JPH11317663A - Pll回路 - Google Patents

Pll回路

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JPH11317663A
JPH11317663A JP10125044A JP12504498A JPH11317663A JP H11317663 A JPH11317663 A JP H11317663A JP 10125044 A JP10125044 A JP 10125044A JP 12504498 A JP12504498 A JP 12504498A JP H11317663 A JPH11317663 A JP H11317663A
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JP
Japan
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circuit
signal
oscillation
vco
frequency
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JP10125044A
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Inventor
Kiyoshi Miura
清志 三浦
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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  • Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 外部からの介在なしにVCOが停止状態にな
ったときそれを正常な動作状態に復帰させることを可能
にし、動作安定性の向上が図れるPLL回路を実現す
る。 【解決手段】 PLL回路にクロック検出回路60およ
びリセット回路70を設けて、VCO40が停止し、分
周回路50の出力信号SD がハイレベルまたはローレベ
ルの何れかに固定されていることをクロック検出回路6
0により検出し、検出信号SNCK を出力する。リセット
回路70は、当該検出信号SNCK に応じて、制御信号S
C を所定のレベルに設定してVCO40に供給すること
により、VCO40を再起動させる。これによって、V
CO40が停止状態に陥った場合に自動的に再起動さ
れ、PLL回路の動作安定性の向上が図れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、PLL回路を構成
電圧制御発振回路(VCO)が何らかの原因で発振が停
止した場合、それを検出してVCOを自動的に再起動さ
せる制御機能を有するPLL回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】PLL回路は、基準信号の位相または周
波数を追従して所定の位相または周波数を有する発振信
号を生成することができる。このため、例えば、所定の
周波数または位相を有する基準信号に応じて、当該基準
信号信号に同期した発振信号を発生することができるの
で、自動制御、通信など多分野にわたって幅広く利用さ
れている。
【0003】図14は一般に使用されているPLL回路
の一例を示す回路図である。図示のように、本例のPL
L回路は、位相周波数検出回路(PFD:Phase freque
ncydetector、以下、簡単のために位相比較回路とい
う)10、チャージポンプ(Charge pump 、請求項にお
ける電流発生回路に相当する)20、ループフィルタ
(請求項における制御回路に相当する)30、電圧制御
発振回路(VCO)40およびVCOからの発振信号を
所定の分周比で分周した信号を位相比較回路に供給する
分周回路50により構成されている。
【0004】位相比較回路10は、分周回路50からの
分周信号SD と基準信号Sref の位相を比較し、これら
の信号の位相差を示すアップ信号SUPおよびダウン信号
DWを出力する。チャージポンプ20は、位相比較回路
10からのアップ信号SUPおよびダウン信号SDWに応じ
て、チャージ電流またはディスチャージ電流を発生し、
ループフィルタ30に出力する。
【0005】ループフィルタ30は、チャージポンプ2
0からのチャージ電流またはディスチャージ電流に応じ
て出力信号SC のレベルを制御する。VCO40は、ル
ープフィルタ30からの信号SC のレベルに応じて発振
信号SVCO の位相または周波数を制御する。VCO40
からの発振信号SVCO は分周回路50により設定された
分周比Nで分周され、分周信号SD が位相比較回路10
に出力される。
【0006】上記のように構成されたPLL回路におい
て、基準信号Sref の周波数をf0とすると、VCOの
出力信号SVCO の周波数fVCO はNf0 に安定するよう
に制御される。このため、基準信号Sref および分周回
路50に設定された分周比Nに応じて、安定した周波数
を有する発振信号SVCO を獲得できる。
【0007】図15は、位相比較回路10の一構成例を
示す回路図であり、図16は当該位相比較回路10の動
作例を示す波形図である。以下、これらの図を参照しな
がら、位相比較回路10の構成および動作について説明
する。位相比較回路10は、図示のようにセットリセッ
トフリップフロップFF1,FF2およびANDゲート
AND1により構成されている。基準信号Sref はフリ
ップフロップFF1のセット信号入力端子Sに入力さ
れ、分周回路50からの分周信号SD は、フリップフロ
ップFF2のセット信号入力端子Sに入力される。フリ
ップフロップFF1の出力端子Qからアップ信号SUP
出力され、フリップフロップFF2の出力端子Qからダ
ウン信号SDWが出力される。ANDゲートAND1はア
ップ信号SUPおよびダウン信号SDWを入力信号として、
その出力信号はフリップフロップFF1,FF2のリセ
ット入力端子Rにそれぞれ入力される。
【0008】このように構成された位相比較回路10に
おいて、図16(a)に示すように、基準信号Sref
分周信号SD に比べて位相が遅れている場合に、ダウン
信号SDWが出力され、逆に、同図(b)に示すように、
基準信号Sref は分周信号SD に比べて位相が進んでい
る場合に、アップ信号SUPが出力される。位相比較回路
10からのアップ信号SUPまたはダウン信号SDWに応じ
て、チャージポンプ20およびループフィルタ30によ
り制御信号SC が出力される。これに応じて、VCO4
0の発振周波数fVCO が制御され、その結果分周信号S
Dの位相が基準信号Sref の位相に一致するように制御
される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来のPLL回路において、位相比較回路10は比較すべ
き入力信号が常に存在することを前提としており、何ら
かの原因で例えば、VCO40の発振が停止した場合
に、PLL回路がディドロック状態に入り、外部から何
らかの手段でリセットしないと、正常な動作に戻れない
ことが発生する可能性があるという不利益がある。
【0010】例えば、VCO40が電源電圧の一時的な
予想を越えた変動で、高い周波数の発振状態に入った場
合に、発振を停止する場合が考えられる。或いは、VC
O40が停止しなくても、発振周波数がそれに接続され
ている分周回路の最高動作周波数を越えてしまい、正し
く分周された分周信号SD が位相比較回路10にフィー
ドバックできなくなることが考えられる。このような場
合になると、図15に示す位相比較回路10には、基準
信号Sref のみが入力され、位相比較回路10からアッ
プ信号SUPのみが出力される。このアップ信号SUPによ
りさらにVCO40の発振周波数を上げる方向にチャー
ジポンプ20およびループフィルタ30が働き、VCO
40は停止したままに保たれることになる。このとき、
従来のPLL回路では、VCO40の制御信号SC の電
圧、即ち、ループフィルタ30の出力電圧を外部から正
常に発振する値に戻すといったことをしないと、正常な
動作状態には戻れない。
【0011】本発明は、かかる事情に鑑みてなされたも
のであり、その目的は、VCOの発振が停止した場合
に、それを検出して再起動させることによって、外部か
らの介在なしにPLL回路を正常な動作状態に復帰させ
ることを可能にし、VCOが停止状態になることを回避
でき、動作安定性の向上が図れるPLL回路を提供する
ことにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明のPLL回路は、入力信号と基準信号との位
相差を比較し、当該比較結果に応じた位相差信号を出力
する位相比較回路と、上記位相比較回路からの位相差信
号に応じて、所定のチャージ電流を発生する電流発生回
路と、上記電流発生回路により発生された上記チャージ
電流に応じて充電または放電するキャパシタを有し、充
放電により設定された当該キャパシタの端子電圧に応じ
た制御信号を出力する制御回路と、上記制御回路からの
上記制御信号に応じて、所定の発振周波数を有する発振
信号を発生し、当該発振信号を上記入力信号として、上
記位相比較回路に供給する電圧制御発振回路と、上記電
圧制御発生回路が所定の動作状態にあるか否かを検出す
る動作状態検出回路と、上記動作状態検出回路によって
上記電圧制御発振回路が、上記所定の動作状態にあると
検出されたとき、上記電圧制御発振回路を起動させるリ
セット回路を有する。
【0013】また、本発明では、好適には、上記動作状
態検出回路は、上記電圧制御発振回路が停止状態にある
と検出したとき、上記リセット回路にリセット指示信号
を出力し、上記リセット回路は、上記動作状態検出回路
から上記リセット指示信号を受けたとき、所定のレベル
を有する上記制御信号を発生し、上記電圧制御発振回路
に供給する。
【0014】また、本発明では、好ましくは、上記電圧
制御発振回路は、上記リセット回路から上記リセット信
号を受けたとき、停止状態から再起動され、所定の周波
数を有する発振信号を出力する。
【0015】さらに、本発明では、好ましくは上記電圧
制御発振回路の出力信号を所定の分周比で分周し、分周
信号を上記入力信号として上記位相比較回路に供給する
分周回路を有し、上記動作状態検出回路は、上記分周回
路からの分周信号がある所定のレベルに固定されている
と検出したとき、上記リセット指示信号を出力する。
【0016】本発明によれば、PLL回路において、何
らかの原因でVCOが停止状態に陥ったとき、動作状態
検出回路によりそれが検出され、さらにリセット回路に
より動作状態検出回路からの検出結果に応じて、VCO
が再起動される。これによって、VCOが停止したと
き、外部からの介在なしにPLL回路が正常な動作状態
に復帰することが可能となり、PLL回路の動作の安定
性が図れ、PLL回路の動作停止によるシステムの機能
低下を回避できる。
【0017】
【発明の実施の形態】図1は本発明に係るPLL回路の
一実施形態を示す回路図である。図示のように、本例の
PLL回路は、位相比較回路(PFD)10、チャージ
ポンプ(電流発生回路)20、ループフィルタ(制御回
路)30、電圧制御発振回路(VCO)40,VCOか
らの発振信号を所定の分周比で分周した信号を位相比較
回路に供給する分周回路50、分周回路50の出力信号
の有無を検出するクロック検出回路(Clock detector)
60およびクロック検出回路60からの検出信号NCK
に応じて、制御信号SC をリセットさせるリセット回路
(Reset circuit )70により構成されている。
【0018】位相比較回路10は、分周回路50からの
分周信号SD と基準信号Sref の位相を比較し、これら
の信号の位相差を示すアップ信号SUPおよびダウン信号
DWを出力する。チャージポンプ20は、位相比較回路
10からのアップ信号SUPおよびダウン信号SDWに応じ
て、チャージ電流またはディスチャージ電流を発生し、
ループフィルタ30に出力する。
【0019】ループフィルタ30は、チャージポンプ2
0からのチャージ電流またはディスチャージ電流に応じ
て出力信号SC のレベルを制御する。VCO40は、ル
ープフィルタ30からの信号SC のレベルに応じて発振
信号SVCO の位相または周波数を制御する。VCO40
からの発振信号SVCO は分周回路50により設定された
分周比Nで分周され、分周信号SD が位相比較回路10
に出力される。
【0020】クロック検出回路60は、分周回路50の
出力信号SD がハイレベルまたはローレベルの何れかに
固定されている場合に、当該状態を検出し、それを示す
信号SNCK を出力する。リセット回路70は、クロック
検出回路60から信号SNCKを受けたとき、即ち、VC
O40が停止状態にあるとき、所定のレベルを有するリ
セット信号を発生し、当該リセット信号をループフィル
タ30の出力信号SCとしてVCO40に供給する。こ
れに応じて、停止状態にあるVCO40が発振状態に戻
り、PLL回路の動作が再開する。
【0021】図2は、PLL回路が動作するとき、位相
比較回路10の入力信号および出力信号の一例を示して
いる。図示のように、基準信号Sref の位相が分周信号
Dの位相より進んでいるとき、それらの位相差に応じ
た幅を持つパルス信号が出力され、これらのパルス信号
はアップ信号SUPとして出力される。逆に、基準信号S
ref の位相が分周信号SD の位相より遅れているとき、
それらの位相差に応じた幅を持つパルス信号が出力さ
れ、これらのパルス信号はダウン信号SDWとして出力さ
れる。
【0022】位相比較回路10からのアップ信号SUP
よびダウン信号SDWに応じて、チャージポンプ20は、
チャージ電流またはディスチャージ電流を発生する。図
3は、チャージポンプ20の一例を示している。図示の
ように、本例のチャージポンプは、電源電圧VCCとノー
ドND1との間に接続されている電流源IS1とスイッ
チSW1およびノードND1と接地電位GNDとの間に
接続されているスイッチSW2と電流源IS2により構
成されている。電流源IS1およびIS2は、所定の定
電流IP1およびIP2をそれぞれ供給する。スイッチSW
1およびSW2は、それぞれ位相比較回路10からのダ
ウン信号SDWおよびアップ信号SUPによりそれぞれのオ
ン/オフ状態が制御される。ノードND1は、チャージ
ポンプ20の出力端子OUTに接続されている。
【0023】図示のチャージポンプ10において、例え
ば、スイッチSW1およびSW2は、入力されたダウン
信号SDWおよびアップ信号SUPを制御信号として、制御
信号がハイレベルのときオン状態に保持され、逆に制御
信号がローレベルのときオフ状態に保持される。このた
め、ダウン信号SDWがハイレベル、アップ信号SUPがロ
ーレベルのとき、スイッチSW1がオン、スイッチSW
2がオフ状態にそれぞれ保持されるので、電流源IS1
により供給された電流IP1がチャージ電流(充電電流)
として、出力端子OUTに出力される。逆に、ダウン信
号SDWがローレベル、アップ信号SUPがハイレベルのと
き、スイッチSW1がオフ、スイッチSW2がオン状態
にそれぞれ保持されるので、電流源IS2により供給さ
れた電流IP2がディスチャージ電流(放電電流)とし
て、チャージ電流と異なる方向で出力端子OUTにより
供給される。
【0024】図4は、ループフィルタ30の一構成例を
示している。図示のように、本例のループフィルタ30
は、抵抗素子R1、キャパシタC1およびC2により構
成されている。直列に接続されている抵抗素子R1とキ
ャパシタC1がさらにキャパシタC2と並列に接続され
ている。
【0025】このように構成されているループフィルタ
30において、チャージポンプ20からチャージ電流I
P1が供給されたとき、キャパシタC1およびC2が充電
され、ノードND2の信号SC の電圧上昇し、逆に、チ
ャージポンプ20からディスチャージ電流IP2が供給さ
れたとき、キャパシタC1およびC2が放電され、ノー
ドND2の信号SC の電圧レベルが降下する。即ち、チ
ャージポンプ20からのチャージ電流IP1およびディス
チャージ電流IP2に応じて、ループフィルタ30の出力
信号SC の電圧レベルが制御される。信号SC は、VC
O40の制御信号としてVCOに40に供給される。
【0026】図5は、チャージポンプの他の構成例、即
ち、図示のチャージポンプ20aおよびそれに接続され
ているループフィルタ30の回路図を示している。図示
のように、チャージポンプ20aは、インバータINV
1、pnpトランジスタTR1およびnpnトランジス
タTR2により構成されている。トランジスタTR1の
エミッタは電源電圧VCCに接続され、コレクタはノード
ND1に接続されている。トランジスタTR2のコレク
タがノードND1に接続され、エミッタは接地されてい
る。位相比較回路10からのダウン信号SDWはインバー
タINV1に入力され、インバータINV1により反転
されたあと、トランジスタTR1のベースに入力され
る。位相比較回路10からのアップ信号SUPは、トラン
ジスタTR2のベースに入力される。ノードND1は、
チャージポンプ20aの出力ノードを形成している。
【0027】チャージポンプ20aにおいて、位相比較
回路10からダウン信号SDW信号が入力されるとき、ト
ランジスタTR1がオン状態となり、ノードND1から
ループフィルタ30にチャージ電流iCR1 が出力され
る。逆に、位相比較回路10からアップ信号SUPが入力
されるとき、トランジスタTR2がオン状態となり、ル
ープフィルタ30から、ノードND1を経由して接地電
位GNDに流れるディスチャージ電流iCR2 が発生され
る。当該チャージ電流iCR1 およびディスチャージ電流
CR2 に応じて、ループフィルタ30の出力信号SC
電圧レベルが制御される。
【0028】図6は、位相比較回路10の入力信号SD
および基準信号Sref の波形および図5に示すチャージ
ポンプ20aにより発生されたチャージまたはディスチ
ャージ電流の波形を示している。位相比較回路10にお
いて、基準信号Sref の位相が分周信号SD の位相より
遅れているとき、これらの信号の位相差に応じて、ダウ
ン信号SDWが出力されるので、これに応じてチャージポ
ンプ20aによりディスチャージ電流iCR2 が出力され
る。なお、ディスチャージ電流iCR2 に応じてループフ
ィルタ30の出力信号SC の電圧レベルが低くなるよう
に制御されるので、当該ディスチャージ電流はシンク電
流(Sink current)と呼ばれる。一方、基準信号Sref
の位相が分周信号SD の位相より進んでいるとき、これ
らの信号の位相差に応じて、アップ信号SUPが出力され
るので、これに応じてチャージポンプ20aによりチャ
ージ電流iCR1 が出力される。なお、チャージ電流i
CR1に応じてループフィルタ30の出力信号SC の電圧
レベルが高くなるように制御されるので、当該チャージ
電流はソース電流(Source current)と呼ばれる。
【0029】図6に示すように、位相比較回路10に入
力された分周信号SD と基準信号Sref との位相差に応
じて、シンク電流またはソース電流がそれぞれ生成さ
れ、これらに応じてループフィルタ30から所定のレベ
ルを有する制御信号SC が生成され、VCO40に供給
される。
【0030】なお、本例のチャージポンプ20aは、ス
イッチング素子としてバイポーラトランジスタTR1お
よびTR2を用いて構成されているが、本発明はこれに
限定されることなく、例えば、スイッチング素子とし
て、MOSトランジスタを使用できることはいうまでも
ない。
【0031】図7は、VCO40の一構成例示す回路図
である。図示のように、本例のVCO40は、リンク状
に接続されている3段の反転増幅器AMP1,AMP
2,AMP3および出力アンプAMP4により構成され
ている。図示のように、反転増幅器AMP1,AMP2
およびAMP3は、それぞれ入力端子inpおよび反転
入力端子innを有し、入力端子inpに入力された信
号の反転信号が反転出力端子outnに出力され、反転
入力端子innに入力された信号の反転信号が出力端子
outpに出力される。
【0032】反転増幅器AMP1,AMP2およびAM
P3において、前段の出力端子outpは、後段の反転
入力端子innに接続され、逆に前段の反転出力端子o
utnは、後段の入力端子inpに接続されている。最
終段AMP3の出力端子outpは、初段AMP1の反
転入力端子innに接続され、最終段AMP3の反転出
力端子outnは、初段AMP1の入力端子inpに接
続されている。このように、反転増幅器AMP1,AM
P2およびAMP3によって、リング発振回路が構成さ
れている。
【0033】ここで、反転増幅器AMP1,AMP2お
よびAMP3の遅延時間が入力された制御信号SC に応
じて制御される。例えば、制御信号SC のレベルが高く
なると、各反転増幅器の遅延時間τが拡大し、リング発
振回路の発振周波数が低下する。逆に制御信号SC のレ
ベルが低くなると、各反転増幅器の遅延時間τが短縮
し、リング発振回路の発振周波数が上昇する。
【0034】図8は、リング発振回路を構成する反転増
幅器の一例を示している。図示のように、反転増幅器4
Aは、pMOSトランジスタPT1,PT2およびnM
OSトランジスタNT1,NT2,NT3により構成さ
れている。これらのトランジスタにより差動増幅回路が
構成され、トランジスタNT3は、当該差動増幅回路に
ゲートに印加されるバイアス電圧Vbに応じた駆動電流
を供給する。トランジスタPT1,PT2は、それぞれ
トランジスタNT1,NT2の負荷素子を構成してい
る。制御信号SC の電圧レベルが上昇し、電源電圧VCC
に近づく場合に、トランジスタPT1,PT2からなる
負荷抵抗が大きくなり、反転増幅器の遅延時間τが拡大
する。これに応じてリング発振回路の発振周波数が低下
する。一方、制御信号SC の電圧レベルが低下し、電源
電圧VCCから離れていく場合に、トランジスタPT1,
PT2からなる負荷抵抗が小さくなり、反転増幅器の遅
延時間τが短縮する。これに応じてリング発振回路の発
振周波数が上昇する。このように、制御信号SC の電圧
レベルに応じて反転増幅器AMP1,AMP2およびA
MP3により構成されたリング発振回路の発振周波数が
制御される。
【0035】図9は、出力アンプAMP4の一構成例を
示している。図示のように、出力アンプAMP4は、p
MOSトランジスタPT3,PT4およびnMOSトラ
ンジスタNT4,NT5,NT6からなる差動増幅回路
と、pMOSトランジスタPT5とnMOSトランジス
タNT7からなるインバータにより構成されている。こ
のように構成された出力アンプAMP4は、リング発振
回路によって生成された発振信号をCMOSレベルの信
号SVCO に変換して出力する。
【0036】図10は、上述したリング発振回路および
出力アンプAMP4からなるVCO40の制御特性を示
すグラフである。図10に示すように、制御信号SC
電圧レベルが上昇すると、発振周波数fVCO が低下し、
逆に制御信号SC の電圧レベルが低下すると、発振周波
数fVCO が上昇する。制御信号SC の電圧の低下に伴
い、発振周波数fVCO が上昇し所定の値に達すると、リ
ング発振回路の発振が停止する。即ち、図示10に示す
ように、リング発振回路の発振停止領域が存在する。こ
れは、制御信号SC の電圧が低下すると、図8に示すト
ランジスタPT1,PT2からなる負荷抵抗が小さくな
り、反転増幅器のリング発振回路を構成する各反転増幅
器のゲインが低下するからである。
【0037】VCO40が停止すると、PLL回路を構
成する位相比較回路10においては、基準信号Sref
か入力されなくなり、アップ信号SUPのみが出力され
る。これに応じてチャージポンプ20およびループフィ
ードバック30により、制御信号SC のレベルがさらに
低くなるように制御される。このため、VCO40が発
振停止のままになる。
【0038】VCO40がこの状態に陥ることを回避す
るために、本実施形態では、図1に示すように、クロッ
ク検出回路60とリセット回路70が設けられている。
例えば、VCO40が停止状態にあるとき、分周回路5
0からの分周信号SD も停止し、クロック検出回路60
により分周信号SD 、即ち、クロック信号が入力されて
いないことを検出し、これを示す信号SNCK を出力す
る。リセット回路70は、クロック検出回路60から信
号SNCK を受けたとき、即ち、VCO40が停止状態に
あるとき、ループフィルタ30の出力信号SC を所定の
レベルに設定してVCO40に供給する。これに応じ
て、停止状態にあるVCO40が発振状態に戻り、PL
L回路の動作が再開する。
【0039】図11は、クロック検出回路60の一構成
例を示している。図示のように、本例のクロック検出回
路60は、抵抗素子R01,R02、キャパシタC0
1,C02、バッファBUF1,BUF2、nMOSト
ランジスタQ1およびpMOSトランジスタP1により
構成されている。抵抗素子R01とキャパシタC01
は、電源電圧VCCと接地電位GNDとの間に直列に接続
され、その接続点によりノードND01が構成されてい
る。nMOSトランジスタQ1は、ノードND01と接
地電位GND間に接続され、そのゲートにクロック信号
が入力される。抵抗素子R02とキャパシタC02は、
電源電圧VCCと接地電位GNDとの間に直列に接続さ
れ、その接続点によりノードND02が構成されてい
る。pMOSトランジスタP1は、電源電圧VCCとノー
ドND02との間に接続され、そのゲートにクロック信
号が入力される。
【0040】ノードND01の信号SA がバッファBU
F1に入力され、ノードND02の信号SB がバッファ
BUF2に入力され、バッファBUF1およびバッファ
BUF2の出力信号がともにエクスクルーシブORゲー
トXOR1に入力され、エクスクルーシブORゲートX
OR1の出力端子から、クロック停止検出信号SNCK
出力される。
【0041】このように構成されたクロック検出回路6
0において、クロックが停止した場合に、即ち、入力信
号がハイレベルまたはローレベルの何れかに固定されて
いるとき、ノードND01とND02が同じレベルに保
持される。例えば、入力信号がハイレベルに保持されて
いるとき、nMOSトランジスタQ1がオン、pMOS
トランジスタP1がオフ状態にそれぞれ保持されるの
で、ノードND01が接地電位GND付近のローレベル
に保持され、キャパシタC02が電源電圧VCCにより充
電され、ノードND02も接地電位GNDに保持され
る。バッファBUF1およびBUF2の出力信号レベル
もそれぞれの入力信号に応じて設定されるので、エクス
クルーシブORゲートXOR1よりローレベルの信号S
NCK が出力される。
【0042】その逆に場合に、即ち、入力信号がローレ
ベルに保持されているとき、nMOSトランジスタQ1
がオフ、pMOSトランジスタP1がオン状態にそれぞ
れ保持され、キャパシタC01が電源電圧VCCにより充
電され、ノードND01が電源電圧VCC付近のハイレベ
ルに保持され、ノードND02も電源電圧VCC付近のロ
ーレベルに保持されるので、バッファBUF1およびB
UF2の出力信号レベルもそれぞれハイレベルに保持さ
れ、エクスクルーシブORゲートXOR1よりローレベ
ルの信号SNCK が出力される。
【0043】入力信号SD がハイレベルからローレベル
へ変化するとき、キャパシタC01は抵抗素子R01、
キャパシタC01により設定された時定数τ1で充電さ
れ、ノードND01は接地電位GNDから徐々に上昇
し、電源電圧VCCレベルに近づき、ノードND02がオ
ン状態にあるpMOSトランジスタP1を介して放電
し、電源電圧VCCの近くに保持される。逆に入力信号S
D がローレベルからハイレベルへと変化するとき、キャ
パシタC02は抵抗素子R02キャパシタC02により
設定された時定数τ2で充電され、ノードND02は電
源電圧VCCレベルから徐々に降下し、接地電位GNDに
近づき、キャパシタC01がnMOSトランジスタQ1
を介して放電し、ノードND01が接地電位GNDレベ
ルに保持される。もし、これらの時定数τ1およびτ2
が入力信号SD の周期より十分大きいと、最終的にノー
ドND01は接地電位GNDの近く、即ち、ローレベル
に保持され、逆に、ノードND02は電源電圧VCCの近
く、即ち、ハイレベルに保持されるので、エクスクルー
シブORゲートXOR1よりハイレベルの信号SNCK
出力される。
【0044】なお、バッファBUF1およびBUF2
は、必ずしも図示のようにシュミットトリガーバッファ
にする必要がないが、出力がハイレベルからローレベル
またはローレベルからハイレベルに遷移する場合に複数
の遷移パルスが出力されることを防ぐため、シュミット
トリガーバッファを用いることが望ましい。
【0045】上述のように、ハイレベルまたはローレベ
ルに固定された信号SD が入力されるとき、ローレベル
の信号SNCK が出力され、逆に、ある一定の周波数以上
の発振信号SD が入力されるとき、ハイレベルの信号S
NCK が出力される。リセット回路70は、信号SNCK
レベルに応じて、VCO40に供給される制御信号SC
の電圧レベルを制御する。
【0046】図12は、リセット回路70の一構成例を
示している。図示のように、リセット回路70は、ソー
ス電極が電源電圧VCCに接続され、ドレイン電極が制御
信号SC の端子に接続され、ゲートにクロック検出回路
からの信号SNCK が印加されるpMOSトランジスタP
2により構成されている。このため、信号SNCK がハイ
レベルのとき、pMOSトランジスタP2がオフ状態に
保持され、制御信号SC は、ループフィルタ30により
設定される。信号SNCK がローレベルのとき、pMOS
トランジスタP2がオン状態に保持され、制御信号SC
は電源電圧VCC付近のハイレベルに保持される。
【0047】VCO40の発振が停止したとき、クロッ
ク検出回路60の入力信号SD がハイレベルまたはロー
レベルに何れかに固定される。これに応じて、クロック
検出回路60からローレベルの信号SNCK が出力され、
リセット回路70により、制御信号SC が電源電圧VCC
近いハイレベルに設定されるので、図10に示すVCO
40の特性により、VCO40は、一定の発振周波数で
発振し始める。即ち、VCO40は停止状態から自動的
に再起動される。VCO40が正常に動作すると、クロ
ック検出回路60の出力信号SNCK がハイレベルに保持
されるので、リセット回路70におけるpMOSトラン
ジスタP2がオフ状態に保持され、制御信号SC は、位
相比較回路10、チャージポンプ20およびループフィ
ルタ30により制御され、VCO40が基準信号Sref
および分周回路50の分周比Nにより設定された周波数
で発振するように制御される。
【0048】図13は、クロック検出回路60およびリ
セット回路70の動作を説明するための波形図である。
図示のように、VCO40が停止し、クロック検出回路
60の入力信号SD がローレベルに保持されていると
き、ノードND01およびND02の信号SA とSB
ともにハイレベルに保持され、ローレベルの信号SNCK
が出力される。これに応じてリセット回路70によっ
て、制御信号SC が電源電圧VCC付近に設定されるの
で、VCO40が再起動される。VCO40が動作して
いる間に、クロック検出回路60の出力信号SNCK がハ
イレベルに保持される。何らかの原因で再びVCO40
が停止すると、例えば、分周信号SD がハイレベルに固
定されているとき、クロック検出回路60においてノー
ドND01およびND02の信号SA とSB がともにロ
ーレベルに保持され、出力信号SNCK がローレベルに設
定される。これに応じて、リセット回路70により制御
信号SCが再び電源電圧VCC付近に設定され、VCO4
0が再起動される。
【0049】以上説明したように、本実施形態によれ
ば、PLL回路にクロック検出回路60およびリセット
回路70を設けて、VCO40が停止し、分周回路50
の出力信号SD がハイレベルまたはローレベルの何れか
に固定されていることをクロック検出回路60により検
出し、検出信号SNCK を出力する。リセット回路70
は、当該検出信号SNCK に応じて、制御信号SC を所定
のレベルに設定してVCO40に供給することにより、
VCO40を再起動させる。これによって、VCO40
が停止状態に陥ると、自動的に再起動され、PLL回路
の動作安定性の向上が図れる。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のPLL回
路によれば、何らかの原因でVCOが停止状態に陥る
と、それが検出され、検出信号が出力される。当該検出
信号に応じてVCOの制御信号がリセットされ、VCO
が再起動できるので、PLL回路の動作の安定性が向上
でき、外部から停止状態にあるPLL回路を復帰させる
必要がなく、PLL回路の動作停止によるシステムの機
能低下を防止できる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るPLL回路の一実施形態を示す回
路図である。
【図2】位相比較回路の動作を示す波形図である。
【図3】チャージポンプの構成を示す回路図である。
【図4】ループフィルタの構成を示す回路図である。
【図5】チャージポンプの他の構成例を示す回路図であ
る。
【図6】チャージポンプおよびループフィルタの動作を
示す波形図である。
【図7】VCOを構成するリング発振回路の回路図であ
る。
【図8】リング発振回路を構成する反転増幅器の構成を
示す回路図である。
【図9】リング発振回路を構成する出力バッファの構成
を示す回路図である。
【図10】VCOの制御特性を示すグラフである。
【図11】クロック検出回路の構成を示す回路図であ
る。
【図12】リセット回路の構成を示す回路図である。
【図13】クロック検出回路およびリセット回路の動作
を示す波形図である。
【図14】従来のPLL回路の一構成例を示す回路図で
ある。
【図15】位相比較回路の一構成例を示す回路図であ
る。
【図16】位相比較回路の動作を示す波形図である。
【符号の説明】
10…位相比較回路、20,20a…チャージポンプ、
30…ループフィルタ、40…VCO、50…分周回
路、60…クロック検出回路、70…リセット回路、V
CC…電源電圧、GND…接地電位。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力信号と基準信号との位相差を比較し、
    当該比較結果に応じた位相差信号を出力する位相比較回
    路と、 上記位相比較回路からの位相差信号に応じて、所定のチ
    ャージ電流を発生する電流発生回路と、 上記電流発生回路により発生された上記チャージ電流に
    応じて充電または放電するキャパシタを有し、充放電に
    より設定された当該キャパシタの端子電圧に応じた制御
    信号を出力する制御回路と、 上記制御回路からの上記制御信号に応じて、所定の発振
    周波数を有する発振信号を発生し、当該発振信号を上記
    入力信号として上記位相比較回路に供給する電圧制御発
    振回路と、 上記電圧制御発生回路が所定の動作状態にあるか否かを
    検出する動作状態検出回路と、 上記動作状態検出回路により上記電圧制御発振回路が上
    記所定の動作状態にあると検出されたとき、上記電圧制
    御発振回路をリセットさせるリセット回路とを有するP
    LL回路。
  2. 【請求項2】上記動作状態検出回路は、上記電圧制御発
    振回路が停止状態にあると検出したとき、上記リセット
    回路にリセット指示信号を出力する請求項1記載のPL
    L回路。
  3. 【請求項3】上記リセット回路は、上記動作状態検出回
    路から上記リセット指示信号を受けたとき、上記制御信
    号を所定のレベルに設定して、上記電圧制御発振回路に
    供給する請求項2記載のPLL回路。
  4. 【請求項4】上記電圧制御発振回路は、上記リセット回
    路から上記リセット信号を受けたとき、停止状態から再
    起動され、所定の周波数を有する発振信号を出力する請
    求項3記載のPLL回路。
  5. 【請求項5】上記動作状態検出回路は、上記電圧制御発
    振回路の出力信号がある所定のレベルに固定されている
    と検出したとき、上記リセット指示信号を出力する請求
    項1記載のPLL回路。
  6. 【請求項6】上記電圧制御発振回路の出力信号を所定の
    分周比で分周し、分周信号を上記入力信号として上記位
    相比較回路に供給する分周回路を有する請求項1記載の
    PLL回路。
  7. 【請求項7】上記動作状態検出回路は、上記分周回路か
    らの分周信号がある所定のレベルに固定されていると検
    出したとき、上記リセット指示信号を出力する請求項6
    記載のPLL回路。
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