JPH11320858A - インクジェット記録装置及び記憶媒体 - Google Patents

インクジェット記録装置及び記憶媒体

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JPH11320858A
JPH11320858A JP10137835A JP13783598A JPH11320858A JP H11320858 A JPH11320858 A JP H11320858A JP 10137835 A JP10137835 A JP 10137835A JP 13783598 A JP13783598 A JP 13783598A JP H11320858 A JPH11320858 A JP H11320858A
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    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/485Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by the process of building-up characters or image elements applicable to two or more kinds of printing or marking processes
    • B41J2/505Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by the process of building-up characters or image elements applicable to two or more kinds of printing or marking processes from an assembly of identical printing elements
    • B41J2/5056Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by the process of building-up characters or image elements applicable to two or more kinds of printing or marking processes from an assembly of identical printing elements using dot arrays providing selective dot disposition modes, e.g. different dot densities for high speed and high-quality printing, array line selections for multi-pass printing, or dot shifts for character inclination

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 つなぎ目にスジ状の濃度ムラが発生して、画
像品質が低下する。 【解決手段】 補完印写用のバンディングパターンテー
ブルのデータに基づいて重ね領域をn回目又は(n+
k)回目で印写し、このときのバンディングパターンテ
ーブルの大きさを(オーバーラップノズル数)×(主走
査方向のビット数)としたときに(2×3)又は(3×
2)以上の大きさにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はインクジェット記録
装置に関し、副走査方向は画像の解像度より低い解像度
で主走査方向での記録を複数回繰り返すことで所定の解
像度の画像を記録するインターレース記録を行うインク
ジェット記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】インクジェット記録装置は、プリンタ、
ファクシミリ、コピー等に用いられており、例えば、副
走査方向に配列した複数のノズルを有する記録ヘッドを
主走査方向に移動させると共に、記録媒体(インク滴を
付着させるもの)を主走査方向と直交する副走査方向に
移動させながら、記録ヘッドのノズルから記録信号に応
じてインク滴を記録媒体に吐出することによって画像を
記録するシリアルスキャン型記録装置、或いは、全主走
査領域に相当する長さのライン型記録ヘッドを用いて記
録媒体を副走査方向に移動させながら、記録ヘッドのノ
ズルから記録信号に応じてインク滴を記録媒体に吐出す
ることによって画像を記録するライン型記録装置が知ら
れている。
【0003】ところで、このようなインクジェット記録
装置においては、記録ヘッドの記録ノズル間隔(ノズル
ピッチ)を記録密度に対応して形成して、ノズルピッチ
で画像を記録すると、記録密度が高密度になるに従って
ノズルピッチを小さくしなければならないが、ノズルピ
ッチを小さくすること限界があるために記録密度の高密
度化には限界が生じる。
【0004】そこで、従来のインクジェット記録装置に
あっては、例えば特公平3−56186号公報に記載さ
れているように、記録ヘッドの副走査方向のノズル間隔
Dの間をk回主走査することによって、記録ノズル間隔
より小さい記録ドット密度(解像度)で画像を記録する
インターレース印写方式を採用したものがある。また、
特許第261320号として、ノズル数をNとしたと
き、主走査とドットピッチPの副走査を交互n回繰り返
した後、P{n(N−1)+1}に対応するピッチの副
走査を行うようにしたものが知られている。
【0005】また、このインターレース印写方式で記録
を行なう場合に生じる記録不能領域の解消を目的とし
て、特開平7−242025号公報に記載されているよ
うに、記録素子間隔をk、記録素子数をn+1としたと
きに、n及びkが互いに素である2より大きい正の整数
で、且つn>kなる条件を満足し、記録媒体の記録領域
上端から(n−1)×(k−1)ライン以内に記録デー
タがある場合には、n個の記録素子を用いたk回の微小
送りとn個の記録素子を用いたインターレース印写とを
併用し、記録領域下端からn×kライン以内に記録デー
タがある場合には、n個の記録素子を用いたインターレ
ース印写と(n+1)個或いは下方のn個の記録素子を
用いたk回の微小送り記録とを併用して記録するように
したものがある。
【0006】また、特開平5−155040号公報に記
載されているように、テンプレートバッファに1走査分
の記録を行う毎に乱数を利用して規則性のない任意の間
引きパターンを生成する手段と、この間引きパターンに
従って第1回目の走査の下半分のデータと第2回目の上半
分のデータを間引く手段とを備えたものもある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たように記録ヘッドをk回主走査することで記録ノズル
間隔よりも小さい記録ドットピッチで画像を記録するよ
うにしたインターレース印写方式による場合、副走査方
向への移動精度、記録媒体の厚み、搬送ローラの偏心等
によって、例えば記録媒体の副走査方向の移動量(送り
量)が変化するため、記録ノズル列の端部の繋ぎ目にス
ジ状の濃度ムラが発生して、画像品質が低下するという
課題がある。また、テンプレートバッファを使用するも
のにあっては、1走査分のバッファが必要になってメモ
リが増大するという課題がある。
【0008】本発明は上記の点に鑑みてなされたもので
あり、インターレース印写を行う場合に発生するスジ状
の濃度ムラを低減して画像品質を向上することを目的と
する。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、請求項1のインクジェット記録装置は、副走査方向
に配列した複数のノズル有する記録ヘッドと、記録媒体
を副走査方向に移動させる手段とを備え、前記記録ノズ
ル間隔をDとしたときに、記録ノズル間隔Dの間をk回
(kは整数で、k≧2)主走査するインターレース記録
で、n回目(nは整数で、n≧1)の主走査時に印写す
る領域と(n+k)回目(kは整数で、k≧1)の主走
査時に印写する領域の一部を重ねて、この重ね領域を前
記n回目及び(n+k)回目のいずれかで補完して印写
するインクジェット記録装置であって、補完印写用のバ
ンディングパターンテーブルと、このバンディングパタ
ーンテーブルのデータに基づいてn回目で記録するか
(n+k)回目で印写するかを判別する手段とを有し、
前記バンディングパターンテーブルの大きさを(オーバ
ーラップノズル数)×(主走査方向のビット数)とした
ときに(2×3)又は(3×2)以上の大きさを有する
構成とした。
【0010】請求項2のインクジェット記録装置は、上
記請求項1のインクジェット記録装置において、前記記
録媒体に応じて使用する前記バンディングパターンテー
ブルの大きさを変更する構成とした。
【0011】請求項3のインクジェット記録装置は、上
記請求項1又は2のインクジェット記録装置において、
ドット径の大きさに応じて使用する前記バンディングパ
ターンテーブルの大きさ変更する構成とした。
【0012】請求項4のインクジェット記録装置は、上
記請求項1乃至3のいずれかのインクジェット記録装置
において、記録モードに応じて使用する前記バンディン
グパターンテーブルの大きさ変更する構成とした。
【0013】請求項5のインクジェット記録装置は、上
記請求項1乃至4のいずれかのインクジェット記録装置
において、中間調処理モードに応じて使用する前記バン
ディングパターンテーブルの大きさを変更する構成とし
た。
【0014】請求項6のインクジェット記録装置は、上
記請求項2乃至5のいずれかのインクジェット記録装置
において、予め複数の前記バンディングパターンテーブ
ルを有し、使用するバンディングパターンテーブルを選
択する構成とした。
【0015】請求項7の記憶媒体は、副走査方向に配列
した複数のノズル有する記録ヘッドと、記録媒体を副走
査方向に移動させる手段とを備え、前記記録ノズル間隔
をDとしたときに、記録ノズル間隔Dの間をk回(kは
整数で、k≧2)主走査するインターレース記録で、n
回目(nは整数で、n≧1)の主走査時に印写する領域
と(n+k)回目(kは整数で、k≧1)の主走査時に
印写する領域の一部を重ねて、この重ね領域を前記n回
目及び(n+k)回目のいずれかで補完して印写するこ
とが可能のインクジェット記録装置に対し、補完印写用
のバンディングパターンテーブルのデータを転送させる
プリンタドライバを記憶した記憶媒体であって、前記バ
ンディングパターンテーブルの大きさが(オーバーラッ
プノズル数)×(主走査方向のビット数)としたときに
(2×3)又は(3×2)以上の大きさである構成とし
た。
【0016】請求項8の記憶媒体は、上記請求項7の記
憶媒体において、複数のバンディングパターンテーブル
と、インクジェット記録装置側に転送するバンディング
パターンテーブルを選択する手段を記憶している構成と
した。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面を参照して説明する。図1は本発明の第1実施形態
に係インクジェット記録装置の機構部の概略図、図2は
図1の要部概略斜視図、図3は記録ヘッドの概略を示す
斜視説明図、図4は同記録ヘッドの断面説明図である。
【0018】このインクジェット記録装置は、左右の側
板1,2間(図2参照)に横架したガイドロッド3とガ
イド板4とでキャリッジ5を主走査方向(図2の矢示A
方向)に摺動自在に保持し、キャリッジ5の下面側には
インクジェットヘッドからなる記録ヘッド6をインク滴
吐出方向を下方に向けて装着し、キャリッジ5の上面側
には記録ヘッド6に各色のインクを供給するためのイン
クタンク(インクカートリッジ)7を装着している。
【0019】記録ヘッド6は、図3に示すように、イエ
ロー(Y)のインクを吐出する複数の記録ノズル8から
なる記録ノズル列8yを有するヘッド6yと、マゼンタ
(M)のインクを吐出するノズル列8mを有するヘッド
6mと、シアン(C)のインクを吐出する記録ノズル列
8cを有するヘッド6cと、ブラック(Bk)のインク
を吐出するノズル列8kを有するヘッド6kの4個のヘ
ッドを、各記録ノズル列8y,8m,8c,8kの記録
ノズル8が副走査方向に配列されるようにキャリッジ5
に主走査方向に配置したものである。なお、インクカー
トリッジ7も同様に各色のインクを収納した4個の独立
したインクカートリッジからなる。
【0020】ここで、各ヘッド6y,6m,6c,6k
は、図4に示すように、液室10を形成する液室形成部
材11の前面に複数の記録ノズル8を形成したノズル形
成部材12が設けられ、図示しない圧電素子、気泡発生
用ヒータ等のエネルギー発生手段によって液室10内の
インクに圧力を与えることによって、液室10内のイン
クがノズル形成部材12の記録ノズル8からインク滴1
3となって飛翔して記録媒体(以下、「用紙」とい
う。)にドットとして着弾付着する。このとき、各液室
10に圧力を与えるエネルギー発生手段を選択的に駆動
することによって所望の画像を印写することができる。
【0021】なお、本実施例においては、4色のヘッド
及びインクカートリッジで説明するが、例えば、各色の
淡いインク用のヘッド及びインクカートリッジを加えて
もよいし、R(赤)、G(緑)、B(青)又はその他の
色のヘッド及びインクカートリッジを加えてもよい。
【0022】図1及び図2に戻って、キャリッジ5は、
ステッピングモータからなる主走査モータ15で回転さ
れる駆動プーリ16と従動プーリ17との間に張装した
タイミングベルト18に連結して、主走査モータ15を
駆動制御することによってキャリッジ5、即ち記録ヘッ
ド6が主走査方向に移動されるようにしている。
【0023】一方、用紙20を副走査方向(図2の矢示
B方向)に搬送するために搬送ローラ21と、搬送ロー
ラ21の周面に押し付けて配設した給紙ローラ22,2
3及び用紙送り角を規定するピンチローラ24と、記録
ヘッド6が対向するガイド板25と、記録ヘッド6より
用紙搬送方向下流側の排紙ローラ26及びこの排紙ロー
ラ26に押し付けられて当接する用紙押え用拍車ローラ
27とを備えている。
【0024】そして、ステッピングモータからなる副走
査モータ28の回転をギヤ29〜31及び搬送ローラギ
ヤ32を介して搬送ローラ21に伝達して、搬送ローラ
21を回転駆動することによって給紙部33に収納した
用紙20を搬送ローラ21と給紙ローラ22,23及び
用紙押え用ローラ24を経て、記録ヘッド6とガイド板
25との間に送り込み、搬送ローラ21で用紙20を副
走査方向に移動させながら、搬送ローラギヤ32に噛み
合うギヤ34を介して回転される排紙ローラ26及び用
紙押え用拍車ローラ27で用紙20を排紙方向(図2の
矢示B方向)に送り出す。
【0025】このように構成したこの記録装置では、記
録ヘッド6(キャリッジ5)を主走査方向に移動走査さ
せながら、用紙20を副走査方向に搬送して、記録ヘッ
ド6各ヘッド6y,6m,6c,6kのノズル8,8…
から所要の色のインク滴を吐出させることによって、用
紙20上に所要のカラー画像(黒画像を含む。)を記録
する。
【0026】また、この記録装置においては、キャリッ
ジ5の主走査領域の右側部分に、記録ヘッド6の信頼性
維持回復機構(サブシステム)35を配設し、印字待機
状態にあるとき、ホスト側から所定時間印刷データが転
送されないとき、或いは予め定めた時間間隔などで、記
録ヘッド6のノズル面やノズルの汚れを除去するなどの
信頼性維持回復動作を行う。
【0027】次に、このインクジェット記録装置の制御
部の概要について図5を参照して説明する。この制御部
は、この記録装置全体の制御を司るマイクロコンピュー
タ(以下、「CPU」と称する。)40と、必要な固定
情報を格納したROM41と、ワーキングメモリ等とし
て使用するRAM42と、プリンタコントローラ側との
間でデータを送受するための入出力(I/O)ポート4
3と、プリンタコントローラ側から送られた画データを
格納する画像メモリ44と、CPU40からのアドレス
データをデコードするアドレスデコーダ45と、フリッ
プフロップ(FF)回路からなる補完印写のパターン
(以下、「バンディングパターン」という。)を格納す
るバンディングパターン格納部46と、各ヘッド6y,
6m,6c,6kを駆動制御するためのヘッド駆動部4
7y,47m,47c,47kと、主走査モータ15及
び副走査モータ28を駆動するモータドライバ48等と
を備えている。なお、バンディングパターン格納部46
は、ファームウェアを書込んだROM、論理回路を構成
したハードウェア、RAM等でも構成することができ
る。
【0028】そして、この制御部は、画像メモリ44に
蓄積した画データを順次読み出してヘッド駆動部47
y,47m,47c,47kに転送させる。また、アド
スデコーダ45にアドレスデータを送出してバンディン
グパターン格納部46にバンディングパターンを格納さ
せる。そして、各ヘッド駆動部47y,47m,47
c,47kは画データをバンディングパターンデータと
に基づいて生成した印写データを内部バッファに一時格
納して、所要量の印写データが蓄積されたときに各ヘッ
ド6y,6m,6c,6kに送出する。一方、CPU4
0はモータドライバ48に対して駆動制御信号を出力し
て、キャリッジ5を主走査方向の移動走査し、搬送ロー
ラ21を回転させて用紙20を所定量搬送させる。
【0029】次に、インクジェット記録装置におけるイ
ンターレース印写方式について図6を参照して説明す
る。同図に示すインターレース印写方式は、記録ヘッド
の記録ノズル間隔をDとし、(m+a/k)×D(mは
整数で、m≧1、a/kは既約分数、kは整数で、k≧
2)の均等改行(副走査移動量)でk回の主走査を行う
ことによって、D/kの記録ドットピッチで画像を記録
する方式である。ここでは、記録ヘッドの記録ノズル数
Nを記録ノズルn1〜n10の10個、定数m=3、k
=3、記録ノズル間隔(各記録ノズルの間隔)をDとし
て、副走査方向への移動量を(m+1/k)×Dとす
る。
【0030】そして、同図(a)に示すように、1回目
の主走査時に記録ノズルn7〜n10を使用して印写
し、記録ヘッドと用紙とを(m+1/k)×Dだけ相対
移動、即ち、この例では用紙5を副走査方向に(m+1
/k)×Dだけ移動させた後、2回目の主走査時に記録
ノズルn4〜n10を使用して印写し、同じく用紙を副
走査方向に(m+1/k)×Dだけ移動させた後、3回
目の主走査時にすべての記録ノズルn1〜n10を使用
して印写し、以後同様に全ての記録ノズルn1〜n10
を使用して4回目以降の主走査による印写を行う。
【0031】このようにすることで、記録ノズル間隔D
の記録ヘッドを用いてD/kの記録ドットピッチで記録
を行うことができ、この場合、副走査方向への移動精
度、記録媒体である用紙の厚み管理、搬送ローラの偏芯
品質等のすべての条件が整っているとすると、同図
(b)に示すように濃度ムラのない理想的な印写ドット
パターンが得られる。
【0032】しかしながら、実際には、副走査方向への
移動精度、記録媒体である用紙の厚み管理、搬送ローラ
の偏芯品質等のすべての条件を整えることは困難であ
り、副走査方向への移動量に誤差が生じる。つまり、図
7(a)に示すように、上述した図6(a)に示したの
と同じ設定で、副走査方向の移動量(用紙送り量)が設
計値よりも誤差ΔLだけ多くなった場合、印写ドットパ
ターンは図7(b)に示すようになり、パターン全体に
濃度ムラが発生する。
【0033】この濃度ムラのうち、視覚的に目立つの
は、n回目と(n+k)回目の主走査時の記録ノズル列
の端部の繋ぎ目に発生するスジ状の低濃度領域(所謂
「白スジ」)である。この白スジが発生する理由は、同
図(a)において、(n+k)回目の主走査時に記録ノ
ズルn1が正規の位置より(ΔL×k)だけずれている
ことによる。
【0034】そこで、本発明に係るインクジェット記録
装置におけるインターレース印写方式について図8を参
照して説明する。本発明では、記録ノズルのノズル数N
を、N=km+a+Nov(k>a≧1、a/kは規約
分数、mは整数で、m≧1、Novはオーバーラップノ
ズル数)とし、n回目(nは整数で、n≧1)の主走査
時に印写する領域と(n+k)回目の主走査時に印写す
る領域の一部を重ねて、この重ね領域をn回目及び(n
+k)回目のいずれかで補完して印写し、このときの副
走査移動量を(m+a/k)×Dとする。
【0035】例えば、図8(a)に示すように、k=
3、m=2、a=1、オーバーラップノズル数Nov=
3として、記録ヘッドの記録ノズル数N=km+a+N
ov=(3・2+1+3)=10として、副走査方向へ
の移動量を(m+a/k)×D=(2+1/3)×Dと
することによって、n回目、例えば1回目の主走査時に
印写する領域と、(n+k)回目、例えば(1+3)=
4回目の主走査時に印写する領域の一部を重ねている。
つまり、1回目の主走査時に記録ノズルn8〜n10で
印写する領域と4回目の主走査時に記録ノズルn1〜n
3で印写する領域の一部を重ねている。この場合、重ね
領域の記録ノズル数は、同図に黒丸「●」で示すように
3個である。
【0036】これにより、1回目(n回目)の主走査時
に記録ノズルn8〜n10で印写するドットと4回目
{(n+k)回目}の主走査時に記録ノズルn1〜n3
で印写するドットは、同図(b)に示すように副走査方
向で一部が重なるので、この重ね領域のドットを1回目
の主走査時及び4回目の主走査時のいずれかで補完して
印写するようにする。なお、同図(b)に破線で示すド
ットは重ね領域のドットを明確にするために説明の都合
上破線で示しているだけである。
【0037】このように、重ね領域の補完印写とは、n
回目と(n+k)回目で重ね領域を設けて、この重ね領
域の各ドットの内のいずれかを印写してn回目と(n+
k)回目の印写で重ね領域全体のドットを印写する(な
お、実際にドットが形成されるか否かは記録信号によ
る。)ことである。
【0038】すなわち、バンディング処理を何も行なわ
ないで補完印写を行なわないときには、図9に示すよう
に、n回目(1回目)と(n+k)回目(4回目)とを
重ね領域なく印写する。このような印写を行なった結果
について、その濃度をマイクロデンシトメータで測定す
ると、図16(c)に示すように白スジ(又は黒スジ)
が発生する。なお、白スジは副走査送り量が多いと発生
し、黒スジは副走査送り量が少ないと発生する。
【0039】これに対して、バンディング処理を行なっ
て補完印写を行なう場合の異なる例について図10乃至
図14を参照して説明する。図10(a)は、n回目
(1回目)と(n+k)回目(4回目)とに2ドットの
重ね領域を設定して、n回目(1回目)の主走査時には
重ね領域の各ドットの内の黒丸「●」で示すドットを印
写し、(n+k)回目(4回目)の主走査時には重ね領
域の各ドットの内の白丸「○」で示すドットを印写する
例である。この図10(a)に示す例は、同図(b)に
示すように2×2の大きさのバンディングパターンテー
ブルを用いてバンディングパターンを発生させることで
行なえる。このときの濃度をマイクロデンシトメータで
測定すると、図16(b)に示すようになり、このレベ
ルでは未だ白スジが目立っている。
【0040】図11(a)は、n回目(1回目)と(n
+k)回目(4回目)とに2ドットの重ね領域を設定し
て、n回目(1回目)の主走査時には重ね領域の各ドッ
トの内の黒丸「●」で示すドットを印写し、(n+k)
回目(4回目)の主走査時には重ね領域の各ドットの内
の白丸「○」で示すドットを印写する例である。この図
11(a)に示す例は、同図(b)に示すように2×3
の大きさのバンディングパターンテーブルを用いてバン
ディングパターンを発生させることで行なえる。このと
きの濃度をマイクロデンシトメータで測定すると、図1
6(a)に示すようになり、図10の例に比べて白スジ
が改善されている。
【0041】図12(a)は、n回目(1回目)と(n
+k)回目(4回目)とに3ドットの重ね領域を設定し
て、n回目(1回目)の主走査時には重ね領域の各ドッ
トの内の黒丸「●」で示すドットを印写し、(n+k)
回目(4回目)の主走査時には重ね領域の各ドットの内
の白丸「○」で示すドットを印写する。この図12
(a)に示す例は、同図(b)に示すように3×2の大
きさのバンディングパターンテーブルを用いてバンディ
ングパターンを発生させて行なうことができる。このと
きの濃度をマイクロデンシトメータで測定すると、図1
6(a)に示すようになり、やはり図10の例に比べて
白スジが改善されている。
【0042】また、図13はバンディングパターンテー
ブルの大きさを5×32にした例であり、このときの濃
度をマイクロデンシトメータで測定すると、図15
(c)に示すようになり、かなり改善される。図14は
バンディングパターンテーブルの大きさを10×642
にした例であり、このときの濃度をマイクロデンシトメ
ータで測定すると、図15(b)に示すようになり、更
に改善される。
【0043】ここで、マイクロデンシトメータによる濃
度測定結果について画像スジランクを次のように定め
る。 ランク5−図15(a) ランク4−図15(b) ランク3−図15(c) ランク2−図16(a) ランク1−図16(b) ランク0−図16(c)
【0044】また、図17に示すように、画像スジラン
クを横軸に、官能ランクを縦軸にしたグラフで、官能ラ
ンクは、次のように設定した。 ランク5−非常に良い。 ランク4−良い。 ランク3−やや良い。 ランク2−やや悪い。 ランク1−悪い。 ランク0−非常に悪い。 そして、「良い」以上、すなわち、ランク4以上であれ
ば、画像は良い画像と評価することとした。
【0045】そうすると、官能ランクが「4以上」にな
るのは、画像スジランクが「2以上」であり、これをバ
ンディングパターンの大きさで見ると「2×3」、「3
×2」以上となる。つまり、バンディングパターンテー
ブルの大きさを(オーバーラップノズル数)×(主走査
方向のビット数)とすると、「2×3」又は「3×2」
以上とすれば、インターレース記録で発生する記録ノズ
ル列端部のつなぎ目で発生するスジ状の濃度むら(バン
ディング)を拡散することができ、濃度むらのない高画
質の画像を得ることができる。
【0046】次に、本発明の第1実施形態における制御
部によるバンディングパターンの生成及び同パターンに
基づく印写制御に関して図18及び図19を参照して説
明する。ここで、図18はバンディングパターン格納部
46を1ドット(1ビット分)について示す回路図であ
る。このバンディングパターン格納部46には、CPU
40からのテーブルリード信号で読出されるバンディン
グデータ信号を出力するバンディングパターンテーブル
49と、アドレスデコーダ45の出力とCPU40から
のストローブ信号及びセレクト信号のAND(論理積)
をとるAND回路A1と、CPU40からのクロック信
号をクロック入力としてAND回路A1の出力を入力す
るフリップフロップ回路FFaと、フリップフロップ回
路FFaに出力とCPU40からのライト信号の論理積
をとるAND回路A2と、AND回路A2の出力をクロ
ック入力として、バンディングパターンテーブル49か
ら出力されるバンディングデータ信号を入力して、ヘッ
ド駆動部47からのセレクト信号及びストローブ信号の
論理積をとるAND回路A3の出力で保持している内容
を出力する1ビット分のバンディングパターン格納用の
フリップフロップ回路FFbとを備えている。
【0047】また、ヘッド駆動部47にはフリップフロ
ップ回路FFbに出力と画像メモリ44からの画データ
との論理積をとるAND回路A4と、このAND回路A
4の出力を一時格納するバッファBとを備えている。
【0048】そこで、図19を参照して、まず、CPU
40からのアドレスデータをアドレスデコーダ45に出
力することで、アドレスデコーダ45からはこのアドレ
スデータをデコードしたデコード信号を出力する。そし
て、このデコード信号とCPU40からのストローブ信
号及びセレクト信号の論理積をAND回路A1でとる。
【0049】このとき、AND回路A1の出力が「0」
であれば、バンディングパターン格納部46のフリップ
フロップ回路FFaは変化しない。これに対して、AN
D回路A1の出力が「1」であれば、これがバンディン
グパターン格納部46のフリップフロップ回路FFaの
入力となり、CPU40からのクロック信号のエッジ
(立上がりエッジ又は立下がりエッジ)で、フリップフ
ロップ回路FFaから出力信号が出力される。
【0050】そして、このフリップフロップ回路FFa
の出力信号とCPU40から出力するライト信号のAN
D(論理積)をAND回路A2でとり、このAND回路
A2の出力が「0」であれば変化なしで、AND回路A
2の出力が「1」であれば、これをフリップフロップ回
路FFbのクロック入力とするので、CPU40からの
テーブルリード信号を出力することで、バンディングパ
ターンテーブル49からバンディングデータ信号が出力
されてフリップフロップ回路FFbに書込まれる。
【0051】このようにして、1ビット(1ドット)の
バンディングパターンのデータが生成されてフリップフ
ロップ回路FFbに保持される。同様にして、バンディ
ングパターンのデータを格納するための図示しない複数
のフリップフロップ回路に1ビット単位でバンディング
パターンのデータを生成して格納(保持)する。
【0052】バンディングパターン格納部46の各フリ
ップフロップ回路FFbに所定量のバンディングパター
ンが格納された後、ヘッド駆動部47(ヘッド駆動部4
7y,47m,47c,47kのいずれか)からバンデ
ィングパターン格納部46に対してセレクト信号及びス
トローブ信号が与えられることで、AND回路A3の出
力が「1」になり、バンディングパターン格納部46の
フリップフロップ回路FFbに保持しているバンディン
グパターンデータが当該ヘッド駆動部47に対して送出
される。
【0053】ヘッド駆動部47では、画像メモリ44か
ら受け取った画データとバンディングパターン格納部4
6から受け取ったバンディングパターンデータの論理積
をAND回路A4でとり、その結果を内部バッファBに
蓄積し、内部バッファBに所要量のデータを蓄積できた
後、ヘッドを駆動制御して用紙に印写する。
【0054】このように、重ね領域を補完印写するとき
の印写パターンを生成する手段と、この手段で生成する
印写パターンを格納するフリップフロップ回路とを備え
ることによって、簡単にバンディングパターンを生成出
力することができる。
【0055】次に、図20を参照して本実施形態の他の
例を説明する。この例は、制御部に各色毎のヘッドに対
応して各色毎のバンディングパターンデータを格納する
バンディングパターン格納部46y,46m,46c,
46kを備えたものである。CPU40からのアドレス
データをデコードしたデコード信号、CPU40から出
力するストローブ信号、セレクト信号等は各ヘッド用の
バンディングパターン格納部46y,46m,46c,
46kに出力し、各ヘッド駆動部47y,47m,47
c,47kはそれぞれ対応するバンディングパターン格
納部46y,46m,46c,46kに対してセレクト
信号及びストローブ信号を出力してバンディングパター
ンデータを読み出す。
【0056】このように、各色毎に重ね領域を補完印写
するときの印写パターンを生成する手段と、この手段で
生成する印写パターンを格納するフリップフロップ回路
とを備えることによって、簡単に各色毎のバンディング
パターンを生成出力することができる。
【0057】次に、図21図を参照して本発明の第2実
施形態について説明する。この実施形態は、操作部50
に使用する用紙の種別を入力するための手段、例えば、
スイッチ、キー、或いはメニュー選択方式等の手段を備
え、操作部50から入力される用紙種別をRAM42に
格納保持して、用紙種別に応じて重ね領域のドット数を
変えるようにしたものである。
【0058】即ち、図22に示すように搬送ローラ21
に用紙20が密着した状態で搬送しながら記録ヘッド6
で用紙20の表面に印写する場合、用紙20の厚みによ
って用紙20表面の移動量が変化し、特に、厚紙やOH
Pフィルムを使用する場合には、搬送ローラの径がその
厚み分だけ太くなったのと同じになり、副走査方向の移
動量が普通紙に比べて多くなる。
【0059】そのため、例えば表1に示すように厚みが
0.5mm未満の専用紙や普通紙を用いる場合にはバンデ
ィングパターンテーブルの大きさを「3×64」にし、
厚みが0.5mm以上の厚紙やOHPフィルムを用いる場
合にはバンディングパターンテーブルの大きさを「4×
80」にする、というように用紙の厚みに応じて重ね領
域のドット数を異ならせることによって、白スジ又は黒
スジを拡散し、官能ランク4以上の濃度ムラのない高画
質の画像を形成することができる。
【0060】
【表1】
【0061】この場合、記録装置側に大きさの異なるバ
ンディングパターンテーブルを複数備えて、用紙に応じ
て異なる大きさのバンディングパターンテーブルを使用
するようにしてもよいし、或いは、記録装置側にはバン
ディングパターンテーブル用の書換え可能なメモリを備
えて、ホスト側のプリンタドライバから使用するバンデ
ィングパターンテーブルのデータを転送することで、用
紙に応じた大きさのバンディングパターンテーブルを使
用するようにすることもできる。また、用紙種別の指定
は記録装置側で行なうようにすることもできる。
【0062】さらに、大きさの異なるバンディングパタ
ーンテーブルのデータをブリンタドライバの一部として
記録媒体に格納しておき、これをホスト側から選択的に
或いは全部を記録装置側に転送して、インクジェット記
録装置側で所要のバンディングパターンテーブルを使用
することもできる。さらにまた、このバンディングパタ
ーンテーブルの記録媒体への格納は1種類のデータであ
ってもよい。
【0063】次に、本発明の第3実施形態について図2
3を参照して説明する。同図はバンディングパターンテ
ーブルの大きさを「3×64」、「4×80」にしたと
きのドット径(横軸)と官能ランク(縦軸)との関係を
示すものである。一般的にはドット径が大きいと白スジ
が発生しにくいことが分かっている。同図からドット径
が70μmの画像の場合、画像スジランクを4以上にす
るためにはバンディングパターンテーブルの大きさは
「4×80」以上必要で、ドット径が90μmの画像の
場合「3×64」以上必要であることが分かる。
【0064】そこで、本実施形態においてはドット径に
応じてバンディングパターンテーブルの大きさを変える
ようにしている。これによって、インターレース記録で
発生する記録ノズル列端部のつなぎ目のスジ状の濃度む
ら(バンディング)を拡散することができ、濃度むらの
ない高画質画像を得ることができる。この場合、異なる
大きさのバンディングパターンテーブルを使用するため
の手段は、上述したように、記録装置側に複数種のテー
ブルを備えたり、ホスト側から記録装置側に転送するな
どすればよい。
【0065】次に、本発明の第4実施形態について図2
4乃至図27を参照して説明する。本実施形態は印写方
式に応じて使用するバンディングパターンテーブルを異
ならせるようにするものである。ここで、図24は図1
2(a)の1回の主走査を主走査方向に奇数番目と偶数
番目の2回に分けて印写を行なう方式の例である。一般
に複数回に分けて印写する方式をマルチパス方式とい
う。ここでは、2回に分けて印写するので2パス方式と
称する。この2パス方式に対して、通常の印写方式は1
パスなので、1パス方式と称する。この場合、2パス方
式では1回目、4回目主走査を2回に分けるために、重
ね領域の部分は1、2、7、8回目主走査で印写される
ことになる。
【0066】また、主走査方向へのライン(横ライン)
を印写した場合の1パス方式と2パス方式のドットの違
いは図25(a)、(b)に示すようになる。すなわ
ち、1パス方式で横ラインを印写した場合は、同図
(a)に示すように隣接ドットが連続的にほぼ同時に印
写されるため、インクが浸透して行く前に隣接ドットが
にじんでつながってしまうが、一般的には滲みが発生す
ることでスジは出にくくなる。また、2パス方式で横ラ
インを印写した場合は、同図(b)に示すようにドット
が十分浸透してから隣接ドットが印写されるため、ドッ
トが整列して印写される。
【0067】ここで、バンディングパターンテーブルと
して「4×80」に固定して1パス方式と2パス方式で
印写した場合のドット径に対する官能ランクの一例を示
すと図26図に示すようになる。1パス方式ではドット
径70μmの画像で官能ランク「4:良い」以上になる
のに対し、2パス方式では同じドット径の画像で官能ラ
ンク「2:やや悪い」となる。したがって、2パス方式
で1パス方式と同じ「4×80」のバンディングパター
ンテーブルを用いると高画質画像を得ることができなく
なる。
【0068】そこで、バンディングパターンテーブルと
して「5×128」を用いて1パス方式と2パス方式で
印写した場合のドット径に対する官能ランクの一例を示
すと図27図に示すようになる。すなわち、この大きさ
のバンディングパターンテーブルにしてドット径70μ
mの画像を2パス方式で印写した場合にも官能ランク
「4:良い」に到達する。
【0069】したがって、本実施形態においては印写方
式の違いに応じてバンディングパターンテーブルの大き
さを変える(その手段については上述した例と同様であ
る。)ようにしている。これによって、インターレース
記録で発生する記録ノズル列端部のつなぎ目のスジ状の
濃度むら(バンディング)を拡散することができ、濃度
むらのない高画質画像を得ることができる。
【0070】次に、本発明の第5実施形態について図2
8及び図29を参照して説明する。本実施形態は中間調
処理に応じて使用するバンディングパターンテーブルを
異ならせるようにするものである。一般に中間調処理の
なかで、ディザ法と誤差拡散法では、ディザ法の方がス
ジの出やすい画像となる。ここで、図28はバンディン
グパターンテーブルとして「4×80」に固定して、デ
ィザ法と誤差拡散法のドット径による官能ランクを示す
ものである。ディザ方はドット径70μmの画像で官能
ランク「4:良い」以上になるのに対し、誤差拡散法で
は同じドット径の画像で官能ランク「2:やや悪い」と
なる。したがって、誤差拡散法でディザ法と同じ「4×
80」のバンディングパターンテーブルを用いると高画
質画像を得ることができなくなる。
【0071】そこで、バンディングパターンテーブルと
して「6×256」を用いてディザ法と誤差拡散法で印
写した場合のドット径に対する官能ランクの一例を示す
と図29図に示すようになる。すなわち、この大きさの
バンディングパターンテーブルにしてドット径70μm
の画像を誤差拡散法で印写した場合にも官能ランク
「4:良い」に到達する。
【0072】したがって、本実施形態においては印写方
式の違いに応じてバンディングパターンテーブルの大き
さを変える(その手段については上述した例と同様であ
る。)ようにしている。これによって、インターレース
記録で発生する記録ノズル列端部のつなぎ目のスジ状の
濃度むら(バンディング)を拡散することができ、濃度
むらのない高画質画像を得ることができる。
【0073】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1のインク
ジェット記録装置によれば、インターレース記録で、n
回目の主走査時に印写する領域と(n+k)回目の主走
査時に印写する領域の一部を重ねて、この重ね領域をn
回目及び(n+k)回目のいずれかで補完して印写する
インクジェット記録装置であって、補完印写用のバンデ
ィングパターンテーブルと、このバンディングパターン
テーブルのデータに基づいてn回目で記録するか(n+
k)回目で印写するかを判別する手段とを有し、前記バ
ンディングパターンテーブルの大きさを(オーバーラッ
プノズル数)×(主走査方向のビット数)としたときに
(2×3)又は(3×2)以上の大きさを有する構成と
したので、インターレース記録で発生する記録ノズル列
端部のつなぎ目のスジ状の濃度ムラ(バンディング)を
容易に、高速で拡散することができて、高画質画像を得
ることができる。
【0074】請求項2のインクジェット記録装置によれ
ば、上記請求項1のインクジェット記録装置において、
記録媒体に応じて使用するバンディングパターンテーブ
ルの大きさを変更する構成としたので、インターレース
記録で発生する記録ノズル列端部のつなぎ目のスジ状の
濃度ムラ(バンディング)を記録媒体に応じて容易に、
高速で拡散することができて、高画質画像を得ること。
【0075】請求項3のインクジェット記録装置によれ
ば、上記請求項1又は2のインクジェット記録装置にお
いて、ドット径の大きさに応じて使用するバンディング
パターンテーブルの大きさ変更する構成としたので、イ
ンターレース記録で発生する記録ノズル列端部のつなぎ
目のスジ状の濃度ムラ(バンディング)をドット径の大
きさに応じて容易に、高速で拡散することができて、高
画質画像を得ること。
【0076】請求項4のインクジェット記録装置によれ
ば、上記請求項1乃至3のいずれかのインクジェット記
録装置において、記録モードに応じて使用するバンディ
ングパターンテーブルの大きさ変更する構成としたの
で、インターレース記録で発生する記録ノズル列端部の
つなぎ目のスジ状の濃度ムラ(バンディング)を記録モ
ード(印写方式)に応じて容易に、高速で拡散すること
ができて、高画質画像を得ることができる。
【0077】請求項5のインクジェット記録装置によれ
ば、上記請求項1乃至4のいずれかのインクジェット記
録装置において、中間調処理モードに応じて使用するバ
ンディングパターンテーブルの大きさを変更する構成と
したので、インターレース記録で発生する記録ノズル列
端部のつなぎ目のスジ状の濃度ムラ(バンディング)を
中間調処理モードに応じて容易に、高速で拡散すること
ができて、高画質画像を得ることができる。
【0078】請求項6のインクジェット記録装置によれ
ば、上記請求項2乃至5のいずれかのインクジェット記
録装置において、予め複数のバンディングパターンテー
ブルを有し、使用するバンディングパターンテーブルを
選択する構成としたので、使用するバンディングパター
ンテーブルの選択を容易に行なうことができる。
【0079】請求項7の記憶媒体によれば、インターレ
ース記録で、n回目の主走査時に印写する領域と(n+
k)回目の主走査時に印写する領域の一部を重ねて、こ
の重ね領域をn回目及び(n+k)回目のいずれかで補
完して印写することが可能のインクジェット記録装置に
対し、補完印写用のバンディングパターンテーブルのデ
ータを転送させるプリンタドライバを記憶した記憶媒体
であって、バンディングパターンテーブルの大きさが
(オーバーラップノズル数)×(主走査方向のビット
数)としたときに(2×3)又は(3×2)以上の大き
さである構成としたので、インターレース記録で発生す
る記録ノズル列端部のつなぎ目のスジ状の濃度ムラ(バ
ンディング)を容易に、高速で拡散することができて、
高画質画像を得ることができる。
【0080】請求項8の記憶媒体によれば、上記請求項
7の記憶媒体において、複数のバンディングパターンテ
ーブルと、インクジェット記録装置側に転送するバンデ
ィングパターンテーブルを選択する手段を記憶している
構成としたので、インターレース記録で発生する記録ノ
ズル列端部のつなぎ目のスジ状の濃度ムラ(バンディン
グ)を容易に、高速で拡散するための適切なバンディン
グパターンテーブルをインクジェット記録装置に転送す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係るインクジェット記
録装置の機構部の概略図
【図2】図1の要部概略斜視図
【図3】記録ヘッドの概略を示す斜視説明図
【図4】同記録ヘッドの断面説明図
【図5】同記録装置の制御部を示すブロック図
【図6】同じくインタレース印写の説明に供する他の説
明図
【図7】図6のインタレース印写で誤差が発生した状態
を説明する説明図
【図8】本発明に係るインターレース印写で誤差が発生
した状態を説明する説明図
【図9】重ね領域の補完印写を行なわない例の説明に供
する説明図
【図10】(a)は重ね領域の補完印写の第1例の説明
に供する説明図、(b)はそのバンディングパターンテ
ーブルの説明図
【図11】(a)は重ね領域の補完印写の第2例の説明
に供する説明図、(b)はそのバンディングパターンテ
ーブルの説明図
【図12】(a)は重ね領域の補完印写の第3例の説明
に供する説明図、(b)はそのバンディングパターンテ
ーブルの説明図
【図13】第4例のバンディングパターンテーブルの説
明図
【図14】第5例のバンディングパターンテーブルの説
明図
【図15】印写結果の濃度をマイクロデンシトメータで
測定した結果を説明する説明図
【図16】印写結果の濃度をマイクロデンシトメータで
測定した結果を説明する説明図
【図17】画像スジランクと官能ランクの関係例を示す
線図
【図18】重ね領域の補完印写の説明に供するブロック
【図19】重ね領域の補完印写の説明に供するフロー図
【図20】本発明の第1実施形態の他の例の説明に供す
るブロック図
【図21】本発明の第2実施形態の説明に供するブロッ
ク図
【図22】同実施例の作用説明に供する説明図
【図23】本発明の第3実施形態の説明に供するドット
径と官能ランクの関係例を示す線図
【図24】本発明の第4実施形態における印写方式(記
録モード)の説明に供する説明図
【図25】同実施形態の説明の供する印字結果の説明図
【図26】同実施形態の説明の供するドット径と官能ラ
ンクの関係例を示す線図
【図27】同実施形態の説明の供するドット径と官能ラ
ンクの他の関係例を示す線図
【図28】本発明の第5実施形態の説明の供するドット
径と官能ランクの関係例を示す線図
【図29】同実施形態の説明の供するドット径と官能ラ
ンクの他の関係例を示す線図
【符号の説明】
5…キャリッジ、6…記録ヘッド、15…主走査モー
タ、20…用紙、21…搬送ローラ、28…副走査モー
タ、44…画像メモリ、45…アドレスデコーダ、46
…バンディングパターン格納部。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 副走査方向に配列した複数のノズル有す
    る記録ヘッドと、記録媒体を副走査方向に移動させる手
    段とを備え、前記記録ノズル間隔をDとしたときに、記
    録ノズル間隔Dの間をk回(kは整数で、k≧2)主走
    査するインターレース記録で、n回目(nは整数で、n
    ≧1)の主走査時に印写する領域と(n+k)回目(k
    は整数で、k≧1)の主走査時に印写する領域の一部を
    重ねて、この重ね領域を前記n回目及び(n+k)回目
    のいずれかで補完して印写するインクジェット記録装置
    であって、補完印写用のバンディングパターンテーブル
    を格納する手段と、前記バンディングパターンテーブル
    のデータに基づいてn回目で記録するか(n+k)回目
    で印写するかを判別する手段とを有し、前記格納される
    バンディングパターンテーブルの大きさが(オーバーラ
    ップノズル数)×(主走査方向のビット数)としたとき
    に(2×3)又は(3×2)以上の大きさであることを
    特徴とするインクジェット記録装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のインクジェット記録装
    置において、前記記録媒体に応じて使用する前記バンデ
    ィングパターンテーブルの大きさを変更することを特徴
    とするインクジェット記録装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載のインクジェット
    記録装置において、ドット径の大きさに応じて使用する
    前記バンディングパターンテーブルの大きさ変更するこ
    とを特徴とするインクジェット記録装置。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれかに記載のイン
    クジェット記録装置において、記録モードに応じて使用
    する前記バンディングパターンテーブルの大きさ変更す
    ることを特徴とするインクジェット記録装置。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至4のいずれかに記載のイン
    クジェット記録装置において、中間調処理モードに応じ
    て使用する前記バンディングパターンテーブルの大きさ
    を変更することを特徴とするインクジェット記録装置。
  6. 【請求項6】 請求項2乃至5のいずれかに記載のイン
    クジェット記録装置において、予め複数の前記バンディ
    ングパターンテーブルを有し、使用するバンディングパ
    ターンテーブルを選択することを特徴とするインクジェ
    ット記録装置。
  7. 【請求項7】 副走査方向に配列した複数のノズル有す
    る記録ヘッドと、記録媒体を副走査方向に移動させる手
    段とを備え、前記記録ノズル間隔をDとしたときに、記
    録ノズル間隔Dの間をk回(kは整数で、k≧2)主走
    査するインターレース記録で、n回目(nは整数で、n
    ≧1)の主走査時に印写する領域と(n+k)回目(k
    は整数で、k≧1)の主走査時に印写する領域の一部を
    重ねて、この重ね領域を前記n回目及び(n+k)回目
    のいずれかで補完して印写することが可能のインクジェ
    ット記録装置に対し、補完印写用のバンディングパター
    ンテーブルのデータを転送させるプリンタドライバを記
    憶した記憶媒体であって、前記バンディングパターンテ
    ーブルの大きさが(オーバーラップノズル数)×(主走
    査方向のビット数)としたときに(2×3)又は(3×
    2)以上の大きさであることを特徴とする記憶媒体。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載の記憶媒体において、複
    数のバンディングパターンテーブルと、インクジェット
    記録装置側に転送するバンディングパターンテーブルを
    選択する手段を記憶していることを特徴とする記憶媒
    体。
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