JPH11322144A - コルゲータ用スプライサ - Google Patents

コルゲータ用スプライサ

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JPH11322144A
JPH11322144A JP13821998A JP13821998A JPH11322144A JP H11322144 A JPH11322144 A JP H11322144A JP 13821998 A JP13821998 A JP 13821998A JP 13821998 A JP13821998 A JP 13821998A JP H11322144 A JPH11322144 A JP H11322144A
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head
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JP13821998A
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Masanori Kunimoto
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Isowa Hooper Swift Ltd
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  • Machines For Manufacturing Corrugated Board In Mechanical Paper-Making Processes (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コルゲータ用スプライサの原紙交換時におい
て、原紙紙端をスプライサヘッドにセットした後に、ス
プライサヘッドを紙継ぎ部に戻す際、原紙紙端がスプラ
イサヘッドから外れることなく、また原紙に対するたる
み作りやたるみ取り等の作業を不要なものとする。 【解決手段】 通常運転時の原紙の回転に所定の抵抗を
与える(原紙に所定の張力を与える)ホールディングブ
レーキを、通常運転時のみならず、紙継ぎ時にも作用さ
せ、かつ紙継ぎ時には通常運転時より小さなブレーキ力
に抑える。これにより、原紙紙端がスプライサヘッドか
ら過度の張力で外れることがないようにしつつ、たるみ
を必要としないで原紙紙端を原紙セット部から紙継ぎ部
まで移動させる。例えば、左右のブレーキを減圧作動さ
せたり、左右のブレーキの一方のみ作動させること等に
より、通常運転時より弱いブレーキ力を原紙の回転に付
与する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、コルゲータ用ス
プライサに関する。
【0002】
【従来の技術】段ボールシートを製造するコルゲータに
おいては、中芯用の原紙を波形成形し、その段頂部にラ
イナ用の原紙を貼り付けて片面段ボールシートとする
(シングルフェーサ)。さらに、この片面段ボールシー
トにもう一方のライナとなる原紙を貼り付けることによ
り(ダブルフェーサ)、両面段ボールシート(いわゆる
一般にいう段ボールシート)となる。そこで、中芯とな
る原紙やライナとなる原紙はロール状に巻かれていて、
それが段ボールシートの生産に対応して引き出されてい
くが(繰出し)、その原紙ロールが終わりに近づくと、
新しい原紙ロールとの交換のために、いわゆる紙継ぎが
行われる。あるいは、生産ロットの紙種や紙サイズ変更
の際も、紙継ぎが行われる場合がある。
【0003】図1はその紙継ぎを概念的に示すもので、
原紙1は、つづら折状の原紙溜め部3を介して生産工程
へ送られ、原紙1の残量が終わりに近づくと、その現原
紙1の引出しが停止して、溜め部3から現原紙1が生産
工程に供給される一方、新原紙2の紙端部が現原紙1に
貼り付けられるとともに、現原紙1がカットされて、以
後は新原紙2が溜め部3を経て生産工程へ供給される。
また、必要に応じ、さらに新しい原紙4が用意される。
【0004】図2はこの様子をもう少し詳しく示すもの
で、新原紙2の端部には両面テープ5が貼り付けられ、
この両面テープ5を介して新原紙2が現原紙1に貼り付
けられる。そして、カッタ6により現原紙1がその両面
テープ5の近傍で切断され、この状態で現原紙1に引き
続いて、生産ラインを止めることなく新原紙2が連続し
て供給されることとなる。ここで、新原紙2の端部はス
プライサヘッド8に例えば負圧吸引で吸着されて保持さ
れる。
【0005】図3は、従来のコルゲータ用スプライサ9
を概念的に示すものである。このスプライサ9は前述の
つづら折状の溜め部3を有するスプライサ本体7と、現
原紙1及び新原紙2をストックするミルロールスタンド
10とを備える。ミルロールスタンド10は、基台11
にそれぞれ回動可能に取付けられたアーム12、13を
備え、アーム12を介して現原紙1が、アーム13を介
して新原紙2がそれぞれ回転可能に保持される。スプラ
イサ本体7にはその中央に関して対称的にそれぞれ片側
ずつ分担するスプライサヘッド8が設けられる。
【0006】紙継ぎ(スプライス)の際は、図4に示す
ように、スプライサヘッド8の「出」のボタン操作でそ
のヘッド8が外側へ移動し停止する。なお、ミルロール
スタンド10の各ローリングセンタには、原紙に一定の
張力が生じた状態でこれを繰り出すためにホールディン
グブレーキが設けられ、原紙の繰出しに対し一定の抵抗
が付与される。例えば、図4のヘッドの移動時にもこの
ホールディングブレーキはON状態にあり、ヘッド停止
でこのホールディングブレーキがOFFとなる。そし
て、新原紙2をスプライサヘッド8にセットするため
に、必要に応じその新原紙の端部をナイフでカットし、
また、前述の両面テープを貼り付け、この両面テープと
は反対側の面を、図3に示すようにスプライサヘッド8
に負圧で吸着させる(新原紙セット)。
【0007】ここで、新原紙2がピンと張った状態でヘ
ッド8が元の位置に移動すると、その張力でスプライサ
ヘッド8から新原紙2の紙端がはずれてしまうおそれが
ある。そこで、図3に示すように、新原紙2を一定量回
転させて(繰出し)、新原紙2にたるみ(タルミ)15
を作る。その後、図4でヘッド8を元に戻す「入」のボ
タン操作が行われれば、ホールディングブレーキがON
状態に復帰するとともに、ヘッド8が前述のたるみ15
の範囲内で移動し停止する。そして、ホールディングブ
レーキがOFFとなるが、このとき、新原紙2にはまだ
たるみが残っているため、図3の下段に示すように新原
紙2のロールを巻き戻してたるみを取った後、再びホー
ルディングブレーキをONとして作業が完了する。ここ
で、当初のたるみを作るときから、たるみを取って作業
が完了するまで、例えば約20秒間を要する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述のようにコルゲー
タ用スプライサの原紙交換時において、原紙紙端をスプ
ライサヘッドにセットした後にスプライサヘッドを紙継
ぎ位置に戻す際、スプライサヘッドから原紙紙端が外れ
ることがないよう、オペレータが原紙を繰り出してたる
みを作り、スプライサヘッドが紙継ぎ位置に戻った後に
原紙のたるみを取る巻戻し作業が必要であった。このよ
うなたるみ作り・たるみ取りの作業が不可欠であるた
め、その作業の間は、オペレータが機械から離れること
が困難である。その結果、オペレータが他の作業に移り
たくてもそれができず、効率の悪い作業工程になってい
た。また、重量のある原紙を繰り出したり巻き戻したり
する作業を行わなければならず、労力がかかっていた。
【0009】この発明の課題は、コルゲータ用スプライ
サの原紙交換時において、原紙紙端をスプライサヘッド
にセットした後にスプライサヘッドを紙継ぎ位置に戻す
際、原紙紙端がスプライサヘッドから外れることなく、
また、原紙の繰出し・巻戻し(巻直し)をオペレータの
人力を介して行うことなくスプライサヘッドを紙継ぎ位
置に戻すことにより、オペレータをこの作業から解放
し、作業効率の向上を図るとともに、オペレータの労力
を軽減することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】この発明
は、まず次のようなコルゲータ用スプライサを前提とす
る。すなわち、コルゲータにおいて段ボールシートを成
形するために現に供給する原紙(以下、現原紙という)
とその次に供給すべき原紙(以下、新原紙という)をそ
れぞれ回転可能に支持するミルロールスタンドと、現原
紙(例えばその残りの部分)に新原紙の紙端部を紙継ぎ
するために、新原紙の紙端部を保持させる原紙セット位
置と新原紙の紙端部を現原紙に紙継ぎをする紙継ぎ位置
との間で移動可能なスプライサヘッドとを備え、紙継ぎ
の必要なときにはスプライサヘッドが原紙セット位置で
新原紙の紙端部を保持し、これを紙継ぎ位置まで移動さ
せてから現原紙に新原紙の紙端部を紙継ぎをすることに
より供給対象を現原紙から新原紙に切り替えるコルゲー
タ用スプライサである。
【0011】そして、このようなスプライサにおいて、
スプライサヘッドが新原紙の紙端部を保持して紙継ぎ位
置まで移動する紙継ぎ準備時に、そのスプライサヘッド
の移動に伴う新原紙の繰出しを許容しつつ、その新原紙
の繰出しに対し、前記スプライサヘッドから新原紙の紙
端部が外れない範囲の抵抗を付与する紙継ぎ準備時抵抗
手段を備えることを特徴とする。この抵抗手段は、代表
的には摩擦力に基づき原紙ロールの回転に抵抗を与える
ブレーキ手段であるが、それに限らず、例えば原紙ロー
ルとスプライサヘッドとの間に位置して原紙と接してそ
の繰出しに抵抗を与えるピンチローラ、摩擦バーや、非
接触の風力等でその繰出しに抵抗を与えるものでもよ
い。
【0012】ここで、通常の生産工程における原紙の繰
出しに対し所定の抵抗を付与するブレーキ装置として、
前述のホールディングブレーキをミルロールスタンドに
有する場合、そのホールディングブレーキとは別途に専
用の紙継ぎ準備時ブレーキ手段を付加することもできる
し、現状あるホールディングブレーキを紙継ぎ準備時ブ
レーキ手段に兼用することもできる。その場合は、ホー
ルディングブレーキたるブレーキ装置を、現原紙を供給
する通常運転時のみならず、スプライサヘッドが新原紙
の紙端部を保持して紙継ぎ位置まで移動する紙継ぎ準備
時にも作動させ、かつその紙継ぎ準備時のブレーキ力は
スプライサヘッドから新原紙の紙端部が外れないように
制御する(例えば通常運転時のブレーキ力より相対的に
小さく制御する)ブレーキ制御手段を含ませることがで
きる。
【0013】この場合、ブレーキ力を相対的に小さくす
るためには減圧弁等のレギュレータを回路に付加するこ
とができる。その場合、次のような回路構成、すなわち
ホールディングブレーキたるブレーキ装置を作動させる
流体圧シリンダと、その流体圧シリンダに流体圧を供給
する流体圧回路と、その流体圧回路に設けられた減圧手
段としてのレギュレータと、そのレギュレータを経る減
圧回路系と、これを経ない通常回路系とに流体圧を切り
換える弁手段と、通常運転時には通常回路系を経てブレ
ーキ装置の流体圧シリンダに所定の流体圧が作用し、紙
継ぎ準備時には所定の流体圧、例えば減圧回路系を経て
通常運転時より低い流体圧がブレーキ装置の流体圧シリ
ンダに作用するように、弁手段を切り換える回路制御手
段とを備えたものとして構成できる。
【0014】あるいは、減圧弁等のレギュレータを設け
ない構成として、ホールディングブレーキたるブレーキ
装置が、一つのミルロールスタンドに第1及び第2のブ
レーキ(例えば左右のブレーキ)と、それぞれのブレー
キを作動させる互いに独立の第1及び第2の流体圧シリ
ンダとを備える場合、通常運転時には第1及び第2のブ
レーキをともに作動させ、紙継ぎ準備時には第1及び第
2のブレーキの少なくとも一方を解放するブレーキ制御
装置を設けることもできる。この場合は、減圧弁等を設
けることなく比較的簡単な回路構成で済む。
【0015】なお、紙継ぎ準備時に通常運転時とは異な
るブレーキ力等の抵抗、例えば通常運転時より弱いブレ
ーキをかける際、新原紙の径を検出する原紙径検出手段
と、その原紙径検出手段により検出される原紙径の大小
に応じて紙継ぎ準備時ブレーキ力を制御する紙継ぎ準備
時ブレーキ力制御手段を備えることもできる。その場
合、原紙径が大きい場合は小さい場合に比べて紙継ぎ準
備時ブレーキ力等の抵抗が例えば相対的に大きくなるよ
うに制御することができる。これは、一般には原紙径が
大きくなれば回転モーメントの腕の長さが大きくなるた
め、一定の張力でも原紙が繰り出されやすくなるため、
その調整を図る上で有効となる。ただし、原紙径が小さ
くなると慣性重量も小さくなる(重量的には原紙が引き
出されやすくなる)ため、原紙径が小さくなるほど紙継
ぎ準備時ブレーキ力を増大させることも可能である。
【0016】本発明によれば、コルゲータ用スプライサ
の原紙交換時において、原紙紙端をスプライサヘッドに
セットした後にスプライサヘッドを紙継ぎ位置へ戻す際
に、原紙を繰り出してたるみを作る必要がなく、また、
スプライサヘッドが紙継ぎ位置に戻った後に原紙のたる
みを戻す巻戻し作業も不要となる。従って、オペレータ
にとって、その原紙のたるみ作りやたるみ取りのために
次の作業ができないといったことが解消し、作業効率が
向上する。また、重い原紙ロールを繰り出したり巻き戻
したりする作業をしなくてもよいため、労力が軽減す
る。また、紙継ぎ準備時に原紙ロールに対し、原紙紙端
がスプライサヘッドから外れない程度のいわば弱いブレ
ーキ等の抵抗を付与することにより、スプライサヘッド
にセットされた原紙の紙端部とロール間の張力(又は多
少のたるみ)を常に一定にできる。
【0017】また、原紙径を検出して、その大小に応じ
て紙継ぎ準備時のブレーキ力等の抵抗を調整すれば、原
紙ロールから原紙が繰り出されやすい状況ではその自由
な繰出しを抑制し、原紙ロールから自由な繰出しが生じ
にくい状況ではそれに対応して紙継ぎ時のブレーキ力等
の抵抗を減少又は解放することにより、スプライサヘッ
ドからの原紙紙端の外れ防止といったよりきめの細かな
対応ができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に示す実施例を参照しつつ説明する。図5は、本発明に
従うコルゲータ用スプライサにおいて、そのミルロール
スタンド17の一例を示すものである。ミルロールスタ
ンド17は互いに対向するアーム18、18と、それら
の先端部に設けられたコーン形のチャック19,19を
備え、各アーム18は互いに対向した状態で、例えば水
平方向の軸線Oを支点に回動可能かつその軸線Oに沿っ
て互いに接近離間可能である。各チャック19,19
は、原紙20のロール(以下、単に原紙という)の両端
の紙管開口部に挿入されて、この原紙20を回転可能に
支持する。
【0019】一方アーム18には、原紙径を検出するセ
ンサとして、例えば光電管式等の光センサからなる原紙
径センサ21が設けられている(図6も参照)。これに
対向して他方のアーム18には、その光電管からの光を
反射する反射部22が設けられ、これも広い意味では原
紙径センサの一部を構成する。この例で原紙径センサ2
1は、原紙20の直径方向に所定間隔をおいて、例えば
2個の原紙径センサ21a及び21bが設けられ、これ
に対向して反射部22も2箇所(22a,22b)に設
けられている。このような原紙径センサ21は、そこか
らの光が原紙20の端面で遮られればONとなり、遮ら
れずに反射部22で反射する光を検知することによりO
FFとなる。よって原紙20の径が原紙径センサ21a
より小さい場合、原紙径センサ21aと21bの間の場
合、及び原紙径センサ21bより大きな場合の3種類
(原紙径の大中小)を検出することができる。図6のD
0、D1、D2がこれに対応する。
【0020】図7に示すように、各チャック19はチャ
ック回転軸23の先端部に固定され、各チャック回転軸
23は各アーム18に軸受24を介して回転可能に支持
されている。この回転軸23のチャック19とは反対側
の端部には、その端部に固定されたディスクロータ25
を両側からパッド26で挟み付けて制動するブレーキ装
置(以下、単にブレーキともいう)27が設けられてい
る。29はカバーである。これは左右のアーム18にそ
れぞれ設けられており、右側のものを27R、左側のも
のを27Lで表す。一対のパッド26は、シリンダ28
によりディスクロータ25の両側の摩擦面に押し付けら
れ、これによりチャック回転軸23、ひいては原紙20
の回転に一定の抵抗が付与される。そして、このような
ブレーキ装置27は、原紙20を繰り出す通常運転時に
おいて、その原紙ロールの自由な回転を抑制しつつ、一
定の張力が生じる状態で原紙の供給を行うとともに、後
述の紙継ぎ準備時においては紙継ぎ準備時ブレーキ手段
としての役割も果たす。なお、以下では煩雑さを避ける
ため、紙継ぎ時の準備のための意味で紙継ぎ時とも略称
する。
【0021】図8は、図7のブレーキ装置27(右側ブ
レーキ27R)をより具体的に示すものである。アーム
18に軸受24を介して回転可能に支持されるチャック
回転軸23には、前述のようにディスクロータ25が固
定され、これを挟むようにパッド26が配置されてい
る。これらのパッド26をディスクロータ25に押し付
けるために、第1のレバー30及び第2のレバー31が
設けられ、第1のレバー30の中間部と第2のレバー3
1の基端部が軸32によりアーム18に回動可能に連結
され、第1のレバー30の基端部がシリンダ(この例で
はエアシリンダ)28のピストンロッド33に連結され
ている。
【0022】ピストンロッド33の先端は、円弧状又は
球面状に形成され、これが第2のレバー31の同様な円
弧状の凹部34に嵌まる。各パッド26は、第1のアー
ム30及び第2のアーム31の各先端部にピン35を介
して角度変更可能に取り付けられている。そして、シリ
ンダ28に圧力エアが供給されてピストンロッド33に
突出方向の力が作用すると、第2のアーム31がパッド
26をディスクロータ25の一方の面に押し付け、ピス
トンロッド33の突出が妨げられた状態でさらに圧力エ
アが供給されることにより、エアシリンダ28は2点鎖
線で示すように向きを変える。これに伴って第1アーム
30が自身が保持するパッド26をディスクロータ25
の他方の面に押し付け、前述のようなチャック回転軸2
3、ひいては原紙20の回転に対する所定の抵抗を付与
する。
【0023】なお、図9に示すように、一対のパッド3
6をディスクロータ25の両面に対し、浮動式のキャリ
パ37により押付けるタイプのブレーキ装置でもよい。
この例では、キャリパ37のシリンダ部37aに例えば
エア圧が供給されることにより、ピストン38が一方の
パッド36をディスクロータ25の一方の面に押し付
け、その反作用でキャリパ37が移動し、反対側の押圧
作用部37bがもう一方のパッド36をディスクロータ
25の他方の面に押し付けて制動作用をなす。その他に
も、ブレーキ装置としては、空圧又は油圧等の流体圧式
のもの、流体圧の代わりにばね等を押圧機構に用いる機
械式のもの等、適宜のものが使用可能である。
【0024】そして、例えば図8に示すエアシリンダ2
8に空気圧を供給する空圧回路の一例を図11に示す。
圧力発生源としてのエアポンプ40からの回路は、R系
とL系の2系統に別れ、R系はブレーキ装置27R(右
側ブレーキ)に空気圧を供給し、L系はブレーキ装置2
7L(左側ブレーキ)に空気圧を供給する。そして、R
系及びL系は、それぞれ通常回路系と減圧回路系のさら
に2つに並列に分岐する。R系及びL系の通常回路系に
は、エアの供給をON・OFF(許容・遮断)する電磁
切換弁(以下、単に電磁弁ともいう)41、42が設け
られ、R系及びL系の減圧回路系には、減圧作用をなす
レギュレータとして減圧弁43、44並びにそれらに直
列に各減圧回路系の通路をON・OFF(連通・遮断)
する電磁切換弁(以下、単に電磁弁ともいう)45、4
6が設けられている。
【0025】この図11の状態では、R系及びL系の各
減圧回路系が電磁弁45、46でそれぞれ遮断されてい
るため、実質上通常回路系のみが機能し、電磁弁41、
42を開いた状態では、エアポンプ40で発生する空気
圧がそのまま右側ブレーキ27Rのシリンダ28、左側
ブレーキ27Lのシリンダ28にそれぞれ供給される。
この状態は、原紙を生産速度に合わせて繰り出していく
過程で、原紙にたるみを生じないように一定の張力を付
与するために、原紙の回転に所定の抵抗を付与するホー
ルディングブレーキの状態となる。R系及びL系の通常
回路系を電磁弁41、42で閉じて、R系及びL系の減
圧回路系を生かす状態が、紙継ぎ時のいわば弱いブレー
キ作用となるが、これについては後の作動の説明で併せ
て明らかにする。
【0026】図10は、上述のような空圧回路を制御す
る制御系のブロック図であり、その制御部48には前述
の原紙径センサ21a及び21bの検出信号が入力され
る。また、制御部48にはその空圧回路を制御するシー
ケンスプログラム49が所定のメモリに記憶されてお
り、そのプログラム49に従ってバルブドライバ50に
指令信号を送り、電磁弁41、42や45、46を作動
して、右側ブレーキ27Rや左側ブレーキ27Lに所定
の空気圧を供給し、あるいはその供給をストップする。
【0027】次に、この実施例の作動を説明する。な
お、スプライサの通常運転時には、図11の右側ブレー
キ27R及び27Lに、エアポンプ40の圧力がそのま
ま供給されて、いわゆるホールディングブレーキがON
状態で生産が継続する。紙継ぎ時には、スプライサ本体
7(図17参照)にある一方のスプライサヘッド8が原
紙セット位置に移動し、その位置で原紙20の紙端部が
負圧吸着されるとともに、それと反対側の面に両面テー
プが貼り付けられる。
【0028】ここで、スプライサヘッド8の負圧吸着部
は、例えば図18に示すように、1つのハウジング51
に吸引口52が設けられ、これに負圧管53が接続され
るとともに、その上流に吸引用のブロア54が設けられ
た構成を有する。あるいは図19のスプライサヘッド8
0のように、ハウジング55が複数(例えば3室)の負
圧室56に仕切壁57で仕切られ、かつ各負圧室56に
吸引口58がそれぞれ形成された構成も可能である。こ
の場合、各負圧室56がそれぞれ独立の専用ブロア60
で吸引されるか、あるいはこの図のように両側の2つの
負圧室56と中央の1つの負圧室56とに管路が分けら
れ、それぞれに2系統のブロア60が接続されたもので
もよい。原紙20の紙端部は、複数の小孔61により、
ゴムその他の弾性材料62の表面に吸着されることとな
る。なお、弾性材料62が用いられるのは、新原紙20
の紙端部の両面テープを現原紙に押し付ける時に有効だ
からである。
【0029】そして、紙継ぎ時の新原紙制動ルーチン
は、図16に示すように、スプライサヘッド8を紙継ぎ
位置に戻すために、ステップS1で「入」のボタン操作
がなされると、S2でその原紙径の検出値がどの程度か
を判断する。図5において、センサ21a及び21b
(センサA及びB)が共にOFFで、原紙20の端面を
検出しなければ、原紙径はそのセンサ21aより小さい
と判断される。センサ21aがONでセンサ21bがO
FFであれば、原紙径は両センサ21a及び21bの間
にあると判断される。さらに、センサ21a及び21b
が共にONであれば、原紙径はセンサ21bより大きい
と判断される。図16のS2の判断は以上のようなもの
であり、要するに原紙径が大、中、小のいずれであるか
が判断される。
【0030】いま、原紙径が大と判断されれば、減圧回
路系の2系統が共に連通する。つまり、図12に示すよ
うに、通常回路系の2系統(R系及びL系)の電磁弁4
1及び42が共に閉となって、2系統の減圧回路系のみ
が有効となる。そして、電磁弁45及び46が開いて、
エアポンプ40で発生したエア圧は減圧弁43及び44
を経て減圧された状態で右側ブレーキ27R及び左側ブ
レーキ27Lの各シリンダ28に供給される。これによ
り、図7等に示すチャック回転軸23ひいては原紙20
の回転に対し、通常運転時のホールディングブレーキに
よる制動力より小さな抵抗が付与される。
【0031】この状態で図16のS6及び図17のよう
に、スプライサヘッド8が原紙セット位置から紙継ぎ位
置へ向かって新原紙20を引っ張り出しつつ移動し、か
つそのヘッド8から原紙20の紙端部がはずれないよう
に吸着してこの紙端部を原紙セット位置へ持っていき、
両面テープにおいて現原紙に貼り付ける。さらに、前述
のように現原紙がその近傍でカットされて、紙継ぎが完
了する。図17の下段はこの状態を示しており、スプラ
イサヘッド8が紙継ぎ位置に到着した状態で、原紙20
の繰り出された部分に実質的にたるみは生じていない。
【0032】このように、紙継ぎ時においてスプライサ
ヘッド8が原紙セット位置にある状態で、原紙20にた
るみを作る必要もなければ、ヘッド8が紙継ぎ位置に到
着した状態で、原紙20を巻き直してたるみを取るとい
った作業も必要ない。しかも、この原紙セット位置から
紙継ぎ位置へのヘッド8の移動において、原紙20に付
与される回転抵抗は小さなものであり、原紙20の紙端
部がヘッド8の移動中にそこから外れてしまうほどの張
力も生じないから、原紙20の紙端部を安定して移動さ
せることができる。
【0033】図15は、そのスプライス(紙継ぎ)時の
全体の流れを示すもので、スプライサヘッド8を紙継ぎ
位置から原紙セット位置へ移動させるために、「出」の
ボタン操作が行われると、ヘッドが外側に移動し、原紙
セット位置で停止する。そして、前述のように、新原紙
20の紙端部が必要に応じナイフカットされるととも
に、両面テープが貼着され、かつヘッド8に吸着させ
る。その後、ヘッド8を元に戻すために「入」のボタン
操作が行われると、この時点で作業者の作業は終わっ
て、作業者はここから離れることができる。つまり、た
るみを作る必要もなく、またそれを後で取る必要も無い
から、作業者はそこにいなくて済み、あとはヘッド8が
原紙セット位置から紙継ぎ位置へ向かって移動し、そこ
で停止して前述のような両面テープ等による貼着が相手
方の現原紙に対してなされる。これを、図4と比べれば
明らかなように、従来では、作業者は約20秒間その持
ち場を離れることができず、別の作業に移ることができ
なかった。この発明ではその例えば20秒間の時間が節
約され、生産効率が高まる。また、原紙にたるみを作っ
たりこれを取ったりするための原紙ロールの繰出しや巻
戻しといった重労働からも解放される。
【0034】図16に戻って、S2で原紙径が中程度と
判断されれば、S7で減圧回路系の2系統の片側のみが
連通し、左右のブレーキの一方のみが減圧下で作動し、
他方のブレーキは作動しない。これにより、原紙20の
回転に対する抵抗はほぼ2分の1となる。すなわち、図
13に示すように、通常回路系の電磁弁41及び42が
閉じた状態で、2系統の減圧回路系の電磁弁45及び4
6の一方が開き、他方が閉じる。これにより、左右のブ
レーキ27R及び27Lのうち、一方のみが作動する片
側ブレーキ状態となる。つまり、原紙径が小さければ、
その紙端部に作用する張力に対し回転モーメントの腕の
長さ(原紙20の中心線から外周までの距離)が小さい
ので、原紙20を回転しにくくなる。したがって、原紙
20の回転抵抗を小さくして、原紙を引き出し易くする
ことが有効となる。これにより、原紙径が中程度の場合
に、原紙20の紙端部がスプライサヘッド8から過度の
張力によって外れてしまうことが回避できる。
【0035】図5において、センサ21a及び21bが
共にOFFの場合は、原紙径がセンサ21aまで至らな
い小さいものとみなせる。つまり、図16のS2の判断
で原紙径が「小」と判断され、S9で減圧回路系及び通
常回路系の全てが遮断され、その結果S10で左右のブ
レーキは解放状態となる。図14はこの状態を示すもの
で、通常回路系の電磁弁41、42ならびに減圧回路系
の電磁弁45、46が全て閉じ、左右のブレーキ27R
及び27Lの各シリンダ28にはいずれも圧力が供給さ
れず、いずれのブレーキも作動しない。このように原紙
径が小さい場合は、原紙20の引き出された部分の張力
によって原紙20に生じる回転モーメントが小さい(回
転しにくい)ため、左右のブレーキを解放して原紙20
の引き出し部分(紙端部を含む)に過度の張力がかから
ないようにし、ヘッド8からの外れを防ぐ。逆に言え
ば、左右のブレーキ27R及び27Lを解放しても原紙
20は勝手に自由回転しにくいため、ブレーキ力を及ぼ
さなくても差し支えないと言える。なお、原紙径が小さ
くなればロールの慣性重量も小さいから、原紙が繰り出
されやすくなるという見方もでき、その場合は、上述と
は逆に原紙径が小さいほどブレーキ力を大きくする制御
も可能である。
【0036】いずれにしても、図16において、原紙径
の大、中、小に応じ、原紙20の回転に対する制動力が
調整される結果、原紙径に応じて、言い換えれば原紙2
0に生じる回転モーメント(又は慣性重量)等に応じ
て、紙継ぎ時のヘッド8の移動においてたるみが生じな
い程度の回転抵抗が原紙20に付与され、原紙20の紙
端部がヘッド8から外れることなく、安定して紙継ぎ位
置まで運ばれる。
【0037】なお、以上の説明では、原紙径の大小に応
じて原紙20の回転に対する制動力が比較的きめ細かく
調整されるようになっていたが、図20に示すように、
原紙径を検出することなく単純な制御ならびに構成とす
ることもできる。この例では、エアポンプ40からのエ
ア圧は、切換弁63により択一的に選択される通常回路
系と減圧弁64を有する減圧回路系とのいずれかを経
て、ブレーキ65に供給され、原紙20の回転に抵抗が
与えられる。例えば、左右のブレーキがあっても、それ
が共通のエアシリンダで作動するもの、あるいは左右の
片側にのみ1つのブレーキがある場合を想定する。そし
て、紙継ぎ時ではない通常運転時には切換弁63により
通常回路系が選択され、エアポンプ40で発生したエア
圧がそのままブレーキ65に供給されて比較的大きな制
動力を得る。一方、紙継ぎ時には、切換弁63により減
圧回路系が選択され、ポンプ40で発生したエア圧は減
圧弁64で減圧された後、ブレーキ65に供給され、通
常運転時より弱い制動力が原紙20に加えられる。
【0038】さらに、単純な構造として、図21に示す
ように、ポンプ40で生じたエア圧は2系統の管路(回
路系)を経て、右側ブレーキ27Rのシリンダ28と、
左側ブレーキ27Lのシリンダ28に互いに独立して供
給される。そして、電磁切換弁66、67の双方が開く
ことで、通常運転時のホールディングブレーキ作用が得
られる。紙継ぎ時には、電磁切換弁66及び67の一方
が閉じ、他方が開くことにより、右側ブレーキ27R及
び左側ブレーキ27Lのうちの一方が作動し他方が解放
された片側ブレーキ状態となって、通常運転時に比べて
紙継ぎ時にはより弱い制動力が原紙の回転に対し生じ
る。この例では、減圧作用をなすレギュレータとして減
圧弁等を設ける必要がなく、構造が単純である。
【0039】また、例えば図12の回路系を用いたブレ
ーキ力の制御において、原紙の紙端部をセットしたスプ
ライサヘッドが紙継ぎ位置まで移動し、停止もしくはそ
の直前で、原紙の回転を止めるための比較的強いブレー
キ力を作用させることも可能である。つまり、スプライ
サヘッドの移動に伴いロールから原紙が引き出されてい
くが、スプライサヘッドが停止しても、慣性力によって
原紙ロールは直ちに停止できず、そのために多少のたる
みが生じる場合もあり得る。そこで、例えば図12にお
いて、スプライサヘッドが停止する例えば0.1〜0.
2秒前に、R系及びL系の電磁弁41,42を開き、エ
アポンプ40で発生した圧力をそのまま左右のブレーキ
27R,27Lに供給して、原紙ロールの慣性力に基づ
く余分な回転を強制的に停止させる。この電磁弁41,
42を開くタイミングは、例えばスプライサヘッドを移
動させるモータ又はそのねじ軸の回転パルス等、スプラ
イサヘッドの移動量に基づき定めることもできるし、ス
プライサヘッドの移動経路の終端近傍で作動するリミッ
トスイッチ、その他のセンサを設け、その信号により定
めることもできる。このような慣性によるたるみを防止
する手段又は方法は、図12を例にとった上記の説明に
限らず、図13以降の回路においても、スプライサヘッ
ドの移動端又はその直前で相対的に強いブレーキがかけ
られれば、種々変更できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一般的なスプライサの作用を示す概念説明図。
【図2】その紙継ぎ時の作用を示す作用説明図。
【図3】従来のスプライサの紙継ぎ動作を示す作用説明
図。
【図4】従来のスプライサの紙継ぎ工程を経時的に示す
流れ図。
【図5】本発明の一実施例のスプライサにおけるミルロ
ールスタンドの側面図。
【図6】その各アームの正面図。
【図7】そのミルロールスタンドの構造を模式的に示す
断面図。
【図8】そのミルロールスタンドのブレーキ装置の一例
を示す断面図。
【図9】さらに別のブレーキ装置の一例を示す簡略な断
面図。
【図10】本発明の一実施例の制御系を示すブロック
図。
【図11】左右のブレーキ装置を作動させる空圧回路の
一例を示す回路図。
【図12】その回路の紙継ぎ時(原紙径が大の場合)の
状態を示す回路図。
【図13】その回路の紙継ぎ時(原紙径が中の場合)の
状態を示す回路図。
【図14】その回路の紙継ぎ時(原紙径が小の場合)の
状態を示す回路図。
【図15】本発明に従うスプライス動作の一例を示す流
れ図。
【図16】図15の後半の流れをより具体的に示すフロ
ーチャート。
【図17】本発明に従うスプライス動作の後半を示す作
用説明図。
【図18】スプライサヘッドの一例を示す断面図。
【図19】スプライサヘッドの別の例を示す断面図。
【図20】原紙径を検出しない構成例を示す概念図。
【図21】減圧用のレギュレータを含まない構成例を示
す回路図。
【符号の説明】
1:現原紙 2、20:新原紙 3:原紙溜め部 5:両面テープ 6:カッター 8、80:スプライサヘッド 17:ミルロールスタンド 18:アーム 19:チャック 21:原紙径センサ 22:反射部 23:チャック回転軸 25:ディスクロータ 26:パッド 27:ブレーキ装置(27R、27L) 28:シリンダ 30:第1のレバー 31:第2のレバー 33:ピストンロッド 40:エアポンプ 41、42、45、46:電磁切換弁 43、44:減圧弁(レギュレータ) 51、55:ハウジング

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コルゲータにおいて段ボールシートを成
    形するために現に供給する原紙(以下、現原紙という)
    とその次に供給すべき原紙(以下、新原紙という)をそ
    れぞれ回転可能に支持するミルロールスタンドと、現原
    紙の紙継ぎ箇所に新原紙の紙端部を紙継ぎするために、
    新原紙の紙端部を保持させる原紙セット位置と新原紙の
    紙端部を現原紙に紙継ぎをする紙継ぎ位置との間で移動
    可能なスプライサヘッドとを備え、紙継ぎの必要なとき
    にはスプライサヘッドが原紙セット位置で新原紙の紙端
    部を保持し、これを前記紙継ぎ位置まで移動させてから
    現原紙に新原紙の紙端部を紙継ぎをすることにより供給
    対象を現原紙から新原紙に切り替えるコルゲータ用スプ
    ライサにおいて、 前記スプライサヘッドが新原紙の紙端部を保持して前記
    紙継ぎ位置まで移動する紙継ぎ準備時に、そのスプライ
    サヘッドの移動に伴う新原紙の繰出しを許容しつつ、そ
    の新原紙の繰出しに対し、前記スプライサヘッドから新
    原紙の紙端部が外れない範囲の抵抗を付与する紙継ぎ準
    備時抵抗手段を備えることを特徴とするコルゲータ用ス
    プライサ。
  2. 【請求項2】 コルゲータにおいて段ボールシートを成
    形するために現に供給する原紙(以下、現原紙という)
    とその次に供給すべき原紙(以下、新原紙という)をそ
    れぞれ回転可能に支持するミルロールスタンドと、現原
    紙の紙継ぎ箇所に新原紙の紙端部を紙継ぎするために、
    新原紙の紙端部を保持させる原紙セット位置と新原紙の
    紙端部を現原紙に紙継ぎをする紙継ぎ位置との間で移動
    可能なスプライサヘッドとを備え、紙継ぎの必要なとき
    にはスプライサヘッドが原紙セット位置で新原紙の紙端
    部を保持し、これを前記紙継ぎ位置まで移動させてから
    現原紙に新原紙の紙端部を紙継ぎをすることにより供給
    対象を現原紙から新原紙に切り替えるコルゲータ用スプ
    ライサにおいて、 前記ミルロールスタンドに設けられ、現原紙の繰出しに
    対し所定の抵抗を付与するブレーキ装置と、 そのブレーキ装置を、前記スプライサヘッドが新原紙の
    紙端部を保持して前記紙継ぎ位置まで移動する紙継ぎ準
    備時にも作動させ、かつその紙継ぎ準備時のブレーキ力
    は前記スプライサヘッドから新原紙の紙端部が外れない
    ように制御するブレーキ制御手段と、 を含むことを特徴とするコルゲータ用スプライサ。
  3. 【請求項3】 前記新原紙の径を検出する原紙径検出手
    段と、 その原紙径検出手段により検出される原紙径の大小に応
    じて紙継ぎ準備時抵抗力又はブレーキ力を制御する紙継
    ぎ準備時抵抗力又はブレーキ力制御手段を備える請求項
    1又は2記載のコルゲータ用スプライサ。
  4. 【請求項4】 前記紙継ぎ準備時抵抗力又はブレーキ力
    制御手段は、原紙径が大きい場合は小さい場合に比べて
    紙継ぎ準備時抵抗力又はブレーキ力が相対的に大きくな
    るように紙継ぎ準備時抵抗力又はブレーキ力を制御する
    請求項3記載のコルゲータ用スプライサ。
  5. 【請求項5】 請求項2の前記ブレーキ装置を作動させ
    る流体圧シリンダと、 その流体圧シリンダに流体圧を供給する流体圧回路と、 その流体圧回路に設けられた減圧手段としてのレギュレ
    ータと、 そのレギュレータを経る減圧回路系とこれを経ない通常
    回路系とに流体圧の経路を切り換える弁手段と、 通常運転時には前記通常回路系を経て前記ブレーキ装置
    の流体圧シリンダに所定の流体圧が作用し、前記紙継ぎ
    準備時には前記減圧回路系を経て前記通常運転時より低
    い流体圧が前記ブレーキ装置の流体圧シリンダに作用す
    るように、前記弁手段を切り換える回路制御手段とを備
    える請求項2記載のコルゲータ用スプライサ。
  6. 【請求項6】 請求項2に記載のブレーキ装置は一つの
    ミルロールスタンドに第1及び第2のブレーキと、それ
    ぞれのブレーキを作動させる第1及び第2の流体圧シリ
    ンダとを備え、更に前記通常運転時には第1及び第2の
    ブレーキを作動させ、前記紙継ぎ準備時には第1及び第
    2のブレーキの少なくとも一方を解放するブレーキ制御
    手段が設けられた請求項2記載のコルゲータ用スプライ
    サ。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007122725A1 (ja) * 2006-04-21 2007-11-01 Toyo Tire & Rubber Co., Ltd. 帯状材料の接続方法及び装置

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