JPH11323704A - 横編機における編目ループの預け置き装置 - Google Patents

横編機における編目ループの預け置き装置

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JPH11323704A
JPH11323704A JP10132922A JP13292298A JPH11323704A JP H11323704 A JPH11323704 A JP H11323704A JP 10132922 A JP10132922 A JP 10132922A JP 13292298 A JP13292298 A JP 13292298A JP H11323704 A JPH11323704 A JP H11323704A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 編地編成の途次、それを編成している針によ
って別の編地を編成する必要が生じたような場合、当該
針に係止されているループを、一旦他の針等のループ保
持部材に、該ループ保持部材が既に係止しているループ
と隔離して預け置き、必要が無くなったときは預け置い
たループを元の針に戻すことが出来る編目預け置き装置
を得る。 【解決手段】 キャリッジ上に、編目ループ編成用の針
操作手段に加え、編成された編目ループをダブルステッ
チにならないよう他の針のスライダーのタングに預け置
くため、預けるべき編目ループに対し上記針のフックと
タングを進入させ、該編目ループをスライダータングに
係止する針本体及びスライダー操作用ホールデイングカ
ム、及び、預け置かれたループがタングから落ちないよ
うタングを前進位置に保持するためのスライダーバット
径路を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複合針を備えた横
編機を使用して編成を行なう途次、編成に使用中の針に
空針を作る必要が生じた際、当該針に係止しているルー
プを他の針或るいはトランスファージャック等に預け置
くことにより空針を作る事を可能にした横編機に関す
る。
【0002】
【従来の技術】本明細書において編目ループを“預け置
く”とは、編目ループを単に他の針のフック内に移し渡
す通常の“目移し”を意味するのではなく(この場合受
け取る側の針が編目ループを係止していれば、その針の
フック内で重ね目(ダブルステッチ)を形成する)、受
け取る側の針がそれ自身既に保持している編目ループと
新たに受け取った編目ループとを互いに分離した状態で
保持するのである。即ち、本発明装置では針自身が既に
保持していた編目ループを針本体のフック内に、そして
新たに受け取った編目ループをスライダーのタング上に
係止することを意味する。以下、用語“目移し”と“預
け置く”とは、それぞれ上記の内容を意味するものとし
て使用する。
【0003】一般の横編機は、針を多数列設した針床が
歯口を挟んで前後に一対配設された所謂2枚ベッド横編
機として構成されている。この横編機では、各針床の針
を使用して編目ループを編成するとともに各針床で形成
された編目ループを対向する他方の針床の針へ目移しす
ることができるようになっており、編目形成と目移しを
組み合わせることで多種多様なニット編地が編成でき
る。
【0004】横編機に使用される針としてベラ針や複合
針がある。複合針はスライダーと針本体を相対移動させ
フックの開閉を行うため従来のベラ針に比べ針の進退ス
トロークを略半分程度に減じることができるので編機を
小型化でき、その結果、生産性向上につながることが知
られていて、種々のタイプの複合針が現在までに研究さ
れている。
【0005】編地編成に際し、例えば前針床の針のみを
使用して編成すれば平編み組織(表目)の編地が編成さ
れ、前後の針床の各針にジグザグ状に給糸すればリブ
(ゴム)編み組織の編地が編成される。また、前針床の
各針に給糸した後、続けて後針床の各針に給糸し、この
ような周回編成を行うことで前側編地と後側編地とがそ
の両端で連結された筒状編地が編成される。
【0006】同一ウエール内に表目と裏目を混在させて
編成する場合や編目ループを移動させ隣接する編目ルー
プに重ねるなどの編成を行う場合には対向する針床上の
空針を使用する。表目と裏目を混在させた柄として例え
ばリンクスを編成する場合には編目ループを前針床で形
成した後、この編目ループを対向する後針床の針に目移
して同針床で続くコースの編目ループを形成し、これに
続く編成において編目ループを前後の針床の間を往復さ
せながら続くコースの編成を行うようにする。また組織
柄や成形編みを行う場合には編目ループを一旦他方の針
床の空針に目移した後、針床をラッキングさせこの目移
した編目ループを元の針床の針に隣接する針に係止され
る編目ループに目移しして重ねるようにする。
【0007】平編みやワイドリブなどの編地編成の場合
には、対向する針は空針となっているのでこれを使用す
ればよい。しかし、前後針床の全ての針を使用して編成
される総ゴムの編地や筒状編地の場合では、編目ループ
を目移しするための空針が確保できないため上記したよ
うな編成を行うことは不可能となり、このような場合に
は、前後一対の針床に加えて目移し専用の編み部材とし
てのトランスファージャックを収容した補助ベッド(ト
ランスファージャックベッド)を設けたタイプの横編機
や前後針床の上方に更に一対の針床を設けた所謂4枚ベ
ッド横編機を使用することで空針を得るなどして対処し
なければならない。
【0008】このように従来では針床間で編目ループを
やり取りするには他方の針床に空針か存在することが必
須の条件とされていて、空針を確保できないような編地
の編成を行う場合には、これがニット編成の多様性を展
開させる上で固定観念として大きな制約となっていた。
このことは編目ループを係止する針に他の編目ループを
目移しした場合にそれら編目ループはダブルステッチと
なってしまい、もはや互いに分離することができなくな
るために上記したトランスファージャックベッドや4枚
ベッド横編機においても2枚ベッド横編機と共通の問題
を抱えることになる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の点に
鑑みて、編地編成の途次、それを編成している針によっ
て別の編地を編成する必要が生じたような場合、当該針
に係止されているループを、一旦他の針等のループ保持
部材に、該ループ保持部材が既に係止しているループと
新たに預けられるループとを隔離して保持させ、必要が
無くなったときは預け置いたループを元の針に戻すこと
が出来る編目預け置き装置を得ることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明にあって
は、少なくとも前後一対に対向配置した針床に、針本体
とスライダーとが相対移動可能に構成された複合針(以
下、針という)を列設し、この針はスライダーのタング
が2枚の薄弾性板状体の積層体として形成され、針本体
の先端に設けたフックの鉤口を開閉するとともにフック
を越えて進出でき、このフックを越えて進出するときに
タングの先端をフックで拡開して、タング上に針自身が
係止する編目ループを載せた状態で歯口に突き上げるこ
とができ、針本体とスライダーの各々はキャリッジに設
けられた針本体操作手段及びスライダー操作手段よりな
る針操作手段でもって進退制御可能に構成された横編機
において、編目ループ編成用の針操作手段に加え、編成
された編目ループをダブルステッチにならないよう他の
針のスライダーのタングに預け置くため、預けるべき編
目ループに対し上記針のフックとタングを進入させ、該
編目ループをスライダータングに係止する針本体及びス
ライダー操作用ホールデイングカム、及び、預け置かれ
たループがタングから落ちないようタングを前進位置に
保持するためのスライダーバット径路を設けた。請求項
2の発明にあっては、少なくとも前後一対に対向配置し
た針床に、針本体とスライダーとが相対移動可能に構成
された針を列設し、この針はスライダーのタングが2枚
の薄弾性板状体の積層体として形成され、針本体の先端
に設けたフックの鉤口を開閉するとともにフックを越え
て進出でき、このフックを越えて進出するときにタング
の先端をフックで拡開して、タング上に針自身が係止す
る編目ループを載せた状態で歯口に突き上げることがで
き、針本体とスライダーの各々はキャリッジに設けられ
た針本体操作手段及びスライダー操作手段よりなる針操
作手段でもって進退制御可能に構成された横編機におい
て、編目ループ編成用の針操作手段に加え、編成された
編目ループをダブルステッチにならないよう他の針のス
ライダーのタングに預け置くため、預けるべき編目ルー
プに対し上記針のフックとタングを進入させ、該編目ル
ープをスライダータングに係止する針本体及びスライダ
ーを操作するホールデイングカムを編目ループ編成用の
針操作手段とは別にキャリッジ上で位相をずらして設
け、預け置かれたループがタングから落ちないようタン
グを前進位置に保持するためのスライダーバット径路を
設けた。請求項3の発明にあっては、少なくとも前後一
対に対向配置した針床に針本体とスライダーとが相対移
動可能に構成された針を列設し、この針はスライダーの
タングが2枚の薄弾性板状体の積層体として形成され、
針本体の先端に設けたフックの鉤口を開閉するとともに
フックを越えて進出でき、このフックを越えて進出する
ときにタングの先端をフックで拡開して、タング上に針
自身が係止する編目ループを載せた状態で歯口に突き上
げることができ、針本体とスライダーの各々はキャリッ
ジに設けられた針本体操作手段及びスライダー操作手段
よりなる針操作手段でもって進退制御可能に構成された
横編機において、針本体操作手段は、周縁をバット上昇
面とし、タック高さの低頂部とそれより高い高頂部とよ
りなる山を左右に一対並置し、前記一対の山の間にはニ
ードルトランスファーカムを設け、上記左右一対の山の
基部には、中央部分で左右の高低の山の周縁のバット案
内溝と通ずる横断路を設けてなるレイジングカム、その
両側のニッティングカム及び上部のガードカムを有する
ものであり、スライダー操作手段は、前記レイジングカ
ムと同一中心線上に設けたスライダートランスファーカ
ムの側方に渡しスライダー上昇溝を形成する渡しスライ
ダー進出カムと、受けスライダー上昇溝を形成する受け
スライダーホールデイングカム、及び、預け置かれたル
ープがタングから落ちないようタングを前進位置に保持
するためのスライダーバット径路を、スライダーカムに
設けた。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明装置の実施の形態について
以下に説明するが、本発明装置にあっては、編地編成中
の針によって前記編成中の第1の編地とは別の第2の編
地を編成する必要が生じた際に、該針に掛っている第1
の編地のループを編目保持部材に一旦預け置きし、空針
となった針による第2の編地編成後第2の編地のループ
を他に移し、預け置きしたループを空となった針或いは
他の針若しくは編目保持部材に戻す操作を行うものであ
って、前記の預け置くループを受ける側の編目保持部材
は、トランスファージャック或いは編目ループを受ける
ためのタングを先端に有する複合針などを用いる。第1
の実施の形態として編目保持部材としてトランスファー
ジャックを用いた装置を以下説明する。第1の実施例は
頭部を歯口部1において対向して前後に山形に設けた一
対のフロントヘッドFBバックベッドBBの少なくとも
一方のニードルベッド(図示の例ではフロントベッドF
B)上位にトランスファージャック11を含むトランス
ファー部材TRを設けてなる。
【0012】フロントベッドFB,バックベッドBB
は、従来公知のもので、その針溝3には複合針4を挿入
し、針溝3を仕切るニードルプレートの一部又は全部の
頭部付近を上方に延長し、該延長部分6にシャフト7を
通し、シャフト7に支持したブロック8上にトランスフ
ァージャックベッド9を設ける。トランスファージャッ
クベッド9に並列して設けた溝10にはトランスファー
ジャック11を挿入支持している。トランスファージャ
ック11は前記溝10からの脱出を帯金12によって押
さえられている。トランスファージャック11の上縁に
は、トランスファージャックバット13を、また、尾部
には突出部14をそれぞれ設けている。突出部14は上
縁に近い位置に設けられたもの14aと下縁に近く設け
られたもの14bとの2種を用意している。
【0013】トランスファージャック11の頭部には後
述する編地のループを係止するための係止片15を設け
ている。前記突出部14a,14bに対位して、前記突
出部14a,14bに当接したときにトランスファージ
ャック11を進出させるための揺動カム16を設ける。
揺動カム16は、前記突出部14a,14bのそれぞれ
に対位する揺動カム16a,16bがあり共に軸17,
17により揺動自在に支持されている。
【0014】揺動カム16a,16bは、側面視を図1
に示す如く、軸17部分を中心にしてL字形をなし、上
端部をトランスファージャック選択部(ソレノイド)1
8の揺動腕19に係合している。ソレノイド18は、揺
動カム16a,16b用の2つがある。前記、揺動カム
16a,16bの平面形状は先端部が図5に示す如く三
角形状をしている。
【0015】トランスファージャックバット13は、後
述するトランスファージャック用操作カムTCのトラン
スファージャックガイドカム20の案内溝に摺動嵌合し
ている。
【0016】前記複合針4を図2乃至図3に示す。複合
針4は針本体21,スライダー基体22、2枚の弾性板
23,23を有するスライダー24よりなる。針本体2
1は尾部の近くにニードルジャック25(図2に図示)
の頭部を係合する凹部26を有し、針本体21の先頭部
のフック27の基部のスロート部分28から針本体中央
にかけて割り溝29を形成している。スライダー基体2
2は尾部近くに上方に突出したスライダーバット30及
び補助バット31を有し、頭部近くに下面に突出して、
断面コ字状の弾性板保持部材32を設けている。弾性板
23,23はほぼ同形で中央上部にスライダ基体22の
凹欠部33と係合する突部34を有し、2枚の弾性板2
3,23は突部34を前記凹欠部33に嵌合して弾性板
保持部材32に支持されている。
【0017】2枚の弾性板23,23の一方の弾性板2
3の尾部には、く字状の屈折部35を形成しニードルベ
ッドの針溝3(図1に図示)に針本体21を挿入したと
きに針溝側壁と圧接し妄動しないようにしている。弾性
板23,23の先端には段部36を形成してタング37
を設けている。タング37は先頭部分を若干斜上方に傾
斜させ糸の係止を確実にしている。
【0018】スライダー基体22は、2枚の弾性板2
3,23の突部34を凹欠部33に嵌合して弾性板保持
部材32に支持し、2枚の弾性板23,23を針本体2
1の割り溝29に摺動自在に嵌合し、スライダーバット
30の操作により弾性板23,23を針本体21のフッ
ク27に対し昇降動可能とし、弾性板23,23がフッ
ク27の下方よりフック27に向け上昇したとき、図3
のBに示す如く2枚の弾性板23,23は2つに分れタ
ング37,37がフック27を両側から挾持するように
してそれぞれフック27の両側を上昇する。38はニー
ドルジャックバット,39はセレクトジャックバットで
ある。
【0019】本実施例におけるキャリッジのカム配置に
ついて次に説明する。図4はキャリッジの地板50に配
置されたニードル用操作カムNCとトランスファージャ
ック操作用カム群TCを下面から見た状態を示してい
る。
【0020】ニードル用操作カムNCは、ニードル本体
操作カム群NCnとスライダー操作カム群NCsとより
なる。ニードル本体操作カム群NCnは、レイジングカ
ム51,その上位に設けたガードカム52,レイジング
カム51の両側のニッティングカム53,レイジングカ
ム51の下位に設けたそれぞれ一対の出没自在のAプレ
ッサー54,ハーフプレッサー55,ハーフプレッサー
55の下位で常時突出状態に固定されているBプレッサ
ー56よりなる。上記プレッサーの高さ(バット押圧
量)はAプレッサー54,Bプレッサー56は最も高い
フル高さ、ハーフプレッサー55はハーフ高さとしてい
る。キャリッジ進行時における上記Bプレッサーの先行
側下位には、前記各プレッサーへの進路を選択する選針
部A,Bが設けられている。
【0021】上記各カムのキャリッジ地板面からの高さ
は、3通りとし、最も高いフルの高さのカムを図面上細
点で被い、ハーフの高さのカムを斜に交差する線で、ま
たそれより低いカムを黒で塗りつぶした。無地の部分は
地板50である。
【0022】レイジングカム51は、山形の高頂部60
H及びその肩の高さの低頂部60Lの左右それぞれ2つ
の山を持ち、山の外側壁は、バット上昇面61とし、対
向する内側壁は高頂部60Hをジャンプ出来るよう斜面
62としている。2つの高頂部60Hの下位には2つの
高頂部60H,60Hの間にある最低位置に連なる横断
路63が設けられている。上記2つの高頂部60H,6
0Hの間に位置してガードカム52の下部の一部を逆三
角形のニードルトランスファーカム64として出没自在
に設けている。横断路63を側部に延長したニードルバ
ット通路79にニードルホールディングカム72を設け
る。
【0023】スライダー操作カム群NCsは、ニードル
本体操作カム群NCnとセンターを同じくして、ガード
カム52の頂部に対向してガイドカム70を含み構成さ
れており、スライダー操作カム群NCsの中央にスライ
ダートランスファーカム65を出没自在に設ける。その
上側部にはスライダー進出カム66,66を設け、その
上縁に沿ってスライダーバット上昇路67を、下縁に沿
ってスライダートランスファーカム65と同じレベルで
水平路68(図4において一点鎖線で示す)を構成す
る。水平路68はガイドカム69との間をスライダート
ランスファーカム65の側方に延び、その路上にスライ
ダーホールディングカム73を設ける。前記水平路68
とスライダーバット上昇路67とは連結路71で接続さ
れている。
【0024】トランスファージャック用操作カムTC
は、前述のトランスファージャック11を選択する揺動
カム16で選択されたトランスファージャック11を案
内するためのトランスファージャックガイドカム20よ
りなり、選択されないトランスファージャック11がそ
のまま直進通過する直進路75,選択されたトランスフ
ァージャック11が分岐進出する分岐路76,分岐進出
したトランスファージャックが元に戻る後退路77,分
岐したトランスファーが進出した状態を保つ進出路78
を有し、進出路78には出没自在のトランスファーカム
74を設け、トランスファーカム74が突出していると
きは該位置でトランスファージャック11は一旦後退す
るようにしている。
【0025】以下図5乃至図9と共に編目ループの預け
置きの過程を説明するが、各図において左側にAとして
カム面上でのセレクタージャックバット39,ニードル
ジャックバット38,スライダージャックバット30,
補助スライダーバット31,トランスファージャックバ
ット13の軌跡を画き、図の右側にBとして記軌跡中の
各ポジションでの針4fa及びトランスファージャック
11の昇降或いは進退状態をニードルベッドFBの断面
と共にに示している。尚、各図Aの矢印はキャリッジの
進行方向を示すものである。
【0026】この例は具体的にはフロントベットFBの
針4faの編目NL1をトランスファージャック11の
係止片15に一旦目移しし、針4faを空針にし、該ル
ープNL1を前記針4faとは別の針4fbのスライダ
ーのタング37預け置きすることで、最初にループNL
1を持っていた針4faを空にし、次に別の針4fbの
タング37に預け置いたループNL1をトランスファー
ジャック11の係止片15に目移しし、トランスファー
ジャック11からループNL1を最初の針4fa又はそ
れと異なる針に目移しするのである。
【0027】図5においてキャリッジは左方向に進行す
るものとし、フロントベッドFBの針4faのセレクタ
ージャックバット39が選針部Aで選択され、Aポジシ
ョンに上昇される。このとき、フロントベッドFBの針
4faはフック27にニードルループNL1を喰わえ図
5のポジションIに示す如く下降し、トランスファージ
ャック11も後退している。キャリッジの進行につれト
ランスファージャック11は、トランスファージャック
選択部18で選択され、図1に示すソレノイドの揺動腕
19の揺動で揺動した揺動カム16(16a又は16b
のいずれか)が突出部14に当接し揺動カム16に尾部
を押されて係止部15を進出し、キャリッジの進行につ
れ選択されたトランスファージャックバット13はトラ
ンスファーガイドカム20の分岐路76を上昇し、ポジ
ションIIにおいてトランスファージャック11の係止
部15を最も進出させる。
【0028】この間ニードルジャックバット38はレイ
ジングカム51のバット上昇面61を高頂部60Hまで
上昇し、針4faを最も上昇させ、その途中でスライダ
ー24を引具しスライダー24も共に上昇する。ニード
ルジャックバット38は、ガードカム52及び突出して
いるニードルトランスファーカム64により引き下げら
れるが、スライダ24はスライダー操作バット30がス
ライダートランスファーカム65により更に上昇しタン
グ37も上昇する。
【0029】これより先、針4faのフック27に係止
していたループNL1は針本体21の上昇で針本体のス
ロート部28(図2参照)より下部に係止しているの
で、スライダー25が進出したときにタング37の段部
36に係止しているループNL1の中にタング37を送
入することが出来る。
【0030】ニードルトランスファーカム64で引き下
げせれたニードルジャックバット38は、キャリッジの
進行につれ、セレクタージャックバット39が後行側の
Aプレッサー54に踏まれるためにジャンプして横断路
63に入り水平動をしている。これによりトランスファ
ージャック11の係止部15及びスライダー24のタン
グ37は最も進出或いは上昇し、共にニードルループN
L1を係止しているが、針4faのフックは最下位に近
くまで下降している(ポジションII)。
【0031】爾後のキャリッジの進行によりニードルジ
ャックバット38が最下位に下がり、かつ、スライダー
24も若干下がり、タング37をループNL1から引き
下げ(ポジションIII)、次いでスライダー24が最
下位まで下がってから反転上昇しタング37がフック2
7を塞ぐ位置をとる(ポジションIV)。以上の工程で
針4faのニードルループNL1がトランスファージャ
ック11の係止部15に目移しされたことになる。
【0032】次に、トランスファージャック11に目移
しされたニードルループNL1を他の針4fbに預け置
きする。前記工程とは逆にキャリッジは反転し図6にお
いて左から右に移動する。キャリッジ走行の前に預け置
きするニードルループNL1を受ける針4fbがニード
ルループNL1を係止するトランスファージャックに対
向するようにラッキングを行う。針4fbのフック27
にはニードルループNL2が喰えられている。そしてキ
ャリッジを反転移動する。この過程ではニードルループ
NL1を預け置かれる針4fbは、ループNL1を係止
しているトランスファージャック11の係止片15の高
さまで上昇すれば良いので、レイジングカムは使用せず
ニードルホールディングカム72でニードルバット38
を上昇させ、スライダーホールディングカム73でスラ
イダー24を操作している。
【0033】図6に示す例は、ニードルループNL2を
フック27に持つ針4fbのスライダー24のタング3
7にニードルループNL1を預け置きするのであるが、
キャリッジ反転後、ポジションVでニードルジャックバ
ット38,スライダー操作バット30のそれぞれがニー
ドルホールディングカム72,スライダーホールディン
グカム73により上昇される。このとき針4fbはフッ
ク27にニードルループNL2を係止しフック27とタ
ング37とが接しフックを閉じた状態を保ち、トランス
ファージャック11の係止片15に係止されているニー
ドルループNL1の中にフック27を挿入する(ポジシ
ョンV)。
【0034】次いで、ニードルジャックバット38は、
ニードルホールディングカム72の外周路72aに添っ
て下がり、スライダー操作バット30もスライダーホー
ルディングカム73の外周路73aに添って下がり、ト
ランスファージャック11もそのバット13がトランス
ファージャックトランスファーカム74によりその外周
路74aを通って引き下げられる。上記のスライダー2
4のタング37の下降は針4fbのフック27の下降よ
り少ないため、フック27に係止したニードルループN
L2の上位に位置するタング37に預け置きされたニー
ドルループNL1が位置するようになる(ポジションV
I)。そして、トランスファーカム74の外周路を通過
したトランスファージャックバット13の進出によりト
ランスファージャック11は再度係止片15を進出し
(ポジションVII)、トランスファージャックバット
13は進出路78を通り帰還路77で後退され元位置に
復帰する(ポジションVIII)。この過程で針4fb
のフック27にニードルループNL2を、タング37に
ニードルループNL1をそれぞれ保持し、針4faを空
針とすることが出来た。
【0035】空針となった針4faを使用して他の適宜
の編目編成を行い、キャリッジの往復動があるが、その
間針4fbのセレクタージャックバット39,ニードル
ジャックバット38,スライダー操作バット30,補助
バット31,トランスファージャックバット13は図7
に示す如く上下動することなく直線状に往復動し針4f
bセレクタージャック11も共に上下動,進退動しない
(ポジションIX,X)。
【0036】次いで、針4fbに預け置いたニードルル
ープNL1を元の針4faに戻す過程を説明する。トラ
ンスファージャック選択部18で選択したトランスファ
ージャック11を前記した如く進出させると同時に、セ
レクタージャックバット39をBプレッサー56に通す
ことによってニードルジャックバット38をレイジング
カム51に当接させず通過させる。プレッサー56を通
過後セレクタージャックバット39は後行側の選針部B
で選択されHポジションに入りプレッサー58とは当接
せず押し込められることなく、従ってニードルジャック
バット38も突出したままの状態でいるためニードルホ
ールディングカム72に当接し、針4faのフックを上
昇する。このとき、ニードルホールディングカム72の
頂部まで上昇することなく肩部の高さでパスする。一
方、スライダー操作バット30もスライダーホールディ
ングカム73により上昇するので、スライダー24のタ
ング37もニードルループNL1を係止したまま、ニー
ドルループNL1が進出するトランスファージャック1
1のタングの進出軌跡の高さまで上昇する。このときの
フック27の高さはニードルホールデイングカム72と
スライダーホールデイングカム73との高さの差によ
り、タング37の高さより若干低い。そこにトランスフ
ァージャックトランスファーカム74を通過し一旦引き
下げられていたトランスファージャックバット13は進
出し、トランスファージャック11の係止片15がタン
グ37に係止しているニードルループNL1に入る(ポ
ジションXI)。
【0037】ニードルホールディングカム72,スライ
ダーホールディングカム73を通過したニードルジャッ
クバット38,スライダー操作バット30は共に引き下
げられ、フック27,タング37は共に下降する。これ
によりニードルループNL1はトランスファージャック
11の係止片15に移り針4fbのフック27にはニー
ドルループNL2が残る(ポジションXII)。
【0038】次に、トランスファージャック11が持っ
たニードルループNL1を元の針4fa(空針となって
いる)或いは他の空針に戻すためにトランスファージャ
ック11と空針4fa或いは他の空針が対向するように
ラッキングを行いキャリッジを右行させる(図9)。図
示の例は空針4faに戻す例を示し、このときニードル
ホールディングカム72,スライダーホールディングカ
ム73,トランスファージャックトランスファーカム7
4をすべて没にしておき、針4faのニードルジャック
バット39は選針部BでHポジションに選択され、ハー
フプレッサー55の出によりレイジングカム51の先行
側の山をジャンプし、後行側の山の低頂部60Lまで上
昇しフック27を上昇させる。この上昇により空針であ
った針4faのフック27は、トランスファージャック
バット13がトランスファーガイドカム20の進出路7
8に位置し最進出していたトランスファージャック11
の係止片15に係止しているニードルループNL1の中
に入る(ポジションVIII)。
【0039】引き続くキャリッジの移行により、トラン
スファージャックバット13は帰還路77を後退し、ト
ランスファージャックバット11の係止片15からニー
ドルループNL1は落ち、針4faのフック27に係止
される。ニードルジャックバット38はニッテイングカ
ム53により下降しスライダー操作バット30は一旦下
降して後上昇しフック27を閉じる(ポジションI
X)。
【0040】上記実施例にあってはニードルホールデイ
ングカム72,スライダーホールディングカム73を、
レイジングカム51等よりなる編目ループ編成用の針操
作手段とは別にその右側に設けてあるため、キャリッジ
が右方向に進行中でないとループの預け置きが出来ない
と言うキャリッジ進行方向の制約が生ずるが、キャリッ
ジの両端に上記ホールデイングカムを設ければ上記進行
方向による制約をなくすることが出来る。
【0041】本発明の第2の実施例につき以下説明す
る。尚、第1実施例と同一部材については同一の符号を
付して説明する。第2の実施例は、ニードルベッド及び
それに挿入される複合針は第1実施例と同一であるが、
キャリッジのカム配置が異なるものである。第1の実施
例においては、第1の針のループをトランスファージャ
ックを介し同ベッドの第2の針に預け置きしたが、第2
の実施例ではループを対向するベッドの針に直接預け置
きするものである。
【0042】第2の実施例におけるキャリッジのカム配
置について次に説明する。図10はキャリッジの地板5
0に配置されたニードル操作用カム群を下面から見た状
態を示している。
【0043】ニードル用操作カムNCは、ニードル本体
操作カム群NCnとスライダー操作カム群NCsとより
なる。ニードル本体操作カム群NCnは、レイジングカ
ム51,その上位に設けたガードカム52,レイジング
カム51の両側のニッティングカム53及びレイジング
カム51の下位に設けたそれぞれ一対の出没自在のAプ
レッサー54,ハーフプレッサー55,ハーフプレッサ
ー55の下位で常時突出状態に固定されているBプレッ
サー56よりなる。上記プレッサーの高さ(バット押圧
量)はAプレッサー54,Bプレッサー56は最も高い
フル高さ、ハーフプレッサー55はハーフ高さとしてい
る。キャリッジ進行時における上記Bプレッサーの先行
側下位には、前記各プレッサーへの進路を選択する選針
部(アクチエータ)A,Bが設けられている。
【0044】レイジングカム51は、山形の高頂部60
H及びその肩の高さの低頂部60Lの左右それぞれ2つ
の山を持ち、山の外側壁は、バット上昇面61とし、対
向する内側壁は高頂部60Hをジャンプ出来るよう斜面
62としている。2つの高頂部60Hの下位には2つの
高頂部60H,60Hの間にある最低位置に連なる横断
路63が設けられている。上記2つの高頂部60H,6
0Hの間に位置してガードカム52の下部の一部を逆三
角形のニードルトランスファーカム64として出没自在
に設けている。
【0045】スライダー操作カム群NCsはニードル本
体操作カム群NCnとセンターを同じくして、ガードカ
ム52の頂部に対向してスライダーカム80内に設けら
れている。スライダーカム80の中央にスライダートラ
ンスファーカム65を出没自在に設ける。その両側には
出没可能のスライダーホールディングカム81,81及
び固定の渡しスライダー進出カム82,82を設け両カ
ム間を受けスライダー上昇溝83,83とする。
【0046】渡しスライダー進出カム82,82は、ス
ライダートランスファーカム65の左右に逆ハ字状に配
置され、その上縁に沿って渡しスライダーガイド溝84
が設けられる。渡しスライダーガイド溝84は、渡しス
ライダー進出カム82の上縁に対する位置を最高位とし
下降しガイドカム85の上縁で一旦水平方向となった後
下向とする。スライダーカム80には上記ガイドカム8
5の上部で水平方向を向いた渡しスライダーガイド溝8
4と同一高さの水平溝86を設けている。水平溝86は
直接には渡しスライダーガイド溝84に連なってはいな
いが、斜面87によりジャンプすることで水平溝86か
ら渡しスライダーガイド溝84にスライダーバットが進
入出来る。水平溝86の上位に平行に分岐した進出スラ
イダー受溝88を有し、その端部の斜面89は、スライ
ダーホールディングカム81の頂部付近において受けス
ライダーガイド溝83の端部に接近している。90はホ
ールディングプレッサーで、受けスライダーガイド溝8
3から上記進出スライダー受溝88にスライダーバット
30が進入しようとするときに、スライダー補助バット
31を押し込みスライダーバット30が受けスライダー
ガイド溝83から斜面89にジャンプさせるため左右一
対で出没自在に設けてある。
【0047】以下図11乃至図14と共にその工程を説
明するが、図11,13においてカム面上でのセレクタ
ージャックバット39,ニードルジャックバット38,
スライダージャックバット30,補助スライダーバット
31,トランスファージャックバット13の軌跡を画
き、図12,14では前記軌跡中の各ポジションでの針
4(4fa,4fb)及びトランスファージャック11
の昇降或いは進退状態をニードルベッドFBの断面と共
に示している。尚、図11,13では手前側にフロント
ベッド側の向う側にバックヘッド側のキャリッジをそれ
ぞれ示し、中央の矢印方向にキャリッジが進行するもの
とする。
【0048】この例は具体的にはバックベッドBBの針
4baの編目NL2をフロントベッドFBの針4faの
スライダー24fのタング37fに預け置きし、針4b
aを空針とし、針4baを適宜使用した後、空針となっ
ている針4baにフロントベットFBの針4faのタン
グ37fからループNL2の返還を受けるものである。
【0049】図11において、キャリッジの左行により
バックベッドBB側及びフロントベッドFB側で、ニー
ドルループNL2の預け置きをしようとする針4baと
それを預かろうとする針4faとが、それぞれAポジシ
ョン,Hポジションに選針部Aで選択される(図11の
ポジションIは、Hポジションまで進出した状態)。こ
のとき預け側(バックベッドBB側)預かり側(フロン
トベッドFB側)共にニードルジャックバット38b,
38fは上昇していないのでフック27b,フック27
fは共に上昇していない(図12のポジションI)。
【0050】この後預け側のセレクタジャックバット3
9bはAポジションに上昇するが先行側のAプレッサー
54は没のためキャリッジの進行につれ預け側のニード
ルジャックバット38bはレイジングカム54のバット
上昇面61を高頂部61Hまで上昇し針4baのフック
27bを最も上昇させる。このときスライダー24bも
スライダーホールディングカム81が没しているのでス
ライダーバット30bはそれと当接することなく針4b
aの上昇につれて上昇し、針4baのフック27bに掛
かっていたループNL2がニードルのスロート部分28
に移動しているのをタング37bの段部36で受けてい
る。預かり側のニードルジャックバット38fは、セレ
クタージャックバット39fが先行側のハーフプレッサ
ー55が突出しているため針溝内に若干押し込まれ、レ
イジングカム51のバット上昇面61とは当接すること
なく直進し、横断路63に入るがニードルジャックバッ
ト38fはハーフ沈みであるため横断路63の路壁と接
し途中若干上昇するがスライダーバット30fは、先行
側のスライダーホールディングカム81が没しているの
でそれに当接することなく直進し上昇せず針4faのフ
ック27fのみ上昇しフック27fとタング37fとが
開く(図11,図12のポジションII)。
【0051】ポジションIIを通過すると預け側にあっ
てはニードルジャックバット38bはガードカム52,
突出しているニードルトランスファーカム64により横
断路63の高さまで引き下げられ後行側Aプレッサーが
54突出しているのでセレクタージャックバット39b
が針溝内に押し込まれニードルジャックバット38bも
同様に押し込まれてそのまま横断路63に水平動して入
る。スライダーバット30bは突出しているスライダー
トランスファーカム65によって上昇されるので、針4
baのスロート部38にあったニードルループNL2を
タング37bに係止して上昇し、フック27bは下降す
る。
【0052】一方預かり側にあっては、後行側ハーフプ
レッサー55が没となっているために、セレクタージャ
ックバット39f,ニードルジャックバット38fは突
出し、ニードルジャックバット38fは、レイジングカ
ム51の後行側の低頂部60Lをタックレベルまで上昇
する。スライダーバット30fはスライダーホールディ
ングカム81が突出しているのでそれにより上昇させら
れる。このときの上昇量はスライダーバット30fの方
がニードルジャックバット38fより大であるため針4
faのフック27fはタング37fにより閉塞される
(図11,12のIII)。
【0053】次いで、預け側は、ニードルジャックバッ
ト38bがレイジングカム51の横断路63を水平動し
ているのでフック27bの上昇はなく静止しているが、
スライダー24bはスライダーバット30bが渡しスラ
イダー進出カム82を上昇するのでタング37bを最上
昇する。この上昇によりフック27bのニードルループ
NL2はタング37bの段部36に係止し上昇する。受
け側は、ニードルジャックバット38fがレイジングカ
ム51の後行側低頂部60Lのタック位置まで上昇し、
スライダーバット30fはスライダーホールディングカ
ム81により最高位まで上昇するので、フック27fは
タング37fで閉じられた状態のまま渡し側スライダー
24bのタング37bに係止しているニードルループN
L2の中に挿入される(図11,12のIV)。
【0054】上記預かり側のフック27fが預け側のニ
ードルループNL2に挿入されると、預け側の針4ba
はスライダーバット30bをスライダーカム80の下降
斜面に添って下降すると共にニードルジャックバット3
8bもレイジングカム51の横断路63の端部の傾斜に
よって引き下げられ、フック27bをタング37bで閉
じた状態で元の位置に復帰する。預かり側の針4faは
上記の預け側の針4baの下降を待ってから引き下げら
れる。即ち、ホールディングプレッサー90が突出して
いるため補助バット31fは針溝に押し込まれそれによ
ってスライダーバット30fも針溝に押し込まれており
受けスライダー上昇溝83から出た位置でスライダカム
80の溝壁との係合を解かれるため水平に延びる進出ス
ライダーバット受溝88にジャンプする。この間ニード
ルジャックバット38fはニッティングカム53によっ
て引き下げられるのでフック27fは元位置に復帰する
ので、スライダー24fのみがタング37fに預かった
ループNL2を係止したまま高位置を保っている(図1
1,12のV)。
【0055】その後キャリッジの左行により、預かり側
のニードルジャックバット38fは水平に移動しフック
27fも最初の位置を保ち、スライダーバット30fは
進出スライダーバット受溝88から水平溝86に入りタ
ング37fを引き下げるが、最初の位置よりは若干高
い。セレクタージャックバット39fもBポジションに
下降し、預け側もすべて最初の位置に戻っている(図1
1,12のVI)。
【0056】上記操作によりバックベッドBBの針4b
aのフック27bに係止していたニードルループNL2
は、フロントベッドFBの針4faのスライダー24f
のタング37fに係止されることになりバックベットB
Bの針4baは空針となるので適宜他の針と組み合わせ
て編成を行い、それが終了した後に、針4faのタング
37fに預けかつニードルループNL2を針4baに戻
す。尚ループの返戻は先にも述べたように当所返戻ルー
プを持っていた針に限定されることなく、他の針に戻し
ても差し使えない。
【0057】上記戻し操作について次に説明する。キャ
リッジは反転し図13において矢印方向に右行する。こ
のとき左右のスライダーホールディングカム81,81
は没している。戻し操作はフロントベッドFBの針4f
aのタング37fのニードルループNL2をバックベッ
ドBBの針4baのフック27bに返すことになる。キ
ャリッジの右行により戻し側のフロントベッドFB側の
選針部Bにおいて針4faをHポジションに選択する。
ハーフプレッサー55,55は先行側後行側共に突出さ
せる。そのためセレクタージャックバット39fは針溝
に押し込まれニードルジャックバット38fも押し込ま
れるからレイジングカム51のバット上昇面61と当接
することなくジャンプし、レイジングカム51の横断路
63に進入する。また、スライダーバット30fは水平
溝86内にあって、その端部の斜面87を上昇ジャンプ
し、スライダーホールディングカム81が没しているの
でそのまま直進する。受け側にあってはバックベッドB
B側の選針部Bにおいて針4baをHポジションに選択
し、先行側のみ突出しているハーフプレッサー55によ
りセレクタージャックバット39bは針溝にハーフ相当
分押し込まれ、ニードルジャックバット38bも押し込
まれるからレイジングカム51のバット上昇面61をジ
ャンプしレイジングカム51の横断路63に進入し横断
路63の途中若干上昇する。スライダーバット30b
は、スライダーカム80の下縁(図13上では上縁)に
沿って直進する。従って戻し側受け側共にフック27f
が若干上昇したに過ぎない(図13,14のVII)。
【0058】引き続くキャリッジの右行により戻し側の
フロントベッドFBのセレクタージャックバット39f
はハーフプレッサー55に押され続けており、ニードル
ジャックバット38fはレイジングカム51の横断路6
3を水平に移動している。スライダーバット30fは、
スライダートランスファーカム65により上昇し、渡し
スライダーガイド溝84に入り、スライダー24fのタ
ング37fがループNL1を係止したまま若干上昇す
る。受け側のバックベッドBBにあっては、ニードルジ
ャックバット38bは戻し側のフロントベッドBBの高
さのニードルジャックバット3fと同様に水平に移動
し、フック27bは高さを変えない。スライダーバット
30bはスライダーカム80の下縁(図13上では上
縁)を直進し、またスライダーホールディングカム81
が没しているためその影響も受けずスライダー24bは
静止の状態を保ち変位しない。従って、フック27bタ
ング37b共に静止の状態である(図13,14のVI
II)
【0059】次に、キャリッジの移行により、戻し側の
フロントベッドFBのニードルジャックバット38fは
横断路63を直進し針4faのフック27fに変化はな
いが、スライダーバット30fは渡しスライダーガイド
溝84内を渡しスライダー進出カム82に沿って上昇し
スライダー24fのタング37fを最も突出する。この
とき受け側においては、横断路63を直進していたニー
ドルジャックバット38bが横断路63の中間部分に設
けられているハーフ高さよりも更に低い高さの分岐カム
63aに入り横断路63と分岐カム63aとの堺の壁に
沿って横断路63と離れ低頂部60L側に進行し、ニー
ドルジャックバット38bはレイジングカム51の後行
側の低頂部60Lを上昇しフック27bをタング37f
に係止しているニードルループNL2に挿入する(図1
3,14のIX)。
【0060】そして、戻し側のニードルジャックバット
38fは横断路63を進行し、その出口において若干引
き下げられ元位置に復帰し、スライダーバット30fは
スライダーカム80の斜面に沿って下がり元位置に戻る
が、その下降によりタング37fのループNL2が外れ
ループNL2は受け側のフック27bに残る。受け側
は、上記の戻し側の下降より若干遅れてニードルジャッ
クバッド38bがニッティングカム53により引き下げ
られスライダーバット30bは、ガイドカム85により
ニードルジャックバット38bの引き下げ軌跡と同様な
軌跡を有して引き下げられる。これで、フロントベッド
FBのニードル4faにニードルループNL1が、バッ
クベッドBBのニードル4baにニードルループNL2
がぞれそれ係止され元に戻ったことになる(図13,1
4のX)。
【0061】次にこの編目ループの預け置き装置を使用
した編地編成について以下説明する。
【0062】平編み組織よりなる前身頃と後身頃をその
両端を連結して筒状編成した身頃の各裾部に1×1リブ
編みからなる裾ゴム部を編成する例で、図15は裾ゴム
部から身頃部にかけての編成ステップを示す。先ずステ
ップ1で前針床FBの針a,c,e,…、と後針床BB
の針b,d,f,…とに給糸して前身頃f側の裾ゴム部
のコース編成を行う。このステップ1の編成を所定回数
繰り返し行うことで所望丈の裾ゴムを得る。次にステッ
プ2は、後針床BBの針b,d,f,…で編まれた編目
ループを前針床FBの編目ループを係止する針a,c,
e,…に預け置く。この編目ループの預け置きは上述の
方法により行われる。続くステップ3は後身側の1×1
裾ゴム部の編成を示し、後針床BBの針a,c,e,
…、と前針床FBの針b,d,f,…により行われる。
この編成も上記ステップ1の前身頃側の裾ゴム部と同様
に所定回数繰り返して行われ所望丈の裾ゴム部を得る。
【0063】上記ステップ1〜3により前後の裾ゴム部
の編成が終了し、続くステップで裾ゴム部に続いて行わ
れる身頃の編成のための編目ループの移し分けの編成が
行われる。即ち、ステップ4では前針床FBの針b,
d,f,…で編まれた後身側の裾ゴム部の編目ループを
後針床BBの空針b,d,f,…に目移し、続くステッ
プ5では前記ステップ2で預け置かれた前身側の裾ゴム
の編目ループを後針床BBの編目ループを係止する針
a,c,e,…に一旦預け置いた後、ステップ6で後針
床BBを右方向にラッキングして預け置かれた編目ルー
プを前針床FBの空針b,d,f,…に目移しする。こ
れにより前後針床FB,BBの各針は編目ループを係止
した状態となり、以後ステップ7に示すように編糸を後
針床BB、続いて前針床FBの各針へと時計針方向に周
回供給することで裾ゴム部に続いて身頃を筒状に編成す
ることができる。
【0064】次に総ゴム組織からなる前側編地と後側編
地がその両端で連結された筒状編地を編成する例を示
す。図16はその編成ステップを示す。本実施例では前
後の針床の上方に更に一対の針床を配設した4枚ベッド
横編機を使用する。ステップ1は、前下部針床FDの針
a,b,c,…と後上部針床BUの針a,b,c,…を
使用して総ゴム組織の前側編地のコース編成を行う。こ
のとき図15に示すように後側編地の編目ループは後下
部針床BDの針a,b,c,…に、詳細には後下部針床
BDの針のフック内に後側編地の表目ループを係止する
とともに同針のスライダーのタング上に後側編地の裏目
ループを預け置いた状態を保持している。次に前側編地
のコース編成に続いて後側編地のコース編成を行うため
に先ずステップ2で後上部針床BUの針で編成された前
側編地の裏目ループを前下部針床FDの各針のスライダ
ーのタング上に預け置いた後、ステップ3で後下部針床
BDの針のスライダーのタング上に預け置かれていた後
側編地の裏目ループを前上部針床FUの針に目移しす
る。ステップ4は、後下部針床BDの針a,b,c,…
と前上部針床FUの針a,b,c,…を使用して後側編
地のコース編成を行う。続くステップ5〜7に示した編
成により後側編地のコース編成に続いて行われる前側編
地のコース編成を示し、ステップ5で後側編地の裏目ル
ープを後下部針床BDの針に預け置き、次のステップ6
で前下部針床の針に預け置かれていた前側編地の裏目ル
ープを後上部針床の針に預け置いた後、ステップ7で前
側編地のコース編成を行う。上記したステップ1〜6の
編成を繰り返し行うことで総ゴム組織からなる筒状編地
を編成する。
【0065】上記の例では、前後何れかの下部針床F
D,BDに筒状編地を構成する前後編地の一方の編目ル
ープを預け置き、編目ループが預け置かれていない側の
下部針床FDと歯口を挟んでそれと対向する上部針床B
Uの針で筒状編地の他方の編地を編成するようにしてい
る。上部ベッドの配設位置によっては編目ループを預け
置きした下部針床の針の上位にある上部針床の針が歯口
に向かって進出する際に下位の針と衝突するが、そのよ
うな場合には編目ループを預け置いている針のタングか
ら編目ループがこぼれ落ちない程度にスライダーを後退
させるか若しくは下部針床を歯口から後退させた退避位
置へ移動させる機構を横編機に付設して上記針同士の衝
突を回避する。このように4枚ベッド横編機に本発明装
置を適用させることで、従来4枚ベッド横編機において
も編成することができなかったような編地編成が可能と
なる。
【0066】尚、本発明装置は例えば筒状編地にリンク
ス柄を編むことや、ゴム地の内減らし編成を始め種々の
編成に対して使用できることは言うまでもない。
【0067】以上第1の実施例によってループを針から
トランスファージャックを介して針に預け置きする例、
第2の実施例によってループを針から針に預け置きする
例を示したが、第1実施例の編成カムと別位相に設けた
ホールデイングカムで針から針へ預け置きするタイプと
し、第2実施例の編成カム内に設けたホールディングカ
ムで、ジャックを介して設け置きをするタイプとする事
も出来る。
【0068】前記第2の実施例にあっては、編目ループ
編成用の針操作用手段と一体にホールディングカムを設
けているために、キャリッジはコンパクトにすることが
可能であり、かつ、キヤリッジの進行方向も左右いずれ
を問はずホールディング可能となる。ただホールディン
グカムを組み入れる際のベースとなる編目編成用ロック
自体が左右対称でなく、目移し等にキャリッジの方向性
を制約されるようなタイプ(例えば右行き時,前から
後、左行き時,後から前)にホールディングカムを内蔵
させると、ホールディング時のキャリッジ移行方向は一
方に規制されることになる。
【0069】
【発明の効果】上記したように本発明装置を用いること
で1つの針のフック内とスライダーのタング上に2つの
編目ループをそれぞれ分離した状態で保持することが可
能となるので対向する針床に空針がなくとも針床間で編
目ループをやり取りすることが可能となり、その結果、
従来の編地編成上の固定観念的な制約を少なくしてニッ
ト編成の多様性、即ち新規な編組織が得られることやニ
ット生産の省力化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】トランスファージャックを設けたニードルベッ
ド頭部の断面図。
【図2】複合針を挿入したニードルベッド頭部の断面
図。
【図3】複合針を示し、Aは分解した状態の斜視図、B
はフックが開いた上体の平面図。
【図4】第1実施例において、キャリッジ地板に配置さ
れたニードル操作用カムNCとトランスファートランス
ファージャック操作用カム群TCを下面から見た状態を
示す。
【図5】キャリッジ上における針のI乃至IVポジショ
ンをAに、それに対応するニードルベッド上の針とトラ
ンスファジャックの関係位置をBに示す。
【図6】キャリッジ上における針のV乃至VIIIポジ
ションをAに、それに対応するニードルベッド上の針と
トランスファジャックの関係位置をBに示す。
【図7】キャリッジ上における針のIX乃至Xポジショ
ンをAに、それに対応するニードルベッド上の針とトラ
ンスファジャックの関係位置をBに示す。
【図8】キャリッジ上における針のXI乃至XIIポジ
ションをAに、それに対応するニードルベッド上の針と
トランスファジャックの関係位置をBに示す。
【図9】キャリッジ上における針のXIII乃至XIV
ポジションをAに、それに対応するニードルベッド上の
針とトランスファジャックの関係位置をBに示す。
【図10】第2実施例において、キャリッジ地板に配置
されたニードル操作用カムNCとトランスファートラン
スファージャック操作用カム群TCを下面から見た状態
を示す。
【図11】第2実施例で針のキャリッジ上におけるI乃
至VIポジションを示す。
【図12】図11の各ポジションに対応するニードルベ
ッドと針のポシションを示す。
【図13】第2実施例で針のキャリッジ上におけるVI
I乃至Xポジションを示す。
【図14】図13の各ポジションに対応するニードルベ
ッドと針のポシションを示す。
【図15】裾ゴムから身頃にかけての編成ステップを示
す図。
【図16】総ゴムの編成組織からなる筒状編地を編成す
るための編成ステップを示した図。
【符号の説明】
4 複合針 18 トランスファージャック選択部 20 トランスファーガイドカム 21 針本体 23 積層体 23a 薄弾性板状体 24 スライダ 27 フック 37 タング 51 レイジングカム 52 ガードカム 53 ニッティングカム 57 スライダーバット案内路 60L 低頂部 60H 高頂部 61 バット上昇面 63 横断路 64 ニードルトランスファーカム 65 スライダートランスファーカム 66 スライダー進出カム 72 ニードルホールディングカム 73 スライダーホールディングカム 80 スライダーカム 81 スライダーホールディングカム 82 渡しスライダー進出カム 83 受けスライダー上昇溝 84 渡しスライダー上昇溝 86 水平溝 88 進出スライダーバット受溝 FB フロントベッド BB バックベッド NC 針操作手段(ニードル操作用カム) NCn 針本体操作手段(ニードル本体操作カム群) NCs スライダー操作手段(スライダー操作カム群) NL1,NL2 編目ループ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年7月30日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正内容】
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明にあって
は、横編機における編目ループの預け置き装置であっ
て、少なくとも前後一対に対向配置した針床に、針本体
とスライダーとが相対移動可能に構成された複合針(以
下、針という)を列設し、この針はスライダーのタング
が2枚の薄弾性板状体の積層体として形成され、該タン
グが針本体の先端に設けたフックの鉤口を開閉するとと
もにフックを越えて進出でき、このフックを越えて進出
するときにタングの先端をフックで拡開して、タング上
に針自身が係止する編目ループを載せた状態で歯口に突
き上げることができ、針本体とスライダーの各々はキャ
リッジに設けられた針本体操作手段及びスライダー操作
手段よりなる針操作手段でもって進退制御可能に構成さ
れた横編機において、編目ループ編成用の前記針操作手
段に加え、形成された編目ループを他の針のスライダー
のタング上に預け置くために、引渡し位置へと案内され
た該編目ループに、対向する針床の針のフックとタング
を侵入させて、該編目ループを、スライダーのタング上
に係止させる針本体を操作するニードルホールディング
カムと、該針のスライダーを操作するスライダーホール
デイングカムとを設けるとともに、前記スライダーのタ
ング上に預け置かれた編目ループがタングから落ちない
よう前記タングを前進位置に保持するスライダーバット
径路を設けた。請求項2の発明にあっては、横編機にお
ける編目ループの預け置き装置であって、少なくとも前
後一対に対向配置した針床に、針本体とスライダーとが
相対移動可能に構成された複合針(以下針という)を列
設し、この針はスライダーのタングが2枚の薄弾性板状
体の積層体として形成され、該タングが体の先端に設け
たフックの鉤口を開閉するとともにフックを越えて進出
でき、このフックを越えて進出するときにタングの先端
をフックで拡開して、タング上に針自身が係止する編目
ループを載せた状態で歯口に突き上げることができ、針
本体とスライダーの各々はキャリッジに設けられた針本
体操作手段及びスライダー操作手段よりなる針操作手段
でもって進退制御可能に構成された横編機において、編
目ループ編成用の前記針操作手段に加え、形成された編
目ループを他の針のスライダーのタング上に預け置くた
めに引き渡し位置へと案内された該編目ループに、対向
する針床の針のフックとタングを侵入させて、該編目ル
ープを、スライダーのタング上に係止させる針本体を操
作するニードルホールディングカムと、該針のスライダ
ーを操作するスライダーホールデイングカムとを編目ル
ープ編成用の針操作手段とは別にキャリッジ上で位相を
ずらして設け、前記スライダータング上に預け置かれた
編目ループがタングから落ちないよう前記タングを前進
位置に保持するスライダーバット径路を設けた。請求項
3の発明にあっては、横編機における編目ループの預け
置き装置であって、少なくとも前後一対に対向配置した
針床に、針本体とスライダーとが相対移動可能に構成さ
れた複合針(以下針という)を列設し、この針はスライ
ダーのタングが2枚の薄弾性板状体の積層体として形成
され、針本体の先端に設けたフックの鉤口を開閉すると
ともにフックを越えて進出でき、このフックを越えて進
出するときにタングの先端をフックで拡開して、タング
上に針自身が係止する編目ループを載せた状態で歯口に
突き上げることができ、針本体とスライダーの各々はキ
ャリッジに設けられた針本体操作手段及びスライダー操
作手段よりなる針操作手段でもって進退制御可能に構成
された横編機において、針本体操作手段は、周縁をバッ
ト上昇面とし、タック高さの低頂部とそれより高い高頂
部とよりなる山を左右に一対並置し、前記一対の山の間
にはニードルトランスファーカムを設け、前記一対の山
とニードルトランスファーカムとの間にV字状のバット
案内溝を形成し、上記左右一対の山の基部には、中央部
分で前記V字状のバット案内溝の最下部で通ずる横断路
を設けてなるレイジングカム、その両側のニッティング
カム及び上部のガードカムを有するものであり、スライ
ダー操作手段は、前記レイジングカムと同一中心線上に
設けたスライダートランスファーカムの側方に渡しスラ
イダー上昇溝を形成する渡しスライダー進出カムと、受
けスライダー上昇溝を形成する受けスライダーホールデ
ィングカム、及び、預け置かれたループがタングから落
ちないようタングを前進位置に保持するためのスライダ
ーバット径路を、スライダーカムに設けてなる。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0022
【補正方法】変更
【補正内容】
【0022】レイジングカム51は、山形の高頂部60
H及びその肩の高さの低頂部60Lの左右それぞれ2つ
の山を持ち、山の外側壁は、バット上昇面61とし、対
向する内側壁は高頂部60Hをジャンプ出来るよう斜面
62としている。上記2つの高頂部60H,60Hの間
に位置してガードカム52の下部の一部を逆三角形のニ
ードルトランスファーカム64として出没自在に設けて
いる。2つの高頂部60H,60Hとニードルトランス
ファーカム64との間はV字状のバット案内溝60Vと
している。2つの高頂部60Hの下位には2つの高頂部
60H,60Hの間にあるV字状のバット案内溝60V
の最低位置に連なる横断路63が設けられている。横断
路63を側部に延長したニードルバット通路79にニー
ドルホールディングカム72を設ける。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0023
【補正方法】変更
【補正内容】
【0023】スライダー操作カム群NCsは、ニードル
本体操作カム群NCnとセンターを同じくして、ガード
カム52の頂部に対向してガイドカム70を含み構成さ
れており、スライダー操作カム群NCsの中央にスライ
ダートランスファーカム65を出没自在に設ける。その
上側部にはスライダー進出カム66,66を設け、その
上縁に沿ってスライダーバット上昇路67を、下縁に沿
ってスライダートランスファーカム65と同じレベルで
水平のスライダーバット径路68(図4において一点鎖
線で示す)を構成する。水平のスライダーバット径路6
8はスライダー進出カム66,66とガイドカム69と
の間をスライダートランスファーカム65の側方に延
び、その路上にスライダーホールディングカム73を設
ける。前記水平のスライダーバット径路68とスライダ
ーバット上昇路67とは連結路71で接続されている。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0026
【補正方法】変更
【補正内容】
【0026】この例は具体的にはフロントベットFBの
針4faの編目NL1をトランスファージャック11の
係止片15に一旦目移しし、針4faを空針にし、該ル
ープNL1を前記針4faとは別の針4fbのスライダ
ーのタング37に預け置きすることで、最初にループN
L1を持っていた針4faを空にし、次に別の針4fb
のタング37に預け置いたループNL1をトランスファ
ージャック11の係止片15に目移しし、トランスファ
ージャック11からループNL1を最初の針4fa又は
それと異なる針に目移しするのである。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0030
【補正方法】変更
【補正内容】
【0030】ニードルトランスファーカム64で引き下
げられたニードルジャックバット38は、キャリッジの
進行につれ、セレクタージャックバット39が後行側の
Aプレッサー54に踏まれるためにジャンプして横断路
63に入り水平動をしている。これによりトランスファ
ージャック11の係止部15及びスライダー24のタン
グ37は最も進出或いは上昇し、共にニードルループN
L1を係止しているが、針4faのフックは最下位に近
くまで下降している(ポジションII)。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0046
【補正方法】変更
【補正内容】
【0046】渡しスライダー進出カム82,82は、ス
ライダートランスファーカム65の左右に逆ハ字状に配
置され、その上縁に沿って渡しスライダーガイド溝84
が設けられる。渡しスライダーガイド溝84は、渡しス
ライダー進出カム82の上縁に対する位置を最高位とし
下降しガイドカム85の上縁で一旦水平方向となった後
下向とする。スライダーカム80には上記ガイドカム8
5の上部で水平方向を向いた渡しスライダーガイド溝8
4と同一高さの水平に延びる溝としてスライダーバット
径路86を設けている。水平溝86は直接には渡しスラ
イダーガイド溝84に連なってはいないが、斜面87に
よりジャンプすることで水平溝86から渡しスライダー
ガイド溝84にスライダーバットが進入出来る。水平溝
86の上位に平行に分岐した進出スライダー受溝88を
有し、その端部の斜面89は、スライダーホールディン
グカム81の頂部付近において受けスライダーガイド溝
83の端部に接近している。90はホールディングプレ
ッサーで、受けスライダーガイド溝83から上記進出ス
ライダー受溝88にスライダーバット30が進入しよう
とするときに、スライダー補助バット31を押し込みス
ライダーバット30が受けスライダーガイド溝83から
斜面89にジャンプさせるため左右一対で出没自在に設
けてある。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】トランスファージャックを設けたニードルベッ
ド頭部の断面図。
【図2】複合針を挿入したニードルベッド頭部の断面
図。
【図3】複合針を示し、Aは分解した状態の斜視図、B
はフックが開いた上体の平面図。
【図4】第1実施例において、キャリッジ地板に配置さ
れたニードル操作用カムNCとトランスファートランス
ファージャック操作用カム群TCを下面から見た状態を
示す。
【図5】キャリッジ上における針のI乃至IVポジショ
ンをAに、それに対応するニードルベッド上の針とトラ
ンスファジャックの関係位置をBに示す。
【図6】キャリッジ上における針のV乃至VIIIポジ
ションをAに、それに対応するニードルベッド上の針と
トランスファジャックの関係位置をBに示す。
【図7】キャリッジ上における針のIX乃至Xポジショ
ンをAに、それに対応するニードルベッド上の針とトラ
ンスファジャックの関係位置をBに示す。
【図8】キャリッジ上における針のXI乃至XIIポジ
ションをAに、それに対応するニードルベッド上の針と
トランスファジャックの関係位置をBに示す。
【図9】キャリッジ上における針のXIII乃至XIV
ポジションをAに、それに対応するニードルベッド上の
針とトランスファジャックの関係位置をBに示す。
【図10】第2実施例において、キャリッジ地板に配置
されたニードル操作用カムNCとトランスファートラン
スファージャック操作用カム群TCを下面から見た状態
を示す。
【図11】第2実施例で針のキャリッジ上におけるI乃
至VIポジションを示す。
【図12】図11の各ポジションに対応するニードルベ
ッドと針のポシションを示す。
【図13】第2実施例で針のキャリッジ上におけるVI
I乃至Xポジションを示す。
【図14】図13の各ポジションに対応するニードルベ
ッドと針のポシションを示す。
【図15】裾ゴムから身頃にかけての編成ステップを示
す図。
【図16】総ゴムの編成組織からなる筒状編地を編成す
るための編成ステップを示した図。
【符号の説明】 4 複合針 18 トランスファージャック選択部 20 トランスファーガイドカム 21 針本体 23 積層体 23a 薄弾性板状体 24 スライダ 27 フック 37 タング 51 レイジングカム 52 ガードカム 53 ニッティングカム 60L 低頂部 60H 高頂部 61 バット上昇面 63 横断路 64 ニードルトランスファーカム 65 スライダートランスファーカム 66 スライダー進出カム 68,86 スライダーバット径路 72 ニードルホールディングカム 73 スライダーホールディングカム 80 スライダーカム 81 スライダーホールディングカム 82 渡しスライダー進出カム 83 受けスライダー上昇溝 84 渡しスライダー上昇溝 88 進出スライダーバット受溝 FB フロントベッド BB バックベッド NC 針操作手段(ニードル操作用カム) NCn 針本体操作手段(ニードル本体操作カム群) NCs スライダー操作手段(スライダー操作カム群) NL1,NL2 編目ループ
【手続補正9】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図4
【補正方法】変更
【補正内容】
【図4】

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも前後一対に対向配置した針床
    に、針本体とスライダーとが相対移動可能に構成された
    複合針(以下、針という)を列設し、この針はスライダ
    ーのタングが2枚の薄弾性板状体の積層体として形成さ
    れ、針本体の先端に設けたフックの鉤口を開閉するとと
    もにフックを越えて進出でき、このフックを越えて進出
    するときにタングの先端をフックで拡開して、タング上
    に針自身が係止する編目ループを載せた状態で歯口に突
    き上げることができ、針本体とスライダーの各々はキャ
    リッジに設けられた針本体操作手段及びスライダー操作
    手段よりなる針操作手段でもって進退制御可能に構成さ
    れた横編機において、編目ループ編成用の針操作手段に
    加え、編成された編目ループをダブルステッチにならな
    いよう他の針のスライダーのタングに預け置くため、預
    けるべき編目ループに対し上記針のフックとタングを進
    入させ、該編目ループをスライダータングに係止する針
    本体及びスライダー操作用ホールデイングカム、及び、
    預け置かれたループがタングから落ちないようタングを
    前進位置に保持するためのスライダーバット径路を設け
    たことを特徴とする横編機における編目ループの預け置
    き装置。
  2. 【請求項2】 少なくとも前後一対に対向配置した針床
    に、針本体とスライダーとが相対移動可能に構成された
    針を列設し、この針はスライダーのタングが2枚の薄弾
    性板状体の積層体として形成され、針本体の先端に設け
    たフックの鉤口を開閉するとともにフックを越えて進出
    でき、このフックを越えて進出するときにタングの先端
    をフックで拡開して、タング上に針自身が係止する編目
    ループを載せた状態で歯口に突き上げることができ、針
    本体とスライダーの各々はキャリッジに設けられた針本
    体操作手段及びスライダー操作手段よりなる針操作手段
    でもって進退制御可能に構成された横編機において、編
    目ループ編成用の針操作手段に加え、編成された編目ル
    ープをダブルステッチにならないよう他の針のスライダ
    ーのタングに預け置くため、預けるべき編目ループに対
    し上記針のフックとタングを進入させ、該編目ループを
    スライダータングに係止する針本体及びスライダーを操
    作するホールデイングカムを編目ループ編成用の針操作
    手段とは別にキャリッジ上で位相をずらして設け、預け
    置かれたループがタングから落ちないようタングを前進
    位置に保持するためのスライダーバット径路を設けたこ
    とを特徴とする横編機における編目ループの預け置き装
    置。
  3. 【請求項3】 少なくとも前後一対に対向配置した針床
    に、針本体とスライダーとが相対移動可能に構成された
    針を列設し、この針はスライダーのタングが2枚の薄弾
    性板状体の積層体として形成され、針本体の先端に設け
    たフックの鉤口を開閉するとともにフックを越えて進出
    でき、このフックを越えて進出するときにタングの先端
    をフックで拡開して、タング上に針自身が係止する編目
    ループを載せた状態で歯口に突き上げることができ、針
    本体とスライダーの各々はキャリッジに設けられた針本
    体操作手段及びスライダー操作手段よりなる針操作手段
    でもって進退制御可能に構成された横編機において、針
    本体操作手段は、周縁をバット上昇面とし、タック高さ
    の低頂部とそれより高い高頂部とよりなる山を左右に一
    対並置し、前記一対の山の間にはニードルトランスファ
    ーカムを設け、上記左右一対の山の基部には、中央部分
    で左右の高低の山の周縁のバット案内溝と通ずる横断路
    を設けてなるレイジングカム、その両側のニッティング
    カム及び上部のガードカムを有するものであり、スライ
    ダー操作手段は、前記レイジングカムと同一中心線上に
    設けたスライダートランスファーカムの側方に渡しスラ
    イダー上昇溝を形成する渡しスライダー進出カムと、受
    けスライダー上昇溝を形成する受けスライダーホールデ
    ィングカム、及び、預け置かれたループがタングから落
    ちないようタングを前進位置に保持するためのスライダ
    ーバット径路を、スライダーカムに設けてなることを特
    徴とする横編機における編目ループの預け置き装置。
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