JPH1160319A - 人造石材 - Google Patents

人造石材

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JPH1160319A
JPH1160319A JP21093297A JP21093297A JPH1160319A JP H1160319 A JPH1160319 A JP H1160319A JP 21093297 A JP21093297 A JP 21093297A JP 21093297 A JP21093297 A JP 21093297A JP H1160319 A JPH1160319 A JP H1160319A
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JP
Japan
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artificial stone
glass particles
stone material
silica cement
cement
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JP21093297A
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English (en)
Inventor
Sanji Kamigaki
三次 神垣
Shinichi Kuratomi
伸一 倉富
Eijiro Sasada
衛治呂 笹田
Kiyotsugu Umeno
清嗣 梅野
Masaharu Sato
雅治 佐藤
Teruyoshi Ofuji
照良 大藤
Tokikazu Yamano
時一 山野
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KAMIGAKIGUMI KK
KYODO KUMIAI KYUSHU KANKYO REC
KYODO KUMIAI KYUSHU KANKYO RECYCLE
YAMANO SEKIZAI KK
Original Assignee
KAMIGAKIGUMI KK
KYODO KUMIAI KYUSHU KANKYO REC
KYODO KUMIAI KYUSHU KANKYO RECYCLE
YAMANO SEKIZAI KK
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Publication date
Application filed by KAMIGAKIGUMI KK, KYODO KUMIAI KYUSHU KANKYO REC, KYODO KUMIAI KYUSHU KANKYO RECYCLE, YAMANO SEKIZAI KK filed Critical KAMIGAKIGUMI KK
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C04CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
    • C04BLIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
    • C04B28/00Compositions of mortars, concrete or artificial stone, containing inorganic binders or the reaction product of an inorganic and an organic binder, e.g. polycarboxylate cements
    • C04B28/24Compositions of mortars, concrete or artificial stone, containing inorganic binders or the reaction product of an inorganic and an organic binder, e.g. polycarboxylate cements containing alkyl, ammonium or metal silicates; containing silica sols

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
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  • Ceramic Engineering (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
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  • Materials Engineering (AREA)
  • Structural Engineering (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Aftertreatments Of Artificial And Natural Stones (AREA)
  • Preparation Of Clay, And Manufacture Of Mixtures Containing Clay Or Cement (AREA)
  • Curing Cements, Concrete, And Artificial Stone (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 ガラス粒子11、シリカセメント12、
水13の混合物を真空状態で混練することによりガラス
粒子11を均等に分散させた後、硬化させる。 【効果】 性状が均一で強度が高く、耐候性、耐久性に
優れ、美観も良好な人造石材を得ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、セメントなどを原
料として製造する人造石材に関する。
【0002】
【従来の技術】自然石を用いた建造物は、コンクリート
のみで構築された建造物に比べ、美観などが優れ、周囲
の環境に調和しやすいなどの特長があるため、従来よ
り、自然石を利用した各種建造物が構築されている。
【0003】しかし、自然石は採取場からの運搬や加工
などに多くの労力を要するため、実際に使用する場合に
はコストを高める要因となる。また、自然石は、文字通
り自然の産物であり、石の種類によって性状が定まって
いるため、思い通りの色彩、模様などを得ることは難し
く、いわゆる硬脆材料であるため、所定形状への加工も
容易ではない。
【0004】そこで、従来より、セメントや樹脂などを
原料として形成した様々な種類の人造石材が開発され、
各種建造物において採用されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の人造石
材の場合、その色彩などは顔料を用いて出しているた
め、太陽光線に含まれる紫外線などの影響で褪色、変色
しやすく、初期の色彩を長期間に渡って維持することが
困難である。
【0006】一方、有色のガラス粒子をセメントに混入
させて、色彩を備えた人造石材を製造する研究も行われ
ているが、セメント中にガラス粒子が均等に分布しにく
いため、均一な性状のものを得ることができない。ま
た、ガラス粒子とセメントとの密着性が悪いため、強度
が低いだけでなく、表面に露出したガラス粒子が脱落し
やすく、耐久性がない。
【0007】このように、美観性、耐久性、コスト的な
問題などを考慮した場合、すべての条件を満たすような
実用性を備えた人造石材がないのが実状である。
【0008】そこで、本発明が解決しようとする課題
は、性状が均一で強度が高く、耐候性、耐久性に優れ、
美観も良好な人造石材を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本発明の人造石材は、無機質粒状体、シリカセメン
ト、水の混合物を真空状態で混練して、硬化させたこと
を特徴とする。ここで、シリカセメントとは、ポルトラ
ンドセメントクリンカにシリカ質混和材料を調合し、せ
っこうを加えて微粉砕したものをいい、また、せっこう
とは、硫酸カルシウムの2水和物をいう。
【0010】無機質粒状体、シリカセメント、水の混合
物を真空状態で混練することにより、セメント中に含ま
れる空気および無機質粒状体表面に存在する空気などが
全て排除された状態でセメント成分と混練されるため、
無機質粒状体がセメント中に均一に分散するとともに、
無機質粒状体とセメントとの密着性が向上し、高強度の
人造石材を形成することができる。
【0011】シリカセメントは硬化時間が短く、真空混
練で均一に分散した無機質粒状体が比重差によって再び
凝集する前に硬化するため、無機質粒状体の偏りもな
く、均等な性状の人造石材を形成することができる。ま
た、シリカセメントは普通のポルトランドセメントより
粒子が細かいため、無機質粒状体表面の凹凸などに隙間
なく入り込んで強い保持力が得られ、水分吸収性の低い
緻密な組織を得ることができる。
【0012】また、本発明の人造石材では、無機質粒状
体として、ガラス粒子を使用することができる。ガラス
粒子の場合、光反射性を備え、色の種類も豊富であるた
め、シリカセメントと混練、固化させることにより、ガ
ラス粒子が均一に分散し、外観性に優れた人造石材を形
成することができる。また、有色ガラス粒子は、太陽光
中の紫外線などで変色、褪色あるいは変質することがな
いため、長期間に渡って美観を維持することができ、耐
久性も良好である。さらに、ガラス粒子としては、廃ビ
ンなどの破砕片を使用することができるため、資源の再
利用を図ることができる。
【0013】この場合、球状化加工を施されたガラス粒
子を使用することにより、ガラス粒子の鋭利な部分をな
くすことができるため、製造作業中はもちろん、完成し
た人造石材のガラス粒子に接触した場合の負傷などを防
止することができる。
【0014】また、本発明の人造石材は、ガラス粒子と
シリカセメントとの混合比率が、重量比で2:1〜3:
1の範囲であることを特徴とする。ガラス粒子とシリカ
セメントとの混合比率をこのような範囲とすることによ
り、ガラス粒子がムラなく分散された均等な性状の人造
石材を得ることができる。なお、ガラス粒子の混合比率
が2:1より小さくなると、シリカセメントに対する骨
材としての作用が弱くなるため強度が低下するという傾
向が生じ、ガラス粒子の混合比率が3:1より大きくな
ると、ガラス粒子の間に入り込むシリカセメントが減少
するためポーラスなものとなるという傾向が生じる。し
たがって、ガラス粒子とシリカセメントとの混合比率は
2:1〜3:1の範囲が適切であり、特に、7:3とす
ることが望ましい。
【0015】さらに、本発明の人造石材では、ガラス粒
子の粒径が0.1〜8mmの範囲であることが望まし
い。ガラス粒子の粒径をこのような範囲とすることによ
り、シリカセメント中での分散性が良好となり、セメン
ト成分との強い密着力が得られる。
【0016】なお、ガラス粒子の粒径が0.1mm未満
の場合は硬化が遅くなり、強度が低下するという傾向が
生じ、8mm超の場合は硬化が早くなり、強度が高まる
傾向が生じるため、硬化後の加工性などを考慮すると
0.1〜8mmの範囲が適切であり、特に、ガラス粒子
の粒径を5mm程度とすることが望ましい。なお、粒径
8mmを超えるガラス粒子は入手が困難であるためコス
ト上昇を招きやすく、また加工機械なども特殊なものを
必要とするようになるという問題がある。
【0017】また、本発明の人造石材は、硬化した後の
人造石材の表面に、研磨、サンドブラスト、小叩き、ビ
シャン叩きのうちの少なくとも一つを施したことを特徴
とする。ここで、研磨とは砥石や砥粒などを用いて人造
石材面を削り取っていく加工方法で、本磨き、水磨きな
どの方法があり、サンドブラストとは人造石材面に砂を
吹き付ける加工方法である。また、小叩きとは先端が線
状をした加工具で人造石材面を叩いて仕上げる加工方法
であり、ビシャン叩きとは先端がピラミッド状に尖った
ビシャンで人造石材面を叩いて仕上げる加工方法であ
る。
【0018】これらの加工方法を適宜使い分けることに
より、平滑面から不規則な凹凸面に至るまで様々な表面
状態に仕上げることができるため、多様なニーズに対応
可能な外観を備えた人造石材を提供することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1は実施の形態である人造石材
を示す斜視図、図2は人造石材の製造工程を示す説明
図、図3は真空混練装置を示す縦断面図である。
【0020】本実施形態の人造石材10は、ガラス粒子
11、シリカセメント12、水13の混合物を真空状態
で混練した後、硬化させたものであり、図1に示すよう
に、その表面に光反射性を備えた有色のガラス粒子11
が均等に分散された状態で現れるため、その表面に研磨
やサンドブラストなどの各種表面加工を施すことによっ
て、美観に優れた人造石材を得ることができる。
【0021】ここで、図2を参照して、人造石材10の
製造工程について説明する。原料となるのはガラス粒子
11、シリカセメント12および水13であり、ガラス
粒子11は、廃ビンなどを破砕したガラス廃材14に、
いわゆるもみすり加工15を施して鋭利な部分を除去す
ることによって得られる、粒径5mm程度の粒状体であ
る。ここで、もみすり加工とは、一次破砕機で破砕した
ガラス廃材14を、セラミックス製破砕歯を備えた回転
式の二次破砕機で加工することによって、ガラス破片の
鋭利な角を除去し、一般の川砂、海砂などと同様の粒状
に加工することをいう。
【0022】次に、図3に示すような真空混練装置20
の本体容器21内に、ガラス粒子11とシリカセメント
12とを重量比で7:3の比率で投入し、ガラス粒子1
1およびシリカセメント12の合計重量の10〜20%
程度の水13を加えて混合16する。この場合、真空混
練装置20の本体容器21内には、外部のモータ(図示
せず)から駆動軸22を介して回転駆動される撹拌器具
23が設けられているため、撹拌器具23を回転させる
ことにより、本体容器21内の混合物30を十分に撹拌
することができる。
【0023】本体容器21内のガラス粒子11、シリカ
セメント12および水13が十分撹拌されたら密閉蓋2
4を閉め、真空ポンプ25を作動させることにより、本
体容器21内の空気を吸引除去して真空状態にする。こ
の場合の真空度は、真空計26によって計測することが
でき、真空度としては76cmHg程度を維持する必要
がある。
【0024】このように、本体容器21内を真空状態に
保持して撹拌器具23を回転させることにより、ガラス
粒子11、シリカセメント12および水13の混合物3
0に真空撹拌17を施す。撹拌時間が3〜10分程度経
過したら、真空ポンプ25を停止して開閉バルブ27を
閉じた後、開閉バルブ28を徐々に開いて、本体容器2
1内を大気圧に戻していく。
【0025】本体容器21内が大気圧に戻ったら、排出
バルブ29を開いて、内部の混合物30を型枠31内に
収容することにより、所定形状に成形18する。シリカ
セメント12は比較的短時間で硬化するため、4〜48
時間程度経過したら、脱型する。この後は、使用目的や
必要性などに応じて、研磨32、サンドブラスト33、
小叩き34、ビシャン叩き35などの表面加工を施すこ
とにより、様々な外観を備えた人造石材10を得ること
ができる。
【0026】なお、研磨32の場合は必要に応じて水磨
き仕上げまたは本磨き仕上げを施すことができ、サンド
ブラスト33の場合は人造石材面に砂を吹き付けて仕上
面を形成する。また、小叩き34の場合は先端が線形状
をした加工具で人造石材面を叩いて仕上げを行い、ビシ
ャン叩き35の場合は先端がピラミッド状に尖ったビシ
ャンで人造石材面を叩いて仕上面を形成する。これらの
表面加工方法を適宜使い分けることにより、平滑面から
不規則な凹凸面に至るまで様々な表面状態を形成するこ
とができるため、多様なニーズに対応可能な外観を備え
た人造石材を得ることができる。
【0027】このように、本実施形態の人造石材10
は、ガラス粒子11、シリカセメント12、水13を真
空状態で混練するため、セメント中などに含まれる空気
およびガラス粒子11表面に存在する空気などが全て排
除された状態でセメント成分と混練される。したがっ
て、ガラス粒子11がシリカセメント12中に均一に分
散するとともに、ガラス粒子11とシリカセメント12
との密着性が向上し、高強度の人造石材10を形成する
ことができる。
【0028】また、シリカセメント12は硬化時間が短
く、真空状態の混練で均一に分散したガラス粒子11が
比重差によって再び凝集する前に硬化するため、ガラス
粒子11の偏りもなく、均等な性状の人造石材10を形
成することができる。また、シリカセメント12は普通
のポルトランドセメントより粒子が細かいため、ガラス
粒子11表面の凹凸などに隙間なく入り込んで強い保持
力が得られ、水分吸収性の低い緻密な組織を形成するこ
とができる。このため、人造石材10を屋外で使用した
場合でも、耐候性、耐久性に優れており、初期の外観を
長期間維持することができる。
【0029】さらに、本実施形態の人造石材10では、
光反射性を備え、色の種類も豊富なガラス粒子11を使
用しているため、シリカセメント12と真空混練、固化
させることにより、ガラス粒子11が均一に分散し、美
観に優れた人造石材10を形成することができる。ま
た、ガラス粒子11が有色であっても、太陽光中の紫外
線などで変色、褪色あるいは変質することがないため、
長期間に渡って美観を維持することができ、耐久性良好
である。さらに、ガラス粒子11として、廃ビンなどを
破砕して得られたガラス廃材を使用しているため、資源
の再利用を図ることができ、環境保護に寄与することが
できる。
【0030】この場合、ガラス粒子11は、もみすり加
工15によって鋭利な部分を除去し球状化されているた
め、製造作業中はもちろん、完成した人造石材の10の
表面に現れたガラス粒子11に接触した場合などに負傷
する危険性がない。なお、ガラス粒子11はガラス廃材
に限定するものではないので、新たに製作した様々な形
状、色彩のガラス粒子を使用することは勿論可能であ
る。
【0031】また、本実施形態の人造石材10では、ガ
ラス粒子11とシリカセメント12との混合比率を、重
量比で7:3としているため、ガラス粒子11がムラな
く分散された均等な性状の人造石材を得ることができ
る。そのほか、7:3の混合比率とすることにより、人
造石材の表面にガラス粒子11が多く現れるため美観が
良好となり、強度も高いという優れた効果が生じる。
【0032】さらに、本実施形態の人造石材10では、
ガラス粒子11の粒径を5mm程度としているため、シ
リカセメント12中での分散性が良好であり、セメント
成分との強い密着力が得られ、圧縮強度の高い人造石材
を得ることができる。そのほか、耐磨耗性に優れ、吸水
率が低く、耐候性が良好であるため、完成初期の美観を
長期間維持することができる。
【0033】
【発明の効果】本発明により、以下の効果を奏すること
ができる。
【0034】(1)無機質粒状体、シリカセメント、水
の混合物を真空状態で混練して、硬化させることによ
り、セメント中に含まれる空気および無機質粒状体表面
に存在する空気などが全て排除された状態でセメント成
分と混練されるため、無機質粒状体がセメント中に均一
に分散して、無機質粒状体とセメントとの密着性が向上
し、高強度の人造石材を形成することができる。また、
シリカセメントは硬化時間が短く、均一に分散した無機
質粒状体が比重差によって再び凝集する前に硬化するた
め、無機質粒状体の偏りが発生せず、均等な性状の人造
石材を形成することができる。さらに、シリカセメント
は粒子が細かいため、無機質粒状体表面の凹凸などに隙
間なく入り込んで強い保持力が得られ、水分吸収性の低
い緻密な組織が形成され、優れた耐候性、耐久性が得ら
れる。
【0035】(2)無機質粒状体として、光反射性を備
え、色の種類も豊富なガラス粒子を使用することによ
り、ガラス粒子が均一に分散し、外観性に優れた人造石
材を形成することができる。また、有色ガラス粒子は、
太陽光中の紫外線などで変色、褪色あるいは変質するこ
とがないため、長期間に渡って美観を維持することがで
き、耐久性も良好である。さらに、ガラス粒子として、
廃ビンなどの破砕片を使用することもできるため、資源
の再利用を図ることができる。
【0036】(3)ガラス粒子に球状化加工を施すこと
により、鋭利な部分をなくすことができるため、製造作
業中はもちろん、完成した人造石材のガラス粒子に接触
した場合の負傷などを防止することができる。
【0037】(4)ガラス粒子とシリカセメントとの混
合比率を、重量比で2:1〜3:1の範囲とすることに
より、適切な分量のガラス粒子がムラなく分散された均
等な性状となるため、高強度で、美観に優れた人造石材
を得ることができる。
【0038】(5)ガラス粒子の粒径を、0.1〜8m
mの範囲とすることにより、シリカセメント中での分散
性が良好となり、セメント成分との強い密着力が得られ
るため、耐磨耗性が高く、吸水性が低く、耐候性に優れ
た人造石材となる。
【0039】(6)人造石材の表面に、研磨、サンドブ
ラスト、小叩き、ビシャン叩きのうちの少なくとも一つ
を施すことにより、平滑面から不規則な凹凸面に至るま
で様々な表面状態を得ることができるため、多様なニー
ズに対応可能な外観を備えた人造石材を提供することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態である人造石材を示す斜視図であ
る。
【図2】人造石材の製造工程を示す説明図である。
【図3】真空混練装置を示す縦断面図である。
【符号の説明】
10 人造石材 11 ガラス粒子 12 シリカセメント 13 水 14 ガラス廃材 15 もみすり加工 16 混合 17 真空撹拌 18 成形 19 硬化 20 真空混練装置 21 本体容器 22 駆動軸 23 撹拌器具 24 密閉蓋 25 真空ポンプ 26 真空計 27,28 開閉バルブ 29 排出バルブ 30 混合物 31 型枠 32 研磨 33 サンドブラスト 34 小叩き 35 ビシャン叩き
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 倉富 伸一 福岡県福岡市東区唐原7丁目15−27 (72)発明者 笹田 衛治呂 福岡県福岡市東区八田3丁目22番5号 (72)発明者 梅野 清嗣 福岡県福岡市早良区重留2丁目6番15号 (72)発明者 佐藤 雅治 福岡県福岡市南区柏原6丁目62番5号− 403 (72)発明者 大藤 照良 福岡県田川郡糸田町大熊4039の9 (72)発明者 山野 時一 福岡県福岡市中央区平尾5丁目14−4

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 無機質粒状体、シリカセメント、水の混
    合物を真空状態で混練して、硬化させたことを特徴とす
    る人造石材。
  2. 【請求項2】 前記無機質粒状体が、ガラス粒子である
    請求項1記載の人造石材。
  3. 【請求項3】 前記ガラス粒子が、球状化加工されたも
    のである請求項2記載の人造石材。
  4. 【請求項4】 前記ガラス粒子とシリカセメントとの混
    合比率が、重量比で2:1〜3:1の範囲である請求項
    2,3記載の人造石材。
  5. 【請求項5】 前記ガラス粒子の粒径が、0.1〜8m
    mの範囲である請求項2〜4記載の人造石材。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5記載の人造石材の表面に、
    研磨、サンドブラスト、小叩き、ビシャン叩きのうちの
    少なくとも一つを施したことを特徴とする人造石材。
JP21093297A 1997-08-05 1997-08-05 人造石材 Pending JPH1160319A (ja)

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JP21093297A JPH1160319A (ja) 1997-08-05 1997-08-05 人造石材

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JP21093297A JPH1160319A (ja) 1997-08-05 1997-08-05 人造石材

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009006541A (ja) * 2007-06-27 2009-01-15 Taiheiyo Cement Corp セメント質硬化体の製造方法
CN109928687A (zh) * 2019-04-18 2019-06-25 王君国 无机人造石配方
CN114573303A (zh) * 2022-04-06 2022-06-03 苏州水墨翡翠环保建材科技有限公司 利用废旧玻璃合成玻璃大理石的生产工艺及玻璃大理石

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