JPH11325144A - ダイヤフラムスプリング及びその製造方法 - Google Patents

ダイヤフラムスプリング及びその製造方法

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Publication number
JPH11325144A
JPH11325144A JP10130478A JP13047898A JPH11325144A JP H11325144 A JPH11325144 A JP H11325144A JP 10130478 A JP10130478 A JP 10130478A JP 13047898 A JP13047898 A JP 13047898A JP H11325144 A JPH11325144 A JP H11325144A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
spring
spring piece
punched
plate
spring pieces
Prior art date
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Pending
Application number
JP10130478A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroyuki Ueda
博之 上田
Kimiyoshi Nishioka
公義 西岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daihatsu Motor Co Ltd
Original Assignee
Daihatsu Motor Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Daihatsu Motor Co Ltd filed Critical Daihatsu Motor Co Ltd
Priority to JP10130478A priority Critical patent/JPH11325144A/ja
Publication of JPH11325144A publication Critical patent/JPH11325144A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D13/00Friction clutches
    • F16D13/58Details
    • F16D13/70Pressure members, e.g. pressure plates, for clutch-plates or lamellae; Guiding arrangements for pressure members
    • F16D2013/706Pressure members, e.g. pressure plates, for clutch-plates or lamellae; Guiding arrangements for pressure members the axially movable pressure plate is supported by leaf springs

Landscapes

  • Mechanical Operated Clutches (AREA)
  • Springs (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】複雑な調整を必要とせずに、ばね片の高さバラ
ツキをなくすことができ、サイズが異なっても打ち抜き
型を共通使用でき、板取りに無駄が少ないダイヤフラム
スプリング及びその製造方法を提供する。 【解決手段】帯状金属板から複数のばね片11cが幅方
向に並列に突出するように一体に打ち抜き、この打ち抜
き板をばね片11cが内向きになるように円環状に曲げ
加工してその両端部11bを接合する。ばね片11cの
先端部に、隣合うばね片11cの上に順次鱗片状に重な
る突出部11dを形成し、ばね片の高さばらつきを解消
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は乾式クラッチなどに
用いられるダイヤフラムスプリング及びその製造方法に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、手動変速機の乾式単板クラッチに
ダイヤフラムスプリングが広く用いられている。このダ
イヤフラムスプリングは、図1のように、ばね鋼の板材
Aからプレスによって内径側に多数のばね片Cを形成し
た円板Bに打ち抜き、この円板Bのばね片Cの根元部を
規定のばね片高さになるように曲げ加工することによっ
て製作している。図1の斜線部は廃材部である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記のよう
な製造方法では、どうしてもばね片Cの高さにバラツキ
が発生する。ばね片高さのバラツキは、ばね片Cとレリ
ーズベアリングとの接触が点当たりとなり、クラッチ断
接時の異音、クラッチペダルの振動、ジャダーなど、様
々な不具合の原因となる。そのため、ばね片高さのバラ
ツキを出来るだけ小さくする必要があるが、製造段階で
のバラツキだけでなく、ダイヤフラムスプリングをクラ
ッチカバー単体に組み付ける時や、クラッチカバーをフ
ライホイールに取り付ける際の歪みの影響を受けやす
く、バラツキを低く抑えることは難しかった。また、板
材Aから円板状に打ち抜くため、板取りに無駄が多く、
しかもサイズ毎に打ち抜き型が必要であり、コスト上昇
を招くという欠点もあった。
【0004】そこで、本発明の目的は、複雑な調整を必
要とせずにばね片の高さバラツキをなくすことができ、
板取りに無駄が少なく、かつサイズが異なっても打ち抜
き型を共通使用できるダイヤフラムスプリング及びその
製造方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明は、帯状金属板から複数のば
ね片が幅方向に並列に突出するように一体に打ち抜き、
この打ち抜き板を上記ばね片が内向きになるように円環
状に曲げ加工してその両端部を接合してなり、上記ばね
片の先端部が隣合うばね片の上に順次鱗片状に重なるよ
うに構成してなるダイヤフラムスプリングを提供する。
【0006】また、請求項2に記載の発明は、帯状金属
板から複数のばね片が幅方向に並列に突出するように一
体に打ち抜く工程と、打ち抜き板を所定の長さにカット
する工程と、カットされた打ち抜き板を、上記ばね片が
内向きになるように、かつ上記ばね片の先端部が隣合う
ばね片の上に順次鱗片状に重なるように円環状に曲げ加
工する工程と、上記打ち抜き板の両端部を接合する工程
と、を有するダイヤフラムスプリングの製造方法を提供
する。
【0007】帯板状金属板から複数のばね片が幅方向に
並列に突出するように一体に打ち抜き、くし歯状の打ち
抜き板を得る。この打ち抜き板をダイヤフラムスプリン
グのサイズに応じた長さにカットし、カットされた打ち
抜き板を、そのばね片が内向きになるように円環状に曲
げ加工し、各ばね片の先端部が隣合うばね片の上に順次
鱗片状に重なるようにして、打ち抜き板の両端部を互い
に接合する。このように、ばね片の先端部が隣のばね片
の先端部上に鱗片状に重なるので、ばね片の高さにバラ
ツキがあっても、そのバラツキを隣合うばね片によって
抑制できる。そのため、ばね片の高さがほぼ一定のダイ
ヤフラムスプリングを得ることができる。また、帯状の
金属板を用いるので、板取りに無駄がなく、またカット
する長さによってサイズの異なるダイヤフラムスプリン
グにも対応できるので、打ち抜き型を共通使用できる。
【0008】打ち抜き板を円環状に曲げ加工した際に、
捩れが発生することがあるが、所定の加圧力を加えるこ
とで、ほぼ平坦なダイヤフラムスプリングを得ることが
できる。なお、所要のばね片の高さを得るため、円環状
に接合した後あるいは接合前に、ばね片を板厚方向にテ
ーパ状に曲げ加工してもよい。
【0009】また、各ばね片の先端部が隣合うばね片の
上に順次鱗片状に重なるようにするため、打ち抜き時に
予めばね片の先端部に横方向に伸びる突出部を一体に形
成しておき、この突出部を板厚方向に1枚分だけ階段状
に折り曲げて、この折曲部が隣のばね片の先端部に重な
るようにすれば、ばね片の先端部の捩れを防止すること
ができる。
【0010】
【発明の実施の形態】図2は本発明にかかるダイヤフラ
ムスプリングを自動車用乾式クラッチに適用した一例を
示す。周知のように、乾式クラッチ1は、エンジン出力
軸2とボルト3で締結されたフライホイール4、フライ
ホイール4にボルト5で締結されたクラッチカバー6、
変速機などの入力軸7にトーショナルダンパ8を介して
支持されたクラッチディスク9、プレッシャプレート1
0、ダイヤフラムスプリング11などを備えている。
【0011】ダイヤフラムスプリング11は、その半径
方向中間部がクラッチカバー6に設けられた支持部6a
に揺動自在に支持されており、この中間部を支点として
外周部と内周部とが相反方向に反転することができる。
通常時は、ダイヤフラムスプリング11の外周部がプレ
ッシャプレート10を前方へ押し、クラッチディスク9
をフライホイール4に押し付けている。また、ダイヤフ
ラムスプリング11の内周部先端がレリーズベアリング
12の前面に接触または接近している。このレリーズベ
アリング12の後面をクラッチペダルに連動するレリー
ズフォーク(図示せず)で押すことにより、レリーズベ
アリング12を軸方向に前進させ、ダイヤフラムスプリ
ング11を反転させてプレッシャプレート10への押圧
力を解除するようになっている。
【0012】ダイヤフラムスプリング11は、図3〜図
5に示すように、外周部に帯板部11aを有し、内周部
に帯板部11aから内向きに突出する複数本のばね片1
1cを有している。帯板部11aの端面11bは互いに
突き合わせて溶接されている。各ばね片11cは、所定
のばね高さを得るように厚み方向にテーパ状に折り曲げ
られている。各ばね片11cの先端(内周端)には、円
周方向に伸びる突出部11dが一体に形成されており、
これら突出部11dは図4に示すように、板厚方向に1
枚分だけ階段状に折り曲げられ、かつ隣のばね片11c
の上面に鱗片状に重なっている。
【0013】次に、上記ダイヤフラムスプリング11の
製造方法を図6にしたがって説明する。まず、最初に長
尺な帯状金属板Pから、図6に示すようにプレス加工に
よって斜線範囲を打ち抜く。つまり、帯板状金属板Pか
ら複数のばね片11cが幅方向に並列に突出するように
一体に打ち抜くことにより、打ち抜き板Mを得る。な
お、打ち抜きと同時に、各ばね片11cの先端部に側方
へ突出する突出部11dを一体に形成しておく。そし
て、これら突出部11dをばね片11cより一段高くな
るように階段状に曲げ加工する。
【0014】次に、打ち抜き板Mを、ダイヤフラムスプ
リング11のサイズに応じてカットラインCLでカット
し、所定長さLの打ち抜き板を得る。このカットされた
打ち抜き板を、そのばね片11cが内向きになるよう
に、かつばね片11cの突出部11dが隣合うばね片1
1cの上に順次鱗片状に重なるように、打ち抜き板Mの
帯板部6cを円環状に曲げ加工する。なお、帯板部11
aを円環状に曲げ加工した際、その捩れ作用を小さくす
るため、帯板部11aの外周側の板厚を大きくしたり、
帯板部11aの幅をできるだけ幅狭とするなどの加工を
行なってもよい。
【0015】次に、打ち抜き板Mの帯板部11aの両端
面11bを突き合わせ溶接などの手法で接合する。接合
の際、接合部が他の部分に比べて厚肉にならないよう
に、適宜加工を行なってもよい。接合後あるいは接合前
に、ばね片11aを厚み方向にテーパ状に折り曲げ加工
する。これによって、図3に示すようなダイヤフラムス
プリング11を得る。
【0016】本発明はクラッチ用のダイヤフラムスプリ
ングに限らず、他の用途にも使用可能である。ただ、帯
状金属板から円環状に曲げ加工する場合、直径が30m
m以上でなければ曲げ加工が困難になるので、30mm
以上の外径を有するスプリングに適用するのが望まし
い。
【0017】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明に
よれば、帯状金属板から複数のばね片が幅方向に並列に
突出するように一体に打ち抜き、この打ち抜き板をばね
片が内向きになるように円環状に曲げ加工してその両端
部を接合し、かつばね片の先端部が隣合うばね片の上に
順次鱗片状に重なるように構成したので、複雑な調整を
必要とせずに、ばね片の高さバラツキをなくすことがで
きる。そのため、クラッチ用スプリングに用いた場合、
ばね片とレリーズベアリングとの接触が線または面当た
りとなり、クラッチ断接時の異音、クラッチペダルの振
動、ジャダーなどを解消できる。
【0018】また、サイズ違いのダイヤフラムスプリン
グを製造する場合でも、打ち抜き板を任意の長さに切断
するだけで簡単に対応できる。つまり、打ち抜き型を共
通使用できるので、型費用を低減できる。さらに、帯状
金属板から打ち抜くので、板取りに無駄が少なく、ダイ
ヤフラムスプリングを安価に製造できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のダイヤフラムスプリングの打ち抜き形状
を示す正面図である。
【図2】本発明にかかるダイヤフラムスプリングを用い
たクラッチ装置の断面図である。
【図3】本発明にかかるダイヤフラムスプリングの一例
の正面図である。
【図4】図3のIV−IV矢視図である。
【図5】図3のV−V線断面図である。
【図6】図3に示すダイヤフラムスプリングの打ち抜き
時の正面図である。
【符号の説明】
11 ダイヤフラムスプリング 11a 帯板部 11b 端面 11c ばね片 11d 突出部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】帯状金属板から複数のばね片が幅方向に並
    列に突出するように一体に打ち抜き、この打ち抜き板を
    上記ばね片が内向きになるように円環状に曲げ加工して
    その両端部を接合してなり、上記ばね片の先端部が隣合
    うばね片の上に順次鱗片状に重なるように構成してなる
    ダイヤフラムスプリング。
  2. 【請求項2】帯状金属板から複数のばね片が幅方向に並
    列に突出するように一体に打ち抜く工程と、打ち抜き板
    を所定の長さにカットする工程と、カットされた打ち抜
    き板を、上記ばね片が内向きになるように、かつ上記ば
    ね片の先端部が隣合うばね片の上に順次鱗片状に重なる
    ように円環状に曲げ加工する工程と、上記打ち抜き板の
    両端部を接合する工程と、を有するダイヤフラムスプリ
    ングの製造方法。
JP10130478A 1998-05-13 1998-05-13 ダイヤフラムスプリング及びその製造方法 Pending JPH11325144A (ja)

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JP (1) JPH11325144A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011158622A1 (ja) * 2010-06-16 2011-12-22 日本発條株式会社 ばね

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2011158622A1 (ja) * 2010-06-16 2011-12-22 日本発條株式会社 ばね

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