JPH11316302A - プラスチックレンズの製造方法 - Google Patents

プラスチックレンズの製造方法

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JPH11316302A
JPH11316302A JP10123386A JP12338698A JPH11316302A JP H11316302 A JPH11316302 A JP H11316302A JP 10123386 A JP10123386 A JP 10123386A JP 12338698 A JP12338698 A JP 12338698A JP H11316302 A JPH11316302 A JP H11316302A
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lens
coat layer
plastic lens
hard coat
resin
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JP10123386A
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English (en)
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Tadashi Kobayashi
忠 小林
Kazuhiko Tsujihata
和彦 辻端
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Asahi Kogaku Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ハードコート層あるいはハードコート層と反
射防止コート層を施したプラスチックレンズのコート層
の密着性を改良する製造方法を提供する。特に、ハード
コート層のみを施した状態(SRレンズ)で実用的にす
ぐれた密着性を示す製造方法を提供すること。 【解決手段】 プラスチックレンズ基材を、電極上ある
いは電極近傍に設置し、プラズマ処理する第1工程と機
械的洗浄する第2工程で処理した後、ハードコート層を
塗布する。プラズマ処理するRF電源の周波数はラジオ
波が好ましく本発明では、13.56MHzを用いてい
る。プラズマを発生させるガスは酸素、窒素、アルゴン
などが使用される。プラズマ処理後、レンズ基材表面に
生ずる生成物、或いは脆弱層を除去するために、ブラシ
やスポンジ状のパッドと中性洗剤に研磨剤を併用して機
械的に擦過した後水洗浄する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ハードコート層を
有するプラスチックレンズの製造方法で、更に詳しくは
密着性の著しく優れたハードコート層を有するプラスチ
ックレンズの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】眼鏡用プラスチックレンズは、ガラスレ
ンズに比べて、軽い、割れにくい、染色しやすいといっ
た特徴を有し、アクリル樹脂、ポリカーボネート樹脂、
ADC樹脂、さらに最近では含硫ウレタン樹脂、含硫エ
ピスルフィド樹脂などが用いられ屈折率も1.60を超
えるものが上市されている。しかしながら、プラスチッ
クレンズは前述の利点を有する反面、擦傷性あるいは耐
熱性においてはガラス製レンズに劣る。擦傷性の改善の
ためにレンズ表面に傷付き防止用保護コートを施す方法
が提案されており、実用的にもこの保護コートが実施さ
れている。保護コートに使用されるコーティング組成物
は、非常に多数の種類が提案され、例えば、特開昭52
−11261号等に開示されている有機ケイ素化合物又
はその加水分解物を主成分とするコーティング組成物、
あるいは、さらに耐擦傷性を向上させるために、例え
ば、特開昭53−111336号等に開示されているコ
ロイド状に分散したシリカゾルを添加したコーティング
組成物、を塗布する方法が工業的には一般的に実用化さ
れている。また、近年の高屈折率レンズ素材の開発に伴
い、上記のコーティング組成物を塗布したのでは、外観
上、干渉縞が強く現れ、見栄えが悪いレンズとなってし
まうため、コーティング組成物の屈折率を高めて干渉縞
を軽減する検討も精力的になされ、例えば、特開平2−
245078号、特開平4−126784号、特開平7
−325201号などに屈折率の高い無機微粒子あるい
はコロイド状ゾルを含んだハードコート剤組成物が開示
されている。
【0003】眼鏡用プラスチックレンズは、基材レンズ
の状態で使用に供されることは極めて少なく、通常、上
記の傷付き防止用保護コートを施した状態(以下、SR
コートレンズという)、或いは更にその上に無機化合物
の単層あるいは多層膜からなる反射防止層を施した状態
(以下、ARコートレンズという)で使用される。しか
しながら、このような状態で眼鏡着用者が日常使用した
場合、数ヶ月あるいは1〜2年で上記のコート層が剥離
し、視野が見えにくくなったりあるいは著しい違和感を
覚えるようになることがしばしば起こる。特に、SRコ
ートレンズの場合には比較的短時間経過後でも上記の現
象が起こりやすく、ARコートレンズでは、比較的起こ
りにくい。この現象の原因は特定できないが、日常生活
において暴露あるいは接触の避けられない、光線、温
度、湿気、空気中に含まれる種々の成分、洗剤、油脂な
どの化学薬品によって引き起こされるものと考えられ
る。
【0004】更に、プラスチックレンズの特徴を生かし
た使用方法として、着色レンズがある。ファッション性
を目的にしたりあるいは紫外線等から眼球を保護する目
的で、染色加工などにより着色レンズが製造される。着
色レンズもSRコートレンズ或いはARコートレンズと
して使用される。着色したSRコートレンズを製造する
には、例えば、基材レンズを所望の着色が得られるよう
調製された染液に浸漬した後乾燥する。乾燥後の着色レ
ンズに傷付き防止の保護コート加工を施してSRコート
レンズを得る。他の製造方法として、例えば、SRコー
トレンズを所望の着色が得られるよう調製された染液に
浸漬した後乾燥する方法がある。さらに必要に応じ反射
防止コートを施し、ARコートレンズとして使用する場
合もあるが、SRコートレンズとして使用する場合も多
い。このようにして製造された着色したSRコートレン
ズでは、上記のハードコート層剥離の問題は、無着色の
SRコートレンズと比較して、より深刻であり密着性の
良いハードコート層を有するプラスチックレンズが強く
望まれている。
【0005】一般的に、プラスチック基材に対する塗膜
の密着性を向上させるため種々の方法が採用され、例え
ば、プラスチック基材を、アルカリ性水溶液、酸性溶
液、酸化性溶液または溶剤により化学的前処理する方
法、ブラシあるいは研磨材により機械的前処理する方
法、放電、紫外線、プラズマなどにより前処理する方法
などが提案されている。しかしながら、プラスチックレ
ンズの場合には、透明性を保持しなければならないため
上記の方法の中でも採用しうる方法は限定される。通常
は、アルカリ溶液による前処理、或いはプラズマ領域に
おける低温プラズマ処理による前処理等が工業的には使
用されており、特にARコートレンズの場合には効果を
上げている。また、密着性を向上させる他の手段とし
て、プライマー層と称する中間層を塗布することも一部
のレンズでは実用化されている。しかしながら、これら
の方法を採用しても、前述したSRコートレンズでの使
用には不十分であり、改良が望まれていた。本発明者ら
は、プラスチックレンズに対する傷付き防止用コートの
密着性改良を目的とし、レンズ基材の前処理に関し鋭意
検討した結果本発明に到達したものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】解決しようとする課題
は、SRコートレンズ、或いはARコートレンズの使用
中におけるハードコート層剥離を防ぎ、実用的に極めて
耐久性の優れたプラスチックレンズを提供することにあ
る。特に、SRコートレンズとして使用しうるプラスチ
ックレンズを提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、プラスチック
レンズ基材を、電極上あるいは電極近傍でプラズマ処理
する第1工程と機械的洗浄する第2工程で処理した後、
ハードコート層を塗布することを特徴とする。
【0008】本発明のプラズマ処理は、電極上あるいは
電極近傍にプラスチックレンズ基材を設置し、チャンバ
ー内に電極を有するプラズマ処理器が好ましく使用でき
る。チャンバー外に電極を有する通常のプラズマ処理器
における空間での処理では効果が乏しい。使用する周波
数はラジオ波が好ましく、電波法との関連で使用できる
周波数が指定されているが、通常は13.56MHzが
使用される。出力は100〜1000W、処理時間は3
0秒〜10分が適用範囲であるが、出力と処理時間は、
相互に関連し、また処理するレンズの種類によって最適
値が存在する。そして、プラズマを発生させるガスとし
ては、酸素、窒素、アルゴンあるいはこれらの混合物が
好ましく使用される。他に、ラジオ波で使用される周波
数は13.56、27.12、40.68MHzなどが
あり、更にマイクロ波では2.45、5.8、22.1
25GHzが電波法で指定されているが、マイクロ波で
はレンズ基材の劣化を来す可能性が大きく出力と処理時
間の調整が難しい。
【0009】そして、本発明のプラズマ処理が適用され
るプラスチックレンズ基材は、ADC樹脂、ウレタン系
樹脂、アクリル系樹脂、ポリエステル系樹脂、含硫エピ
スルフィド樹脂であり屈折率が1.60を越えるような
樹脂に対して特に好ましい。
【0010】更に、プラズマ処理により生成した基材表
面の生成物、或いは脆弱層を除去するために機械的洗浄
を行う。使用する用具はブラシ、スポンジ状のパッドな
どレンズ基材の表面に柔らかく接触しうるものであれば
特に限定されない。レンズ基材の表面に接触させながら
揺動運動を行って洗浄を行う。
【0011】機械的洗浄に際しては、界面活性剤の溶液
を与えながら洗浄する。レンズ基材の表面にプラズマ処
理により生ずる生成物、或いは脆弱層の残滓の再付着を
防止したり、作業中に付着する異物の再付着を防止す
る。界面活性剤としては、スルフォン酸塩、硫酸エステ
ル塩、コハク酸塩、リン酸エステル塩等のアニオン系界
面活性剤、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリ
オキシエチレンアルキルフェニルエーテル等のノニオン
系界面活性剤が好ましく使用される。界面活性剤の溶液
には、酸化鉄、炭酸カルシウム、酸化セリウム、けい砂
等の無機微粒子を含む研磨剤を混在させることでより効
果的に洗浄を行う。
【0012】
【発明の実施の形態】次に、本発明を実施例および比較
例により具体的に説明するが、本発明はこれのみに限定
されるものではない。本発明の製造方法により得られた
レンズの密着性能は下記について試験を行った。 1.密着性・・耐候試験前後の密着性を「JIS K−
5400−19796.15記載の碁盤目試験」に準じ
て実施し、評価した。 2.耐候試験・スガ試験機製キセノンウェザーメーター
X−25型を使用して下記条件で暴露試験をし、60時
間毎に取り出して上記碁盤目試験を実施した。異常の無
い場合には、480時間まで暴露試験を実施した。 1サイクル:60分、このうち12分間水シャワー ブラックパネル温度:63℃ 照射強度:60W/m2
【0013】
【実施例1】実施例を図1を用いて説明する。屈折率
1.664のウレタン樹脂レンズ基材(三井化学(株)
製モノマーMR−7を重合して製造した)6を、平野光
音(株)製低温プラズマ処理装置MIC−200型のチ
ャンバー2の内部に設けられた電極3の上に置き、RF
電源1の出力300W、プラズマをつくるガスとしてア
ルゴンガスをガス導入口4から400ml/分の流量で
流し、真空度0.25〜0.35torrの雰囲気下で
6分間処理を行った。5は排気口でチャンバー内の気圧
を所定の真空度に設定するためのもので真空ポンプ(図
示せず)に接続される。プラズマ処理後に中性洗剤を含
ませたスポンジ状のパッドでレンズ表面を3分間擦過し
た後、水洗乾燥を行った。次に、γーグリシドキシプロ
ピルトリメトキシシランの加水分解物、コロイダルシリ
カを主成分としてなるハードコート液組成物を浸漬法に
より塗布し、120℃で2時間乾燥硬化させハードコー
トを施したSRレンズを得た。暴露試験の結果、420
時間においてコート層の密着性に異常は見られなかった
が、480時間では剥離が認められた。
【0014】
【実施例2】屈折率1.594のウレタン樹脂レンズ基
材(三井化学(株)製モノマーMR−6を重合して製造
した)を、平野光音(株)製低温プラズマ処理装置MI
C−200型の電極上に置き、RF出力400W、ガス
として酸素ガスを400ml/分の流量で流し、真空度
0.25〜0.3torrの雰囲気下で10分間処理を
行った。処理後に中性洗剤および研磨剤を含ませたスポ
ンジ状のパッドでレンズ表面を3分間擦過した後、水洗
乾燥を行った。次に、γーグリシドキシプロピルメチル
ジエトキシシランおよびテトラメトキシシランの加水分
解物、五酸化アンチモンゾルを主成分としてなるハード
コート液組成物を浸漬法により塗布し、120℃で1時
間乾燥硬化させハードコートを施したSRレンズを得
た。暴露試験の結果、300時間においてコート層の密
着性に異常は見られなかった。
【0015】
【実施例3】屈折率1.664のウレタン樹脂レンズ基
材(三井化学(株)製モノマーMR−7を重合して製造
した)を、平野光音(株)製低温プラズマ処理装置MI
C−200型の電極上に置き、RF出力250W、ガス
として酸素ガスを400ml/分の流量で流し、真空度
0.25〜0.35torrの雰囲気下で6分間処理を
行った。処理後に中性洗剤を含ませたスポンジ状のパッ
ドでレンズ表面を3分間擦過した後、水洗乾燥を行っ
た。次に、実施例1と同じハードコート液組成物を浸漬
法により塗布し、110℃で3時間乾燥硬化させハード
コートを施したSRレンズを得た。次に、BPI社グレ
ー色染液に90℃で10分間浸漬した後、水洗乾燥して
着色SRレンズを得た。暴露試験の結果、240時間ま
でコート層の密着性に異常は見られなかった。
【0016】
【実施例4】実施例2と同様にしてSRレンズを得た。
次に、真空蒸着機(シンクロン社製)を使用してこの着
色SRレンズ上に、シリカおよびジルコニアからなる5
層構成の反射防止コートを施し、ARコートレンズを得
た。暴露試験の結果、480時間においてコート層の密
着性に異常は見られなかった。
【0017】
【比較例1】屈折率1.664のウレタン樹脂レンズ基
材(三井化学(株)製モノマーMR−7を重合して製造
した)を、ヤマト科学(株)製低温プラズマ処理装置P
R501AS型(チャンバー外に電極を有する)のチャ
ンバー内に置き、RF出力300W、ガスとして酸素ガ
スを250ml/分の流量で流し、真空度0.3〜0.
4torrの雰囲気下で6分間処理を行った。処理後に
中性洗剤を含ませたスポンジ状のパッドでレンズ表面を
3分間擦過した後、水洗乾燥を行った。次に、実施例1
と同じハードコート液組成物を浸漬法により塗布し、1
20℃で1時間乾燥硬化させハードコートを施したSR
レンズを得た。暴露試験の結果、60時間までコート層
の密着性に異常は見られなかったが120時間では剥離
が認められた。
【0018】
【比較例2】屈折率1.594のウレタン樹脂レンズ基
材(三井化学(株)製モノマーMR−6を重合して製造
した)を、ヤマト科学(株)製低温プラズマ処理装置P
R501AS型のチャンバー内に置き、RF出力250
W、ガスとしてアルゴンガスを400ml/分の流量で
流し、真空度0.25〜0.35torrの雰囲気下で
4分間処理を行った後、水洗乾燥を行った。次に、実施
例2と同じハードコート組成物を浸漬法により塗布し、
105℃で10時間乾燥硬化させハードコートを施した
SRレンズを作成した。次に、BPI社グレー色染液に
90℃で10分間浸漬した後、水洗乾燥して着色SRレ
ンズを得た。暴露試験の結果、60時間でコート層の部
分的剥離が認められた。
【0019】
【比較例3】比較例2と同様にして着色SRレンズを得
た。次に、真空蒸着機(シンクロン社製)を使用してこ
の着色SRレンズ上に、シリカおよびジルコニアからな
る5層構成の反射防止コートを施し、ARコートレンズ
を得た。暴露試験の結果、180時間でコート層の部分
的剥離が認められた。
【0020】
【比較例4】屈折率1.664のウレタン樹脂レンズ基
材(三井化学(株)製モノマーMR−7を重合して製造
した)を、平野光音(株)製低温プラズマ処理装置MI
C−200型の電極から35mm上に置き、RF出力2
50W、ガスとして酸素ガスを400ml/分の流量で
流し、真空度0.25〜0.35torrの雰囲気下で
6分間処理を行った。処理後に中性洗剤を含ませたスポ
ンジ状のパッドでレンズ表面を3分間擦過した後、水洗
乾燥を行った。次に、γーグリシドキシプロピルトリメ
トキシシランの加水分解物、二酸化ケイ素からなるハー
ドコート液組成物を浸漬法により塗布し、105℃で1
0時間乾燥硬化させハードコートを施したレンズを作成
した。暴露試験の結果、120時間までコート層の密着
性に異常は見られなかったが、180時間では剥離し
た。
【0021】
【比較例5】屈折率1.664のウレタン樹脂レンズ基
材(三井化学(株)製モノマーMR−7を重合して製造
した)を、50℃に加熱した15%苛性カリ水溶液に3
分間浸漬した後、水洗乾燥を行った。次に、γーグリシ
ドキシプロピルトリメトキシシランの加水分解物、二酸
化ケイ素からなるハードコート液組成物を浸漬法により
塗布し、105℃で10時間乾燥硬化させハードコート
を施したレンズを作成した。暴露試験の結果、60時間
でコート層の部分的剥離が認められた。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、本発明により製造
されたプラスチックレンズはそのハードコート層が極め
て優れた耐候密着性を示し、特にハードコートを施した
SRレンズとしても実用的に十分な性能を有しており、
眼鏡の性能向上、高いコストパフォーマンスなど眼鏡業
界あるいは眼鏡着用者に多大の効果を与えるものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施要領を示す模式図である。
【符号の説明】
1 RF電源 2 チャンバー 3 電極 4 ガス導入口 5 排気口 6 レンズ基材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C08J 5/00 C08J 5/00 C08L 33/08 C08L 33/08 67/00 67/00 75/04 75/04 81/04 81/04 G02B 1/04 G02B 1/04 3/00 3/00 G02C 7/02 G02C 7/02 // B05D 7/02 B05D 7/02 C08J 7/00 306 C08J 7/00 306 7/04 7/04 CFD CFDM CFF CFFM

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プラスチックレンズ基材を、電極上ある
    いは電極近傍でプラズマ処理する第1工程と機械的洗浄
    する第2工程で処理した後、ハードコート層を塗布する
    ことを特徴とするプラスチックレンズの製造方法。
  2. 【請求項2】 前記のプラズマ処理に使用する周波数が
    ラジオ波領域であることを特徴とする請求項1に記載の
    プラスチックレンズの製造方法。
  3. 【請求項3】 プラスチックレンズ基材がADC樹脂、
    ウレタン系樹脂、アクリル系樹脂、ポリエステル系樹
    脂、含硫エピスルフィド樹脂であることを特徴とする請
    求項1に記載のプラスチックレンズの製造方法。
  4. 【請求項4】 前記の機械的洗浄がブラシ、パッドを用
    いた湿式洗浄であることを特徴とする請求項1に記載の
    プラスチックレンズの製造方法。
  5. 【請求項5】 前記の機械的洗浄の際に、界面活性剤を
    使用することを特徴とする請求項1及び4に記載のプラ
    スチックレンズの製造方法。
  6. 【請求項6】 機械的洗浄の際に、無機微粒子よりなる
    研磨剤を使用することを特徴とする請求項1,4及び5
    に記載のプラスチックレンズの製造方法。
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