JPH0521640Y2 - - Google Patents

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JPH0521640Y2
JPH0521640Y2 JP1985182985U JP18298585U JPH0521640Y2 JP H0521640 Y2 JPH0521640 Y2 JP H0521640Y2 JP 1985182985 U JP1985182985 U JP 1985182985U JP 18298585 U JP18298585 U JP 18298585U JP H0521640 Y2 JPH0521640 Y2 JP H0521640Y2
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pump rack
pump
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rack
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  • High-Pressure Fuel Injection Pump Control (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は燃料制御装置に係り、特に機関始動時
に噴射燃料量を増加させるための燃料制御装置に
関する。
[従来の技術] 従来機関始動時における燃料の増量は第6図に
示すように、アクセルペダルaを深く踏み込むこ
とによつて動作するスイツチbによりソレノイド
cを作動させ、このソレノイドcによりガバナd
内のポンプラツクを増量位置に保持することによ
つて行われている。
[考案が解決しようとする問題点] ところで従来にあつてはポンプラツクの位置保
持に電気式のソレノイドcを利用していたため、
比較的信頼性、耐久性に劣ると共に、コストアツ
プを招くという問題があつた。
ここに関連する先行技術として、ソレノイド又
はリンクで作動されるラツク保持レバーでポンプ
ラツクを増量位置に保持させるようにしたもの
(実開昭59−139534号公報)が知られている。し
かしながら斯る提案は、機関回転状態とソレノイ
ド又はリンクとの連関が明らかにされていないと
考えられる。
[考案の目的] 本考案は上述したような問題点に鑑みて創案さ
れたものであり、その目的は構造簡単にして信頼
性、耐久性に優れ、また機関回転状態に好ましく
対応して始動時の燃料増量を達成できる燃料制御
装置を提供するにある。
[考案の概要] 本願考案は、アクセルペダルに連動するポンプ
ラツクに連結されたガバナ機構と、上記ポンプラ
ツクに設けられる第1の係合フツクと、ガバナハ
ウジングに設けられ、始動時アクセルペダルを踏
み込んだ最大燃料増量位置からポンプラツクが上
記ガバナ機構により減量方向に移動するときに上
記第1の係合フツクと係合する第2の係合フツク
と、該第2の係合フツクを係合方向に付勢すると
共にポンプラツクに作用する減量方向への移動力
が所定力以上になつたときに上記係合を解除する
スプリングと、そのスプリングに抗して上記第2
の係合フツクを位置決めするストツパボルトと、
上記ポンプラツクとガバナ機構との間に設けられ
ポンプラツクの移動を所定距離キヤンセルするキ
ヤンセル手段とを備えて、始動時アクセルペダル
を踏み込むことにより最大燃料増量位置に移動し
たポンプラツクがガバナ機構により減量方向に移
動するときに第1の係合フツクと第2の係合フツ
クを係合させ、そしてキヤンセル手段によりガバ
ナ機構の移動をポンプラツクに伝達するのをキヤ
ンセルして上記係合により、ポンプラツクを燃料
増量位置に保持し、その後、ポンプラツクに作用
する減量方向への移動力が所定力以上になつたと
きに上記係合が外れ、増量を解除させるようにし
たものである。
[実施例] 以下に本考案の好適一実施例を添付図面に従つ
て詳述する。
第2図にはガバナの基本的構成が示されてい
る。アクセルペダルを踏み込むとスプリング1に
抗してコントロールレバ2が転動し(図中、矢印
Aで示す。)、リンク系3を介してポンプラツク4
が燃料増量方向(図中、矢印Bで示す。)へ移動
される。ポンプラツク4が増量方向Bへ移動され
ると燃料噴射ポンプ(図示せず)から増量された
燃料がシリンダ内に噴射され機関回転が上昇す
る。この機関回転の上昇は、これと同期して回転
駆動される噴射ポンプのカムシヤフト5に設けら
れたフライウエイト6に大きな遠心力を生じさ
せ、この遠心力はテンシヨンレバ7のガバナスプ
リング8やアイドリングスプリング9等の弾発力
等と平衡すべくシフタ10を前進移動させる(図
中、矢印Cで示す。)。そして、このシフタ10の
前進移動Cはポンプラツク4を燃料減量方向(図
中、矢印Dで示す。)へ引き戻すように作用する。
このようにポンプラツク4はアクセルペダルの踏
込み量と機関回転との平衡点に位置されるように
なつており、フライウエイト6の遠心力で移動さ
れるシフタ10はリンク系3を介してポンプラツ
ク4に連結されてこれを燃料減量方向Dへ作動さ
せるガバナ機構として機能する。
他方第1図に示すように、固定側であるガバナ
ハウジング11と移動側であるポンプラツク4と
の間には、ポンプラツク4を係脱自在に係合して
これを燃料増量位置に保持させるための係合手段
12が設けられる。この係合手段12は、ガバナ
ハウジング11及びポンプラツク4夫々にピンで
転動自在に支持され、ポンプラツク4の移動によ
り転動して係合し離脱する一対の係合フツク1
3,14で構成される。ポンプラツク側の第1の
係合フツク14は、ポンプラツク4との間に介設
された圧縮スプリング15により弾発付勢されて
ラツク上に位置決めされ、他方ガバナハウジング
側の第2の係合フツク13によりスプリング15
に抗して転動されてポンプラツク4の増量方向B
への移動を許容すると共に第2の係合フツク13
と係合するようになつている。他方ガバナハウジ
ング側の第2の係合フツク13は、ガバナハウジ
ング11との間に介設された引張スプリング16
により係合方向に弾発付勢されてそのスプリング
16に抗してストツパボルト17で任意に位置決
めされ、始動時アクセルペダルを踏み込んだ最大
燃料増量位置からポンプラツク4がガバナ機構に
より減量方向に移動するときに上記第1の係合フ
ツク14と係合するようになつていると共に、ポ
ンプラツク4に作用する減量方向ヘの移動力がス
プリング16の付勢力以上になつたときにスプリ
ング16に抗して転動されてポンプラツク4の減
量方向Dへの移動を許容すると共に第1の係合フ
ツク14と離脱するようになつている。
更にポンプラツク4と、これにリンク系3を介
して連結されるガバナ機構を構成するシフタ10
との間には、シフタ10の移動の伝達を所定距離
キヤンセルするためのキヤンセル手段18が設け
られ。このキヤンセル手段18は第1図及び第4
図に示すように、ポンプラツク4の端部に設けら
れラツク移動方向に相当の長さの長孔19が形成
されたスリーブ体20と、リンク系3に一端が回
転自在にピンジヨイントされ他端がスリーブ体2
0内に移動可能に挿通された移動ロツド21と、
この移動ロツド21に設けられ長孔19内に挿入
された係合爪22と、スリーブ体20内に設けら
れ係合爪22を付勢するコイルバネ23とから構
成される。殊に、コイルバネ23は引張スプリン
グ16よりも弱いセツトフオーズで設定され、係
合手段12が係合している場合に移動ロツド21
が燃料減量方向Dに移動されると圧縮されて係合
爪22が長孔19に係合するまでの所定距離Lだ
けポンプラツク4に対して移動ロツド21を相対
移動させるように機能する。
尚、移動ロツド21が燃料増量方向Bへ移動す
る際には、コイルバネ23に付勢された係合爪2
2が長孔19に係合維持され、ポンプラツク4は
移動ロツド21と一体的に移動されることにな
る。
次に本実施例の作用について述べる。
第5図には始動増量機能を有しない通常のガバ
ナ(図中、実線Eで示す。)に対する本考案に係
るガバナ(図中、破線Fで示す。)のガバナ線図
が示されている。第1図及び第2図に示すよう
に、機関始動に際し、アクセルペダルを踏み込ん
でコントロールレバ2をフル方向Aに作動させる
とポンプラツク4は燃料増量方向Bへ作動されて
最大燃料増量位置に位置される。これに際し、係
合手段12では、第2の係合フツク13により第
1の係合フツク14が転動されてポンプラツク4
は第2の係合フツク13を越えた燃料増量位置
R1に達する(第3図参照)。
その後機関が始動してN1回転を越えると、フ
ライウエイト6によるシフタ10の移動Cでポン
プラツク4は燃料減量方向Dヘ引き戻されてくる
(図中Gで示す。)。このポンプラツク4の引き戻
しの際、係合手段12すなわち第1の係合フツク
14と第2の係合フツク13が係合してポンプラ
ツク4は燃料増量位置R2に保持される。その後
もフライトウエイト6によりシフタ10の移動C
が続くことになるが、このときキヤンセル手段1
8が働いてシフタ10の移動のポンプラツク4へ
の伝達が所定距離Lだけキヤンセルされ、ポンプ
ラツク4は継続して増量位置R2に保持される
(第5図中、Hで示す。)。従つて、機関低温時等
の始動増量を達成することができる。その後更に
機関回転が上昇してシフタ10が更に移動される
と係合爪22が長孔19に係合してポンプラツク
4に作用する減量方向Dへの移動力が引張スプリ
ング16の付勢力以上になるとポンプラツク4を
移動させて第1の係合フツク14と第2の係合フ
ツク13との係合が外れ、通常のガバナ制御に移
行することになる(図中、機関回転N2で示す。)。
尚、機関が容易に起動する場合には、アクセル
ペダルを踏み込んだ後短時間アイドル状態に戻す
ことになる(図中、機関回転N3で示す。)が、ス
プリング1のセツトフオースを引張スプリング1
6等を含むバネ系よりも大きく設定することで容
易に係合手段12を外すことができる。尚、図中
Kは通常運転時のガバナ線図である。
[考案の効果] 以上要するに本考案によれば、次のような優れ
た効果を発揮する。
(1) ポンプラツクを燃料増量位置に保持する第1
及び第2の係合フツクと、ポンプラツクとこれ
を減量方向に作動させるガバナ機構との間に設
けたキヤンセル手段とにより機関始動時の燃料
増量を達成でき、しかも、始動時にアクセルペ
ダルを踏み込むことにより燃料増量を図れるの
で、レバー等を新たに設ける必要がなく、初め
て取扱う者にとつてもアクセルペダルを踏み込
むだけなので容易に始動時の燃料増量を図れ
る。
(2) メカニカルな構成で始動量を達成できソレノ
イドによる場合に比して安価に、且つ信頼性、
耐久性を向上できる。
(3) 機関回転の上昇に伴うフライウエイトの作動
の関連づけて適切に始動増量を達成できる。
(4) 第2の係合フツクがストツパボルトで位置決
めされているため、ストツパボルトの調節によ
り第2の係合フツクの位置が任意に決められる
ので、第1の係合フツクと第2の係合フツクと
の係合位置を任意に変えられ、エンジンに応じ
て燃料増量の量を変えることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の好適一実施例を示す要部拡大
図、第2図はガバナ機構を示す概略図、第3図は
燃料増量状態を示す要部拡大図、第4図は第1図
における−線矢視図、第5図は本考案に係る
ガバナ線図、第6図は従来例を示す概略図であ
る。 図中、4はポンプラツク、10はガバナ機構を
達成するシフタ、13は第2の係合フツク、14
は第1の係合フツク、16はスプリング、17は
ストツパボルト、18はキヤンセル手段である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. アクセルペダルに連動するポンプラツクに連結
    されたガバナ機構と、上記ポンプラツクに設けら
    れる第1の係合フツクと、ガバナハウジングに設
    けられ、始動時アクセルペダルを踏み込んだ最大
    燃料増量位置からポンプラツクが上記ガバナ機構
    により減量方向に移動するときに上記第1の係合
    フツクと係合する第2の係合フツクと、該第2の
    係合フツクを係合方向に付勢すると共にポンプラ
    ツクに作用する減量方向への移動力が所定力以上
    になつたときに上記係合を解除するスプリング
    と、そのスプリングに抗して上記第2の係合フツ
    クを位置決めするストツパボルトと、上記ポンプ
    ラツクとガバナ機構との間に設けられポンプラツ
    クの移動を所定距離キヤンセルするキヤンセル手
    段とを備えた燃料制御装置。
JP1985182985U 1985-11-29 1985-11-29 Expired - Lifetime JPH0521640Y2 (ja)

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JP1985182985U JPH0521640Y2 (ja) 1985-11-29 1985-11-29

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JPS6290950U JPS6290950U (ja) 1987-06-10
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6016748Y2 (ja) * 1981-12-19 1985-05-24 株式会社ボッシュオートモーティブ システム 内燃機関用遠心力調速機の始動過給装置

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JPS6290950U (ja) 1987-06-10

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