JPH11320535A - 高反射コンクリート製品成形方法 - Google Patents

高反射コンクリート製品成形方法

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JPH11320535A
JPH11320535A JP10140089A JP14008998A JPH11320535A JP H11320535 A JPH11320535 A JP H11320535A JP 10140089 A JP10140089 A JP 10140089A JP 14008998 A JP14008998 A JP 14008998A JP H11320535 A JPH11320535 A JP H11320535A
Authority
JP
Japan
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concrete product
concrete
mortar
product
glass particles
Prior art date
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Pending
Application number
JP10140089A
Other languages
English (en)
Inventor
Masayuki Matsushita
誠幸 松下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Matsushita Sangyo Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Sangyo Co Ltd
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Publication date
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Priority to JP10140089A priority Critical patent/JPH11320535A/ja
Publication of JPH11320535A publication Critical patent/JPH11320535A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B28WORKING CEMENT, CLAY, OR STONE
    • B28BSHAPING CLAY OR OTHER CERAMIC COMPOSITIONS; SHAPING SLAG; SHAPING MIXTURES CONTAINING CEMENTITIOUS MATERIAL, e.g. PLASTER
    • B28B11/00Apparatus or processes for treating or working the shaped or preshaped articles
    • B28B11/08Apparatus or processes for treating or working the shaped or preshaped articles for reshaping the surface, e.g. smoothing, roughening, corrugating, making screw-threads
    • B28B11/0872Non-mechanical reshaping of the surface, e.g. by burning, acids, radiation energy, air flow, etc.

Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な方法で、反射率の高いガラス入りのコ
ンクリート製品の製造方法を提案する。 【解決手段】 モルタル2にガラス粒子3を混入して硬
化させ、コンクリート製品成形後に、所要圧力の高圧流
体5を前記コンクリート製品A表面に吹き付け、該コン
クリート製品A表面のモルタルを若干量除去し、前記コ
ンクリート製品表面に前記ガラス粒子3の一部を露出さ
せるようにして成形する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ガラス材を混入したコ
ンクリート製品の成形方法に関し、特に、ガラス材の反
射率が高いコンクリート製品を成形する高反射コンクリ
ート製品成形方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、建物,歩道等に、その美観向上の
観点から、ガラス材が混入されたコンクリート製品が多
く使用されている。これらのガラス材入りのコンクリー
ト製品の製造方法として、型枠内にモルタル及びガラス
ビーズを入れて硬化させて形成するようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述したよ
うにして形成されたコンクリート製品の場合、本来、コ
ンクリート製品の表面に露出して反射するガラスビーズ
表面に、コンクリートのアクが付着することがあり、反
射率を低下させてしまうことがある。この不具合を解消
する手段として、成形したコンクリート製品の表面を研
磨することが考えられるが、作業工程が増え、コスト高
になってしまう問題点が派生する。また、研磨したコン
クリート製品は、その表面がフラットなことから、例え
ば屋外の歩道用タイルに使用した場合、雨がふると滑り
やすくなってしまい、歩行者に転倒の危険性を与えてし
まう問題点も派生する。
【0004】本願発明は、上述のような事情に対処する
ために提案されたものであって、簡単な方法で、反射率
の高いガラス入りのコンクリート製品の製造方法を提案
することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の本発明は、モルタルにガラス粒子を
混入して硬化させ、コンクリート製品成形後に、所要圧
力の高圧流体を前記コンクリート製品表面に吹き付け、
該コンクリート製品表面のモルタルを若干量除去し、前
記コンクリート製品表面に前記ガラス粒子の一部を露出
させるようにして成形することを特徴とする。
【0006】請求項2記載の本発明は、モルタルにガラ
ス粒子及びゴミ焼却場から排出した灰を再熱処理した溶
融スラグを混入して硬化させ、コンクリート製品成形後
に、所要圧力の高圧流体を前記コンクリート製品表面に
吹き付け、該コンクリート製品表面のモルタルを若干量
除去し、前記コンクリート製品表面に前記ガラス粒子及
びスラグの一部を露出させるようにして成形することを
特徴とする。
【0007】請求項3記載の本発明は、上記高圧流体の
圧力は、100kg/cm2〜250kg/cm2である
ことを特徴とする。
【0008】請求項4記載の本発明は、ガラス粒子を混
入した既存のコンクリート製品の表面に、所要圧力の高
圧流体を前記コンクリート製品表面に吹き付け、該コン
クリート製品表面のモルタルを若干量除去し、前記コン
クリート製品表面に前記ガラス粒子の一部を露出させる
ようにして成形することを特徴とする。
【0009】請求項5記載の本発明は、ガラス粒子及び
ゴミ焼却場から排出した灰を再熱処理した溶融スラグを
混入した既存のコンクリート製品の表面に、所要圧力の
高圧流体を前記コンクリート製品表面に吹き付け、該コ
ンクリート製品表面のモルタルを若干量除去し、前記コ
ンクリート製品表面に前記ガラス粒子及びスラグの一部
を露出させるようにして成形することを特徴とする。
【0010】請求項6記載の本発明は、上記高圧流体の
圧力は、250kg/cm2〜300kg/cm2である
ことを特徴とする。
【0011】
【作用】請求項1,2,3記載の発明においては、型枠
内等に、コンクリートとガラス粒子、またはモルタルと
熔解スラグとガラス粒子とを混入して硬化させる。そし
て所要時間(2〜3日)後にコンクリート成形品を型枠
内から取り出し、該コンクリート成形品の表面に所要圧
(100kg/cm2〜200kg/cm2)の高圧流体
を吹き付ける。そして、コンクリート成形品の表面を所
要量(1mm程度)削取る。すると、ガラス粒子がコン
クリート成形品の表面より露出するようになり、さらに
は、ガラス粒子の表面に付着しているアク等が除去され
るようになる。
【0012】請求項4,5,6記載の発明においては、
既に、完全に硬化しているコンクリート製品の表面に所
要圧(250kg/cm2〜300kg/cm2)の高圧
流体を吹き付ける。そして、コンクリート成形品の表面
を所要量(1mm程度)削取る。すると、ガラス粒子が
コンクリート成形品の表面より露出するようになり、さ
らには、ガラス粒子の表面に付着しているアク等が除去
されるようになる。
【0013】
【実施例】本発明の第1実施例を図1を用いて説明す
る。まず、図1(a)に示すように、コンクリート成型
品Aを形成する際に、まず型枠1内にモルタル2とガラ
スカレット3を混入する。このガラスカレット3は、ガ
ラス廃材を粉砕器で粉砕処理し、粒径25mm程度の大
きさで、表面加工により角が落としてあるものである。
そして、この状態で1〜3日放置してコンクリート成型
品Aを硬化させる。
【0014】次に、図1(b)に示すように、コンクリ
ート成型品Aを型枠1より取り出し、該コンクリート成
型品Aの表面に高圧(100kg/cm2〜200kg
/cm2)の高圧水5を吹き付ける。この高圧水5は図
示しない高圧ポンプ等よりノズル4を介して噴射される
ものである。この高圧水の力で、コンクリート成型品A
の表面のモルタルが削り取られるので、コンクリート成
型品Aの表面全域を約1mm程度削取る。すると図1
(c)に示すように、ガラスカレット3の一部が露出す
ると共に、併せてガラスカレット3の表面が前記高圧水
5により洗浄されてガラスカレット3の表面に付着する
アク等が除去され、反射率の高いガラス材入りのコンク
リート成型品Aが形成される。
【0015】次に、本発明の第2実施例を図2を用いて
説明する。前記第1実施例同様に、まず、図2(a)に
示すように、コンクリート成型品Bを形成する際に、ま
ず型枠1内にモルタル2とガラスカレット3及び溶解ス
ラグ6を混入する。
【0016】この溶融スラグ6の形成は以下のようにし
て行われる。まずゴミ焼却炉から得られる焼却灰を灰溶
融炉に投入して溶融スラグ化する。この際、焼却灰から
金属類を溶出するために1400℃〜1500℃の高温
で加熱処理がなされる。したがって、溶融炉にはプラズ
マ溶融炉或いはアーク溶融炉等の電気加熱方式が採用さ
れる。次ぎに、必要に応じて、形成されたスラグを再熱
処理して結晶化させる。その後、徐冷によって徐冷スラ
グ化し、更に破砕工程を経た後、ふるい機によって必要
な粒径に整粒される。
【0017】次に、図2(b)に示すように、コンクリ
ート成型品Bを型枠1より取り出し、該コンクリート成
型品Bの表面に高圧(100kg/cm2〜200kg
/cm2)の高圧水5を吹き付ける。この高圧水5は図
示しない高圧ポンプ等よりノズル4を介して噴射される
ものである。この高圧水の力で、コンクリート成型品B
の表面のモルタルが削り取られるので、コンクリート成
型品Bの表面全域を約1mm程度削取る。すると図2
(c)に示すように、ガラスカレット3の一部が露出す
ると共に、併せてガラスカレット3の表面が前記高圧水
5により洗浄されてガラスカレット3の表面に付着する
アク等が除去され、反射率の高いガラス材入りのコンク
リート成型品Bが形成される。また、コンクリート成型
品Bには骨材として溶解スラグ6が混入されていること
から、その分高価なモルタルを使用しなくてもよいた
め、第1実施例で形成したコンクリート成型品Aよりも
安価なコンクリート成型品を提供することができる。
【0018】次に、本発明の第3実施例を説明する。前
記第1実施例及び第2実施例で説明したコンクリート成
型品で、高圧水を噴射する前の状態で完全硬化したガラ
ス材入りコンクリート製品の場合、該コンクリート成型
品の表面に高圧(250kg/cm2〜300kg/c
2)の高圧水を吹き付ける。このようにすることで、
既に設置されているガラス材入りのコンクリート成型品
や硬化後長時間経過したもののガラス材を露出,洗浄す
ることができ、反射率の高いコンクリート成型品を形成
することができる。
【0019】上述した第1,第2,第3実施例におい
て、高圧流体を水を用いて説明したが、本発明はこれに
限らず、例えば弱酸性水、またはエア等の他の流体を用
いても良い。さらには、形成するコンクリート製品はタ
イル,ブロック等の様々なコンクリート成型品に本発明
を用いることができる。
【0020】
【発明の効果】本発明は上記のように構成されるので、
次に記載する効果を奏する。 (1)ガラス粒子の一部が露出して光を散乱するので、
コンクリート成型品の装飾性や識別性を向上させること
が可能となる。 (2)ガラス粒子の一部が露出しているため、仮にこの
コンクリート成型品を路面に設置した場合でも、雨等で
すべることがなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るコンクリート成型品の形成過程を
示す図である。
【図2】本発明に係るコンクリート成型品の形成過程を
示す図である。
【符号の説明】
1 型枠 2 モルタル 3 ガラスカレット 4 ノズル 5 高圧水 6 溶解スラグ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モルタルにガラス粒子を混入して硬化さ
    せ、コンクリート製品成形後に、所要圧力の高圧流体を
    前記コンクリート製品表面に吹き付け、該コンクリート
    製品表面のモルタルを若干量除去し、前記コンクリート
    製品表面に前記ガラス粒子の一部を露出させるようにし
    て成形することを特徴とする高反射コンクリート製品成
    形方法。
  2. 【請求項2】 モルタルにガラス粒子及びゴミ焼却場か
    ら排出した灰を再熱処理した溶融スラグを混入して硬化
    させ、コンクリート製品成形後に、所要圧力の高圧流体
    を前記コンクリート製品表面に吹き付け、該コンクリー
    ト製品表面のモルタルを若干量除去し、前記コンクリー
    ト製品表面に前記ガラス粒子及びスラグの一部を露出さ
    せるようにして成形することを特徴とする高反射コンク
    リート製品成形方法。
  3. 【請求項3】 上記高圧流体の圧力は、100kg/c
    2〜250kg/cm2であることを特徴とする請求項
    1,2記載の高反射コンクリート製品成形方法。
  4. 【請求項4】 ガラス粒子を混入した既存のコンクリー
    ト製品の表面に、所要圧力の高圧流体を前記コンクリー
    ト製品表面に吹き付け、該コンクリート製品表面のモル
    タルを若干量除去し、前記コンクリート製品表面に前記
    ガラス粒子の一部を露出させるようにして成形すること
    を特徴とする高反射コンクリート製品成形方法。
  5. 【請求項5】 ガラス粒子及びゴミ焼却場から排出した
    灰を再熱処理した溶融スラグを混入した既存のコンクリ
    ート製品の表面に、所要圧力の高圧流体を前記コンクリ
    ート製品表面に吹き付け、該コンクリート製品表面のモ
    ルタルを若干量除去し、前記コンクリート製品表面に前
    記ガラス粒子及びスラグの一部を露出させるようにして
    成形することを特徴とする高反射コンクリート製品成形
    方法。
  6. 【請求項6】 上記高圧流体の圧力は、250kg/c
    2〜300kg/cm2であることを特徴とする請求項
    4,5記載の高反射コンクリート製品成形方法。
JP10140089A 1998-05-21 1998-05-21 高反射コンクリート製品成形方法 Pending JPH11320535A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2416766A (en) * 2004-07-29 2006-02-08 Steve Skubala Light-reflective concrete
JP2011197022A (ja) * 2010-03-17 2011-10-06 Taisei Corp 反射体の製造方法
CN111791349A (zh) * 2020-07-16 2020-10-20 云南交投公路建设第四工程有限公司 用超缓凝剂处理预应力混凝土梁板连续端非机械凿毛工艺

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