JPH11324157A - 断熱壁の構築方法及び取り付け治具並びに断熱壁構造 - Google Patents

断熱壁の構築方法及び取り付け治具並びに断熱壁構造

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JPH11324157A
JPH11324157A JP13935298A JP13935298A JPH11324157A JP H11324157 A JPH11324157 A JP H11324157A JP 13935298 A JP13935298 A JP 13935298A JP 13935298 A JP13935298 A JP 13935298A JP H11324157 A JPH11324157 A JP H11324157A
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plate
heat insulating
insulating wall
resin foam
synthetic resin
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JP13935298A
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Takeshi Yamamoto
健 山本
Katsumi Miyanaga
克巳 宮永
Nobuhiko Kushima
信彦 櫛間
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Sekisui Kasei Co Ltd
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Sekisui Plastics Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 断熱材としての板状の合成樹脂発泡体20と
壁材としての外装材30とを積層した断熱壁を建物躯体
60へ安定的に構築する。 【解決手段】 垂直板53とその前方端側に設けた外装
材端縁係止部材54,55,56とを備えてなる取り付
け治具50を建物躯体側60に所定間隔で固定し、例え
ば、合成樹脂発泡体20と外装材30とを一体に積層し
た断熱壁パネル40を、該合成樹脂発泡体20部分を前
記垂直板53に食い込ませ、外装材30の端縁部分を前
記端縁係止部材に係止させて、取り付け治具50に系着
していく。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、断熱壁の構築方法
とそれに用いる取り付け治具、並びに、構築された断熱
壁構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、断熱材としての板状の合成樹
脂発泡体の表面に壁材としての窯業系パネルのような外
装材を積層した断熱壁パネルを建物の躯体側に取り付け
固定して断熱壁を構築することは行われている。特開平
8−1846号公報には、改良された断熱壁の構築方法
として、断熱壁パネルとして、断熱材と粗布と表面材
(外装材)とを、粗布部分が断熱材の厚みより長くはみ
出させて積層一体化したものを用い、この断熱壁パネル
を、接着剤を塗布した下地面に対して、先に配置した断
熱壁パネルの粗布のはみ出し部分を、隣接して積み上げ
ようとする断熱壁パネルの裏面に達するように折り曲げ
配置して接着剤により下地面側に貼り付け、必要に応じ
て釘打ちし、その状態で次の断熱壁パネルを積み上げて
いくようにして断熱壁を構築する方法が示されている。
このようにして構築された断熱壁は、積み上げ接合部に
粗布が存在することから、火災などで合成樹脂発泡体で
ある断熱材が溶融しても、断熱材が容易に落下すること
はない利点を持つ。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記の構築方
法は、中間層として粗布を必要とするばかりでなく、粗
布を折り曲げかつ接着する作業を必要とし、また、横目
地部に粗布が存在することから、横目地部を化粧仕上げ
する作業も必要となる。さらに、表面材としての外装材
を積極的に支持する部材が存在しないことから、火災な
どで断熱材が溶融した場合に、外装材が落下する恐れが
ある。
【0004】本発明の目的は、前記のような断熱材とし
ての板状の合成樹脂発泡体の表面に壁材としての外装材
を積層した構成である断熱壁を建物躯体へ構築する際の
不都合を解消することにあり、より具体的には、接着剤
を用いることなく、断熱壁を構成する板状の合成樹脂発
泡体及び壁材としての外装材を簡単な工程でもって確実
に建物躯体へ取り付けることができ、取り付け後に、横
目地部分の化粧仕上げが不要であり、さらに、火災時な
どに合成樹脂発泡体が溶融しても、壁材である外装材の
落下を確実に阻止することのできる断熱壁の構築方法と
それに用いる取り付け治具、並びに、構築された断熱壁
構造を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、請求項1に記載の発明は、断熱材としての板状の
合成樹脂発泡体の表面に壁材としての外装材を積層した
断熱壁構造を建物躯体へ構築する方法であって、前記板
状の合成樹脂発泡体に食い込み可能な垂直板と該垂直板
の前方端側に設けた外装材端縁係止部材とを備えてなる
取り付け治具を建物躯体側に所定間隔で固定し、該固定
された取り付け治具に対して、前記板状の合成樹脂発泡
体を前記垂直板に食い込ませながら取り付け、該取り付
けられた合成樹脂発泡体の表面側に、前記外装材をその
端縁部分を前記取り付け治具の外装材端縁係止部材に係
止させながら系着していくことを特徴とする。
【0006】同じ課題を解決するための請求項2に記載
の発明は、断熱材としての板状の合成樹脂発泡体の表面
に壁材としての外装材を積層した断熱壁構造を建物躯体
へ構築する方法であって、断熱材としての板状の合成樹
脂発泡体の表面に壁材としての外装材を積層一体化した
断熱壁パネルを用意し、前記板状の合成樹脂発泡体に食
い込み可能な垂直板と該垂直板の前方端側に設けた外装
材端縁係止部材とを備えてなる取り付け治具を建物躯体
側に所定間隔で固定し、該固定された取り付け治具に対
して、前記断熱壁パネルの板状の合成樹脂発泡体部分を
前記垂直板に食い込ませながら、その外装材の端縁部分
を前記端縁係止部材に係止させることにより、断熱壁パ
ネルを前記取り付け治具に系着していくことを特徴とす
る。
【0007】また、前記の断熱壁構造を建物躯体へ構築
する方法に用いる取り付け治具として、請求項3に記載
の発明は、建物躯体への取り付け部となる背板と、該背
板から前方に延びる水平板と、該水平板の前端において
前記背板に沿う方向でかつ上下方向に延出する第1の係
止片と、該第1の係止片と前記背板との間において前記
水平板から前記背板と交叉する方向でかつ上下方向に延
出して設けられる第2の係止片とを少なくとも備えるこ
とを特徴とする取り付け治具を開示する。
【0008】請求項1及び請求項2に記載の断熱壁構造
を建物躯体へ構築する方法のいずれにおいても、断熱壁
を構成する板状の合成樹脂発泡体部分は前記第2の係止
片が食い込んだ状態で該取り付け治具の底板により支持
された状態となり、また、壁材としての外装材は該取り
付け治具の第1の係止片に係止された状態となって、建
物躯体側に係着される。そのために、接着剤を用いるこ
となく、安定した取り付け状態が得られる。
【0009】一段目の断熱壁部分を構築した後、その上
に、次の取り付け治具を既に構築した断熱壁部分の上端
部に接するようにして建物躯体に取り付け、その上に再
度断熱壁部分を構築していく。以下それを反復する。そ
れにより、別々に取り付けた板状の合成樹脂発泡体及び
外装材、あるいは、予め用意した断熱壁パネルは、その
上端部と下端部とが上下の取り付け治具により確実に支
持された状態で建物躯体側に固定される。その際に、積
み上げ部に粗布などの異物が存在しないことから、横目
地部に対して特別の化粧仕上げを行わなくても美観を損
ねることもない。
【0010】また、火災時などにおいて、板状の合成樹
脂発泡体が溶融、消失しても、壁材としての外装材は取
り付け治具の前記第1の係止片により直接係止された状
態にあるので、落下することはない。そのために、高い
安全性が確保される。取り付け治具は、好ましくは、板
状の金属板からの切り出し又は打ち抜き加工と曲げ加工
とにより形成される。それにより、低コストでの製造が
可能となり、また、曲げ加工であることから、施工現場
での現場に合わせた形状変更なども可能となる。
【0011】本発明は、さらに、建物躯体に対して、断
熱材としての板状の合成樹脂発泡体の表面に壁材として
の外装材を積層した断熱壁が、該建物躯体に固定され
た、板状の合成樹脂発泡体部分と外装材とを同時に支持
することのできる多数の取り付け治具により支持固定さ
れていることを特徴とする建物の断熱壁構造をも開示し
ている。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、実施の形態に基づき本発明
をより詳細に説明する。図1は、断熱材としての板状の
合成樹脂発泡体の表面に壁材としての外装材を積層一体
化した断熱壁パネルを予め用意し、それを用いて本発明
による断熱壁の建物躯体への構築方法を実施する場合で
の、断熱壁パネル40の一例であり、断熱材としての板
状の合成樹脂発泡体20の一例としての発泡スチロール
板の表面に、壁材としての外装材30の一例として窯業
系パネルが積層されている。壁材としての外装材30に
は、上端部に凸条31と下端部に凹溝32が形成されて
いる。壁材としての外装材30は不燃材であればよく、
鋼板のような材料であってもよい。
【0013】図2は、本発明による取り付け治具の一実
施の形態を示している。この取り付け治具50は、背板
51と、該背板51の下端から水平方向前方に延びる水
平板52と、前記背板51の側縁と前記水平板52の側
縁とを接続する左右の三角形状の垂直板53,53(本
発明でいう第2の係止片に相当する)とからなる。前記
水平板52の前方端側は、前記垂直板53,53の下端
縁位置よりもさらに前方に延出して、その最先端部は上
下方向に折曲していて、左右2枚の上方折曲片54,5
4と中央部の下方折曲片55とされている。さらに、前
記垂直板53,53の下端縁位置の近傍において、前記
水平板52の裏面側には、左右2枚の第2の下方折曲片
56,56が前記下方折曲片55と並行状態で設けられ
ている(前記上方折曲片54,54、下方折曲片55、
及び第2の下方折曲片56,56とが本発明でいう第1
の係止片に相当する)。背板51には釘穴57が形成さ
れている。
【0014】この取り付け治具50において、前記水平
板52や垂直板53,53の前後方向幅、及び、前記下
方折曲片55との第2の下方折曲片56,56との前後
方向の間隔などは、取り付けようとする断熱壁パネルの
寸法に応じて決められるが、図1に示した断熱壁パネル
40を取り付ける場合を例に取れば、水平板52の前後
方向幅は断熱壁パネル40全体の厚みよりもやや幅狭と
され、また、垂直板53,53の前後方向幅は断熱壁パ
ネル40の前記板状の合成樹脂発泡体20の厚みとほぼ
同じとされる。
【0015】すなわち、後記するように、水平板52の
先端部に形成した上方折曲片54,54と下方折曲片5
5の位置は、断熱壁パネル40の前記壁材としての外装
材30における凸条31と凹溝32とを係止できる位置
とされ、また、前記下方折曲片55との第2の下方折曲
片56,56との前後方向の間隔は、その間で外装材3
0における前記凸条31を挟持できる程度の距離とされ
る。この取り付け治具50は、任意の方法により製造す
ることができるが、図3に示すような形状に金属板から
打ち抜き加工を行い、それを曲げ加工して組み立てるこ
とは有効であり、低コストでの製造が可能となる。な
お、図3の展開図において、図2に示したと同じ部分に
は同じ符号を付してある。
【0016】次に、図4〜図12を参照しながら、前記
取り付け治具50を用いて断熱壁パネル50を建物躯体
側へ取り付ける手順を説明する。最初に、建物躯体側の
縦胴縁60・・などを利用して、水平方向に所定の間隔
で複数の取り付け治具50を釘7などを用いて打ち付け
固定する(図4)。次に、図1で示す断熱壁パネル50
を凹溝32側を下側として取り付け治具50に斜め上方
から落とし込む(図8参照)。
【0017】それにより、板状の合成樹脂発泡体20の
下方部分に取り付け治具50の垂直板53,53が食い
込んだ状態で、合成樹脂発泡体20の底部を取り付け治
具50の水平板52の部分に載置することができ、同時
に、上方折曲片54,54は壁材としての外装材30の
凹溝32内に入り込む(図9,図12参照)。その状態
で断熱壁パネル50の裏面を縦胴縁60に密着させる。
【0018】次に、断熱壁パネル50の上端縁に水平板
52の裏面が密着するようにして、再び、取り付け治具
50を必要個数縦胴縁60に固定する。それにより、外
装材30の前記凸条31の先端部分は前記下方折曲片5
5との第2の下方折曲片56,56との間で挟持された
状態となり、断熱壁パネル50は躯体側に安定した姿勢
で取り付けられる(図6,図10参照)。そのようにし
て取り付けた取り付け治具50に対して、次の段(上
段)の断熱壁パネル50を同様にして取り付けていく
(図7,図11参照)。以下、同じ工程を繰り返すこと
により、図12にその一部を断面として示すように、所
要の断熱壁構造が構築される。
【0019】図13,図14は、異なった形態の取り付
け治具及びそれを用いて構築される断熱壁構造を示して
いる。この取り付け治具50aは、前記した取り付け治
具50と比較して、垂直板53,53が水平板52から
上方に向けてではなく、下方に向けて設けられている
点、及び、第2の下方折曲片56,56を有しない点を
除き、他の構成は同じである。同じ部材には同じ符号を
付し、詳細な説明は省略する。
【0020】この取り付け治具50aにおいては、水平
板52の左右の側縁から下方に向けて垂直板53a、5
3aが配置されており、該垂直板53a、53aの後端
側は背板51と平行な折曲部53b、53bとされてい
る。この取り付け治具50aは取り付け治具50と同様
にして用いられるが、断熱壁パネル40の取り付けに当
たって、前記垂直板53a、53aは、断熱壁パネル4
0の合成樹脂発泡体20に対して、図14に示すよう
に、その下方部でなく上方部に食い込むようになる。ま
た、第2の下方折曲片56,56を有しないことから、
断熱壁パネル40の上端側の係止は、外装材30の凸条
31と下方折曲片55との係合によってのみ行われる。
【0021】この取り付け治具50aも、任意の方法に
より製造することができるが、展開図は示さないもの
の、取り付け治具50と同様に、金属板から打ち抜き加
工を行い、それを曲げ加工することにより容易に製造す
ることは可能である。図示しないが、図1に示すような
合成樹脂発泡体と外装材を積層一体化した断熱壁パネル
40を用いないでも、本発明による断熱壁の建物躯体へ
の構築は可能である。すなわち、断熱材としての合成樹
脂発泡体20と、壁材としての外装材(例えば、窯業系
パネル)30とを別々に用意しておき、躯体側に取り付
け治具50を取り付けた後、合成樹脂発泡体20の取り
付け施工を行い、別施工として、外装材30を取り付け
治具50の前記第1の係止片部分を利用して取り付けて
いくようにしてもよい。この施工法であっても、所期の
目的が達成できることは明らかである。
【0022】
【実施例】試験体として、厚さ30mmの押出法ポリス
チレンフォーム(積水化成品工業:エスレンフォームS
U)の表面に、厚さ12mmの窯業系面材(株式会社ア
スク:かべ一番)を積層した断熱壁パネルを用い、それ
を図2に示した形状の取り付け治具を用いて支持体に固
定し、防火性能3級相当の試験を実施したところ、ポリ
スチレンフォームは溶融、落下したが、窯業系面材の落
下はなく、また、切断・隔離も認められなかった。
【0023】
【発明の効果】上記のように、本発明によれば、接着剤
を用いることなく、断熱壁を構成する板状の合成樹脂発
泡体及び壁材としての外装材を簡単な工程でもって確実
に建物躯体へ取り付けることができる。取り付け後に、
横目地部へ特別の化粧仕上げをすることも不要となる。
さらに、火災時などにおいて、熱により板状の合成樹脂
発泡体が溶融・消失しても、壁材としての外装材は落下
することなく保持されるので、高い安全性が確保され
る。また、取り付け治具は薄い金属板などで作ることが
可能であり、製造コストも低減する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に用いる断熱壁パネルの一例を説明する
図。
【図2】本発明による取り付け治具の一実施の形態を示
す図であり、図2aは正面から見た斜視図、図2bは背
面から見た斜視図。
【図3】図2に示す取り付け治具の展開図。
【図4】本発明による断熱壁の建物躯体への構築方法の
最初の手順を説明する斜視図。
【図5】本発明による断熱壁の建物躯体への構築方法の
次の手順を説明する斜視図。
【図6】本発明による断熱壁の建物躯体への構築方法の
さらに次の手順を説明する斜視図。
【図7】本発明の構築方法により構築された断熱壁を示
す斜視図。
【図8】本発明による断熱壁の建物躯体への構築方法の
手順を説明する側面図。
【図9】本発明による断熱壁の建物躯体への構築方法の
図5に相当する手順を説明する側面図。
【図10】本発明による断熱壁の建物躯体への構築方法
の図6に相当する手順を説明する側面図。
【図11】本発明による断熱壁の建物躯体への構築方法
の図7に相当する手順を説明する側面図。
【図12】本発明により構築される断熱壁構造の一部を
示す拡大断面図。
【図13】本発明による取り付け治具の他の実施の形態
を示す図であり、図13aは正面から見た斜視図、図1
3bは背面から見た斜視図。
【図14】図13に示した取り付け治具を用いて構築さ
れる断熱壁構造の一部を示す拡大断面図。
【符号の説明】
50…取り付け治具、51…背板、52…水平板、53
…垂直板(第2の係止片)、54,55、56…外装材
端縁係止部材(第1の係止片)、40…断熱壁パネル、
20…断熱材としての板状の合成樹脂発泡体、30…壁
材としての外装材(窯業系パネル)、60…縦胴縁(躯
体側)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 断熱材としての板状の合成樹脂発泡体の
    表面に壁材としての外装材を積層した断熱壁構造を建物
    躯体へ構築する方法であって、前記板状の合成樹脂発泡
    体に食い込み可能な垂直板と該垂直板の前方端側に設け
    た外装材端縁係止部材とを備えてなる取り付け治具を建
    物躯体側に所定間隔で固定し、該固定された取り付け治
    具に対して、前記板状の合成樹脂発泡体を前記垂直板に
    食い込ませながら取り付け、該取り付けられた合成樹脂
    発泡体の表面側に、前記外装材をその端縁部分を前記取
    り付け治具の外装材端縁係止部材に係止させながら系着
    していくことを特徴とする断熱壁の建物躯体への構築方
    法。
  2. 【請求項2】 断熱材としての板状の合成樹脂発泡体の
    表面に壁材としての外装材を積層した断熱壁構造を建物
    躯体へ構築する方法であって、断熱材としての板状の合
    成樹脂発泡体の表面に壁材としての外装材を積層一体化
    した断熱壁パネルを用意し、前記板状の合成樹脂発泡体
    に食い込み可能な垂直板と該垂直板の前方端側に設けた
    外装材端縁係止部材とを備えてなる取り付け治具を建物
    躯体側に所定間隔で固定し、該固定された取り付け治具
    に対して、前記断熱壁パネルの板状の合成樹脂発泡体部
    分を前記垂直板に食い込ませながら、その外装材の端縁
    部分を前記端縁係止部材に係止させることにより、断熱
    壁パネルを前記取り付け治具に系着していくことを特徴
    とする断熱壁の建物躯体への構築方法。
  3. 【請求項3】 断熱材としての板状の合成樹脂発泡体の
    表面に壁材としての外装材を積層した断熱壁構造を建物
    躯体へ構築するのに用いる取り付け治具であって、該取
    り付け治具は、建物躯体への取り付け部となる背板と、
    該背板から前方に延びる水平板と、該水平板の前端にお
    いて前記背板に沿う方向でかつ上下方向に延出する第1
    の係止片と、該第1の係止片と前記背板との間において
    前記水平板から前記背板と交叉する方向でかつ上下方向
    に延出して設けられる第2の係止片とを少なくとも備え
    てなることを特徴とする取り付け治具。
  4. 【請求項4】 前記取り付け治具は、金属板からの切り
    出し又は打ち抜き加工と曲げ加工とにより形成されたも
    のであることを特徴とする請求項3記載の取り付け治
    具。
  5. 【請求項5】 建物躯体に対して、断熱材としての板状
    の合成樹脂発泡体の表面に壁材としての外装材を積層し
    た断熱壁が、該建物躯体に固定された、板状の合成樹脂
    発泡体部分と外装材とを同時に支持することのできる多
    数の取り付け治具により支持固定されていることを特徴
    とする建物の断熱壁構造。
JP13935298A 1998-05-21 1998-05-21 断熱壁の構築方法及び取り付け治具並びに断熱壁構造 Pending JPH11324157A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111236528A (zh) * 2020-01-14 2020-06-05 山东乾宇建筑节能科技有限公司 一种装配式建筑节能保温墙体及其制作装配方法
US10851548B2 (en) 2017-06-21 2020-12-01 Nichiha Corporation Wall structure for building, attachment apparatus, and board material construction method
USD906788S1 (en) 2018-12-07 2021-01-05 Nichiha Corporation Construction furring strip support

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