JPH11317197A - 放電ランプ、ランプ装置及び液晶プロジェクタ - Google Patents
放電ランプ、ランプ装置及び液晶プロジェクタInfo
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- JPH11317197A JPH11317197A JP10121474A JP12147498A JPH11317197A JP H11317197 A JPH11317197 A JP H11317197A JP 10121474 A JP10121474 A JP 10121474A JP 12147498 A JP12147498 A JP 12147498A JP H11317197 A JPH11317197 A JP H11317197A
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- metal foil
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 電極構体の酸化の恐れがなく、高輝度で寿命
の長い放電ランプを提供することを目的とする。 【解決手段】 膨出部3と封止部26とを有して石英ガ
ラスにより形成された気密容器2と;この気密容器2に
封入され水銀を有する放電媒体と;前記膨出部3内の放
電空間4内で互いに対向する陽極5及び陰極6とこれら
に連なる金属箔13,18とその金属箔13,18に溶
接された外部リード線14,19とよりなり、前記金属
箔13,18の外部リード線14,19が溶接された側
の端部で少なくとも溶接部を覆うように被覆された白金
メッキ部を有して前記気密容器2の両端に配設された一
対の電極構体7,8とにより放電ランプ1を形成した。
の長い放電ランプを提供することを目的とする。 【解決手段】 膨出部3と封止部26とを有して石英ガ
ラスにより形成された気密容器2と;この気密容器2に
封入され水銀を有する放電媒体と;前記膨出部3内の放
電空間4内で互いに対向する陽極5及び陰極6とこれら
に連なる金属箔13,18とその金属箔13,18に溶
接された外部リード線14,19とよりなり、前記金属
箔13,18の外部リード線14,19が溶接された側
の端部で少なくとも溶接部を覆うように被覆された白金
メッキ部を有して前記気密容器2の両端に配設された一
対の電極構体7,8とにより放電ランプ1を形成した。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、放電ランプ、ラン
プ装置及び液晶プロジェクタに係り、特に、ショートア
ーク水銀ランプ、このショートアーク水銀ランプと反射
鏡とで構成したランプ装置及びこのランプ装置を光源と
して用いた液晶プロジェクタに関する。
プ装置及び液晶プロジェクタに係り、特に、ショートア
ーク水銀ランプ、このショートアーク水銀ランプと反射
鏡とで構成したランプ装置及びこのランプ装置を光源と
して用いた液晶プロジェクタに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、外管を用いることなく発光管のみ
で構成されたメタルハライドランプと反射鏡とを一体
化、或いは、取り外し可能に組み合わせて構成した小型
のメタルハライドランプは、その演色性の良さと発光効
率が高いこと等により、液晶プロジェクタ、或いは、液
晶を用いたプロジェクションテレビ、さらに、映写機等
の光源として使用されるようになっている。このような
映像機器に使用されるメタルハライドランプは、その発
光管を小型にして点光源に近付けることによって光学的
利用率を向上させ、光入力化、例えば、45W/cm2
以上で点灯して発光効率を高めている。しかし、光学系
の小型化やランプの効率アップ等を高めていくと、反射
鏡からの光の照り返しも作用し、発光管全体の温度も上
昇する。
で構成されたメタルハライドランプと反射鏡とを一体
化、或いは、取り外し可能に組み合わせて構成した小型
のメタルハライドランプは、その演色性の良さと発光効
率が高いこと等により、液晶プロジェクタ、或いは、液
晶を用いたプロジェクションテレビ、さらに、映写機等
の光源として使用されるようになっている。このような
映像機器に使用されるメタルハライドランプは、その発
光管を小型にして点光源に近付けることによって光学的
利用率を向上させ、光入力化、例えば、45W/cm2
以上で点灯して発光効率を高めている。しかし、光学系
の小型化やランプの効率アップ等を高めていくと、反射
鏡からの光の照り返しも作用し、発光管全体の温度も上
昇する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】光学系の小型化やラン
プの効率アップ等を高めていくと、反射鏡からの光の照
り返しも作用し、発光管全体の温度も上昇し、とくに、
石英ガラスによる気密容器の封止部での電極構体の酸化
スピードが早まり、早期に点灯不良が発生する原因にな
る。
プの効率アップ等を高めていくと、反射鏡からの光の照
り返しも作用し、発光管全体の温度も上昇し、とくに、
石英ガラスによる気密容器の封止部での電極構体の酸化
スピードが早まり、早期に点灯不良が発生する原因にな
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
膨出部と封止部とを有した石英ガラス製の気密容器と;
この気密容器に封入され水銀を有する放電媒体と;前記
膨出部内の放電空間内で互いに対向する陽極及び陰極と
これらに連なる金属箔とその金属箔に溶接された外部リ
ード線とよりなり、前記金属箔の外部リード線が溶接さ
れた側の端部で少なくとも溶接部を覆うように被覆され
た白金メッキ部を有して前記気密容器の両端に配設され
た一対の電極構体とを具備した放電ランプである。
膨出部と封止部とを有した石英ガラス製の気密容器と;
この気密容器に封入され水銀を有する放電媒体と;前記
膨出部内の放電空間内で互いに対向する陽極及び陰極と
これらに連なる金属箔とその金属箔に溶接された外部リ
ード線とよりなり、前記金属箔の外部リード線が溶接さ
れた側の端部で少なくとも溶接部を覆うように被覆され
た白金メッキ部を有して前記気密容器の両端に配設され
た一対の電極構体とを具備した放電ランプである。
【0005】請求項2記載の発明は、膨出部と封止部と
を有した石英ガラス製の気密容器と;この気密容器に封
入され水銀を有する放電媒体と;前記膨出部内の放電空
間内で互いに対向する陽極及び陰極とこれらに連なる金
属箔とその金属箔に溶接された外部リード線とよりなっ
て外部リード線から前記封止部に封入される金属箔の一
部領域まで白金メッキを施して前記気密容器の両端に配
設された一対の電極構体とを具備した放電ランプであ
る。
を有した石英ガラス製の気密容器と;この気密容器に封
入され水銀を有する放電媒体と;前記膨出部内の放電空
間内で互いに対向する陽極及び陰極とこれらに連なる金
属箔とその金属箔に溶接された外部リード線とよりなっ
て外部リード線から前記封止部に封入される金属箔の一
部領域まで白金メッキを施して前記気密容器の両端に配
設された一対の電極構体とを具備した放電ランプであ
る。
【0006】請求項3記載の発明は、請求項1又は2記
載の放電ランプと;この放電ランプの発光部を焦点に位
置させて前記放電ランプを保持することにより前記放電
ランプからの光を所定方向に反射する反射鏡とを具備す
るランプ装置である。
載の放電ランプと;この放電ランプの発光部を焦点に位
置させて前記放電ランプを保持することにより前記放電
ランプからの光を所定方向に反射する反射鏡とを具備す
るランプ装置である。
【0007】請求項4記載の発明は、点灯手段に接続さ
れた請求項3記載のランプ装置と;液晶駆動手段により
駆動される液晶表示パネルと;前記ランプ装置から照射
されて前記液晶表示パネルを通した光をスクリーンに投
光する光学系と;点灯手段、ランプ装置、液晶駆動手
段、液晶表示パネル及び光学系を収容するとともに前記
液晶表示パネルを透過した光をスクリーンに投光させる
開口が形成された筐体と;を具備した液晶プロジェクタ
である。
れた請求項3記載のランプ装置と;液晶駆動手段により
駆動される液晶表示パネルと;前記ランプ装置から照射
されて前記液晶表示パネルを通した光をスクリーンに投
光する光学系と;点灯手段、ランプ装置、液晶駆動手
段、液晶表示パネル及び光学系を収容するとともに前記
液晶表示パネルを透過した光をスクリーンに投光させる
開口が形成された筐体と;を具備した液晶プロジェクタ
である。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の第一の実施の形態を図1
乃至図8に基づいて説明する。本実施の形態は、放電ラ
ンプ1に関するものである。この放電ランプ1は、石英
ガラスにより形成された気密容器2と、この気密容器2
の膨出部3に封入され水銀を有する放電媒体と、膨出部
3内の放電空間4内で互いに対向する陽極5及び陰極6
をそれぞれ有して気密容器2の両端に配設された一対の
電極構体7,8とよりなっている。
乃至図8に基づいて説明する。本実施の形態は、放電ラ
ンプ1に関するものである。この放電ランプ1は、石英
ガラスにより形成された気密容器2と、この気密容器2
の膨出部3に封入され水銀を有する放電媒体と、膨出部
3内の放電空間4内で互いに対向する陽極5及び陰極6
をそれぞれ有して気密容器2の両端に配設された一対の
電極構体7,8とよりなっている。
【0009】一方の電極構体7は、膨出部3の放電空間
4内に配設される陽極5となる電極主体部9と電極軸1
0と気密シール用の金属箔11とリード線12と気密シ
ール用の金属箔13と外部リード線14とが一体に連設
されて気密容器2に封入されているものであり、外部リ
ード線14の気密容器2から突出した部分は端子部15
とされて外部接続線16が接続されている。また、他方
の電極構体8は、膨出部3の放電空間4内に配設される
陰極6となる電極主体17と気密シール用の金属箔18
と外部リード線19とが一体に連設されて気密容器2に
封入されている。陰極6の外周には、温度上昇を防止し
てタングステン等の陰極素材の蒸発を防止するためのコ
イル20が巻回されている。そして、電極構体8は、気
密容器2の端部に形成された端子ねじ21付きの口金2
2に接続されている。
4内に配設される陽極5となる電極主体部9と電極軸1
0と気密シール用の金属箔11とリード線12と気密シ
ール用の金属箔13と外部リード線14とが一体に連設
されて気密容器2に封入されているものであり、外部リ
ード線14の気密容器2から突出した部分は端子部15
とされて外部接続線16が接続されている。また、他方
の電極構体8は、膨出部3の放電空間4内に配設される
陰極6となる電極主体17と気密シール用の金属箔18
と外部リード線19とが一体に連設されて気密容器2に
封入されている。陰極6の外周には、温度上昇を防止し
てタングステン等の陰極素材の蒸発を防止するためのコ
イル20が巻回されている。そして、電極構体8は、気
密容器2の端部に形成された端子ねじ21付きの口金2
2に接続されている。
【0010】前記電極構体7,8の金属箔11,13,
18は、その断面を拡大すると、その両側縁部が尖鋭状
のナイフエッジ部23となっている。そして、金属箔1
3,18の端部には、外部リード線14,19が溶接さ
れる。この外部リード線14,19を溶接した後に、こ
れらの外部リード線14,19全体と金属箔13,18
の一部領域とに白金メッキを施して白金メッキ層24を
形成する。この状態は、図6に示されているものであ
り、金属箔13と外部リード線14との全周に白金メッ
キ層24が形成されている。この白金メッキ層24の形
成により、金属箔13のナイフエッジ部23の外面は鋭
利さがなくなり、丸くなっている。図5に示すものは、
好ましくない一例であり、金属箔13に白金メッキ層2
4を形成してから外部リード線14を溶接したものであ
り、この場合には、外部リード線14は酸化に対して保
護されていない。
18は、その断面を拡大すると、その両側縁部が尖鋭状
のナイフエッジ部23となっている。そして、金属箔1
3,18の端部には、外部リード線14,19が溶接さ
れる。この外部リード線14,19を溶接した後に、こ
れらの外部リード線14,19全体と金属箔13,18
の一部領域とに白金メッキを施して白金メッキ層24を
形成する。この状態は、図6に示されているものであ
り、金属箔13と外部リード線14との全周に白金メッ
キ層24が形成されている。この白金メッキ層24の形
成により、金属箔13のナイフエッジ部23の外面は鋭
利さがなくなり、丸くなっている。図5に示すものは、
好ましくない一例であり、金属箔13に白金メッキ層2
4を形成してから外部リード線14を溶接したものであ
り、この場合には、外部リード線14は酸化に対して保
護されていない。
【0011】気密容器2は、膨出部3の上下に封止部2
6を有するものであり、下側封止部27より上側封止部
28の方が長く形成されている。下側封止部27は電極
構体8の金属箔18を封止しているピンチシール部29
を備えている。また、上側封止部28は、電極軸封入部
30と金属箔11を封入するピンチシール部31とガス
封入のためのチップが形成されるチップ空間32と金属
箔13及び外部リード線14の一部を封入するピンチシ
ール部33とよりなる。
6を有するものであり、下側封止部27より上側封止部
28の方が長く形成されている。下側封止部27は電極
構体8の金属箔18を封止しているピンチシール部29
を備えている。また、上側封止部28は、電極軸封入部
30と金属箔11を封入するピンチシール部31とガス
封入のためのチップが形成されるチップ空間32と金属
箔13及び外部リード線14の一部を封入するピンチシ
ール部33とよりなる。
【0012】このような構成において、放電ランプ1に
電圧印加することにより、陽極5及び陰極6間にアーク
が発生し点灯する。これにより、温度上昇するが、この
温度上昇は、発光部となる膨出部3のみならず、電極構
体7,8が封止されている封止部26の温度も上昇す
る。しかしながら、電極構体7,8の外部リード線1
4,19およびこれらの外部リード線14,19が接続
された金属箔13,18の一部領域には、耐酸化性の高
い白金メッキ層24が形成されているため、外部リード
線14,19及び金属箔13,18が酸化することがな
い。そのため、酸化を原因とする酸化断線が発生するこ
とがない。ここで、図8は、ナイフエッジ部23を有す
る金属箔13を封止部26にピンチ方式で封止したもの
であり、石英ガラスを金属箔13の厚さ方向にピンチし
た時に、ナイフエッジ部23の部分に隙間が発生するこ
とがない。図7は、好ましくない状態を示すものであ
り、白金メッキ層24が存在する部分では、金属箔13
のナイフエッジ部23が丸くなっているため、封止部2
6を形成した時に、両側縁部に隙間ができる可能性が高
い。このような隙間は、酸化の原因となるものである。
このようなことから、金属箔13,18の一部領域にし
か白金メッキ層24を形成しない理由は、ピンチシール
部31,33の大部分にナイフエッジ部23が存在する
状態でピンチして隙間を形成しないようにしているもの
である。
電圧印加することにより、陽極5及び陰極6間にアーク
が発生し点灯する。これにより、温度上昇するが、この
温度上昇は、発光部となる膨出部3のみならず、電極構
体7,8が封止されている封止部26の温度も上昇す
る。しかしながら、電極構体7,8の外部リード線1
4,19およびこれらの外部リード線14,19が接続
された金属箔13,18の一部領域には、耐酸化性の高
い白金メッキ層24が形成されているため、外部リード
線14,19及び金属箔13,18が酸化することがな
い。そのため、酸化を原因とする酸化断線が発生するこ
とがない。ここで、図8は、ナイフエッジ部23を有す
る金属箔13を封止部26にピンチ方式で封止したもの
であり、石英ガラスを金属箔13の厚さ方向にピンチし
た時に、ナイフエッジ部23の部分に隙間が発生するこ
とがない。図7は、好ましくない状態を示すものであ
り、白金メッキ層24が存在する部分では、金属箔13
のナイフエッジ部23が丸くなっているため、封止部2
6を形成した時に、両側縁部に隙間ができる可能性が高
い。このような隙間は、酸化の原因となるものである。
このようなことから、金属箔13,18の一部領域にし
か白金メッキ層24を形成しない理由は、ピンチシール
部31,33の大部分にナイフエッジ部23が存在する
状態でピンチして隙間を形成しないようにしているもの
である。
【0013】つぎに、図9に基づいて本発明の第二の実
施の形態を説明する。本実施の形態は、前述の放電ラン
プ1を用いてランプ装置34を形成したものである。す
なわち、ボックス35に上向きに開口した反射鏡36が
設置され、この反射鏡36の焦点位置に発光部(陽極5
と陰極6との対向部)を位置させて放電ランプ1が垂直
に取り付けられている。この時、反射鏡36の上方縁部
37よりも放電ランプ1の上側封止部28が突出する
が、この上側封止部28を覆うに十分な長さの絶縁物に
よる筒状のスペーサ38が反射鏡36に取り付けられ、
さらに、このスペーサ38の上縁には、平面状の前面ガ
ラス39が取り付けられている。
施の形態を説明する。本実施の形態は、前述の放電ラン
プ1を用いてランプ装置34を形成したものである。す
なわち、ボックス35に上向きに開口した反射鏡36が
設置され、この反射鏡36の焦点位置に発光部(陽極5
と陰極6との対向部)を位置させて放電ランプ1が垂直
に取り付けられている。この時、反射鏡36の上方縁部
37よりも放電ランプ1の上側封止部28が突出する
が、この上側封止部28を覆うに十分な長さの絶縁物に
よる筒状のスペーサ38が反射鏡36に取り付けられ、
さらに、このスペーサ38の上縁には、平面状の前面ガ
ラス39が取り付けられている。
【0014】このような構成において、スペーサ38及
び前面ガラス39により放電ランプ1を密閉又は密閉に
近い状態に設置することにより、放電ランプ1からの紫
外線放射を防止することができる。これにより、後述す
る液晶プロジェクタ等への利用に際して、紫外線による
光学系部品等の劣化を防止することができる。
び前面ガラス39により放電ランプ1を密閉又は密閉に
近い状態に設置することにより、放電ランプ1からの紫
外線放射を防止することができる。これにより、後述す
る液晶プロジェクタ等への利用に際して、紫外線による
光学系部品等の劣化を防止することができる。
【0015】また、垂直点灯で使用するため、万一、放
電ランプ1が破裂したときに、前面ガラス39により破
片等の飛散が防止され、また、反射鏡36の内部に溜め
られる。しかも、前面ガラス39が設けられているた
め、破裂した時の消音効果が得られる。
電ランプ1が破裂したときに、前面ガラス39により破
片等の飛散が防止され、また、反射鏡36の内部に溜め
られる。しかも、前面ガラス39が設けられているた
め、破裂した時の消音効果が得られる。
【0016】なお、実施に当たっては、放電ランプ1を
水平に配設して水平点灯するようにしても良いものであ
る。
水平に配設して水平点灯するようにしても良いものであ
る。
【0017】本発明の第三の実施の形態を図10に基づ
いて説明する。本実施の形態は、前述のランプ装置34
を用いて液晶プロジェクタ40を形成したものである。
すなわち、この液晶プロジェクタ40は、点灯手段41
に接続された前述のランプ装置34と、液晶駆動手段4
2により駆動される液晶表示パネル43と、ランプ装置
34から照射されて液晶表示パネル43を通した光をス
クリーン44に投光する光学系45、すなわち、ミラー
46とレンズ47と、点灯手段41、ランプ装置34、
液晶駆動手段42、液晶表示パネル43及び光学系45
を収容するとともに液晶表示パネル43を透過した光を
スクリーン44に投光させる開口48が形成された筐体
49とよりなる。この場合も、ランプ装置34の放電ラ
ンプ1は垂直状態で垂直点灯している。そのため、液晶
表示パネル43は水平に設けられ、光軸はミラー46で
90°屈曲されて垂直面のスクリーン44に映像が投影
される。
いて説明する。本実施の形態は、前述のランプ装置34
を用いて液晶プロジェクタ40を形成したものである。
すなわち、この液晶プロジェクタ40は、点灯手段41
に接続された前述のランプ装置34と、液晶駆動手段4
2により駆動される液晶表示パネル43と、ランプ装置
34から照射されて液晶表示パネル43を通した光をス
クリーン44に投光する光学系45、すなわち、ミラー
46とレンズ47と、点灯手段41、ランプ装置34、
液晶駆動手段42、液晶表示パネル43及び光学系45
を収容するとともに液晶表示パネル43を透過した光を
スクリーン44に投光させる開口48が形成された筐体
49とよりなる。この場合も、ランプ装置34の放電ラ
ンプ1は垂直状態で垂直点灯している。そのため、液晶
表示パネル43は水平に設けられ、光軸はミラー46で
90°屈曲されて垂直面のスクリーン44に映像が投影
される。
【0018】
【発明の効果】請求項1記載の発明は、膨出部と封止部
とを有した石英ガラス製の気密容器と;この気密容器に
封入され水銀を有する放電媒体と;前記膨出部内の放電
空間内で互いに対向する陽極及び陰極とこれらに連なる
金属箔とその金属箔に溶接された外部リード線とよりな
り、前記金属箔の外部リード線が溶接された側の端部で
少なくとも溶接部を覆うように被覆された白金メッキ部
を有して前記気密容器の両端に配設された一対の電極構
体とを具備した放電ランプであるので、電極構体の酸化
を有効に防止することができ、これにより、長寿命化す
ることができる。
とを有した石英ガラス製の気密容器と;この気密容器に
封入され水銀を有する放電媒体と;前記膨出部内の放電
空間内で互いに対向する陽極及び陰極とこれらに連なる
金属箔とその金属箔に溶接された外部リード線とよりな
り、前記金属箔の外部リード線が溶接された側の端部で
少なくとも溶接部を覆うように被覆された白金メッキ部
を有して前記気密容器の両端に配設された一対の電極構
体とを具備した放電ランプであるので、電極構体の酸化
を有効に防止することができ、これにより、長寿命化す
ることができる。
【0019】請求項2記載の発明は、膨出部と封止部と
を有した石英ガラス製の気密容器と;この気密容器に封
入され水銀を有する放電媒体と;前記膨出部内の放電空
間内で互いに対向する陽極及び陰極とこれらに連なる金
属箔とその金属箔に溶接された外部リード線とよりなっ
て外部リード線から前記封止部に封入される金属箔の一
部領域まで白金メッキを施して前記気密容器の両端に配
設された一対の電極構体とを具備した放電ランプである
ので、封止部における電極構体との間に隙間のない状態
とすることができ、従って、電極構体の酸化を有効に防
止することができ、これにより、長寿命化することがで
きる。
を有した石英ガラス製の気密容器と;この気密容器に封
入され水銀を有する放電媒体と;前記膨出部内の放電空
間内で互いに対向する陽極及び陰極とこれらに連なる金
属箔とその金属箔に溶接された外部リード線とよりなっ
て外部リード線から前記封止部に封入される金属箔の一
部領域まで白金メッキを施して前記気密容器の両端に配
設された一対の電極構体とを具備した放電ランプである
ので、封止部における電極構体との間に隙間のない状態
とすることができ、従って、電極構体の酸化を有効に防
止することができ、これにより、長寿命化することがで
きる。
【0020】請求項3記載の発明は、請求項1又は2記
載の放電ランプと;この放電ランプの発光部を焦点に位
置させて前記放電ランプを保持することにより前記放電
ランプからの光を所定方向に反射する反射鏡とでランプ
装置を形成したので、ランプ特性及び寿命を向上させる
ことができるものである。
載の放電ランプと;この放電ランプの発光部を焦点に位
置させて前記放電ランプを保持することにより前記放電
ランプからの光を所定方向に反射する反射鏡とでランプ
装置を形成したので、ランプ特性及び寿命を向上させる
ことができるものである。
【0021】請求項4記載の発明は、点灯手段に接続さ
れた請求項3記載のランプ装置と;液晶駆動手段により
駆動される液晶表示パネルと;前記ランプ装置から照射
されて前記液晶表示パネルを通した光をスクリーンに投
光する光学系と;点灯手段、ランプ装置、液晶駆動手
段、液晶表示パネル及び光学系を収容するとともに前記
液晶表示パネルを透過した光をスクリーンに投光させる
開口が形成された筐体とにより液晶プロジェクタを形成
したので、高輝度の寿命の長い放電ランプを備えた液晶
プロジェクタを製造することができる。
れた請求項3記載のランプ装置と;液晶駆動手段により
駆動される液晶表示パネルと;前記ランプ装置から照射
されて前記液晶表示パネルを通した光をスクリーンに投
光する光学系と;点灯手段、ランプ装置、液晶駆動手
段、液晶表示パネル及び光学系を収容するとともに前記
液晶表示パネルを透過した光をスクリーンに投光させる
開口が形成された筐体とにより液晶プロジェクタを形成
したので、高輝度の寿命の長い放電ランプを備えた液晶
プロジェクタを製造することができる。
【図1】本発明の第一の実施の形態を示すもので、放電
ランプの正面図である。
ランプの正面図である。
【図2】その放電ランプの側面図である。
【図3】下側の電極構体の平面図である。
【図4】上側の電極構体の平面図である。
【図5】金属箔に白金メッキ層を形成してから外部リー
ド線を溶接した好ましくない状態を示す断面図である。
ド線を溶接した好ましくない状態を示す断面図である。
【図6】金属箔に外部リード線を溶接した後に白金メッ
キ層を形成した好ましい状態を示す断面図である。
キ層を形成した好ましい状態を示す断面図である。
【図7】白金メッキ層が存する位置の金属箔のピンチシ
ールの状態を示すもので、(a)はピンチシール前の断面
図、(b)はピンチシール後の断面図である。
ールの状態を示すもので、(a)はピンチシール前の断面
図、(b)はピンチシール後の断面図である。
【図8】白金メッキ層が存在しない位置の金属箔のピン
チシールの状態を示すもので、(a)はピンチシール前の
断面図、(b)はピンチシール後の断面図である。
チシールの状態を示すもので、(a)はピンチシール前の
断面図、(b)はピンチシール後の断面図である。
【図9】本発明の第二の実施の形態を示すもので、ラン
プ装置の縦断正面図である。
プ装置の縦断正面図である。
【図10】本発明の第三の実施の形態を示すもので、液
晶プロジェクタの内部構造の概略を示す縦断側面図であ
る。
晶プロジェクタの内部構造の概略を示す縦断側面図であ
る。
1 放電ランプ 2 気密容器 3 膨出部 4 放電空間 5 陽極 6 陰極 7 電極構体 8 電極構体 13 金属箔 14 外部リード線 18 金属箔 19 外部リード線 34 ランプ装置 36 反射鏡 41 点灯手段 42 液晶駆動手段 43 液晶表示パネル 44 スクリーン 45 光学系 48 開口 49 筐体
Claims (4)
- 【請求項1】 膨出部と封止部とを有した石英ガラス製
の気密容器と;この気密容器に封入され水銀を有する放
電媒体と;前記膨出部内の放電空間内で互いに対向する
陽極及び陰極とこれらに連なる金属箔とその金属箔に溶
接された外部リード線とよりなり、前記金属箔の外部リ
ード線が溶接された側の端部で少なくとも溶接部を覆う
ように被覆された白金メッキ部を有して前記気密容器の
両端に配設された一対の電極構体と;を具備したことを
特徴とする放電ランプ。 - 【請求項2】 膨出部と封止部とを有した石英ガラス製
の気密容器と;この気密容器に封入され水銀を有する放
電媒体と;前記膨出部内の放電空間内で互いに対向する
陽極及び陰極とこれらに連なる金属箔とその金属箔に溶
接された外部リード線とよりなって外部リード線から前
記封止部に封入される金属箔の一部領域まで白金メッキ
を施して前記気密容器の両端に配設された一対の電極構
体と;を具備したことを特徴とする放電ランプ。 - 【請求項3】 請求項1又は2記載の放電ランプと;こ
の放電ランプの発光部を焦点に位置させて前記放電ラン
プを保持することにより前記放電ランプからの光を所定
方向に反射する反射鏡と;を具備することを特徴とする
ランプ装置。 - 【請求項4】 点灯手段に接続された請求項3記載のラ
ンプ装置と;液晶駆動手段により駆動される液晶表示パ
ネルと;前記ランプ装置から照射されて前記液晶表示パ
ネルを通した光をスクリーンに投光する光学系と;点灯
手段、ランプ装置、液晶駆動手段、液晶表示パネル及び
光学系を収容するとともに前記液晶表示パネルを透過し
た光をスクリーンに投光させる開口が形成された筐体
と;を具備することを特徴とする液晶プロジェクタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10121474A JPH11317197A (ja) | 1998-04-30 | 1998-04-30 | 放電ランプ、ランプ装置及び液晶プロジェクタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10121474A JPH11317197A (ja) | 1998-04-30 | 1998-04-30 | 放電ランプ、ランプ装置及び液晶プロジェクタ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11317197A true JPH11317197A (ja) | 1999-11-16 |
Family
ID=14812056
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10121474A Pending JPH11317197A (ja) | 1998-04-30 | 1998-04-30 | 放電ランプ、ランプ装置及び液晶プロジェクタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11317197A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2004086453A1 (ja) * | 2003-03-24 | 2004-10-07 | Seiko Epson Corporation | 照明装置及びこれを備えたプロジェクタ |
JP2009537064A (ja) * | 2006-05-12 | 2009-10-22 | ゼネラル・エレクトリック・カンパニイ | ランプ用箔接続体 |
-
1998
- 1998-04-30 JP JP10121474A patent/JPH11317197A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2004086453A1 (ja) * | 2003-03-24 | 2004-10-07 | Seiko Epson Corporation | 照明装置及びこれを備えたプロジェクタ |
US7377670B2 (en) | 2003-03-24 | 2008-05-27 | Seiko Epson Corporation | Illumination device and projector equipping the same |
JP2009537064A (ja) * | 2006-05-12 | 2009-10-22 | ゼネラル・エレクトリック・カンパニイ | ランプ用箔接続体 |
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