JPH11324728A - ディーゼルエンジンのガバナ機構 - Google Patents

ディーゼルエンジンのガバナ機構

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Publication number
JPH11324728A
JPH11324728A JP12303698A JP12303698A JPH11324728A JP H11324728 A JPH11324728 A JP H11324728A JP 12303698 A JP12303698 A JP 12303698A JP 12303698 A JP12303698 A JP 12303698A JP H11324728 A JPH11324728 A JP H11324728A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
governor
lever
engine
speed
fuel
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP12303698A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideaki Nagamochi
英昭 永持
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP12303698A priority Critical patent/JPH11324728A/ja
Publication of JPH11324728A publication Critical patent/JPH11324728A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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  • High-Pressure Fuel Injection Pump Control (AREA)
  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 燃料の始動時増量を増大して始動性を十分に
確保しつつ任意の回転数で調速が可能となるディーゼル
エンジンのガバナ機構を提供する。 【解決手段】 ガバナスプリング3に付勢されたテンシ
ョンレバー2と、コントロールラック7が連結されたガ
バナレバー5とが、ガバナシャフト1上で係合孔8及び
係合ロッド9により相対回転可能に連繋されたディーゼ
ルエンジンのガバナ機構において、コントローラ13か
らの信号によりエンジン始動時から所定のエンジン回転
数に達するまでガバナレバー5を押圧し、燃料の始動時
増量を行い得る電磁アクチュエータ12を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディーゼルエンジ
ンのガバナ機構に関する。
【0002】
【従来の技術】ディーゼルエンジンにおいて、負荷の変
動に応じて燃料の量を自動的に調整する目的でガバナ機
構が設けられることは良く知られている。
【0003】そして、このガバナ機構では、通常の運転
時にはガバナ推力(フライウェイトの遠心力)とガバナ
スプリング力との釣り合いにより調速を行う一方、エン
ジン始動時にはスタートスプリングにより燃料の始動時
増量を自動的に行い回転上昇を促進して始動性の向上を
図っている。
【0004】例えば、図2に示すように、ガバナシャフ
ト1に回動自在に嵌合したテンションレバー2は、ガバ
ナスプリング3に連結されてその張力を受けるととも
に、ラックセットスクリュ4に当接することにより可動
範囲を定格燃料噴射セット位置まで規制されている。
【0005】同じくガバナシャフト1に回動自在に嵌合
したガバナレバー5は、ガバナ推力を受けるとともにタ
イロッド6を介して燃料噴射ポンプの噴射量調整ラック
(コントロールラック)7に連結されている。
【0006】前記テンションレバー2とガバナレバー5
とは、テンションレバー2に形成した係合孔8の寸法L
で決まる移動量だけ相対移動(回転)可能に係合ロッド
9で連繋されるとともに、両レバー2,5間にはスター
トスプリング10が介装される。
【0007】そして、通常の運転時には、ガバナ推力に
よってガバナレバー5に加わるモーメントが、スタート
スプリング10力によってガバナレバー5に加わるモー
メントより大きいので、ガバナレバー5はラックセット
スクリュ4により可動範囲を定格燃料噴射量位置まで規
制されている。
【0008】一方、エンジン始動時には、ガバナ推力に
よってガバナレバー5に加わるモーメントが、スタート
スプリング10力によってガバナレバー5に加わるモー
メントよりも小さいので、テンションレバー2に対する
ガバナレバー5の相対的位置が、コントロールラック7
を燃料噴射量の増量方向に移動させる方向に変位する。
これにより、始動時に必要な燃料噴射量が確保される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前述したよ
うな従来のガバナ機構にあっては、スタートスプリング
10のばね力により、通常の調速を行える回転数が制限
される構成であるため、エンジン始動時の回転上昇促進
(始動性向上)のため、スタートスプリング10のばね
力を強くすると、通常の調速を行える回転数が上昇して
しまう。
【0010】これにより、ローアイドル回転数を高く設
定しなければならず、燃料を無駄に消費してしまうとと
もにエンジン騒音も大きくなるという問題点があった。
【0011】そこで、本発明の目的は、燃料の始動時増
量を増大して始動性を十分に確保しつつ任意の回転数で
調速が可能となるディーゼルエンジンのガバナ機構を提
供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
の本発明に係るディーゼルエンジンのガバナ機構は、ガ
バナスプリングに付勢されたテンションレバーと、コン
トロールラックが連結されたガバナレバーとが、ガバナ
シャフト上で相対回転可能に連繋されたディーゼルエン
ジンのガバナ機構において、エンジン始動時から所定の
エンジン回転数に達するまでガバナレバーを押圧し、燃
料の始動時増量を行い得るアクチュエータを設けたこと
を特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るディーゼルエ
ンジンのガバナ機構を実施例により図面を用いて詳細に
説明する。
【0014】[実施例] [構成]図1は本発明の一実施例を示すガバナ機構の概
略構成斜視図である。尚、この図において図2と同一部
材には同一符号を付して詳しい説明は省略する。
【0015】図に示すように、ガバナシャフト1上に嵌
合したテンションレバー2は、ガバナスプリング3の張
力を受けるとともに、ラックセットスクリュ4に当接す
ることにより可動範囲を定格燃料噴射セット位置まで規
制されている。
【0016】同じくガバナシャフト1上に嵌合したガバ
ナレバー5は、ガバナ推力を受けるとともにタイロッド
6を介してコントロールラック7に連結されている。
【0017】前記テンションレバー2とガバナレバー5
とは、テンションレバー2の係合孔8の寸法で決まる移
動量だけ相対移動(回転)可能に係合ロッド9で連繋さ
れる。
【0018】そして、本実施例では、ガバナレバー5の
下端部近傍に、ガバナ推力の作用部に対向するようにし
て、燃料の始動時増量用の電磁アクチュエータ12が設
けられる。
【0019】この電磁アクチュエータ12は、コントロ
ーラ13からの信号で作動し、エンジン始動時にソレノ
イドが励磁されることでプランジャー12aを突出して
ガバナレバー5の下端部を押し、コントロールラック7
を燃料噴射量増量の方向へ移動させる一方、始動後所定
のエンジン回転数(例えば700rpm)に達して通常
運転に移行する時はソレノイドが消磁されてプランジャ
ー12aが引っ込み、ガバナレバー5と干渉しないよう
になっている。
【0020】[作用・効果]このように構成されるた
め、エンジン始動時に、電磁アクチュエータ12のプラ
ンジャー12aがガバナレバー5を押した状態となり、
エンジン回転数が任意の回転数に達するまでは、この状
態で燃料の始動時増量が行われる。
【0021】任意の回転数まで、エンジン回転数が上昇
すると、電磁アクチュエータ12のプランジャー12a
が引っ込み、燃料の始動時増量がキャンセルされると同
時にガバナ推力(フライウェイトの遠心力)とガバナス
プリング3力との釣り合いによる通常の調速動作に移行
される。
【0022】このようにして本実施例では、従来のスタ
ートスプリング10(図2参照)を廃止して、電磁アク
チュエータ12によりガバナレバー5を移動させて燃料
の始動時増量を行うようにしたので、エンジン始動時の
燃料噴射量増量を効かせるエンジン回転数にかかわら
ず、換言すれば燃料の始動時増量を増大して始動性を十
分に確保しつつ、任意のエンジン回転数で調速が可能と
なり、ローアイドル回転数を低く抑えることが可能とな
る。
【0023】この結果、燃料を無駄に消費することが防
止されると共にエンジン騒音も低く抑えられる。
【0024】尚、本発明は上記実施例に限定されず、本
発明の要旨を逸脱しない範囲で、電磁アクチュエータ1
2に代えて他の構造のアクチュエータを用いる等各種変
更が可能であることはいうまでもない。
【0025】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、ガバナスプリ
ングに付勢されたテンションレバーと、コントロールラ
ックが連結されたガバナレバーとが、ガバナシャフト上
で相対回転可能に連繋されたディーゼルエンジンのガバ
ナ機構において、エンジン始動時から所定のエンジン回
転数に達するまでガバナレバーを押圧し、燃料の始動時
増量を行い得るアクチュエータを設けたことを特徴とす
るので、エンジン始動時の燃料噴射量増量を効かせるエ
ンジン回転数にかかわらず、任意のエンジン回転数で調
速が可能となり、ローアイドル回転数を低く抑えること
ができる。この結果、燃料を無駄に消費することが防止
されると共にエンジン騒音も低く抑えられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すガバナ機構の概略構成
斜視図である。
【図2】従来のガバナ機構の概略構成斜視図である。
【符号の説明】
1 ガバナシャフト 2 テンションレバー 3 ガバナスプリング 4 ラックセットスクリュ 5 ガバナレバー 6 タイロッド 7 コントロールラック 8 係合孔 9 係合ロッド 12 電磁アクチュエータ 13 コントローラ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガバナスプリングに付勢されたテンショ
    ンレバーと、コントロールラックが連結されたガバナレ
    バーとが、ガバナシャフト上で相対回転可能に連繋され
    たディーゼルエンジンのガバナ機構において、エンジン
    始動時から所定のエンジン回転数に達するまでガバナレ
    バーを押圧し、燃料の始動時増量を行い得るアクチュエ
    ータを設けたことを特徴とするディーゼルエンジンのガ
    バナ機構。
JP12303698A 1998-05-06 1998-05-06 ディーゼルエンジンのガバナ機構 Withdrawn JPH11324728A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12303698A JPH11324728A (ja) 1998-05-06 1998-05-06 ディーゼルエンジンのガバナ機構

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12303698A JPH11324728A (ja) 1998-05-06 1998-05-06 ディーゼルエンジンのガバナ機構

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11324728A true JPH11324728A (ja) 1999-11-26

Family

ID=14850630

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12303698A Withdrawn JPH11324728A (ja) 1998-05-06 1998-05-06 ディーゼルエンジンのガバナ機構

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Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20050802