JP2002020155A - コンクリート廃材・ガラス入り生コン及び瓦・陶磁器入り生コン - Google Patents

コンクリート廃材・ガラス入り生コン及び瓦・陶磁器入り生コン

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JP2002020155A
JP2002020155A JP2000198354A JP2000198354A JP2002020155A JP 2002020155 A JP2002020155 A JP 2002020155A JP 2000198354 A JP2000198354 A JP 2000198354A JP 2000198354 A JP2000198354 A JP 2000198354A JP 2002020155 A JP2002020155 A JP 2002020155A
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waste
glass
particle size
ready
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Ikuro Suzuki
郁朗 鈴木
Sadayuki Suzuki
貞之 鈴木
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MARUHACHI KK
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    • C04B28/00Compositions of mortars, concrete or artificial stone, containing inorganic binders or the reaction product of an inorganic and an organic binder, e.g. polycarboxylate cements
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来は処分が困難とされていたコンクリート
廃材、廃ガラス、瓦、陶磁器といったものを生コンの骨
材として有効に再利用する。 【解決手段】 コンクリート廃材を粉砕して粒径5 〜20
mmの砕石状とすると共に水に晒すことによって当該粉
砕したコンクリート廃材のアルカリ成分を除去したもの
及びガラスを粉砕すると共にその角を滑らかにして粒径
2.5 mm以下の砂状としたものを骨材とし、セメントに
対して、セメント:骨材=2.5〜3:11〜18の割合で混合
すると共に、所要量の水を加え、混練してなるコンクリ
ート廃材・ガラス入り生コン。瓦を粉砕して粒径5 〜20
mmの砕石状としたもの、瓦を粉砕して粒径2.5 mm以
下の砂状としたもの、及び陶磁器を粉砕して粒径2.5 m
m以下の砂状としたものを骨材とし、セメントに対し
て、セメント:骨材=2.5 〜3:11〜18の割合で混合す
ると共に、所要量の水を加え、混練してなる瓦・陶磁器
入り生コン。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、生コンに係り、特
に、コンクリート廃材、ガラス、瓦、陶磁器等の廃材を
骨材としてリサイクルして得られる生コンに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、コンクリート廃材、ワインのビ
ン、自動車のガラス、瓦、陶磁器といったものの廃材
は、再利用の方法がなく、埋め立て処分するしか方法が
なかった。
【0003】そこで、本発明者は、コンクリート廃材を
細かく粉砕して、コンクリート製品の骨材として再利用
することを思い立ち、試験をしてみた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、コンクリート
廃材を粉砕したものを骨材としてコンクリート製品を製
造しようとすると、コンクリート廃材のアルカリ成分の
影響により、型枠内でコンクリート廃材とセメントが化
学反応を起こして膨張し、思った様なコンクリート製品
を製造することができないという問題が生じた。
【0005】また、ワインのビンは概ね緑色をしている
が、その色が不揃いであるため、再生ガラスとして使用
することができないという問題もあった。一方、自動車
のガラスは、間に樹脂を挟んだ二面構造のため処分に困
っていた。
【0006】さらに、瓦や陶磁器といったものの廃材
は、その処分に困っていた。
【0007】そこで、本発明は、コンクリート廃材、廃
ガラス、瓦、陶磁器といったものを生コンの骨材として
有効に再利用することを目的としてなされたものであ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めになされた本発明のコンクリート廃材・ガラス入り生
コンは、コンクリート廃材を粉砕して粒径5〜20mm
の砕石状とすると共に水に晒すことによって当該粉砕し
たコンクリート廃材のアルカリ成分を除去したもの及び
ガラスを粉砕すると共にその角を滑らかにして粒径2.
5mm以下の砂状としたものを骨材とし、セメントに対
して、セメント:骨材=2.5〜3:11〜18の割合
で混合すると共に、所要量の水を加え、混練してなるも
のである。
【0009】この本発明のコンクリート廃材・ガラス入
り生コンによれば、コンクリート廃材を砕石状とすると
共に水に晒してアルカリ成分を除去してあるので、これ
を骨材としてセメントと混練しても、化学反応を起こさ
ず、型に打設した場合に膨張するといったことがない。
また、ガラスに関しては、粉砕後、ミル等を用いて角を
滑らかにすることで、作業時の安全性を高めることがで
きる。そして、本発明のコンクリート廃材・ガラス入り
生コンによれば、従来はその処分に困っていたコンクリ
ート廃材及びガラスを生コンの骨材として再利用するこ
とができる。しかも、砂利を骨材として用いる生コンに
比べると、同体積における重量が軽くなり、コンクリー
ト製品の軽量化を図ることができる。
【0010】ここで、上述のコンクリート廃材・ガラス
入り生コンにおいて、前記骨材として、瓦を粉砕して粒
径2.5mm以下の砂状としたものを混ぜてやるとよ
い。骨材に、砂状にした瓦を加えることで、この砂状の
瓦がつなぎとなり、この生コンを用いて成形したコンク
リート製品の強度等の性質を、より一層向上させるから
である。なお、この場合、骨材としての砕石状のコンク
リート廃材、砂状のガラス及び砂状の瓦の混合割合は、
砕石状のコンクリート廃材:砂状のガラス:砂状の瓦=
約11:約4:約2の重量比で混ぜてやるとよい。
【0011】また、上記目的を達成するためになされた
本発明の瓦・陶磁器入り生コンは、瓦を粉砕して粒径5
〜20mmの砕石状としたもの、瓦を粉砕して粒径2.
5mm以下の砂状としたもの、及び陶磁器を粉砕して粒
径2.5mm以下の砂状としたものを骨材とし、セメン
トに対して、セメント:骨材=2.5〜3:8〜18
(より望ましくは2.5〜3:11〜18)の割合で混
合すると共に、所要量の水を加え、混練してなる。な
お、この場合、骨材としての砕石状の瓦、砂状の瓦及び
砂状の陶磁器の混合割合は、砕石状の瓦:砂状の瓦:砂
状の陶磁器=約8:約6:約4.5の重量比で混ぜてや
るとよい。
【0012】この本発明の瓦・陶磁器入り生コンによれ
ば、瓦及び陶磁器を骨材としているので、砂利を骨材と
している従来の生コンに比べて、比重が軽くなり、コン
クリート製品の軽量化をより一層進めることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照しつつ説明する。実施の形態において
は、図1に示す様に、建設現場・工場・家庭から出る廃
材としての瓦、陶磁器、ガラス、ビン、コンクリート廃
材を搬入し、これを所定の保管場所に分別して保管す
る。その後、各廃材を破砕し、トロントメールで選別し
て粒度調整を実行する。この段階で、選別・粒度調整さ
れた廃材は、再生砕石、路盤材、埋設管保護材として再
利用が可能である。
【0014】こうして選別・粒度調整された廃材の内、
コンクリート廃材に関しては、数日間、水に晒すことに
よってアルカリ除去処理を施す。また、ガラスについて
は、ミル等を用いて角を取って丸くする。そして、こう
してアルカリ除去処理を施された砕石状のコンクリート
廃材、砕石状又は砂状とされた瓦、砕石状又は砂状とさ
れた陶磁器、砕石状又は砂状とされたガラスは、生コン
用の再生骨材・粗骨材として、生コンプラントに搬入さ
れる。
【0015】この生コンプラントにおいて、廃材を骨材
として製造された生コンは、型に打設され、養生を経
て、例えばインターロッキングブロック等のコンクリー
ト製品として再生されることになる。ここで、上述の工
程において、コンクリート廃材はアルカリ除去処理を施
されているので、セメントと混合して混練し、生コンと
して型に打設した場合に、強アルカリのセメントと化学
反応を起こして膨張するといった様な不具合を発生する
ことがない。
【0016】以上の様にして、本実施の形態のエコリサ
イクルシステムでは、廃材が有効に再利用されることに
なる。なお、こうして再生されたコンクリート製品は、
使用された後に再び廃棄されるときには、破砕して上述
した様に選別・粒度調整を行って、再生砕石として販売
したり、路盤材等に使用することができると共に、アル
カリ除去処理を施すことにより、再度、生コン用の骨材
として再利用することができる。
【0017】この様に、本実施の形態のエコリサイクル
システムによれば、従来は埋め立て処分等によって処理
するしかなかったコンクリート廃材、瓦、陶磁器、色付
きガラスビン等に対して商品としての付加価値を与える
と共に、生コン用の骨材として再利用することにより、
再びこのエコリサイクルシステム内で繰り返し循環させ
ることができる。この結果、コンクリート廃材、瓦、陶
磁器、色付きガラスビン等の従来は処分が困難であった
各種の廃棄物を有効に利用して、付加価値のある商品と
してリサイクルすることができる。
【0018】以上、本発明の実施の形態について説明し
たが、本発明は上述した実施の形態に限られることな
く、その要旨を逸脱しない範囲内において、さらに種々
の態様にて実施することができる。
【0019】
【実施例】次に、本発明の実施例について説明する。こ
の実施例は、コンクリート廃材、瓦、陶磁器、色付きガ
ラスビン等を、インターロッキングブロックの骨材とし
て再利用することの可能性を確かめたものである。
【0020】(第1の実施例)まず、第1の実施例につ
いて説明する。この第1の実施例においては、粒径5〜
20mmに選別・粒度調整したコンクリート廃材と、粒
径1.2〜2.5mmに選別・粒度調整した廃ガラス
と、粒径約0.6mmに選別・粒度調整した廃ガラス
と、粒径0.5mmに選別・調整した石膏ボード廃材と
を骨材として用いている。そして、これらの骨材を、セ
メント2.8kgに対して11kgの重量比で混合し、
所要量の水を加えて混練して生コンとし、これを型に打
設・養生して250×150×60(長さ×幅×高さ:
単位mm)のインターロッキングブロックを製造した。
【0021】ここで、骨材同士の混合割合については、
粒径5〜20mmのコンクリート廃材:粒径1.2〜
2.5mmの廃ガラス:粒径約0.6mm以下の廃ガラ
ス:粒径0.5mmの石膏ボード=2.8:11:6:
0.5とした(重量比)。また、水は3.1リットル加
えている。
【0022】なお、コンクリート廃材については、選別
・粒度調整の後に、数日間、水に晒してアルカリ除去処
理を施してある。このアルカリ除去処理を施すことによ
り、インターロッキングブロックとする際に、型内での
化学反応による膨張を防止することができている。ま
た、廃ガラスについては、選別・粒度調整した後に、ミ
ルにて角を丸くして安全性を高めている。
【0023】この第1の実施例において製造したインタ
ーロッキングブロックについて曲げ強度を測定したとこ
ろ、3.0N/mm2 以上であることが確認できた。
最終的な実用品としては、高さを80mmあるいは10
0mmとすることにより、さらに曲げ強度のアップが期
待でき、十分なる実用性があることが確認できたといえ
る。
【0024】(第2の実施例)次に、第2の実施例につ
いて説明する。この第2の実施例においては、粒径5〜
20mmに選別・粒度調整したコンクリート廃材と、粒
径1.2〜2.5mmに選別・粒度調整した廃ガラス
と、粒径約0.6mmに選別・粒度調整した石膏ボード
廃材とを骨材として用いている。そして、これらの骨材
を、セメント2.8kgに対して11kgの重量比で混
合し、所要量の水を加えて混練して生コンとし、これを
型に打設・養生して250×150×60(長さ×幅×
高さ:単位mm)のインターロッキングブロックを製造
した。
【0025】ここで、骨材同士の混合割合については、
粒径5〜20mmのコンクリート廃材:粒径1.2〜
2.5mmの廃ガラス:粒径約0.6mmの石膏ボード
=11:6:0.6とした(重量比)。また、水は2.
6リットル加えている。
【0026】この第2の実施例においても、コンクリー
ト廃材については、選別・粒度調整の後に、数日間、水
に晒してアルカリ除去処理を施してある。このアルカリ
除去処理を施すことにより、インターロッキングブロッ
クとする際に、型内での化学反応による膨張を防止する
ことができている。また、廃ガラスについては、選別・
粒度調整した後に、ミルにて角を丸くして安全性を高め
ている。
【0027】この第2の実施例において製造したインタ
ーロッキングブロックについて曲げ強度を測定したとこ
ろ、3.0N/mm2 以上であることが確認できた。
最終的な実用品としては、高さを80mmあるいは10
0mmとすることにより、さらに曲げ強度のアップが期
待でき、十分なる実用性があることが確認できたといえ
る。
【0028】(第3の実施例)次に、第3の実施例につ
いて説明する。この第3の実施例においては、粒径5〜
20mmに選別・粒度調整したコンクリート廃材と、粒
径2.5mm以下に選別・粒度調整した砂状の瓦と、粒
径約0.5mmに選別・粒度調整した石膏ボード廃材と
を骨材として用いている。そして、これらの骨材を、セ
メント2.8kgに対して11kgの重量比で混合し、
所要量の水を加えて混練して生コンとし、これを型に打
設・養生して250×150×60(長さ×幅×高さ:
単位mm)のインターロッキングブロックを製造した。
【0029】ここで、骨材同士の混合割合については、
粒径5〜20mmのコンクリート廃材:粒径2.5mm
以下の瓦:粒径約0.5mmの石膏ボード=11:6:
0.5とした。また、水は3リットル加えている。
【0030】当然ながら、この第3の実施例において
も、コンクリート廃材については、選別・粒度調整の後
に、数日間、水に晒してアルカリ除去処理を施してあ
る。このアルカリ除去処理を施すことにより、インター
ロッキングブロックとする際に、型内での化学反応によ
る膨張を防止することができている。
【0031】この第3の実施例において製造したインタ
ーロッキングブロックについて曲げ強度を測定したとこ
ろ、やはりこれも3.0N/mm2 以上であることが
確認できた。最終的な実用品としては、高さを80mm
あるいは100mmとすることにより、さらに曲げ強度
のアップが期待でき、十分なる実用性があることが確認
できたといえる。
【0032】(第4の実施例)次に、第4の実施例につ
いて説明する。この第4の実施例においては、粒径5〜
20mmに選別・粒度調整したコンクリート廃材と、粒
径2.5mm以下に選別・粒度調整した砂状の瓦と、粒
径約0.5mmに選別・粒度調整した石膏ボード廃材と
を骨材として用いている。そして、これらの骨材を、セ
メント2.5kgに対して13.5kgの重量比で混合
し、所要量の水を加えて混練して生コンとし、これを型
に打設・養生して250×150×60(長さ×幅×高
さ:単位mm)のインターロッキングブロックを製造し
た。
【0033】ここで、骨材同士の混合割合については、
粒径5〜20mmのコンクリート廃材:粒径2.5mm
以下の瓦:粒径0.5mmの石膏ボード=11:6:
0.4とした(重量比)。また、水は3.1リットル加
えている。
【0034】当然ながら、この第4の実施例において
も、コンクリート廃材については、選別・粒度調整の後
に、数日間、水に晒してアルカリ除去処理を施してあ
る。このアルカリ除去処理を施すことにより、インター
ロッキングブロックとする際に、型内での化学反応によ
る膨張を防止することができている。
【0035】この第4の実施例において製造したインタ
ーロッキングブロックについて曲げ強度を測定したとこ
ろ、やはりこれも3.9N/mm2 以上であることが
確認できた。最終的な実用品としては、高さを80mm
あるいは100mmとすることにより、さらに曲げ強度
のアップが期待でき、十分なる実用性があることが確認
できたといえる。
【0036】(第5の実施例)次に、第5の実施例につ
いて説明する。この第5の実施例においては、粒径5〜
20mmに選別・粒度調整したコンクリート廃材と、粒
径約2.5に選別・粒度調整した廃ガラス(ガラス大)
と、粒径約1.2mmに選別・粒度調整した廃ガラス
(ガラス中)と、粒径約0.6mmに選別・粒度調整し
たガラス(ガラス小)とを骨材として用いている。そし
て、これらの骨材を、セメント6kgに対して36kg
の重量比で混合し、所要量の水を加えて混練して生コン
とし、これを型に打設・養生して300×300×60
(長さ×幅×高さ:単位mm)のインターロッキングブ
ロックを製造した。
【0037】ここで、骨材同士の混合割合については、
粒径5〜20mmのコンクリート廃材:ガラス大:ガラ
ス中:ガラス小=22:3:10:1とした(重量
比)。また、水は3.5リットル加えている。また、廃
ガラスについては、選別・粒度調整した後に、ミルにて
角を丸くして安全性を高めている。
【0038】当然ながら、この第5の実施例において
も、コンクリート廃材については、選別・粒度調整の後
に、数日間、水に晒してアルカリ除去処理を施してあ
る。このアルカリ除去処理を施すことにより、インター
ロッキングブロックとする際に、型内での化学反応によ
る膨張を防止することができている。また、廃ガラスに
ついては、選別・粒度調整した後に、ミルにて角を丸く
して安全性を高めている。
【0039】この第5の実施例において製造したインタ
ーロッキングブロックについて曲げ強度を測定したとこ
ろ、やはりこれも3.9N/mm2 以上であることが
確認できた。最終的な実用品としては、高さを80mm
あるいは100mmとすることにより、さらに曲げ強度
のアップが期待でき、十分なる実用性があることが確認
できたといえる。
【0040】(第6の実施例)次に、第6の実施例につ
いて説明する。この第6の実施例においては、粒径5〜
20mmに選別・粒度調整した砕石状の瓦(瓦砕石)
と、粒径約2.5mm以下に選別・粒度調整した砂状の
瓦(瓦砂)とを骨材として用いている。そして、これら
の骨材を、セメント3kgに対して13.2kgの重量
比で混合し、所要量の水を加えて混練して生コンとし、
これを型に打設・養生して250×150×60(長さ
×幅×高さ:単位mm)のインターロッキングブロック
を製造した。
【0041】ここで、骨材同士の混合割合については、
瓦砕石:瓦砂=8.2:5とした(重量比)。また、水
は4.25リットル加えている。
【0042】この第6の実施例において製造したインタ
ーロッキングブロックについて曲げ強度を測定したとこ
ろ、やはりこれも3.0N/mm2 以上であることが
確認できた。最終的な実用品としては、高さを80mm
あるいは100mmとすることにより、さらに曲げ強度
のアップが期待でき、十分なる実用性があることが確認
できたといえる。
【0043】(第7の実施例)次に、第7の実施例につ
いて説明する。この第7の実施例においては、粒径5〜
20mmに選別・粒度調整したコンクリート廃材と、粒
径約2.5に選別・粒度調整した廃ガラス(ガラス大)
と、粒径約1.2mmに選別・粒度調整した廃ガラス
(ガラス中)と、粒径約0.6mmに選別・粒度調整し
たガラス(ガラス小)とを骨材として用いている。そし
て、これらの骨材を、セメント6kgに対して36kg
の重量比で混合し、所要量の水を加えて混練して生コン
とし、これを型に打設・養生して300×300×60
(長さ×幅×高さ:単位mm)のインターロッキングブ
ロックを製造した。
【0044】ここで、骨材同士の混合割合については、
粒径5〜20mmのコンクリート廃材:ガラス大:ガラ
ス中:ガラス小=22:3:10:1とした(重量
比)。また、水は1.5リットル加えている。
【0045】当然ながら、この第7の実施例において
も、コンクリート廃材については、選別・粒度調整の後
に、数日間、水に晒してアルカリ除去処理を施してあ
る。このアルカリ除去処理を施すことにより、インター
ロッキングブロックとする際に、型内での化学反応によ
る膨張を防止することができている。また、廃ガラスに
ついては、選別・粒度調整した後に、ミルにて角を丸く
して安全性を高めている。
【0046】この第7の実施例において製造したインタ
ーロッキングブロックについて曲げ強度を測定したとこ
ろ、やはりこれも3.1N/mm2 以上であることが
確認できた。最終的な実用品としては、高さを80mm
あるいは100mmとすることにより、さらに曲げ強度
のアップが期待でき、十分なる実用性があることが確認
できたといえる。
【0047】(第8の実施例)次に、第8の実施例につ
いて説明する。この第8の実施例においては、粒径5〜
20mmに選別・粒度調整した砕石状の瓦(瓦砕石)
と、粒径約2.5mm以下に選別・粒度調整した砂状の
瓦(瓦砂)とを骨材として用いている。そして、これら
の骨材を、セメント3kgに対して12.7kgの重量
比で混合し、所要量の水を加えて混練して生コンとし、
これを型に打設・養生して250×150×60(長さ
×幅×高さ:単位mm)のインターロッキングブロック
を製造した。
【0048】ここで、骨材同士の混合割合については、
瓦砕石:瓦砂=8.2:4.5とした(重量比)。ま
た、水は3リットル加えている。
【0049】この第8の実施例において製造したインタ
ーロッキングブロックについて曲げ強度を測定したとこ
ろ、やはりこれも3.0N/mm2 以上であることが
確認できた。最終的な実用品としては、高さを80mm
あるいは100mmとすることにより、さらに曲げ強度
のアップが期待でき、十分なる実用性があることが確認
できたといえる。
【0050】
【発明の効果】以上説明した様に、本発明によれば、従
来は処分が困難とされていたコンクリート廃材、廃ガラ
ス、瓦、陶磁器といったものを生コンの骨材として有効
に再利用することができる。また、この生コンを用いた
コンクリート製品は、再び粉砕することによって生コン
の骨材として使用することができるので、本発明によれ
ば、リサイクル効果を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施の形態のエコリサイクルシステムを示す
流れ図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C04B 20:02) B09B 5/00 F Fターム(参考) 4D004 AA18 AA19 AA33 BA02 CA04 CA50 CB13 CC13 DA02 DA03 DA10 DA20 4G012 PA30

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンクリート廃材を粉砕して粒径5〜2
    0mmの砕石状とすると共に水に晒すことによって当該
    粉砕したコンクリート廃材のアルカリ成分を除去したも
    の及びガラスを粉砕すると共にその角を滑らかにして粒
    径2.5mm以下の砂状としたものを骨材とし、セメン
    トに対して、セメント:骨材=2.5〜3:11〜18
    の割合で混合すると共に、所要量の水を加え、混練して
    なるコンクリート廃材・ガラス入り生コン。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のコンクリート廃材・ガラ
    ス入り生コンにおいて、前記骨材として、瓦を粉砕して
    粒径2.5mm以下の砂状としたものを混ぜることを特
    徴とするコンクリート廃材・ガラス入り生コン。
  3. 【請求項3】 瓦を粉砕して粒径5〜20mmの砕石状
    としたもの、瓦を粉砕して粒径2.5mm以下の砂状と
    したもの、及び陶磁器を粉砕して粒径2.5mm以下の
    砂状としたものを骨材とし、セメントに対して、セメン
    ト:骨材=2.5〜3:8〜18の割合で混合すると共
    に、所要量の水を加え、混練してなる瓦・陶磁器入り生
    コン。
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