JP2002088178A - 透明プラスチック部材の表面改質方法および表面改質装置、透明プラスチック部材の製造方法 - Google Patents

透明プラスチック部材の表面改質方法および表面改質装置、透明プラスチック部材の製造方法

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JP2002088178A
JP2002088178A JP2000282375A JP2000282375A JP2002088178A JP 2002088178 A JP2002088178 A JP 2002088178A JP 2000282375 A JP2000282375 A JP 2000282375A JP 2000282375 A JP2000282375 A JP 2000282375A JP 2002088178 A JP2002088178 A JP 2002088178A
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Keisuke Takada
敬介 高田
Takashi Hosoda
隆志 細田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】短時間で透明プラスチック部材とコーティング
膜の密着性、外観品質、および染色性を高め、かつ装置
のコンパクト化、省エネルギー化、操作のシンプル化、
および作業安全性の確保が可能な透明プラスチック部材
の表面改質方法および表面改質装置、透明プラスチック
部材の製造方法を提供する。 【解決手段】透明プラスチック部材表面に、低圧水銀ラ
ンプおよびエキシマランプによる紫外線照射を短時間行
い、透明プラスチック部材表面を清浄化・活性化する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、透明プラスチック
部材の表面改質方法および表面改質装置、透明プラスチ
ック部材の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】プラスチック眼鏡レンズや携帯電話の表
示部カバー等の透明プラスチック部材は、キズ等による
外観特性の劣化を防止するため、表面保護コーティング
を施す処理が一般に行われている。この表面保護コーテ
ィング処理工程において、透明プラスチック部材とコー
ティング膜との密着性や外観品質を確保するためには、
透明プラスチック部材表面が清浄化・活性化されている
必要がある。
【0003】また、プラスチック眼鏡レンズの製造工程
では、主にファッション性を付加することを目的とし
て、多様な色の染色を施す。この染色を施す工程におい
て、染色の均一性を確保するためにも、表面が清浄化・
活性化されている必要がある。
【0004】透明プラスチック部材表面の清浄化・活性
化を行う表面改質方法としては、大きく分けて、化学的
手法と物理的手法があげられる。まず化学的手法として
は、酸、アルカリ、界面活性剤等の溶液および各種溶剤
に浸漬する方法が用いられてきた。また、物理的手法と
しては、表面に研磨材溶液を滴下させながらスポンジ等
で擦る表面研磨や、研磨剤、砥剤、研磨液等を圧空やポ
ンプによって表面に吹き付けるブラスト、そしてプラズ
マ処理等が一般に用いられてきた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前述のような
従来技術では、次のような問題があった。
【0006】まず、透明プラスチック部材を酸、アルカ
リ、界面活性剤等の溶液および各種溶剤に浸漬する化学
的手法は、各々の浸漬時間が長く、枚葉処理には不向き
なため、バッチ処理が一般的である。よって、透明プラ
スチック部材およびその固定部材の両方を浸漬できうる
大型の浸漬槽が、乾燥工程を含め10〜15槽必要なた
め、必然的に装置は大型化し、コンパクト性が失われ
る。同時に、乾燥に関わる熱量やクリーン度を管理する
多くの電力エネルギーも必要とする。また、揮発成分の
補充等、繁雑な日常の液管理と、液の取り扱いに関する
作業安全性の確保も必要となる。
【0007】表面研磨やブラストは、飛散、乾燥した研
磨剤が、雰囲気や隣接する装置を汚染し、歩留まりに悪
影響を与えるため、インライン化が難しい。また、表面
に付着した研磨剤や砥剤を除去する洗浄・乾燥工程は、
処理時間がかかるため、枚葉処理に向かない。さらに研
磨廃液の処理にも、コストや手間を必要とする。また、
プラズマ処理は、真空度確保のための時間を必要とする
ため、枚葉処理には向かない。
【0008】そこで本発明は、このような問題点を解決
するもので、その目的とするところは、短時間で透明プ
ラスチック部材とコーティング膜の密着性、外観品質、
および染色性を高め、かつ装置のコンパクト化、省エネ
ルギー化、操作のシンプル化、および作業安全性の確保
が可能な透明プラスチック部材の表面改質方法および表
面改質装置、透明プラスチック部材の製造方法を提供す
るところにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決すべく鋭意研究を行った結果、紫外線、特に低圧
水銀ランプおよびエキシマランプより放射される紫外線
を照射することで、プラスチック眼鏡レンズや携帯電話
の表示部カバー等の透明プラスチック部材表面を清浄化
・活性化できることを知見した。
【0010】まず、低圧水銀ランプは、主に185nm
付近と254nm付近の紫外線を放射する。185nm
付近の短波長紫外線は、大気中の酸素O2に吸収されて
オゾンO3を発生する。さらに、このオゾンに254n
m付近の紫外線が吸収されると、活性酸素Oが生成す
る。
【0011】また、キセノンガスが封入されたエキシマ
ランプは、172nm付近の紫外線を放射する。175
nmより短波長の紫外線は、直接大気中の酸素に吸収さ
れ、活性酸素を生成する。
【0012】活性酸素の酸化作用は、透明プラスチック
部材表面の有機物をH2O、CO、CO2、NO2等の物
質に分解して短時間で除去し、清浄化することが可能で
ある。
【0013】また、これら短波長領域の紫外線は、大抵
の有機物の結合を切断しうるエネルギーを有している。
よって、清浄化された透明プラスチック部材表面に直接
作用することで、結合の切断、フリーラジカルの生成を
経て上記活性酸素と反応し、ヒドロキシル基、カルボキ
シル基、カルボニル基等の親水性基を持った表面が形成
され、表面が活性化される。
【0014】そのため、透明プラスチック部材表面の汚
れに起因する“ハジキ”等の外観欠点は完全に防止でき
る。また、コーティング膜と透明プラスチック部材表面
が、不均一層に阻害されず十分に密着、結合できるた
め、密着性を高めることが可能となる。さらに、透明プ
ラスチック部材表面全体に対しても、均一な改質が可能
であり、親水性基の導入によって濡れ性も向上するの
で、分散染料を溶解した溶液にプラスチック眼鏡レンズ
等を浸漬して染色を施す場合に、効率よく、むらのない
染色が可能となる。
【0015】紫外線を短時間照射するだけで、透明プラ
スチック部材表面の清浄化・活性化が可能なこの方法
は、処理時間が非常に短く、処理による汚れの発生がな
く、特別な洗浄工程も必要としないため、装置は非常に
シンプルかつコンパクトであり、枚葉処理・インライン
化に適した処理方法である。また、他の表面改質の方法
に比べて電力エネルギーの使用量が少なく、有機溶剤や
水も必要としないため、環境にやさしい処理方法であ
り、製造コストも削減できる。
【0016】従って、目的を達成するために、請求項1
記載の発明は、透明プラスチック部材表面に、波長が1
85nmおよび254nm、光量が1〜3000mJ/
cm 2の紫外線を照射すること特徴とする透明プラスチ
ック部材の表面改質方法を提供する。
【0017】また、請求項2記載の発明は、前記紫外線
を照射する手段が、低圧水銀ランプであることを特徴と
する請求項1に記載の透明プラスチック部材の表面改質
方法を提供する。
【0018】請求項3記載の発明は、透明プラスチック
部材表面に、波長が172nm、光量が1〜3000m
J/cm2の紫外線を照射すること特徴とする透明プラ
スチック部材の表面改質方法を提供する。
【0019】請求項4記載の発明は、前記紫外線を照射
する手段が、エキシマランプであることを特徴とする請
求項3に記載の透明プラスチック部材の表面改質方法を
提供する。
【0020】請求項5記載の発明は、前記透明プラスチ
ック部材が、プラスチックレンズであることを特徴とす
る請求項1〜4のいずれかに記載の透明プラスチック部
材の表面改質方法を提供する。
【0021】請求項6記載の発明は、透明プラスチック
部材を保持・搬送する手段、前記透明プラスチック部材
の表面に紫外線を照射する手段、および前記透明プラス
チック部材と前記紫外線を照射する手段とを相対位置決
めする手段を具備することを特徴とする透明プラスチッ
ク部材の表面改質装置を提供する。
【0022】請求項7記載の発明は、前記紫外線を照射
する手段が、低圧水銀ランプまたはエキシマランプであ
ることを特徴とする請求項6に記載の透明プラスチック
部材の表面改質装置を提供する請求項8記載の発明は、
前記透明プラスチック部材が、プラスチックレンズであ
ることを特徴とする請求項6または7に記載の透明プラ
スチック部材の表面改質装置を提供する。
【0023】請求項9記載の発明は、透明プラスチック
部材を成形する工程と、前記透明プラスチック部材の表
面に紫外線を照射する工程と、下記(a)〜(e)の少
なくとも一つ以上の工程とからなることを特徴とする透
明プラスチック部材の製造方法を提供する。 (a)染色を施す工程 (b)コーティングを施す工程 (c)洗浄する工程 (d)反射防止膜を施す工程 (e)撥水処理を施す工程 請求項10記載の発明は、前記紫外線を照射する手段
が、低圧水銀ランプまたはエキシマランプであることを
特徴とする請求項9に記載の透明プラスチック部材の製
造方法を提供する。
【0024】請求項11記載の発明は、前記透明プラス
チック部材が、プラスチックレンズであることを特徴と
する請求項9または10に記載の透明プラスチック部材
の製造方法を提供する。
【0025】
【発明の実施の形態】本発明において表面改質する透明
プラスチック部材の種類としては、アクリル系、チオウ
レタン系、チオエポキシ系、アリルカーボネート系、エ
ポキシ系、ウレタン系、アリルイタコネート系、ポリカ
ーボネート系、ABS樹脂系等が挙げられる。
【0026】表面改質後に行うコーティングに使用する
コーティング材料の種類としては、シランカップリング
剤を用いたゾルゲル法によるコーティング剤の他、紫外
線、電子ビーム硬化型のアクリル系、エポキシ系、エン
−チオール系、有機無機ハイブリッド系等が例示でき
る。
【0027】反射防止膜には、有機系のものと無機系の
ものがある。密着性確保のための紫外線の照射は、基材
に対してでもコーティング膜に対してでも構わない。
【0028】透明プラスチック部材の製造方法として
は、紫外線を照射した後、染色を施し、洗浄後コーティ
ングおよび反射防止加工を施しても良いし、染色を施し
た後洗浄を行い、紫外線を照射し、コーティングおよび
反射防止を行っても良い。また、反射防止加工の前に紫
外線の照射を行っても良い。染色性、コーティング膜や
反射防止層の密着性が向上すればこれらの工程の順番
は、どのように行っても構わない。
【0029】処理の方法としては、コンベア式、チャン
バー式などがあるが、インラインで処理するのであれば
コンベア式が望ましい。
【0030】以下、本発明の実施例をプラスチックレン
ズを例に、図面に基づいて説明するが、これらに限定さ
れるものではない。
【0031】図1は、本発明によるプラスチックレンズ
の表面改質装置の一例を示す図である。図1において、
プラスチックレンズ1は、固定部材2によって固定され
ており、A方向あるいはAとは逆方向に移動しうる構造
になっている。また、凹面側および/または凸面側の低
圧水銀ランプ3より、主に185nmと254nmの紫
外線が放射される構造となっている。これは、いずれか
片面に紫外線を照射した後、プラスチックレンズ1を反
転させ、もう片面に紫外線を照射する構造としても良い
し、図1で示すように、両面から照射する構造としても
よい。図1ではプラスチックレンズ1が移動するように
なっているが、低圧水銀ランプ3側を移動させても、両
方を移動させてもよい。照射距離は、プラスチックレン
ズ1の照射面最外周部と低圧水銀ランプ3の最短距離で
あり、100mm以下が望ましい。さらに効率を考慮す
ると、50mm以下が望ましい。また、光量は、1〜3
000mJ/cm2、さらに効率を考慮すると、2〜1
500mJ/cm2であることが望ましい。
【0032】また、図2は、本発明によるプラスチック
レンズ表面改質装置の他の例を示す図である。図2にお
いて、プラスチックレンズ1は、固定部材2によって固
定されており、A方向あるいはAとは逆方向に移動しう
る構造になっている。また、凹面側および/または凸面
側のエキシマランプ4より、主に172nmの紫外線が
放射される構造となっている。これは、いずれか片面に
紫外線を照射した後、プラスチックレンズ1を反転さ
せ、もう片面に紫外線を照射する構造としても良いし、
図2で示すように、両面から照射する構造としてもよ
い。図2では、プラスチックレンズ1が移動するように
なっているが、エキシマランプ4側を移動させても、両
方を移動させてもよい。照射距離は、プラスチックレン
ズ1の照射面最外周部とエキシマランプ4との最短距離
であり、10mm以下が望ましい。さらに効率を考慮す
ると、5mm以下が望ましい。したがって、曲率の大き
いプラスチックレンズを処理する場合には、最適照射距
離を維持するため、プラスチックレンズ1および/また
はエキシマランプ4が上下に動作して、相対位置決めで
きる手段を具備していることが望ましい。また、光量
は、1〜3000mJ/cm2、さらに効率を考慮する
と、2〜1500mJ/cm2であることが望ましい。
【0033】[実施例1]図1に示すような装置を用い
て、アクリル系のプラスチックレンズに、レンズ表面で
の紫外線光量が約100mJ/cm2になる条件下で、
低圧水銀ランプによる照射を行った。
【0034】照射後、以下の条件でハードコート剤の塗
布を行った。 ・ハードコート剤:シランカップリング剤をベースとし
たコーティング剤 ・塗布方法:スピンコーティング法 ・硬化条件:135℃で2.5時間 密着性:基材とハードコート膜との密着性は、JIS
K5400に準じてクロスカットテープ試験によって評
価した。すなわち、ナイフを用い基板表面に1mm間隔
に切れ目を入れ、1mm2マス目を100個形成する。
次にその上へセロハン粘着テープ(JIS Z1522
に準ずる)を強く押しつけて、すばやく表面から90°
方向へ引っ張り剥離した後、コーティング被膜の残った
マス目をもって密着性評価指標とした。この密着性試験
の結果、残った個数が100/100であり、十分な密
着性が得られた。
【0035】[比較例1]実施例1の条件のうち、低圧
水銀ランプによる照射を行わなかった。密着性能試験で
は、残ったマス目が45/100で、密着性は十分では
なかった。
【0036】[実施例2]実施例1のレンズに、以下の
条件で染色を行った。 ・使用染料:アントラキノン系赤色染料 ・染色方法:純水に染料を0.3%分散させたものに浸
漬 ・染色温度:95℃ ・染色時間:3分 染色後、目視にて確認をしたところ、染色のむらは確認
されず良品レベルであった。
【0037】[比較例2]比較例1のレンズに実施例2
の条件で染色を施した。目視で外観を確認したところ、
むらがあり、良品レベルではなかった。
【0038】[実施例3]図2に示すような装置を用い
て、アクリル系のプラスチックレンズに、レンズ表面で
の紫外線光量が約100mJ/cm2になる条件下で、
エキシマランプによる照射を行った。
【0039】照射後、以下の条件でハードコート剤の塗
布を行った。
【0040】・ハードコート剤;シランカップリング剤
をベースとしたコーティング剤 ・塗布方法:スピンコーティング法 ・硬化条件:135℃で2.5時間 密着性:基材とハードコート膜との密着性は、JIS
K5400に準じてクロスカットテープ試験によって評
価した。すなわち、ナイフを用い基板表面に1mm間隔
に切れ目を入れ、1mm2マス目を100個形成する。
次にその上へセロハン粘着テープ(JIS Z1522
に準ずる)を強く押しつけて、すばやく表面から90°
方向へ引っ張り剥離した後、コーティング被膜の残った
マス目をもって密着性評価指標とした。この密着性試験
の結果、残った個数が100/100であり、十分な密
着性が得られた。
【0041】[比較例3]実施例3の条件のうち、エキ
シマランプによる照射を行わなかった。密着性能試験で
は、残ったマス目が55/100で、密着性は十分では
なかった。
【0042】[実施例4]実施例3のレンズに、以下の
条件で染色を行った。
【0043】・使用染料:アントラキノン系赤色染料 ・染色方法:純水に染料を0.3%分散させたものに浸
漬 ・染色温度:95℃ ・染色時間:3分 染色後、目視にて確認をしたところ、染色のむらは確認
されず良品レベルであった。
【0044】[比較例4]比較例3のレンズに実施例4
の条件で染色を施した。目視で外観を確認したところ、
むらがあり、良品レベルではなかった。
【0045】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、短時
間で透明プラスチック部材とコーティング膜の密着性、
外観品質、および染色性を高め、かつ装置のコンパクト
化、省エネルギー化、操作のシンプル化、および作業安
全性の確保が可能な透明プラスチック部材の表面改質方
法および表面改質装置、透明プラスチック部材の製造方
法を提供することが可能になった。
【図面の簡単な説明】
【図1】 低圧水銀ランプによる照射を表わす図。
【図2】 エキシマランプによる照射を表わす図。
【符号の説明】
1 プラスチックレンズ 2 固定部材 3 低圧水銀ランプ 4 エキシマランプ A 移動方向
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C08L 101:00 G02B 1/10 Z Fターム(参考) 2K009 BB14 DD05 DD09 EE00 4F073 AA01 BA17 BA18 BA22 BA26 BA28 CA45 4F213 AH74 WA41 WA54 WA86 WB01

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】透明プラスチック部材表面に、波長が18
    5nmおよび254nm、光量が1〜3000mJ/c
    2の紫外線を照射すること特徴とする透明プラスチッ
    ク部材の表面改質方法。
  2. 【請求項2】前記紫外線を照射する手段が、低圧水銀ラ
    ンプであることを特徴とする請求項1に記載の透明プラ
    スチック部材の表面改質方法。
  3. 【請求項3】透明プラスチック部材表面に、波長が17
    2nm、光量が1〜3000mJ/cm2の紫外線を照
    射すること特徴とする透明プラスチック部材の表面改質
    方法。
  4. 【請求項4】前記紫外線を照射する手段が、エキシマラ
    ンプであることを特徴とする請求項3に記載の透明プラ
    スチック部材の表面改質方法。
  5. 【請求項5】前記透明プラスチック部材が、プラスチッ
    クレンズであることを特徴とする請求項1〜4のいずれ
    かに記載の透明プラスチック部材の表面改質方法。
  6. 【請求項6】透明プラスチック部材を保持・搬送する手
    段、前記透明プラスチック部材の表面に紫外線を照射す
    る手段、および前記透明プラスチック部材と前記紫外線
    を照射する手段とを相対位置決めする手段を具備するこ
    とを特徴とする透明プラスチック部材の表面改質装置。
  7. 【請求項7】前記紫外線を照射する手段が、低圧水銀ラ
    ンプまたはエキシマランプであることを特徴とする請求
    項6に記載の透明プラスチック部材の表面改質装置。
  8. 【請求項8】前記透明プラスチック部材が、プラスチッ
    クレンズであることを特徴とする請求項6または7に記
    載の透明プラスチック部材の表面改質装置。
  9. 【請求項9】透明プラスチック部材を成形する工程と、
    前記透明プラスチック部材の表面に紫外線を照射する工
    程と、下記(a)〜(e)の少なくとも一つ以上の工程
    とからなることを特徴とする透明プラスチック部材の製
    造方法。 (a)染色を施す工程 (b)コーティングを施す工程 (c)洗浄する工程 (d)反射防止膜を施す工程 (e)撥水処理を施す工程
  10. 【請求項10】前記紫外線を照射する手段が、低圧水銀
    ランプまたはエキシマランプであることを特徴とする請
    求項9に記載の透明プラスチック部材の製造方法。
  11. 【請求項11】前記透明プラスチック部材が、プラスチ
    ックレンズであることを特徴とする請求項9または10
    に記載の透明プラスチック部材の製造方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008068178A (ja) * 2006-09-13 2008-03-27 Seiko Epson Corp 表面改質方法及び表面改質装置
WO2009128510A1 (ja) * 2008-04-17 2009-10-22 株式会社エレクトラホールディングス レーザー発振装置
US11285566B2 (en) 2017-03-14 2022-03-29 Honda Motor Co., Ltd. Laser machining apparatus

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