JPH1132177A - 密着イメージセンサ - Google Patents

密着イメージセンサ

Info

Publication number
JPH1132177A
JPH1132177A JP9182333A JP18233397A JPH1132177A JP H1132177 A JPH1132177 A JP H1132177A JP 9182333 A JP9182333 A JP 9182333A JP 18233397 A JP18233397 A JP 18233397A JP H1132177 A JPH1132177 A JP H1132177A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image sensor
unit
housing
substrate
contact
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP9182333A
Other languages
English (en)
Inventor
Toru Kitagawa
亨 北川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Oki Electric Industry Co Ltd filed Critical Oki Electric Industry Co Ltd
Priority to JP9182333A priority Critical patent/JPH1132177A/ja
Publication of JPH1132177A publication Critical patent/JPH1132177A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Solid State Image Pick-Up Elements (AREA)
  • Facsimile Heads (AREA)
  • Facsimile Scanning Arrangements (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 光学系部品及びイメージセンサを精度良く、
しかも容易に取り付けることができる密着イメージセン
サを提供する。 【解決手段】 密着イメージセンサにおいて、光源2と
カバーガラス3を取り付けた第1の筐体1を有する第1
のユニットAと、この第1のユニットAに組み付けられ
る、ロッドレンズ6と赤外カットフィルタ7を取り付け
た第2の筐体8を有する第2のユニットBと、この第2
のユニットBに組み付けられる、イメージセンサ9とセ
ンサ基板10を実装する第3の筐体11が搭載されるイ
メージセンサ処理基板13を具備する第3のユニットC
とを配置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、密着イメージセン
サの構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、このような分野の技術としては、
特開平7−30720号公報に開示されるものがある。
図8はかかる従来の密着イメージセンサの断面図であ
る。この図において、101はセンサ部筐体、102は
LEDチップ、103はLEDアレイ基板、104は集
光レンズ、105は透明プラテン、106は原稿、10
7はロッドレンズ、108はイメージセンサ、109は
イメージセンサ基板、110はイメージセンサ基板10
9をセンサ部筐体101に取り付けるための支持材であ
る。
【0003】そして、LEDアレイ基板103にはLE
Dチップ102と集光レンズ104が取り付けられ、セ
ンサ部筐体101には、このLEDアレイ基板103、
透明プラテン105、ロッドレンズ107が取り付けら
れる。LEDチップ102の発光によりライン状に照射
された光は集光レンズ104により集光され、透明プラ
テン105を透過した後、原稿106を約45度の角度
で照射する。
【0004】ロッドレンズ107は、原稿106とイメ
ージセンサ108のほぼ中央部に位置し、原稿読取り部
(図示なし)の原稿濃度に応じた拡散反射光をイメージ
センサ108に等倍結像する。また、イメージセンサ1
08はイメージセンサ基板109に取り付けられ、さら
にイメージセンサ基板109は支持材110に取り付け
られる。
【0005】この従来例は、LEDチップ102の原稿
照度を高めるために集光レンズ104を取り付けたり、
ロッドレンズ107を原稿106とイメージセンサ10
8の間で精度良く取り付けるために、センサ部筐体10
1にロッドレンズ107及び透明プラテン105を取り
付けるなどの工夫がなされたものである。この種の密着
イメージセンサは、一般に透明プラテンあるいは筐体内
外の透明硝子などによって原稿を密着支持する。つま
り、原稿読取り部とイメージセンサ間の距離を常に一定
のものとし、かつ、ロッドレンズ等を原稿読取り部とイ
メージセンサの間に精度良く取り付けることによって、
原稿読取り部からロッドレンズ間の距離をロッドレンズ
からイメージセンサ間の距離とほぼ等しいものとする。
現実には、本引例が示す透明プラテンあるいは原稿を支
持するための透明硝子等の屈折率により、等しいものに
はならない。
【0006】しかも、原稿読取り部からイメージセンサ
の距離をロッドレンズにより定められた距離(共役長)
とすることで、原稿読取り部の像をイメージセンサ上に
等倍結像し、焦点のあった忠実な再生画像を得るもので
ある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た高速・高精細な密着イメージセンサを設計する際、以
下のような3つの問題が発生した。第1の問題は、高速
・高精細であるための原稿照度(光量)の問題である。
例えば、原稿濃度に応じた光画像情報を電気信号に変換
するためのイメージセンサとしてCCD受光素子を用い
ることが多い。このCCD受光素子は、複数の受光素子
により光エネルギーを電気信号に変換し、CCD転送に
より順次出力するものである。
【0008】これら複数のCCD受光素子は原稿1ライ
ンの読取り時間において全ての受光素子が同時に光エネ
ルギーを電気信号に変換することから、高速になるほど
光エネルギーを取り込む時間も短くなり、受光量が不足
する。また、高精細な読取りを実現するためには、受光
素子面積を狭める必要があり、イメージセンサの読取り
が高速・高精細になるほど受光量が不足するという問題
が発生する。以上のことから、S/Nの良いイメージセ
ンサ出力を得るためには、高い原稿照度を得る必要があ
る。
【0009】一般に、高い原稿照度を得るためには、L
EDによる光源では輝度が足りず、冷陰極管、熱陰極
管、蛍光燈等の管光源を用いることが多い。密着イメー
ジセンサは、小型で光源から原稿あるいは原稿からイメ
ージセンサまでの距離が短く、光の伝播効率が良い反
面、大型の光源を実装することが困難である。しかも、
使用頻度の多いイメージセンサでは、光源の輝度劣化が
激しく、交換等の保守の問題が伴う。
【0010】第2の問題は、光源、イメージセンサ等の
筐体への実装の問題である。本密着イメージセンサは、
高速・高精細で、かつ温度変化に対して輝度の安定した
光源を選択することから、キセノンタイプの冷陰極間を
用いた。キセノンタイプの冷陰極間は、水銀タイプの冷
陰極間と比較すると、温度に対して発光輝度が安定する
反面、放電のための高い電圧が必要になる。このため、
光源外壁に補助電極を貼り付けたものが多い。しかし、
この光源あるいは補助電極に導電材料を近接すると異常
放電が発生するという問題がある。
【0011】また、イメージセンサを筐体に実装する際
には、原稿からイメージセンサまでの距離、ロッドレン
ズからイメージセンサまでの距離、あるいは原稿読取り
部の像がロッドレンズにより正しく結像する位置に精度
良く取り付ける必要があり、かつ、イメージセンサの出
力信号が微小信号であることから、イメージセンサ出力
信号の取り出しを信号処理部へ最短距離にて配線する必
要がある。
【0012】第3の問題は、静電気の除去の問題であ
る。例えば、上記第2の問題で光源の異常放電を防ぐた
めに、筐体をプラスチック材料などで構成すると、光源
を簡易に筐体実装できる反面、原稿が密着イメージセン
サ上を走行する際に、摩擦により静電気が発生する。こ
の静電気は、原稿読取り部の硝子板や筐体であるプラス
チック材などに帯電し、電気部品の故障や、信号処理上
のトラブルとなって弊害を引き起こす。一般に密着イメ
ージセンサを装置に取り付ける際には、密着イメージセ
ンサの両端部を装置に固定して用いるが、硝子やプラス
チック材は絶縁材料であり、容易に除電することは難し
い。この硝子板やプラスチック材に帯電した静電気を効
率良く除電するには、なるべく多くの箇所で導電材料を
接触させ、この導電材料をアースすることが望ましい。
【0013】本発明は、上記問題を除去し、光学系部品
及びイメージセンサを精度良く、しかも容易に取り付け
ることができる密着イメージセンサを提供することを目
的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、 〔1〕密着イメージセンサにおいて、光源(2)とカバ
ーガラス(3)を取り付けた第1の筐体(1)を有する
第1のユニット(A)と、この第1のユニット(A)に
組み付けられるロッドレンズ(6)と赤外カットフィル
タ(7)を取り付けた第2の筐体(8)を有する第2の
ユニット(B)と、この第2のユニット(B)に組み付
けられるイメージセンサ(9)とセンサ基板(10)を
実装する第3の筐体(11)が搭載されるイメージセン
サ処理基板(13)を具備する第3のユニット(C)と
を配置するようにしたものである。
【0015】〔2〕上記〔1〕記載の密着イメージセン
サにおいて、前記第3のユニット(C)は、前記センサ
基板(10)に導電ピン(12)を取り付け、このセン
サ基板(10)と前記イメージセンサ処理基板(13)
との間で分離された前記第3の筐体(11)の一部を、
前記導電ピン(12)によって挟み込み、構成するよう
にしたものである。
【0016】〔3〕上記〔1〕記載の密着イメージセン
サにおいて、前記第2のユニット(B)の基部の外側に
張り出される支持部(24)を形成し、前記第3の筐体
(11)を前記第2の筐体(8)内に配置し、前記支持
部(24)に前記センサ処理基板(13)の外端部を固
定するようにしたものである。 〔4〕上記〔3〕記載の密着イメージセンサにおいて、
前記第3の筐体(11)及び第2の筐体(8)の支持部
(24)と前記イメージセンサ処理基板(13)との間
に導電性フィルム(14)を配置し、前記筐体本体に蓄
積した静電気を、前記導電性フィルム(14)を通じて
前記イメージセンサ処理基板(13)に通電し、このイ
メージセンサ処理基板側のアースにより静電除去するよ
うにしたものである。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しながら詳細に説明する。図1は本発明の
実施例を示す密着イメージセンサの断面図である。この
図において、本実施例の密着イメージセンサは、大別す
ると、第1の筐体1とその取り付け部品からなる第1の
ユニットAと、第2の筐体8とその取り付け部品からな
る第2のユニットBと、第3の筐体11とその附属部品
からなる第3のユニットCから構成される。
【0018】すなわち、1はプラスチック材等の絶縁体
材料よりなる第1の筐体、2はキセノンタイプの冷陰極
間に代表され、原稿の読取り部を照射するための光源、
3は第1の筐体1に固定されて、原稿を密着支持するた
めのカバーガラス、4は原稿、5は原稿の読取り部、6
は原稿の読取り部5の被写体像をイメージセンサ9に等
倍結像させるためのロッドレンズ、7は赤外光を反射
し、可視光を透過させるための赤外カットフィルタであ
る。
【0019】また、8はプラスチック材やアルミ材など
の任意の材料よりなる第2の筐体、9はCCD受光素子
などのイメージセンサ、10はイメージセンサ9を実装
し、このイメージセンサ9を第3の筐体11に支持する
ためのセンサ基板、11はセンサ基板10を実装し、位
置を固定するためのプラスチック材等の絶縁材料よりな
る第3の筐体、12はイメージセンサ9の入出力信号を
処理基板に配線するための導電ピン、13はイメージセ
ンサ9の駆動回路や信号処理回路よりなるイメージセン
サ処理基板、14は第2及び第3の筐体8,11とイメ
ージセンサ処理基板13に挟みこまれる導電性フィル
ム、15は導電性フィルム14とイメージセンサ処理基
板13を第2の筐体8に固定するためのネジである。
【0020】この密着イメージセンサは、以下のように
動作する。本実施例では光源2を2灯用いた。この2灯
の光源2は原稿の読取りに対して約45度の角度に配置
し、取り外しが可能となるように、第1の筐体1に固定
する。そこで、光源2を点灯すると、この照射光は第1
の筐体1に予め取り付けられたカバーガラス3を透過し
て、原稿4の読取り部5のライン上に照射する。原稿4
の読取り部5を照射した光は原稿濃度による拡散反射光
となる。
【0021】この時の0度拡散反射光がロッドレンズ6
に入光する。ロッドレンズ6の反対の面には、赤外カッ
トフィルタ7が取り付けられており、ロッドレンズ6を
通過した光は赤外光を反射し、赤・青・緑からなる可視
光を透過させる。ロッドレンズ6と赤外カットフィルタ
7は第2の筐体8に固定され、ロッドレンズ6により、
原稿4の読取り部5の像をイメージセンサ9に等倍結像
する。
【0022】ここで、ロッドレンズ6の中心線上に読取
り部5とイメージセンサ9を精度良く取り付け、かつロ
ッドレンズ6により定められた読取り部5からロッドレ
ンズ6までの距離、あるいはロッドレンズ6からイメー
ジセンサ9までの距離を適切に守ることで、焦点の合っ
た像をイメージセンサ9上に忠実に再現することが可能
となる。
【0023】イメージセンサ9は、この光信号を電気信
号に変換する。イメージセンサ9は、センサ基板10の
所定の位置に実装され、イメージセンサ9の配線はワイ
ヤボンド等によりセンサ基板10に引き出される。第3
の筐体11には、センサ基板10を搭載するためのガイ
ドが設けられており、このガイドに添ってセンサ基板1
0を搭載することにより、第3の筐体11からイメージ
センサ9の位置座標を的確に知ることができる。
【0024】また、第3の筐体11には外部電極取り出
し用の貫通孔11Aが設けられており、センサ基板10
に取り付けられた導電ピン12により、イメージセンサ
9の配線を第3の筐体11の外部に取り出す構成となっ
ている。外部に取り出された導電ピン12は、処理基板
13に取り付けられる。このとき、第3の筐体11はセ
ンサ基板10と処理基板13に導電ピン12の接続によ
り挟み込まれる。
【0025】以上の構成により、イメージセンサ9、セ
ンサ基板10、第3の筐体11、導電ピン12、処理基
板13は一体構成となる。導電性フィルム14は、必要
により第3の筐体11と処理基板13の間に取り付ける
か、あるいは処理基板13側に貼り付ける。処理基板1
3をネジ15により第2の筐体8に締め付けることによ
り、本実施例の密着イメージセンサの組立は完成する。
【0026】また、処理基板13には、イメージセンサ
9を駆動させるための回路や、出力信号を処理するため
の回路が搭載されており、本密着イメージセンサの外部
に接続される。以下、本実施例の密着イメージセンサの
各部をより詳細に説明する。図2は本発明の実施例を示
す密着イメージセンサの第1のユニットと第2のユニッ
トの分解断面図、図3はその第1のユニットと第2のユ
ニットの組立状態を示す断面図である。
【0027】これらの図に示すように、第1の筐体1に
は光源2を取り付ける窪み部1A、カバーガラス3を取
り付ける当接部1B、外側への張出面1C及び外側面1
Dが形成される欠所21が設けられている。このように
して、第1のユニットAが構成される。より、詳細に
は、カバーガラス3の原稿密着面と反対の面、つまり密
着イメージセンサとして構成した際の内側には、原稿の
読取り部5をライン上に約45度で照射する位置に光源
2が2灯取り付けられる。これらの光源2は、第1の筐
体1からの着脱が容易なもの、例えば、第1の筐体1の
一部に光源2を支持するためのホルダ等を設けた構造と
する。
【0028】また、アパーチャ付きの光源を使用する際
は、予め第1の筐体1の一部に配光角合せ用の目印を設
け、この目印と光源の開孔部端等を取り付ける際に合わ
せる構造とした。第1の筐体1と光源2の間に、光源2
を取り付ける際に、絶縁性の反射シート等を備えると、
より有効な原稿照射光量が得られる。第1の筐体1、光
源2、カバーガラス3からなる第1のユニットAは、詳
細は後述するが、第2の筐体8に嵌め合わされ、ネジ止
め等によって取り付けられる。
【0029】一方、第2の筐体8はその中央部に段部8
Aを有する円筒形状の貫通孔22が形成されている。ま
た、第2の筐体8の前方は貫通孔22に連通するように
くり抜かれており、その外側の突状体23の端面8Dと
内側面8Cが形成されており、端面8Dには前記張出面
1Cが当接し、内側面8Cには外側面1Dが当接するよ
うに形成されている。
【0030】更に、前記貫通孔22に連通するように、
赤外カットフィルタ7取り付け用の鉤部8Eが形成され
る突状体8Fが形成されている。また、この第2の筐体
8の後方の基部には外側へ張り出す支持部24が形成さ
れている。そこで、ロッドレンズ6は貫通孔22の段部
8Aに当接するように嵌め込まれ固定される。更に、赤
外カットフィルタ7は、第2の筐体8の後方に位置する
突状体8Fの鉤部8Eに抗して押し込まれて、突状体8
Fにより固定される。このようにして、第2のユニット
Bが構成される。
【0031】第1のユニットAと第2のユニットBは、
上記したように、第2の筐体8の突状体23が第1の筐
体1の欠所21と嵌合することによって組み立てられ、
この組立と同時に、光源2、カバーガラス3、ロッドレ
ンズ6、赤外カットフィルタ7の位置が正確に固定され
る。この実施例での動作を図1乃至図3を参照しながら
説明する。
【0032】第1の筐体1に取り付けられた光源2を点
灯すると、この照射光は、カバーガラス3を透過した
後、原稿の読取り部5を約45度の角度でライン状に照
射する。また、この光源2は、原稿の読取り部5より長
く、読取り部5全体をムラなく照射する。原稿4の被記
録面は、カバーガラス3に密着していることから、照射
光は正反射光と原稿濃度による拡散反射光となる。密着
イメージセンサは、この拡散反射光の0度反射光を画像
情報として利用する。
【0033】原稿濃度に応じたこの0度拡散反射光は、
ロッドレンズ6に入光し、ロッドレンズ6の反対面、つ
まりロッドレンズ6より見て原稿の読取り部5と対比の
位置に原稿読取り部5の像を結像する。この結像位置に
イメージセンサ9を備えることにより、イメージセンサ
9は画像情報を得るものである。また、第2の筐体8に
は、この画像伝播路において赤外カットフィルタ7が取
り付けられていることから、イメージセンサは可視光だ
けの画像情報を得る。
【0034】このように、この実施例によれば、絶縁材
料である第1の筐体1とカバーガラス3及び着脱の容易
な光源2の取り付け構成としたので、 (1)光源2が原稿の読取り部5の至近距離となり、効
率の良い高い原稿照度を得ることができる。 (2)光源2がアパーチャ付きの光源であっても、容易
に配光角の調整を行うことができる。
【0035】(3)光源2の周囲がカバーガラス3と絶
縁性の第1の筐体1であることから異常放電がない。
(4)光源2を交換する際に、光源単体、あるいは第1
の筐体1、光源2、カバーガラス3からなる第1のユニ
ットAを密着イメージセンサから取り外し、簡易に交換
することができる。
【0036】(5)光源2と第1の筐体1の間に反射シ
ート等を備えることが容易である。 (6)第1のユニットAと第2のユニットBは、上記し
たように、第2の筐体8の突状体23が第1の筐体1の
欠所21と嵌合することによって組み立てられ、この組
立と同時に、光源2、カバーガラス3、ロッドレンズ
6、赤外カットフィルタ7の位置が正確に設定される。
【0037】などの効果を得ることができる。図4は本
発明の実施例を示す密着イメージセンサの第2のユニッ
トと第3のユニットの分解断面図、図5はその第2のユ
ニットと第3のユニットの組立状態を示す断面図であ
る。これらの図において、第2の筐体8には、ロッドレ
ンズ6、赤外カットフィルタ7が、予め一体化されて、
第2のユニットBとなっている。
【0038】一方、第3のユニットCとしては、イメー
ジセンサ9と、このイメージセンサ9が実装されるセン
サ基板10と、このセンサ基板10が搭載される第3の
筐体11と、前記センサ基板10に導電ピン12を取り
付け、この導電ピン12は、第3の筐体11に形成され
る貫通孔11Aを介してその先端が導出される。そこ
で、前記センサ基板10とイメージセンサ処理基板13
との間で分離された第3の筐体11の一部を前記導電ピ
ン12によって挟み込むようにする。
【0039】更に、第2の筐体8の支持部24にイメー
ジセンサ処理基板13の外端部をネジ15によって取り
付ける。このようにして、図5に示すような、第2のユ
ニットBと第3のユニットCが組み立てられる。また、
第3の筐体11には、CCD受光素子などのイメージセ
ンサ9が実装されるセンサ基板10が支持される。その
場合に、第3の筐体11には、センサ基板10に正確に
位置決めされるように、位置決め突起部11Bが形成さ
れている。
【0040】より具体的に説明すると、イメージセンサ
9はセンサ基板10の所定の位置に精度良く実装され、
このイメージセンサ9とセンサ基板10はワイヤボンド
により配線され、この配線端に導電ピン12が取り付け
られる。第3の筐体11は、センサ基板10の端部をガ
イドするように位置決め突起部11Bを有し、かつ、導
電ピン12が第3の筐体11を突き出るような貫通孔1
1Aを設けた構造となっている。
【0041】イメージセンサ処理基板13は、既に回路
部品などが実装されており、第3の筐体11をセンサ基
板10とイメージセンサ処理基板13で挟み込むように
イメージセンサ処理基板13側の導電ピン12を半田付
け等で取り付ける。以上のように、イメージセンサ9、
センサ基板10、第3の筐体11、導電ピン12、イメ
ージセンサ処理基板13は一体化され、さらに、イメー
ジセンサ9はイメージセンサ処理基板13に接続され
る。イメージセンサ処理基板13が第2の筐体8にネジ
15により取り付けられ、このユニット群の組み立ては
完成する。
【0042】ここで、前記した画像の結像位置にイメー
ジセンサ9が設けられることが重要である。仮にイメー
ジセンサ9がロッドレンズ6の中心線上に来ることを位
置調整と呼び、ロッドレンズ6からイメージセンサ9ま
での距離を深さ調整と呼ぶことにする。位置調整は以下
のように行う。まず、イメージセンサ9は、センサ基板
10の所定の位置に精度良く取り付けられていることは
説明した通りである。したがって、センサ基板10の基
板端からイメージセンサ9までの距離を知ることは容易
である。このセンサ基板10の基板端は第3の筐体11
の突起部11Bによりガイドされることから、第3の筐
体11の端部からイメージセンサ9までの距離を知るこ
とも容易である。さらに、第3の筐体11の端部と第2
の筐体8の内壁は、イメージセンサ処理基板13を第2
の筐体8にネジ止めする際に密接する。
【0043】したがって、イメージセンサ9の位置調整
は、無調整にて行うことができる。同様に深さ調整も無
調整にて行うことができる。まず、イメージセンサ処理
基板13と第2の筐体8はネジ止めの際に密着する。し
たがって、この第2の筐体8の密着面から第3の筐体1
1、センサ基板10、イメージセンサ9の厚さを考慮し
た位置を前記したような画像の結像位置とすればよい。
【0044】この部分の動作を図5を参照しながら説明
する。イメージセンサ9の受光面に原稿読取り部の濃淡
が光信号となって結像することは既に説明した通りであ
る。イメージセンサ9は、この光信号を電気信号に変換
する。イメージセンサ9からの取り出しは、ワイヤボン
ドによって行われ、センサ基板10に配線される。この
センサ基板10の内部配線により導電ピン12、イメー
ジセンサ処理基板13へ配線される。このイメージセン
サ処理基板13には、図示しないが、イメージセンサ9
を駆動させるための駆動回路や、イメージセンサ9から
の出力信号をアンプ、あるいはA/D変換する回路など
が搭載されており、一連の処理を行う。また、必要によ
っては光源の点灯回路を搭載することも容易である。
【0045】このように、この実施例によれば、イメー
ジセンサ9、センサ基板10、第3の筐体11、導電ピ
ン12、イメージセンサ処理基板13を一体のものと
し、さらに、これらを第2の筐体8に取り付ける際に、
無調整でイメージセンサ9の位置出しができる構成とし
たので、 (1)密着イメージセンサ個々に依存した調整が不要で
ある。
【0046】(2)イメージセンサ9の取り外しが容易
である。 (3)イメージセンサ9からイメージセンサ処理基板1
3までの配線長が短く、ノイズの影響が少ない。したが
って、イメージセンサ9を任意の筐体で通電、調整する
ことができ、保守も容易になるなどの効果を得ることが
できる。 次に、本発明の他の実施例について説明する。
【0047】図6は本発明の他の実施例を示す密着イメ
ージセンサの第2のユニットと第3のユニットとの分解
斜視図、図7はその第2のユニットと第3のユニットと
の組立状態を示す断面図である。なお、前記した実施例
と同じ部分については、同じ符号を付して、それらの説
明は省略する。これらの図から明らかなように、この実
施例では、特に、前記第3の筐体C及び第2の筐体8の
支持部24とイメージセンサ処理基板13との間に導電
性フィルム14を配置し、筐体本体に蓄積した静電気
を、前記導電性フィルム14を通じて前記イメージセン
サ処理基板13に通電し、このイメージセンサ処理基板
側のアースにより静電除去するようにした点に特徴を有
する。
【0048】つまり、前記導電性フィルム14は、第2
の筐体8及び第3の筐体11とイメージセンサ処理基板
13の間に挟み込み、このイメージセンサ処理基板13
のネジ15周辺部にはアースパターンが設けられた構造
になっている。したがって、密着イメージセンサを製造
する際に、導電性フィルム14と処理基板13を同程度
の大きさにし、イメージセンサ処理基板13と第3の筐
体11の間に挟み込む。そして、イメージセンサ処理基
板13を第2の筐体8にネジ止めする際に、第3の筐体
11からはみ出した導電性フィルム14の部分を第2の
筐体8の支持部24に密着させる構造になっている。
【0049】この実施例の動作を図6を参照しながら説
明する。密着イメージセンサ上を通過した原稿4(図1
参照)は、原稿4とカバーガラス3間の摩擦により静電
気を発生する。この静電気は、カバーガラス3、第1の
筐体1、第2の筐体8、第3の筐体11等に蓄積され帯
電荷となる。
【0050】カバーガラス3、第1の筐体1、第2の筐
体8、第3の筐体11はそれぞれ密着しており、また、
第2の筐体8、第3の筐体11と導電性フィルム14が
密着していることから、この帯電荷は導電性フィルム1
4に通じる。この導電性フィルム14と密着するイメー
ジセンサ処理基板13側にはネジ15周辺にアースパタ
ーンが施されていることから、帯電荷はネジ15周辺の
アースパターンあるいはネジ15に通じている。このネ
ジ15周辺のアースパターンあるいはネジ15をアース
することにより、密着イメージセンサに帯電した静電気
の除電を行うことができる。
【0051】一般にガラスやプラスチックなどの材料は
表面抵抗が高く、これらに帯電した静電気を除去するた
めには、導電性材料を広範囲に密着させ、アースする必
要がある。この実施例では、第2の筐体8、第3の筐体
11を導電性フィルム14に広範囲に密着させ、導電性
フィルム14の反対の面をイメージセンサ処理基板13
のアースパターンと密着させる。更に、このアースパタ
ーンをアースする構成としたので、簡単・安価な構成
で、しかも導電性フィルム14を備えることによりイメ
ージセンサ9の光学位置調整が不要な静電気除去効果を
奏することができる。
【0052】また、本発明は以下のような利用形態を有
する。第1のユニット、第2のユニット、第3のユニッ
トから構成する密着イメージセンサあるいは第1のユニ
ット、第2のユニット、導電フィルム付きの第3のユニ
ットから構成する密着イメージセンサは、本発明の密着
イメージセンサであることは言うまでもない。
【0053】しかし、これら第1のユニット、第2のユ
ニット、第3のユニット、または、導電フィルム付きの
第3のユニットを任意の構成で組み合わせることが可能
である。例えば、光源交換の必要な使用頻度の激しい装
置では、第2のユニット、第3のユニットを装置に固定
しておき、第1のユニットを交換できるようにしたり、
イメージセンサ部を変更したいような装置では、第1の
ユニット、第2のユニットを装置に固定し、第3のユニ
ット、導電フィルム付の第3のユニットあるいは任意の
イメージセンサを取り付ける構成とすることで、これら
の利用形態は多様である。
【0054】また、それぞれのユニットは、密着イメー
ジセンサ間で自由に交換することが可能であり、保守あ
るいは製造時の工程が短縮されるものである。なお、本
発明は上記実施例に限定されるものではなく、本発明の
趣旨に基づいて種々の変形が可能であり、これらを本発
明の範囲から排除するものではない。
【0055】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明に
よれば、以下のような効果を奏することができる。 (A)光学系部品及びイメージセンサを精度良く、しか
も容易に取り付けることができる。
【0056】(B)使用頻度の多いイメージセンサでは
光源の輝度劣化が激しく、交換等の保守の問題が伴う
が、そのような場合にも、部分的な交換を容易に行うこ
とができる。 (C)イメージセンサ、センサ基板及びイメージセンサ
信号処理基板を適切に配置し、イメージセンサ出力信号
の取り出しを信号処理部へ最短距離にて配線することが
できる。
【0057】(D)簡単な構成により、筐体に帯電した
静電気を効率良く除電することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す密着イメージセンサの断
面図である。
【図2】本発明の実施例を示す密着イメージセンサの第
1のユニットと第2のユニットの分解断面図である。
【図3】本発明の実施例を示す密着イメージセンサの第
1のユニットと第2のユニットの組立状態を示す断面図
である。
【図4】本発明の実施例を示す密着イメージセンサの第
2のユニットと第3のユニットの分解断面図である。
【図5】本発明の実施例を示す密着イメージセンサの第
2のユニットと第3のユニットの組立状態を示す断面図
である。
【図6】本発明の他の実施例を示す密着イメージセンサ
の第2のユニットと第3のユニットとの分解斜視図であ
る。
【図7】本発明の他の実施例を示す密着イメージセンサ
の第2のユニットと第3のユニットとの組立状態を示す
断面図である。
【図8】従来の密着イメージセンサの断面図である。
【符号の説明】
A 第1のユニット B 第2のユニット C 第3のユニット 1 第1の筐体(絶縁体) 1A 窪み部 1B 当接部 1C 張出面 1D 外側面 2 光源 3 カバーガラス 4 原稿 5 原稿の読取り部 6 ロッドレンズ 7 赤外カットフィルタ 8 第2の筐体(導電体) 8A 段部 8F,23 突状体 8C 内側面 8D 端面 8E 鉤部 9 イメージセンサ 10 センサ基板 11 第3の筐体(絶縁体) 11A,22 貫通孔 11B 突起部 12 導電ピン 13 イメージセンサ処理基板 14 導電性フィルム 15 ネジ 21 欠所 24 支持部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(a)光源とカバーガラスを取り付けた第
    1の筐体を有する第1のユニットと、(b)該第1のユ
    ニットに組み付けられるロッドレンズと赤外カットフィ
    ルタを取り付けた第2の筐体を有する第2のユニット
    と、(c)該第2のユニットに組み付けられるイメージ
    センサとセンサ基板を実装する第3の筐体が搭載される
    イメージセンサ処理基板を具備する第3のユニットとを
    配置することを特徴とする密着イメージセンサ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の密着イメージセンサにお
    いて、前記第3のユニットは、前記センサ基板に導電ピ
    ンを取り付け、該センサ基板と前記イメージセンサ処理
    基板との間で分離された前記第3の筐体の一部を前記導
    電ピンによって挟み込み構成することを特徴とする密着
    イメージセンサ。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の密着イメージセンサにお
    いて、前記第2のユニットの基部の外側に張り出される
    支持部を形成し、前記第3の筐体を前記第2の筐体内に
    配置し、前記支持部に前記センサ処理基板の外端部を固
    定することを特徴とする密着イメージセンサ。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の密着イメージセンサにお
    いて、前記第3の筐体及び第2の筐体の支持部と前記イ
    メージセンサ処理基板との間に導電性フィルムを配置
    し、前記筐体本体に蓄積した静電気を、前記導電性フィ
    ルムを通じて前記イメージセンサ処理基板に通電し、該
    イメージセンサ処理基板側のアースにより静電除去する
    ことを特徴とする密着イメージセンサ。
JP9182333A 1997-07-08 1997-07-08 密着イメージセンサ Withdrawn JPH1132177A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9182333A JPH1132177A (ja) 1997-07-08 1997-07-08 密着イメージセンサ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9182333A JPH1132177A (ja) 1997-07-08 1997-07-08 密着イメージセンサ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1132177A true JPH1132177A (ja) 1999-02-02

Family

ID=16116482

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9182333A Withdrawn JPH1132177A (ja) 1997-07-08 1997-07-08 密着イメージセンサ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1132177A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006227384A (ja) * 2005-02-18 2006-08-31 Ricoh Co Ltd 画像読み取り装置、画像形成装置および画像読み取り方法
JP2009010924A (ja) * 2007-05-31 2009-01-15 Ricoh Co Ltd 画像読み取り装置、画像形成装置及び組み込み方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006227384A (ja) * 2005-02-18 2006-08-31 Ricoh Co Ltd 画像読み取り装置、画像形成装置および画像読み取り方法
JP4669713B2 (ja) * 2005-02-18 2011-04-13 株式会社リコー 画像読取装置及び画像形成装置
JP2009010924A (ja) * 2007-05-31 2009-01-15 Ricoh Co Ltd 画像読み取り装置、画像形成装置及び組み込み方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3594439B2 (ja) カメラ
GB2349537A (en) Scanner using a solid state illumination source
KR850008404A (ko) 미소간격중의 물체관찰방법 및 그 장치
US20090034296A1 (en) Light Emitting Unit, Illumination Device Using Such Light Emitting Unit, and Image Scanner
JPH1132177A (ja) 密着イメージセンサ
JP3509551B2 (ja) 外部電極型放電ランプによる光源装置
JPH08172512A (ja) 照明結像複合モジュール及びそれを用いた原稿読取り装置
JPH09330611A (ja) 画像読取装置及び光源ユニット
JPH07162586A (ja) 発光装置とそれを用いた密着型イメージセンサユニット
JP2002199253A (ja) 書画カメラの原稿照明装置
JP2007043237A (ja) 画像読み取り装置
JP2008005465A (ja) イメージセンサ装置、画像読取装置および画像形成装置
JPH02386A (ja) 発光ダイオードアレイ
JP3176202B2 (ja) 原稿読取装置及びそれを用いた情報処理装置
JP2000332962A (ja) 画像読み取り装置
JPH05227376A (ja) 蛍光灯装置
JPH0785238A (ja) 画像読み取り装置における原稿照明装置
JPH06319016A (ja) 画像読取装置
JP4152133B2 (ja) 発光装置
JPS60218966A (ja) 密着読取センサ−アレイユニツト
JPS6133675Y2 (ja)
JP2000270161A (ja) 画像読取装置
JP3168616B2 (ja) 半導体基板露光装置
JPS6298854A (ja) 密着センサ
JPH11317854A (ja) 画像読取装置及びそれを用いたカラー画像読取装置

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20041005