JPH11323207A - 防汚塗料組成物、防汚塗膜、該防汚塗膜で被覆された船舶または水中構造物、並びに船舶外板または水中構造物の防汚方法 - Google Patents
防汚塗料組成物、防汚塗膜、該防汚塗膜で被覆された船舶または水中構造物、並びに船舶外板または水中構造物の防汚方法Info
- Publication number
- JPH11323207A JPH11323207A JP34044598A JP34044598A JPH11323207A JP H11323207 A JPH11323207 A JP H11323207A JP 34044598 A JP34044598 A JP 34044598A JP 34044598 A JP34044598 A JP 34044598A JP H11323207 A JPH11323207 A JP H11323207A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- antifouling
- meth
- acrylate
- metal salt
- antifouling coating
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Abstract
体、(b)カルボン酸の金属塩および(c)銅および/または
銅化合物を含有する防汚塗料組成物、およびその防汚塗
膜、該防汚塗膜で被覆された船舶または水中構造物、船
舶外板または水中構造物の塗装方法。 【効果】 長期防汚性等に優れた防汚塗膜を形成でき
る。
Description
防汚塗膜、該防汚塗膜で被覆された船舶または水中構造
物、船舶外板または水中構造物の塗装方法に関し、さら
に詳しくは、長期防汚性等に優れた防汚塗膜を形成でき
るような防汚塗料組成物、防汚塗膜、該防汚塗膜で被覆
された船舶または水中構造物、並びに船舶外板または水
中構造物の防汚方法に関する。
剤として有機スズ等の有機化合物が従来用いられていた
が、近年では生体系への安全性の観点から、このような
防汚剤の使用が再検討されている。
化銅、チオシアン化銅を主成分とし、これに有機錫不含
の各種防汚剤すなわち非有機錫系防汚剤を配合すること
により、亜酸化銅等を主成分とする防汚剤の防汚性能の
向上を図ったものが検討されてきた。
には、(a)二重結合を2〜3個有し、かつ金属を含有す
る重合性単量体2〜30重量%、(b)水酸基および/ま
たはアミノ基を含有するビニル単量体2〜30重量%お
よび(c)共重合可能な他の単量体40〜96重量%から
なる加水分解性の共重合体をビヒクル成分とする防汚性
塗料組成物が開示され、これに防汚剤として亜酸化銅、
亜鉛華、ビス(ジメチルジチオカルバミン酸)亜鉛を配
合したものが挙げられ、長期間防汚性が持続される旨記
載されている。
p−COO−M−OH(式中、Rpは基体樹脂を示し、
Mは2価の金属原子を示す。)で表される分子内に金属
カルボキシレートを有する樹脂を有効成分とする防汚性
樹脂組成物が開示され、Mとしては、2価の金属原子の
銅、亜鉛、カルシウム、マグネシウム、鉄が挙げられて
いる。この樹脂は、優れた防汚作用を有し、防汚塗料に
使用できる旨記載されている。
p−COOM−OH(式中、Rpは基体樹脂を示し、M
は2価の金属原子を示す。)で表される分子内に金属カ
ルボキシレートを有する樹脂(A)及び亜酸化銅等の防汚
剤(B)を有効成分とする防汚塗料組成物が開示され、M
としては、同上の2価の金属原子が挙げられ、また上記
樹脂(A)と併用可能な樹脂成分として、ロジン(c)が挙げ
られている。該公報には、この組成物は優れた防汚効果
を発揮できる旨記載されている。
されているような共重合体に例えば亜酸化銅等を配合し
た防汚塗料組成物からなる塗膜は、初期防汚性を有して
いても、経時的に消耗度が低下し、長期防汚性が充分で
ないとの問題点がある。
初期(これらをまとめて、単に初期と言う。)から安定
した適度な塗膜消耗速度を有し、船底等への付着生物に
対して優れた防汚性能を長期継続的に発揮し得るような
非錫系防汚塗料組成物の出現が求められていた。
ところ、(メタ)アクリル酸金属塩系共重合体(a)と、
カルボン酸の金属塩(b)と、銅および/または銅化合物
(c)とを含有する非錫系の防汚塗料組成物が、驚くべき
ことに適度な塗膜溶出速度を有し、船舶付着生物に対し
て優れた防汚性能を長期継続的に発揮できることなどを
見出して本発明を完成するに至った。
問題点を解決しようとするものであって、水中浸漬初期
から適度な塗膜消耗速度を有し、船舶・水中構造物等へ
の付着生物に対して優れた防汚性能を長期継続的に発揮
し得るような非錫系の防汚塗料組成物を提供することを
目的としている。
れており環境汚染の虞が少なく、浸漬初期から適度な塗
膜消耗速度を有し、長期防汚性に優れた防汚塗膜および
該防汚塗膜で被覆された船舶・水中構造物、並びに該防
汚塗料組成物を用いた船舶外板・水中構造物表面の防汚
方法を提供することを目的としている。
(メタ)アクリル酸金属塩系共重合体、(b)カルボン酸
の金属塩および(c)銅および/または銅化合物(上記
(a)、(b)を除く。)を含有することを特徴としている。
リル酸金属塩系共重合体が、(メタ)アクリル酸亜鉛系
共重合体、(メタ)アクリル酸銅系共重合体のうちから
選択される1種以上であることが好ましい。
リル酸金属塩系共重合体が、(メタ)アクリル酸金属塩
(イ)、およびこの金属塩(単量体(イ))と共重合可能な他
の単量体(ロ)を共重合してなり、上記金属塩(イ)から誘導
される成分単位が2〜30重量%、単量体(ロ)から誘導
される成分単位が70〜98重量((イ)+(ロ)=100重
量%)で含まれていることが好ましい。
酸金属塩系共重合体(a)が、金属原子に結合したヒドロ
キシ基を含有しない(メタ)アクリル酸金属塩系共重合
体であることが望ましい。
金属塩が、ナフテン酸金属塩、ロジン系樹脂酸金属塩、
脂肪酸金属塩のうちから選択される1種以上であること
が好ましい。
金属塩が、カルボン酸の亜鉛塩またはカルボン酸の銅塩
であることが好ましい。本発明においては、さらに、
(d)塩素化パラフィンを含有していることが好ましい。
を含有していることが好ましい。本発明においては、さ
らに、上記(c)銅および/または銅化合物以外の(f)有機
防汚剤を含有していることが好ましい。
記載の防汚塗料組成物から形成されている。本発明に係
る船舶または水中構造物は、海水と接触する船舶外板ま
たは水中構造物の表面が、上記の何れかに記載の防汚塗
料組成物を塗布硬化してなる防汚塗膜にて被覆されてい
ることを特徴としている。
防汚方法は、海水と接触する船舶外板または水中構造物
の表面に、上記の何れかに記載の防汚塗料組成物を塗布
し、防汚塗膜を形成することを特徴としている。
直後から適度な塗膜消耗速度を有し、船舶・水中構造物
付着生物に対して優れた防汚性能を長期継続的に発揮し
得るような非錫系の防汚塗料組成物が提供される。
塗料組成物から形成されており環境汚染の虞が少なく船
舶・水中構造物付着生物に対して長期防汚性に優れてい
る。本発明に係る船舶外板の防汚方法では、環境汚染の
恐れが少ない。
物について具体的に説明する。 [防汚塗料組成物]本発明に係る防汚塗料組成物(単
に、塗料組成物、防汚塗料ともいう)は、(a)(メタ)
アクリル酸金属塩系共重合体、(b)カルボン酸の金属
塩、(c)銅および/または銅化合物を含有している。
体>(メタ)アクリル酸金属塩系共重合体(a)は、ビヒ
クル成分として長期微水溶性を有し塗膜に長期防汚性を
付与する働きを有し、この(メタ)アクリル酸金属塩系
共重合体としては、重合性単量体の(メタ)アクリル酸
金属塩(イ)、および該(メタ)アクリル酸金属(単量体
(イ))と共重合可能な「他の単量体」(ロ)を共重合してな
り、(メタ)アクリル酸金属塩(イ)成分単位が通常2〜
30重量%、単量体(イ)と共重合可能な他の単量体(ロ)成
分単位が残部量すなわち70〜98重量%((イ)+(ロ)の
合計を100重量%)で含まれているものが挙げられ
る。
合体としては、金属原子に直接結合したヒドロキシ基を
含有していない(メタ)アクリル酸金属塩系共重合体で
あることが好ましい。
金属としては、周期律表のIb、IIa、IIb、II
Ia、IIIb、IVa、IVb、Va、Vb、VI
b、VIIb、VIII族金属が挙げられ、具体的に
は、Cu、Zn、Ni、Co、Pb、Al、Sn、Mg
等の2価以上の金属が挙げられる。
ては、具体的には、例えばメタクリル酸亜鉛:[(CH
2=C(CH3)−COO−)2Zn]、アクリル酸亜
鉛:[(CH2=CH−COO−)2Zn]、メタクリル
酸マグネシウム:[(CH2=C(CH3)−COO−)
2 Mg]、アクリル酸マグネシウム:[(CH2=CH
−COO−)2Mg]、メタクリル酸銅:[(CH2=C
(CH3)−COO−)2Cu]、アクリル酸銅:[(C
H2=CH−COO−)2 Cu]、バーサチック酸亜鉛
メタクリレート:[(CH2=C(CH3)−COO−)
(( C3H7)3C−COO−)Zn]、バーサチック酸
亜鉛アクリレート:[(CH2=CH−COO−)((
C3H7)3C−COO−)Zn]、ナフテン酸亜鉛メタ
クリレート:[(CH2=C(CH3)−COO−)(ナ
フテン酸残基)Zn]、ナフテン酸亜鉛アクリレート:
[(CH2=CH−COO−)(ナフテン酸残基)Z
n]、安息香酸亜鉛メタクリレート:[(CH2=C
(CH3)−COO−)(( C6H 5)COO−)Z
n]、安息香酸亜鉛アクリレート:[(CH2=CH−
COO−)(( C6H5)COO−)Zn]、安息香酸
マグネシウムメタクリレート:[(CH2=C(CH3)
−COO−)(C6H5COO−)Mg]、バーサチック
酸マグネシウムアクリレート:[(CH2=CH−CO
O−)(( C3H7)3C−COO−)Mg]、バーサチ
ック酸銅メタクリレート:[(CH2=C(CH3)−C
OO−)((C3H7)3C−COO−)Cu]、安息香
酸銅メタクリレート:[(CH2=C(CH3)−COO
−)(( C6H5)COO−)Cu]、ナフテン酸銅メ
タクリレート:[(CH2=C(CH3)−COO−)
(ナフテン酸残基)Cu]、ナフテン酸銅アクリレー
ト:[(CH2=CH−COO−)(ナフテン酸残基)
Cu]等を例示することができる。
合可能な「他の単量体」(ロ)としては、脂肪族系、脂環
族系、芳香族系等の何れであってもよく、(メタ)アク
リル酸エステル類のものとしては、具体的には、メチル
(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、
n-プロピル(メタ)アクリレート、i-プロピル(メ
タ)アクリレート、n-ブチル(メタ)アクリレート、
i-ブチル(メタ)アクリレート、t-ブチル(メタ)ア
クリレート、2-エチルヘキシル(メタ)アクリレー
ト、ラウリル(メタ)アクリレート、ステアリル(メ
タ)アクリレート、グリシジル(メタ)アクリレート等
の脂肪族系の単量体;シクロヘキシル(メタ)アクリレ
ート、イソボルニル(メタ)アクリレート、等の脂環族
系の単量体;フェニル(メタ)アクリレート、ベンジル
(メタ)アクリレート、等の芳香族系単量体;等が挙げ
られる。
合可能な「他の単量体」(ロ)のうちで水酸基および/ま
たはアミノ基を有するビニル系単量体(ロ)としては、水
酸基およびアミノ基のうちの何れかを1個以上有してい
れば、単量体であっても2〜3量体等であってもよく、
具体的には、2-ヒドロキシエチル(メタ)アクリレー
ト、2-ヒドロキシプリピル(メタ)アクリレート、3-
ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、2-ヒドロ
キシブチル(メタ)アクリレート等の水酸基を1個有す
るものが挙げられる。その他、2-ヒドロキシエチル
(メタ)アクリレートとエチレンオキサイド、プロピレ
ンオキサイド、γ-ブチルラクトン、ε-カプロラクトン
等との付加物;2-ヒドロキシエチル(メタ)アクリレ
ート、2-ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート等
の2〜3量体;グリセロール(メタ)アクリレート等の
水酸基を複数個有する単量体;等が挙げられる。
1級〜第3級の何れであってもよく、(メタ)アクリル
アミド、ブチルアミノエチル(メタ)アクリレート等の
第1〜第2級アミノ基含有単量体;ジメチルアミノエチ
ル(メタ)アクリレート、ジエチルアミノエチル(メ
タ)アクリレート、ジメチルアミノプロピル(メタ)ア
クリレート、ジメチルアミノブチル(メタ)アクリレー
ト、ジブチルアミノエチル(メタ)アクリレート、ジメ
チルアミノエチル(メタ)アクリルアミド、ジメチルア
ミノプロピル(メタ)アクリルアミド等が挙げられる。
その他、ビニルピロリドン、ビニルピリジン、ビニルカ
ルバゾール等の複素環族系塩基性単量体等が挙げられ
る。
酸、マレイン酸、コハク酸等のカルボン酸類や、これら
のカルボン酸類から誘導されるエステル類;スチレン、
ビニルトルエン、α-メチルスチレン、(メタ)アクリ
ロニトリル、酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル等が挙げ
られる。
れ1種または2種以上組み合わせて用いることができ
る。このような単量体(イ)および(ロ)が共重合されてなる
(メタ)アクリル酸金属塩系共重合体の数平均分子量
は、通常、5,000〜100,000であり、ガラス
転移温度Tgは、通常−20℃〜+50℃である。
(a)は、防汚塗料組成物中に、樹脂分(固形分)とし
て、通常、1〜99重量%、好ましくは5〜80重量%
の量で含まれていることが好ましい。この(メタ)アク
リル酸金属塩系共重合体が、防汚塗料組成物中にこの範
囲にあると、塗膜表面の長期消耗性および防汚性に優れ
る傾向にある。
重合体を製造する方法としては、次の(1)〜(3)の
いずれかの方法を採用することが可能である。これらの
共重合体は、特公平7−64985号公報、特開平4−
80205号公報、特開平4−80269号公報、特開
平4−80270号公報、特開昭63−128008号
公報、特開昭63−128084号公報、特開平1−1
6809号公報、特開平5−171066号公報等およ
び特開平10−158547号公報に開示された方法に
準じるかまたは参照することにより、容易に製造するこ
とができる。たとえば、次の方法を例示することができ
る。
クリル酸金属塩(イ)およびこの金属塩(単量体(イ))と共
重合可能な他の単量体(ロ)を有機溶剤と混合し、ターシ
ャリーブチルパーオキシオクトエート(t−BPO)等
のラジカル重合開始剤の存在下に、60〜180℃の温
度で5〜14時間溶液重合させることにより、形成させ
ることができる。
クリル酸(イ)、この単量体(イ)と共重合可能な他の単量体
(ロ)および飽和脂肪族カルボン酸金属塩、飽和脂環式カ
ルボン酸金属塩または芳香族カルボン酸金属塩(ハ)を有
機溶剤と混合し、ターシャリーブチルパーオキシオクト
エート(t−BPO)等のラジカル重合開始剤の存在下
に、60〜180℃の温度で5〜14時間溶液重合させ
ることにより、形成させることができる。
クリル酸(イ)およびこの単量体(イ)と共重合可能な他の単
量体(ロ)を有機溶剤と混合し、ターシャリーブチルパー
オキシオクトエート(t−BPO)等のラジカル重合開
始剤の存在下に、60〜180℃の温度で5〜14時間
溶液重合させることにより、(メタ)アクリル酸(イ)お
よびこの単量体(イ)と共重合可能な他の単量体(ロ)からな
る共重合体を形成させ、さらに引き続いて、この共重合
体に飽和脂肪族カルボン酸金属塩、飽和脂環式カルボン
酸金属塩または芳香族カルボン酸金属塩(ハ)を反応させ
るかまたはこの共重合体に飽和脂肪族カルボン酸、飽和
脂環式カルボン酸または芳香族カルボン酸(ハ-1)と金属
塩または金属化合物(ニ)を反応させることにより、形成
させることができる。
金属塩(b)としては、その分子量が通常50〜1000
0、好ましくは100〜5000のものが用いられる。
カルボン酸としては、脂環構造を有する酸(例:ナフテ
ン酸)、芳香環構造を有するカルボン酸(例:α-(2-
カルボキシフェノキシ)ステアリン酸)、ロジン系樹脂
酸、脂肪酸等が挙げられ、ナフテン酸、ロジン系樹脂
酸、脂肪酸が好ましい。
脂酸であって、このロジン系樹脂酸としては、例えば、
アビエチン酸、ネオアビンエチン酸、ジヒドロアビエチ
ン酸、テトラヒドロアビエチン酸、ピマル酸、デヒドロ
アビエチン酸、レボピマル酸等が挙げられる。
酸の何れであってもよく、飽和脂肪酸としては、例え
ば、酢酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、ステアリン酸、
パルミチン酸など、炭素数1〜18程度のものが挙げら
れ、不飽和脂肪酸としては、アクリル酸、オレイン酸な
ど、同上の炭素数のものが挙げられる。
しては、多価金属のアルミニウム、マンガン、コバル
ト、鉛、カルシウム、クロム、銅、鉄、マグネシウム、
亜鉛、ニッケル等が挙げられ、亜鉛、銅が好ましい。
えば、ナフテン酸の多価金属塩(例:Al、Mn、C
o、Ca、Cr、Cu、Fe、Mg、Pb、Zn、B
a、Ni-塩好ましくはZn、Cuー塩);ロジン系樹脂
酸の亜鉛塩等の金属塩;ステアリン酸の多価金属塩
(例:Al、Ca、Mg、Pb、Zn、Ba、Cu-塩
好ましくはZn、Cu-塩);ラウリン酸の亜鉛塩等の
金属塩;等が挙げられる。
フテン酸金属塩、ロジン系樹脂酸金属塩、脂肪酸金属塩
が好ましく、特にカルボン酸の亜鉛塩またはカルボン酸
の銅塩が好ましい。
たは2種以上組合わせて用いることができる。このカル
ボン酸の金属塩(b)は、防汚塗料組成物中に、固形分と
して、通常、1〜95重量%、好ましくは5〜80重量
%の量で含まれていることが望ましい。また、このカル
ボン酸の金属塩(b)は、防汚塗料組成物中の(メタ)ア
クリル酸金属塩系共重合体(a)(固形分)100重量部
に対して、通常、1〜300重量部、好ましくは50〜
200重量部の量で含まれていることが望ましい。
中にこの範囲であると、塗膜表面の長期消耗性および防
汚性に優れるようになる傾向がある。 <(c)銅および/または銅化合物>上記銅化合物((a)、
(b)を除く。以下同様。)としては、その分子量が通常
50〜1000、好ましくは100〜500のものが用
いられる。
タ)アクリル酸金属塩系共重合体(a)に含まれる高分子
化合物、および上記低分子量化合物の「カルボン酸の金
属塩」(b)に含まれるカルボン酸銅を除き、有機系、無
機系の銅化合物の何れであってもよく、例えば、亜酸化
銅、チオシアン化銅(チオシアン酸第一銅、ロダン
銅)、塩基性硫酸銅、塩基性酢酸銅、銅ピリチオンなど
が挙げられ、好ましくは亜酸化銅、チオシアン化銅(ロ
ダン銅)が用いられる。このような銅化合物は、特に白
色塗料以外の着色塗料に好ましく用いられる。
いは銅と共に1種または2種以上組合わせて用いること
ができる。このような(c)銅および/または銅化合物
は、本発明の塗料組成物中に、合計で通常、1〜80重
量%、好ましくは30〜65重量%の量で含まれている
ことが望ましい。また塗料組成物中に含まれる樹脂固形
分100重量部に対して、該銅および/または銅化合物
(c)は、合計で通常、1〜1000重量部、好ましくは
300〜800重量部の量で含まれていることが望まし
い。
防汚塗料組成物中にこの範囲にあると、防汚性に優れる
ようになる傾向がある。このような防汚塗料組成物は、
上記(メタ)アクリル酸金属塩系共重合体(a)、上記(b)
カルボン酸の金属塩、(c)銅および/または銅化合物を
必須成分として含有しているが、これらの成分以外に
(d)塩素化パラフィン等の可塑剤、(e)酸化亜鉛(亜鉛
華)等の顔料、上記銅、銅化合物以外の(f)防汚剤、無
機脱水剤など、後述するような成分を含有していてもよ
い。
塗料組成物は、従来より公知の方法を適宜利用すること
により製造することができ、例えば、上記(メタ)アク
リル酸金属塩系共重合体(a)と、(b)カルボン酸の金属塩
と、(c)銅および/または銅化合物と、必要により用い
られる下記の可塑剤、防汚剤、無機脱水剤(安定剤)、
タレ止め・沈降防止剤、着色顔料、その他の塗膜形成成
分、溶剤(例:キシレン)などとを所定の割合で一度に
あるいは任意の順序で加えて攪拌・混合し、溶媒に分散
すればよい。
汚塗料組成物には、上記(メタ)アクリル酸金属塩系共
重合体(a)、カルボン酸の金属塩(b)、銅および/または
銅化合物(c)に加えて、さらには以下に述べるような可
塑剤、防汚剤、無機脱水剤(安定剤)、タレ止め・沈降
防止剤、着色顔料、(メタ)アクリル酸金属塩系共重合
体以外の塗膜形成成分、トリフェニルボロン・アミン錯
体、溶剤などの各種成分が含まれていてもよい。
剤としては、TCP(トリクレジルフォスフェート)、
塩化パラフィン、ポリビニルエチルエーテル等が挙げら
れる。これらの可塑剤は、1種または2種以上組み合わ
せて用いることができる。
塑剤は、この防汚塗料組成物中に、例えば、0.1〜1
0重量%の量で配合される。これらの可塑剤は、得られ
る防汚塗料組成物からなる塗膜(本明細書中では、「防
汚塗膜」とも言う)の耐クラック性の向上に寄与する
が、これら可塑剤のうちで、塩素化パラフィン(塩化パ
ラフィン)が好ましく用いられる。
としては、直鎖状でもよく分岐を有していていてもよ
く、室温で液状でも固体(粉体)でもよいが、その平均
炭素数が通常、8〜30、好ましくは10〜26のもの
が好ましく用いられ、その数平均分子量が通常、200
〜1200、好ましくは300〜1100であり、粘度
が通常1以上(ポイズ/25℃)、好ましくは1.2以
上(ポイズ/25℃)であり、その比重が1.05〜
1.80/25℃、好ましくは1.10〜1.70/2
5℃のものが好ましく用いられる。このような炭素数の
塩素化パラフィンを用いると、得られる防汚塗料組成物
を用いて割れ(クラック)、剥がれの少ない塗膜を形成
できる。なお塩素化パラフィンの炭素数が8〜30の範
囲にあると、クラック抑制効果、塗膜表面の消耗性(更
新性)および防汚性に優れるようになる。また、この塩
素化パラフィンの塩素化率(塩素含有量)は、通常35
〜75%、好ましくは35〜65%であることが好まし
い。このような塩素化率の塩素化パラフィンを用いる
と、得られる防汚塗料組成物を用いて割れ(クラッ
ク)、剥がれの少ない塗膜を形成できる。このような塩
素化パラフィンとしては、東ソー(株)製の「トヨパラ
ックス150」、「トヨパラックスA-70」などが挙げられ
る。本発明においては、このような塩素含有率、炭素数
などの異なる2種以上の塩素化パラフィンを適宜組み合
わせて用いることができる。このように2種以上の塩素
化パラフィンを組み合わせて用いる場合には、上記塩素
化パラフィンの炭素数、塩素化率は、防汚塗料組成物中
に含まれるこれらの塩素化パラフィンの炭素数あるいは
塩素化率の平均値で示す。
係る防汚塗料組成物においては、上記の(メタ)アクリ
ル酸金属塩系共重合体(固形分)100重量部に対し
て、1〜50重量部、好ましくは10〜40重量部の量
で含まれていることが望ましい。この塩素化パラフィン
の量がこの範囲にあると、塗膜のクラックの抑制効果、
塗膜強度およびダメージ(衝撃)に優れるようになる。
/または銅化合物(c)に加えて、これら以外の有機防汚
剤等が含まれていてもよい。
合物を除く。)としては、下記式[I]で示される金属
−ピリチオンおよびその誘導体[式中R1〜R4は、それ
ぞれ独立に水素、アルキル基、アルコキシ基、ハロゲン
化アルキル基を示し、Mは、Na、Mg、Ca、Ba、
Pb、Fe、Al等の金属を示し、nは価数を示す]:
カーバメート系の毒物(例:ジンクジメチルジチオカー
バメート、マンガン-2-エチレンビスジチオカーバメー
ト)、2,4,5,6−テトラクロロイソフタロニトリ
ル、N,N−ジメチルジクロロフェニル尿素、4,5−
ジクロロ-2-n-オクチル-3(2H)イソチアゾリン、
2,4,6−トリクロロフェニルマレイミド、2−メチ
ルチオ−4−t−ブチルアミノ−6−シクロプロピルS
トリアジン等を挙げることができる。
オン、N,N−ジメチルジクロロフェニル尿素、2,
4,6−トリクロロフェニルマレイミド、2−メチルチ
オ−4−t−ブチルアミノ−6−シクロプロピルSトリ
アジン、4,5−ジクロロ-2-n-オクチル-3(2H)
イソチアゾリン、2,4,5,6−テトラクロロイソフ
タロニトリルが好ましい。
物においては、銅および/または銅化合物(c)以外に、
上記有機防汚剤が通常、0.1〜20重量%、好ましく
は0.5〜10重量%の量で含まれていることが望まし
い。また塗料組成物中に含まれる樹脂固形分100重量
部に対して、該有機防汚剤は、固形分として、通常、
0.1〜150重量部、好ましくは0.1〜100重量
部の量で含まれていることが望ましい。このような量
で、銅および/または銅化合物(c)以外の有機防汚剤が
塗料組成物中に含まれていると、広範な船舶付着生物に
対していっそう優れた防汚性能を長期継続的に発揮でき
る傾向がある。
定剤)は、防汚塗料組成物の貯蔵安定性を一層向上させ
ることができ、このような無機脱水剤としては、無水石
膏(CaSO4)、合成ゼオライト系吸着剤(商品名:
モレキュラーシーブ等)、オルソギ酸メチル、オルソ酢
酸メチル等のオルソエステル類、オルソほう酸エステ
ル、シリケート類やイソシアネート類(商品名:アディ
ティブTI)等が挙げられ、無水石膏、モレキュラーシ
ーブが好ましく用いられる。このような無機脱水剤は、
1種または2種以上組み合わせて用いることができる。
物においては、この無機脱水剤は、本発明の非錫系防汚
塗料組成物中に、通常、0.1〜10重量%、好ましく
は0.1〜5重量%程度の量で含まれていてもよい。
止め・沈降防止剤(搖変剤)としては、有機粘土などの
ような防汚塗料組成物の貯蔵安定性を害するもの以外
は、任意量で配合されていてもよい。このようなタレ止
め・沈降防止剤としては、有機粘度系Al、Ca、Zn
のステアレート塩、レシチン塩、アルキルスルホン酸塩
などの塩類、ポリエチレンワックス、アマイドワック
ス、水添ヒマシ油ワックス系、ポリアマイドワックス系
および両者の混合物、合成微粉シリカ、酸化ポリエチレ
ン系ワックス等が挙げられ、好ましくは、ポリアマイド
ワックス、合成微粉シリカ、酸化ポリエチレン系ワック
ス、有機粘度系が用いられる。このようなタレ止め・沈
降防止剤としては、楠本化成(株)製の「ディスパロン
305」、「ディスパロン4200-20」等の他、「ディスパロ
ンA630-20X」等の商品名で上市されているものが挙げら
れる。
防汚塗料組成物中に、例えば、0.1〜10重量%の量
で配合される。 <顔料>顔料としては、従来公知の有機系、無機系の各
種顔料を用いることができる。
フタロシアニンブルー、紺青等が挙げられる。無機系顔
料としては、例えば、チタン白、ベンガラ、バライト
粉、白亜、酸化鉄粉等のように中性で非反応性のもの;
亜鉛華(ZnO、酸化亜鉛)、鉛白、鉛丹、亜鉛末、亜
酸化鉛粉等のように塩基性で塗料中の酸性物質と反応性
のもの(活性顔料)等が挙げられる。なお、染料等の各
種着色剤も含まれていてもよい。このような各種顔料
は、防汚塗料組成物中に、例えば、合計で0.5〜45
重量%程度の量で配合される。
化亜鉛は、防汚塗料組成物中に0.1〜20重量%の量
で、有機系および/または無機系の着色顔料(酸化亜鉛
を除く。)は、0.5〜25重量%の量で含まれている
ことが望ましい。
しては、上記(メタ)アクリル酸金属塩系共重合体(a)
以外の樹脂が本発明の目的に反しない範囲で含まれてい
てもよく、このような「その他の塗膜形成成分」として
は、例えば、アクリル樹脂、アクリルシリコーン樹脂、
不飽和ポリエステル樹脂、フッ素樹脂、ポリブテン樹
脂、シリコーンゴム、ウレタン樹脂(ゴム)、ポリアミ
ド樹脂、塩化ビニル系共重合樹脂、塩化ゴム(樹脂)、
塩素化オレフィン樹脂、スチレン・ブタジエン共重合樹
脂、エチレン-酢酸ビニル共重合樹脂、塩化ビニル樹
脂、アルキッド樹脂、クマロン樹脂、トリアルキルシリ
ルアクリレート(共)重合体(シリル系樹脂)、石油樹
脂等の難あるいは非水溶性樹脂(以下、難/非水溶性樹
脂ともいう)が挙げられる。
に具体的には、例えば、塩化ビニル・酢酸ビニル共重合
樹脂、塩化ビニル・酢酸ビニル・ビニルアルコール共重
合樹脂、塩化ビニル・ビニルi-ブチルエーテル共重合樹
脂、塩化ビニル・プロピオン酸ビニル共重合樹脂、エチ
レン・酢酸ビニル共重合体の塩素化物が挙げられる。
ゴムを1種または2種以上組み合わせて用いることがで
きる。本発明においては、上記難/非水溶性樹脂と、下
記のような水溶性樹脂とを組合わせて用いることができ
る。
「ロジンWW」)、モノカルボン酸が挙げられる。モノ
カルボン酸としては、例えば、炭素数9〜19程度の脂
肪酸、ナフテン酸が挙げられる。ロジンには、ガムロジ
ン、ウッドロジン、トール油ロジンなどがあるが、本発
明ではいずれをも使用することができる。これらの水溶
性樹脂は、1種または2種以上組み合わせて用いること
ができる。
(a)以外のこれらの塗膜形成成分は、防汚塗料組成物中
に、20重量%以下の量で含まれていてもよい。 <トリフェニルボロン・アミン錯体>本発明に係る防汚
塗料組成物には、下記のトリフェニルボロン・アミン錯
体[II]が含まれていてもよい。
〜30のアルキル基、置換基を有していてもよいピリジ
ル基、置換基を有していてもよい芳香族基を示す。}。
このようなR1のうちで、ピリジル基が望ましい。
うな各種成分は、溶剤に溶解若しくは分散している。こ
こで使用される溶剤としては、例えば、脂肪族系、芳香
族系、ケトン系、エステル系、エーテル系など、通常、
防汚塗料に配合されるような各種溶剤が用いられる。上
記芳香族系溶剤としては、例えば、キシレン、トルエン
等が挙げられ、ケトン系溶剤としては、例えば、MIB
K等が挙げられ、エーテル系溶剤としては、例えば、プ
ロピレングリコールモノメチルエーテル、プロピレング
リコールモノメチルエーテルアセテート(PMAC)等
が挙げられる。
力・原子力発電所の給排水口等の水中構造物、湾岸道
路、海底トンネル、港湾設備、運河・水路等のような各
種海洋土木工事の汚泥拡散防止膜、船舶、漁業資材
(例:ロープ、漁網、浮き子、ブイ)などの各種成形体
の表面に、常法に従って1回〜複数回塗布すれば防汚性
に優れ、防汚剤成分が長期間に亘って徐放可能であり、
厚塗りしても適度の可撓性を有し耐クラック性に優れた
防汚塗膜被覆船舶または水中構造物などが得られる。
組成物を各種成形体の表面に塗布硬化してなる防汚塗膜
は、アオサ、フジツボ、アオノリ、セルプラ、カキ、フ
サコケムシ等の水棲生物の付着を長期間継続的に防止で
きるなど防汚性に優れている。
が、FRP、鋼鉄、木、アルミニウム合金などである場
合にもこれらの素材表面に良好に付着する。また、該防
汚塗料組成物は、既存の防汚塗膜表面に上塗してもよ
い。
物表面に塗布すれば、海中生物の付着防止を図ることが
でき、該構造物の機能を長期間維持でき、漁網に塗布す
れば、漁網の網目の閉塞を防止でき、しかも環境汚染の
恐れが少ない。
は、直接漁網に塗布してもよく、また予め防錆剤、プラ
イマーなどの下地材が塗布された船舶または水中構造物
等の表面に塗布してもよい。さらには、既に従来の防汚
塗料による塗装が行われ、あるいは本発明発明の防汚塗
料組成物による塗装が行われている船舶、特にFRP船
あるいは水中構造物等の表面に、補修用として本発明の
防汚塗料組成物を上塗りしてもよい。このようにして船
舶、水中構造物等の表面に形成された防汚塗膜の厚さは
特に限定されないが、例えば、30〜150μm/回程
度である。
汚塗膜、あるいは船舶・水中構造物の接水部表面の塗膜
は、前述したような防汚塗料組成物から形成されており
環境汚染の虞が少なく広汎な船舶・水中構造物付着生物
に対して長期防汚性に優れている。
防汚塗料組成物であって、(a)(メタ)アクリル酸金属
塩系共重合体、(b)上記カルボン酸の金属塩、および(c)
銅および/または銅化合物を含有しており、従来の(メ
タ)アクリル酸亜鉛系共重合体および亜酸化銅配合系の
防汚塗料に比べて、水中浸漬初期から適度な塗膜消耗速
度を有し、船舶・水中構造物等に付着しようとする水棲
生物に対して優れた防汚性能を長期継続的に発揮し得る
塗膜を形成できる。
ィンおよび/または酸化亜鉛(亜鉛華)が配合されてい
ると、塗膜の付着性、剥離防止能、耐クラック性に優れ
た防汚塗膜が得られる。
構造物表面の防汚塗膜は、この防汚塗料組成物から形成
されており環境汚染の虞が少なく船舶付着生物に対して
長期防汚性に優れている。
境汚染の恐れが少ない。
具体的に説明するが、本発明はこれら実施例に何等限定
されるものではない。
配合成分およびその組成、物性、製造販売元等は、下記
の通り。なお、共重合体A、Bについては、併せて表1
に示す。 共重合体(A):メタクリル酸亜鉛(Zn(MAA)
2、浅田化学社 製)8重量部、メタクリル酸メチル(M
MA)4重量部、アクリル酸エチル(EA)28重量部
(これら共重合性モノマー合計40重量部)を溶剤(酢
酸ブチル40重量部、n-ブタノール20重量部)に溶
解(合計100重量部)し、重合開始剤t-BPOの存
在下に100℃で7時間に亘って共重合反応させること
により、分子量(MW)が約1万の共重合体(A)の含
有液(固形分(NV):40重量%)を得た。 共重合体(B):メタクリル酸亜鉛(Zn(MAA)
2、浅田化学社 製)10重量部、メタクリル酸メチル
(MMA)0重量部、アクリル酸エチル(EA)30重
量部(これら共重合性モノマー合計40重量部)を溶剤
(酢酸ブチル40重量部、n-ブタノール20重量部)
に溶解(合計100重量部)し、重合開始剤t-BPO
の存在下に100℃で7時間に亘って共重合反応させる
ことにより、分子量(MW)が約1万の共重合体(B)
の含有液(固形分(NV):40重量%)を得た。 共重合体(c) バーサチック酸亜鉛メタクリレート[(CH2=C(C
H3)−COO−)((C3H7)3C−COO−)Zn]
10重量部、アクリル酸エチル(EA)30重量部(こ
れらの共重合モノマー合計40重量部)を溶剤(酢酸ブ
チル40重量部、n−ブタノール20重量部)に溶解
(合計100重量部)し、100℃で7時間にわたって
共重合反応させることにより、分子量(MW)が約1万
の共重合体(固形分(NV):約40重量%)を得た。 塩素化パラフィン:商品名「トヨパラックス150」
(平均炭素数:14.5、塩素含有率(量)50%、粘
度:12ポイズ/25℃、比重:1.25/25℃、東
ソー(株)製) 酸化亜鉛:商品名「亜鉛華3号」(九州白水(株)
製) 可溶性無水石膏:商品名「CaSO4 D−1」(ノ
リタケ(株)製) チタン白:商品名「チタン白 R−5N」(堺化学工
業(株)製) フタロシアニンブルー:商品名「シアニンブルーS−
2010」(大日精化社製) チオシアン酸銅(ロダン銅):(日本化学産業(株)
製) (10)ピリジン・トリフェニルボロン:商品名「PKボロ
ン」(北興化学工業(株) 社製) (11)4,5−ジクロロ-2-n-オクチル-3(2H)イソ
チアゾリン:商品名「シーナイン211」、(ロームア
ンドハース社製、固形分30重量%) (12)2-ピリジンチオール-1-オキシド銅塩:商品名
「銅ピリチオン」(オーリン(株)製) (13)酸化ポリエチレンワックス:商品名「ディスパロン
4200-20」(楠本化成 (株)製、沈降防止剤、固形分2
0重量%のキシレンペースト) (14)脂肪酸アマイドワックス:商品名「ディスパロン63
0-20」(楠本化成(株)製、沈降防止剤、固形分20重
量%) (15)プロピレングリコールモノメチルエーテル:商品名
「クラレ PGM」(クラレ(株)製、溶剤) (16)「トリフェニルボロン・n-ドデシルアミン錯体」
(北興化学工業(株)製) (17)「トリフェニルボロン・n-オクタデシルアミン錯
体」(北興化学工業(株)製) (18)「2-ピリジンチオール-1-オキシド亜鉛塩」(吉
富製薬(株)製) (19)「2,3,5,6-テトラクロロ-4-(メチルスル
ホニル)ピリジン」(ゼネカ(株)製) <海中生物の付着面積評価基準(防汚性評価基準)>評
価基準は、以下の通り。
下。 3点・・・・海中生物の付着面積が5%を超え10%以
下。
を超え25%以下。 1点・・・・海中生物の付着面積が25%を超え50%
以下。 0点・・・・海中生物の付着面積が50%を超える。
って調製した。すなわち、上記共重合体(A)含有液
(固形分40wt%,分子量1万)17.5重量部、ナフテン
酸銅(固形分50wt%)14重量部、塩素化パラフィン
2重量部、弁柄2重量部、酸化亜鉛2重量部、亜酸化銅
40重量部、「ディスパロン4200-20」2重量部からな
る防汚塗料組成物(合計79.5重量部)を調製した。
00(mm)の大きさの塩化ビニル板にその乾燥膜厚が
250〜300μm厚(平均:270μm厚)となるよ
うに塗布し、3日間、常温20℃の室内に静置し乾燥し
た後、10ヶ月間、広島湾の水深1.0mの位置に浸漬
し、海中生物による汚損状況(静置防汚性)を調査し
た。
6ヶ月後、8ヶ月後、10ヶ月後の何れの時点において
も、塗膜表面への海中生物の付着面積は0%(評価5)
であった。
て、防汚塗料組成物の配合組成をそれぞれ表2に示すよ
うに代えた以外は、実施例1と同様にして防汚塗料組成
物を得て、硬化塗膜の静置防汚性を調査した。
本発明の防汚塗料組成物は、長期に亘り優れた防汚性を
示した。
Claims (12)
- 【請求項1】(a)(メタ)アクリル酸金属塩系共重合
体、 (b)カルボン酸の金属塩および(c)銅および/または銅化
合物を含有することを特徴とする防汚塗料組成物。 - 【請求項2】上記(a)(メタ)アクリル酸金属塩系共重
合体が、(メタ)アクリル酸亜鉛系共重合体、(メタ)
アクリル酸銅系共重合体のうちから選択される1種以上
である請求項1に記載の防汚塗料組成物。 - 【請求項3】上記(a)(メタ)アクリル酸金属塩系共重
合体が、(メタ)アクリル酸金属塩(イ)、およびこの金
属塩(イ)と共重合可能な他の単量体(ロ)を共重合してな
り、上記金属塩(イ)から誘導される成分単位が2〜30
重量%、単量体(ロ)から誘導される成分単位が70〜9
8重量((イ)+(ロ)=100重量%)で含まれていること
を特徴とする請求項1〜2の何れかに記載の防汚塗料組
成物。 - 【請求項4】上記(a)(メタ)アクリル酸金属塩系共重
合体が、金属原子に結合したヒドロキシ基不含の(メ
タ)アクリル酸金属塩系共重合体である請求項1〜3の
何れかに記載の防汚塗料組成物。 - 【請求項5】上記(b)カルボン酸の金属塩が、ナフテン
酸金属塩、ロジン系樹脂酸金属塩、脂肪酸金属塩のうち
から選択される1種以上である請求項1〜4の何れかに
記載の防汚塗料組成物。 - 【請求項6】上記(b)カルボン酸の金属塩が、カルボン
酸の亜鉛塩またはカルボン酸の銅塩である請求項1〜5
の何れかに記載の防汚塗料組成物。 - 【請求項7】さらに、(d)塩素化パラフィンを含有して
いることを特徴とする請求項1〜6の何れかに記載の防
汚塗料組成物。 - 【請求項8】さらに、(e)酸化亜鉛を含有していること
を特徴とする請求項1〜7の何れかに記載の防汚塗料組
成物。 - 【請求項9】さらに、上記(c)銅および/または銅化合
物以外の(f)有機防汚剤を含有していることを特徴とす
る請求項1〜8の何れかに記載の防汚塗料組成物。 - 【請求項10】請求項1〜9の何れかに記載の防汚塗料
組成物から形成されたことを特徴とする防汚塗膜。 - 【請求項11】海水と接触する船舶外板または水中構造
物の表面が、請求項1〜9の何れかに記載の防汚塗料組
成物を塗布硬化してなる防汚塗膜にて被覆されているこ
とを特徴とする船舶または水中構造物。 - 【請求項12】海水と接触する船舶外板または水中構造
物の表面に、請求項1〜9の何れかに記載の防汚塗料組
成物を塗布し、防汚塗膜を形成することを特徴とする船
舶外板または水中構造物の防汚方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34044598A JP3945555B2 (ja) | 1998-03-13 | 1998-11-30 | 防汚塗料組成物、防汚塗膜、該防汚塗膜で被覆された船舶または水中構造物、並びに船舶外板または水中構造物の防汚方法 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10-63433 | 1998-03-13 | ||
JP6343398 | 1998-03-13 | ||
JP34044598A JP3945555B2 (ja) | 1998-03-13 | 1998-11-30 | 防汚塗料組成物、防汚塗膜、該防汚塗膜で被覆された船舶または水中構造物、並びに船舶外板または水中構造物の防汚方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11323207A true JPH11323207A (ja) | 1999-11-26 |
JP3945555B2 JP3945555B2 (ja) | 2007-07-18 |
Family
ID=26404556
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP34044598A Expired - Lifetime JP3945555B2 (ja) | 1998-03-13 | 1998-11-30 | 防汚塗料組成物、防汚塗膜、該防汚塗膜で被覆された船舶または水中構造物、並びに船舶外板または水中構造物の防汚方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3945555B2 (ja) |
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003049123A (ja) * | 2001-08-07 | 2003-02-21 | Mitsubishi Rayon Co Ltd | 水性防汚塗料組成物 |
SG120910A1 (en) * | 2000-03-28 | 2006-04-26 | Nippon Paint Co Ltd | Antifouling coating |
JP2006335891A (ja) * | 2005-06-02 | 2006-12-14 | Mitsubishi Rayon Co Ltd | 水性防汚塗料組成物 |
WO2007074656A1 (ja) * | 2005-12-28 | 2007-07-05 | Chugoku Marine Paints, Ltd. | ハイソリッド防汚塗料組成物、防汚塗膜、塗膜付き基材、防汚性基材、基材表面への塗膜の形成方法、基材の防汚方法およびハイソリッド多液型防汚塗料組成物セット |
JP2008291141A (ja) * | 2007-05-25 | 2008-12-04 | Chugoku Marine Paints Ltd | ハイソリッド型防汚塗料組成物、該組成物からなる塗膜、該塗膜で被覆された基材および防汚方法 |
JP2009527587A (ja) * | 2006-02-20 | 2009-07-30 | シーカ・テクノロジー・アーゲー | 貯蔵安定性を増大させた(メタ)アクリレート組成物 |
KR101115200B1 (ko) | 2005-12-30 | 2012-04-12 | 주식회사 케이씨씨 | 방오도료용 공중합체 바인더 및 이를 포함하는 방오도료조성물 |
JP2013531692A (ja) * | 2010-04-20 | 2013-08-08 | ピーピージー・コーテイングス・ユーロプ・ベー・ブイ | 塗料組成物 |
WO2018110332A1 (ja) * | 2016-12-15 | 2018-06-21 | 東洋製罐グループホールディングス株式会社 | 抗ウイルス性を有する分散液 |
CN115850559A (zh) * | 2022-11-18 | 2023-03-28 | 湘潭大学 | 丙烯酸锌/类辣椒素共聚物及其制备方法与应用 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN108912921B (zh) * | 2017-07-25 | 2021-05-04 | 山东科耀化工有限公司 | 自流平、自抛光型海洋防污涂料的制备方法 |
-
1998
- 1998-11-30 JP JP34044598A patent/JP3945555B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (16)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
SG120910A1 (en) * | 2000-03-28 | 2006-04-26 | Nippon Paint Co Ltd | Antifouling coating |
US7045560B2 (en) | 2000-03-28 | 2006-05-16 | Nippon Paint Co., Ltd. | Antifouling coating |
US7390843B2 (en) | 2000-03-28 | 2008-06-24 | Nippon Paint Co., Ltd. | Antifouling coating |
JP2003049123A (ja) * | 2001-08-07 | 2003-02-21 | Mitsubishi Rayon Co Ltd | 水性防汚塗料組成物 |
JP2006335891A (ja) * | 2005-06-02 | 2006-12-14 | Mitsubishi Rayon Co Ltd | 水性防汚塗料組成物 |
WO2007074656A1 (ja) * | 2005-12-28 | 2007-07-05 | Chugoku Marine Paints, Ltd. | ハイソリッド防汚塗料組成物、防汚塗膜、塗膜付き基材、防汚性基材、基材表面への塗膜の形成方法、基材の防汚方法およびハイソリッド多液型防汚塗料組成物セット |
JP5417599B2 (ja) * | 2005-12-28 | 2014-02-19 | 中国塗料株式会社 | ハイソリッド防汚塗料組成物、防汚塗膜、塗膜付き基材、防汚性基材、基材表面への塗膜の形成方法、基材の防汚方法およびハイソリッド多液型防汚塗料組成物セット |
KR101115200B1 (ko) | 2005-12-30 | 2012-04-12 | 주식회사 케이씨씨 | 방오도료용 공중합체 바인더 및 이를 포함하는 방오도료조성물 |
JP2009527587A (ja) * | 2006-02-20 | 2009-07-30 | シーカ・テクノロジー・アーゲー | 貯蔵安定性を増大させた(メタ)アクリレート組成物 |
JP2008291141A (ja) * | 2007-05-25 | 2008-12-04 | Chugoku Marine Paints Ltd | ハイソリッド型防汚塗料組成物、該組成物からなる塗膜、該塗膜で被覆された基材および防汚方法 |
JP2013531692A (ja) * | 2010-04-20 | 2013-08-08 | ピーピージー・コーテイングス・ユーロプ・ベー・ブイ | 塗料組成物 |
WO2018110332A1 (ja) * | 2016-12-15 | 2018-06-21 | 東洋製罐グループホールディングス株式会社 | 抗ウイルス性を有する分散液 |
JP2018095607A (ja) * | 2016-12-15 | 2018-06-21 | 東洋製罐グループホールディングス株式会社 | 抗ウイルス性を有する分散液 |
CN110198632A (zh) * | 2016-12-15 | 2019-09-03 | 东洋制罐集团控股株式会社 | 具有抗病毒性的分散液 |
US11647744B2 (en) | 2016-12-15 | 2023-05-16 | Toyo Seikan Group Holdings, Ltd. | Dispersion solution having antiviral property |
CN115850559A (zh) * | 2022-11-18 | 2023-03-28 | 湘潭大学 | 丙烯酸锌/类辣椒素共聚物及其制备方法与应用 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3945555B2 (ja) | 2007-07-18 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US8741983B2 (en) | Antifouling coating composition including a metal-containing copolymer, 4,5-dichloro-2-N-octyl-4-isothiazolin-3-one, and metal-pyrithione compound and using thereof | |
KR101221685B1 (ko) | 방오도료 조성물, 방오도막, 도막 부착 기재, 방오성 기재, 기재 표면으로의 도막의 형성방법 및 기재의 방오방법 | |
JP4837668B2 (ja) | 防汚塗料組成物、防汚塗膜、塗膜付き基材、防汚性基材、基材表面への塗膜の形成方法および基材の防汚方法 | |
EP2975095B1 (en) | Antifouling coating composition, antifouling coating film formed using said composition, and coated article having antifouling coating film on surface | |
TWI429722B (zh) | Antifouling coating compositions, antifouling coatings, and ship and water builders | |
JP4647060B2 (ja) | 防汚塗料組成物、防汚塗膜、該防汚塗膜で被覆された船舶または水中構造物ならびに船舶外板または水中構造物の防汚方法 | |
JP5031133B2 (ja) | 防汚塗料組成物、防汚塗膜、該防汚塗膜で被覆された船舶または水中構造物、並びに船舶外板または水中構造物の防汚方法 | |
JPH11323207A (ja) | 防汚塗料組成物、防汚塗膜、該防汚塗膜で被覆された船舶または水中構造物、並びに船舶外板または水中構造物の防汚方法 | |
JPH11323209A (ja) | 防汚塗料組成物、防汚塗膜、該防汚塗膜で被覆された船舶または水中構造物、並びに船舶外板または水中構造物の防汚方法 | |
JP4633224B2 (ja) | 防汚塗料組成物、防汚塗膜、該防汚塗膜で被覆された船舶または水中構造物ならびに船舶外板または水中構造物の防汚方法 | |
JP2012251158A (ja) | 防汚塗料組成物、防汚塗膜、該防汚塗膜で被覆された船舶または水中構造物、並びに船舶外板または水中構造物の防汚方法 | |
JP2006176785A (ja) | 防汚塗料組成物、防汚塗膜、該防汚塗膜で被覆された船舶または水中構造物、並びに船舶外板または水中構造物の防汚方法 | |
JP2001329228A (ja) | 防汚塗料組成物、防汚塗膜、該防汚塗膜で被覆された船舶または水中構造物ならびに船舶外板または水中構造物の防汚方法 | |
JP4651792B2 (ja) | 防汚塗料組成物、その塗膜および防汚方法 | |
JP3733197B2 (ja) | 防汚塗料組成物、この防汚塗料組成物から形成されている塗膜および該防汚塗料組成物を用いた防汚方法並びに該塗膜で被覆された船体、水中・水上構造物または漁業資材 | |
JP5108925B2 (ja) | 防汚塗料組成物、防汚塗膜、該防汚塗膜で被覆された船舶または水中構造物ならびに船舶外板または水中構造物の防汚方法 | |
JPH11323208A (ja) | 防汚塗料組成物、防汚塗膜、該防汚塗膜で被覆された船舶または水中構造物、並びに船舶外板または水中構造物の防汚方法 | |
JP7153789B2 (ja) | 防汚塗料組成物 | |
JP2001106962A (ja) | 防汚塗料組成物、この防汚塗料組成物から形成されている塗膜および該防汚塗料組成物を用いた防汚方法並びに該塗膜で被覆された船体または水中構造物 | |
JP2001040274A (ja) | 防汚塗料組成物、防汚塗膜、該防汚塗膜で被覆された船舶または水中構造物、並びに船舶外板または水中構造物の防汚方法 | |
JPH1161002A (ja) | 非錫系防汚塗料組成物、防汚塗膜、防汚方法および該防汚塗膜で被覆された船舶 | |
JP2007186705A (ja) | 防汚塗料組成物、防汚塗膜、該防汚塗膜で被覆された船舶または水中構造物、並びに船舶外板または水中構造物の防汚方法 | |
JPH11323210A (ja) | 防汚塗料組成物、防汚塗膜、該防汚塗膜で被覆された船舶または水中構造物、並びに船舶外板または水中構造物の防汚方法 | |
JP2001262044A (ja) | 防汚塗料組成物、防汚塗膜、該防汚塗膜で被覆された船舶、水中構造物、漁具または漁網 | |
JPH10279840A (ja) | 防汚塗料組成物、この防汚塗料組成物から形成されている塗膜および該防汚塗料組成物を用いた防汚方法並びに該塗膜で被覆された船体、水中・水上構造物または漁業資材 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20040105 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040915 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20041115 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20051102 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20060104 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20061226 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20070226 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20070320 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20070403 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100420 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110420 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120420 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130420 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140420 Year of fee payment: 7 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |