JPH11324851A - 燃料噴射弁及びその組立方法 - Google Patents

燃料噴射弁及びその組立方法

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JPH11324851A
JPH11324851A JP12845198A JP12845198A JPH11324851A JP H11324851 A JPH11324851 A JP H11324851A JP 12845198 A JP12845198 A JP 12845198A JP 12845198 A JP12845198 A JP 12845198A JP H11324851 A JPH11324851 A JP H11324851A
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needle valve
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 燃料噴射弁のニードルバルブのリフト量調節
を行いやすくする。 【解決手段】 ニードルバルブ30を収容したバルブ収
容部23の全周にバルジ部42を張り出すように形成す
る。ニードルバルブ30のリフト量を調節する場合に
は、燃料噴射弁の組立後に、バルブ収容部23のバルジ
部42を複数の加圧ローラで挟み込んで加圧しながら、
ローラ掛けを行うことで、該バルジ部42の外周を均等
に加圧して該バルジ部42を軸方向(上下方向)に拡開
変形させる。この際、加圧ローラ47の加圧力の調節又
はローラ掛け時間の調節によってバルジ部42の拡開変
形量を調節することで、バルブ収容部23の軸方向寸法
を調節してニードルバルブ30のリフト量を調節する。
バルジ部42は、バルブ収容部23に装着したOリング
33の上限位置を規制するバックアップリングとしても
機能する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ニードルバルブの
リフト量を調節するリフト量調節手段を備えた燃料噴射
弁に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、内燃機関に燃料を噴射する燃
料噴射弁の噴射量を調節する場合、噴射口を開閉するニ
ードルバルブのリフト量を調節するようにしている。近
年、燃料噴射弁の組立後にニードルバルブのリフト量を
調節できるようにするために、特開昭62−22345
2号公報に示すように、ニードルバルブを収容するバル
ブ収容部の外周面全周に環状溝(薄肉部)を形成し、こ
の環状溝を複数の圧延ローラで挟み込んで圧延すること
で、該環状溝を軸方向(上下方向)に延ばし、それによ
って、バルブ収容部の軸方向寸法を調節してニードルバ
ルブのリフト量を調節するようにしたものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記公
報のように、バルブ収容部の環状溝を圧延ローラで挟み
込んで圧延する方法では、環状溝(薄肉部)の延び量が
小さく、ニードルバルブのリフト量の調節範囲が小さい
という欠点がある。しかも、環状溝の延び量を大きくす
るために、環状溝を挟み込む圧延ローラの加圧力を大き
くし過ぎると、環状溝(薄肉部)が内方に変形してニー
ドルバルブが動作不良になるおそれがある。また、バル
ブ収容部の外周面に環状溝を切削加工で形成する必要が
あるため、バルブ収容部の加工性が悪く、加工コストが
高くなるという欠点もある。
【0004】本発明はこのような事情を考慮してなされ
たものであり、従ってその目的は、ニードルバルブのリ
フト量の調節範囲を大きくできると共に、リフト量調節
時のバルブ収容部の変形やニードルバルブの動作不良を
防止でき、しかもバルブ収容部の加工性を向上できる燃
料噴射弁及びその組立方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の燃料噴射弁は、ニードルバルブを収容する
バルブ収容部の全周にバルジ部を張り出すように形成
し、このバルジ部をリフト量調節手段として用いるもの
である(請求項1)。このものでは、ニードルバルブの
リフト量を調節する際に、バルジ部の外周を例えば加圧
ローラ等により加圧して該バルジ部を軸方向に拡開変形
させることで、バルブ収容部の軸方向寸法を調節してニ
ードルバルブのリフト量を調節すれば良い(請求項
5)。
【0006】この場合、バルジ部の拡開変形によるリフ
ト量の調節は、従来の圧延法(特開昭62−22345
2号公報)と比較して、バルブ収容部の軸方向寸法の調
節が容易で、且つその調節量を大きくすることができ、
ニードルバルブのリフト量の調節範囲を容易に大きくで
きる。しかも、バルジ部の拡開変形は、従来の圧延法で
用いる加圧力よりも小さい加圧力で行うことができるた
め、リフト量調節時にバルブ収容部が内方に変形するこ
とを防止できて、ニードルバルブの動作不良を防止でき
る。また、バルジ部の加工は、プレス成形法の一種であ
る管バルジ成形法によって行うことができるため、従来
の環状溝の切削加工と比較して、加工が簡単で、加工コ
ストを低減できる。
【0007】本発明は、ニードルバルブの最大リフト量
を規制する手段として、バルブ収容部内にストッパを組
み付けたり、或は、バルブ収容部の内部にストッパを切
削加工により形成しても良いが、前者は、部品点数・組
立工数が増加し、後者は加工コストが増加する。
【0008】そこで、請求項2のように、ニードルバル
ブの上端に連結された可動鉄心が、その上方に位置する
固定鉄心に当接することで、ニードルバルブの最大リフ
ト量を規制するようにしても良い。このようにすれば、
バルブ収容部内へのストッパの組付や切削加工が不要と
なり、低コスト化の要求を満たすことができる。
【0009】更に、請求項3のように、1本の複合磁性
パイプの中間部を非磁性化して非磁性の中間パイプ部を
形成すると共に、前記複合磁性パイプのうちの前記中間
パイプ部より下側の部分を磁性化してバルブ収容部を形
成し、更に、前記複合磁性パイプのうちの前記中間パイ
プ部より上側の部分を磁性化して磁性パイプ部を形成
し、この磁性パイプ部内に固定鉄心をその下端が前記中
間パイプ部の途中に位置するように圧入した構成として
も良い。
【0010】この構成では、1本の複合磁性パイプに形
成された磁性パイプ部とバルブ収容部とを固定鉄心と可
動鉄心に磁束を通す磁気回路の構成部品として用いるこ
とができると共に、磁性パイプ部とバルブ収容部との間
に非磁性の中間パイプ部を形成することで、磁性パイプ
部とバルブ収容部との間の磁束の短絡を防ぐことができ
る。しかも、磁性パイプ部、非磁性の中間パイプ部及び
磁性のバルブ収容部を一体に形成しているため、これら
三者をろう付けやレーザ溶接等で結合する面倒な工程が
不要となり、組立工数を削減できて、組立性向上による
コストダウンを期待できる。更に、磁性パイプ部、中間
パイプ部及びバルブ収容部を一体化することで、これら
三者間の組立時の位置ずれが全く無くなり、組立精度を
容易に向上できて、噴射量特性のばらつきを少なくする
ことができる。
【0011】また、請求項4のように、バルブ収容部の
外周のうちのバルジ部の下側の部位に装着されたOリン
グの上限位置をバルジ部によって規制するようにしても
良い。このようにすれば、Oリングの上限位置を規制す
るバックアップリングが不要となり、部品点数削減・組
立工数削減の要求を満たすことができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図1
及び図2に基づいて説明する。複合磁性材料で形成した
1本の複合磁性パイプ20を磁性化し、その中間部のみ
を非磁性化することで、磁性パイプ部21、非磁性の中
間パイプ部22及び磁性のバルブ収容部23を一体に形
成している。ここで使用する複合磁性材料としては、例
えば本出願人が先に出願した特開平8−3643号公報
に示すものを使用すれば良い。この複合磁性材料の組成
は、重量基準でC:0.6%以下、Cr:12〜19
%、Ni:6〜12%、Mn:2%以下、Nb:1%以
下で、その残部がFe及び不可避不純物によって構成さ
れ、下記式で定義される平山の等量Heqが20〜23
%、ニッケル等量Nieqが9〜12%、クロム等量C
reqが16〜19%である。
【0013】平山の等量Heq=〔Ni%〕+1.05
〔Mn%〕+0.65〔Cr%〕+0.35〔Si%〕
+12.6〔C%〕 ニッケル等量Nieq=〔Ni%〕+30〔C%〕+
0.5〔Mn%〕 クロム等量Creq=〔Cr%〕+〔Mo%〕+1.5
〔Si%〕+0.5〔Nb%〕
【0014】上記の組成の複合磁性材料で形成した1本
の複合磁性パイプ20に対し、絞り加工、しごき加工等
の歪み付加加工を多段階に行うと共に、各加工工程の材
料温度を100℃以下に制御することで、磁束密度B
4000(H=4000A/mにおける磁束密度)が0.3
以上となるように複合磁性パイプ20全体を磁性化(マ
ルテンサイト化)した後、この複合磁性パイプ20の中
間部(中間パイプ部22に相当する部分)を誘導加熱等
の手段によって10秒以内で加熱溶体化することで、非
磁性化(オーステナイト化)し、結晶粒径を30μm以
下とする。このような加工方法により、非磁性化部分
(中間パイプ部22)の非磁性特性を極低温環境下でも
安定して保持することができ、極低温環境下で非磁性化
部分がマルテンサイト化(磁性化)することを防ぐこと
ができる。
【0015】尚、極低温環境下で使用しない場合には、
複合磁性材料の組成や加工法を必ずしも上記のようにす
る必要はなく、上記以外の組成のオーステナイト系のス
テンレス鋼を用いて、適宜の加工法で磁性化と非磁性化
を行うようにしても良い。
【0016】一方、磁性パイプ部21の上部は、図示し
ないデリバリパイプ(燃料配管)と連結される燃料コネ
クタ部21aとなり、その外周には樹脂製のOリング2
4が嵌合されている。磁性パイプ部21の上部内周側に
は、デリバリパイプから送られてくる燃料を濾過する燃
料フィルタ25が装着されている。更に、磁性パイプ部
21内には、燃料フィルタ25の下方に位置して円筒状
の固定鉄心26が圧入により固定され、該固定鉄心26
の下部が中間パイプ部22のほぼ中間部分にまで圧入さ
れている。尚、固定鉄心26には、圧入を容易にするた
めのすり割り(図示せず)が形成されている。
【0017】本実施形態では、磁性パイプ部21のうち
の燃料フィルタ25の近傍部分を小径に形成すること
で、磁性パイプ部21の内周部に段差部27を形成して
いる。この段差部27は、複合磁性パイプ20内に下方
から圧入された固定鉄心26の圧入位置を決める位置決
めストッパとして機能する。固定鉄心26の内周側に
は、すり割り付きパイプ状のアジャスタ28が圧入され
ると共に、その下方側にスプリング29が装着されてい
る。組立時に、アジャスタ28を圧入量を調節してスプ
リング29によるニードルバルブ30の付勢力を調整し
た後に、磁性パイプ部21の外周部をかしめることで、
その内周側に固定鉄心26とアジャスタ28とをかしめ
固定する。尚、アジャスタ28の内径部とスプリング2
9の内径部は、燃料フィルタ25を通過した燃料が通る
流路となる。
【0018】バルブ収容部23の内部にはニードルバル
ブ30が収納され、該バルブ収容部23の下部にはバル
ブシート31が溶接等により固定され、このバルブシー
ト31に形成された噴射口32がニードルバルブ30の
下端部で開閉される。バルブ収容部23の下部外周に
は、吸気マニホールド(図示せず)との連結部をシール
するOリング33が嵌着され、このOリング33の下方
には、バルブシート31をカバーする保護カバー34が
固定され、この保護カバー34の上端鍔部34aによっ
てOリング33の脱落防止がなされている。そして、バ
ルブシート31の下面と保護カバー34との間には、噴
孔プレート44が挟み込まれ、この噴孔プレート44に
は、バルブシート31の噴射口32に対向する位置に1
個又は複数個の噴孔が形成され、この噴孔がスリーブ3
4の開口部45から下方に露出している。
【0019】ニードルバルブ30の上端部には中空状の
可動鉄心35が圧入等により固定され、この可動鉄心3
5がバルブ収容部23の上部に摺動自在に嵌合されてい
る。この可動鉄心35の上部は、中間パイプ部22のほ
ぼ中間位置まで摺動自在に嵌合され、該可動鉄心35の
上端面が固定鉄心26の下端面と対向している。この可
動鉄心35は、固定鉄心26内に収納されたスプリング
29によって閉弁方向(下方)に付勢されている。中間
パイプ部22の内周部には、可動鉄心35と固定鉄心2
6とのギャップ部に対応する位置に、可動鉄心35の摺
動を円滑にするための逃げ溝部43が形成されている。
【0020】尚、固定鉄心26の下端面と可動鉄心35
の上端面との双方に非磁性の硬質クロムメッキが施さ
れ、そのメッキ被膜がソリッドギャップとして利用され
る。また、ニードルバルブ30の上端大径部(可動鉄心
35内に圧入された部分)には、複数の面取部30aが
形成され、固定鉄心26の内部を流れる燃料が可動鉄心
35と各面取部30aの間を通過してバルブ収容部23
の内部に流入するようになっている。
【0021】一方、複合磁性パイプ20の外周部には、
モールドコイル36が中間パイプ部22を覆うように嵌
合装着されている。このモールドコイル36は、樹脂製
のスプール37にコイル38を巻装し、これを絶縁性樹
脂46で筒状にモールド成形したものである。このモー
ルドコイル36にはコネクタハウジング39が一体に成
形され、このコネクタハウジング39の内部に、コイル
37に接続されたターミナル40がインサート成形され
ている。このモールドコイル36の外周部には、磁性パ
イプ部21とバルブ収容部23との間の磁気回路を構成
する磁性材製のヨーク41が宛がわれ、このヨーク41
の上端部と下端部がそれぞれ磁性パイプ部21とバルブ
収容部23に溶接、かしめ等により固定されている。
【0022】更に、バルブ収容部23のうちのヨーク4
1とOリング33との間の部分には、管バルジ成形法に
よってバルジ部42がバルブ収容部23の全周に張り出
すように形成されている。このバルジ部42は、ニード
ルバルブ30のリフト量を調節するリフト量調節手段と
して機能すると共に、Oリング33の上限位置を規制す
るバックアップリングとしても機能する。
【0023】以上のように構成した燃料噴射弁におい
て、コイル38への通電がオフされている時には、スプ
リング29によって可動鉄心35が閉弁方向(下方)に
移動され、ニードルバルブ30の下端部がバルブシート
31に当接して噴射口32を閉鎖した状態に保持され
る。
【0024】この後、コイル38への通電が開始される
と、コイル38の周囲に磁束が発生し、その磁束がコイ
ル38の周囲を取り囲む磁気回路を流れる。この磁気回
路は、ヨーク41…磁性パイプ部21…固定鉄心26…
可動鉄心35…バルブ収容部23…ヨーク41の経路で
構成され、非磁性の中間パイプ部22が磁性パイプ部2
1とバルブ収容部23との間の磁束の短絡を防ぐ役割を
果たす。この磁気回路に磁束が流れると、固定鉄心26
と可動鉄心35との間に磁気吸引力が発生し、可動鉄心
35が上方に吸引されて、ニードルバルブ30がバルブ
シート31から離れて噴射口32を開放する。これによ
って、バルブ収容部23内の燃料が噴孔プレート44の
噴孔から噴射される。
【0025】次に、ニードルバルブ30のリフト量の調
節方法を説明する。燃料噴射弁の組立後に、図2に示す
ように、バルブ収容部23のバルジ部42を複数の加圧
ローラ47で挟み込んで加圧しながら、各加圧ローラ4
7を回転させてバルジ部42を回転させるローラ掛けを
行うことで、該バルジ部42の外周を均等に加圧して該
バルジ部42を図3(b)に示すように軸方向(上下方
向)に拡開変形させる。この際、加圧ローラ47の加圧
力の調節又はローラ掛け時間の調節によってバルジ部4
2の拡開変形量を調節することで、バルブ収容部23の
軸方向寸法を調節してニードルバルブ30のリフト量を
調節する。
【0026】このように、バルジ部42の拡開変形によ
るニードルバルブ30のリフト量の調節は、従来の圧延
法(特開昭62−223452号公報)と比較して、バ
ルブ収容部23の軸方向寸法の調節が容易で、且つその
調節量を大きくすることができ、ニードルバルブ30の
リフト量の調節範囲を容易に大きくできる。しかも、バ
ルジ部42の拡開変形は、従来の圧延法で用いる加圧力
よりも小さい加圧力で行うことができるため、リフト量
調節時にバルブ収容部23が内方に変形することを防止
できて、ニードルバルブ30の動作不良を防止でき、品
質向上、信頼性向上の要求を満たすことができる。ま
た、バルジ部42の加工は、プレス成形法の一種である
管バルジ成形法によって行うことができるため、従来の
環状溝の切削加工と比較して、加工が簡単で、加工コス
トを低減でき、低コスト化の要求を満たすことができ
る。
【0027】また、バルブ収容部23に形成したバルジ
部42は、バルブ収容部23に装着したOリング33の
上限位置を規制するバックアップリングとしても機能す
るので、Oリング33の上限位置を規制するバックアッ
プリングが不要となり、その分、部品点数・組立工数を
削減することができる。
【0028】更に、1本の複合磁性パイプ20を用い
て、磁性パイプ部21、非磁性の中間パイプ部22及び
磁性のバルブ収容部23を一体に形成しているため、こ
れら三者をろう付けやレーザ溶接等で結合する面倒な工
程が不要となり、部品点数削減・組立工数削減の要求を
満たすことができる。但し、本発明は、磁性パイプ部、
非磁性の中間パイプ部及び磁性のバルブ収容部をろう付
けやレーザ溶接等で結合する構成としても良く、この場
合でも、本発明の所期の目的は十分に達成することがで
きる。
【0029】尚、本発明は、ニードルバルブ30の最大
リフト量を規制する手段として、バルブ収容部23内に
ストッパを組み付けたり、或は、バルブ収容部23の内
部にストッパを切削加工により形成しても良いが、本実
施形態のように、ニードルバルブ30の上端に連結され
た可動鉄心35が固定鉄心26に当接することで、ニー
ドルバルブ30の最大リフト量を規制するようにすれ
ば、バルブ収容部23内へのストッパの組付や切削加工
が不要となり、低コスト化の要求を満たすことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す燃料噴射弁の縦断面
【図2】ニードルバルブのリフト量の調節方法(バルジ
部のローラ掛け方法)を説明する図
【図3】(a)はバルジ部のローラ掛け前の状態を示す
縦断面図、(b)はバルジ部のローラ掛け後の状態を示
す縦断面図
【符号の説明】
20…複合磁性パイプ、21…磁性パイプ部、21a…
燃料コネクタ部、22…中間パイプ部、23…バルブ収
容部、25…燃料フィルタ、26…固定鉄心、27…段
差部、28…アジャスタ、29…スプリング、30…ニ
ードルバルブ、31…バルブシート、32…噴射口、3
4…保護カバー、35…可動鉄心、36…モールドコイ
ル、38…コイル、39…コネクタハウジング、41…
ヨーク、42…バルジ部、44…噴孔プレート、47…
加圧ローラ。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 噴射口を開閉するニードルバルブのリフ
    ト量を調節するリフト量調節手段を備えた燃料噴射弁に
    おいて、 前記リフト量調節手段は、前記ニードルバルブを収容す
    るバルブ収容部の全周に張り出すように形成されたバル
    ジ部により構成されていることを特徴とする燃料噴射
    弁。
  2. 【請求項2】 前記ニードルバルブの最大リフト量は、
    前記ニードルバルブの上端に連結された可動鉄心が、そ
    の上方に位置する固定鉄心に当接することで規制される
    ことを特徴とする請求項1に記載の燃料噴射弁。
  3. 【請求項3】 1本の複合磁性パイプの中間部を非磁性
    化して非磁性の中間パイプ部を形成すると共に、前記複
    合磁性パイプのうちの前記中間パイプ部より下側の部分
    を磁性化して前記バルブ収容部を形成し、更に、前記複
    合磁性パイプのうちの前記中間パイプ部より上側の部分
    を磁性化して磁性パイプ部を形成し、この磁性パイプ部
    内に固定鉄心をその下端が前記中間パイプ部の途中に位
    置するように圧入したことを特徴とする請求項1又は2
    に記載の燃料噴射弁。
  4. 【請求項4】 前記バルブ収容部の外周のうちの前記バ
    ルジ部の下側の部位にはOリングが装着され、前記バル
    ジ部は、前記Oリングの上限位置を規制することを特徴
    とする請求項1乃至3のいずれかに記載の燃料噴射弁。
  5. 【請求項5】 噴射口を開閉するニードルバルブを収容
    するバルブ収容部の全周にバルジ部を張り出すように形
    成し、このバルジ部の外周を加圧して該バルジ部を軸方
    向に拡開変形させることで、前記バルブ収容部の軸方向
    寸法を調節して前記ニードルバルブのリフト量を調節す
    ることを特徴とする燃料噴射弁の組立方法。
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