JPH07259006A - ガラス製舗石及びその製造方法 - Google Patents
ガラス製舗石及びその製造方法Info
- Publication number
- JPH07259006A JPH07259006A JP7428694A JP7428694A JPH07259006A JP H07259006 A JPH07259006 A JP H07259006A JP 7428694 A JP7428694 A JP 7428694A JP 7428694 A JP7428694 A JP 7428694A JP H07259006 A JPH07259006 A JP H07259006A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- glass
- melting point
- crushed
- pieces
- particulates
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Landscapes
- Road Paving Structures (AREA)
- Glass Compositions (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 屑ガラスを利用し、滑りにくく、かつ、透水
性を有する舗石を提供することである。 【構成】 粗く破砕したガラス片同士が互いに溶着した
多孔板の上面にガラスより融点の高い粒子が固着してい
る構成とした。
性を有する舗石を提供することである。 【構成】 粗く破砕したガラス片同士が互いに溶着した
多孔板の上面にガラスより融点の高い粒子が固着してい
る構成とした。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、屑ガラスを利用した透
水性を有する舗石とその製造方法に関する。
水性を有する舗石とその製造方法に関する。
【従来の技術】空き瓶などの屑ガラスは、1cm角程度
の大きさに破砕されたカレットとして貯蔵されており、
一部はガラス原料として再利用されているが、多量に混
入することはできないため、大部分は廃棄物として放置
されている。
の大きさに破砕されたカレットとして貯蔵されており、
一部はガラス原料として再利用されているが、多量に混
入することはできないため、大部分は廃棄物として放置
されている。
【0002】一方、屑ガラスを溶かしてタイルを製造す
る試みがなされているが、表面が平滑で滑りやすいた
め、壁用としてしか使用することができない。
る試みがなされているが、表面が平滑で滑りやすいた
め、壁用としてしか使用することができない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する課題は、屑ガラスを利用し、滑りにくく、かつ、透
水性を有する舗石を提供することである。
する課題は、屑ガラスを利用し、滑りにくく、かつ、透
水性を有する舗石を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の手段として、本発明のガラス製舗石は、粗く破砕した
ガラス片同士が互いに溶着した多孔板の上面にガラスよ
り融点の高い粒子が固着している構成とし、また、本発
明のガラス製舗石の製造方法は、粗く破砕したガラス片
を耐熱性容器に敷き詰めてその上にガラスより融点の高
い粒子をふりかけた後、ガラス片の表面が溶融する温度
に加熱し、冷却する構成とした。
の手段として、本発明のガラス製舗石は、粗く破砕した
ガラス片同士が互いに溶着した多孔板の上面にガラスよ
り融点の高い粒子が固着している構成とし、また、本発
明のガラス製舗石の製造方法は、粗く破砕したガラス片
を耐熱性容器に敷き詰めてその上にガラスより融点の高
い粒子をふりかけた後、ガラス片の表面が溶融する温度
に加熱し、冷却する構成とした。
【0005】
【発明の作用及び効果】本発明のガラス製舗石は上記構
成になり、多孔板であるため雨水が通過して地面に吸い
込まれ、街路樹や公園などの樹木の成育に役立つととも
に排水溝に流入する雨水の量が減少し、大雨による浸水
を防止することができる効果があり、また、上面に融点
の高い粒子が固着しているため粗面となり、足が滑るの
を防止することができる効果がある。
成になり、多孔板であるため雨水が通過して地面に吸い
込まれ、街路樹や公園などの樹木の成育に役立つととも
に排水溝に流入する雨水の量が減少し、大雨による浸水
を防止することができる効果があり、また、上面に融点
の高い粒子が固着しているため粗面となり、足が滑るの
を防止することができる効果がある。
【0006】また、本発明のガラス製舗石の製造方法は
上記構成になり、屑ガラスであるカレットをそのまま用
いて上面が粗面の多孔板を容易に製造することができ
る。
上記構成になり、屑ガラスであるカレットをそのまま用
いて上面が粗面の多孔板を容易に製造することができ
る。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を説明する。
【0008】耐火物製の匣鉢の内周面に溶着防止用のア
ルミナ粉を塗布し、その中に1cm角程度の大きさに破
砕された屑ガラスであるカレットを厚さ5cm程度に敷
き詰め、その上にCMCなどの粘着剤を吹き付けた後
に、直径1mm程度に粉砕した陶石、硅砂または陶磁器
屑などのガラスより融点の高い粒子をふりかけ、炉に入
れて約1100℃に適宜時間保って徐冷したところ、ガ
ラス片の表面だけが溶融して隣同士が接触部分で結合し
た透水性を有する多孔板が得られた。
ルミナ粉を塗布し、その中に1cm角程度の大きさに破
砕された屑ガラスであるカレットを厚さ5cm程度に敷
き詰め、その上にCMCなどの粘着剤を吹き付けた後
に、直径1mm程度に粉砕した陶石、硅砂または陶磁器
屑などのガラスより融点の高い粒子をふりかけ、炉に入
れて約1100℃に適宜時間保って徐冷したところ、ガ
ラス片の表面だけが溶融して隣同士が接触部分で結合し
た透水性を有する多孔板が得られた。
【0009】各ガラス片の角部は溶融して丸みを帯びる
ため手や足を傷付けるおそれはなく、また、上面にはガ
ラスより融点の高い粒子が溶融せずにガラスに固着して
いるため、粗面となった。
ため手や足を傷付けるおそれはなく、また、上面にはガ
ラスより融点の高い粒子が溶融せずにガラスに固着して
いるため、粗面となった。
【0010】このように、本実施例のガラス製舗石は透
水性を有し、かつ、滑りにくいから、歩道や公園の舗石
として好適である。
水性を有し、かつ、滑りにくいから、歩道や公園の舗石
として好適である。
【0011】なお、本実施例においては、カレットに融
点の高い粒子をふりかける前にCMCなどの粘着剤を吹
き付けたが、これは、融点の高い粒子がカレットの上面
からこぼれ落ちるのを防止するためのものであって、そ
のようなおそれが無い場合には吹き付けを行う必要は無
い。
点の高い粒子をふりかける前にCMCなどの粘着剤を吹
き付けたが、これは、融点の高い粒子がカレットの上面
からこぼれ落ちるのを防止するためのものであって、そ
のようなおそれが無い場合には吹き付けを行う必要は無
い。
Claims (2)
- 【請求項1】 粗く破砕したガラス片同士が互いに溶着
した多孔板の上面にガラスより融点の高い粒子が固着し
ていることを特徴とするガラス製舗石。 - 【請求項2】 粗く破砕したガラス片を耐熱性容器に敷
き詰めてその上にガラスより融点の高い粒子をふりかけ
た後、ガラス片の表面が溶融する温度に加熱し、冷却す
ることを特徴とするガラス製舗石の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7428694A JPH07259006A (ja) | 1994-03-18 | 1994-03-18 | ガラス製舗石及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7428694A JPH07259006A (ja) | 1994-03-18 | 1994-03-18 | ガラス製舗石及びその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07259006A true JPH07259006A (ja) | 1995-10-09 |
Family
ID=13542738
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7428694A Pending JPH07259006A (ja) | 1994-03-18 | 1994-03-18 | ガラス製舗石及びその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07259006A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006016264A (ja) * | 2004-07-02 | 2006-01-19 | Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd | カレット、カレットの製造装置及びカレットの製造方法 |
-
1994
- 1994-03-18 JP JP7428694A patent/JPH07259006A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006016264A (ja) * | 2004-07-02 | 2006-01-19 | Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd | カレット、カレットの製造装置及びカレットの製造方法 |
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