ファンの停止信
号に同期して上記換気ダンパー13の閉動作信号を出力
する換気ダンパー開閉制御装置18を備えたことを特徴
とする一体形空気調和機。 【効果】 冷暖房運転を行いながら換気(排気)がで
き、冷房時には着露もなく、暖房時には霜取り中に冷気
の侵入による室温の低下もなく、快適性を損なうことな
く運転できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は換気機能を備えた、一
体形空気調和機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図21は例えば特開昭60−11183
2号公報に示された従来の一体形空気調和機を示す平面
断面図である。図において、1は一体形空気調和機の本
体外殻で、正面には室内吸い込み口2と室内吹き出し口
3が左右に設けられ、室内吸い込み口2から室内吹き出
し口3に至る室内側の風路4を形成している。上記本体
外殻1内には室内吸い込み口2に対応して室内熱交換器
5、室内吹き出し口3に対応して室内ファン6が設けら
れている。一方、本体外殻1背面側には室外吸い込み口
7と室外吹き出し口8が左右に設けられ、室内側と同様
に室外側風路9を形成しており、室外吸い込み口7に対
応して室外熱交換器10、室外吹き出し口8に対応して
室外ファン11が設けられている。また、12は本体内
部を室内側12a、室外側12bに分けるセパレータで
あり、セパレータ12の中央部に換気ダンパー13が設
けられている。
【0003】次に動作について説明する。ダンパー13
が閉じているときは、室内吸い込み口2から吸い込まれ
た空気は、室内熱交換機5で熱交換され、室内ファン6
によって送風され、室内吹き出し口3より吹き出され
る。ダンパー13が開いているときは、室内側12aの
吸い込まれた空気の一部が換気ダンパー13を通じて室
外側12bへ排気され、室外吹き出し口8より吹き出さ
れる。ダンパー13が開いている間は圧縮機(図示され
ていない)は停止し、送風運転のみ行なう。
【0004】次に図22は例えば、実開平1−1259
34号公報に示された従来例の一体形空気調和機を示す
側断面図である。図において1は本体外殻で、正面には
室内吸い込み口2と室内吹き出し口3が上下に設けられ
ており上記室内吸い込み口2から室内吹き出し口3へ至
る室内通風路4を形成している。また、室内通風路4内
には室内ファン6と室内熱交換器5が設けられている。
本体外殻1の背面には室外吸い込み口7と室外吹き出し
口8が上下に設けられており室内側と同様に室外通風路
を形成しており、室外通風路内には室外ファン11と室
外熱交換器10が設けられている。また、本体外殻1内
は内外セパレータ12により室内側と室外側に分けられ
ている。
【0005】次に動作について説明する。室内吸い込み
口2から吸い込まれた空気は室内熱交換器5で熱交換さ
れ、室内ファン6で送風され、室内吹き出し口3から吹
き出される。一方室外吸い込み口7から吸い込まれた空
気は、室外熱交換器10により熱交換され、室外ファン
1で送風され、室外吹き出し口8から吹き出される。ま
た、冷媒は、本体外殻1の中に納められた、圧縮機(図
示されていない)、室内熱交換器5、室外熱交換器1
0、減圧器(図示されていない)等で構成される冷媒回
路を循環する。
【0006】また他の従来例として特開昭62−461
53号公報に空気調和機の室外送風機用モータ制御装置
が開示されている。
【0007】さらに他の従来例として特開平1−106
834号公報に電装品冷却装置を組込んだ一体形空気調
和機が開示されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】特開昭60−1118
32号公報に示された従来の一体形空気調和機は以上の
ように構成されているので、換気ダンパーを開いている
ときには圧縮機を停止しているため、冷暖房運転ができ
ず送風運転した行えなかった。また、仮に冷房運転を行
なえば室外側の高温多湿の空気が室内側へ洩れ、室内側
風路内に着露する恐れがあった。また、仮に暖房運転を
行なえば室外側の冷気が室内側に侵入し、室温が低下す
る恐れがあった。
【0009】実開平1−125934号公報に示された
従来の別の一体形空気調和機は、例えば周囲の温度が高
い場合や、モータの効率が悪い場合、モータの出力が大
きい場合などに、ファンモータの温度が上昇しすぎて巻
線や、ベアリングを破損してしまう恐れがあった。特に
室内側は室外側に比べてモータのスペースも小さくモー
タの通風も不十分になりがちなことから室内ファンモー
タの温度上昇が問題になりがちであった。
【0010】特開昭62−46153号公報に示された
従来の空気調和機は、外風が順風であるか逆風であるか
を判定して室外モータの回転方向を決めるための複雑な
制御回路が必要であった。
【0011】特開平1−106834号公報に示された
従来の一体形空気調和機は以上のように構成されている
ので、クロスフローファンを送風回路の外側まで延長さ
せて冷却用シロッコファンケーシングを用いなければな
らず、ファンモータや電装品の取付部近辺のスペースが
縮小し、サービス性が悪化し、使用する部品が多くなる
ためコストが増加するなどの問題点があった。
【0012】この発明は上記のような問題点を解決する
ためになされたもので、冷暖房運転を行いながら換気
(排気)をすることができる一体形空気調和機を得るこ
とを目的とする。
【0013】また、この発明は特に室内ファンモータの
温度を下げることができる換気機構を備えた一体形空気
調和機を得ることを目的とする。
【0014】また、外風の影響を正確に感知し室外ファ
ンの風量の低下を防止することを可能にした一体形空気
調和機を得ることを目的とする。
【0015】さらに、送風回路の外側までファンを延長
させる事なく、また送風回路以外にシロッコファンケー
シングを用いる事なく、ファンモータ及び電装品の冷却
装置を得ることを目的としている。
【0016】
【課題を解決するための手段】請求項1の一体形空気調
和機は、圧縮機、凝縮器、冷却器、室内外ファンより成
り、室内側と室外側とに区画する内外セパレータを設
け、この内外セパレータに換気ダンパーを設けた一体形
空気調和機において、室内ファンよりも吸引力の大きい
室外ファンを設けると共に、室外ファンの作動中のみ上
記換気ダンパーの開動作信号を出力し、かつ、室外ファ
ンの停止時には室外ファンの停止信号に同期して上記換
気ダンパーの閉動作信号を出力する換気ダンパー開閉制
御手段を設けたものである。
【0017】請求項2の一体形空気調和機は、圧縮機、
凝縮器、減圧器、冷却器、送風機などから成る冷媒回路
を一つの筺体内に収縮した一体形調和機において、室内
ファンモータの冷却用通風機能を兼ねた換気機構と、室
内ファンモータの温度を検出する室内ファンモータ温度
検知手段と、この室内ファンモータ温度検知手段からの
信号が所定温度以上の時、上記換気機構を制御する換気
機構制御手段と、この換気機構制御手段からの出力信号
により上記換気機構を開閉する換気機構開閉手段とを設
けたものである。
【0018】請求項3の一体形空気調和機は、室外側の
吹出口付近に設けた風圧センサと、この風圧センサによ
り検出された外部の風圧によってファンモータのトルク
を制御する手段とを設けたものである。
【0019】請求項4の一体形空気調和機は、室外側の
ファンの回転数を検知する手段と、この回転数検出手段
により検出された回転数によってファンモータのトルク
を制御する手段とを設けたものである。
【0020】請求項5の一体形空気調和機は、この空気
調和機の室内側のユニット背板部に開けたファンモータ
冷却用吸込穴を具備し、同空気調和機を室内側と室外側
とに区分けする内外仕切板に開けた室外送風回路への通
風穴を具備するものである。
【0021】
【作用】請求項1の一体形空気調和機は、冷暖房を行い
ながら室内の空気を室外に排気することができ、室外フ
ァンが停止している間は、換気ダンパーを閉じ室外空気
の室内への流入を防ぐ。
【0022】請求項2の一体形空気調和機は、換気スイ
ッチがOFFすなわち換気機構が閉じていても、室内フ
ァンモータの温度がある値以上に高くなると強制的に換
気機構を開いて通風し室内ファンモータを冷却し温度を
下げる。
【0023】請求項3の一体形の空気調和機は、室外の
風圧を感知することによって外風により室外ファンの風
量が低下するかどうかを正確に検出することができ、室
外の風圧が高い場合は、ファンモータのトルクを上昇さ
せ、通常と同等の風量を確保することができ、快適性を
確保することができる。
【0024】請求項4の一体形の空気調和機は、室外側
のファンの回転数を検知することによって外風により室
外ファンの風量が低下するかどうかを簡易的に検出する
ことができ、ファンの回転数が高い場合は、ファンモー
タのトルクを上昇させ通常と同等の風量を確保すること
ができ、快適性を確保することができる。
【0025】請求項5の一体形空気調和機は、室内側の
ユニット背板部にファンモータ冷却用吸込穴を開け、同
空気調和機を室内側と室外側とに区分けする内外仕切板
に室外冷風回路への通風穴を開ける事により、室外用シ
ロッコファンの吸込力でファンモータ冷却用吸込穴から
ファンモータを通過し、室外側への通風穴へ外気が吸い
込まれる作用によって室内用ファンモータを冷却するの
で、ファンを送風回路の外側まで延長させずに済み、フ
ァンモータ冷却用シロッコファンケーシングを用いなく
て済むため、部品点数が減少しコストが削減される。
【0026】
【実施例】
実施例1.以下、この発明の実施例1を図について説明
する。図1はこの発明における一体形空気調和機及び、
操作部としてのリモコンの外観図であり、図2は図1に
おけるII−II断面図、図3は図2におけるIII−
III断面図である。図1〜図3において1は本体外殻
であり、室内吸い込み口2、室内吹き出し口3が本体外
殻正面に設けられており、室内通風路を形成している。
7は本体外殻1の背面に設けられた室外吸い込み口、8
は本体外殻1の下面に設けられた室外吹き出し口であ
り、室外通風路を形成している。室内、室外の通風路に
は従来例と同様それぞれ室内熱交換器5、室内ファンモ
ータ6aにより駆動される室内ファン6、室外熱交換器
10、室外ファンモータ11aにより駆動される室外フ
ァン11が設けられている。12は本体外殻1を上下に
室内側、室外側とに分けるセパレータであり、中央部に
は換気ダンパー13及び換気ダンパー13を開閉する換
気ダンパー開閉手段14が設けられている。15は操作
部として本体に対して信号を出力するリモコンであり換
気スイッチ15aが設けられている。16は圧縮機であ
り本体外殻内の室外側に設けられている。
【0027】図4は上記換気ダンパー13の制御の構成
を示したブロック図であり、図において17は室外ファ
ンモータのON/OFFを検知する室外ファンモータ運
転検出手段、15aは換気スイッチ、13aは換気ダン
パー制御手段であり、入力回路13b、CPU13c、
メモリー13d、出力回路13eから構成される。18
は換気ダンパー13を開閉する、換気ダンパー開閉手
段、13は換気ダンパーである。
【0028】次に動作について説明する。換気スイッチ
15bがOFFで換気ダンパー13が閉じているときは
従来と同じである。次に換気スイッチ15bがONの場
合、換気ダンパー13を開くが、このとき従来と異なり
圧縮機16は運転を続ける。室内ファン6より室外ファ
ン11の方が吸引力が強く室外ファン室の方が圧力が低
いため換気ダンパー13を通じて室内側から室外側へ空
気が流れる。
【0029】従って冷暖房運転を行いながら換気(排
気)を行なうことができる。また、例えば室温が設定温
度に達したり、霜取り運転に入ったりして室外ファン1
1が停止した場合、室外空気が室内へと流入するのを防
ぐため換気ダンパー13を閉じる。以上の動作を図4の
ブロック図、図5のフローチャートを用いて説明する。
【0030】図4にて室外ファンモータ運転検知手段1
7と換気スイッチ15aからの信号は換気ダンパー制御
手段13aの入力回路13bへ入力され、これらの信号
の内容によってCPU13c、メモリー13dにより制
御内容を決定し、制御信号を出力回路13eより出力す
る。この信号によって換気ダンパー開閉手段18を駆動
し、換気ダンパー13を開閉する。
【0031】次に図5のフローチャートを用いて説明す
る。ステップ101からスタートし、ステップ102で
換気スイッチのON/OFFを判定し、ONならステッ
プ103へ進み、室外ファンモータのON/OFFを判
定し、ONならステップ104へ進み、換気ダンパーを
開く。ステップ102にて換気スイッチOFF、もしく
はステップ103にて室外ファンモータOFFの場合
は、ステップ105へ進み換気ダンパーを閉じる。ステ
ップ104及び105まで進んだら再びステップ102
へ戻る、というループを繰り返す。
【0032】実施例2.次に、この発明の実施例2を図
について説明する。図6は、この発明における一体形空
気調和機の外観図であり、図7は図6におけるVII−
VII断面図、図8は図7におけるVIII−VIII
断面図、図9は図7におけるVIX−VIX断面図であ
る。図6〜図9において1は本体外殻で、正面には室内
吸い込み口2と室内吹き出し口3が上下に設けられてい
て、背面には室外吸い込み口7、室内吹き出し口8が設
けられており、従来と同様それぞれ室内通風路、室外通
風路を形成し、内部に室内ファン6、室内熱交換器5、
室外ファン11、室外熱交換器10が設けられている。
6aは室内ファンモータ、11aは室外ファンモータ
で、それぞれ上記室内ファン6、室外ファン11を駆動
する。また、室内ファンモータ6aには表面に室内ファ
ンモータ温度検知手段19が取付けられている。また、
本体外殻1内は内外セパレータ12により室内側12
a、室外側12bに分けられており、上記内外セパレー
タ12の室内ファンモータ6a付近には換気機構13と
これを駆動する換気機構開閉手段14が設けられてい
る。また本体外殻1の表面には換気および室内ファンモ
ータ6aの冷却用の通風孔20が設けられている。また
本体内室外側には圧縮機16が設けられている。
【0033】図10は、上記換気機構の制御の構成を示
したブロック図であり、図において15aは換気スイッ
チ、19は室内ファンモータ温度検知手段、14aは換
気機構制御手段であり、入力回路14b、CPU14
c、メモリー14d、出力回路14eから構成される。
18は換気機構開閉手段、13は換気機構である。
【0034】次に動作について説明する。空気の吸い込
み、吹き出しのしくみ、冷媒回路のしくみは従来と同じ
である。もしも換気スイッチ15aがONになっていた
ら換気機構開閉手段18により換気機構13を開く、逆
に換気スイッチ15aがOFFなら閉じる。換気機構1
3が開いた場合、通風孔20から吸い込まれた空気は、
室内ファンモータを通過し、この際モータを冷却しなが
ら換気口から室外側へと吸い込まれ室外ファン11によ
り送風され室外吹き出し口8より吹き出される。
【0035】もしも換気スイッチ15aがOFFであっ
ても室内ファンモータ6aの温度がある値以上、すなわ
ち室内ファンモータ温度検知手段19の信号がある値以
上なら換気ダンパー13を開き、ファンモータ6aを冷
却し温度を下げる。
【0036】以上の動作を図10のブロック図、図11
のフローチャートを用いて説明する。図10にて換気ス
イッチ15aと室内ファンモータ温度検知手段19の信
号は換気機構制御手段18の入力回路14bから入力さ
れこれらの入力信号の内容によってCPU14c、メモ
リー14dにより制御内容を決定し、出力回路14cよ
り出力する。この出力信号によって換気機構開閉手段1
8を駆動し、換気機構13を開閉する。
【0037】次に図11のフローチャートを用いて説明
する。ステップ101からスタートし、ステップ102
で換気スイッチのON/OFFを判定し、ONならステ
ップ104へ進み換気ダンパーを開き、OFFならステ
ップ103へ進む。ステップ103では室内ファンモー
タ温度TがT>T1 かどうか判定しT>T1 ならステッ
プ104へ進み換気機構を開き、T≦T1 ならステップ
105へ進み換気機構を閉じる。ステップ105まで進
んだら再びステップ101へ戻るというループを繰り返
す。
【0038】実施例3.以下、この発明の実施例3につ
いて説明する。図12は実施例3の一体形空気調和機の
据付例を示す透視図であり、1はユニット本体、8はユ
ニット下部にある室外吹出口、6はユニット上側にある
室内ファン、11はユニット下側にある室外ファン、1
6は圧縮機、32は上記吹出口8付近のユニット外側に
設けられた風圧センサであり、外気の風圧を感知するこ
とができる。
【0039】また図13は上記空気調和機の断面図であ
り、7は室外吸込口である。図14は実施例3のファン
モータ制御ブロック図である。図中、室外側吹出口付近
の風圧センサ32の出力に応じてファンモータ制御手段
33aがファンモータ11aを制御する。ファンモータ
制御手段33aはマイクロコンピュータ(以下マイコン
という)で構成され、入力回路33a、CPU33c、
メモリ33d、出力回路33eを有している。
【0040】次に実施例3の動作を図12、15を参照
しながら説明する。図15は、ファンモータ制御手段3
3aのメモリ33dに記憶された動作プログラムを示す
フローチャートである。図12、13において吸込口7
から吸い込まれた空気はファン11によって加圧され、
熱交換器10を通過する際熱交換され吹出口3より吹き
出される。この時吹出口3付近のユニット外側に設けら
れた風圧センサ32により外部の風圧が感知され、その
感知された値によってファンモータのトルクが制御され
る。
【0041】次にファンモータの制御内容を図15のフ
ローチャートによって説明する。まずステップ201に
より上記風圧検出手段32により室外風圧Pが感知され
る。次にステップ202で、室外風圧Pがある一定値、
例えば室外ファンの風量を低下させる風圧P1 以下(P
1 ≧P)かどうか判断し、もしもPがP1 をこえている
(P>P1 )場合には、ステップ203により現在のフ
ァンモータの出力トルクをα分上昇させる。
【0042】実施例4.以下、この発明の実施例4につ
いて説明する。図16に、この実施例4の制御ブロック
図を示す。34は室外ファン回転数検出手段、35はマ
イクロコンピュータであり入力回路35a、CPU35
c、出力回路35e、メモリ35dで構成されている。
36はファンモータ制御部である。室外ファン回転数検
出手段34の出力に応じてファンモータ制御部36がフ
ァンモータ11aを制御する。
【0043】次に、この実施例4の動作を図17を使っ
て説明する。図17は上記図16の動作を示すフローチ
ャートである。まずステップ301により上記室外ファ
ン回転数Nが検出される。次にステップ302で回転数
Nがある一定値、例えば外風の影響により回転数が増加
しているがファンの風量が低下していると思われる回転
数N1 以下(N1 ≧N)かどうか判断し、もしもNがN
1 をこえている(N>N1 )場合は、ステップ303に
よりファンモータの出力トルクを必要風量が得られるよ
うにα分上昇させる。
【0044】実施例5.以下、この発明の実施例5を図
について説明する。図18は一体形空気調和機を出窓に
設置した状態の透視簡略斜視図、図19はこの一体形空
気調和機の背面図である。図において12はこの発明の
一体形空気調和機の室内側と室外側とに区分けする内外
仕切板、4は空気調和機の室内機の役目を果たす室内側
送風回路、9は空気調和機の室外機の役目を果たす室外
側送風回路、6は室内の空気を吸込んで室内に送り返す
室内用シロッコファン、11は室外の空気を吸い込んで
室外に送り返す室外用シロッコファン、11aは室外用
シロッコファン11を回転させる室外用ファンモータ、
6aは室内用シロッコファン6を回転させる室内用ファ
ンモータ、48は室内用ファンモータ6aを冷却する外
気を吸込むファンモータ冷却用吸込穴で、この実施例5
の一体形空気調和機の室内側ユニット背板部の室内用フ
ァンモータ6aの真後ろに当たる位置に開けた。9aは
ファンモータ冷却用吸込穴48から吸込まれた外気を室
外用シロッコファン11の吸込力によって吸込ませる室
外送風回路への通風穴で、内外仕切板12に開けたもの
である。49は室内用ファンモータ6aを冷却する冷却
風回路、2は室内の空気を吸い込む室内吸込口、3は熱
交換を行った室内の空気を再び室内へ送り出す室内吹出
口、6bは室内用シロッコファン6の回転で、空気を室
内吸込口2から吸込んで室内吹出口3から吹出す作用を
起こさせるのに必要な室内用シロッコファンケーシン
グ、7は室外の空気を吸込む室外吸込口、8は熱交換を
行った室外の空気を再び室外へ送り出す室外吹出口、1
1bは室外用シロッコファン11の回転で空気を室外吸
込口7から吸込んで室外吹出口8から吹出す作用を起こ
させるのに必要な室外用シロッコファンケーシング、5
0はこの実施例5の一体形空気調和機を埋込む出窓であ
る。
【0045】次に動作について説明する。この実施例5
では一体形空気調和機であることを利用して、室外用シ
ロッコファン11の吸込力により室内用ファンモータ6
aの真後にある室内側ユニット背板部に開けたファンモ
ータ冷却用吸込穴48から外気を吸込み、その吸い込ま
れた外気が室内用ファンモータ6aを冷却して内外仕切
板12に開けた室外送風回路への通風穴9aへ吸込まれ
ることにより、室内用ファンモータ6aの温度上昇を抑
圧する。
【0046】実施例6.この発明の実施例6について説
明する。図18において47は電装品、9bはファンモ
ータ冷却用吸込穴48から吸込まれた外気を室内用シロ
ッコファン6の吸込力によって吸込ませる室内送風回路
への通風穴であり、室内熱交換器を支える熱交サイドカ
バーに開けた。
【0047】次にこの発明の実施例6の動作について説
明する。室内用シロッコファン6の吸込力により室内用
ファンモータ6aの真後にある室内側ユニット背板部に
開けたファンモータ冷却用吸込穴48から外気を吸込
み、その吸込まれた外気が室内用ファンモータ6aを冷
却して熱交サイドカバーに開けた室内送風回路への通風
穴9bへ吸込まれることにより、室内用ファンモータ6
aの温度上昇を抑圧する。
【0048】
【発明の効果】請求項1の一体形空気調和機は圧縮機、
凝縮器、冷却器、室内外ファンより成り、室内側と室外
側とに区画する内外セパレータを設け、この内外セパレ
ータに換気ダンパーを設けた一体形空気調和機におい
て、室内ファンよりも吸引力の大きい室外ファンを設け
ると共に、室外ファンの作動中のみ上記換気ダンパーの
開動作信号を出力し、かつ、室外ファンの停止時には室
外ファンの停止信号に同期して上記換気ダンパーの閉動
作信号を出力する換気ダンパー開閉制御手段を設けた構
成としたので、冷暖房運転を行いながら換気(排気)が
でき、冷房時には着露もなく、暖房時には霜取り中に冷
気の侵入による室温の低下もなく、快適性を損なうこと
なく運転できる。
【0049】請求項2の一体形空気調和機は圧縮機、凝
縮器、減圧器、冷却器、送風機などから成る冷媒回路を
一つの筺体内に収縮した一体形空気調和機において、室
内ファンモータの冷却用通風機能を兼ねた換気機構と、
室内ファンモータの温度を検出する室内ファンモータ温
度検知手段と、この室内ファンモータ温度検知手段から
の信号が所定温度以上の時、上記換気機構を制御する換
気機構制御手段と、この換気機構制御手段からの出力信
号により上記換気機構を開閉する換気機構開閉手段とを
設けた構成としたので、通常の換気機能のみならず、室
内ファンモータを温度上昇による破損から保護すること
ができ、ファンモータの信頼性を向上させる効果を有す
る。
【0050】請求項3の一体形空気調和機は、室外側吹
出口付近のユニット外側に設けた風圧センサと、感知さ
れた風圧により室外ファン風量の低下を防止するよう制
御するファンモータトルク制御手段とを設けたので、外
風などの影響により機外圧力が増加した場合でも正確に
その影響について判断し、通常と同等の風量を確保する
ことができるので快適性を保つことができる。
【0051】請求項4の一体形空気調和機は、室外ファ
ンの回転数を検知する手段と、検知された回転数により
室外ファン風量の低下を防止するよう制御するファンモ
ータトルク制御手段とを設けたので、外風などの影響に
よりファン回転数は上がるものの風量が出ていない場合
でも、特殊な装置無しに簡易にその影響について判断
し、通常と同等の風量を確保することができ快適性を保
つことができる。
【0052】請求項5の一体形空気調和機は、室内側の
ユニット背板部に開けたファンモータ冷却用吸込穴と、
内外仕切板に開けた室外送風回路への通風穴とにより導
入した外気でファンモータを冷却するため、ファンを送
風回路の外側まで延長させなくて済み、冷却用シロッコ
ファンケーシングも用いなくて済むので、部品点数が減
少しコストが削減される。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明における実施例1を示す一体形空気調
和機の外観斜視図である。
【図2】図1のII−II断面図である。
【図3】図2のIII−III断面図である。
【図4】この発明における実施例1の制御を示したブロ
ツク図である。
【図5】この発明における実施例1の制御内容を示すフ
ローチャート図である。
【図6】この発明における実施例2を示す一体形空気調
和機の外観斜視図である。
【図7】図6のVII−VII断面図である。
【図8】図7のVIII−VIII断面図である。
【図9】図8のVIX−VIX断面図である。
【図10】この発明における実施例2の制御の構成を示
したブロツク図である。
【図11】この発明における実施例2の制御の内容を示
すフローチャート図である。
【図12】この発明の実施例3を示す斜視図である。
【図13】この発明の実施例3を示す断面図である。
【図14】この発明の実施例3の制御の構成を示すブロ
ツク図である。
【図15】図14の動作を示すフローチャート図であ
る。
【図16】この発明の実施例4の制御の構成を示すブロ
ツク図である。
【図17】図16の動作を示すフローチャート図であ
る。
【図18】この発明の一体形空気調和機を出窓に設置し
た状態の前方よりの透視簡略斜視図である。
【図19】この発明の一体形空気調和機の背面からの透
視簡略図である。
【図20】この発明の一体形空気調和機を内外に分離し
て出窓に設置した状態の前方よりの透視簡略斜視図であ
る。
【図21】従来の一体形空気調和機を示す平面断面図で
ある。
【図22】従来の一体形空気調和機を示す側断面図であ
る。
【符号の説明】 1 本体外郭 2 室内吸込口 3 室内吹出口 5 室内熱交換器 6 室内ファン 7 室外吸込口 8 室外吹出口 9a 室外送風回路への通風穴 9b 室内送風回路への通風穴 10 室外熱交換器 11 室外ファン 11a 室外ファンモータ 12 一体形空気調和機を室内側と室外側とに区分けす
る内外仕切板 13 換気ダンパ 14 換気機構制御手段 15 換気機構開閉手段 16 圧縮機 18 換気機構開閉手段 19 室外ファンモータ温度検知手段 32 風圧センサ制御手段 33a ファンモータ制御手段 34 回転数検知手段 35 マイクロコンピュータ部 36 ファンモータトルク制御 48 ファンモータ冷却用吸込穴
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 児玉 晴之 静岡市小鹿三丁目18番1号 三菱電機エン ジニアリング株式会社名古屋事業所静岡支 所内 (72)発明者 平岡 宗 静岡市小鹿三丁目18番1号 三菱電機エン ジニアリング株式会社名古屋事業所静岡支 所内 (72)発明者 岡田 哲治 静岡市小鹿三丁目18番1号 三菱電機株式 会社静岡製作所内 (72)発明者 山内 明 静岡市小鹿三丁目18番1号 三菱電機エン ジニアリング株式会社名古屋事業所静岡支 所内 (72)発明者 深沢 宏之 静岡市小鹿三丁目18番1号 三菱電機株式 会社静岡製作所内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧縮機、凝縮器、冷却器、室内外ファン
    より成り、室内側と室外側とに区画する内外セパレータ
    を設け、この内外セパレータに換気ダンパーを設けた一
    体形空気調和機において、室内ファンよりも吸引力の大
    きい室外ファンを設けると共に、室外ファンの作動中の
    み上記換気ダンパーの開動作信号を出力し、かつ、室外
    ファンの停止時には室外ファンの停止信号に同期して上
    記換気ダンパーの閉動作信号を出力する換気ダンパー開
    閉制御手段を設けたことを特徴とする一体形空気調和
    機。
  2. 【請求項2】 圧縮機、凝縮器、減圧器、冷却器、送風
    機などから成る冷媒回路を一つの筺体内に収縮した一体
    形空気調和機において、室内ファンモータの冷却用通風
    機能を兼ねた換気機構と、室内ファンモータの温度を検
    出する室内ファンモータ温度検知手段と、この室内ファ
    ンモータ温度検知手段からの信号が所定温度以上の時、
    上記換気機構を制御する換気機構制御手段と、この換気
    機構制御手段からの出力信号により上記換気機構を開閉
    する換気機構開閉手段とを設けたことを特徴とする一体
    形空気調和機。
  3. 【請求項3】 圧縮機、凝縮器、減圧器、冷却器、送風
    機などから構成される冷媒回路を一つの匡体の中に納め
    た一体形空気調和機において、室外側の吹き出し口付近
    のユニット外側に設けられ、外部の風圧を感知する風圧
    センサと、この風圧センサが感知した風圧に応じて外風
    の影響による風量の低下を防止するように、ファンモー
    タのトルクを制御する手段とを備えたことを特徴とする
    一体形空気調和機。
  4. 【請求項4】 圧縮機、凝縮器、減圧器、冷却器、送風
    機などから構成される冷媒回路を一つの匡体の中に納め
    た一体形空気調和機において、室外側のファンの回転数
    を検知する手段と検知した回転数に応じてファンモータ
    のトルクを制御する手段とを備えたことを特徴とする一
    体形空気調和機。
  5. 【請求項5】 上部に室内機、下部に室外機を配置した
    内外分離可能な一体形空気調和機において、室内側のユ
    ニット背板部に開けたファンモータ冷却用吸込穴と、こ
    の一体形空気調和機を室内側と室外側とに区分する内外
    仕切板に開けた室外送風回路への通風穴とを具備するこ
    とを特徴とする一体形空気調和機。
JP4019836A 1991-10-04 1992-02-05 一体形空気調和機 Pending JPH05149579A (ja)

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JP3-257573 1991-10-04
JP25757391 1991-10-04
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004198023A (ja) * 2002-12-18 2004-07-15 Nippon Denka Koki Kk 空調機ユニット
EP2924363A1 (en) 2014-03-07 2015-09-30 Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. Air conditioner
EP2955458A1 (en) 2014-03-13 2015-12-16 Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. Integrated air conditioner

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004198023A (ja) * 2002-12-18 2004-07-15 Nippon Denka Koki Kk 空調機ユニット
EP2924363A1 (en) 2014-03-07 2015-09-30 Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. Air conditioner
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