JPH08226285A - 扉等のパネル部材 - Google Patents

扉等のパネル部材

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JPH08226285A
JPH08226285A JP5510695A JP5510695A JPH08226285A JP H08226285 A JPH08226285 A JP H08226285A JP 5510695 A JP5510695 A JP 5510695A JP 5510695 A JP5510695 A JP 5510695A JP H08226285 A JPH08226285 A JP H08226285A
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JP
Japan
Prior art keywords
panel
board
end plate
door
frame
Prior art date
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Pending
Application number
JP5510695A
Other languages
English (en)
Inventor
Tomio Takahashi
富雄 高橋
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Toppan Inc
Original Assignee
Toppan Printing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 構造が簡単で組立精度が高く、組立が容易で
あり、しかも強固な構造を形成することが出来、框形状
が多様性を持つ高級感のある扉等が得られる扉等のパネ
ル部材を提供する。 【構成】 本発明のパネル部材10は、框材11と鏡板
12とが一体構造を成し、框材11の裏面側の嵌合凸部
15を鏡板12の左右両側に設けた溝16に嵌合固着す
ることにより框材11と鏡板12とが接合される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、框材と鏡板が一体にな
った扉等のパネル部材に関し、詳しくは鏡板相当部分の
パネルに框材を嵌合固着して一体構造とし、組立工程を
簡略化して、かつ外観上框組構造を呈する高級感のある
キッチン扉、クロゼット扉、収納扉或いはドアー等を構
成するパネル部材に関するものである。
【0002】
【従来の技術】框材と化粧板等で框組みを形成するに
は、框材をほぞ加工、あるいはダボ構造等で組み、次い
で、鏡板をフラッシュ構造か、または板状の面材を嵌合
して貼着するか、あるいは別工程で框材を作製し、それ
らを取り付ける方法が一般的であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の框材と鏡板等を
取り付ける方法は、留め加工やダボ、継手構造等が必要
で、組み立て精度等にも問題があった。また、このよう
な継手接合の加工したものは組み立てが伴うため、生産
性が低く、コスト高にもなり、精度も上がらないなどの
不都合があった。さらに、鏡板の化粧板と框材取付部と
の固着不良が生じやすい等の問題もあった。
【0004】また、従来例として、図7に示すような扉
等に用いるパネル部材の構造が知られている。
【0005】これは、扉等の左右端を規定する支持材2
と、該左右の支持材2間に架け渡される桟材1と、上記
桟材1及び支持材2の表面側から裏面側にわたって接合
される、表面に化粧シート4が貼着された基板3とから
構成されており、支持材2の端部は矢印Aで示すように
面取りされていて、また、上記化粧シート4には、框部
5と鏡板部6に相当する木目模様が形成されている。
【0006】しかしながら、上記の構造であると、面取
りされた部分Aでは、基板3の裏面を所定の位置で化粧
シート4に裏面には達しないようにしてV字状にカット
し、化粧シート4をカット部位にて折曲げて平板状の基
板3を所定形状に形成し、基板3の裏面側を支持材2の
面取りされた面に貼り合わせることが必要なため、基板
3をV字状にカットする位置、カットする角度、カット
する深さ等の加工精度が要求され、この加工精度が高く
ないと基板3を支持材2の面取りされた部分に貼り合わ
せたときに隙間が出来てしまうなどの不具合を生じる欠
点がある。
【0007】また、上記の構造であると、支持材2の面
取り形状に十分密着するように基板3の裏面をV字状に
カットした基板3を貼り合わせるため、面取り形状が複
雑な形状だと貼り合わせが出来ないので、面取り形状は
図7のような断面が簡単な形状の場合に限られ、框の形
状は多様性を持たせることが出来ないという欠点があ
る。
【0008】本発明は、上記従来技術の欠点に鑑み為さ
れたもので、その目的とするところは、構造が簡単で組
立精度が高く、組立が容易であり、しかも強固な構造を
形成することが出来、框形状が多様性を持つ高級感のあ
る扉等が得られる扉等のパネル部材を提供することにあ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の扉等のパネル部材は、ボード部材を所定の
形状に加工し、必要に応じて化粧を施した鏡板相当部分
のパネルの少なくとも左右両側に溝を刻設し、框材を該
溝に嵌合固着してなることを特徴としている。
【0010】また、本発明の扉等のパネル部材は、前記
鏡板相当部分のパネルの天地側にも溝を刻設し、框材を
該溝に嵌合固着してなることを特徴としている。
【0011】また、本発明の扉等のパネル部材は、前記
鏡板相当部分のパネルの天地側には、框材を貼着してな
ることを特徴としている。
【0012】また、本発明の扉等のパネル部材は、前記
鏡板相当部分または框材に必要な化粧を施すために、木
材を薄くスライスした突き板、塩化ビニル樹脂シート等
の合成樹脂シート、コート紙、紙、布のいずれか単独或
いはこれらを複合してなる化粧シートを使用することを
特徴としている。
【0013】さらに、本発明の扉等のパネル部材は、前
記鏡板相当部分に、合板、単板積層材、パーティクルボ
ード、メディアム・デンシティ・ファイバーボード(M
DF)、オリエンテッド・ストランド・ボード(OS
B)、オリエンテッド・ストランド・ランバー(OS
L)等のボードを単独或いはフラッシュ構造としたもの
を使用することを特徴としている。
【0014】
【作用】このような本発明にあっては、鏡板相当部分の
パネルの少なくとも左右両側に溝を刻設し、該溝に框材
を嵌合固着して一体構造となしたため、構造が簡単で組
立精度が高く、複雑な組立の必要がなく組立が容易であ
り、しかも強固な組立構造を形成出来る。したがって、
框材は組立時に鏡板相当部分のパネルに設けた溝に嵌合
固着されるため、鏡板との固着不良によって框材がとれ
るといったことや接合部の隙間が出来るといったことな
ど、従来みられるような不都合は生じない。
【0015】また、鏡板相当部分のパネルに設けた溝に
框材を嵌合固着することで鏡板と框材とが一体構造とな
ったパネルが出来上がるので、框の表面形状を所望する
形状に加工することが出来、框形状の多様性を持たせる
ことが可能となる。
【0016】
【実施例】以下、添付図面を参照して、本発明の実施例
を詳しく説明する。
【0017】図1は、本発明の扉等のパネル部材の一実
施例の構成を示す断面図、図2は同じく一実施例の構成
を示す全体正面図、図3は框材の断面図、図4は鏡板相
当部分のパネルに溝を形成した部分の断面図である。
【0018】本発明に係る扉等のパネル部材10は、図
1に示すように、框材11と鏡板相当部分のパネル(以
下の実施例の説明においては単に「鏡板」と称すること
にする。)12とが嵌合固着により接合され一体化され
た構造を有している。図2の全体図を参照するとさらに
良くわかるように、上記パネル部材10は、鏡板12の
左右両側においてそれぞれ框材11が嵌合固着により接
合されており、鏡板12の天地側においてはそれぞれ框
材19が接合されている。上記框材11はいわゆる縦
框、上記框材19は横框と通常呼ばれているものであ
る。なお、本発明のパネル部材10を適用した扉、ドア
ー等に要求される意匠の品質によっては、この横框であ
る上記框材19を設けない構造とすることは任意であ
る。また、この框材19を鏡板12の天地側に接合する
場合、上記框材11と同様にして嵌合固着により接合す
ることも出来るが、框材19を鏡板12の天地側にそれ
ぞれ貼着して接合することも可能である。
【0019】ここで、上記框材11と鏡板12との接合
構造についてさらに詳しく説明すると、框材11の裏面
側には図3に示すような断面形状の嵌合凸部15が長手
方向に一様に形成されており、さらに鏡板12の側面1
8を覆うことの出来る縁設部17を有している。また、
框材11の表面は面取りされていて所望の形状に形成さ
れており、さらに化粧シート13のラッピング等により
所望する化粧が適宜施されている。一方、鏡板12は、
その表面の左右両端側の長手方向に沿って図4に示すよ
うな溝16が刻設されており、該溝16は、上記框材1
1の嵌合凸部15と嵌合可能な形状を有している。ま
た、鏡板12にも化粧シート14のラミネート等により
所望する化粧が適宜施されている。
【0020】なお、前述の框材19についても鏡板12
と嵌合固着により接合する場合には、框材19は框材1
1と同様の構造を有するものであるが、框材19を鏡板
12の天地側に貼着して接合する場合には、框材19の
裏面に嵌合凸部は不要である。
【0021】上記框材11はその裏面側の嵌合凸部15
が鏡板12の溝16と嵌合固着され、框材11と鏡板1
2とが一体構造を成すように形成される。このとき、鏡
板12の側面18と框材11の縁設部17とが接着固定
されることが望ましい。
【0022】上記鏡板12としては、合板、単板積層
材、パーティクルボード、メディアム・デンシティ・フ
ァイバーボード(MDF)、オリエンテッド・ストラン
ド・ボード(OSB)、オリエンテッド・ストランド・
ランバー(OSL)等のボードを単独或いはフラッシュ
構造としたものを使用することが出来る。
【0023】また、上記鏡板12または框材11に必要
な化粧を施すために用いる化粧シートとしては、例え
ば、木材を薄くスライスした突き板、塩化ビニル樹脂シ
ート等の合成樹脂シート、コート紙、紙、布のいずれか
単独或いはこれらを複合してなる化粧シートを使用する
ことが出来、化粧シートの厚さとしては、例えば0.1
〜1.0mm程度の厚さのものを使用することが出来
る。
【0024】このようにして、本発明のパネル部材10
は、框材11と鏡板12とが一体構造を成し、框材11
の裏面側の嵌合凸部15を鏡板12の左右両側に設けた
溝16に嵌合固着して扉等が形成されるため、構造が簡
単で組立精度が高く、組立も容易である。しかも、強固
な組立構造を形成し、例えば従来みられるような、鏡板
との固着不良によって框材がとれるといったことや接合
部の隙間ができるといったような問題は起こらない。
【0025】なお、横框として框材19を鏡板12と接
合する場合にも、縦框の上記框材11と同様に嵌合固着
により接合することが出来るが、そのときは鏡板12の
天地側の端部に前記溝16と同様な溝を刻設し、框材1
9を該溝に嵌合固着するようにして接合する。また、前
述したように、横框の框材19は鏡板12の天地側端部
に貼着して接合するようにしてもかまわない。
【0026】また、図1のような上記框材11と鏡板1
2との嵌合構造はその一例を示したものであり、框材1
1の嵌合凸部15及び鏡板12の溝16の形状について
は嵌合可能な構造であれば特に限定されるものではな
く、たとえば、図5及び図6にそれぞれ示すような形状
の嵌合構造とすることも可能である。
【0027】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、鏡板相当部分のパネルの少なくとも左右両側に溝
を刻設し、該溝に框材を嵌合固着して一体構造となした
ため、構造が簡単で組立精度が高く、複雑な組立の必要
がなく組立が容易であり、しかも強固な組立構造を形成
することが出来、框材は組立時に鏡板相当部分のパネル
に設けた溝に嵌合固着されるため、鏡板との固着不良に
よって框材がとれるといったことや接合部の隙間が出来
るといったことなど、従来みられるような不都合は生じ
ない。したがって、工程が簡単なことから、コストの安
価な、しかも品質の高い、外観上框組構造を呈する高級
感のあるキッチン扉、クロゼット扉、収納扉或いはドア
ー等を提供することができる。
【0028】また、鏡板相当部分のパネルに設けた溝に
框材を嵌合固着することで鏡板と框材とが一体構造とな
ったパネルが出来上がるので、框の表面は所望する形状
に加工することが出来、框形状の多様性を持たせること
が可能となり、外観上意匠性の高い高級感のある扉等を
提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の扉等のパネル部材の一実施例の構成を
示す断面図である。
【図2】同上一実施例の構成を示す全体正面図である。
【図3】同上一実施例の框材の断面図である。
【図4】同上一実施例の鏡板に溝を形成した部分の断面
図である。
【図5】本発明の扉等のパネル部材の他の実施例の構成
を示す断面図である。
【図6】本発明の扉等のパネル部材のその他の実施例の
構成を示す断面図である。
【図7】従来例の構成を示す断面図である。
【符号の説明】
1 桟材 2 支持材 3 基板 4 化粧シート 5 框部 6 鏡板部 10 パネル部材 11 框材 12 鏡板 13、14 化粧シート 15 嵌合凸部 16 溝 17 縁設部 18 鏡板側面 19 框材

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ボード部材を所定の形状に加工し、必要
    に応じて化粧を施した鏡板相当部分のパネルの少なくと
    も左右両側に溝を刻設し、框材を該溝に嵌合固着してな
    ることを特徴とする扉等のパネル部材。
  2. 【請求項2】 前記鏡板相当部分のパネルの天地側にも
    溝を刻設し、框材を該溝に嵌合固着してなることを特徴
    とする請求項1記載の扉等のパネル部材。
  3. 【請求項3】 前記鏡板相当部分のパネルの天地側に
    は、框材を貼着してなることを特徴とする請求項1記載
    の扉等のパネル部材。
  4. 【請求項4】 前記鏡板相当部分または框材に必要な化
    粧を施すために、木材を薄くスライスした突き板、塩化
    ビニル樹脂シート等の合成樹脂シート、コート紙、紙、
    布のいずれか単独或いはこれらを複合してなる化粧シー
    トを使用することを特徴とする請求項1〜3のいずれか
    に記載の扉等のパネル部材。
  5. 【請求項5】 前記鏡板相当部分に、合板、単板積層
    材、パーティクルボード、メディアム・デンシティ・フ
    ァイバーボード(MDF)、オリエンテッド・ストラン
    ド・ボード(OSB)、オリエンテッド・ストランド・
    ランバー(OSL)等のボードを単独或いはフラッシュ
    構造としたものを使用することを特徴とする請求項1〜
    4のいずれかに記載の扉等のパネル部材。
JP5510695A 1995-02-20 1995-02-20 扉等のパネル部材 Pending JPH08226285A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012070849A3 (ko) * 2010-11-24 2012-09-27 주식회사 금오하이텍 문짝 프레임 및 패널 제조방법 그리고 문짝 프레임
CN106049841A (zh) * 2016-06-06 2016-10-26 浙江亚厦装饰股份有限公司 一种面板复合辅助工具

Cited By (3)

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