JPH11319942A - 熱間圧延における金属帯の切断方法 - Google Patents
熱間圧延における金属帯の切断方法Info
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Abstract
た後行材にウェービングを生じさせないか、生じてもシ
ャー入側に配置されたピンチロールの入側直前には存在
させないようにすることにより、前記ピンチロールの入
側直前で鋼帯に2枚折れが生じないようにすることので
きる切断方法を提供することを課題としている。 【解決手段】熱間仕上圧延機2から送り出された鋼帯S
を、コイラーK1 ,K2で巻取りながらシャー3によっ
て切断する際に、鋼帯Sを挟持する前記シャー3入側に
あるピンチロール4の押付け力を、鋼帯Sの単位幅当た
り30kN/m以上に設定変更する。
Description
された金属帯をコイラーで複数個のコイルに巻き取る際
に、熱間仕上圧延機とコイラーとの間に配置されたシャ
ーにより前記金属帯を切断する方法に関する。
ッチ方式で行われて1本のコイルとして巻き取られてい
た。しかし、近年、スラブを粗圧延してシートバーとし
た鋼片同士を接合し、これを連続的に仕上圧延すること
が行われるようになってきた。また、連続鋳造ラインと
熱間圧延ラインとを直結したりして、スラブ1本当たり
の長さを長くし、仕上圧延1回当たりの圧延長さを長く
する試みもなされている。これらの熱間圧延において
は、1回に仕上圧延された鋼帯を、コイラーの入側にて
所定長さで切断しながら、複数個のコイラーで交互に巻
き取って複数個のコイルにすることが行われる。
圧延機2とコイラーK1 との間で所定の張力が付与され
て安定的に通板および巻取りが行われている鋼帯Sを、
仕上圧延機2とコイラーK1 との間に設置したピンチロ
ール4により挟持させた状態で、該ピンチロール4の出
側にあるシャー3により切断することで行われる。この
切断により前記鋼帯Sは先行材S1 と後行材S2 に分割
され、先行材S1 はコイラーK1 により巻取られてコイ
ル10となり、後行材S2 は図中破線で示すように別の
コイラーK2 の方に送られ巻取りが開始される。
ホットランテーブルを、符号5、6はそれぞれコイラー
K1 、K2 の巻取り用ピンチロールを、符号51、52
はそれぞれコイラーK1 、K2 のマンドレルを表してい
る。
仕上圧延機2とコイラーK1 との間にある鋼帯Sには張
力が付与されているため弾性限界内で伸ばされている
が、シャー3により切断されるとこの張力が失われて、
図2に示すように後行材S2 にウェービングが生じるこ
とがあり、酷い場合には後行材S2 に2枚折れ(通板方
向に沿って重なる折れ)が生じる。そして、そのままピ
ンチロール4に噛み込み巻取り行われると、巻取り中に
鋼帯S2 が破断して通板事故を生じるおそれがある。
従来技術の問題点に着目してなされたものであり、シャ
ーによる切断時に、シャーにより切断された後行材にウ
ェービングを生じさせないか、生じてもシャー入側に配
置されたピンチロールの入側直前には存在させないよう
にすることにより、前記ピンチロールの入側直前で鋼帯
に2枚折れが生じないようにすることのできる切断方法
を提供することを課題としている。
断前においては、シャー入側のピンチロールは、仕上圧
延機側から搬送されてくる金属帯をコイラー側へ送り出
す方向に回転しているが、前記金属帯に付与されていた
張力は切断によって解放されるため、切断すると後行材
には仕上圧延機側へ戻る力Fが生じる。したがって、該
ピンチロールの押付け力が弱いと、ピンチロールと後行
材とがスリップして、ピンチロールによって後行材をコ
イラー側へと送り込むことができなくなり、仕上圧延機
とピンチロールとの間の金属帯にウェービングが生ずる
こととなる。
力とウェービング発生状況との関係を調査し、該押付け
力が金属帯の単位幅(m)当たり30kN/m以上あれ
ばウェービングの発生を抑制して、後行材の巻取りを行
うことが可能になることがわかった(後述の図6を参
照)。
なされたものであり、上流側から下流に向けて熱間仕上
圧延機、ホットランテーブル、ピンチロール、シャー、
及びコイラーが配置された熱間圧延設備で、前記熱間仕
上圧延機から送り出された金属帯を、前記コイラーで巻
取りながら前記シャーによって所定長さで切断する熱間
圧延における金属帯の切断方法において、前記金属帯を
挟持する前記ピンチロールの押付け力を、金属帯の単位
幅当たり30kN/m以上にして、前記切断を行うこと
を特徴とする熱間圧延における金属帯の切断方法を提供
するものである。
ぎると切断後に後行材が蛇行してしまい、コイラー入側
(正確には巻取り用ピンチロール入側)に配置したセン
タリングガイドに後行材が接触して、金属帯の幅エッジ
部に疵が付いたり、巻取ったコイルの幅エッジが不揃い
となるテレスコープと呼ばれる不良が発生する等の問題
が生じるおそれがある。このような観点から、切断後に
生じる後行材の蛇行を所定範囲内に抑えるために、前記
押付け力Pは150kN/m以下にすることが好まし
い。
1に記載の構成に対して、前記熱間仕上圧延機と前記コ
イラーとの間の前記金属帯に単位幅当たり20〜60k
N/mの巻取り張力Tを付与し、前記ピンチロールの押
付け力P(kN/m)を下記(1)式を満たす値とした
状態で、前記切断を行うことを特徴とするものである。
係数を表す。前述のように、切断前においては、金属帯
には張力が付与されている。この張力は、金属帯のコイ
ルに巻き緩みや前述のテレスコープを発生させないため
に付与されるわけであるが、該張力の値は巻取る金属帯
の材質や板厚によって設定値が予め決定されていて、実
際にはコイラーにより予め設定された張力となるように
鋼帯を引張る力をかけることにより付与される。そし
て、該張力の値は、具体的には20〜60kN/wの範
囲で設定されるのが一般的である。このように、実際に
使用される巻取り張力は一定の幅を持っているが、切断
前に金属帯に付与されていた当該張力が大きい場合に
は、切断の際にシャー入側のピンチロールをより強く金
属帯に押付ける必要がある。
ロールと切断された金属帯の後行材との間に生ずる動摩
擦力fはf=μ0 ・P・wで表わされる。そして、P=
T/μ0 と設定することで、理論的には、切断直前の張
力T・wと同じ大きさの摩擦力が、切断した瞬間に、後
行材とピンチロールとの間に生じて、後行材はピンチロ
ールとスリップすることなく押さえ付けられながら、切
断により生じる力Fに対向してコイラー側へ送り出さ
れ、ウェービングの発生頻度を小さくすることができる
と考えられる。
の発生頻度と、前記張力およびピンチロールの押付け力
Pとの関係を調査したところ、ピンチロールの押付け力
の値がP=T/μ0 より小さくてもウェービングは十分
に抑制することができ、また、該押付け力の値がP=T
/μ0 程度であると、押付け力が強すぎて、切断時に後
行材が大きく蛇行してしまうおそれがあることがわかっ
た。
に、シャー入側のピンチロールの押付け力Pを0.4×
T/μ0 ≦P≦0.9×T/μ0 の範囲と設定すること
で、前記ウェービングを抑制できるとともに、後行材の
蛇行を防止することが可能となり(後述の図7参照のこ
と)、幅エッジ部の疵の発生や、テレスコープの発生等
を防止することが可能となるとの知見によってなされた
ものである。
たは請求項2に記載の構成に対して、前記ホットランテ
ーブルによる金属帯の送り速度を、前記熱間仕上圧延機
の出側直後での金属帯の移動速度よりも遅くして、前記
切断を行うことを特徴とするものである。
じたウェービングの前記ピンチロール位置への伝播を遅
らせて、当該ピンチロールでのウェービングによる悪影
響を抑止する。
説明は、切断時のホットランテーブル上の金属帯の挙動
を、弾性帯の縦振動現象として解析したものである。板
の縦波の振動方程式は、下記(2)式で表される。
帯内の音速(m/sec)であり、下記の(3)式で表
される。
a)、ρは金属帯の密度(kg/ m3 )である。切断時の
ホットランテーブル上の金属帯は、図3に示すような、
一端固定(仕上圧延機2)、他端自由(シャー3)のモ
デルで表すことができ、この境界条件において前記
(2)式を解くと、固定端を始点とする位置xでの変位
ux (m)は、下記(4)式で表され、位置xでの応力
σx (MPa)は下記(5)式で表される。
由端間の距離で、tは時間(秒)、An は積分定数であ
り、ω(固有振動数:回/sec)は下記の(6)式で
表される。
き)にσx =20MPa、ux =(σx /E)・x=
(20/100000)・xを(4),(5)式に代入
して積分定数An を求めた。ここでL=160mとし
た。この積分定数An を用い、(4),(5)式から、
時間t=0,0.023,0.046,0.050,
0.068〔秒〕での、各位置Xにおける変位ux およ
び応力σx を求めた。その結果を図4に示す。
由端から失われて、固定端から圧縮応力が生じている。
そして、この圧縮応力が座屈限界を超える大きさとなっ
た時に、ホットランテーブル上の金属帯にウェービング
が生じると推定される。また、この圧縮応力は固定端か
ら自由端へと伝搬する。すなわち、ウェービングは、固
定端である仕上圧延機2側の部分に先ず発生して、自由
端であるシャー3側の部分に伝搬していく。
時には、ホットランテーブルによる金属帯の送り速度
が、圧延機の出側直後での金属帯の移動速度より遅くな
っているため、ホットランテーブル上の金属帯に圧延機
側の向きの力がかかる。これにより、仕上圧延機側の部
分に生じたウェービングがシャー側へ伝搬する速度を遅
らせることができる。
をウェービングが生じていない状態でコイラーに巻き取
ることができる。そして、先端部分が巻き取られた後に
は、巻取りコイラー直前のピンチロールと仕上圧延機と
の間に張力が発生するため、仕上圧延機側に生じていた
ウェービングも解消される。
金属帯の送り速度は、仕上圧延機の出側直後での金属帯
の移動速度と同じに設定され、仕上圧延機から出てきた
金属帯がスムーズに(圧延機の出側直後での金属帯の移
動速度で)搬送されるように設定してあり、この方法に
おいても通常時(切断直前まで)はそのようにしてお
く。
説明する。図5は、本発明の方法が適用される連続熱間
圧延設備における、巻取り側の設備列を示す概略構成図
である。
S0 が導入されて、先行材の尾端と後行材の先端を接合
する接合装置1と、接合されたシートバーを仕上圧延す
る圧延機(熱間仕上圧延機)2と、仕上圧延後の鋼帯
(金属帯)Sを所定長さで切断するシャー3と、シャー
3の入側直前に配置されたピンチロール4と、ラインに
沿って直列に配置されたNo.1コイラーK1 およびNo.2コ
イラーK2 と、No.1コイラーK1 の入側直前に配置され
たピンチロール5と、No.2コイラーK2 の入側直前に配
置されたピンチロール6とで構成されている。この設備
列により、連続的に仕上圧延された鋼帯Sは、シャー3
で所定長さに切断されながら、No.1コイラーK1 および
No.2コイラーK2 で交互に複数のコイルに巻き取られ
る。
ーブル7が配置されている。このホットランテーブル7
は、多数のローラ7aをラインに沿って配置したローラ
テーブルであり、全てのローラ7aを同じ回転速度で回
転させて、通常は、このホットランテーブル7による鋼
帯Sの送り速度を、圧延機2の出側直後での鋼帯Sの移
動速度と同じに設定することにより、圧延機2から出て
きた鋼帯Sがスムーズに搬送されるようにしてある。
在、巻取りを行っているコイラー(ここではNo.1コイラ
ーK1 )と圧延機2との間の鋼帯Sに所定の張力が付与
されることで、安定的な通板および巻取りを確保してい
る。上記張力はコイラーの巻取りトルクを所定値に設定
することにより維持されている。
は、圧延機2側から搬送されてくる鋼帯Sをシャー3に
スムーズに導入させるために適切な値に設定されてい
る。このピンチロール4は、圧延機2側から搬送されて
くる鋼帯Sをコイラー側へ送り出す方向に回転してい
る。
直前に、ピンチロール4の押付け力を通常値から所定値
Pまで一時的に増大する。さらに、ホットランテーブル
7による鋼帯Sの送り速度を、圧延機2の出側直後での
鋼帯Sの移動速度より遅くなるように、ローラ7aの回
転速度を一時的に設定変更する。
なるようにする。また、切断直前に巻取りコイラーK1
と圧延機2との間の鋼帯Sにかかっている張力をTと
し、鋼帯Sとピンチロール4との間の動摩擦係数をμ0
とした場合に、P≧30kN/mで、且つ0.4×T/
μ0 ≦P≦0.9×T/μ0 を満たす値に当該押付け力
Pを設定することが好ましい。
4に押さえ付けられながら、ウェービングや蛇行が巻取
りに問題ないレベルに抑えられた状態でコイラー側へ送
り出される。
の送り速度が、圧延機2の出側直後での鋼帯Sの移動速
度より遅いため、ホットランテーブル7上の鋼帯Sに圧
延機2側の向きの力がかかる。これにより、ピンチロー
ル4より上流側の鋼帯Sにウェービングが発生した場合
でも、そのウェービングを圧延機2側に留めて、ピンチ
ロール4側へ伝搬する速度を遅らせることができる。
鋼帯Sに2枚折れが生じることなく、コイラーK1 ,K
2 による巻取りが安定的に行われる。なお、前記実施形
態では、通常状態においてピンチロール4に適切な値の
押付け力を持たせているが、通常状態においてはピンチ
ロール4を解放しておき、シャー3により鋼帯Sを切断
する直前に所定値Pの押付け力にて鋼帯を挟持するよう
にしてもよい。
3により切断する直前に、ピンチロール4の押付け力
を所定値Pまで増大すること、ホットランテーブル7
による鋼帯Sの送り速度を圧延機2の出側直後での鋼帯
Sの移動速度より遅くすることを共に行っているが、例
えばのみを行ってもよい。
の送り速度V1 を、圧延機2の出側直後での鋼帯Sの移
動速度V2 よりどの程度遅くすることが好ましいかは、
鋼種や板厚などによって異なるが、例えば、V1 =
(0.95〜0.97)×V2 とすることが好ましい。
が可能な場合は、ピンチロール4による送り速度につい
ても、圧延機2の出側直後での鋼帯Sの移動速度よりも
遅くすることが好ましい。
より、連続熱間圧延および圧延された鋼帯の巻取り・切
断を、切断の際の条件を変えて実際に行った。
延された各低炭素鋼を、シャー3入側のピンチロール4
により所定押付け力Pで押付けて、シャー3により切断
する際に、ピンチロール4による前記押付け力Pを20
〜50kNの範囲で変化させてウェービングの発生頻度
について調査したことろ、図6に示す結果を得た。
れが発生した場合をウェービング発生有りとし、ウェー
ビング回数/切断回数をウェービング発生頻度とした。
この図6から分かるように、本願発明のうちの請求項1
に記載の発明の範囲である、ピンチロールの押付け力を
30kN/m以上に設定するとウェービングの発生頻度
が10%以下に抑えられ、押付け力が20kN/mの場
合に比べて大幅にウェービングの発生頻度が小さくな
る。
鋼を同様にシャー3により切断する際に、ピンチロール
4による単位幅当たりの押付け力をP(kN/m)=α
・T/μ0 とし、前記係数αを変化させて、ウェービン
グの発生頻度及び後行材の蛇行について調査したとこ
ろ、図7に示す結果を得た。
数μ0 は0.2とした。係数αは0.1から1.0の範
囲で変化させた。この図7から分かるように、本願請求
項2に記載した発明の範囲内である、係数αの値が0.
4から0.9の範囲では、ウェービングの発生頻度を1
0%以下に抑えると共に、板の蛇行量も25mm以下程
度にできる。
である。また、上記条件では、押し付け力Pは30kN
/m以上となる。つまり、αが0.4〜0.9では、P
は60〜135KN/mとなる。
を、張力Tを30kN/m、動摩擦係数μ0 を0.2、
係数αを0.4として、ピンチロールの押付け力をP
(kN/m)=α・T/μ0 =60に設定し、シャー3
により切断を行う際に、ホットランテーブルの搬送速度
を、仕上圧延機の圧延速度速度800mpmに対して9
5%の値とした場合と、仕上圧延機の圧延速度800m
pmと等しく設定した場合について、それぞれウェービ
ングの発生頻度を調査した。
送速度が仕上圧延機の圧延速度と等しい場合には10%
ほどウェービングが発生していたのに対して、ホットラ
ンテーブルの搬送速度を95%とした場合には、ウェー
ビングの発生頻度が3%にまで低減できた。
と、シャーによる切断時に、後行材は、シャー入側直前
のピンチロールにより、スリップすることなく、若しく
は後行材の巻取りに問題にならないレベルのスリップ量
で押さえ付けられながら、切断により生じる力(仕上圧
延機側向きの力)に対抗してコイラー側へ送り出される
ため、ウェービングの発生度合いを小さくすることがで
きる。これにより、前記ピンチロールの入側直前で鋼帯
に2枚折れが発生する確率を低くすることができる。つ
まり、コイラーによる巻取りの安定性が向上する金属帯
の切断方法を提供できるという効果がある。
ると、効果が顕著となると共に、切断直後の後行材の蛇
行をも防止できる。また、請求項3の発明を採用する
と、シャーによる切断時に、後行材にウェービングが生
じても、このウェービングが先端部分まで伝播されない
うちに、先端部分をコイラーに巻き付けることができ、
その後は後行材に張力が作用する。これにより、前記ピ
ンチロールの入側直前で金属帯に2枚折れが発生する確
率を低くすることができるため、コイラーによる巻取り
の安定性が向上する金属帯の切断方法を提供できるとい
う効果がある。
である。
である。
図である。
時系列計算結果を示すグラフである。
の巻取り側設備列を示す概略構成図である。
け力Pとウェービング発生頻度との関係を示す図であ
る。
行量との関係を示す図である。
ル) 6 ピンチロール(巻取りコイラー直前のピンチロー
ル) 7 ホットランテーブル K1 No.1コイラー K2 No.2コイラー S 鋼帯(金属帯) S1 後行材
Claims (3)
- 【請求項1】 上流側から下流に向けて熱間仕上圧延
機、ホットランテーブル、ピンチロール、シャー、及び
コイラーが配置された熱間圧延設備で、前記熱間仕上圧
延機から送り出された金属帯を、前記コイラーで巻取り
ながら前記シャーによって所定長さで切断する熱間圧延
における金属帯の切断方法において、 前記金属帯を挟持する前記ピンチロールの押付け力を、
金属帯の単位幅当たり30kN/m以上にして、前記切
断を行うことを特徴とする熱間圧延における金属帯の切
断方法。 - 【請求項2】 前記熱間仕上圧延機と前記コイラーとの
間の前記金属帯に単位幅当たり20〜60kN/mの巻
取り張力Tを付与し、前記ピンチロールの押付け力P
(kN/m)を下記(1)式を満たす値とした状態で、
前記切断を行うことを特徴とする請求項1に記載した熱
間圧延における金属帯の切断方法。 0.4×T/μ0 ≦P≦0.9×T/μ0 ・・・(1) ここで、μ0 は、ピンチロールと金属帯との間の動摩擦
係数を表す。 - 【請求項3】 前記ホットランテーブルによる金属帯の
送り速度を、前記熱間仕上圧延機の出側直後での金属帯
の移動速度よりも遅くして、前記切断を行うことを特徴
とする請求項1又は請求項2に記載した熱間圧延におけ
る金属帯の切断方法。
Priority Applications (1)
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JP13396698A JP3324692B2 (ja) | 1998-05-15 | 1998-05-15 | 熱間圧延における金属帯の切断方法 |
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