JP2005090905A - 浴室暖房装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 多室暖房機能を備えた浴室暖房装置において、浴室以外の他室の乾燥運転を乾燥機能を低下させる事なく浴室とは独立して行えるものを実現する。
【解決手段】 換気ユニット2のケーシング20内に仕切壁22を設けて換気ファン21を収納した換気ファン収納空間A1と区画し、且つ脱衣室DRと連通する脱衣室連通空間A2を設ける。脱衣室連通空間A2内に脱衣室DR内の空気を循環させるための脱衣室用循環ファン24及び該空気を加熱するための脱衣室用熱交換器23を収納する。仕切壁22に換気ファン収納空間A1と脱衣室連通空間A2とを連通させる換気用連通口27を設けると共に、この換気用連通口27を開閉させる脱衣室用ダンパ28を設ける。制御盤8によって脱衣室乾燥を行う場合は脱衣室用ダンパ28を開閉させる間欠動作制御を行う。従って脱衣室DRに十分な温風が吹き込まれる一方、脱衣室DRの湿気が十分に排気され、乾燥機能が向上する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、浴室と浴室以外の他室とを独立して暖房運転が行える多室暖房機能付きの浴室暖房装置に関するものである。
従来より、浴室と脱衣室とをそれぞれ独立して暖房運転が行えるいわゆる2室暖房機能付きの浴室暖房装置が知られている(特許文献1、特許文献2、特許文献3)。
例えば、この浴室暖房装置としては、図5に示すように、浴室Aと連通する浴室循環通路L1を形成し、この浴室循環通路L1内に浴室用熱交換器504と浴室用循環ファン501とを設け、また、排気ダクト511を通じて外部と連通すると共に上記浴室循環通路L1と連通する換気用通路Rを形成し、この換気用通路R内に換気ファン512を設けている。さらに、この浴室暖房装置は、脱衣室Bの暖房をも行えるようにするため、上記換気用通路Rに隣接し脱衣室Bと連通する脱衣室循環通路L2を形成し、この脱衣室循環通路L2内に脱衣室用熱交換器510と脱衣室用循環ファン505とを設けている。また、上記脱衣室循環通路L2には、脱衣室Bの換気を行えるようにするため、上記換気用通路Rと連通した連通口516が形成され、この連通口516には、上記換気ファン512の作動に伴う通風力(負圧)により開放されると共に上記換気ファン512が作動停止すると遮断されるシャッター部材513が設けられている。
そして、上記浴室暖房装置により、浴室Aの暖房を行う場合は、浴室用熱交換器504に温水を供給すると共に浴室用循環ファン501を作動させ、浴室循環通路L1を通じて浴室A内に温風を循環通風させる。また、浴室Aの乾燥を行う場合は、上記暖房運転を行いながら換気ファン512を作動させ、浴室循環通路L1を通じて浴室A内に温風を循環通風させつつ、浴室A内の湿気を浴室循環通路L1から換気用通路Rに吸込ませて排気ダクト511から外部に排気させる。このようにして、浴室Aの暖房と換気とを同時に行うことで、浴室Aの乾燥が行われる。
一方、脱衣室Bの暖房を行う場合は、脱衣室用熱交換器510に温水を供給すると共に脱衣室用循環ファン505を作動させ、脱衣室循環通路L2を通じて脱衣室B内に温風を循環通風させる。また、脱衣室Bの乾燥を行う場合は、上記脱衣室Bの暖房運転を行いながら換気ファン512を作動させる(特許文献1、段落60番)。すると、脱衣室循環通路L2を通じて脱衣室Bに温風が循環通風される。また、上記換気ファン512の作動による通風力(負圧)により上記シャッター部材513が開放され、脱衣室B内の湿気が脱衣室循環通路L2から連通口516を通過して換気用通路Rにも吸込まれて排気ダクト511から外部に排気される。このようにして、脱衣室Bの暖房と換気とを同時に行うことで、脱衣室Bの乾燥が行われる。
なお、この浴室暖房装置による換気運転は、浴室Aと脱衣室Bの2室同時に行われる。すなわち、換気ファン512を作動させることにより、浴室A内の空気が浴室循環通路L1から換気用通路Rを経て外部に排気されると共に、上記換気ファン512の作動による通風力(負圧)により上記シャッター部材513が開放され、脱衣室B内の空気が脱衣室循環通路L2から換気用通路Rを経て外部に排気される。
特開平9−257261号公報 特開平9−264553号公報 特開2002−81680号公報
しかしながら、上記浴室暖房装置における脱衣室Bの乾燥運転は、本来の乾燥機能を十分に発揮させることができなかった。すなわち、脱衣室Bの乾燥運転時は、換気ファン512と脱衣室用循環ファン505とが同時に作動されるため、上記負圧式のシャッター部材513の開放状態が不安定となる。そのため、シャッター部材513の開放が大きくなり過ぎると、脱衣室B内の空気がほとんど換気用通路R側に吸込まれてしまい、脱衣室循環通路L2において脱衣室用熱交換器510を通過させて脱衣室B内に温風を十分に循環通風させることができない。この場合は、脱衣室Bの換気運転と変わらなくなる。また、シャッター部材513の開放が小さ過ぎると、脱衣室B内の空気が換気用通路R側にあまり吸込まれなくなり、そのほとんどが脱衣室循環通路L2において脱衣室用熱交換器510を通過させて脱衣室B内に温風として循環通風される。この場合は、脱衣室Bの暖房運転と変わらなくなる。
本発明は、上記事情に鑑みてなされ、多室暖房機能を備えた浴室暖房装置において、浴室以外の他室の乾燥運転を乾燥機能を低下させることなく浴室とは独立して行えるものを実現することを課題とする。
(1)請求項1に係る発明の浴室暖房装置は、
ケーシング内に浴室内の空気を循環させるための浴室用循環ファンおよび該空気を加熱するための浴室用熱交換器を収納する暖房ユニットと、
浴室や浴室以外の他室と連通可能とするケーシング内に浴室や他室の空気を外部に排気させるための換気ファンを収納する換気ユニットと、
上記暖房ユニットおよび上記換気ユニットの動作制御を行う制御手段とを備え、
上記換気ユニットのケーシング内に仕切壁を設けて上記換気ファンを収納した換気ファン収納空間と区画し、且つ他室と連通する他室連通空間を設け、
上記他室連通空間内に他室内の空気を循環させるための他室用循環ファンおよび該空気を加熱するための他室用熱交換器を収納し、
上記仕切壁に換気ファン収納空間と他室連通空間とを連通させる換気用連通口を設けると共に、この換気用連通口を開閉させる開閉機構を設け、
上記制御手段は、他室乾燥を行う場合は、開閉機構の開閉を間欠動作させる制御構成としたことを特徴とするものである。
これにより、他室乾燥を行う場合は、開閉機構の閉状態のときは他室内の空気が外部に排気されず、他室用熱交換器を通り温風となって他室に吹き出される。よって、この間に他室内に十分な温風を送り込むことができる。
そして、開閉機構の開状態のときは他室内の空気が外部に排気される。よって、この間に他室内の湿気が外部に十分に排気される。
従って、他室乾燥を行う場合は、他室に十分な温風が吹き込まれる一方、他室の湿気が十分に排気される。
(2)請求項2に係る発明の浴室暖房装置は、上記浴室暖房装置(請求項1)において、
上記開閉機構を開状態とする開時間は、上記開閉機構を閉状態とする閉時間よりも短く設定したことを特徴とするものである。
これにより、他室乾燥を行う場合、他室の湿気を排出させるため開閉機構を開状態とし他室の空気を排気する間は、他室内の暖まった空気をも同時に排気されて他室内の室温上昇度合を低下させ得るが、上記開閉機構の開時間を閉時間よりも短く設定することで、他室内の室温上昇度合を大きく低下させることがない。従って、他室内の室温上昇が確実に行われるため乾燥機能を低下させることなく効率よく他室の乾燥運転を行うことができる。
(3)請求項3に係る発明の浴室暖房装置は、上記浴室暖房装置(請求項1または2)において、
上記開閉機構を開状態とする開時間を、浴室の換気運転や乾燥運転が行われているとき、または上記他室以外の他室の換気運転が行われているときは、これらの運転が行われていないときよりも長く設定したことを特徴とするものである。
これにより、他室の乾燥運転中に、浴室の換気運転や乾燥運転、あるいは上記他室以外の他室の換気運転が並行して行われると、乾燥運転中の他室の空気の排気能力が低下され得るが、この場合に上記開閉機構を開状態とする開時間を長く設定することで、他室の湿気の排気能力を低下させることがない。従って、乾燥機能を低下させることなく効率よく他室の乾燥運転を行うことができる。
(4)請求項4に係る発明の浴室暖房装置は、上記浴室暖房装置(請求項1ないし3)において、
他室乾燥を行う場合、上記開閉機構が閉状態のときは他室用循環ファンの回転数を他室暖房運転時と同様にし、上記開閉機構の開状態のときは他室用循環ファンの回転数を他室暖房時よりも高くしたことを特徴とするものである。
これにより、上記開閉機構が開状態のときに他室連通空間側から換気ファン収納空間側に空気が移行されるので、他室内の暖まった空気が排気されて他室内の室温上昇を抑制させるが、上記開閉機構が開状態となったときは他室用循環ファンの回転数を高くすることにより、他室用熱交換器を通る空気量が増え、他室内の室温上昇が確実に行われる。従って、乾燥機能を低下させることなく効率よく他室の乾燥運転を行うことができる。
しかも、他室用循環ファンの回転数は、上記開閉機構が閉状態のときは暖房運転時と同様にするので、他室用循環ファンの高速回転に伴う騒音や電力消費等を必要以上に生じさせることがない。
(5)また、請求項5に係る発明の浴室暖房装置は、
ケーシング内に浴室内の空気を循環させるための浴室用循環ファンおよび該空気を加熱するための浴室用熱交換器を収納する暖房ユニットと、
浴室や浴室以外の他室と連通可能とするケーシング内に浴室や他室の空気を外部に排気させるための換気ファンを収納する換気ユニットと、
上記暖房ユニットおよび上記換気ユニットの動作制御を行う制御手段とを備え、
上記換気ユニットのケーシング内に仕切壁を設けて上記換気ファンを収納した換気ファン収納空間と区画し、且つ他室と連通する他室連通空間を設け、
上記他室連通空間内に他室内の空気を循環させるための他室用循環ファンおよび該空気を加熱するための他室用熱交換器を収納し、
上記仕切壁に換気ファン収納空間と他室連通空間とを連通させる換気用連通口を設けると共に、この換気用連通口を開閉させる開閉機構を設け、
上記制御手段は、他室乾燥を行う場合は、開閉機構を開状態としその開度を一定に保持させる制御構成としたことを特徴とするものである。
これにより、他室乾燥を行う場合、開状態とする開閉機構の開度が換気ファンや他室用循環ファンの作動によって変動されずに一定に保つことができる。従って、他室乾燥を行う場合に、他室内の空気のほとんどが、換気ファン収納空間側に移行されて排気されてしまったり、あるいは排気されずに他室用熱交換器を通って他室内に循環通風されることもなく、他室に十分な温風が吹き込まれる一方、他室の湿気が十分に排気されて、効率のよい乾燥機能が確保される。
(6)請求項6に係る発明の浴室暖房装置は、上記浴室暖房装置(請求項5)において、
上記開閉機構を開状態とする開度を、浴室の換気運転や乾燥運転が行われているとき、または上記他室以外の他室の換気運転が行われているときは、これらの運転が行われていないときよりも大きく設定したことを特徴とするものである。
これにより、他室の乾燥運転中に、浴室の換気運転や乾燥運転、あるいは上記他室以外の他室の換気運転が並行して行われると、乾燥運転中の他室の空気の排気能力が低下され得るが、この場合に上記開閉機構を開状態とする開度を大きく設定することで、他室の湿気の排気能力を低下させることがない。従って、乾燥機能を低下させることなく効率よく他室の乾燥運転を行うことができる。
(7)請求項7に係る発明の浴室暖房装置は、上記浴室暖房装置(請求項1,2,3,5,6)において、
他室乾燥を行う場合は、他室用循環ファンの回転数を他室暖房運転時よりも高くしたことを特徴とするものである。
これにより、他室の乾燥運転を行う場合は、上記開閉機構が開状態のときに他室連通空間側から換気ファン収納空間側に空気が移行されるので、他室内の暖まった空気が排気されて他室内の室温上昇を抑制させるが、他室用循環ファンの回転数を高くすることにより、他室用熱交換器を通る空気量が増え、他室内の室温上昇が確実に行われる。従って、乾燥機能を低下させることなく効率よく他室の乾燥運転を行うことができる。
以上のように、本発明によれば、他室乾燥を行う場合は、他室に十分な温風が吹き込まれる一方、他室の湿気が十分に排気されるようにできるので、浴室とは独立して他室の乾燥運転をその乾燥能力を低下させることなく行うことができる。
以下に、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
〔実施の形態1(請求項1〜3に対応)〕
実施の形態1による浴室暖房装置は、浴室BRとは独立して脱衣室DR(他室)の暖房運転と乾燥運転を行えるようにしたものである。
図1に示すように、この浴室暖房装置は、暖房ユニット1とこれに並設された換気ユニット2とを備えており、浴室BRの天井裏に設置されている。この浴室暖房装置は、屋外等に設置したガス給湯器や電気温水器等からなる外部熱源機3から導出された温水循環配管31が接続されている。また、この浴室暖房装置は、外壁等から導出されて外界と連通した排気ダクト4、トイレTRの天井裏から導出されてトイレTRと連通したトイレ用吸気ダクト5、および脱衣室DRの天井裏から導出されて脱衣室DRと連通した脱衣室用吸気ダクト6と脱衣室用吹出ダクト7が接続されている。また、この浴室暖房装置には、暖房ユニット1および換気ユニット2の動作制御を行う制御盤8(制御手段)が換気ユニット2の外側面に取り付けられている。そして、脱衣室DRの内壁面には、上記制御盤8に対して浴室BRと脱衣室DRとにおける運転操作信号を送信するリモコン81が取り付けられ、また、トイレTRの入口の外装面には、上記制御盤8に対してトイレTRにおける運転操作信号を送信するトイレ用スイッチSW82が取り付けられている。
図2に示すように、暖房ユニット1は、浴室BRに連通する吸込み口と吹出し口(図示せず)を底部に設けたケーシング10を有し、このケーシング10内に浴室用熱交換器11と浴室用循環ファン12とが収納されている。上記浴室用熱交換器11には、外部熱源機3からの温水循環配管31が浴室側熱動弁13を介在させて接続されており、この浴室側熱動弁13の開弁によって外部熱源機3から約80℃の温水(熱媒体)が循環供給される。上記ケーシング10内部は、上記浴室用循環ファン12の作動によって浴室BR内の空気を途中の浴室用熱交換器11を通して吸込み口側から吹出し口側に流通させる浴室循環通路L1が形成される。なお、吹出し口には、ステッピングモータM1により可動されるルーバ14が設けられており、このルーバ14によって暖房ユニット1から浴室BR内に吹出される空気の送風方向が変更可能にされる。また、上記ケーシング10は、換気ユニット2の接続側面に上記吸込み口と連通するケーシング10内を換気ユニット2に連通させる連通口15が形成されており、また、この連通口15にはステッピングモータM2に接続された浴室用ダンパ16が設けられている。この浴室用ダンパ16は、ステッピングモータM2の駆動により上記連通口15の開閉制御がなされる。
図2に示すように、換気ユニット2は、暖房ユニット1のケーシング10に並設されるケーシング20を有し、このケーシング20内に換気ファン21が収納されている。上記ケーシング20内部は、仕切壁22を設けて上記換気ファン21の収納空間A1と区画された脱衣室連通空間A2が設けられている。この脱衣室連通空間A2内には、脱衣室用熱交換器23と脱衣室用循環ファン24とが収納されている。脱衣室用熱交換器23には、外部熱源機3からの温水循環配管31が脱衣室側熱動弁25を介在させて接続されており、この脱衣室側熱動弁25の開弁によって外部熱源機3から約80℃の温水(熱媒体)が循環供給される。なお、上記浴室用熱交換器11と上記脱衣室用熱交換器23とは、上記外部熱源機3との間で温水循環配管31が並列接続されている。
また、上記ケーシング20は、暖房ユニット1の接続側面に上記換気ファン収納空間A1側と連通するように浴室用接続口26が形成されている。この浴室用接続口26は、上記暖房ユニット1のケーシング10の連通口15と接続されており、従って、上記換気ファン収納空間A1は、暖房ユニット1を通して浴室BRと連通されている。
また、上記ケーシング20の他の側面には、トイレTRの天井裏から導出されたトイレ用吸気ダクト5が接続されるトイレ用接続口50と、排気ダクト4が接続される排気用接続口40と、脱衣室用吸気ダクト6が接続される脱衣室吸気用接続口60と、脱衣室用吹出ダクト7が接続される脱衣室吹出用接続口70とが形成されている。トイレ用接続口50と排気用接続口40とは上記換気ファン収納空間A1の配置側に設けられ、脱衣室吸気用接続口60と脱衣室吹出用接続口70とは上記脱衣室連通空間A2の配置側に設けられている。従って、上記換気ファン収納空間A1は、排気ダクト4を通して外界と連通されると共に、トイレ用吸気ダクト5を通してトイレTRと連通されている。また、上記脱衣室連通空間A2は、脱衣室用吸気ダクト6および脱衣室用吹出ダクト7を通して脱衣室DRと連通されている。従って、脱衣室連通空間A2は、脱衣室用循環ファン24の作動によって脱衣室DRの空気を途中の脱衣室用熱交換器23を通して脱衣室用吸気ダクト6側から脱衣室用吹出ダクト7側に流通させる脱衣室循環通路L2が形成される。これにより、脱衣室用熱交換器23に温水を循環供給すれば、脱衣室DRには温風が吹き込まれて暖房が行われる。
また、ケーシング20内の仕切壁22には、脱衣室循環通路L2の上流位置に上記脱衣室循環通路L2を上記換気ファン収納空間A1に連通させる換気用連通口27が形成されており、この換気用連通口27にはステッピングモータM3に接続された脱衣室用ダンパ28(特許請求の範囲に記載の「開閉機構」に相当)が設けられている。この脱衣室用ダンパ28は、ステッピングモータM3の駆動により上記換気用連通口27の開閉および開度調整自在に開度制御がなされる。
また、トイレ用接続口50にはステッピングモータM4に接続されたトイレ用ダンパ29が設けられており、このステッピングモータM4の駆動により上記トイレ用接続口50の開閉制御がなされる。
図3に示すように、リモコン81は、一つのリモコン本体810に浴室用と脱衣室用との操作部811,812を区分けしそれぞれに運転指示等のためのスイッチが設けられている。すなわち、浴室用操作部811と脱衣室用操作部812とは、それぞれ、暖房スイッチSW1,SW10、乾燥スイッチSW2,SW20、涼風スイッチSW3,SW30、換気スイッチSW4,SW40、停止スイッチSW5,SW50、運転時間を設定するタイマ設定ボタンSW6,SW60、運転時間を表示するタイマ表示部DP1,DP10が設けられている。そして、このリモコン81は、上記各スイッチSW1〜4,SW10〜40が押されると、それに応じた運転時間がタイマ表示部DP1,DP10に表示され、そして、この際にタイマ設定ボタンSW6,SW60を操作すれば運転時間の変更が行える。なお、上記タイマ表示部DP1,DP10では、運転開始の時点からカウントダウン式に残りの運転時間が表示されて行く。また、上記各スイッチSW1〜4,SW10〜40の少し上には、そのスイッチSW1〜4,SW10〜40に応じた運転中であることを示す運転ランプR1〜4,R10〜40が設けられている。
また、トイレ用スイッチSW82は、運転ランプ付きスイッチとなっており(図1)、このトイレ用スイッチSW82のオンによってトイレTRの換気運転が実行される。
制御盤8は、上記リモコン81や上記トイレ用スイッチSW82からの操作信号が入力される。そして、制御盤8は、これらリモコン81やトイレ用スイッチSW82でのスイッチ操作に応じて暖房ユニット1、換気ユニット2、外部熱源機3等の運転制御を行う。
<トイレに対する運転(換気のみ)>
トイレ用スイッチSW82が「入」側にされると、換気ユニット2においてトイレ用ダンパ29を開かせると共に換気ファン21を作動させる。これにより、トイレTRの空気が換気ファン収納空間A1に吸込まれると共に排気ダクト4を通して外界に排気され、トイレTRの換気が行われる。この際、浴室BRまたは脱衣室DRの乾燥運転や換気運転が行われない限り、浴室用ダンパ16および脱衣室用ダンパ28は、トイレTRの換気効率を上げるため閉じられる。なお、トイレ用スイッチSW82が「切」側にされると、このトイレ換気運転が終了される。
<浴室に対する運転>
浴室BRに対する運転は、リモコン81の浴室用の操作部811からのスイッチ操作により行われる。なお、以下の運転は、タイマ設定ボタンSW6で設定した運転時間が終了するまで実行されるが、途中で終了させたい場合は停止スイッチSW5を押すことで、運転が終了される。
(暖房)
浴室用の暖房スイッチSW1がオンされると、外部熱源機3に給湯指令し、暖房ユニット1において浴室側熱動弁13を開弁させて浴室用熱交換器11に温水を供給すると共に浴室用循環ファン12を作動させる。これにより、浴室BRの空気が暖房ユニット1のケーシング10内(浴室循環通路L1)に吸込まれて加熱されると共に浴室BR内に温風が循環通風され、浴室暖房が行われる。この際、浴室用ダンパ16は、浴室BRの暖房効率を上げるため閉じられる。
(乾燥)
浴室用の乾燥スイッチSW2がオンされると、浴室暖房時と同様に浴室用熱交換器11への温水供給と浴室用循環ファン12の作動とを行わせ、更に、浴室用ダンパ16を開かせると共に換気ユニット2において換気ファン21を作動させる。これにより、浴室BR内に温風が循環通風されると共に浴室BR内の湿気が連通口15を通過して換気ファン収納空間A1に引き込まれて排気ダクト4から外界に排気され、浴室乾燥が行われる。この際、トイレTRまたは脱衣室DRの換気運転、脱衣室DRの乾燥運転が行われない限り、トイレ用ダンパ29および脱衣室用ダンパ28は、浴室BRの乾燥効率を上げるため閉じられる。
(涼風)
浴室用の涼風スイッチSW3がオンされると、暖房ユニット1において浴室用循環ファン12を作動させる。なお、浴室側熱動弁13は閉弁された状態に保持される。これにより、浴室BRの空気が暖房ユニット1のケーシング10内(浴室循環通路L1)に吸込まれると共に浴室BR内に空気が循環通風され、浴室涼風が行われる。
(換気)
浴室用の換気スイッチSW4がオンされると、暖房ユニット1において浴室用ダンパ16を開かせると共に換気ユニット2において換気ファン21を作動させる。これにより、浴室BR内の空気が連通口15を通過して換気ファン収納空間A1に引き込まれて排気ダクト4から外界に排気され、浴室換気が行われる。この際、トイレTRまたは脱衣室DRの換気運転、脱衣室DRの乾燥運転が行われない限り、トイレ用ダンパ29および脱衣室用ダンパ28は、浴室BRの換気効率を上げるため閉じられている。
<脱衣室に対する運転>
脱衣室DRに対する運転は、リモコン81の脱衣室用の操作部812からのスイッチ操作により行われる。なお、以下の運転は、タイマ設定ボタンSW60で設定した運転時間が終了するまで実行されるが、途中で終了させたい場合は停止スイッチSW50を押すことで、運転が終了される。
(暖房)
脱衣室用の暖房スイッチSW10がオンされると、外部熱源機3に給湯指令し、換気ユニット2において脱衣室側熱動弁25を開弁させて脱衣室用熱交換器23に温水を供給すると共に脱衣室用循環ファン24を作動させる。これにより、脱衣室DRの空気が換気ユニット2の脱衣室連通空間A2内に吸込まれて加熱されると共に脱衣室DR内に温風が循環通風され、脱衣室暖房が行われる。この際、脱衣室用ダンパ28は、脱衣室DRの暖房効率を上げるため閉じられる。
(涼風)
脱衣室用の涼風スイッチSW30がオンされると、換気ユニット2において脱衣室用循環ファン24を作動させる。なお、脱衣室側熱動弁25は閉弁された状態に保持される。これにより、脱衣室DRの空気が脱衣室連通空間A2に吸込まれると共に脱衣室DR内に空気が循環通風され、脱衣室涼風が行われる。
(換気)
脱衣室用の換気スイッチSW40がオンされると、換気ユニット2において脱衣室用ダンパ28を開かせると共に換気ファン21を作動させる。これにより、脱衣室DR内の空気が換気用連通口27を通過して換気ファン収納空間A1に引き込まれて排気ダクト4から外界に排気され、脱衣室換気が行われる。この際、トイレTRまたは浴室BRの換気運転、浴室BRの乾燥運転が行われない限り、トイレ用ダンパ29および浴室用ダンパ16は、脱衣室DRの換気効率を上げるため閉じられる。
(乾燥)
脱衣室用の乾燥スイッチSW20がオンされると、脱衣室暖房時と同様に脱衣室用熱交換器23への温水供給と脱衣室用循環ファン24の作動とを行わせ、更に、脱衣室用ダンパ28を開度制御させて駆動すると共に換気ファン21を作動させる。これにより、脱衣室DR内に温風が循環通風されると共に脱衣室DR内の湿気が換気用連通口27を通過して換気ファン収納空間A1に引き込まれて排気ダクト4から外界に排気され、脱衣室乾燥が行われる。
この際、上記脱衣室用ダンパ28の開度制御は、脱衣室DRに十分な温風が吹き込まれると共に、脱衣室DRの湿気が十分に排気されるように、次のように制御される。
浴室BRの「換気」や「乾燥」が実行されておらず(浴室用ダンパ16が閉状態)、かつトイレTRの「換気」が実行されていない(トイレ用ダンパ29が閉状態)場合は、脱衣室用ダンパ28を開状態にする開時間を、例えば、3分間に設定し、脱衣室用ダンパ28を閉状態にする閉時間を、例えば、6分間に設定して、この脱衣室用ダンパ28を開閉動作させる間欠動作制御が行われる。なお、脱衣室用ダンパ28の開時間をその閉時間よりも短くするのは、脱衣室用ダンパ28の開状態に伴う脱衣室DR内での温度上昇度合の低下を抑え、脱衣室DR内の室温上昇が確実に行われて乾燥能力の低下を防止するためである。また、この脱衣室用ダンパ28の開時間が閉時間よりも短く設定されることを条件に、上記開時間は、例えば、2〜5分間の範囲で決定でき、上記閉時間は、例えば、5〜10分間の範囲で決定できる。
一方、浴室BRの「換気」や「乾燥」が実行されているか(浴室用ダンパ16が開状態)、トイレTRの「換気」が実行されている(トイレ用ダンパ29が開状態)場合は、脱衣室用ダンパ28を開状態にする開時間を、上記の場合の開時間よりも、例えば、2分間延長した5分間に設定し、その他は上記の場合と同様にして、脱衣室用ダンパ28を開閉動作させる間欠動作制御が行われる。これは、換気ファン21による吸気量が略一定であることから、浴室用ダンパ16またはトイレ用ダンパ29が開状態にされることで、脱衣室連通空間A2から換気用連通口27を通って換気ファン収納空間A1に送り込まれる空気量が減少するので、脱衣室用ダンパ28の開時間を長くすることによって脱衣室DRの湿気が十分に排気されるようにするためである。また、上記脱衣室用ダンパ28の開時間が閉時間よりも短く設定されることを条件に、上記の開時間の延長時間は、例えば、1〜5分間の範囲で決定できる。
なお、上記「脱衣室用ダンパ28の閉状態」には、全閉状態のほか、開度が全開の半分未満に絞られた開度小の状態も含み、また、上記「脱衣室用ダンパ28の開状態」には、全開状態のほか、上記閉状態のときよりも開度大の状態を含む。よって、上記脱衣室用ダンパ28の開閉動作には、「全開⇔全閉」、「全開⇔開度小」、「開度大⇔全閉」、「開度大⇔開度小」のいずれの状態をも含む。
また、脱衣室DRの乾燥運転の実行中に浴室BRの「換気」や「乾燥」、あるいはトイレTRの「換気」が行われた場合は、浴室BRの「換気」や「乾燥」、トイレTRの「換気」が実行された時から、脱衣室用ダンパ28を開状態にする開時間を上記所定時間延長した脱衣室用ダンパ28の間欠動作制御が行われる。
以上のように、上記実施の形態1によれば、上記制御盤8によって脱衣室乾燥を行うときは脱衣室用ダンパ28の開閉動作を間欠動作制御するようにしたので、脱衣室用ダンパ28の閉状態のときは脱衣室DR内の空気が外部に排気されず、脱衣室用熱交換器23を通り温風となって脱衣室DRに循環通風される。よって、この間に脱衣室DR内に十分な温風を送り込むことができる。そして、脱衣室用ダンパ28の開状態のときは脱衣室DR内の空気が外部に排気され、よって、この間に脱衣室DR内の湿気が外部に十分に排気される。従って、脱衣室乾燥を行うときは、脱衣室DRに十分な温風が吹き込まれる一方、脱衣室DRの湿気が十分に排気されるので、浴室BRとは独立して脱衣室DRの乾燥運転をその乾燥能力を低下させることなく行うことができる。
また、このものは、浴室BRと連通する空間(浴室循環通路L1)、脱衣室DRと連通する空間(脱衣室連通空間A2)、トイレTRおよび外界と連通する空間(換気ファン収納空間A1)をそれぞれ独立させ、トイレTRと換気ファン収納空間A1との間に設けたトイレ用ダンパ29、浴室循環通路L1と換気ファン収納空間A1との間に設けた浴室用ダンパ16、脱衣室連通空間A2と換気ファン収納空間A1との間に設けた脱衣室用ダンパ28をそれぞれ各運転モードに応じて開閉制御するようにしたので、上記トイレTRに対する運転、上記浴室BRに対する運転、上記脱衣室DRに対する運転をそれぞれ独立して実行することができ、また、これらの各運転を同時に並行して実行することができる。
<実施の形態1の変形例>
(1)上記脱衣室乾燥の運転の際は、上記脱衣室用ダンパ28の間欠動作による開閉制御と共に、脱衣室用循環ファン24の回転数を脱衣室暖房の運転時よりも高くする(請求項7に対応)。
これにより、開閉が間欠動作されている脱衣室用ダンパ28が開状態となったとき脱衣室連通空間A2側から換気ファン収納空間A1側に空気が移行されるので、脱衣室DR内の暖まった空気が排気されて脱衣室DR内の室温上昇を抑制させ得るが、脱衣室用循環ファン24の回転数を高くすることにより、脱衣室用熱交換器23を通る空気量が増え、脱衣室DR内の室温上昇が確実に行われる。従って、乾燥機能を低下させることなく効率よく脱衣室DRの乾燥運転を行うことができる。
(2)上記脱衣室乾燥の運転の際、上記脱衣室用ダンパ28の間欠動作による開閉制御と共に、脱衣室用ダンパ28が閉状態となるときは、脱衣室用循環ファン24の回転数を脱衣室暖房の運転時と同様にするが、脱衣室用ダンパ28が開状態となるときは、脱衣室用循環ファン24の回転数を脱衣室暖房の運転時よりも高くする(請求項4に対応)。
これにより、開閉が間欠動作されている脱衣室用ダンパ28が開状態となったとき脱衣連通空間A2側から換気ファン収納空間A1側に空気が移行されるので、脱衣室DR内の暖まった空気が排気されて脱衣室DR内の室温上昇を抑制させ得るが、上記脱衣室用ダンパ28が開状態となったときは脱衣室用循環ファン24の回転数を高くすることにより、脱衣室用熱交換器23を通る空気量が増え、脱衣室DR内の室温上昇が確実に行われる。従って、乾燥機能を低下させることなく効率よく脱衣室DRの乾燥運転を行うことができる。
しかも、脱衣室用循環ファン24の回転数は、脱衣室用ダンパ28の閉状態のときは脱衣室暖房時と同様にするので、上記(1)の場合よりも、脱衣室用循環ファン24の高速回転に伴う騒音や電力消費等を抑えることができる。
〔実施の形態2(請求項5に対応)〕
上記実施の形態1では、脱衣室乾燥を行う場合、制御盤8(制御手段)によって脱衣室用ダンパ28を開閉させる間欠動作制御を行わせるが、この実施の形態2では、制御盤8(制御手段)は、脱衣室乾燥を行う場合、上記脱衣室用ダンパ28を開状態としその開度を一定に保持させる制御を行うようにしたものである。そして、この脱衣室乾燥のときの開状態とする脱衣室用ダンパ28の開度は、脱衣室DR内に十分な温風が吹き込まれる一方、脱衣室DR内の湿気が十分に排気される最適な位置に設定される。従って、この脱衣室用ダンパ28の開度は、脱衣室DRの容積、脱衣室用熱交換器23や脱衣室用循環ファン24の能力、換気ファン21の能力等により適宜決定される。なお、その他の構成は、上記実施の形態1のものと同様である。
この実施の形態2のものによれば、脱衣室乾燥を行う場合、開状態とする脱衣室用ダンパ28の開度が換気ファン21や脱衣室用循環ファン24の作動によって変動されずに一定に保つことができる。従って、脱衣室乾燥を行う場合に、脱衣室DR内の空気のほとんどが、換気ファン収納空間A1側に移行されて排気されてしまったり、あるいは排気されずに脱衣室用熱交換器23を通って脱衣室DR内に循環通風されることもなく、脱衣室DRに十分な温風が吹き込まれる一方、脱衣室DRの湿気が十分に排気される。よって、このものでも、浴室BRとは独立して脱衣室DRの乾燥運転をその乾燥能力を低下させることなく行うことができる。
<実施の形態2の変形例>
(1)上記脱衣室乾燥の運転の際は、上記脱衣室用ダンパ28を開状態とする開度を、浴室BRの換気運転や乾燥運転が行われているとき、またはトイレTRの換気運転が行われているときは、これらの運転が行われていないときよりも大きく設定する(請求項6に対応)。
これにより、脱衣室DRの乾燥運転中に、浴室BRの換気運転や乾燥運転、あるいはトイレTRの換気運転が並行して行われると、乾燥運転中の脱衣室DRの空気の排気能力が低下され得るが、この場合に上記脱衣室用ダンパ28を開状態とする開度を大きく設定することで、脱衣室DRの湿気の排気能力を低下させることがない。従って、乾燥機能を低下させることなく効率よく脱衣室DRの乾燥運転を行うことができる。
(2)上記脱衣室乾燥の運転の際は、上記脱衣室用ダンパ28を開状態とする開度を一定に保持する開度制御と共に、脱衣室用循環ファン24の回転数を脱衣室暖房運転時よりも高くする(請求項7に対応)。
これにより、脱衣室DRの乾燥運転を行う場合は、上記脱衣室用ダンパ28が開状態のときに脱衣室連通空間A2側から換気ファン収納空間A1側に空気が移行されるので、脱衣室DR内の暖まった空気が排気されて脱衣室DR内の室温上昇を抑制させ得るが、脱衣室用循環ファン24の回転数を高くすることにより、脱衣室用熱交換器23を通る空気量が増え、脱衣室DR内の室温上昇が確実に行われる。従って、乾燥機能を低下させることなく効率よく脱衣室DRの乾燥運転を行うことができる。
〔その他〕
図4に示すように、リモコン81’は、乾燥運転について浴室BRと脱衣室DRとを連動とし浴室用操作部811’にのみ乾燥スイッチ2’を設け、脱衣室用操作部812’には乾燥スイッチを設けないようにする。そして、この浴室用操作部811’に設けた乾燥スイッチSW2’がオンされると、制御盤8の指令によって上述した浴室BRと脱衣室DRとの乾燥運転を同時に開始する。浴室BRのみの乾燥運転を行う場合は、上記乾燥スイッチSW2’をオンした後に脱衣室用操作部812’の停止スイッチSW50をオンし、脱衣室DRの乾燥運転を停止させる。また、脱衣室DRのみの乾燥運転を行う場合は、上記乾燥スイッチSW2’をオンした後に浴室用操作部811’の停止スイッチSW5をオンし、浴室BRの乾燥運転を停止させる。従って、浴室BRと脱衣室DRとを同時に乾燥運転させる場合は、1操作で行うことができ、また、浴室BRと脱衣室DRとを別々に独立して乾燥運転させることもできる。このリモコン81’のその他の構成は、上述のリモコン81(図3)と同様である。
なお、他の運転(暖房、涼風、換気)についても上記同様に浴室BRと脱衣室DRとを連動とし浴室用操作部811にのみ設けるようにしてもよい。そして、全ての運転スイッチを浴室BRと脱衣室DRとを連動とし浴室用操作部811側にのみ設けるようにすれば、リモコン81自体をコンパクトに構成することができる。
本発明の実施の形態1,2による浴室暖房装置の設置状態を示す斜視図である。 浴室暖房装置の暖房ユニットと換気ユニットの内部構成を示す模式図である。 リモコンの外観構成を示す平面図である。 リモコンの他の例の外観構成を示す平面図である。 従来の浴室暖房装置の内部構成を示す模式図である。
符号の説明
1 暖房ユニット、
2 換気ユニット、
3 外部熱源機、
8 制御盤(制御手段)、
10 ケーシング(暖房ユニット側)、
11 浴室用熱交換器、
12 浴室用循環ファン、
20 ケーシング(換気ユニット側)、
21 換気ファン、
22 仕切壁、
23 脱衣室用熱交換器(他室用熱交換器)、
24 脱衣室用循環ファン(他室用循環ファン)、
27 換気用連通口、
28 脱衣室用ダンパ(開閉機構)、
A2 脱衣室連通空間(他室連通空間)
BR 浴室
DR 脱衣室(他室)
TR トイレ(他室)

Claims (7)

  1. ケーシング内に浴室内の空気を循環させるための浴室用循環ファンおよび該空気を加熱するための浴室用熱交換器を収納する暖房ユニットと、
    浴室や浴室以外の他室と連通可能とするケーシング内に浴室や他室の空気を外部に排気させるための換気ファンを収納する換気ユニットと、
    上記暖房ユニットおよび上記換気ユニットの動作制御を行う制御手段とを備え、
    上記換気ユニットのケーシング内に仕切壁を設けて上記換気ファンを収納した換気ファン収納空間と区画し、且つ他室と連通する他室連通空間を設け、
    上記他室連通空間内に他室内の空気を循環させるための他室用循環ファンおよび該空気を加熱するための他室用熱交換器を収納し、
    上記仕切壁に換気ファン収納空間と他室連通空間とを連通させる換気用連通口を設けると共に、この換気用連通口を開閉させる開閉機構を設け、
    上記制御手段は、他室乾燥を行う場合は、開閉機構の開閉を間欠動作させる制御構成としたことを特徴とする浴室暖房装置。
  2. 請求項1に記載の浴室暖房装置において、
    上記開閉機構を開状態とする開時間は、上記開閉機構を閉状態とする閉時間よりも短く設定したことを特徴とする浴室暖房装置。
  3. 請求項1または2に記載の浴室暖房装置において、
    上記開閉機構を開状態とする開時間を、浴室の換気運転や乾燥運転が行われているとき、または上記他室以外の他室の換気運転が行われているときは、これらの運転が行われていないときよりも長く設定したことを特徴とする浴室暖房装置。
  4. 請求項1ないし3のいずれかに記載の浴室暖房装置において、
    他室乾燥を行う場合、上記開閉機構が閉状態のときは他室用循環ファンの回転数を他室暖房運転時と同様にし、上記開閉機構の開状態のときは他室用循環ファンの回転数を他室暖房時よりも高くしたことを特徴とする浴室暖房装置。
  5. ケーシング内に浴室内の空気を循環させるための浴室用循環ファンおよび該空気を加熱するための浴室用熱交換器を収納する暖房ユニットと、
    浴室や浴室以外の他室と連通可能とするケーシング内に浴室や他室の空気を外部に排気させるための換気ファンを収納する換気ユニットと、
    上記暖房ユニットおよび上記換気ユニットの動作制御を行う制御手段とを備え、
    上記換気ユニットのケーシング内に仕切壁を設けて上記換気ファンを収納した換気ファン収納空間と区画し、且つ他室と連通する他室連通空間を設け、
    上記他室連通空間内に他室内の空気を循環させるための他室用循環ファンおよび該空気を加熱するための他室用熱交換器を収納し、
    上記仕切壁に換気ファン収納空間と他室連通空間とを連通させる換気用連通口を設けると共に、この換気用連通口を開閉させる開閉機構を設け、
    上記制御手段は、他室乾燥を行う場合は、開閉機構を開状態としその開度を一定に保持させる制御構成としたことを特徴とする浴室暖房装置。
  6. 請求項5に記載の浴室暖房装置において、
    上記開閉機構を開状態とする開度を、浴室の換気運転や乾燥運転が行われているとき、または上記他室以外の他室の換気運転が行われているときは、これらの運転が行われていないときよりも大きく設定したことを特徴とする浴室暖房装置。
  7. 請求項1,2,3,5,6のいずれかに記載の浴室暖房装置において、
    他室乾燥を行う場合は、他室用循環ファンの回転数を他室暖房運転時よりも高くしたことを特徴とする浴室暖房装置。
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