JP2006258395A - 浴室暖房装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】浴室および他室(脱衣室等)の二室同時暖房できる浴室暖房装置として、二室同時暖房のときでも所期の暖房能力が得られるように各熱交換器の放熱量を簡易に制御できるものを実現する。
【解決手段】本浴室暖房装置は、二室同時暖房のときは、単独暖房のときよりも暖房能力が低下する暖房ユニットにおける循環ファンのファン回転数を高速回転させるように制御する制御部を設ける(S11)。 これにより、熱源機を制御することなく、その暖房ユニットの熱交換器での熱交換量を増大させて二室同時暖房に伴う暖房能力の低下を防止できる。従って、二室同時暖房するときでも簡易な制御で浴室,他室の単独暖房のときと同等の暖房効果を二室ともに確保できる。
【選択図】 図3

Description

本発明は、浴室と他室の二室同時暖房することができる浴室暖房装置に関するものである。
この種浴室暖房装置は、例えば、図6に示すように、浴室A等の天井裏に設置され、浴室A内を暖房する浴室用暖房ユニットYUと、脱衣室B内を暖房する脱衣室用暖房ユニットDUとを備え、各ユニットYU,DUには、循環ファン601,605と熱交換器604,610とが設けられている(特許文献1)。上記各ユニットYU,DUの各熱交換器604,610は、温水コイルで構成されており、1つの熱源機Gの温水循環配管620に直列接続されている(図6のものでは、脱衣室用暖房ユニットDUの熱交換器610が上流で、浴室用暖房ユニットYUの熱交換器604が下流に配置されている。)。なお、各ユニットの熱交換器が1つの熱源機に並列接続されたものもある(特許文献2)。
そして、上記浴室暖房装置において、暖房運転時は、熱動弁621を開弁して熱源機Gから一定流量の温水を熱交換器604,610に供給しつつ循環ファン601,605を所定回転数に駆動させ、室内の空気をユニットYU,DU内に吸引してこの吸引された空気を熱交換器604,610によって加熱して室内に吹き出すことで暖房が行われる。なお、上記浴室暖房装置は、浴室Aと脱衣室Bを各々単独で暖房することができ、これら二室同時に暖房することもできる(特許文献1の段落0023、段落0035、段落0041)。
特開平11−30430号公報 特願2003−300096号
上記浴室暖房装置では、熱源機Gからの温水は、浴室Aと脱衣室Bを二室同時に暖房する場合でも、各室単独で暖房する場合と同じ流量、同じ温度で各熱交換器604,610に供給されている。また、各ユニットYU,DUの各循環ファン601,605においても、浴室Aと脱衣室Bを二室同時に暖房する場合でも、各室単独で暖房する場合と同じ回転数で駆動制御されている。そのため、浴室Aと脱衣室Bの二室同時に暖房する場合、熱源機Gに対して各ユニットYU,DUの熱交換器604,610が直列接続されているため、下流側に接続されている熱交換器604には上流側の熱交換器610で先に熱交換された低温の温水が流入されることから、この下流側の熱交換器604に対応するユニットYUでは、十分な暖房能力が発揮できない。
また、熱源機の温水循環配管に各熱交換器が並列接続されているものでは、二室同時暖房する場合、熱源機から供給される一定流量の温水が各熱交換器に分配されるうえ、熱交換器を構成する温水コイルの圧損等によって各熱交換器には熱源機から必要な温水流量がバランスよく流れ難いことがある。そのため、二室同時暖房のときは各室を単独運転するときよりも各熱交換器に流れる温水流量が低下する傾向となり、浴室と脱衣室の両方あるいはいずれか一方で十分な暖房能力が発揮できないことがある。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、二室同時暖房するときでも所期の暖房能力が得られるように各熱交換器の放熱量を簡易に制御できる浴室暖房装置を実現することを課題とする。
(1)請求項1の浴室暖房装置は、浴室内の空気を循環させる浴室側循環ファンおよび該空気を加熱する浴室側熱交換器を備える浴室暖房ユニットと、他室内の空気を循環させる他室側循環ファンおよび該空気を加熱する他室側熱交換器を備える他室暖房ユニットと、上記浴室側熱交換器および上記他室側熱交換器に接続させて温水を供給する熱源機とを備えた浴室暖房装置において、上記浴室および上記他室の二室同時暖房のときは、上記浴室側循環ファンと上記他室側循環ファンの両方あるいは一方のファン回転数を各室の単独暖房のときよりも高速回転させる制御部を設けたことを特徴とするものである。
上記循環ファンを高速回転することで、熱源機に対する制御(例えば、温水流量を増大させるとか、温水温度を一層高温にするとか等)を行わなくてもその熱交換器での熱交換量を増大させて放熱量を増大させることができる。
従って、上記浴室および上記他室の二室同時暖房のときは、各室の単独暖房のときよりも暖房能力が低下し得る暖房ユニットの循環ファンを単独暖房のときよりも高速回転させることで、熱源機を制御することなく、その暖房ユニットの熱交換器での熱交換量を増大させて二室同時暖房に伴う暖房能力の低下を防止することができる。
(2)請求項2の浴室暖房装置は、請求項1に記載の浴室暖房装置において、上記制御部は、上記熱源機に対して上記浴室側熱交換器と上記他室側熱交換器とが並列接続されているものでは、単独暖房のときよりも暖房能力が低下する室側の暖房ユニットにおける循環ファンのファン回転数を高速回転させる制御構成としたものである。
これにより、上記浴室および上記他室の二室同時暖房のときは、各室の単独暖房のときよりも暖房能力が低下する暖房ユニットの循環ファンのファン回転数を高速回転することで、熱源機を制御することなく、その暖房ユニットの熱交換器での熱交換量を増大させて二室同時暖房に伴う暖房能力の低下を防止することができる。
(3)請求項3の浴室暖房装置は、請求項1に記載の浴室暖房装置において、上記制御部は、上記熱源機に対して上記浴室側熱交換器と上記他室側熱交換器とが直列接続されているものでは、その下流側の暖房ユニットにおける循環ファンのファン回転数を高速回転させる制御構成としたものである。
これにより、上記浴室および上記他室の二室同時暖房のときは、各室の単独暖房のときよりも暖房能力が低下する下流側の暖房ユニットの循環ファンのファン回転数を高速回転することで、熱源機を制御することなく、下流側の暖房ユニットの熱交換器での熱交換量を増大させて二室同時暖房に伴う暖房能力の低下を防止することができる。
以上のように、本発明による浴室暖房装置によれば、二室同時暖房のときは、熱源機に対する制御を行うことなく各室の単独暖房のときよりも循環ファンのファン回転数を高速回転させるという簡易な制御でその熱交換器の熱交換量を増大させて暖房能力の低下を防止することができる。従って、二室同時暖房するときでも簡易な制御で各室の単独暖房のときと同等の暖房効果を二室ともに確保することができる。
以下に、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
実施の形態1による浴室暖房装置は、浴室BRと脱衣室DR(他室)の暖房を各室単独でも二室同時でも行えるものであり、後述するように、1つの外部熱源機3に対して浴室側熱交換器11と脱衣室側熱交換器23とが並列接続されたものである。
図1に示すように、この浴室暖房装置は、浴室暖房ユニット1とこれに並設された脱衣室暖房ユニット2とを備えており、浴室BRの天井裏に設置されている。この浴室暖房装置は、屋外等に設置したガス給湯器や電気温水器等からなる外部熱源機3から導出された温水循環配管31が接続されている。この外部熱源機3によって一定流量の高温(約80℃)の温水が温水循環配管31に循環供給される。また、この浴室暖房装置は、外壁等から導出されて外界と連通した排気ダクト4、トイレTRの天井裏から導出されてトイレTRと連通したトイレ用吸気ダクト5、脱衣室DRの天井裏から導出されて脱衣室DRと連通した脱衣室用吸気ダクト6と脱衣室用吹出ダクト7が接続されている。また、この浴室暖房装置には、浴室暖房ユニット1および脱衣室暖房ユニット2の動作制御を行う制御盤8(制御部)が脱衣室暖房ユニット2の外側面に取り付けられている。そして、脱衣室DRの内壁面には、上記制御盤8に対して浴室BRと脱衣室DRとにおける運転操作信号を送信するリモコン81が取り付けられ、また、トイレTRの入口の外装面には、上記制御盤8に対してトイレTRにおける運転操作信号を送信するトイレ用スイッチ82が取り付けられている。
上記浴室暖房ユニット1は、図2に示すように、浴室BRに連通する吸込み口と吹出し口(図示せず)を底部に設けたケーシング10を有し、このケーシング10内に浴室側熱交換器11と浴室側循環ファン12とが収納されている。なお、吹出し口には、ステッピングモータM1により可動されるルーバ14が設けられており、このルーバ14によって浴室暖房ユニット1から浴室BR内に吹出される空気の送風方向が変更可能にされる。
上記浴室側熱交換器11は、温水コイルからなり、外部熱源機3からの温水循環配管31が浴室側熱動弁13を介在させて接続されており、この浴室側熱動弁13の開弁によって外部熱源機3から約80℃の温水が循環供給される。また、上記浴室側循環ファン12は、その作動によって上記ケーシング10内部に浴室BR内の空気を吸い込んで浴室側熱交換器11を通過させて吸込み口側から吹出し口側に流通させる浴室循環通路L1を形成する。
そして、この浴室側循環ファン12は、上記制御盤8によってそのファン回転数が制御され、浴室BRおよび脱衣室DRの二室同時暖房が行われたときは、浴室BRの単独暖房のときよりも高速回転するように制御される。これにより、浴室側熱交換器11での熱交換量を増大させて二室同時暖房に伴う暖房能力の低下が防止される。なお、二室同時暖房時において浴室BRの単独暖房時よりも浴室側循環ファン12のファン回転数をどの程度高速回転させるかは、上記外部熱源機3や上記浴室側熱交換器11等の性能、浴室BRの容積等を考慮して、浴室BRの単独暖房時と同等の暖房性能を確保できるファン回転数を実験的に見出して定めることができる。
上記脱衣室暖房ユニット2は、図2に示すように、浴室暖房ユニット1のケーシング10に並設されるケーシング20を有し、このケーシング20内部は、仕切壁22を設けて脱衣室連通空間A1と換気ファン収納空間A2とに区画されている。なお、仕切壁22の一部に開口部27が設けられており、脱衣室連通空間A1と換気ファン収納空間A2とは連通されている。
脱衣室連通空間A1には、脱衣室側熱交換器23と脱衣室側循環ファン24とが収納されており、そのケーシング20の側面には、脱衣室用吸気ダクト6を接続する脱衣室吸気用接続口60と脱衣室用吹出ダクト7を接続する脱衣室吹出用接続口70とが形成されている。
脱衣室側熱交換器23は、温水コイルからなり、外部熱源機3からの温水循環配管31が脱衣室側熱動弁25を介在させて接続されており、この脱衣室側熱動弁25の開弁によって外部熱源機3から約80℃の温水が循環供給される。この脱衣室側熱交換器23と上記浴室側熱交換器11とは、上記外部熱源機3の温水循環配管31に並列接続されている。また、脱衣室側循環ファン24は、その作動によって脱衣室連通空間A1に脱衣室DRの空気を吸い込んで脱衣室側熱交換器23を通過させて脱衣室用吸気ダクト6側から脱衣室用吹出ダクト7側に流通させる脱衣室循環通路L2を形成する。
そして、この脱衣室側循環ファン24は、上記制御盤8によってそのファン回転数が制御され、浴室BRおよび脱衣室DRの二室同時暖房が行われたときは、脱衣室DRの単独暖房のときよりも高速回転するように制御される。これにより、脱衣室側熱交換器23での熱交換量を増大させて二室同時暖房に伴う暖房能力の低下が防止される。なお、二室同時暖房時において脱衣室DRの単独暖房時よりも脱衣室側循環ファン24のファン回転数をどの程度高速回転させるかは、上記外部熱源機3や上記脱衣室側熱交換器23等の性能、脱衣室DRの容積等を考慮して、脱衣室DRの単独暖房時と同等の暖房性能を確保できるファン回転数を実験的に見出して定めることができる。
また、換気ファン収納空間A2には換気ファン21が収納されており、そのケーシング20の側面にはトイレ用吸気ダクト5を接続するトイレ用接続口50と排気ダクト4を接続する排気用接続口40とが形成されている。そして、上記ケーシング20は、連通口15によって上記浴室暖房ユニット1のケーシング10と接続され、換気ファン収納空間A2が浴室暖房ユニット1を介して浴室BRと連通されている。この連通口15にはステッピングモータM2の駆動によって開閉制御されるダンパ16が設けられ、浴室BR、脱衣室DRの暖房時には連通口15が閉じられ、上記換気ファン21を駆動させる換気運転時には連通口15が開かれる。従って、換気ファン21の作動によって換気ファン収納空間A2にはトイレTR、浴室BRおよび脱衣室DRの空気が吸い込まれて排気ダクト4から外界へ排気され、各室TR,BR,DRの換気が一斉に行われる。
本実施の形態1による浴室暖房装置は、浴室BRと脱衣室DRの暖房を各室単独で行うことができ、これら二室同時に暖房を行うこともできる。そして、本実施の形態1の浴室暖房装置は、浴室BRと脱衣室DRの暖房を二室同時に運転するときには、各室BR,DRの単独暖房運転のときに比して浴室BRと脱衣室DRの暖房効果の低下分を、各循環ファン12,24のファン回転数を上げる(高速回転にする)ことによる循環風量の増大によって補償するものである。リモコン81からの暖房運転操作自体は従来と同様である。
以下に、浴室BRと脱衣室DRの二室同時暖房の動作フローを説明する。図3は、浴室BRと脱衣室DRの二室同時暖房の動作フローを示すフローチャートである。
まず、リモコン81で浴室暖房運転が選択されると(S1)、制御盤8からの指令によって、浴室暖房時間のタイマー時間と浴室暖房温度が設定されてタイマー運転が開始される(S2,S3)。また同時に、リモコン81の浴室暖房ランプが点灯され、浴室側熱動弁13が開弁されると共に外部熱源機3に作動信号が出力され(S4)、引き続き、浴室側循環ファン12が始動される(S5)。
すると、浴室側熱動弁13の開弁によって浴室側熱交換器11に外部熱源機3から温水が循環供給され、上記浴室側循環ファン12の作動によって浴室BR内の空気が吸込み口からケーシング10内部に吸い込まれ、そして、この空気が浴室側熱交換器11にて熱交換されて温風となって吹出し口から浴室BRに吹き出されて浴室暖房が行われる。
そして、さらにリモコン81で脱衣室暖房運転が選択されると(S6)、制御盤8からの指令によって、脱衣室暖房時間のタイマー時間と脱衣室暖房温度が設定されてタイマー運転が開始される(S7,S8)。また同時に、リモコン81の脱衣室暖房ランプが点灯され、脱衣室側熱動弁25が開弁されると共に外部熱源機3に作動信号が出力され(S9)、引き続き、脱衣室側循環ファン24が始動される(S10)。
すると、脱衣室側熱動弁25の開弁によって脱衣室側熱交換器23に外部熱源機3から温水が循環供給され、上記脱衣室側循環ファン24の作動によって脱衣室DR内の空気が脱衣室用吸気ダクト6を通じてケーシング20の脱衣室連通空間A1内に吸い込まれ、そして、この空気が脱衣室側熱交換器23にて熱交換されて温風となって脱衣室用吹出ダクト7を通じて脱衣室DRに吹き出されて脱衣室暖房が行われる。
このとき、浴室BRと脱衣室DRの二室同時暖房運転状態になるので、制御盤8からの指令によって浴室側循環ファン12および脱衣室側循環ファン24のファン回転数が各室BR,DRの単独暖房のときよりも高速回転となるように駆動制御される(S11)。このように、各循環ファン12,24をともに高速回転することで、外部熱源機3に対する制御(例えば、温水流量を増加させるとか、温水温度をさらに高温にするとか等)を行わなくても熱交換器11,23での熱交換量を増大させてその放熱量を増大させることができる。その結果、浴室BR、脱衣室DRの二室同時暖房のときに、各室BR,DRの単独暖房のときよりも暖房能力が低下する分を、外部熱源機3の能力を上げる制御を行うことなく循環ファン12,24のファン回転数を高速回転することで熱交換器11,23での熱交換量を増大させて補償し、各暖房ユニット1,2の暖房能力の低下を防止することができる。
その後、浴室暖房運転のタイマー時間が終了すると(S12)、リモコン81の浴室暖房ランプが消灯され、浴室側熱動弁13が閉弁され、浴室暖房ユニット1側からの外部熱源機3への作動信号が停止され(S13)、また、浴室側循環ファン12が駆動停止され(S14)、浴室暖房が終了する。
また、脱衣室暖房運転のタイマー時間が終了すると(S15)、リモコン81の脱衣室暖房ランプが消灯され、脱衣室側熱動弁25が閉弁され、脱衣室暖房ユニット2側からの外部熱源機3への作動信号が停止され(S16)、また、脱衣室側循環ファン24が駆動停止され(S17)、脱衣室暖房が終了する。
以上のように、上記実施の形態1による浴室暖房装置によれば、二室同時暖房のときは、外部熱源機3に対する制御を行うことなく各室BR,DRの単独暖房のときよりも循環ファン12,24のファン回転数を高速回転させるという簡易な制御でその熱交換器11,23の熱交換量を増大させて二室同時暖房に伴う暖房能力の低下を防止することができる。従って、二室同時暖房するときでも簡易な制御で各室BR,DRの単独暖房のときと同等の暖房効果を二室(BR,DR)ともに確保することができる。
なお、図3の上記動作フローでは、浴室暖房運転を開始した後に脱衣室暖房運転を開始した場合を示すが(図3のS1、S6参照)、浴室暖房運転と脱衣室暖房運転の開始順序は問わず(脱衣室暖房運転を開始した後に浴室暖房運転を開始した場合や、浴室暖房運転と脱衣室暖房運転とがほとんど同時に開始された場合等)、二室同時暖房運転状態になったときに浴室側循環ファン12および脱衣室側循環ファン24のファン回転数を単独暖房運転のときよりも高速回転するように制御すればよい。
また、上記実施の形態1のものでは、二室同時暖房運転のときに浴室側循環ファン12と脱衣室側循環ファン24もともに高速運転するが、単独暖房運転のときよりも暖房能力が低下する室側の循環ファンのファン回転数を高速回転させる制御構成としてもよい。
(実施の形態2)
上記実施の形態1では、1つの外部熱源機3に対して各熱交換器11,23が並列接続されたものであるが、この実施の形態2による浴室暖房装置は、1つの外部熱源機3に対して各熱交換器11,23が直列接続されたものである。
図4に示すように、この浴室暖房装置は、外部熱源機3からの温水循環配管31’に対して、上流側に浴室暖房ユニット1の浴室側熱交換器11が接続され、その下流側に脱衣室暖房ユニット2の脱衣室側熱交換器23が接続される。また、浴室側熱交換器11と脱衣室側熱交換器23との間の温水循環配管31’には熱動弁25’が設けられている。従って、この浴室暖房装置では、外部熱源機3からの温水は、浴室側熱交換器11に供給された後、脱衣室側熱交換器23に供給されるため、二室同時暖房が行われると、下流側の脱衣室側熱交換器23には上流側の浴室側熱交換器11で熱交換された低温の温水が流入されることから、下流側の脱衣室暖房ユニット2では、十分な暖房能力が発揮できない。
そこで、図5に示すように、浴室BRと脱衣室DRの二室同時暖房の動作フローにおいては、浴室BRと脱衣室DRの二室同時暖房運転状態になると(S10)、制御盤8からの指令によって下流側の脱衣室側循環ファン24のファン回転数を単独暖房のときよりも高速回転となるように駆動制御される(S11’)。
このように、脱衣室側循環ファン24を高速回転することで、外部熱源機3に対する制御(例えば、温水流量を増大させるとか、温水温度を一層高温にするとか等)を行わなくても脱衣室側熱交換器23での熱交換量が増大しその放熱量が増大される。その結果、浴室BRと脱衣室DRの二室同時暖房のときに、脱衣室暖房ユニット2側において単独暖房のときよりも暖房能力が低下する分を、外部熱源機3の能力を上げる制御を行うことなく脱衣室側循環ファン24のファン回転数を高速回転することで脱衣室側熱交換器23での熱交換量を増大させて補償し、脱衣室暖房ユニット2における暖房能力の低下を防止することができる。
なお、図5に示すように、この実施の形態2の浴室暖房装置における動作フローとして、浴室暖房と脱衣室暖房のいずれかを問わず先に暖房運転が開始されたときにだけ熱動弁25’を開弁させて外部熱源機3へ作動信号を出力し、浴室暖房と脱衣室暖房のいずれもが運転終了されたときにだけ熱動弁25’を閉弁させて外部熱源機3への作動信号を停止させるようにする(図5のS4’、S9’、S13’、S16’)。その他の構成および動作は、上記実施の形態1のものと同様である。
以上のように、上記実施の形態2による浴室暖房装置によれば、二室同時暖房のときは、暖房能力が低下する下流側の脱衣室暖房ユニット2において、外部熱源機3に対する制御を行うことなく脱衣室側循環ファン24のファン回転数を脱衣室DRの単独暖房のときよりも高速回転させるという簡易な制御で脱衣室側熱交換器23の熱交換量を増大させて脱衣室暖房ユニット2における暖房能力の低下を防止することができる。従って、二室同時暖房するときでも簡易な制御で各室の単独暖房のときと同等の暖房効果を二室(BR,DR)ともに確保することができる。
なお、図5の上記動作フローでは、浴室暖房運転を開始した後に脱衣室暖房運転を開始した場合を示すが(図5のS1、S6参照)、浴室暖房運転と脱衣室暖房運転の開始順序は問わず(脱衣室暖房運転を開始した後に浴室暖房運転を開始した場合や、浴室暖房運転と脱衣室暖房運転とがほとんど同時に開始された場合等)、二室同時暖房運転状態になったときに下流側の脱衣室側循環ファン24のファン回転数を脱衣室DRの単独暖房運転のときよりも高速回転するように制御すればよい。
また、実施の形態2のものは、外部熱源機3に対して脱衣室暖房ユニット2が下流側に接続されるので、二室同時暖房のときには下流側の脱衣室側循環ファン24のファン回転数を高速回転するが、図6の従来例のように浴室側の暖房ユニットが下流側となる場合は、この下流側の浴室側循環ファン12のファン回転数を高速回転することとなる。
実施の形態1による浴室暖房装置の設置状態を示す斜視図である。 実施の形態1による浴室暖房装置の各暖房ユニットの内部構成を示す模式図である。 実施の形態1による浴室暖房装置において二室同時暖房時の動作フローを示すフローチャートである。 実施の形態2による浴室暖房装置の各暖房ユニットの内部構成を示す模式図である。 実施の形態2による浴室暖房装置において二室同時暖房時の動作フローを示すフローチャートである。 従来の浴室暖房装置の内部構成を示す模式図である。
符号の説明
1 浴室暖房ユニット
2 脱衣室暖房ユニット
3 外部熱源機
8 制御部
11 浴室側熱交換器
12 浴室側循環ファン
23 脱衣室側熱交換器
24 脱衣室側循環ファン
31,31’ 温水循環配管
BR 浴室
DR 脱衣室(他室)

Claims (3)

  1. 浴室内の空気を循環させる浴室側循環ファンおよび該空気を加熱する浴室側熱交換器を備える浴室暖房ユニットと、他室内の空気を循環させる他室側循環ファンおよび該空気を加熱する他室側熱交換器を備える他室暖房ユニットと、上記浴室側熱交換器および上記他室側熱交換器に接続させて温水を供給する熱源機とを備えた浴室暖房装置において、
    上記浴室および上記他室の二室同時暖房のときは、上記浴室側循環ファンと上記他室側循環ファンの両方あるいは一方のファン回転数を各室の単独暖房のときよりも高速回転させる制御部を設けたことを特徴とする浴室暖房装置。
  2. 請求項1に記載の浴室暖房装置において、
    上記制御部は、上記熱源機に対して上記浴室側熱交換器と上記他室側熱交換器とが並列接続されているものでは、単独暖房のときよりも暖房能力が低下する室側の暖房ユニットにおける循環ファンのファン回転数を高速回転させる制御構成とした浴室暖房装置。
  3. 請求項1に記載の浴室暖房装置において、
    上記制御部は、上記熱源機に対して上記浴室側熱交換器と上記他室側熱交換器とが直列接続されているものでは、その下流側の暖房ユニットにおける循環ファンのファン回転数を高速回転させる制御構成とした浴室暖房装置。
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