JP2007261774A - タブ付きテープ貼付装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】タブ付きテープ貼付装置において、物体の外形誤差の影響を受けることなく、物体に貼付されるタブ付き粘着テープの前後端のタブ片の長さを均一化する。
【解決手段】貼付装置10は、タブ格納部18から送られるタブ基材16を所望寸法に切断形成したタブ片を、テープ格納部14から送られる粘着テープ12の粘着面12aに添着するタブ添着部22と、粘着テープにタブ片を添着したタブ付き粘着テープを切断して移動物体に貼付するテープ貼付部26とを備える。テープ貼付部26は、タブ添着部から送給されるタブ付き粘着テープのタブ片の通過を所定位置で検出するタブ検出部106と、タブ付き粘着テープの粘着テープとタブ片とを一括切断するテープ切断刃108と、タブ検出部からのタブ片通過検出信号に従い、テープ切断刃を駆動して、タブ片を2つに分断する指定位置で、タブ付き粘着テープを切断させるテープ切断刃駆動部110とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、粘着面に非粘着性のタブ部分を有するタブ付き粘着テープを、所定方向へ移動する物体に自動貼付するタブ付きテープ貼付装置に関する。
段ボール箱等の物体に、例えば梱包や封緘の目的で粘着テープを貼付する場合、貼付された粘着テープの開封時の除去を容易にするために、予め粘着テープの粘着面に非粘着性のタブ(すなわちつまみ)部分を局部的に形成することが知られている。例えば特許文献1は、粘着テープの粘着面に別体のタブ片を自動的に添着してタブ部分と成し、タブ片を添着した粘着テープ(本願でタブ付き粘着テープと称する)を所定方向へ移動する物体に自動貼付するタブ付きテープ貼付装置を開示する。このタブ付きテープ貼付装置は、段ボール箱等の物体の自動梱包機において使用できるものである。
特許文献1に開示されるタブ付きテープ貼付装置は、ウェブ状の粘着テープを連続送給可能に格納するテープ格納部と、ウェブ状のタブ基材を連続送給可能に格納するタブ格納部と、タブ格納部から送給されるタブ基材を所望寸法に切断してタブ片を生成するとともに、テープ格納部から送給される粘着テープの粘着面のテープ送給方向所望位置にタブ片を添着するタブ添着部と、粘着テープの粘着面にタブ片を添着したタブ付き粘着テープを、タブ片を分断する位置で切断して、所定方向へ移動する物体に貼付するテープ貼付部とを備えて構成される。テープ格納部、タブ格納部、タブ添着部及びテープ貼付部の構成要素群は、フレーム体に支持されてユニット化される。
タブ添着部は、タブ基材に接触して回転することでタブ格納部からタブ基材を送給させるタブ送りローラと、タブ送りローラのタブ送給方向下流側に配置され、タブ格納部から送給されたタブ基材を切断するタブ切断刃と、タブ切断刃のタブ送給方向下流側に配置され、タブ切断部で切断されて生成されたタブ片を、テープ格納部から送給される粘着テープの粘着面に添着するタブ添着ローラとを備える。タブ送りローラは、エアシリンダ装置の直動ロッドにワンウェイクラッチを介して連結される。したがってタブ送りローラは、エアシリンダ装置のロッド動作に伴い一方向へ回転して、タブ格納部からタブ基材を引き出す。また、タブ切断刃及びタブ添着ローラは、支軸中心に揺動可能な共通の揺動プレートに支持され、この揺動プレートが、タブ送りローラの駆動源であるエアシリンダ装置の直動ロッドに連結される。したがってタブ切断刃とタブ添着ローラとは、エアシリンダ装置のロッド動作に伴い、互いに同期してタブ基材及びタブ片にそれぞれ接近し、タブ基材を切断すると同時にタブ片を粘着テープに添着する。
タブ添着部の共通駆動源であるエアシリンダ装置は、タブ付きテープ貼付装置に向かって搬送される物体の所定位置通過を検出する物体センサが、検出信号を出力したと同時に起動する。そして、エアシリンダ装置の起動(具体的には直動ロッドの引込動作)に伴い、タブ切断刃が、予めタブ送りローラから所定長さだけ送り出されていたタブ基材を切断してタブ片を生成し、それと同時に、タブ添着ローラがタブ片を粘着テープに添着する。この間、タブ送りローラは、ワンウェイクラッチの作用により回転しない。その後、エアシリンダ装置の直動ロッドの突出動作(すなわちタブ切断刃及びタブ添着ローラの退避動作)に伴い、タブ送りローラが所定角度回転して、次のタブ片生成のために、タブ基材を所定長さだけ送り出した状態を維持する。
テープ貼付部は、フレーム体に移動可能に支持される連動式の一対のローラアームにそれぞれ設けられる貼付ローラ及びバフィングローラと、フレーム体に揺動可能に支持されるカッターアームに設けられ、貼付ローラとバフィングローラとの間に可動式に配置されるテープ切断刃とを備える。これら貼付ローラ、バフィングローラ及びテープ切断刃は、平常時はいずれもばね付勢力下でフレーム体の下端から突出して配置され、外力によりばね付勢力に抗してフレーム体に引き込まれるようになっている。
タブ添着部を通過したタブ付き粘着テープは、その先端領域が粘着面を外側に向けて貼付ローラ上に配置され、貼付作業を待機する。貼付作業に際しては、タブ付きテープ貼付装置に向かって前進する物体の前端面が、最初に貼付ローラに衝突すると、貼付ローラは、物体前端面にタブ付き粘着テープの先端領域を貼付するとともに、バフィングローラと連動してフレーム体に引き込まれる。物体がさらに前進することで、カッターアームが物体頂面に押されてテープ切断刃と共にフレーム体に引き込まれ、その状態で、貼付ローラ及びバフィングローラによりタブ付き粘着テープが物体頂面に貼付される。この間、タブ付き粘着テープは、物体の移動に伴って、粘着テープがテープ格納部から連続的に引き出され、その粘着テープの適宜位置に、タブ添着部が物体センサからの物体通過検出信号に従いタブ片を添着したものとなっている。
物体がカッターアームの下方を通過し終わると、カッターアームが物体頂面による支持から解放されてばね付勢力下で初期突出位置へ復帰し、その復帰動作に伴いテープ切断刃がタブ付き粘着テープを、タブ片を分断する位置で切断する。さらに物体が前進してバフィングローラを通り過ぎると、バフィングローラは、それ自体の初期突出位置への復帰動作に伴い、物体の後端面に、切断されたタブ付き粘着テープの後端領域を貼付する。このようにして物体に貼付されたタブ付き粘着テープの後端には、分断されたタブ片の半体が添着されている。また、分断されたタブ片の他の半体は、次の物体に貼付される後続のタブ付き粘着テープの前端に添着されている。なお、このようなテープ貼付部の構成は、特許文献2に、さらに詳細に開示されている。
特開平10−16922号公報 特開平6−40644号公報
上記特許文献1に記載されるタブ付きテープ貼付装置は、タブ付きテープ貼付装置に向かって移動する物体の所定位置通過を物体センサが検出したときに、タブ添着部の共通駆動源であるエアシリンダ装置が起動して、タブ切断刃がタブ基材を切断すると同時にタブ添着ローラがタブ片を粘着テープに添着するように構成されている。ここで、物体センサは、物体の搬送経路の上方に設置されて、物体の移動方向後端面の通過を検出するようになっている。したがって、物体の後端面が膨出状に変形していたり物体頂面の後端面に隣接する部位に段差が生じていたりすると、そのような膨出部分や段差を物体センサが検出してしまい、結果として、本来検出されるべき物体後端面の通過(すなわち後端面と頂面との交差隅部の通過)よりも、時間的に前後いずれかにずれたタイミングで、物体通過検出信号が出力されることになる。なお、このような物体の外形のばらつきは、物体が段ボール箱である場合に、比較的容易に発生する傾向がある。
また、上記したタブ付きテープ貼付装置では、タブ切断刃とテープ切断刃との相対位置関係、及び物体センサとテープ切断刃との相対位置関係は、物体センサが物体後端面の通過を正確に検出してタブ片が粘着テープに添着されたときに、テープ切断刃がテープ送給方向に見てタブ片の実質的中央でタブ付き粘着テープを切断できるような、予め定めた関係性の下に設定されている。ここで、タブ切断刃の切断動作は、上記したように物体センサによる物体通過検出信号に依存して始動する。他方、テープ切断刃は、カッターアームの下端面が物体の頂面から脱離した瞬間(つまりカッターアーム下端面が物体の頂面と後端面との交差隅部を通過した瞬間)に、ばね付勢力により切断動作を開始する。したがって、上記したように物体センサによる物体通過検出信号の出力タイミングに誤差が生じると、粘着テープに対するタブ片の添着位置にも誤差が生じ、結果としてテープ切断刃が、テープ送給方向に見てタブ片の実質的中央から前後いずれかにずれた位置で、タブ付き粘着テープを切断することになる。その結果、物体に貼付されたタブ付き粘着テープの前端及び後端に、互いに長さ(すなわちテープ送給方向寸法)の異なるタブ片(分断された半体)が設けられる。
例えば物体が段ボール箱等の梱包体である場合、物体を開梱する際に、物体に貼付されたタブ付き粘着テープをロボット等の自動機械によって剥がす自動開梱システムが知られている。このような自動開梱システムでは、タブ付き粘着テープの前端及び後端に設けたタブ片の長さにばらつきが生じていると、安定した開梱作業を実行することが困難になる恐れがある。また、透明度の高い粘着テープに対して色違いのタブ片を添着した場合などは、タブ付き粘着テープの前後端のタブ片の長さが互いに異なっていると、外観上、好ましくないこともある。
本発明の目的は、タブ付き粘着テープを物体に自動貼付するタブ付きテープ貼付装置において、物体の外形が基準形状から逸脱している場合にも、そのような外形誤差の影響を受けることなく、物体に貼付されるタブ付き粘着テープの前端及び後端に設けられるタブ片の長さを均一化できる、タブ付きテープ貼付装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、ウェブ状の粘着テープを連続送給可能に格納するテープ格納部と、ウェブ状のタブ基材を連続送給可能に格納するタブ格納部と、タブ格納部から送給されるタブ基材を所望寸法に切断してタブ片を生成するとともに、テープ格納部から送給される粘着テープの粘着面の所望位置にタブ片を添着するタブ添着部と、粘着テープの粘着面にタブ片を添着したタブ付き粘着テープを、タブ片を分断する位置で切断して、所定方向へ移動する物体に貼付するテープ貼付部とを具備するタブ付きテープ貼付装置において、テープ貼付部は、タブ添着部を経て送給されるタブ付き粘着テープの、タブ片の通過を、タブ添着部のテープ送給方向下流側の所定位置で検出するタブ検出部と、タブ付き粘着テープの粘着テープとタブ片とを一括切断する可動式のテープ切断刃と、タブ検出部から出力されるタブ片の通過検出信号に従い、テープ切断刃を駆動して、タブ片を分断する指定位置で、タブ付き粘着テープを切断させるテープ切断刃駆動部と、を具備することを特徴とするタブ付きテープ貼付装置を提供する。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のタブ付きテープ貼付装置において、テープ貼付部は、タブ検出部が通過検出信号を出力してから指定時間が経過した後にテープ切断刃がタブ付き粘着テープを切断するように、テープ切断刃駆動部を制御するテープ切断制御部をさらに具備する、タブ付きテープ貼付装置を提供する。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載のタブ付きテープ貼付装置において、テープ切断制御部は、タブ片をテープ送給方向に見て二等分する指定位置で、テープ切断刃がタブ付き粘着テープを切断するように、テープ切断刃駆動部を制御する、タブ付きテープ貼付装置を提供する。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれか1項に記載のタブ付きテープ貼付装置において、テープ切断刃駆動部は、テープ切断刃を、タブ付き粘着テープを切断する切断位置に向けて弾性的に付勢する付勢部材と、付勢部材の弾性的付勢力に抗してテープ切断刃を、タブ付き粘着テープから離れる待機位置に保持する保持部材とを備え、保持部材の保持作用を解除することにより、付勢部材の弾性的付勢力下で、テープ切断刃にタブ付き粘着テープを切断させる、タブ付きテープ貼付装置を提供する。
請求項5に記載の発明は、請求項1〜4のいずれか1項に記載のタブ付きテープ貼付装置において、タブ添着部は、タブ基材に接触して回転することでタブ格納部からタブ基材を送給させるタブ送りローラと、タブ送りローラを回転駆動する送りローラ駆動部と、タブ送りローラのタブ送給方向下流側に配置され、タブ格納部から送給されたタブ基材を切断する可動式のタブ切断刃と、送りローラ駆動部から独立してタブ切断刃を駆動するタブ切断刃駆動部とを具備する、タブ付きテープ貼付装置を提供する。
請求項6に記載の発明は、請求項5に記載のタブ付きテープ貼付装置において、タブ添着部は、タブ切断刃のタブ送給方向下流側に配置され、タブ切断刃により切断されて生成されたタブ片を、テープ格納部から送給される粘着テープの粘着面に添着する可動式のタブ添着部材と、送りローラ駆動部及びタブ切断刃駆動部の双方から独立してタブ添着部材を駆動する添着部材駆動部とをさらに具備する、タブ付きテープ貼付装置を提供する。
請求項7に記載の発明は、請求項6に記載のタブ付きテープ貼付装置において、タブ添着部は、タブ切断刃のタブ送給方向下流側でタブ添着部材に当接可能に対向配置され、テープ格納部から送給される粘着テープを背面支持するテープ支持部材と、テープ支持部材とタブ添着部材との相対位置を調整する調整機構とをさらに具備する、タブ付きテープ貼付装置を提供する。
請求項8に記載の発明は、請求項5〜7のいずれか1項に記載のタブ付きテープ貼付装置において、タブ添着部は、タブ送りローラのタブ送給方向上流側に配置され、タブ格納部から送給されるタブ基材の送り量を測定するタブ測長部をさらに具備し、送りローラ駆動部は、タブ測長部が測定するタブ基材の送り量に基づいて動作する電動機を備える、タブ付きテープ貼付装置を提供する。
請求項1に記載の発明によれば、テープ貼付部は、タブ検出部から出力されるタブ片の通過検出信号に従い、テープ切断刃駆動部がテープ切断刃を駆動することで、タブ片を2つに分断する指定位置で、タブ付き粘着テープを切断することができる。つまり、テープ切断刃の切断動作は、タブ検出部によるタブ片の通過検出に依存することになる。したがって、物体の外形が基準形状(例えば直方体形状)から逸脱している場合にも、そのような外形誤差の影響を受けることなく、物体に貼付されるタブ付き粘着テープの前端及び後端に、同一長さのタブ片(分断された半体)を確実に設けることができる。或いは、要求に応じて、物体に貼付されたタブ付き粘着テープの前端及び後端に、意図的に異なる長さのタブ片(分断された半体)を設けることもできる。
請求項2に記載の発明によれば、タブ片の長さ、タブ検出部からテープ切断刃に至るテープ送給経路の距離、及び物体の搬送速度(すなわち粘着テープの送給速度)に基づいて、適宜設定した指定時間を、テープ切断制御部に指定することで、テープ切断刃によるタブ片の分断位置を自在に指定できる。
請求項3に記載の発明によれば、物体に貼付されるタブ付き粘着テープの前端及び後端に、同一長さのタブ片(分断された半体)が設けられる。
請求項4に記載の発明によれば、タブ片を有さない粘着テープを物体に貼付することが要求される場合に、保持部材の保持作用を常に解除状態にしておき、付勢部材のみによってテープ切断刃を駆動する構成とすることで、容易に対応できる。
請求項5に記載の発明によれば、タブ基材を送給するためのタブ送りローラと、タブ基材を切断するためのタブ切断刃とが、それぞれ互いに独立した送りローラ駆動部とタブ切断刃駆動部とにより駆動されるので、タブ基材から切断形成されるタブ片の寸法を高精度に一定化できる。
請求項6に記載の発明によれば、互いに独立したタブ切断刃駆動部と添着部材駆動部とを備えることで、タブ切断刃から独立してタブ添着部材の位置を調整して、作製されるタブ付き粘着テープのタブ片の形態を適宜変更したり、タブ切断刃による切断タイミングとタブ添着部材による添着タイミングとを、互いに独立して適当に調整したりすることができる。
請求項7に記載の発明によれば、テープ支持部材とタブ添着部材との相対位置を調整することで、作製されるタブ付き粘着テープのタブ片の形態を適宜変更できる。
請求項8に記載の発明によれば、タブ測長部と電動機とにより、タブ送りローラの回転角度(すなわちタブ基材の送り量)を高精度に制御でき、結果として、タブ切断刃により所定長さのタブ片を高精度に切断形成できる。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態を詳細に説明する。全図面に渡り、対応する構成要素には共通の参照符号を付す。
図1は、本発明の一実施形態によるタブ付きテープ貼付装置10(以下、貼付装置10と略称する)を、その主要部の構成を明示するべく一部省略して模式図的に示す正面図、図2〜図6は、貼付装置10の幾つかの主要構成要素を個別に模式図的に示す図、図7及び図8は、貼付装置10による物体Cへのタブ付き粘着テープの貼付作業を概観的に示す図、図9及び図10は、貼付装置10を用いてタブ付き粘着テープを表面所定位置に貼付した物体Cを示す図である。貼付装置10は、段ボール箱等の物体の自動梱包機において使用できるものであるが、本発明に係るタブ付きテープ貼付装置の用途はこれに限定されない。
図1に示すように、貼付装置10は、ウェブ状の粘着テープ12を連続送給可能に格納するテープ格納部14と、ウェブ状のタブ基材16を連続送給可能に格納するタブ格納部18と、タブ格納部18から送給されるタブ基材16を所望寸法に切断してタブ片20(図9)を生成するとともに、テープ格納部14から送給される粘着テープ12の粘着面12aのテープ送給方向所望位置にタブ片20を添着するタブ添着部22と、粘着テープ12の粘着面12aにタブ片20を添着したタブ付き粘着テープ24(図9)を、タブ片20を分断する位置で切断して、所定方向へ移動する物体C(図7)に貼付するテープ貼付部26とを備える。テープ格納部14、タブ格納部18、タブ添着部22及びテープ貼付部26の、それぞれの構成要素群は、共通のフレーム体28に支持されてユニット化される。
テープ格納部14は、片面(粘着面12a)に粘着剤(感圧接着剤)層を有した粘着テープ12を、粘着面12aを内向きにしたロール体として担持するテープリール30と、テープリール30に担持された粘着テープ12の最外面に圧力下で当接されるテープガイドローラ32とを備える。テープリール30は、フレーム体28の上方へ延設される支柱34の上端に、受動回転可能に設置される。粘着テープ12は、その非粘着面でテープガイドローラ32を部分的に取り巻いてロール体から分離され、テープリール30の下方に位置するテンションローラ36を経て、タブ添着部22に送られる。後述するテープ貼付工程において、粘着テープ12は、長手方向前端に向かう張力を受けることにより、テープリール30上のロール体から連続的に引き出され、タブ添着部22及びテープ貼付部26に順次、連続的に送給される(テープ送給方向を矢印αで示す)。
タブ格納部18は、紙、樹脂フィルム、布帛、スポンジ等の、単一体又は複合体からなるタブ基材16を、ロール体として担持するタブリール38を備える。タブリール38は、フレーム体28の上方へ延設される支持板40の上端に、受動回転可能に設置される。タブ基材16は、タブリール38の下方に位置するタブガイドローラ42を経て、タブ添着部22に送られる。後述するテープ貼付工程において、タブ基材16は、タブ送り機構(後述する)の作動により所望時期に、タブリール38上のロール体から所望長さだけ引き出されて、タブ添着部22に送給される(タブ送給方向を矢印βで示す)。
タブ添着部22は、タブ基材16に接触して回転することでタブ格納部18からタブ基材16を送給させるタブ送りローラ44と、タブ送りローラ44を回転駆動する送りローラ駆動部46と、タブ送りローラ44のタブ送給方向下流側に配置され、タブ格納部18から送給されたタブ基材16を切断する可動式のタブ切断刃48と、送りローラ駆動部46から独立してタブ切断刃48を駆動するタブ切断刃駆動部50とを備える。タブ送りローラ44は、その回転軸44aが、支持板40(図3に一対の支持板40を示す)に回動自在に両端支持される。
図2及び図3に示すように、タブ添着部22には、タブ送りローラ44に対して平行に、タブ送りローラ44と略同一構造の補助送りローラ52が隣接配置される。タブ送りローラ44と補助送りローラ52とは、それぞれの回転軸44a、52aに固定された歯車54、56を介して、互いに連動可能に連結される。したがって、送りローラ駆動部46が作動すると、タブ送りローラ44と補助送りローラ52とは、それぞれの回転軸44a、52aを中心に互いに反対方向へ同期して回転する。
補助送りローラ52は、その回転軸52aが、一対のレバー58に回動自在に両端支持される。それらレバー58は、個々にばね等の弾性部材60(図2に1つの弾性部材60を示す)を介して支持板40に揺動可能に取り付けられる。タブ送りローラ44と補助送りローラ52とは、一対の弾性部材60の弾性的付勢力下で、それぞれの外周面44b、52b同士が相互に押圧力を加える位置に配置される(図3)。タブ送りローラ44と補助送りローラ52との間には、タブ基材16を所定の送給経路に沿って案内するタブガイド62が、支持板40上に固定的に設置される。タブ送りローラ44と補助送りローラ52とは、タブガイド62に設けた貫通穴(図示せず)を通して、両者の外周面44b、52bを互いに当接可能に配置する。
タブ格納部18から送給されたタブ基材16は、タブガイド62内の通路(図示せず)に導入され、タブ送りローラ44及び補助送りローラ52の外周面44b、52bの間に、弾性部材60の付勢力下で挟持される。この状態で、送りローラ駆動部46が作動することにより、タブ送りローラ44と補助送りローラ52とが同期して回転して、両者間に挟持したタブ基材16をタブ格納部18から引き出す。したがって、タブ基材16は、送りローラ駆動部46が作動している間、タブ格納部18からタブ添着部22に連続的に送給される。なお、補助送りローラ52が回転軸52aの両端に連結した一対の弾性部材60によってタブ送りローラ44に接触する方向へ付勢される上記構成により、タブ基材16は、タブ送りローラ44と補助送りローラ52との間に一様な圧力下で挟持され、皺や滑りを生じることなく安定して送給される。また、タブ基材16とタブ送りローラ44及び補助送りローラ52との接触面積を拡大するために、両ローラ44、52の外周面44b、52bを含む部分を、ウレタンライニングで形成することが有利である。
タブ添着部22は、タブ送りローラ44のタブ送給方向上流側に配置され、タブ格納部18から送給されるタブ基材16の送り量を測定するタブ測長部64をさらに備える。図2及び図4に示すように、タブ測長部64は、タブ送りローラ44の回転軸44aに平行に配置される回転軸66aを介して支持板40に回動自在に支持される測長ローラ66と、支持板40上の所定位置で測長ローラ66の軸線方向一端面に対向配置される近接センサ68とを備える。測長ローラ66の軸線方向一端面には、ボルト等からなる金属製の突起70が、近接センサ68に対向可能な所定の周方向位置に、所望個数、固定的に設置される。
タブ格納部18からタブ添着部22に送給されるタブ基材16は、第2のタブガイドローラ72を経た後、測長ローラ66を部分的に取り巻いて、タブガイド62に送られる。送りローラ駆動部46の作動によりタブ基材16が送給方向βへ走行すると、測長ローラ66は、その外周面66bがタブ基材16に密着することで、タブ基材16に引き摺られて回転する。この間、近接センサ68が、測長ローラ66の回転に伴って回転方向へ移動する突起70を感知することで、測長ローラ66の回転角度(すなわちタブ基材16の送り量)が測定される。
例えば、測長ローラ66に1個の突起70が設けられている場合、近接センサ68により測長ローラ66の1回転(360°)が検出されるので、測長ローラ66の外周面66bの周方向全長(円周)に相当するタブ基材16の送り量を測定することができる。また、測長ローラ66に周方向等間隔配置で2個の突起70が設けられている場合、近接センサ68により測長ローラ66の1/2回転(180°)が検出されるので、測長ローラ66の外周面66bの周方向全長(円周)の半分に相当するタブ基材16の送り量を測定することができる。このように、測長ローラ66の直径や突起70の個数を適当に選択することにより、測定するタブ基材16の送り量を多様に設定することができる。なお、タブ基材16の送り量の測定精度を高めるために、測長ローラ66の外周面66bを含む部分を、滑りを防止可能なゴムライニングで形成することが有利である。
送りローラ駆動部46は、タブ測長部64が測定するタブ基材16の送り量に基づいて動作する電動機74を備える(図4)。具体的には、電動機74は、近接センサ68が突起70の検出信号を出力したときに、動作を停止するように、タブ送り制御部76によって制御される。つまり、後述するように、電動機74は、起動指令を受けてタブ送りローラ44の駆動を開始した後、タブ基材16に引き摺られて回転する測長ローラ66の突起70を近接センサ68が感知した瞬間に、タブ送りローラ44の駆動を終了する。それにより、予め定めた送り量のタブ基材16が、タブ送りローラ44の下流側のタブ切断刃48に送られる。
送りローラ駆動部46が電動機74を備える上記構成により、タブ送りローラ44の回転角度(すなわちタブ基材16の送り量)を高精度に制御でき、結果として、タブ切断刃48により所定長さのタブ片20(図9)を高精度に切断形成することができる。ここで、タブ送り制御部76が電動機74に対し、インバータを用いた可変速度制御を実行することにより、タブ送りローラ44の回転速度を容易に最適化できるとともに、タブ送りローラ44の回転開始及び回転停止に際し、それぞれ加速期間及び減速期間を設けることができるので、タブ基材16に対するタブ送りローラ44(及び補助送りローラ52)の滑りを効果的に防止して、タブ基材16の送り量をさらに高精度に制御できる。
図2に示すように、タブ切断刃48は、いわゆるギロチン刃状の刃先を有し、タブガイド62のタブ出口の直下の位置に、往復移動可能に配置される。タブ切断刃駆動部50は、送りローラ駆動部46の制御系とは異なる制御系で制御されるエアシリンダ装置78を備える。エアシリンダ装置78は、支持板40上の所定位置に支持され、タブ切断刃48が、エアシリンダ装置78の直動ロッドに固定されて、直動ロッドの往復動作に伴い、タブガイド62から送出されたタブ基材16に対して往復移動する。
このように、タブ基材16を送給するためのタブ送りローラ44と、タブ基材16を切断するためのタブ切断刃48とが、それぞれ互いに独立した送りローラ駆動部46とタブ切断刃駆動部50とにより駆動される構成とすることで、タブ基材16から切断形成されるタブ片20の寸法を高精度に一定化できる利点が得られる。
支持板40上には、タブガイド62から送出されたタブ基材16を挟んでタブ切断刃48に対向する位置に、タブ切断刃48と同様のギロチン刃状の刃先を有する固定刃80が、取付台82を介して固定的に設置される。固定刃80は、エアシリンダ装置78の直動ロッドの往動時に、タブ切断刃48と鋏式に協働して、タブガイド62から送出されたタブ基材16を切断する。タブ基材16が完全に切断されて所定長さのタブ片20が形成された時点で、エアシリンダ装置78の直動ロッドが復動して、タブ切断刃48が固定刃80から離間する初期位置へ復帰する。タブ切断刃48及び固定刃80の刃先をギロチン刃状にしたことにより、タブ基材16を切断して形成されるタブ片20(図9(b))は、タブ付き粘着テープ24を作製したときに、粘着テープ12を透過して視認可能な端縁20aが直線状になるので、外観上の利点が得られる。
図1及び図2に示すように、タブ添着部22はさらに、タブ切断刃48のタブ送給方向下流側に配置され、タブ切断刃48により切断されて生成された所定長さのタブ片20(図9)を、テープ格納部14から送給される粘着テープ12の粘着面12aに添着する可動式のタブ添着部材84と、送りローラ駆動部46及びタブ切断刃駆動部50の双方から独立してタブ添着部材84を駆動する添着部材駆動部86とを備える。さらに、タブ添着部22には、タブ切断刃48のタブ送給方向下流側でタブ添着部材84に当接可能に対向配置され、テープ格納部14から送給される粘着テープ12をその背面(非粘着面)12b側で支持するテープ支持部材88と、タブ添着部材84とテープ支持部材88との相対位置を調整する調整機構90とが設けられる。
タブ添着部材84は、タブ送りローラ44の回転軸線に平行な回転軸線を有するローラから構成され、タブ切断刃48の下方に適当な距離を空けて、往復移動可能に配置される。添着部材駆動部86は、送りローラ駆動部46の制御系とは異なる制御系で制御される第2のエアシリンダ装置92を備える。エアシリンダ装置92は、支持板40上の所定位置に支持され、タブ添着部材84が、エアシリンダ装置92の直動ロッドに固定されて、直動ロッドの往復動作に伴い、タブガイド62から送出されたタブ基材16に対して往復移動する。
テープ支持部材88は、タブ送りローラ44の回転軸線に平行な回転軸線を有するローラから構成され、タブガイド62から送出されたタブ基材16を挟んでタブ添着部材84に対向する位置に、支持板40上で回動自在に設置される。テープ格納部14からタブ添着部22に送給される粘着テープ12は、粘着面12aを外側に向けた状態で、テープ支持部材88を部分的に取り巻いて、タブ添着部材84の下方に位置するテープガイドローラ94に送られる。それにより、粘着テープ12は、テープ支持部材88とテープガイドローラ94との間で、粘着面12aがタブ添着部材84に対向する状態に保持される。
後述するように物体Cへのタブ付き粘着テープ24の貼付に伴って粘着テープ12が送給方向αへ走行すると、テープ支持部材88は、その外周面88aが粘着テープ12の背面12bに密着することで、粘着テープ12に引き摺られて回転する。その状態で、添着部材駆動部86のエアシリンダ装置92の直動ロッドが往動すると、タブ切断刃48によりタブ基材16から所定長さに切断形成されたタブ片20が、タブ添着部材84によって、テープ支持部材88に背面支持された粘着テープ12の粘着面12aに押し付けられて添着される。タブ片20がその全長に渡って粘着テープ12に添着される間、タブ添着部材84はテープ支持部材88と共に粘着テープ12に引き摺られて回転する。タブ片20の全体が粘着テープ12に添着された時点で、エアシリンダ装置92の直動ロッドが復動して、タブ添着部材84がテープ支持部材88から離間する初期位置へ復帰する。
調整機構90は、添着部材駆動部86のエアシリンダ装置92を支持板40に位置調整可能に取り付けるための、支持板40に設けられた長穴から構成される。エアシリンダ装置92は、調整機構(長穴)90と協働するボルト(図示せず)によって支持板40に取り付けられ、ボルトを緩めることにより、調整機構(長穴)90が規定する範囲内で、タブ切断刃駆動部50のエアシリンダ装置78に接近又は離反する方向へ変位できる。このようなエアシリンダ装置92の取付位置の変更により、タブ添着部材84とテープ支持部材88との相対位置が、テープ支持部材88とテープガイドローラ94との間での粘着テープ12の送給方向に略平行な方向へ調整される。
タブ添着部材84とテープ支持部材88との相対位置を適当に調整することにより、後述する手順で粘着テープ12に添着されるタブ片20に、所望方向への巻き癖を付与したり、そのような巻き癖を排除したりすることができる。例えば、図2に示す相対位置(タブ添着部材84がテープ支持部材88よりも僅かに下方に位置する)では、図10(a)に示すように、物体Cに貼付されたタブ付き粘着テープ24の前後両端に、巻き癖の無い平坦なタブ片20の領域が設けられる。また、図2の相対位置に比して、タブ添着部材84をタブ切断刃48に接近する方向へ変位させて配置すると、図10(b)に示すように、物体Cに貼付されたタブ付き粘着テープ24の前後両端に、外面が凹状に湾曲する巻き癖を有するタブ片20の領域が設けられる。また、図2の相対位置に比して、タブ添着部材84をタブ切断刃48から離反する方向へ変位させて配置すると、図10(c)に示すように、物体Cに貼付されたタブ付き粘着テープ24の前後両端に、外面が凸状に湾曲する巻き癖を有するタブ片20の領域が設けられる。
上記したタブ片20の巻き癖の有無は、タブ付き粘着テープ24を貼付した物体Cの外観に対する要求や、タブ付き粘着テープ24を剥がす自動開梱システムの作業上の要求に応じて、適宜選択される。このように、貼付装置10では、タブ切断刃駆動部50と添着部材駆動部86とが、互いに異なるエアシリンダ装置78、90をそれぞれ備えることにより、タブ切断刃48から独立してタブ添着部材84の位置を調整でき、以って、作製されるタブ付き粘着テープ24のタブ片20の形態を適宜変更することができる。
タブ切断刃駆動部50と添着部材駆動部86とは、通常は、それぞれのエアシリンダ装置78、92が同時に起動して、タブ切断刃48がタブ基材16を切断してタブ片20を形成すると同時に、タブ添着部材84がタブ片20を粘着テープ12に添着し始めるように制御される。このようなタイミングでタブ切断刃駆動部50と添着部材駆動部86とを制御することにより、連続走行する粘着テープ12に所定長さのタブ片20を安定して添着できることが、実験により判明している。ここで、両エアシリンダ装置78、92の起動信号は、図7及び図8に示すように、貼付装置10に向かう物体Cの搬送経路Pの途中に設置されて、物体Cの所定位置通過を検出する物体センサ96によって得られる。
物体センサ96は、例えば光学式の近接センサからなり、物体Cの搬送経路Pの上方に設置されて、物体Cの移動方向後端面Crの所定位置通過を検出するようになっている。タブ切断刃駆動部50及び添着部材駆動部86には、物体センサ96から出力される物体検出信号に従って、それぞれのエアシリンダ装置78、92を起動させるタブ添着制御部98が付設される。タブ添着制御部98は、例えばエアシリンダ装置78、92に個別に接続される電磁弁を含み、物体センサ96が物体検出信号を出力したと同時に、両エアシリンダ装置78、92を同期して起動させる(図8)。或いは後述するように、タブ添着制御部98は、物体センサ96が物体検出信号を出力してから指定時間経過した後に、両エアシリンダ装置78、92を同期して起動させることもできる。
上記構成において、物体Cの搬送速度や粘着テープ12及びタブ基材16の材質等によっては、タブ切断刃48によるタブ基材16の切断とタブ添着部材84によるタブ片20の添着とを、異なるタイミングで遂行することが望ましい場合が生じ得る。このような要求に対しても、貼付装置10では、タブ切断刃48及びタブ添着部材84の駆動源として、互いに異なるエアシリンダ装置78、92を用いているので、タブ切断刃48による切断タイミングとタブ添着部材84による添着タイミングとを、互いに独立して適当に調整することができる。
また、上記構成においては、図2に示すように、タブ基材16の切断及びタブ片20の添着を安定化させる目的で、タブガイド62と固定刃取付台82との双方に、タブ基材16に生じる静電気を抑制するための空気の吹き出し口100を設けることが有利である。吹き出し口100から吹き出される空気は、タブ基材16を粘着テープ12から離隔させる方向に作用し、タブ基材16が静電気等により粘着テープ12に接触して、意図しない添着を生じることを未然に防止する。なお、タブ切断刃駆動部50及び添着部材駆動部86はいずれも、エアシリンダ装置78、92に代えて、油圧シリンダ装置、モータ/カム機構、電磁ソレノイド等の、他の駆動装置を備えることもできる。
タブ添着部22により粘着テープ12の所定位置にタブ片20が添着されたタブ付き粘着テープ24は、一対のテンションローラ102、104(図2)を通って、テープ貼付部26に送られる。図1及び図5に示すように、テープ貼付部26は、タブ添着部22を経て送給されるタブ付き粘着テープ24の、タブ片20の通過を、タブ添着部22のテープ送給方向下流側の所定位置で検出するタブ検出部106と、タブ付き粘着テープ24の粘着テープ12とタブ片20とを一括切断する可動式のテープ切断刃108と、タブ検出部106から出力されるタブ片20の通過検出信号に従い、テープ切断刃108を駆動して、タブ片20を2つに分断する指定位置で、タブ付き粘着テープ24を切断させるテープ切断刃駆動部110とを備える。
テープ貼付部26はさらに、物体Cの表面にタブ付き粘着テープ24を圧力下で貼付するための転動可能な貼付ローラ112及びバフィングローラ114を備える。これら貼付ローラ112及びバフィングローラ114は、フレーム体28に移動可能に支持されて互いに連動する第1及び第2のローラアーム116、118の先端に、それぞれ回動自在に設置される。また、テープ切断刃108は、フレーム体28に揺動可能に支持されるカッターアーム120に設置され、貼付ローラ112とバフィングローラ114との間の位置に可動式に配置される。これらテープ切断刃108、貼付ローラ112及びバフィングローラ114は、平常時はいずれもばね付勢力下でフレーム体28の下端から突出して配置され、外力によりばね付勢力に抗してフレーム体28に引き込まれるようになっている。
ここで、テープ貼付部26によるタブ付き粘着テープ24の貼付作業の概略を、図7及び図8を参照して説明する。なお、貼付作業開始時には、テープ格納部14から引き出された粘着テープ12が、まだタブ片20を添着していない状態で、所定のテープ送給経路に沿って配置されるとともに、粘着テープ12の先端領域が、その粘着面12aを外側に向けて貼付ローラ112上に置かれ、貼付作業を待機するものとする(図7)。
まず、貼付装置10に向かって前進する物体Cの前端面Cfが、最初に貼付ローラ112に衝突すると、貼付ローラ112は、物体前端面Cfに粘着テープ12の先端領域を貼付するとともに、バフィングローラ114と連動してフレーム体28に引き込まれる。物体Cがさらに前進することで、カッターアーム120がその末端120aで物体頂面Ctに押されてテープ切断刃108と共にフレーム体28に引き込まれ、その状態で、貼付ローラ112及びバフィングローラ114により粘着テープ12が物体頂面Ctに貼付される。この間、粘着テープ12は、物体Cの移動に伴ってテープ格納部14から連続的に引き出される。そして、物体センサ96が物体通過を検出したと同時に、前述したようにタブ添着部22により、粘着テープ12の粘着面12aの適宜位置にタブ片20が添着されて、タブ付き粘着テープ24が形成される(図8)。
その後、物体Cがカッターアーム120の下方を通過し終わると、カッターアーム120が物体頂面Ctによる支持から解放される。ここで貼付装置10では、この物体頂面Ctによるカッターアーム120の支持解除とは無関係に、タブ検出部106から出力されるタブ片20の通過検出信号に従い、テープ切断刃駆動部110がテープ切断刃108を駆動して、タブ片20を2つに分断する指定位置で、タブ付き粘着テープ24を切断させる。つまり貼付装置10では、テープ切断刃108の切断動作は、カッターアーム120と物体Cとの位置関係に依存せず、タブ検出部106によるタブ片20の通過検出に依存することになる。
さらに物体Cが前進してバフィングローラ114を通り過ぎると、バフィングローラ114は、それ自体の初期突出位置への復帰動作に伴い、物体Cの後端面Crに、切断されたタブ付き粘着テープ24の後端領域を貼付する。このようにして物体Cに貼付されたタブ付き粘着テープ24の後端には、分断されたタブ片20の半体が添着されている(図10(a))。また、分断されたタブ片20の他の半体は、次の物体Cに貼付される後続のタブ付き粘着テープ24の前端に添着されている。
次に、テープ貼付部26の構成をさらに詳細に説明する。図5及び図6に示すように、第1ローラアーム116は中空枠状部材であり、その長手方向略中間位置に、互いに隣接する一対のテープガイドローラ122が回動自在に設置されるとともに、それらテープガイドローラ122と先端の貼付ローラ112との間の位置に、一対のセンサ支持板124が固定的に設置される。タブ添着部22から送給されたタブ付き粘着テープ24は、一対のテープガイドローラ122の間を通ってアーム長手方向へ案内され、一対のセンサ支持板124の間を通って貼付ローラ112に到達する。
タブ検出部106は、例として、第1ローラアーム116に設置される透過型の光ファイバセンサから構成される。この場合、タブ検出部106の発光素子及び受光素子が、第1ローラアーム116の一対のセンサ支持板124にそれぞれ固定的に設置される。また、タブ検出部106に光信号を送受する光ファイバ126は、フレーム体28上での第1ローラアーム116の移動中に損傷しないように、第1ローラアーム116の外枠部分に沿わせて固定される(図6)。
上記構成では、タブ検出部106は、有色の粘着テープ12を有するタブ付き粘着テープ24が、一対のセンサ支持板124の間を通って走行する間に、タブ片20の通過を検出することができる。これに対し、透明の粘着テープ12を使用する場合は、透過型の光ファイバセンサに代えて、拡散反射型の光ファイバセンサを有するタブ検出部106´を採用することができる。この場合、タブ検出部106´は、カッターアーム120上の、テープ切断刃108に近接する位置に設置できる。ここで、タブ検出部106、106´から出力されるタブ片20の通過検出信号は、テープ切断刃108の切断動作の開始時期を規定する基準となるので、テープ切断刃108に可及的に近接させてタブ検出部106、106´を配置することが、テープ切断位置精度を向上させる観点で有利である。
テープ切断刃駆動部110は、カッターアーム120に設置されたテープ切断刃108を、タブ付き粘着テープ24を切断する切断位置に向けて弾性的に付勢する付勢部材128と、付勢部材128の弾性的付勢力に抗して、カッターアーム120に設置されたテープ切断刃108を、タブ付き粘着テープ24から離れる待機位置に保持する保持部材130とを備える。
付勢部材128は、例えば引張コイルばねからなり、カッターアーム120の揺動支軸120bに近接するアーム基端とフレーム体28との間に設置される。引張コイルばねからなる付勢部材128は、カッターアーム120を、その末端120aがフレーム体28から下方へ突出する方向(図5、矢印γ1)へ弾性的に付勢する。保持部材130は、例えばエアシリンダ装置からなり、その直動ロッドの先端に設けたU型係合具132が、カッターアーム120の基端に設けた係合突起134に相対移動可能に係合する。エアシリンダ装置からなる保持部材130は、直動ロッドの往動により、カッターアーム120を付勢部材128の弾性的付勢力に抗して、末端120aがフレーム体28に引き込まれる方向(図5、矢印γ2)へ強制的に変位させる。
したがって、テープ切断刃108は、平常時は付勢部材128がカッターアーム120に及ぼす弾性的付勢力下で、フレーム体28の下端から突出する初期の切断位置に配置される(図7)。そしてテープ貼付作業に際しては、テープ切断刃108は、保持部材130の作用(例えばエアシリンダ装置の往動)により、付勢部材128の弾性的付勢力に抗してフレーム体28に引き込まれる待機位置に保持され(図8)、その後、後述する指定のタイミングで、保持部材130による保持作用を解除する(例えばエアシリンダ装置を復動させる)ことにより、付勢部材128の弾性的付勢力下で切断位置に迅速に変位して、タブ付き粘着テープ24を切断する。
このように、テープ切断刃駆動部110を、テープ切断刃108を切断位置に付勢する付勢部材128と、テープ切断刃108を待機位置に保持する保持部材130とから構成したことにより、例えばタブ片20を有さない粘着テープ12を物体Cに貼付することが要求される場合にも、保持部材130の保持作用を常に解除状態にしておく(例えばエアシリンダ装置の直動ロッドを常に引込状態にしておく)ことで、容易に対応できる。なお、付勢部材128として、引張コイルばねに代えて、トーションばね等の他の周知の弾性部材を採用することができる。また、保持部材130として、エアシリンダ装置に代えて、油圧シリンダ装置、モータ/カム機構、電磁ソレノイド等の、他の保持用駆動装置を採用することもできる。
また、タブ片20を有さない粘着テープ12を物体Cに貼付することが要求される場合には、前述したタブ添着部22におけるタブ添着制御部98(図8)によるタブ切断刃駆動部50及び添着部材駆動部86の制御回路を電気的に遮断することで、対応することもできる。また、タブ貼付部26に設けたタブ検出部106により、タブ添着部22におけるタブ片20の添着不良(例えばタブ基材16の欠損や消尽等による)を検出して、迅速に対処することもできる。
テープ貼付部26は、タブ検出部106がタブ片20の通過検出信号を出力してから指定時間が経過した後に、テープ切断刃108がタブ付き粘着テープ24を切断するように、テープ切断刃駆動部110を制御するテープ切断制御部136を、さらに備えることができる(図5)。この指定時間は、タブ片20の長さ、タブ検出部106からテープ切断刃108に至るテープ送給経路の距離、及び物体Cの搬送速度(すなわち粘着テープ12の送給速度)に基づいて、適宜設定でき、それにより、テープ切断刃108によるタブ片20の分断位置が指定される。保持部材130がエアシリンダ装置からなる場合、テープ切断制御部136は、保持部材130に接続される電磁弁を含み、タブ検出部106がタブ片20の通過を検出してから指定時間経過後に、保持部材130による上記保持作用を解除して、付勢部材128の弾性的付勢力下でテープ切断刃108にタブ付き粘着テープ24を切断させる。
テープ切断制御部136は、上記指定時間の設定により、タブ片20をテープ送給方向に見て二等分する指定位置で、テープ切断刃108がタブ付き粘着テープ24を切断するように、テープ切断刃駆動部110を制御することが有利である。或いは、上記指定時間を適当に設定することにより、タブ片20を二等分以外の所望の寸法比で分断する指定位置で、テープ切断刃108にタブ付き粘着テープ24を切断させることもできる。また、テープ切断制御部136は、前述した物体センサ96が物体検出信号を出力したと同時(つまりタブ添着部22におけるタブ片20の切断形成と同時)に、保持部材130の保持作用(例えばエアシリンダ装置の往動)を起動させて、テープ切断刃108を待機位置に保持させることができる(図5)。
上記構成を有するテープ貼付部26は、例えば物体Cの後端面Crが膨出状に変形していた結果、物体センサ96が、本来検出するべき物体後端面Crの通過(すなわち後端面Crと頂面Ctとの交差隅部Cc(図8)の通過)よりも遅いタイミングで物体通過検出信号を出力し、粘着テープ12に対するタブ片20の添着位置がテープ送給方向後方にずれた場合にも、そのようなタブ片20の位置誤差の影響を受けることなく、タブ検出部106によるタブ片20の通過検出に従って、タブ片20を二等分する(或いは所望の寸法比で分断する)指定位置で、タブ付き粘着テープ24を切断することができる。
他方、物体Cの頂面Ctの後端面Crに隣接する部位に段差が生じていた結果、物体センサ96が、本来検出するべき物体後端面Crの通過(すなわち後端面Crと頂面Ctとの交差隅部Cc(図8)の通過)よりも早いタイミングで物体通過検出信号を出力する場合がある。こうした状況に対処するには、物体Cの頂面Ctの段差が物体センサ96を通過する時間を見越して、予めタブ添着制御部98(図8)を、段差通過時間を上回る時間だけ遅れてタブ切断刃駆動部50及び添着部材駆動部86への起動指令を出力するように設定することで、粘着テープ12に対するタブ片20の添着位置を、上記した物体後端面Crの膨出変形の場合と同様にテープ送給方向後方にずらすようにすればよい。それにより、テープ貼付部26は、タブ検出部106によるタブ片20の通過検出に従って、タブ片20を二等分する(或いは所望の寸法比で分断する)指定位置で、タブ付き粘着テープ24を切断することができる。
このように、貼付装置10によれば、物体Cの外形が基準形状(例えば直方体形状)から逸脱している場合にも、そのような外形誤差の影響を受けることなく、物体Cに貼付されるタブ付き粘着テープ24の前端及び後端に、同一長さL1のタブ片(分断された半体)20を確実に設けることができる(図10(a))。或いは、要求に応じて、物体Cに貼付されたタブ付き粘着テープ24の前端及び後端に、意図的に異なる長さのタブ片(分断された半体)20を設けることもできる。なお、貼付装置10の構成では、物体Cの前端面Cf及び後端面Crに貼付されるタブ付き粘着テープ24の前後のテープ脚部分24f、24r(図10(a))の長さL2が、互いに異なるものになる状況が生じるが、そのようなテープ脚部分24f、24rの寸法誤差は、通常、自動開梱システムによる開梱作業に影響を及ぼしたり外観を悪化させたりしないので、許容できるものである。
次に、上記構成を有する貼付装置10によるタブ付き粘着テープ24の貼付作業の全体の一例を、図7、図8、図11〜図16を参照して説明する。
まず準備作業として、テープ格納部14から引き出した粘着テープ12を、まだタブ片20を添着していない状態で、所定のテープ送給経路に沿って配置して、その先端領域を、粘着面12aを外側に向けた状態で、テープ貼付部26の貼付ローラ112上に置く。他方、タブ格納部18から引き出したタブ基材16を、所定のタブ送給経路に沿って配置して、その先端領域を、タブ添着部22のレバー58の操作によりタブ送りローラ44と補助送りローラ52との間に開けた隙間に挿入した後、レバー58を戻してタブ送りローラ44と補助送りローラ52との間に挟持する。そして、送りローラ駆動部46を予備的に作動してタブ送りローラ44を回転させ、タブ基材16の先端をタブ添着部材84のタブ送り方向直前に配置する。このとき、測長ローラ66を手で回転させて、突起70(図4)を近接センサ68の検出位置に配置する。このように、準備段階では、タブ基材16の先端をタブ添着部材84から幾分手前に離しておくことで、静電気等によりタブ基材16が、テープ支持部材88に背面支持されている粘着テープ12に貼り付いてしまうことを防止できる。
貼付作業に際しては、まず物体センサ96が、貼付装置10に向かって前進する物体Cの前端面Cfの通過を検出すると、タブ送り制御部76(図4)が予備的に電動機74を起動してタブ送りローラ44を予め定めた角度だけ僅かに回転させ、測長ローラ66が僅かに回転した位置でタブ送りローラ44を停止させる。この時点で、タブ基材16の先端がタブ添着部材84とテープ支持部材88との間の位置に到達し、測長ローラ66によって所定長さに測定されたタブ片20に相当するタブ基材部分が、タブ切断刃48の下流側に配置される(図7)。
次に、貼付装置10に向かって前進する物体Cの前端面Cfが貼付ローラ112に衝突すると、貼付ローラ112は、物体前端面Cfに粘着テープ12の先端領域を貼付するとともに、バフィングローラ114と連動してフレーム体28に引き込まれる。物体Cがさらに前進することで、カッターアーム120が物体頂面Ctに押されてテープ切断刃108と共にフレーム体28に引き込まれ、その状態で、貼付ローラ112により粘着テープ12が物体頂面Ctに貼付される。この間、粘着テープ12は、物体Cの移動に伴ってテープ格納部14から連続的に引き出される(図8)。
続いて、物体センサ96が、貼付装置10に向かって前進する物体Cの後端面Crの通過を検出すると、タブ添着制御部98がタブ切断刃駆動部50及び添着部材駆動部86のエアシリンダ装置78、92を同期して起動させて、タブ切断刃48によりタブ基材16を切断すると同時に、規定長さに切断形成されたタブ片20をタブ添着部材84により、テープ支持部材88に背面支持された粘着テープ12の粘着面12aに添着する(図8、図11)。このとき同時に、テープ切断制御部136が、テープ切断刃駆動部110の保持部材130の保持作用(例えばエアシリンダ装置の往動)を起動させて、テープ切断刃108を待機位置に保持させることができる。
続いて、物体Cがさらに前進することで、貼付ローラ112とバフィングローラ114とが協働して、タブ付き粘着テープ24を物体頂面Ctに貼付する。それに伴い、粘着テープ12に添着されたタブ片20が、タブ検出部106に接近し(図12)、タブ検出部106を通過する(図13)。その後、物体Cがカッターアーム120の下方を通過し終わると、カッターアーム120が物体頂面Ctによる支持から解放される。そこで、テープ切断制御部136が、タブ検出部106がタブ片20の通過を検出してから指定時間経過後に、保持部材130による保持作用を解除して、付勢部材128の弾性的付勢力下でテープ切断刃108にタブ付き粘着テープ24を、タブ片20を2つに分断する指定位置で切断させる(図14)。
さらに物体Cが前進してバフィングローラ114を通り過ぎると、バフィングローラ114は、それ自体の初期突出位置への復帰動作に伴い、物体Cの後端面Crに、切断されたタブ付き粘着テープ24の後端領域を貼付する(図15)。このようにして物体Cに貼付されたタブ付き粘着テープ24の後端には、分断されたタブ片20の半体が添着されている。また、分断されたタブ片20の他の半体は、次の物体Cに貼付される後続のタブ付き粘着テープ24の前端に添着され、貼付ローラ112上に配置されて、次の貼付作業を待機する。
最後に、タブ送り制御部76(図4)が送りローラ駆動部46を予備的に起動させてタブ送りローラ44を回転させ、近接センサ68が測長ローラ66の突起70を検出した時点でタブ送りローラ44を停止させる。それにより、後続のタブ基材16の先端がタブ添着部材84のタブ送り方向直前の、前述した準備位置に配置される。この状態で、次の物体Cの接近を待機する。
上述の説明から理解されるように、貼付装置10は、タブ添着部22のタブ添着部材84とテープ貼付部26のテープ切断刃108との間の、テープ送給経路に沿った距離と、粘着テープ12に添着されるタブ片20の長さとの合計値よりも、物体Cの長さ(搬送方向寸法)の方が大きい場合に、安定した貼付作業を実行できるものである。
本発明の一実施形態によるタブ付きテープ貼付装置を、その主要部の構成を明示するべく一部省略して模式図的に示す正面図である。 図1のタブ付きテープ貼付装置におけるタブ添着部の構成を模式図的に示す図である。 図2のタブ添着部の主要構成要素を模式図的に示す拡大断面図である。 図2のタブ添着部の他の主要構成要素を模式図的に示す拡大断面図である。 図1のタブ付きテープ貼付装置におけるテープ貼付部の構成を模式図的に示す図である。 図5のテープ貼付部の主要構成要素を示す拡大斜視図である。 図1のタブ付きテープ貼付装置による物体へのタブ付き粘着テープの貼付作業の一段階を概観的に示す図である。 図1のタブ付きテープ貼付装置による物体へのタブ付き粘着テープの貼付作業の他段階を概観的に示す図である。 図1のタブ付きテープ貼付装置を用いてタブ付き粘着テープを表面所定位置に貼付した物体を示す概略図で、(a)全体斜視図、及び(b)部分拡大斜視図である。 図1のタブ付きテープ貼付装置を用いて物体に貼付されたタブ付き粘着テープの貼付形態を説明する概略図で、(a)基本貼付形態を示す正面図、(b)他の貼付形態を示す部分拡大正面図、及び(c)さらに他の貼付形態を示す部分拡大正面図である。 図1のタブ付きテープ貼付装置によるタブ付き粘着テープの貼付作業の一例の一段階を、模式図的に示す図である。 図1のタブ付きテープ貼付装置によるタブ付き粘着テープの貼付作業の一例の他の段階を、模式図的に示す図である。 図1のタブ付きテープ貼付装置によるタブ付き粘着テープの貼付作業の一例のさらに他の段階を、模式図的に示す図である。 図1のタブ付きテープ貼付装置によるタブ付き粘着テープの貼付作業の一例のさらに他の段階を、模式図的に示す図である。 図1のタブ付きテープ貼付装置によるタブ付き粘着テープの貼付作業の一例のさらに他の段階を、模式図的に示す図である。 図1のタブ付きテープ貼付装置によるタブ付き粘着テープの貼付作業の一例のさらに他の段階を、模式図的に示す図である。
符号の説明
10 タブ付きテープ貼付装置
12 粘着テープ
14 テープ格納部
16 タブ基材
18 タブ格納部
20 タブ片
22 タブ添着部
24 タブ付き粘着テープ
26 テープ貼付部
44 タブ送りローラ
46 送りローラ駆動部
48 タブ切断刃
50 タブ切断刃駆動部
52 補助送りローラ
60 弾性部材
64 タブ測長部
66 測長ローラ
68 近接センサ
70 突起
74 電動機
76 タブ送り制御部
84 タブ添着部材
86 添着部材駆動部
88 テープ支持部材
90 調整機構
96 物体センサ
98 タブ添着制御部
106 タブ検出部
108 テープ切断刃
110 テープ切断刃駆動部
112 貼付ローラ
114 バフィングローラ
120 カッターアーム
128 付勢部材
130 保持部材
136 テープ切断制御部

Claims (8)

  1. ウェブ状の粘着テープを連続送給可能に格納するテープ格納部と、ウェブ状のタブ基材を連続送給可能に格納するタブ格納部と、該タブ格納部から送給される該タブ基材を所望寸法に切断してタブ片を生成するとともに、該テープ格納部から送給される該粘着テープの粘着面の所望位置に該タブ片を添着するタブ添着部と、該粘着テープの該粘着面に該タブ片を添着したタブ付き粘着テープを、該タブ片を分断する位置で切断して、所定方向へ移動する物体に貼付するテープ貼付部とを具備するタブ付きテープ貼付装置において、
    前記テープ貼付部は、
    前記タブ添着部を経て送給される前記タブ付き粘着テープの、前記タブ片の通過を、前記タブ添着部のテープ送給方向下流側の所定位置で検出するタブ検出部と、
    前記タブ付き粘着テープの前記粘着テープと前記タブ片とを一括切断する可動式のテープ切断刃と、
    前記タブ検出部から出力される前記タブ片の通過検出信号に従い、前記テープ切断刃を駆動して、前記タブ片を分断する指定位置で、前記タブ付き粘着テープを切断させるテープ切断刃駆動部と、
    を具備することを特徴とするタブ付きテープ貼付装置。
  2. 前記テープ貼付部は、前記タブ検出部が前記通過検出信号を出力してから指定時間が経過した後に前記テープ切断刃が前記タブ付き粘着テープを切断するように、前記テープ切断刃駆動部を制御するテープ切断制御部をさらに具備する、請求項1に記載のタブ付きテープ貼付装置。
  3. 前記テープ切断制御部は、前記タブ片をテープ送給方向に見て二等分する前記指定位置で、前記テープ切断刃が前記タブ付き粘着テープを切断するように、前記テープ切断刃駆動部を制御する、請求項2に記載のタブ付きテープ貼付装置。
  4. 前記テープ切断刃駆動部は、前記テープ切断刃を、前記タブ付き粘着テープを切断する切断位置に向けて弾性的に付勢する付勢部材と、該付勢部材の弾性的付勢力に抗して前記テープ切断刃を、前記タブ付き粘着テープから離れる待機位置に保持する保持部材とを備え、該保持部材の保持作用を解除することにより、該付勢部材の弾性的付勢力下で、前記テープ切断刃に前記タブ付き粘着テープを切断させる、請求項1〜3のいずれか1項に記載のタブ付きテープ貼付装置。
  5. 前記タブ添着部は、前記タブ基材に接触して回転することで前記タブ格納部から前記タブ基材を送給させるタブ送りローラと、該タブ送りローラを回転駆動する送りローラ駆動部と、該タブ送りローラのタブ送給方向下流側に配置され、前記タブ格納部から送給された前記タブ基材を切断する可動式のタブ切断刃と、該送りローラ駆動部から独立して該タブ切断刃を駆動するタブ切断刃駆動部とを具備する、請求項1〜4のいずれか1項に記載のタブ付きテープ貼付装置。
  6. 前記タブ添着部は、前記タブ切断刃のタブ送給方向下流側に配置され、前記タブ切断刃により切断されて生成された前記タブ片を、前記テープ格納部から送給される前記粘着テープの前記粘着面に添着する可動式のタブ添着部材と、前記送りローラ駆動部及び前記タブ切断刃駆動部の双方から独立して該タブ添着部材を駆動する添着部材駆動部とをさらに具備する、請求項5に記載のタブ付きテープ貼付装置。
  7. 前記タブ添着部は、前記タブ切断刃のタブ送給方向下流側で前記タブ添着部材に当接可能に対向配置され、前記テープ格納部から送給される前記粘着テープを背面支持するテープ支持部材と、該テープ支持部材と前記タブ添着部材との相対位置を調整する調整機構とをさらに具備する、請求項6に記載のタブ付きテープ貼付装置。
  8. 前記タブ添着部は、前記タブ送りローラのタブ送給方向上流側に配置され、前記タブ格納部から送給される前記タブ基材の送り量を測定するタブ測長部をさらに具備し、前記送りローラ駆動部は、該タブ測長部が測定する前記タブ基材の該送り量に基づいて動作する電動機を備える、請求項5〜7のいずれか1項に記載のタブ付きテープ貼付装置。
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