JPH1131817A - 半導体装置及びその製造方法 - Google Patents

半導体装置及びその製造方法

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JPH1131817A
JPH1131817A JP18814197A JP18814197A JPH1131817A JP H1131817 A JPH1131817 A JP H1131817A JP 18814197 A JP18814197 A JP 18814197A JP 18814197 A JP18814197 A JP 18814197A JP H1131817 A JPH1131817 A JP H1131817A
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diffusion layer
gate electrode
silicon
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ゲート電極とソース拡散層又はドレイン拡散
層とを接続する際に、ゲート電極、ソース拡散層及びド
レイン拡散層と、シリコン基板との間のショート又はリ
ークを防ぐ。 【解決手段】 本発明の半導体装置は、p型のシリコン
基板1上に、フィールド酸化膜2と、ゲート酸化膜3を
介した多結晶シリコンのゲート電極4a,4bと、ゲー
ト電極4a,4bの側面に形成された窒化膜のゲート側
壁6a,6bと、ゲート電極4a,4bの周囲のシリコ
ン基板1に自己整合的に形成されたn型の高濃度拡散層
7a,7bと、ゲート側壁6a上をまたぐ形でゲート電
極4aと高濃度拡散層7aとを接続するチタンシリサイ
ド層11とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体装置及びそ
の製造方法に関し、特にゲート電極とソース拡散層又は
ドレイン拡散層との接続に特徴を有する半導体装置及び
その製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】MOSFETを回路素子として用いる半
導体装置では、フリップフロップ等のように、ゲート電
極とソース拡散層又はドレイン拡散層とを直接接続する
場合がある。このような構成を実現するためには、いく
つかの構造及び製造方法が考えられるが、ゲート電極、
ソース拡散層及びドレイン拡散層に金属シリサイドを自
己整合的に形成する、いわゆるサリサイド構造を用いる
場合、次に説明するような例が知られている。
【0003】図14は、この従来例の半導体装置を示し
た縦断面図である。
【0004】p型シリコン基板1上に、フィールド酸化
膜2と、ゲート酸化膜3を介した多結晶シリコンゲート
電極4a,4bと、ゲート電極4bの側面に形成された
酸化膜のゲート側壁13bと、ゲート電極4a,4bに
自己整合的に形成されたn型の高濃度拡散層7a,7b
と、ゲート側壁を欠くゲート電極4aと高濃度拡散層7
aとを接続する金属シリサイド層14とを備えている。
【0005】図15及び図16は、図14の半導体装置
の製造方法を主要工程順に示した縦断面図である。図1
4乃至図16において、(a)〜(e)の順に工程が進
行する。
【0006】まず、図15(a)に示すように、p型の
シリコン基板1上にフィールド酸化膜2を形成し、ゲー
ト酸化膜3を介して多結晶シリコンのゲート電極4a,
4bを形成する。次に、図15(b)に示すように、イ
オン注入により、ゲート電極4a,4bの周囲に自己整
合的にn型の高濃度拡散層7a,7bを形成する。次
に、図16(c)に示すように、ゲート電極4a,4b
の側面にシリコン酸化膜のゲート側壁13a,13bを
形成する。次に、図16(d)に示すように、フォトレ
ジスト9を塗布し、ゲート側壁6a上及びその周囲の領
域に開口を設け、この領域のゲート側壁6aを除去す
る。次に、図14(e)に示すように、全面に金属膜を
被着させ、熱処理を行うことによって、ゲート電極4a
及び高濃度拡散層7aの表面に金属シリサイド化反応を
生じさせ、続いて未反応の金属を除去することによっ
て、ゲート電極4aと高濃度拡散層7aとを接続する金
属シリサイド層14を形成する。なお、ゲート電極4a
と高濃度拡散層7aとの間には、ゲート酸化膜3が介在
しているが、おのおので形成される金属シリサイドが互
いに突出するため、両者の金属シリサイド層14は接続
されることになる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】図14乃至図16に示
す従来例の問題点は、ゲート電極4a及び高濃度拡散層
7aと、シリコン基板1との間で、ショート又はリーク
が生じやすいことである。
【0008】高濃度拡散層7aはイオン注入によってゲ
ート電極4aに自己整合的に形成されるので、ゲート電
極4aと高濃度拡散層7aとの間のオーバーラップは小
さくなっている。しかし、微細なMOSFETを形成す
るためには、短チャネル効果の防止及びオーバーラップ
容量の低減の観点から、後工程での熱処理を減らすこと
により、ゲート電極4aと高濃度拡散層7aとの間のオ
ーバーラップを極力小さくすることが望ましい。一方、
このような状況下で、ゲート電極4a及び高濃度拡散層
7aを金属シリサイド化したとき、これらの接続部12
では金属シリサイド層14が高濃度拡散層7aの接合面
に到達又は接近し、金属シリサイド層14とシリコン基
板1との間で、ショート又はリークが生じることにな
る。このことは、ゲート電極4a及び高濃度拡散層7a
とシリコン基板1との間でショート又はリークが生じる
ことを意味し、回路の誤動作などを招くことになる。
【0009】
【発明の目的】本発明の目的は、ゲート電極とソース拡
散層又はドレイン拡散層とを接続する際に、ゲート電
極、ソース拡散層及びドレイン拡散層と、シリコン基板
との間のショート又はリークを防ぐことにある。また、
本発明の目的は、工程数を大幅に増やすことなく確実
に、ゲート電極とソース拡散層又はドレイン拡散層とを
接続することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明に係る半導体装置
は、シリコン基板上に絶縁膜を介して形成されたゲート
電極と、このゲート電極の側面に形成された絶縁膜から
なるゲート側壁と、この前記ゲート側壁又は前記ゲート
電極の周囲の前記シリコン基板に自己整合的に形成され
た拡散層と、前記ゲート側壁上を介して前記ゲート電極
と前記拡散層とを接続する金属シリサイド層とを備えた
ものである。また、前記ゲート電極がシリコンからな
り、前記ゲート側壁がシリコン窒化膜からなるものとし
てもよい。
【0011】本発明に係る半導体装置の製造方法は、次
の〜の工程を基本的に備えている。.シリコン基
板上に、絶縁膜を介してシリコンからなるゲート電極を
形成する工程。.前記ゲート電極の側面に、第一の絶
縁膜からなるゲート側壁を形成する工程。.前記ゲー
ト側壁又は前記ゲート電極の周囲の前記シリコン基板
に、自己整合的に拡散層を形成する工程。.前記シリ
コン基板全面に第二の絶縁膜を被着させた後、前記ゲー
ト側壁上及びその周囲の領域から当該第二の絶縁膜を除
去する工程。.前記第二の絶縁膜を除去した領域に、
選択的にシリコンを成長させる工程。.前記選択的に
成長したシリコン、前記ゲート電極及び前記拡散層の表
面を金属シリサイド化することにより、前記ゲート側壁
上を介して前記ゲート電極と前記拡散層とを接続する工
程。また、前記第一の絶縁膜がシリコン窒化膜であり、
前記第二の絶縁膜がシリコン酸化膜であるものとしても
よい。
【0012】ゲート電極とソース拡散層又はドレイン拡
散層とを接続する際に、ゲート側壁上をまたぐ形で、ゲ
ート電極と高濃度拡散層とを金属シリサイドによって接
続することにより、ゲート電極、ソース拡散層及びドレ
イン拡散層と、シリコン基板との間のショート又はリー
クを防ぐことができる。その理由は、横方向にゲート側
壁の幅だけ、金属シリサイド層と拡散層の接合面との間
の距離を余分に確保できるようになるためである。ま
た、縦方向にも選択成長シリコンの膜厚分だけ、金属シ
リサイド層と拡散層の接合面との間の距離を余分に確保
できるようになるためである。
【0013】
【発明の実施の形態】図1及び図5は本発明の半導体装
置の第一実施形態を示し、図1は図5におけるg−g線
縦断面図、図5は平面図である。
【0014】本実施形態の半導体装置は、p型のシリコ
ン基板1上に、フィールド酸化膜2と、ゲート酸化膜3
を介した多結晶シリコンのゲート電極4a,4bと、ゲ
ート電極4a,4bの側面に形成されたシリコン窒化膜
のゲート側壁6a,6bと、ゲート電極4a,4bの周
囲のシリコン基板1に自己整合的に形成されたn型の高
濃度拡散層7a,7bと、ゲート側壁6a上をまたぐ形
でゲート電極4aと高濃度拡散層7aとを接続するチタ
ンシリサイド層11とを備えている。
【0015】図2乃至図4及び図6乃至図8は本発明に
係る半導体装置の製造方法の第一実施形態を示し、図2
乃至図4は図6乃至図8におけるa−a線〜f−f線縦
断面図、図6乃至図8は平面図である。図1乃至図8に
おいて、各工程は(a)〜(g)の順に進行する。
【0016】まず、図2(a)及び図6(a)に示すよ
うに、p型のシリコン基板1上に厚さ300nmのフィ
ールド酸化膜2を選択酸化法により形成し、厚さ5nm
のゲート酸化膜3を介して、厚さ200nmの多結晶シ
リコンのゲート電極4a,4bをCVD法とリソグラフ
ィ及び異方性エッチングとにより形成する。
【0017】次に、図2(b)及び図6(b)に示すよ
うに、ヒ素イオンを40keVの加速エネルギーで3×
1015cm-2注入することにより、ゲート電極4a,4
bの周囲のシリコン基板1に自己整合的にn型高濃度拡
散層7a,7bを形成する。
【0018】次に、図3(c)及び図7(c)に示すよ
うに、ゲート電極4a,4bの側面に幅100nmのシ
リコン窒化膜のゲート側壁6a,6bをCVD法と異方
性エッチングとにより形成する。
【0019】次に、図3(d)及び図7(d)に示すよ
うに、シリコン基板1の全面をCVD法で形成した厚さ
10nmのシリコン酸化膜8で被う。ただし、便宜上、
図7(d)〜図8(f)ではシリコン酸化膜8を省略し
て示している。その後、図4(e)及び図8(e)に示
すように、フォトレジスト9を塗布し、ゲート側壁6a
上及びその周囲の領域に開口を設け、この領域のシリコ
ン酸化膜8を異方性エッチングにより除去する。図8
(e)では、ハッチングを施した部分が、開口を設けた
後のフォトレジスト9を示している。
【0020】次に、フォトレジスト9を除去した後、図
4(f)、図8(f)に示すように、シラン又はジシラ
ンを反応ガスとしたUHV−CVD法により、シリコン
酸化膜8を除去した領域のシリコン窒化膜上及びシリコ
ン上に、厚さ30nmのシリコン10を選択的に成長さ
せる。図4(f)では、ハッチングを施した部分が、選
択成長したシリコン10を示している。
【0021】ここで、シリコン窒化膜上及びシリコン上
にのみシリコンを選択的に成長させるためには、図9に
示すように、成長時間は、シリコン窒化膜上の潜伏時間
より長く、かつシリコン酸化膜上の潜伏時間より短く設
定すればよい。
【0022】次に、図1(g)及び図5(g)に示すよ
うに、シリコン酸化膜8の残りの部分を異方性エッチン
グにより除去し、全面に厚さ30nmのチタン膜をスパ
ッタ法により被着させ、700℃で20秒間熱処理を行
うことによって、選択成長したシリコン10、ゲート電
極4a及び高濃度拡散層7aの表面にチタンシリサイド
化反応を生じさせ、続いて水酸化アンモニウムと過酸化
水素水との混合液に浸して未反応のチタンを除去するこ
とによって、ゲート側壁6a上をまたぐ形でゲート電極
4aと高濃度拡散層7aとを接続する厚さ45nmのチ
タンシリサイド層11を形成する。図5(g)では、ハ
ッチングを施した部分が、チタンシリサイド層11を示
している。この後、850℃で20秒間熱処理を行うこ
とによって、相転移を生じさせ、チタンシリサイド層1
1の抵抗率を下げる。
【0023】なお、本実施形態では金属シリサイドとし
てチタンシリサイドを用いているが、多少のプロセス条
件の変更を行うのみで、コバルトシリサイドやニッケル
シリサイドなど、他の金属シリサイドを用いることも可
能である。
【0024】図10は、本発明に係る半導体装置の第二
実施形態を示す縦断面図である。
【0025】本実施形態の半導体装置は、p型のシリコ
ン基板1上に、フィールド酸化膜2及びゲート酸化膜3
を介した多結晶シリコンのゲート電極4a,4bと、ゲ
ート電極4a,4bの側面に形成されたシリコン窒化膜
のゲート側壁6a,6bと、ゲート電極4a,4bの周
囲のシリコン基板1に自己整合的に形成されたn型の低
濃度拡散層5a,5bと、ゲート側壁6a,6bの周囲
のシリコン基板1に自己整合的に形成されたn型の高濃
度拡散層7a,7bと、ゲート側壁6a上をまたぐ形で
ゲート電極4aと高濃度拡散層7aとを接続するチタン
シリサイド層11とを備えている。
【0026】図11乃至図13は、本発明に係る半導体
装置の製造方法の第二実施形態を示す縦断面図である。
図10乃至図13において、各工程は(a)〜(g)の
順に進行する。なお、これらの図面に対応する平面図
は、省略するが、図5乃至図8の(a)〜(g)に準じ
たものとなる。
【0027】まず、図11(a)に示すように、p型の
シリコン基板1上に厚さ300nmのフィールド酸化膜
2を選択酸化法により形成し、厚さ5nmのゲート酸化
膜3を介して、厚さ200nmの多結晶シリコンのゲー
ト電極4a,4bをCVD法とリソグラフィ及び異方性
エッチングとにより形成する。
【0028】次に、図11(b)に示すように、ヒ素イ
オンを20keVの加速エネルギーで3×1013cm-2
注入することにより、ゲート電極4a,4bの周囲のシ
リコン基板1に自己整合的にn型の低濃度拡散層5a,
5bを形成する。
【0029】次に、図12(c)に示すように、ゲート
電極4a,4bの側面に幅l00nmのシリコン窒化膜
のゲート側壁6a,6bをCVD法と異方性エッチング
とにより形成する。
【0030】次に、図12(d)に示すように、全面を
CVD法で形成した厚さ10nmのシリコン酸化膜8で
被った後、ヒ素イオンを40keVの加速エネルギーで
3×1015cm-2注入することにより、ゲート側壁6
a,6bに自己整合的にn型の高濃度拡散層7a,7b
を形成する。
【0031】次に、図13(e)に示すように、フォト
レジスト9を塗布し、ゲート側壁6a上及びその周囲の
領域に開口を設け、この領域のシリコン酸化膜8を異方
性エッチングにより除去する。
【0032】次に、フォトレジスト9を除去した後、図
13(f)に示すように、シラン又はジシランを反応ガ
スとしたUHV−CVD法により、シリコン酸化膜8を
除去した領域のシリコン窒化膜上及びシリコン上に、厚
さ30nmのシリコン10を選択的に成長させる。
【0033】ここで、シリコン窒化膜上及びシリコン上
にのみ、シリコンを選択的に成長させるためには、図9
に示すように、成長時間は、シリコン窒化膜上の潜伏時
間より長く、かつシリコン酸化膜上の潜伏時間より短く
設定すればよい。
【0034】次に、図10(g)に示すように、シリコ
ン酸化膜8の残りの部分を異方性エッチングにより除去
し、全面に厚さ30nmのチタン膜をスパッタ法により
被着させ、700℃で20秒間熱処理を行うことによっ
て、選択成長したシリコンl0、ゲート電極4a及び高
濃度拡散層7aの表面にチタンシリサイド化反応を生じ
させ、続いて水酸化アンモニウムと過酸化水素水との混
合液に浸して未反応のチタンを除去することによって、
ゲート側壁6a上をまたぐ形でゲート電極4aと高濃度
拡散層7aとを接続する厚さ45nmのチタンシリサイ
ド層11を形成する。この後、850℃で20秒間熱処
理を行うことによって、相転移を生じさせ、チタンシリ
サイド層11の抵抗率を下げる。
【0035】なお、本実施形態では金属シリサイドとし
てチタンシリサイドを用いているが、多少のプロセス条
件の変更を行うのみで、コバルトシリサイドやニッケル
シリサイドなど、他の金属シリサイドを用いることも可
能である。
【0036】本実施形態の第1実施形態との相違点は、
ソース拡散層及びドレイン拡散層の構造にある。実際の
微細なMOSFETでは、短チャネル効果の抑制及びホ
ットキャリア耐性の向上の観点から、本実施形態のよう
に低濃度拡散層と高濃度拡散層とを有する、いわゆるL
DD構造のソース・ドレインを採用することが多い。こ
のような場合でも、本発明によれば、チタンシリサイド
層11とシリコン基板1との間のショート又はリークを
防ぐことができるのは明らかである。
【0037】
【発明の効果】本発明の効果は、ゲート電極とソース拡
散層又はドレイン拡散層とを接続する際に、ゲート電
極、ソース拡散層及びドレイン拡散層と、シリコン基板
との間のショート又はリークを防ぐことができることで
ある。その第1の理由は、ゲート側壁上をまたぐ形で、
ゲート電極と高濃度拡散層とを金属シリサイドによって
接続するからである。このため、横方向にゲート側壁の
幅だけ、金属シリサイド層と拡散層の接合面との間の距
離を余分に確保できるようになる。第2の理由は、シリ
コン窒化膜でゲート側壁を形成し、このシリコン窒化膜
上を含む形で、選択的にシリコンを成長させ、選択成長
したシリコン、ゲート電極及び拡散層の表面を金属シリ
サイド化するからである。このため、ゲート電極と高濃
度拡散層との接続部では、選択成長したシリコンを金属
シリサイド化することになり、縦方向にも選択成長シリ
コンの膜厚分だけ、金属シリサイド層と拡散層の接合面
との間の距離を余分に確保できるようになる。
【0038】また、本発明の効果は、工程数を大幅に増
やすことなく、確実に、ゲート電極とソース拡散層又は
ドレイン拡散層とを接続することができることである。
その理由は、シリコン窒化膜でゲート側壁を形成し、こ
のシリコン窒化膜上を含む形で、選択的にシリコンを成
長させ、選択成長したシリコン、ゲート電極及び拡散層
の表面を金属シリサイド化するからである。このため、
新たに付け加わる工程は、基本的には、シリコンの選択
成長のみであり、また、この選択成長シリコンを金属シ
リサイド化するため、確実にゲート電極とソース拡散層
又はドレイン拡散層とを接続することができるようにな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の半導体装置の第一実施形態を示す縦断
面図である。
【図2】図1の半導体装置の製造方法を示す縦断面図で
あり、図2(a)、図2(b)の順に工程が進行する。
【図3】図1の半導体装置の製造方法を示す縦断面図で
あり、図3(c)、図3(d)の順に工程が進行する。
【図4】図1の半導体装置の製造方法を示す縦断面図で
あり、図4(e)、図4(f)の順に工程が進行する。
【図5】本発明の半導体装置の第一実施形態を示す平面
図である。
【図6】図1の半導体装置の製造方法を示す平面図であ
り、図6(a)、図6(b)の順に工程が進行する。
【図7】図1の半導体装置の製造方法を示す平面図であ
り、図7(c)、図7(d)の順に工程が進行する。
【図8】図1の半導体装置の製造方法を示す平面図であ
り、図8(e)、図8(f)の順に工程が進行する。
【図9】選択成長シリコンの膜厚と成長時間との関係を
示すグラフである。
【図10】本発明の半導体装置の第二実施形態を示す縦
断面図である。
【図11】図10の半導体装置の製造方法を示す縦断面
図であり、図11(a)、図11(b)の順に工程が進
行する。
【図12】図10の半導体装置の製造方法を示す縦断面
図であり、図12(c)、図12(d)の順に工程が進
行する。
【図13】図10の半導体装置の製造方法を示す縦断面
図であり、図13(e)、図13(f)の順に工程が進
行する。
【図14】従来の半導体装置を示す縦断面図である。
【図15】図14の半導体装置の製造方法を示す縦断面
図であり、図15(a)、図15(b)の順に工程が進
行する。
【図16】図14の半導体装置の製造方法を示す縦断面
図であり、図16(c)、図16(d)の順に工程が進
行する。
【符号の説明】
1 シリコン基板 2 フィールド酸化膜 3 ゲート酸化膜 4a,4b ゲート電極 5a,5b 低濃度拡散層 6a,6b ゲート側壁 7a,7b 高濃度拡散層 8 シリコン酸化膜 9 フォトレジスト 10 選択成長シリコン 11 チタンシリサイド層 12 ゲート電極と拡散層との接続部分 13a,13b ゲート側壁 14 金属シリサイド層

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリコン基板上に絶縁膜を介して形成さ
    れたゲート電極と、このゲート電極の側面に形成された
    絶縁膜からなるゲート側壁と、この前記ゲート側壁又は
    前記ゲート電極の周囲の前記シリコン基板に自己整合的
    に形成された拡散層と、前記ゲート側壁上を介して前記
    ゲート電極と前記拡散層とを接続する金属シリサイド層
    とを備えた半導体装置。
  2. 【請求項2】 前記ゲート電極がシリコンからなり、前
    記ゲート側壁がシリコン窒化膜からなる、請求項1記載
    の半導体装置。
  3. 【請求項3】 シリコン基板上に絶縁膜を介してシリコ
    ンからなるゲート電極を形成する工程と、 前記ゲート電極の側面に第一の絶縁膜からなるゲート側
    壁を形成する工程と、 前記ゲート側壁又は前記ゲート電極の周囲の前記シリコ
    ン基板に自己整合的に拡散層を形成する工程と、 前記シリコン基板全面に第二の絶縁膜を被着させた後、
    前記ゲート側壁上及びその周囲の領域から当該第二の絶
    縁膜を除去する工程と、 前記第二の絶縁膜を除去した領域に選択的にシリコンを
    成長させる工程と、 前記選択的に成長したシリコン、前記ゲート電極及び前
    記拡散層の表面を金属シリサイド化することにより、前
    記ゲート側壁上を介して前記ゲート電極と前記拡散層と
    を接続する工程と、 を備えた半導体装置の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記第一の絶縁膜がシリコン窒化膜であ
    り、前記第二の絶縁膜がシリコン酸化膜である、請求項
    3記載の半導体装置の製造方法。
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