JPH11318598A - 四方かまち扉およびその製造方法 - Google Patents

四方かまち扉およびその製造方法

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JPH11318598A
JPH11318598A JP10128544A JP12854498A JPH11318598A JP H11318598 A JPH11318598 A JP H11318598A JP 10128544 A JP10128544 A JP 10128544A JP 12854498 A JP12854498 A JP 12854498A JP H11318598 A JPH11318598 A JP H11318598A
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JP
Japan
Prior art keywords
edge
end plate
plate
grooves
door
Prior art date
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Pending
Application number
JP10128544A
Other languages
English (en)
Inventor
Michihiro Sukeitsu
理裕 資逸
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 四方かまち扉に関するもので、部品点数を少
なくして一連の製造工程で加工ができる構造および製造
方法を提供する。 【解決手段】 四辺形の板状鏡板1の各端縁より所定の
距離だけ離れた位置に各辺の端縁にそれぞれ平行する半
円弧状の凹溝3,6を設け、その凹溝3,6から各辺の
木口にいたる表面上に、化粧用のシート4を貼り、四方
のかまち部が本体と一体になるように構成することによ
り、部品点数の削減された低コストの四方かまち扉を得
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、住居あるいは収納
棚の扉などに使用される四方かまち扉およびその製造方
法に関するもので、特に、加工が容易な四方かまち扉の
構成およびその製造方法を提供する。
【0002】
【従来の技術】従来、鏡板凸状四方かまち扉は、中央に
位置する鏡板の周囲を桟材が囲む構造のものが知られて
いる。図4に従来の鏡板凸状四方かまち扉の斜視図を示
しており、四辺形状の鏡板1の四方をかまちの形状を付
けた桟材2で囲む構成となっている。このとき鏡板1と
かまち部を形成する桟材2は完全に別部材からなり、一
枚の鏡板凸状四方かまち扉は、1枚の鏡板1と、それを
取り囲む4本の桟材2から成っていた。また、この桟材
2の組立方は、図5に示すように、いわゆるホゾ組、ま
たは留め組と呼ばれる組み方で形成されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この鏡板凸状四方かま
ち扉においては、前述のように5点もの部品に分かれ、
通常の扉製造工程に比べ著しい製造時間の増加がみられ
ていた。この部品点数の問題は、特に天然木突き板扉に
おいては致命的であり、多数の部品の色を合わせる事が
非常に困難で、著しい不良率のアップを招きそれが全て
コストにはね返っていた。
【0004】また、鏡板の周囲にかまち部分を組み合わ
せる構造は、高精度に加工する必要から、刃物形状も必
ず複数必要になり、加工、組み立てに時間と熟練度を必
要としていた。さらに、鏡板と桟材との接合部分はゴミ
や埃が溜まりやすく、特に、キッチンで使用される扉に
適用した場合、掃除のしにくさは不潔なイメージにつな
がり、現代の清潔なキッチン感覚にそぐわないものであ
った。
【0005】上記のように、鏡板凸状四方かまち扉は、
見た目に豪華な印象を与えるものであるが、その製造工
程とそれに付随する上記の問題点を有するものであっ
た。
【0006】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明の四方かまち扉は、四辺形の板状の鏡板の各辺
の端縁より所定の距離だけ離れた位置に各辺の端縁にそ
れぞれ平行する凹溝を設け、その各凹溝から前記各辺の
端縁にいたる前記鏡板の表面を化粧用のシートで覆った
ことを特徴とするものである。
【0007】これにより、鏡板の四方に組み込まれるか
まちの形状を付けた桟材を廃止することができ部品点数
の削減が可能になり、また、鏡板とかまち形状を付けた
桟材の組み込み部から破損するという構造上の強度低下
が防止できるということが得られる。さらに、鏡板一体
構造ゆえ、鏡板周囲の桟材と鏡板の間の隙間が全くなく
ゴミや埃の溜まりにくい構造となっている。また、当然
の事ながら、鏡板のがたつきは全く生じない。
【0008】
【発明の実施の形態】(実態の形態1)以下に、本発明
の請求項1および請求項2に記載された発明の実施の形
態について図1を用いて説明する。
【0009】まず、一枚の四辺形状の鏡板1を準備し、
図1に示すように、その対向する上下二辺の端縁から所
定距離だけ離れた位置に、その端縁に平行する半円状の
凹溝3をそれぞれ形成する。その後に、図2に示すよう
に、化粧用のシート4を貼着し、前記凹溝3から前記各
辺の端縁にいたる前記鏡板1の表面および木口を化粧用
シート4で覆った構成とする。
【0010】なお、前記鏡板1は、例えば木材の表面に
表面化粧シートを貼ったもので、その木材は、MDF、
パーチクルボード、合板、天然木等の単材及びこれらの
単材を貼り合わせたフラッシュ構造の複合材が使用で
き、特にMDFの単材、及び表面にMDFを用いたフラ
ッシュ構造の複合材は、刃物でかき取った後の表面が平
滑でその上にシートを貼った時、シートの表面に凹凸が
出にくいという点で好ましい。
【0011】また、表面化粧用シート4は、表面の化粧
紙及び化粧フィルムとその下面のベースに薄く形成され
る樹脂層から構成されている。例えば、ウレタン化粧
紙、塩ビシート、ダップシート、オレフィンシート等の
化粧シートが使用でき、前記鏡板1に使用された表面化
粧シートと同じウレタン化粧紙の裏面に薄いダップ層を
形成した疑似ダップシートを使用すれば、基材表面の鏡
板1と同意匠で低コスト、かつ裏面のダップシート層が
堅くシートを貼った時の基材の表面凹凸や異物による凹
凸が表面に出にくいという点から好ましい。
【0012】次に、図1に示すように、前記化粧用シー
ト4が貼られた凹溝3の両端部に、その鏡板1の左右端
縁から所定の距離の間だけ充填材5を注入し、かかる充
填材5が硬化した後に、図3に示すように前記充填材5
の先端を削り取るように、左右の端縁から所定の距離だ
け離れた位置に、その端縁に平行する半円状の凹溝6を
それぞれ形成する。その後に、前述と同様に化粧用のシ
ート4を貼着し、前記凹溝6から前記左右各辺の端縁に
いたる前記鏡板の表面および木口を化粧用シート4で覆
った構成とすることにより、図3に示す従来の四方かま
ち扉と見掛け上類似した四方かまち扉を完成する。
【0013】この方法によれば、凹溝3および凹溝6を
それぞれ鏡板1の端縁がら端縁まで加工するため、その
加工は容易であり、また、化粧用のシート4の貼着も鏡
板1の端縁から端縁の全域に貼着することになるのでそ
の作業は容易になり、効率的な生産が可能になり生産方
法を一連のライン化にすることができる。前記充填材5
としては、化粧用シート4上に充填した時に、乾燥が早
く、発泡せず、かつその表面を刃物で切削した場合にも
凹凸が発生しにくく、その上に化粧用シート4を貼った
場合にへこみ等形状の崩れが生じない主剤(住友化学製
スミジュールN3200)と硬化剤(メザモール)から
なる2液性の無発泡ウレタン樹脂が良い。
【0014】なお、前述の製造方法に比べ、凹溝6の作
成および化粧用のシート4の貼着作業性に若干の難点が
あるが、前記充填材5を使用せず、図1に点線で示すよ
うに凹溝3と凹溝3との間に凹溝6を形成し、凹溝3お
よび凹溝6から前記上下および左右各辺の端縁にいたる
前記鏡板の表面および木口を化粧用シート4で覆う製造
方法でも良い。
【0015】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、一枚の四
辺形状の鏡板に、かまち形状に近似させるように凹溝を
端縁と平行に形成し、その凹溝から端面木口にいたる表
面上に、化粧用のシートを貼着したものであり、四方の
かまち部が本体と一体的に構成されているため、従来の
鏡板の四方に組み込まれるかまちの形状を付けた桟材を
廃止することができ部品点数の削減が可能になり、低コ
ストで、強度が高い四方かまち扉が得られる。
【0016】さらに、鏡板一体構造ゆえ、鏡板周囲の桟
材と鏡板の間の隙間が全くなくゴミや埃の溜まりにくい
構造となっており、また、当然の事ながら、鏡板のがた
つきは全く生じないという有利な効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態による四方かまち扉の一
製造工程における四方かまち扉の斜視図
【図2】同実施の形態による四方かまち扉の要部断面図
【図3】本発明の一実施の形態による四方かまち扉の他
の製造工程における四方かまち扉の斜視図
【図4】従来の鏡板凸状四方かまち扉の斜視図
【図5】従来の鏡板凸状四方かまち扉の要部断面図
【符号の説明】
1 鏡板 2 桟材 3 凹溝 4 化粧用シート 5 充填材 6 凹溝

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】四辺形の板状鏡板の各辺の端縁より所定の
    距離だけ離れた位置に各辺の端縁にそれぞれ平行する凹
    溝を設け、その各凹溝から前記各辺の端縁にいたる前記
    鏡板の表面を化粧用のシートで覆ったことを特徴とする
    四方かまち扉。
  2. 【請求項2】四辺形状の板状鏡板の対向する第一と第二
    の二辺の端縁より所定の距離だけ離れた位置に、その端
    縁に平行する2本の第一と第二の凹溝をそれぞれ形成
    し、その各凹溝から前記第一と第二の各辺の端縁にいた
    る前記鏡板の表面に化粧用のシートを貼り付けた後、前
    記鏡板の他の対向する第三と第四の二辺の端縁よりそれ
    ぞれ所定の距離だけ離れた位置まで前記第一と第二の凹
    溝に充填材を充填し、その充填材が硬化した後に、前記
    第三と第四の二辺の端縁より前記所定の距離だけ離れた
    位置に、その端縁に平行する2本の第三と第四の凹溝を
    それぞれ形成し、その各凹溝から前記第三と第四の各辺
    の端縁にいたる前記鏡板の表面に化粧用のシートを貼り
    付けることを特徴とする四方かまち扉の製造方法。
JP10128544A 1998-05-12 1998-05-12 四方かまち扉およびその製造方法 Pending JPH11318598A (ja)

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