JPH11323945A - 法覆工用プレキャストコンクリートブロックの連結構造 - Google Patents

法覆工用プレキャストコンクリートブロックの連結構造

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JPH11323945A
JPH11323945A JP10131714A JP13171498A JPH11323945A JP H11323945 A JPH11323945 A JP H11323945A JP 10131714 A JP10131714 A JP 10131714A JP 13171498 A JP13171498 A JP 13171498A JP H11323945 A JPH11323945 A JP H11323945A
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  • Pit Excavations, Shoring, Fill Or Stabilisation Of Slopes (AREA)
  • Road Paving Structures (AREA)
  • Revetment (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 ブロック据付後において、ブロック同士の合
わせ目の高さ調整が可能で、ブロック同士の目地のズレ
を調整し強固に連結可能にする。 【解決手段】 隣接する上下のブロックの取付プレート
2のネジ孔21位置に孔31を設け、対向辺より内側で略中
間に軸部を上側に直角に配置したボルト34を一体に設け
たく字形の第1プレート 3と、一対の第1プレート 3の
対向辺を向き合わせて並列させたときの両ボルト34位置
に孔41及び長孔を設けた板状の第2プレート 4とから成
り、隣接する上下のブロック 1の取付プレート 2のネジ
孔21に、第1のプレート 3孔31を配置し、対向辺33を向
き合わせて並列させてボルト44で締付け固定した後、並
列された左右一対の第1のプレート 3のボルト34に第2
のプレート 4の孔41及び長孔を配置し、通しナット43で
締付け固定した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、法覆工用プレキャ
ストコンクリートブロック(以下ブロックという)の連
結構造に関し、法面ブロックだけでなく、各種のブロッ
ク等の構造物を連結する場合の連結構造にも適用される
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、図18のように、基礎コンクリー
ト6と両側の小口止又は隔壁コンクリート61で囲まれた
法面にブロック 1を配置して施工される護岸や河川堤防
の法面等における連結構造において、上下左右に隣接す
る4個のブロック 1の連結部Aで連結する手段として、
図16Aに示したように、ブロック 1の角部の隅切部
にバン線aの一部を埋設し、該バン線aで結束する方
法、図16Bに示したように、角部の隅切部にフック
等の接続具cの基部を埋め込み、この接続具cをコ字形
鉄筋bの落とし込みで連結する方法、図17A、Bに
示したように、角部の隅切部にフック等の接続具cを配
置し、この接続具cを円形のスパイラル筋dで連結する
方法、図17C、Dに示したように、角部の隅切部に
プレート等の接続具eを配置し、この接続具eを卍型鉄
筋fとナットgで連結する方法が採られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記従来の技
術では、以下のような問題点がある。法面には基礎材と
して砕石を敷設する方法、均しコンクリートを打設する
方法、吸出防止材を敷設する方法等で基礎工事が行われ
るが、この基礎材を均一面にする状態で工事を行うこと
は不可能に近い。その結果、この基礎材上にプレキャス
トコンクリートブロックを敷設した場合は、上下左右に
並べられる隣接のブロック間には段差が発生し、又ブロ
ック間の目地の開きも僅かに異なった状態で敷設される
ことになり不都合が発生している。又図15に示した曲
線区間では目地の開きが大きく異なり、ブロック間の目
地の開きがあるためにブロック同士を強固に連結できな
いという問題点がある。
【0004】また、従来の技術の場合は、結束するバ
ン線aは手で容易に曲げられるためブロックに外力が加
わった場合はブロックが簡単に移動するという問題点が
ある。従来の技術の場合は、コ字形鉄筋bは硬くコ字
形に成形されているため治具を使用しても簡単に折曲す
ることはできない。したがって、外力が加わってブロッ
クが移動するとコ字形鉄筋bは外れてしまうという欠点
がある。従来の技術の場合は、使用されるスパイラル
筋dは硬く太いため自由に曲げることができない。した
がって、接続具c同士を確実に連結できないため、外力
によりブロックが移動すると外れてしまう欠点がある。
従来の技術の場合は、卍型鉄筋fによる連結は確実に
出来るが、取付け方が複雑なため作業性が不能率であ
る。また、卍型鉄筋fは実際はせいぜいφ6mm程度で
あり、φ9mm以上の強度を必要とする場合は太さと硬
さで容易に曲げることができないため強固な連結ができ
ないという問題点がある。また、上記バン線a、コ字形
鉄筋b、スパイラル筋d、卍型鉄筋fにより連結する構
造では、隣接するブロック 1、1 間に段差が発生して
も、上下左右に隣接する4個のブロック 1の高さ調整が
出来ず、ブロック 1据付後においてブロック同士の合わ
せ目の高さを調整することや、目地のズレを調整するこ
とは全く不可能で、連結作業時間も長くかかるという問
題点がある。そこで、本発明は、ブロック据付後におい
てブロック同士の合わせ目の高さ調整が可能で、目地の
ズレを調整し強固に連結可能で、又連結作業も短時間で
可能な法覆工用プレキャストコンクリートブロックの連
結構造の提供を課題としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明の法覆工用プレキャストコンク
リートブロックの連結構造では、角部に隅切部を設け
た、上下左右に配置される4個のブロックの連結構造に
おいて、4個のブロックの隅切部で囲まれる連結部がほ
ぼ正方形と成るように各ブロックの隅切部を形成すると
共に、対角線上に、上部にネジ孔を設けた取付プレート
の該上部を水平に配置し、前記ネジ孔を隅切部から露出
させて下部を埋め込んだブロックと、隣接する上下のブ
ロックの取付プレートのネジ孔位置に孔を設けると共
に、対向辺より内側でほぼ中間に、軸部を上側に直角に
起立させて配置したボルトを一体に設けたく字形の第1
のプレートと、一対の前記第1のプレートの対向辺を向
き合わせて並列させたときの両ボルト位置に孔及び長孔
を設けた板状の第2のプレートとから成り、隣接する上
下のブロックの取付プレートのネジ孔に、第1のプレー
トの孔を配置し、対向辺を向き合わせて並列させてボル
トで締付け固定した後、並列された左右一対の第1のプ
レートのボルトに第2のプレートの孔及び長孔を配置
し、通しナットで締付け固定したことを特徴としてい
る。
【0006】請求項2記載の発明の法覆工用プレキャス
トコンクリートブロックの連結構造では、請求項1記載
の第1のプレートのボルトの代わりにネジ孔を設けて成
り、隣接する上下のブロックの取付プレートのネジ孔
に、第1のプレートの孔を配置してボルトで締付け固定
してそれぞれ隣接する上下のブロックの取付プレートを
連結した後、並列された左右一対の第1のプレートの孔
に第2のプレートの孔及び長孔を配置してボルトで締付
け固定したことを特徴としている。
【0007】請求項3記載の発明の法覆工用プレキャス
トコンクリートブロックの連結構造では、角部に隅切部
を設けた、上下左右に配置される4個のブロックの連結
構造において、4個のブロックの隅切部で囲まれる連結
部がほぼ正方形と成るように各ブロックの隅切部を形成
すると共に、対角線上に、上部にネジ孔を設けた取付プ
レートの該上部を水平に配置し、前記ネジ孔を隅切部か
ら露出させて下部を埋め込んだブロックと、ほぼ中央に
ネジ孔を設けると共に、長手方向両端部には、隣接する
上下のブロックの取付プレートのネジ孔位置に孔及び長
孔を設けた板状の3個の連結プレートとの組合せから成
り、隣接する上下のブロックの取付プレートのネジ孔
に、連結プレートの孔及び長孔を配置し、一対の連結プ
レートを左右にほぼ平行に配置してボルトで締付け固定
した後、前記左右一対の連結プレートの孔及び長孔に、
次の連結プレートの孔及び長孔を配置して、通しボルト
で締付け固定したことを特徴としている。
【0008】
【作用】請求項1記載の発明では、法面へのブロック設
置時においてはブロック同士の高さ調整や目地ズレの調
整をする必要がない。基礎コンクリート上に各ブロック
を配列して据付後に、連結部A一箇所当たり、第1のプ
レートを一対用意し、対向辺を向き合わせて並列させ
て、それぞれ隣接する上下2個のブロックの取付プレー
トのネジ孔に、第1のプレートの孔を配置した後、ボル
トで締付け、この締付作業で隣接する上下のブロックの
高さ調整すなわち、横目地の調整が出来る。次に、左右
に対照に配列された一対の第1のプレートのボルトに第
2のプレートの孔及び長孔を配置し、通しナットで締付
け固定する。この一対の第1のプレートに第2のプレー
トを組み付けボルトで締付けることにより、上下左右に
配置された4個のブロックの高さ調整ができ、同時に目
地ズレ調整すなわち、縦目地の調整ができ、4個のブロ
ックを緊密に連結できる。
【0009】請求項2記載の発明では、第1のプレート
にネジ孔を設けたので、隣接する上下2個のブロックを
取付プレートでボルトで締付けることにより、隣接する
上下のブロックの高さ調整を行うことができる。次に、
左右に対称に配置され一対の第1のプレートのネジ孔に
第2のプレートの孔及び長孔を配置してボルトで締付け
固定することにより、上下左右の4個のブロックの高さ
調整ができ、かつ目地ズレ調整ができ、ナットが不要と
なり連結作業が効率良く行えるものである。
【0010】請求項3記載の発明では、連結部における
4個のブロックをほぼ同形の3個の連結プレートとボル
トとで連結するものであり、隣接する上下2個のブロッ
クの取付プレートのネジ孔に、連結プレートの孔及び長
孔を配置し、一対の連結プレートを左右ほぼ平行に配置
してボルトで締付け固定して隣接する上下2個のブロッ
クの高さ調整及び連結を行う。次に、前記左右の一対の
連結プレートの孔及び長孔に、次の同形の連結プレート
の孔及び長孔を配置して、通しボルトで締付け固定し
て、連結部における上下左右の4個のブロックの高さ調
整を行い、同時に目地ズレ調整を行い、4個のブロック
を緊密に連結できる。実験例では、隣接する上下ブロッ
クの高さのズレが5〜7mmあってもそれぞれ第1のプ
レート又は連結プレートで高さ調整できる。また、第1
のプレート又は連結プレートの高さが5〜7mm異なっ
ていても第2のプレートの連結によって高さを修正して
4個のブロックを強固に連結できる。
【0011】
【発明の実施の態様】図1〜図7は、請求項1に記載の
発明の実施例に関するものである。本発明は、角部に隅
切部11を設けた、上下左右に配置される4個のブロック
1の連結部Aにおける連結構造に係るものであり、対角
線上に取付プレート 2の下部を埋め込んだブロック 1
と、隣接する上下又は左右2個のブロック1をそれぞれ
連結する1対の第1のプレート 3と、前記一対の第1の
プレート 3を連結する第2のプレート 4とから概略構成
されている。ブロック 1は、一辺がほぼ1m〜2mの大
きさで、重量が350〜700kg程度の正方形のブロ
ックであり、上下左右に配置される4個のブロック 1の
隅切部11で囲まれる連結部Aが正方形と成るように各ブ
ロックの隅切部11が形成されている。なお、前記連結部
Aの一辺の長さは10〜14cm、深さ10〜30cm
位に形成されている。また、ブロック1の対角線上に
は、上部22にネジ孔21が設けられた取付プレート 2の該
上部22を水平に配置し、ネジ孔21を隅切部11から露出さ
せた状態で下部23が埋め込まれている。この取付プレー
ト 2の下部23には孔24を設け、ブロック1 の各辺に沿っ
て設けられるアンカー筋12を該孔24に通して埋設し張力
に耐えるようにされている。前記第1のプレート 3は、
横目地5で当接させた時、隣接する上下のブロック1、1
の取付プレート 2のネジ孔21位置に孔31を設け、左右
ブロック 1、 1の縦目地51位置に対向辺33を設け、対向
辺33より内側でほぼ中間に、軸部34b を上側に直角に起
立させて配置したボルト34を一体に設け、板状金物でく
字形に制作されている。前記第2のプレート 4は、前記
左右一対の第1のプレート 3を連結するものであり、一
対の第1のプレート 3の対向辺33を向き合わせて並列さ
せて配置したときのボルト34位置に孔41及び長孔42が設
けられて、板状金物で制作されている。前記ブロックの
連結は、隣接する上下のブロック 1、1 の取付プレート
2のネジ孔21に、第1のプレート 3の孔31を配置し、対
向辺33を向き合わせて並列させてボルト44で締付け横目
地5の高さ調整を行って固定した後、並列された左右一
対の第1のプレート 3のボルト34、34に第2のプレート
4の孔41及び長孔42を配置し、通しナット43で締付けて
縦目地51のズレを調整して4個のブロック1を強固に連
結する。なお、ワッシャーWを介してボルト43で締結す
れば緩むことなく確実に連結できる。前記ワッシャーW
は、図7、図8、図9、図11、図12では省略してい
るが、図7、図8、図9、図11、図12でも、図1、
図2と同様、ワッシャーWを介してボルト43で締結する
のがよい。また、図18のように、端部のほぼ直角2等
辺三角形の連結部Bは、隣接する上下の2個のブロック
1、1 の取付プレート2を第1のプレート3で連結する
だけでよい。
【0012】次に、図8〜図10は、請求項2に記載の
発明の実施例に関するものである。前記請求項1記載の
第1のプレート 3のボルト34の代わりにネジ孔35が設け
られている。前記ブロックの連結構造は、隣接する上下
のブロック 1、 1の取付プレート 2のネジ孔21に、第1
のプレート 3の孔31を配置してボルト44で締付け固定し
てそれぞれ隣接する上下のブロック 1、1 の取付プレー
ト 2を連結した後、左右一対の第1のプレート 3の孔35
に第2のプレート 4の孔41、長孔42を配置してボルト44
で締付けて横目地5の高さ調整と縦目地51のズレを調整
して4個のブロック1を強固に連結する。曲線区間では
図7のように第1のプレート 3の対向辺33を離して取付
けられる。そのため第2のプレート 4の長孔42は、横方
向に左右に並列されたブロック1同士を曲線区間でも取
付け可能に約26mm程度の長さにされている。また、曲
線区間の連結部Aでもブロック 1の高さ調整及び目地ズ
レの調整が可能に、長さが異なる数種類の第2のプレー
ト 4を用意して、適宜の長さのものを選択して使用され
る。
【0013】次に、図11〜13は、請求項3記載の発
明の法覆工用プレキャストコンクリートブロックの連結
構造の実施例に関し、上下左右に配置される4個のブロ
ック1の連結部Aを、同形の3個の連結プレート7で連
結できるようにし、部品点数を少なくしたものである。
ブロック 1は、請求項1記載の発明のブロック 1と同一
構成のブロックを使用しているので説明を省略する。連
結プレート7は、図13に示したように、ほぼ中央にネ
ジ孔73を設け、長手方向両端部には隣接する上下のブロ
ック 1、1 の取付プレート 2のネジ孔21位置に、孔71及
び長孔72が設けられている。この連結プレート7は長さ
約103mm、幅約35mm、厚さ6mm程度の板状の
金物で制作されている。連結構造は、隣接する上下のブ
ロック 1、1 の取付プレート 2のネジ孔21に、連結プレ
ート7の孔71及び長孔72を位置合わせして配置し、1番
目と2番目の一対の連結プレート7をほぼ平行に配置し
てボルト44で締付け固定した後、前記一対の連結プレー
ト7の孔71及び長孔72に、3番目の連結プレート7の孔
71及び長孔72を配置して、ボルト44で締付け固定する
(図12)。なお、ワッシャーWを介してボルト44締結
すれば緩むことなく確実に連結できる。
【0014】
【発明の効果】本発明は上述の通り構成されているの
で、次に記載する効果を奏する。請求項1、2記載の発
明では、ブロック設置時にはブロックの高さ調整や目地
ズレの調整の必要がなく、ブロックを基礎コンクリート
上に据付後に隣接する上下のブロックをボルトで締付け
固定することにより、隣接する上下2個のブロックの締
付けの際に高さ調整ができる。又横方向(左右)は並列
した一対の第1のプレートを第2のプレートでボルト締
付け固定することにより、この段階で4個のブロックの
高さ調整及び目地の調整ができる。更に、ブロック同士
は段差がない状態で強固に連結され、ブロックに外力が
加わってもブロックは移動することがない。また、目地
の開きが直線区間と異なる曲線区間(図15)でも、隣
接する上下のブロックをボルトで締付け固定することに
より、隣接する上下2個のブロックの締付けの際に高さ
調整ができる。又横方向(左右)に並列した一対の第1
のプレートを第2のプレートでボルト締付けることによ
り、この段階で4個のブロックの高さ調整及び目地の調
整ができる。更に、ブロック同士は強固に連結され、ブ
ロックに外力が加わってもブロックは移動することがな
い。更に、従来はブロックの据付作業に時間がかかり、
同一作業者がブロックの連結も行うため、相当の熟練者
であっても1日約100個の設置が限界であったが、本
発明の連結構造では、ブロックの据付の際には、基礎を
均一勾配面とする必要がなく、第1のプレートを第2の
プレートで締結することによってブロックの高さ調整が
でき、ブロックの継ぎ目は強固に連結でき、かつ、連結
部の4個のブロックの連結作業を短時間で行うことがで
きる。又据付作業者と連結作業者が別々に分担して施工
でき、分担して施工した場合は、ブロック1枚当たりの
据付は1〜3分で出来、1日に250個〜300個の据
付ができ、かつ1箇所の連結部当たり1分以内で連結出
来る。請求項3記載の発明では、4個のブロックの連結
部を同形の3個の連結プレートで連結でき、請求項1記
載の発明の場合と同様に、締結作業により連結部におけ
るブロックの合わせ目の高さ調整やブロックの目地のズ
レ調整ができ、ブロック同士は強固に連結でき、ブロッ
クに外力が加わってもブロックは移動することがない。
また、同形の3個の連結プレートで連結できるため、部
品点数も少なくなり、作業性の向上を図ることができ、
更には連結プレートを安価に提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の平面図である。
【図2】本発明のAーA断面図である。
【図3】本発明のブロックの平面図である。
【図4】Aは取付プレートの平面図、Bは取付プレート
の正面図である。
【図5】Aは第1のプレートの平面図、Bは第1のプレ
ートの正面図である。
【図6】Aは第2のプレートの平面図、Bは第2のプレ
ートの正面図である。
【図7】曲線区間におけるブロックの連結状態の平面図
である。
【図8】本発明の第2実施例の平面図である。
【図9】本発明のBーB断面図である。
【図10】第2実施例における第1のプレートの平面図
である。
【図11】本発明の第3実施例の平面図である。
【図12】図11のCーC断面図である。
【図13】連結プレートの平面図である。
【図14】Aは直線区間の平面図、Bは直線区間の側面
図である。
【図15】Aは曲線区間の平面図、Bは曲線区間の側面
図である。
【図16】Aは従来のバン線を使用して結束した場合の
平面図、Bは従来のコ字状鉄筋を使用して連結した場合
の平面図である。
【図17】Aは従来のスパイラル筋で連結した場合の平
面図、BはEーE断面図、Cは従来の卍型鉄筋で連結し
た場合の平面図、DはFーF断面図である。
【図18】従来の護岸ブロックの実施例の正面図であ
る。
【符号の説明】
A 連結部 1 ブロック 11 隅切部 2 取付プレート 21 ネジ孔 22 上部 23 下部 3 第1のプレート 31 孔 32 孔 33 対向辺 34 ボルト 4 第2のプレート 41 孔 42 長孔 43 ナット 44 ボルト 7 連結プレート 71 孔 72 長孔 73 ネジ孔

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 角部に隅切部を設けた、上下左右に配置
    される4個のブロックの連結構造において、 4個のブロックの隅切部で囲まれる連結部がほぼ正方形
    と成るように各ブロックの隅切部を形成すると共に、対
    角線上に、上部にネジ孔を設けた取付プレートの該上部
    を水平に配置し、前記ネジ孔を隅切部から露出させて下
    部を埋め込んだブロックと、 隣接する上下のブロックの取付プレートのネジ孔位置に
    孔を設けると共に、対向辺より内側でほぼ中間に、軸部
    を上側に直角に起立させて配置したボルトを一体に設け
    たく字形の第1のプレートと、 一対の前記第1のプレートの対向辺を向き合わせて並列
    させたときの両ボルト位置に孔及び長孔を設けた板状の
    第2のプレートとから成り、隣接する上下のブロックの
    取付プレートのネジ孔に、第1のプレートの孔を配置
    し、対向辺を向き合わせて並列させてボルトで締付け固
    定した後、並列された左右一対の第1のプレートのボル
    トに第2のプレートの孔及び長孔を配置し、通しナット
    で締付け固定したことを特徴とする法覆工用プレキャス
    トコンクリートブロックの連結構造。
  2. 【請求項2】 第1のプレートのボルトの代わりにネジ
    孔を設けて成り、隣接する上下のブロックの取付プレー
    トのネジ孔に、第1のプレートの孔を配置してボルトで
    締付け固定してそれぞれ隣接する上下のブロックの取付
    プレートを連結した後、並列された左右一対の第1のプ
    レートの孔に第2のプレートの孔及び長孔を配置してボ
    ルトで締付け固定したことを特徴とする請求項1記載の
    法覆工用プレキャストコンクリートブロックの連結構
    造。
  3. 【請求項3】 角部に隅切部を設けた、上下左右に配置
    される4個のブロックの連結構造において、 4個のブロックの隅切部で囲まれる連結部がほぼ正方形
    と成るように各ブロックの隅切部を形成すると共に、対
    角線上に、上部にネジ孔を設けた取付プレートの該上部
    を水平に配置し、前記ネジ孔を隅切部から露出させて下
    部を埋め込んだブロックと、 ほぼ中央にネジ孔を設けると共に、長手方向両端部に
    は、隣接する上下のブロックの取付プレートのネジ孔位
    置に孔及び長孔を設けた板状の3個の連結プレートとの
    組合せから成り、隣接する上下のブロックの取付プレー
    トのネジ孔に、連結プレートの孔及び長孔を配置し、一
    対の連結プレートを左右にほぼ平行に配置してボルトで
    締付け固定した後、前記左右一対の連結プレートの孔及
    び長孔に、次の連結プレートの孔及び長孔を配置して、
    通しボルトで締付け固定したことを特徴とする法覆工用
    プレキャストコンクリートブロックの連結構造。
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